ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

太陽エネルギー粒子線

索引 太陽エネルギー粒子線

太陽エネルギー粒子線(たいようエネルギーりゅうしせん)とは太陽活動により宇宙空間に放出される荷電粒子のこと。地球近傍では、数KeV/n~数百MeV/nのエネルギーに達するものが観測されている。 太陽フレアによって発生される高エネルギー荷電粒子や太陽風と呼ばれる陽子や電子、アルファ粒子が主成分であるが、まれに重イオンも組成する。磁気嵐等を引き起こし、通信障害・電波障害の原因となる。.

14 関係: 太陽フレア太陽風太陽放射宇宙線アルファ粒子イオンコロナ質量放出磁気嵐銀河宇宙線荷電粒子高エネルギー荷電粒子電子電波障害陽子

太陽フレア

太陽フレア(たいようフレア、Solar flare)とは太陽における爆発現象。別名・太陽面爆発。 太陽系で最大の爆発現象で、小規模なものは1日3回ほど起きている。多数の波長域の電磁波の増加によって観測される。特に大きな太陽フレアは白色光でも観測されることがあり、白色光フレアと呼ぶ。太陽の活動が活発なときに太陽黒点の付近で発生する事が多く、こうした領域を太陽活動領域と呼ぶ。太陽フレアの初めての観測は、1859年にイギリスの天文学者、リチャード・キャリントンによって行われた(1859年の太陽嵐)。 「フレア」とは火炎(燃え上がり)のことであるが、天文学領域では恒星に発生する巨大な爆発現象を指している。現在では太陽以外の様々な天体でも観測されている。 アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、2012年7月には巨大な太陽フレアが地球をかすめた 。次の10年間に同程度のフレアが実際に地球を襲う確率は12%であると推定される。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と太陽フレア · 続きを見る »

太陽風

太陽風(たいようふう、Solar wind)は、太陽から吹き出す極めて高温で電離した粒子(プラズマ)のことである。これと同様の現象はほとんどの恒星に見られ、「恒星風」と呼ばれる。なお、太陽風の荷電粒子が存在する領域は太陽圏と呼ばれ、それと恒星間領域の境界はヘリオポーズと呼ばれる。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と太陽風 · 続きを見る »

太陽放射

太陽放射(たいようほうしゃ)とは、太陽が出す放射エネルギーのこと。日射とも呼ばれる。特に電磁波の放射を指すことが多い。太陽放射のスペクトルから、太陽の黒体放射温度は約5800 Kと見積もられる。太陽放射の約半分は電磁スペクトルでいう可視光線であり、残り半分は赤外線や紫外線が占める。光とも呼ばれるこれら3つの電磁波が太陽放射の大部分を占めるため、太陽放射により放出される電磁波のことを太陽光とも言う。 太陽放射は主に、日射計や日照計で観測・測定される。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と太陽放射 · 続きを見る »

宇宙線

宇宙線(うちゅうせん、Cosmic ray)は、宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線のことである名越 2011 p.3。主な成分は陽子であり、アルファ粒子、リチウム、ベリリウム、ホウ素、鉄などの原子核が含まれている。地球にも常時飛来している。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と宇宙線 · 続きを見る »

アルファ粒子

フレミング左手の法則 ベータ線の実態である電子やガンマ線と異なり、ヘリウム4の原子核であるアルファ粒子は一枚の紙すら通過できない。 原子核がアルファ崩壊してアルファ粒子を放出している アルファ粒子(アルファりゅうし、α粒子、alpha particle)は、高い運動エネルギーを持つヘリウム4の原子核である。陽子2個と中性子2個からなる。放射線の一種のアルファ線(α線、alpha ray)は、アルファ粒子の流れである。 固有の粒子記号は持たず、ヘリウム4の2価陽イオンとして (より厳密には )と表される。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線とアルファ粒子 · 続きを見る »

イオン

イオン(Ion、ion)とは、電子の過剰あるいは欠損により電荷を帯びた原子または原子団のことである。電離層などのプラズマ、電解質の水溶液、イオン結晶などのイオン結合性を持つ物質内などに存在する。 陰極や陽極に引かれて動くことから、ギリシャ語のἰόνイオン, ローマ字表記でion("going")より、 ion(移動)の名が付けられた。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線とイオン · 続きを見る »

コロナ質量放出

ナ質量放出(コロナしつりょうほうしゅつ、Coronal mass ejection、CME)とは、太陽活動に伴い、太陽から惑星間空間内へ突発的にプラズマの塊が放出される現象。宇宙飛行士や飛行機パイロットの人体に与える影響も大きい。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線とコロナ質量放出 · 続きを見る »

磁気嵐

磁気嵐(じきあらし、)とは、地磁気が通常の状態から変化し、乱れが生じること。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と磁気嵐 · 続きを見る »

銀河宇宙線

銀河宇宙線(英語:Galactic cosmic rays; GCR)とは、太陽系外を起源とする高エネルギー荷電粒子のことである。これは一次宇宙線であり、ほとんどが陽子によって構成されている。地球大気中においては、宇宙線による核破砕によって二次宇宙線を発生させる。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と銀河宇宙線 · 続きを見る »

荷電粒子

荷電粒子(かでんりゅうし)とは、電荷を帯びた粒子のこと。通常は、イオン化した原子や、電荷を持った素粒子のことである。 核崩壊によって生じるアルファ線(ヘリウムの原子核)やベータ線(電子)は、荷電粒子から成る放射線である。質量の小さな粒子が電荷を帯びると、電場によって正と負の電荷が引き合ったり、反対に正と正、負と負が反発しあったりするクーロン力を受けたり、また磁場中でこういった粒子が運動することで進行方向とは直角方向に生じる力を受けたりする。これら2つの力をまとめてローレンツ力というが、磁場によって生じる力のほうが大きい場合には電界による力を無視して、磁場の力だけをローレンツ力と言うことがある。これはローレンツ力の定義式にある電界の項をゼロとおき(電界の影響が小さいため無視する)、磁場の影響だけを計算した結果で、近似である。詳しくはローレンツ力を参照。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と荷電粒子 · 続きを見る »

高エネルギー荷電粒子

高エネルギー荷電粒子とは、荷電粒子の持つエネルギーにより分類されるが、一般的に熱エネルギー分布(マクスウェル分布)に従うプラズマよりエネルギーが高い荷電粒子を指し、恒星である太陽から放出される太陽エネルギー粒子線(SEP)や太陽系外から伝播する銀河宇宙線(GCR)等がある。 地上においても世界各国(日本も含む)の加速器で、この相対論的なエネルギー領域まで粒子を加速することは可能であり、素粒子実験などが頻繁に行われている。また、物理分野以外の実験(医療、自然環境)も行われている。 こうえねるきかてんりゆうし.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と高エネルギー荷電粒子 · 続きを見る »

電子

電子(でんし、)とは、宇宙を構成するレプトンに分類される素粒子である。素粒子標準模型では、第一世代の荷電レプトンに位置付けられる。電子は電荷−1、スピンのフェルミ粒子である。記号は e で表される。また、ワインバーグ=サラム理論において弱アイソスピンは−、弱超電荷は−である。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と電子 · 続きを見る »

電波障害

電波障害(でんぱしょうがい、electromagnetic interference、EMI)とは、電波の受信に障害が発生したり、電波により電子機器が誤動作することである。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と電波障害 · 続きを見る »

陽子

陽子(ようし、())とは、原子核を構成する粒子のうち、正の電荷をもつ粒子である。英語名のままプロトンと呼ばれることも多い。陽子は電荷+1、スピン1/2のフェルミ粒子である。記号 p で表される。 陽子とともに中性子によって原子核は構成され、これらは核子と総称される。水素(軽水素、H)の原子核は、1個の陽子のみから構成される。電子が離れてイオン化した水素イオン(H)は陽子そのものであるため、化学の領域では水素イオンをプロトンと呼ぶことが多い。 原子核物理学、素粒子物理学において、陽子はクォークが結びついた複合粒子であるハドロンに分類され、2個のアップクォークと1個のダウンクォークで構成されるバリオンである。ハドロンを分類するフレーバーは、バリオン数が1、ストレンジネスは0であり、アイソスピンは1/2、超電荷は1/2となる。バリオンの中では最も軽くて安定である。.

新しい!!: 太陽エネルギー粒子線と陽子 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »