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大梵天

索引 大梵天

大梵天(だいぼんてん、Skt:Mahaa-Brahman-d)は、色界十八天の中の第3天である。初禅三天(大梵天・梵輔天・梵衆天)の中では最高位となる。梵天(バラモン・ヒンドゥー教のブラフマー神)の住所である。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が1.5由旬、寿命が1.5劫とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を60小劫とする。 Category:天 (仏教).

11 関係: 天部バラモンブラフマーヒンドゥー教サンスクリット由旬色界梵天梵衆天梵輔天

劫(こう)は仏教などインド哲学の用語で、極めて長い宇宙論的な時間の単位。サンスクリット語のカルパ (kalpa कल्&#x92A) の音写文字「劫波(劫簸)」を省略したものである。 循環宇宙論の中で、1つの宇宙(あるいは世界)が誕生し消滅するまでの期間と言われる。また、ブラフマー(仏教では梵天)の1日(半日とする説もある)に等しい。 西洋では、まれにイーオン (aeon) と意訳されることがある。.

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天部

天部(てんぶ、サンスクリット देव, deva, देवता, devatā)は、仏教において天界に住む者の総称。天、諸天部、天部神ともいう。インドの古来の神が仏教に取り入れられて護法神となったものである。 梵天、帝釈天、吉祥天、弁才天、伎芸天、鬼子母神、大黒天、四天王、竜王、夜叉、聖天、金剛力士、韋駄天、天龍八部衆、十二神将、二十八部衆などの天部が存在し、貴顕天部と武人天部に二分される。仏教の尊像においては、如来、菩薩、明王、天という4区分の4番目にあたる。.

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バラモン

バラモン階級の人々(インド・カルナータカ州) バラモン(brāhmaṇa、婆羅門)とは、インドのカースト制度の頂点に位置するバラモン教やヒンドゥー教の司祭階級の総称。ブラフミン(brahmin)ともいう。.

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ブラフマー

ブラフマー(梵、ब्रह्मा )はヒンドゥー教の神の1柱、創造神でありトリムルティ(最高神の3つの様相)の1つに数えられる。4つの顔を持ち、それぞれの顔は四方を向いているとされるBruce Sullivan (1999), Seer of the Fifth Veda: Kr̥ṣṇa Dvaipāyana Vyāsa in the Mahābhārata, Motilal Banarsidass, ISBN 978-8120816763, pages 85-86。ブラフマーは(Svayambhū 自ら産まれる者)や、バーギーシャ(Vāgīśa、言葉の王)という名でも知られ、4つの口のそれぞれから4つのヴェーダを紡いだとされている。ブラフマーは時にリグ・ヴェーダに語られる創造神であるプラジャーパティと同一視され()、またや宇宙の卵であるとの関連が指摘されることもある。ブラフマーはヴェーダ後の時代になってやプラーナ文献の神話の中で存在感を増した。叙事詩の中で彼はプルシャの性格を引き継いでいるとされることもある。ヴィシュヌ、シヴァとともにトリムルティの一角を担うが、古代の文献ではブラフマーの含まれない3柱を最高神の3人組に数えているDavid White (2006), Kiss of the Yogini, University of Chicago Press, ISBN 978-0226894843, pages 4, 29。 ブラフマーはしばしば宇宙と様々な生物の創造主であると語られる。しかし一方で、いくつかのプラーナではヴィシュヌの臍から生える蓮から生まれたとされている。他にもシヴァから、あるいはシヴァの様相の1つから生まれたとするプラーナもあればStella Kramrisch (1994), The Presence of Siva, Princeton University Press, ISBN 978-0691019307, pages 205-206、最高神の1柱であると語られる場合もあるCharles Coulter and Patricia Turner (2000), Encyclopedia of Ancient Deities, Routledge, ISBN 978-0786403172, page 258, Quote: "When Brahma is acknowledged as the supreme god, it was said that Kama sprang from his heart."。不二一元論ではブラフマーはしばしば、他のすべての神々とともに(形のあるブラフマン)あるいは(形のないブラフマン)であるとみなされるJan Gonda (1969),, Anthropos, Bd 63/64, H 1/2, pages 212-226David Leeming (2009), Creation Myths of the World, 2nd Edition, ISBN 978-1598841749, page 146;David Leeming (2005), The Oxford Companion to World Mythology, Oxford University Press, ISBN 978-0195156690, page 54, Quote: "Especially in the Vedanta Hindu philosophy, Brahman is the Absolute.

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ヒンドゥー教

ヒンドゥー教(ヒンドゥーきょう、Hinduism、हिन्दू धर्म、सनातनधर्मः)、慣用表記でヒンズー教、ヒンヅー教、ヒンド教、ヒンドゥ教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教、またはインド的伝統を指す。西欧で作られた用語である。 英語のHinduは、まずイスラム教徒との対比において用いられるのが現在では一般的で、イスラム教徒以外で小宗派を除いた、インドで5億人を超えるような多数派であるインド的な複数の有神教宗派の教徒の総称である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。 同じくヒンドゥー教と訳される英語のHinduismは、最も広い意味・用法ではインドにあり、また、かつてあったもの一切が含まれていて、インドの歴史では先史文明のインダス文明まで遡るものであるが、一般的には、アーリア民族のインド定住以後、現代まで連続するインド的伝統を指す。西洋では、このうち仏教以前に存在した宗教をバラモン教()、特にヴェーダ時代の宗教思想をヴェーダの宗教()と呼んだ。。 ヒンドゥー教の狭い意味での用法は、仏教興隆以後発達して有力になったもので、とくに中世・近世以後の大衆宗教運動としてのシヴァ教徒・ヴィシュヌ教徒などの有神的民衆宗教を意識しての呼び方であることが多い川崎信定 『インドの思想』 放送大学教育振興会、1997年。.

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サンスクリット

Bhujimolという書体を使って書かれており、椰子の葉からできている (貝葉)。 サンスクリット(संस्कृत、saṃskṛta、Sanskrit)は、古代インド・アーリア語に属する言語。インドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語。文学、哲学、学術、宗教などの分野で広く用いられた。ヒンドゥー教、仏教、シーク教、ジャイナ教の礼拝用言語でもあり、現在もその権威は大きく、母語話者は少ないが、現代インドの22の公用語の1つである。 サンスクリットは「完成された・洗練された(言語、雅語)」を意味する。言語であることを示すべく日本ではサンスクリット語とも呼ばれる。 漢字表記の梵語(ぼんご)は、中国や日本でのサンスクリットの異称。日本では近代以前から、般若心経など、サンスクリットの原文を漢字で翻訳したものなどを通して、梵語という言葉は使われてきた。梵語は、サンスクリットの起源を造物神ブラフマン(梵天)とするインドの伝承を基にした言葉である。.

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由旬

由旬(ゆじゅん)、サンスクリット名ヨージャナ(योजन )は、古代インドにおける長さの単位。 古代インドでは度量衡が統一されておらず、厳密に「1ヨージャナは何メートル」とは定義できないが、一般的には約11.3kmから14.5km前後とされる。また、仏教の由旬はヒンドゥー教のヨージャナの半分とも言われ、倶舎論の記述などでは普通1由旬を約7kmと解釈する。 古より様々な定義がなされており、例えば天文学書『アールヤバティーヤ』(:en:Aryabhatiya)では「人間の背丈の8000倍」となっている。他にも「帝王の行軍の1日分」「牛の鳴き声が聞こえる最も遠い距離の8倍」など様々な表現がなされている。 また、「32000ハスタ」とする定義もある。ハスタ(hasta)とは本来「肘」の意味だが、古代インドの長さの単位でもあり、この場合は「肘から中指の先までの長さ」(キュビット)と定義される。以下倍量単位が続き、4ハスタが1ダーヌ(dhanu)、2000ダーヌが1クローシャ(krośa)、2クローシャが1ガヴューティ(gavyúti)、そして2ガヴューティが1ヨージャナとなる。仮に1ハスタを45cmとすると、1ヨージャナは14.4kmとなる。 一方、仏教では1拘盧舎(クローシャ)が1000ダーヌ(4000ハスタ)、そして4拘盧舎が1由旬とされているので、1由旬は7.2kmとなる。 由旬を使ってその大きさが示されているものとしては、須弥山の高さ8万由旬などがある。 Category:長さの単位.

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色界

色界の十八天(一例。なお善現・善見が逆さまであるが、これは誤り) 色界(しきかい、Skt:rūpa-dhātu)は三界の一つ。色天、色行天ともいう。欲望を離れた清浄な物質の世界。無色界の下にあり、欲界の上にある。この色界には四禅の四地、初禅、第二禅、第三禅、第四禅があり、これを過ぎると無色界に入る。天界28天に属す。色は物質の義、あるいは変礙の義。 色界に住む天人は、食欲と淫欲を断じ、男女の区別がなく、光明を食とするという。しかし情欲と色欲はある。色界の諸天は、世間の禅定ならびに上品の十善を修してこの報を感じるという。 大乗仏教(特に唯識派)では、上座部と同じく18天とするが、薩婆多部は16天、経部は17天とするなど、数には諸説ある。この18天は四禅に分類できる。.

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梵天

帝釈天(左)と梵天(右) 梵天像 梵天(ぼんてん)は、仏教の守護神である天部の一柱。古代インドの神ブラフマーが仏教に取り入れられたもので、十二天に含まれる。梵はbrahmanの音写。 ブラフマーは、古代インドにおいて万物実存の根源とされた「ブラフマン」を神格化したものである。ヒンドゥー教では創造神ブラフマーはヴィシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊神)と共に三大神の1人に数えられた。 帝釈天と一対として祀られることが多く、両者を併せて「梵釈」と称することもある。.

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梵衆天

梵衆天(ぼんしゅうてん 梵:Brahmakāyikā)は、三界のうち、色界18天の下位から数えて第1番目の天。色界第一禅(初禅)の第1番目・初天。 『順正理論』は、「大梵所有所化所領、故名梵衆。」(梵天が所有したり化身したり支配する天衆がいるため、梵衆天という。」と説明する。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が0.5由旬、寿命が0.5劫とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を20小劫とする。 天衆の身長は半由旬、寿命は半劫という。上部は梵輔天があるが、この天は色界の第1番目に位置するので、この下部は欲界の最高・他化自在天となる。 Category:天 (仏教).

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梵輔天

梵輔天(ぼんほてん 梵:Brahmapurohītā)は、三界のうち、色界18天の下位から数えて第2番目の天。色界第一禅(初禅)の第2番目の天。 『順正理論』は、「於大梵前、行列侍衛、故名梵輔。」(梵天の手前の天には、護衛たちが居並んでいる。そのため梵輔天と言う。)と説明する。 梵天は中央の高処に居住しているが、行幸する時はこれらの天衆が常に必ず前行をなし、その利益を念ずという。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が1由旬、寿命が1劫とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を40小劫とする。 上部の大梵天と下部の梵衆天の間に位置する天。 Category:天 (仏教).

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