ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

大和井

索引 大和井

大和井 大和井 大和井(やまとがぁ、やまとがー)は、沖縄県宮古島市平良にある井戸。石造遺跡。1992年(平成4年)2月18日に国の史跡に指定されている。 隆起珊瑚礁の島である宮古島には川はなく、雨は地下水となって海に流れこむ。海岸付近などにはその流れが湧き水となって湧き出す箇所があり、ガーと呼ばれて、住民の貴重な生活用水として利用されてきた。大和井は、宮古島市の市街地近くにあるガーのひとつで、すくそばにあるぶとら井(ぶとらがぁ、プトゥラガーとも言う)とともに「大和井」という名称で1992年(平成4年)12月18日 に国の史跡に指定された。 大和井は、石段を降りた下にある降り井(うりがぁ)で、周囲約20メートル、高さ約6メートルの円形の石積みの穴の底に石敷きの広場を設け、その奥部が取水口とされている。広場までは、折れ曲がった石段が続いており、その途中には門扉が設けられたと思われる、閂の跡がある。『雍正旧記』の記載から、1720年に掘られたものと考えられている。 伝承によると、この井戸は、首里王府や薩摩藩から派遣された役人専用の井戸であったともいわれている。見事な石細工や、厳重な管理の様子をうかがわせる閂の跡が残る。 ぶとら井は、大和井から50メートルほど北西に位置する井戸で、より簡素な造りを持ち、一般の住民用として用いられていたものと考えられている。.

16 関係: 史跡宮古島宮古島の上水道宮古島市九州・沖縄の史跡一覧平良市井戸伝承サンゴ礁琉球王国薩摩藩沖縄県1720年1992年2月18日

史跡

特別史跡「姫路城跡」(兵庫県姫路市) 史跡(しせき、非常用漢字:史蹟)とは、貝塚、集落跡、城跡、古墳などの遺跡のうち歴史・学術上価値の高いものを指し、国や自治体によって指定されるものである。この語は一般には遺跡全般と同義で現在においてもその意味で使用される場合も多いが、日本においては1919年(大正8年)の史蹟名勝天然紀念物保存法以降、特に法律で指定保護されている遺跡を指すようになり、現在では狭義の「史跡」は文化財の種別の一つとして文化財保護法第109条第1項に規定されている。.

新しい!!: 大和井と史跡 · 続きを見る »

宮古島

宮古島(みやこじま)は、沖縄本島から宮古海峡を経て南西に約290 km、東経125度、北緯24度に位置し、太平洋と東シナ海の間にある島である。南西諸島西部の島嶼群宮古列島に属し、先島諸島の一部を成している。面積は158.87 km2 である。近隣には、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島などがある。.

新しい!!: 大和井と宮古島 · 続きを見る »

宮古島の上水道

本項では宮古島における上水道について記述する。宮古島の水源は、湧水あるいは地下水に依存している。年降水量は2,250メートルに達するものの、そのうち40パーセントは蒸発し、10パーセントは流出し、50セントは地下に浸透するため地表に水源が乏しいためである。.

新しい!!: 大和井と宮古島の上水道 · 続きを見る »

宮古島市

宮古島市(みやこじまし)は、沖縄県宮古列島に位置する市。.

新しい!!: 大和井と宮古島市 · 続きを見る »

九州・沖縄の史跡一覧

九州・沖縄の史跡一覧(きゅうしゅう・おきなわのしせきいちらん)は、九州地方及び沖縄県にある史跡を一覧形式でまとめたものである。.

新しい!!: 大和井と九州・沖縄の史跡一覧 · 続きを見る »

平良市

平良市(ひららし)は、沖縄県の宮古島にあった市である。平成の大合併により、2005年10月1日に城辺町・下地町・上野村・伊良部町と合併し、宮古島市となり消滅。合併後は宮古島市役所となった。.

新しい!!: 大和井と平良市 · 続きを見る »

井戸

戦国時代の井戸。井桁を備え、つるべと桶で使用する。 井戸(いど)は地下水、温泉、石油、天然ガスなどをくみ上げるため、または水を注入するために、地面を深く掘った設備である。 一般に「井戸」といった場合には地下の帯水層から地下水を汲み上げるために地層や岩石を人工的に掘削した採水施設を指すことが多い河野伊一郎著 『地下水工学』鹿島出版会 p.43 1989年野本寛一編『食の民俗事典』柊風舎 p.531 2011年。以下、地下水を汲む井戸を中心に説明する。.

新しい!!: 大和井と井戸 · 続きを見る »

伝承

伝承(でんしょう、folklore、tradition populaire)は、ある集団のなかで古くからある慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識などを受け継いで後世に伝えていくこと、もしくは、そのように伝えられた事柄や物を指す。歴史学や民俗学にとって、重要な資料となる。.

新しい!!: 大和井と伝承 · 続きを見る »

サンゴ礁

八重山黒島周辺のサンゴ サンゴ礁(サンゴしょう、珊瑚礁、さんご礁、Coral reef)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つ。熱帯の外洋に面した海岸によく発達する。.

新しい!!: 大和井とサンゴ礁 · 続きを見る »

琉球王国

琉球王国(りゅうきゅうおうこく)は、1429年から1879年の450年間、琉球諸島を中心に存在した王国。当時、正式には琉球國(りゅうきゅうこく、沖縄方言:ルーチュークク)と称した。 最盛期には奄美群島と沖縄諸島及び先島諸島までを統治した。この範囲の島々の総称として、琉球列島(琉球弧)ともいう。王家の紋章は左三巴紋で「左御紋(ひだりごもん、フィジャイグムン)」と呼ばれた。 勢力圏は小さな離島の集合で、総人口17万に満たない小さな王国ではあったが、隣接する大国明・清の海禁や日本の鎖国政策の間にあって、東シナ海の地の利を生かした中継貿易で大きな役割を果たした。その交易範囲は東南アジアまで広がり、特にマラッカ王国との深い結び付きが知られる。 外交的に貿易上の理由から、明及びその領土を継承した清の冊封を受けていたが、1609年に日本の薩摩藩の侵攻を受けて以後は、薩摩藩による実質的な支配下に入った。ただし対外的には独立した王国として存在し、中国大陸、日本の文化の影響を受けつつ、交易で流入する南方文化の影響も受けた独自の文化を築き上げた。.

新しい!!: 大和井と琉球王国 · 続きを見る »

薩摩藩

薩摩藩庁が置かれた鹿児島城 薩摩藩(さつまはん)は、江戸時代に薩摩・大隅の2か国及び日向国諸県郡の大部分を領有し、琉球王国を支配下に置いた藩。現在の鹿児島県全域と宮崎県の南西部を領有したほか、間接的に沖縄県の大部分を服属させた。.

新しい!!: 大和井と薩摩藩 · 続きを見る »

閂(かんぬき).

新しい!!: 大和井と閂 · 続きを見る »

沖縄県

沖縄県(おきなわけん)は、日本で最も西に位置する県。沖縄本島・宮古島・石垣島など多くの島々から構成される。県庁所在地は那覇市。.

新しい!!: 大和井と沖縄県 · 続きを見る »

1720年

記載なし。

新しい!!: 大和井と1720年 · 続きを見る »

1992年

この項目では、国際的な視点に基づいた1992年について記載する。.

新しい!!: 大和井と1992年 · 続きを見る »

2月18日

2月18日(にがつじゅうはちにち)はグレゴリオ暦で年始から49日目にあたり、年末まであと316日(閏年では317日)ある。.

新しい!!: 大和井と2月18日 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »