ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

多食亜目

索引 多食亜目

多食亜目 (Polyphaga) は、甲虫類に含まれる4亜目の内最大のものである。およそ144科に分けられ、多様な特殊化・適応を遂げている。30万種以上が記載されており、甲虫の約90%が含まれている。学名はギリシャ語の poly ("多")、phagein ("食") に由来する。 共有派生形質としては、第一腹節が後脚の基節 (coxa) によって分断されていないこと、また、前胸において側板 (pleuron) が背板 (notum) に覆われて cryptopleuron となるため、背板との間の縫合線 (notopleural suture) が不可視であることが挙げられる。.

23 関係: 側系統群ハネカクシハムシテントウムシホタルエンマムシカミキリムシカブトムシカツオブシムシガムシギリシア語クワガタムシコメツキムシコガネムシコガネムシ上科シバンムシゾウムシタマムシ共有派生形質系統樹甲虫類記載関節肢

側系統群

側系統群(そくけいとうぐん)とは、生物の分類群のうち、単一の進化的系統からその中の特定の単一系統を除いたすべてをまとめた群をいう。系統樹でいえば、1つの枝の中からいくつかの小さい枝を除き、残りをまとめたものに当たる。 それに対し、単一の系統全体からなる分類群を単系統群といい、全く異なる系統をまとめた群を多系統群という。.

新しい!!: 多食亜目と側系統群 · 続きを見る »

ハネカクシ

ハネカクシとは、コウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科 (Staphylinidae) に属する昆虫の総称である。前翅が小さく、ここに大きな後翅を細かく折りたたんで隠しているように見えるものが多いことからこの名がついた。.

新しい!!: 多食亜目とハネカクシ · 続きを見る »

ハムシ

ハムシ(葉虫、金花虫、英語:Leaf beetle)は、甲虫目ハムシ科 Chrysomelidaeの昆虫の総称。現在日本に約780種が知られる。6mm前後のものが多く、おおむね草食性である。なお、マメゾウムシ類はその形態からゾウムシに近いとの判断からこの名がついたが、現在ではハムシ科の一亜科として位置づけられている。なお、日常で「はむし」という場合、羽虫のことである場合も多い。これは、小さな羽のある虫全般を指し、特に分類群を定める語ではない。この項では上記の分類群を扱う。 形は多様だが、比較的簡単な形のものが多く、いわばコガネムシを小さくしたような虫である。しかしトゲハムシの仲間は背面に一面に棘状突起を持つものがあり、またジンガサハムシやカメノコハムシと呼ばれるものは体の縁が平板状に広がって陣笠状の特異な姿となる。また、ノミハムシの仲間は、後肢に跳躍器官を持ちノミのように跳躍する。 幼虫はイモムシ状かジムシ状。胸部に3対の脚をもつが腹部にはない。 多くは生きた植物を食べる。農作物を食うものも多く、ウリハムシやイチゴハムシなどはしばしば大量発生して農作物に被害をもたらすので、害虫とされている。マメゾウムシは貯蔵穀物を加害する。利用されることは少ないが、マメゾウムシ類は個体群生態学の分野でモデル生物とされるものがある。.

新しい!!: 多食亜目とハムシ · 続きを見る »

テントウムシ

テントウムシ(天道虫・紅娘・瓢虫)は、コウチュウ目テントウムシ科(テントウムシか、学名: )に分類される昆虫の総称。鮮やかな体色の小型の甲虫である。和名の由来は太陽に向かって飛んで行くことから、太陽神の天道からとられた。.

新しい!!: 多食亜目とテントウムシ · 続きを見る »

ホタル

ホタル(蛍、螢)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 Lampyridae に分類される昆虫の総称。発光することで知られる昆虫である。.

新しい!!: 多食亜目とホタル · 続きを見る »

エンマムシ

ンマムシ(閻魔虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)エンマムシ上科(Histeroidea)に属する昆虫の総称。またはその中の1種 Merohister jekeliの和名である。 エンマムシ上科は、エンマムシダマシ科 Shaeritidae、エンマムシモドキ科 Synteliidae、エンマムシ科 Histeridae の3科に分けられる。このうちエンマムシ科が最大の科で、多くの亜科に分かれている。分類によってはこれらの亜科を独立した科として扱うこともある。またエンマムシ上科はガムシ上科との類縁性が強く、1990年代初頭からはガムシ上科に含めて扱うことが多くなっており、分類は未だ流動的である。 成虫でも体長数mm-1cm程度しかなく、小型の昆虫である。成虫はずんぐりとした丸い体形で、触角は短く、先が膨らむ。脚は短いが脛節に棘が発達し、小型の糞虫にも似る。 動物の死体等の腐敗動物質や糞便に飛来する種類がよく知られ、「閻魔虫」の名も死体に集まる習性に由来する。ただしエンマムシは腐肉や糞便などの腐敗有機物食ではなく、そこに発生するクロバエ科、ニクバエ科、イエバエ科といった蛆(ハエの幼虫)の捕食者が多い。小動物の腐敗した死体でハエの幼虫を盛んに捕食する様子は、ファーブルの『昆虫記』にも活写されている。ただし腐敗有機物に飛来しない種もおり、それらは種類によって様々な獲物を捕食する。.

新しい!!: 多食亜目とエンマムシ · 続きを見る »

カミキリムシ

ミキリムシ(髪切虫、天牛)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カミキリムシ科(Cerambycidae)に分類される甲虫の総称。ごく一部の種を除き草食で、成虫の体は前後に細長く、触角、脚、大顎が目立つ。 卵→幼虫→蛹→成虫という一生を送る完全変態の昆虫である。.

新しい!!: 多食亜目とカミキリムシ · 続きを見る »

カブトムシ

ブトムシ(甲虫、兜虫)とは、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫の種の標準和名。より広義にはカブトムシ亜科 (Dynastinae) に分類される昆虫の総称だが、この項では種としてのカブトムシを扱う。広義のカブトムシについては、カブトムシ亜科を参照されたい。 大型の甲虫で、成虫は夏に発生し、とりわけ子供達の人気の的となる。和名の由来は、頭部によく発達した大きな角を持つため、日本の兜のように見えることによる。.

新しい!!: 多食亜目とカブトムシ · 続きを見る »

カツオブシムシ

ツオブシムシ(鰹節虫)は甲虫目カブトムシ亜目カツオブシムシ科(Dermestidae)の昆虫の総称。.

新しい!!: 多食亜目とカツオブシムシ · 続きを見る »

ガムシ

''Hydrous piceus'' Hydrophilus sp. 化石種 ガムシ(牙虫)は、甲虫目ガムシ科(Hydrophilidae)の昆虫の総称。またはその中の大型種 Hydrophilus acuminatus Montschulsky, 1853 の和名。 ガムシ類は一般的に沼や池など小さな止水系に住む水生昆虫で、外観からゲンゴロウ類と混同されることがしばしばあるが、系統的には遠く、エンマムシ類と近縁のグループである。 ゲンゴロウ類同様、付属肢には水かきの役割をする細毛が発達するが、付属肢、特に後肢の形態はゲンゴロウ類ほど特殊化が進んでいないため、ゲンゴロウほど流麗な遊泳は行わず、どの種類もまるで水中で体を小刻みに震わせながら早く歩くといった感じの遊泳方法である。小型種では、遊泳毛を欠くものも少なくない。 ガムシ亜族(大型種)では胸部下に後方に向かって、1つの尖った突起があり、これを獣の牙に例えて、牙虫と呼ぶようになったと言われる。.

新しい!!: 多食亜目とガムシ · 続きを見る »

ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

新しい!!: 多食亜目とギリシア語 · 続きを見る »

クワガタムシ

ワガタムシ(鍬形虫)とは、コウチュウ目・クワガタムシ科に属する「大きな顎」を持つ昆虫のことである。世界では約1500種類が知られていて、最大の種類は体長120mmに達する。カブトムシと並んで、子供から大人まで人気の高い昆虫である。 クワガタムシの成虫は比較的飼育しやすいことから、古くからペットとしての扱いが一般化していたが、近年では、開拓による生息地域の減少や、オオクワガタなどの採集、飼育ブームの過熱、外国産クワガタムシの輸入解禁により様々な環境問題及び社会問題が発生している。.

新しい!!: 多食亜目とクワガタムシ · 続きを見る »

コメツキムシ

擬死行動をとるコメツキムシ コメツキムシ(米搗虫)は、昆虫綱コウチュウ目に属するコメツキムシ科に属する昆虫の総称である。和名をコメツキムシとする種はない。 仰向けにすると、自ら跳ねて元に戻る能力がある小型甲虫。米をつく動作に似ていることからこの名前がある。.

新しい!!: 多食亜目とコメツキムシ · 続きを見る »

コガネムシ

ネムシ(黄金虫、Mimela splendens)は甲虫目コガネムシ科の昆虫。 成虫の体色は時に赤紫の混ざった光沢の鈍い赤色、赤紫・黒紫色のものもある。体長は17-23mm。食性は食葉性であり、サクラ等の広葉樹の葉を食害する。 幼虫は土中で植物の根を食べて成長する。 また、コガネムシ科の昆虫の総称または一部のグループを指して「コガネムシ」という場合もある。一般的にカブトムシやダイコクコガネなど形態に著しい特徴があるものを除き、ときにはハナムグリ亜科などのカナブン・ハナムグリの類を除いて草食のものだけをいうこともある。 狭義のコガネムシMimela splendensは、外見的には、前肢基節間に前胸突起が確認できることにより上記広義のコガネムシと区別できる。 本種には「ナミコガネ」の和名もあるが一般的とはいえず、広義コガネムシとの混乱に注意する必要もある。.

新しい!!: 多食亜目とコガネムシ · 続きを見る »

コガネムシ上科

ネムシ上科(コガネムシじょうか、Scarabaeoidea)は甲虫目・多食亜目・コガネムシ下目に含まれる上科の一つ。この上科のみでコガネムシ下目(こがねむしかもく、Infraorder Scarabaeiformia)を構成する。.

新しい!!: 多食亜目とコガネムシ上科 · 続きを見る »

シバンムシ

バンムシ(死番虫)は、シバンムシ科()に属する甲虫の総称である。.

新しい!!: 多食亜目とシバンムシ · 続きを見る »

ゾウムシ

綿花に付くワタミハナゾウムシ(英名Boll weevil) ''Anthonomus grandis'' ゾウムシ(象虫)は、甲虫類のグループの一つ。狭義のゾウムシはゾウムシ科やオサゾウムシ科などに分類される甲虫の総称だが、広義のゾウムシはコウチュウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科(Curculionoidea)に分類される昆虫を指す。口部が伸びた形をゾウに見立てての名であるが、いわゆるゾウムシらしい体型をしていないオトシブミやキクイムシなども含まれる。 分類上はカミキリムシやハムシといったハムシ上科に近縁で、植物食によく適応した群である。種名のあるものだけで日本で1,000種以上、全世界では約6万種ともいわれ、多種多様な甲虫類の中でも特に大きなグループである。 アズキゾウムシなどのマメゾウムシ科は名前に「ゾウムシ」とあり、かつては近いものとされていたが、現在ではハムシ上科に分類されておりゾウムシ上科からは外れている。マメゾウムシ科はハムシ科・マメゾウムシ亜科とされることもある。.

新しい!!: 多食亜目とゾウムシ · 続きを見る »

タマムシ

''Metaxymorpha gloriosa'' ''Crysochroa fulgidissima 背面'' ''Crysochroa fulgidissima 側面'' タマムシ(玉虫、吉丁虫)とは、コウチュウ目タマムシ上科(Buprestoidea)に属する昆虫の総称、または日本に於ける代表的な種Chrysochroa fulgidissimaの和名である。 カミキリムシやハムシの属するハムシ上科に比較的近縁なグループであり、その多くは幼虫が生木、または枯死木の材を食害する。上翅と下翅のサイズ、面積が大きく違わず、翅を閉じる際には下翅を折りたたむことなく上翅の下に収納する。また、下翅を展開する必要がない分だけ、翅を開いてから飛び立つまでに要する時間も短くて済む。.

新しい!!: 多食亜目とタマムシ · 続きを見る »

共有派生形質

系統学では、共有派生形質(きょうゆうはせいけいしつ、synapomorphy)とは、あるクレードを他の生物から区別する派生形質である。言い換えるならば、単系統群によって共有される派生形質であり、それらの最も近い共通祖先に存在したと推定される。共有派生形質(synapomorphy)という語はドイツ人昆虫学者のヴィリー・ヘニッヒによって造語され、ギリシャ語のσύν, syn.

新しい!!: 多食亜目と共有派生形質 · 続きを見る »

系統樹

全生物を対象にした系統樹。青が真正細菌、赤が真核生物、緑が古細菌、真ん中付近が共通祖先 ヘッケルの系統樹 系統樹(けいとうじゅ)とは、生物の進化やその分かれた道筋を枝分かれした図として示したものである。樹木の枝分かれのように描かれることがあるので、こう呼ばれる。.

新しい!!: 多食亜目と系統樹 · 続きを見る »

甲虫類

虫類(こうちゅうるい)は、昆虫綱・有翅昆虫亜綱・コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目(しょうしもく)とも)に分類される昆虫の総称。カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、オサムシ、ホタル、テントウムシ、ゾウムシなど、非常に多様な昆虫が所属する。.

新しい!!: 多食亜目と甲虫類 · 続きを見る »

記載

記載(きさい)とは書類などに書き記すことである。ここでは生物学、特に分類学における用語としての記載を解説する。.

新しい!!: 多食亜目と記載 · 続きを見る »

関節肢

昆虫の脚。Coxa:基節、Trochanter:転節、Femur:腿節、Tibia:脛節、Tarsus:跗節 関節肢(かんせつし)とは、昆虫などの節足動物に見られる数個の関節化した節によって構成されている脚の構造であり、「節足動物」の名の由来となっている。そのため、時にこれを節足(せっそく)という場合もあるが、生物学的用語ではない。 それぞれの節はクチクラによって構成され、各節間が関節膜によってつなげられて一方の節が他方の節にはまり込む構造となっており、一方の関節が伸びると他方の関節が閉じられて分解しないようになっている。また、股関節は関節丘(ピボット)と呼ばれるクチクラ性の突起を支点として屈折させることが可能である。.

新しい!!: 多食亜目と関節肢 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

カブトムシ亜目

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »