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基盤岩

索引 基盤岩

基盤岩(きばんがん、)は、地質学の用語であり、大陸地殻を構成する、古代の、そして最も古い変成岩と火成岩から成る厚い基礎部分(しばしば花崗岩で構成される)を指す。基盤岩は、大陸の形成後に基盤岩の上に堆積した、砂岩や石灰岩などの被覆堆積岩とコントラストを成す。基盤岩の上に堆積した堆積岩は、通常は相対的に薄い表層部を成すが、3マイルを超える厚さになる場合もある。 地殻の基盤岩の厚さは、20 - 30マイルあるいはそれ以上になる場合がある。基盤岩は堆積岩の下に位置するが、地表に露出して観察される場合もある。グランド・キャニオンの基底部では、17 - 20億年前の古い花崗岩 (Zoroaster granite) と、結晶片岩 (Vishnu Schist) からなる基盤岩を観察できる。Vishnu Schistは、高度に変成作用を受けた火成岩と頁岩(火山噴火で堆積した玄武岩と泥と粘土に由来する)であり、花崗岩は Vishnu Schistに貫入したマグマにより形成されたと考えられている。この基盤岩の上に、いくつかの年代を通して堆積した様子を、断面として見ることができる。 大陸地殻の基盤岩は海洋地殻より古い傾向がある。海洋地殻の年齢は 0 - 2.5億年であり、通常は大陸地殻より薄く(10マイル程度)、玄武岩から構成されている。大陸地殻の年齢がより古いのは、大陸地殻が沈み込みに巻き込まれない程度には十分軽量(低密度)で厚いのに対して、海洋地殻は定期的に沈み込み帯で沈み込み、海嶺で生まれるより若い海底地殻に置き換わるからである。 基盤岩は、しばしば高度に変成作用を受けており、複雑である。これらは、火山岩、貫入した火成岩、変成岩など異なるタイプの岩石から構成される可能性がある。これらは、さらに海洋地殻の断片を含む場合もある。これは海洋地殻がプレートの間にはさまれて、くさび状に形成されて、地塊(テレーン;terrane)として大陸の縁に付着するからである。これらの構成材料は、すべて何度も繰り返し褶曲され、変成作用を受ける。 新しい火成岩が深部から地殻に貫入したり、あるいは、地殻の内部で貫入した火成岩が新しい層を形成する場合もある。この惑星の大陸地殻の年齢は、大部分は 10 - 30億年程度と言われている。そして、先カンブリア時代に大陸が急速に拡大し合体した時期が、少なくとも1つはあったという理論が打ち立てられている。 基盤岩の大部分は元来海洋地殻であったが、高度に変成作用を受けて大陸地殻に転化したと考えられる。典型的なパターンは次のようなものである。海洋地殻が上に覆い被さる海洋地殻または大陸地殻のプレートによって、押し下げられる沈降の先端部では、海洋地殻がマントルまで沈降する可能性がある。 海洋地殻のプレートが覆い被さる海洋地殻のプレートの下に沈みこんだ場合は、下向きの力を受ける地殻が融解するにつれ、マグマの上昇を引き起こす。これは沈み込み線に沿って、覆い被さるプレートに火山活動を引き起こす。これは日本列島のような海底火山の列を作る。この火山活動は岩石の変成作用とマグマの貫入を引き起こし、これが花崗岩を作り出す。また、火山が地殻に岩石層を堆積させる。これは、地殻を軽く厚くする傾向があり、結果として地殻に沈み込みに対する抵抗力を与える。 海洋地殻は沈降できるが、大陸地殻は沈降できない。最終的には、下向きの力を受ける海洋地殻が、大陸に近い火山列を形成させ、これに衝突することになる。覆い被さるプレートが大陸の下に沈みこむのではなく、衝突した場合は、それは大陸の縁に付加し大陸の一部となる。下向きの力を受けるプレートの薄く細長い断片が、大陸の縁に付着して、覆い被さるプレートとの間でくさび状に成形されながら傾く場合もある。このような経過で、新しい地塊が縁に付着するに従い、大陸は時とともに成長でき、したがって、大陸は異なる年齢を持つ地塊の複雑なキルト(パッチワーク)となることになる。 このように、基盤岩の年齢は大陸の縁に近づくに従い若くなる。しかし、エキゾチック地塊 (exotic terrane) のような例外がある。エキゾチック地塊は、他の大陸から引き剥がされた断片が他の大陸に付着したものである。 また、多くの大陸は複数のクラトンから構成されている。クラトンは大陸の最初のオリジナルの核の周りに形成された地殻のブロックであり、地塊が新しく縁に付着するに従い徐々に成長してきたものである。例えば、パンゲアは地球上のほとんどの大陸が一つの巨大超大陸に合体したものである。ほとんどの大陸は実際に複数の大陸性クラトンから構成される。言い換えれば大陸は、アジアやアフリカやヨーロッパのように、より小さな大陸が合体したものである。.

41 関係: 堆積堆積岩大陸変成岩変成作用地質学地殻マントルマグマヨーロッパプラットフォーム (地質学)プレートプレートテクトニクスパンゲア大陸アフリカアジアクラトングランド・キャニオン先カンブリア時代噴火石灰岩玄武岩火山岩火山帯火成岩砂岩粘土結晶片岩花崗岩頁岩褶曲超大陸核 (天体)楯状地沈み込み帯沈降惑星海嶺海底火山日本列島

堆積

堆積によってできた地層 氷河に運ばれる岩石 堆積(たいせき、sedimentation、deposition)とは、堆積物(地層)を形成するに至るまでの過程の総称をいう。 常温常圧のもとで、既存の岩石の風化・侵食によって生成された砕屑物(粘土・シルト・砂・礫)や、火山砕屑物、生物遺骸などが、流水・氷河・風、火山活動などの作用と重さによりふるい分けられて集積される過程、及び化学的作用により水溶液中から沈殿し集積される過程を示す。 集積した構成物が岩石の風化・侵食などから、分解、運搬、ふるい分けられて集積される作用を堆積作用という。この作用には機械的作用によるものの他、化学的作用(沈積)や、生物学的作用によるものを含み、それぞれ多様な堆積物の層(地層)を形成する。.

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堆積岩

堆積岩(たいせきがん、)は、既存の岩石が風化・侵食されてできた礫・砂・泥、また火山灰や生物遺骸などの粒(堆積物)が、海底・湖底などの水底または地表に堆積し、続成作用を受けてできた岩石。 かつては、火成岩に対し、水成岩(すいせいがん、)とよばれていたこともある。地球の陸の多くを覆い、地層をなすのが普通である。.

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大陸

大陸と海洋 大陸を色分けで表した動画。様々な考え方を反映するために一部が統合または分割される。例として、ヨーロッパとアジアを合わせてユーラシアとして表した赤系統部分、南北アメリカを一つの大陸と考える緑系統部分がある。 ダイマクション地図では、少ないひずみで各大陸の形状が表現できる。 大陸(たいりく、)とは、地球の地殻上に存在する陸塊である。一般的にはユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸の6つの陸上部分を指すが、これは相対的な判断によるもので厳格な基準は設けられていない "Most people recognize seven continents—Asia, Africa, North America, South America, Antarctica, Europe, and Australia, from largest to smallest—although sometimes Europe and Asia are considered a single continent, Eurasia."。衝突や分裂など大陸の動きは、かつては大陸移動説として説明されたプレートテクトニクスで理論化され、地質学の研究課題となっている。.

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変成岩

変成岩(へんせいがん、)とは、既存の岩石が変成作用を受けてできた岩石のことである。変成岩の原岩は火成岩、堆積岩など種類は問わず、変成岩がさらに変成作用を受ける場合もある。 変成岩は、原岩になった岩石の種類と、受けた変成作用の性質により分類される。変成作用の主な要因は熱と圧力で、変成作用の種類により温度と圧力の条件が異なる。.

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変成作用

変成作用(へんせいさよう、metamorphism)とは、広義には、初源的で一次的な岩石(原岩という)が熱や圧力の影響、また水や空気との化学反応などの作用を受け、その岩石を形成する鉱物種の構成や、岩石の外見構造が変化することをいう。変成岩は、融解することなく、固体のまま形成される岩石をいうが、変成温度が高くなると一部が融解し、一部がマグマが形成されることもある。構成する鉱物が融解する温度は鉱物種によって異なる。また、低温では、堆積岩が地下深部で熟成する続成作用と連続的である。他方では、地表での空気や水による変質作用や風化作用とも連続的である。このように、どこからどこまでを変成作用と呼ぶかは明確に定義するのが難解である。 変成作用には、接触変成作用(contact metamorphism)文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。()と広域変成作用(regional metamorphism)とがある。.

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地質学

地球の外観 地質学時標図 地質学(ちしつがく、)とは、地面より下(生物起源の土壌を除く)の地層・岩石を研究する、地球科学の学問分野である。広義には地球化学を含める場合もある。 1603年、イタリア語でgeologiaという言葉がはじめてつかわれた。当時はまれにしか使用されていなかったが、1795年以降一般に受け入れられた。.

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地殻

1.

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マントル

マントル(mantle, 「覆い」の意)とは、惑星や衛星などの内部構造で、核(コア)の外側にある層である。 地球型惑星などでは金属の核に対しマントルは岩石からなり、さらに外側には、岩石からなるがわずかに組成や物性が違う、ごく薄い地殻がある。.

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マグマ

マグマ(magma)とは、地球や惑星を構成する固体が溶融したものである。地球のマントルや地殻は主にケイ酸塩鉱物でできているため、その溶融物であるマグマも一般にケイ酸塩主体の組成を持つが、稀に「炭酸塩」鉱物を主体とするマグマも存在する。岩漿(がんしょう)ともいう坪井誠太郎『岩石學I』(岩波全書)。英語の magma は、ギリシャ語の μάγμα (糊の意)からきている。.

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ヨーロッパ

ヨーロッパ日本語の「ヨーロッパ」の直接の原語は、『広辞苑』第5版「ヨーロッパ」によるとポルトガル語・オランダ語、『デジタル大辞泉』goo辞書版「」によるとポルトガル語。(、)又は欧州は、地球上の七つの大州の一つ。漢字表記は欧羅巴。 地理的には、ユーラシア大陸北西の半島部を包括し、ウラル山脈およびコーカサス山脈の分水嶺とウラル川・カスピ海・黒海、そして黒海とエーゲ海を繋ぐボスポラス海峡-マルマラ海-ダーダネルス海峡が、アジアと区分される東の境界となる増田 (1967)、pp.38–39、Ⅲ.地理的にみたヨーロッパの構造 ヨーロッパの地理的範囲 "Europe" (pp. 68-9); "Asia" (pp. 90-1): "A commonly accepted division between Asia and Europe...

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プラットフォーム (地質学)

>65 Ma プラットフォーム()は、構造地質学における大陸地殻の分類に関する用語であり、地形学的に台地 (plateau) に分類される地域のうち、地球の初期に火成岩と変成岩が一体化してできた基盤岩が、ほぼ平坦または緩やかに傾斜した、主に堆積岩からなる、被覆物によって覆われた地域を指す。プラットフォーム、楯状地および露出した基盤岩がクラトンを構成している。 楯状地は、相対的にやや突出したプラットフォームの一部分が、侵食により堆積性の被覆を剥ぎ取られ、クラトンの基盤岩が露出した地域と考えられている。 なお、プラットフォームの和訳語として、「台地」が当てられる場合があるが、これは、火山性台地や堆積性台地を含む、地形学的な用語であり、英語などが持つクラトンの地表露出面を指す意味が現れない困難がある。このため、楯状地との対応で「卓状地」という用語が高等学校の検定教科書では用いられている。.

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プレート

1:地殻、2:マントル、3a:外核、3b:内核、4:リソスフェア(≒'''プレート''')、5:アセノスフェア 地球の断面構造。組成、鉱物相、力学性質から分類。 プレート(tectonic plate)は、地球の表面を覆う、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤のこと。リソスフェア(岩石圏)とほぼ同じで、地殻とマントルの最上部を合わせたもの。.

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プレートテクトニクス

プレートテクトニクス()は、プレート理論ともいい、1960年代後半以降に発展した地球科学の学説。地球の表面が、右図に示したような何枚かの固い岩盤(「プレート」と呼ぶ)で構成されており、このプレートが、海溝に沈み込む事による重みが移動する主な力になり、対流するマントルに乗って互いに動いていると説明される。.

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パンゲア大陸

パンゲア大陸 パンゲア大陸の分裂 パンゲア大陸(パンゲアたいりく)は、ペルム紀から三畳紀にかけて存在した超大陸である。.

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アフリカ

衛星画像 NASA) 南部アフリカ アフリカ(ラテン語:Āfrica、英語:Africa)は、広義にはアフリカ大陸およびその周辺のマダガスカル島などの島嶼・海域を含む地域の総称で、六大州の一つ。阿州。漢字表記は阿弗利加。.

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アジア

アジア アジアの地図 東南アジア アジア(ラテン語: Asia古典ラテン語では「アシア」だが、現代ラテン語では「アジア」とも発音する。)は、世界の大州のひとつ。現在では一般的にヨーロッパを除くユーラシア大陸全般を指すが、政治的・経済的な立場の違いにより、様々な定義がなされる場合がある。亜州。 アッシリア語で東を意味する「アス」に語源をもつ。古代では現在の小アジアを指した。.

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クラトン

>65 Ma クラトン(、)は、大陸地殻のうち、カンブリア紀以前に安定化した部分を指す。安定陸塊(あんていりくかい)、安定地塊(あんていちかい)、剛塊(ごうかい)とも呼ばれる。楯状地、プラットフォーム(卓状地)とほぼ一致し、造山帯、付加体に対立する概念である。 代表例としては、カナダ楯状地を包含する北アメリカ・クラトン、インド楯状地、東ヨーロッパ・クラトン、東南極クラトンなどがある。 これらは、最低でも過去5億年、大陸の合体や超大陸の分離(ウィルソンサイクル)の影響をほとんど受けなかった大陸地殻の古い安定な部分であり、中には20億年以上存在してきたものもある。地表の侵食が進み、台地や準平原、構造平野などを形成している。.

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グランド・キャニオン

ランド・キャニオン(Grand Canyon)はアメリカ合衆国アリゾナ州北部にある峡谷である。コロラド高原が長年のコロラド川による浸食作用で削り出された地形である。先カンブリア時代からペルム紀までの地層の重なりが好露出しており、肉眼で観察が可能である。地球の歴史を刻んでいる価値と共に、その雄大な景観から、合衆国の初期の国立公園の一つであるグランド・キャニオン国立公園に含まれている。国立公園は1979年に世界遺産に登録された。.

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先カンブリア時代

先カンブリア時代(せんカンブリアじだい、Precambrian (age))とは、地球が誕生した約46億年前以降、肉眼で見える大きさで硬い殻を持った生物の化石が初めて産出する5億4,200万年前以前の期間(約40億年)を指す地質時代であり、冥王代(Hadean)、始生代(Archeozoic)、原生代(Proterozoic)の三つに分け、これらの時代区分は生物の進化史を元にしている。 先カンブリア時代に関しては詳しいことがあまり分かっておらず、現在知られていることもほとんどはここ数十年で解明されてきたことである。 先カンブリア代 (Precambrian eon(s)) とも呼ばれる。また、古生代、中生代、新生代を表す顕生代に対して、隠生代 化石に乏しいことから陰生代と呼ぶ(池谷仙之・北里洋著『地球生物学 ー地球と生命の進化ー』)東京大学出版会 2004年 82ページ)(Cryptozoic eon(s)) と呼ぶ。まれに先カンブリア紀 (Precambrian period)と呼ばれることがあるが、紀は累代および代より小さい時代区分なので、これは正しくない。.

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噴火

火山噴火 リダウト山の大噴火 噴火(ふんか、)とは、火山からマグマや火山灰などが比較的急速に地表や水中に噴き出すことである。火山活動(かざんかつどう、)の一つで、マグマの性質によって、規模や様式にさまざまなものがある。気象庁では、火口から固形物が水平あるいは垂直距離でおよそ100 - 300mの範囲を越したものを「噴火」として記録することになっている。.

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石灰岩

石灰岩(せっかいがん、)は、炭酸カルシウム(CaCO3、方解石または霰石)を50%以上含む堆積岩。炭酸カルシウムの比率が高い場合は白色を呈するが、不純物により着色し、灰色や茶色、黒色の石灰岩もある。.

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玄武岩

火山岩のQAPF図; Q:石英、A:アルカリ長石、P:斜長石、F:準長石 玄武岩(げんぶがん、)は、苦鉄質火山岩の一種。深成岩の斑れい岩に対応する。 火成岩は全岩化学組成(特にSiO2の重量%)で分類され、そのうち玄武岩はSiO2が45 - 52%で斑状組織を有するもの。斑晶は肉眼で見えないほど小さい場合もある。肉眼での色は黒っぽいことが多いが、ものによっては灰色に見えることもあり、また含まれる鉄分の酸化によって赤 - 紫色のこともある。.

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火山岩

化学組成による火山岩の分類 火山岩(かざんがん、)は、マグマ由来の岩石(火成岩)のうち、急激にマグマが冷えて固まったもの。多くは火山から噴出されてできるため、噴出岩(ふんしゅつがん、effusive rock)ということもある。対応する火成岩の深成岩に比べ、岩石中の鉱物の粒が小さいことと、石基を持つ点が異なる。 火山岩という名称は火成岩とまぎらわしいが、火成岩は火山岩や深成岩を含む、マグマからできた岩石の総称である。.

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火山帯

火山帯(かざんたい、volcanic belt)とは、火山がある程度の幅をもって列をなしているもの。日本では過去に国内の火山を地理的な観点から7つの火山帯に区分していたが、火山学的には全く関連のない火山までもまとめていることもあり、現在では用語自体があまり使われない傾向にある。使う場合でも環太平洋火山帯のように規模の大きなものに用いることが多い。.

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火成岩

化学組成による火山岩の分類 火成岩(かせいがん、igneous rock)は、マグマが冷えて固まった岩石(若干の異物を取り込んだものを含む)。 火成岩は大きく分けて、火山岩(マグマが急激に冷えて固まったもの)と深成岩(マグマがゆっくり冷えて固まったもの)の2つに分類される。以前はその中間として半深成岩という分類もあったが、現在では使われない。火山岩と深成岩の分類において重要なのは、冷え固まったスピードであり、どの場所で固まったかは分類に関係しない。 また、SiO2の含有量(重量%)によって、超塩基性岩・塩基性岩・中性岩・酸性岩と分けられる。苦鉄質鉱物(マフィック鉱物)と珪長質鉱物(フェルシック鉱物)の量比により、超苦鉄質岩・苦鉄質岩・中間質岩・珪長質岩と分けられ、色指数により、超優黒質岩・優黒質岩・中色質岩・優白質岩と分けることもある。いずれの境界も、定義により値は異なる。.

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砂岩

岩(さがん・しゃがん、)は、主に砂が続成作用により固結してできた岩石。堆積岩でもっとも一般的なものの一つ。 砂岩の構成鉱物は石英と長石が主で、これらに既存の堆積岩や変成岩などに由来する岩片(これは鉱物の集合体である)が加わる。炭酸塩粒子を主体とするものは炭酸塩岩に分類され、砂岩には含めない。.

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粘土

粘土(ねんど、)は、以下のような意味をもつ言葉。.

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結晶片岩

アメリカ合衆国ニューヨーク州産のManhattan Schist。雲母片岩に分類される 緑泥石片岩 結晶片岩(けっしょうへんがん、文部省 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。())は、変成岩の一種。片岩(へんがん、)ともいう。広域変成作用により地下深部で剪断応力を受けて再結晶したため、雲母のような板状の鉱物や角閃石のような柱状の鉱物が方向性をもって配列し、岩石は片理(へんり、)と呼ばれる、面状構造を持つ。岩石は片理に沿って板状に割れやすい。 鉱物の粒度が大きくなり縞状の構造が顕著になったものを片麻岩という。.

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花崗岩

深成岩のQAPF図; Q:石英、A:アルカリ長石、P:斜長石、F:準長石 花崗岩(かこうがん、)とは、火成岩の一種。流紋岩に対応する成分の深成岩である。石材としては御影石(みかげいし)とも呼ばれる。.

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頁岩

頁岩 頁岩中の化石 頁岩(けつがん、shale、シェール)は堆積岩の一種。1/16(.

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褶曲

がけに現れた褶曲面、ベルギー 褶曲面の拡大写真、クレタ島 褶曲の形成 褶曲(しゅうきょく、)は、地層の側方から大きな力が掛かった際に、地層が曲がりくねるように変形する現象のこと。 褶曲は、野外の地質調査で見落とすもしくは判別できないと、地層累重の法則が適用できない場合がある。地震の力によって短時間で形成される場合もあるが、多くはプレートの移動などで長時間強い力を受け続けることで形成される。2方からの圧縮の力と、隆起や沈降の力などがかかって形成される。比較的固い岩盤の場合は、褶曲が形成される途中で破断して断層となることが多い。.

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超大陸

超大陸(ちょうたいりく)は、地球表面上において大陸とみなされる陸塊を1つ以上含む非常に広大な陸のことをいう。 現在の「大陸」のうちの1つ以上を含んでいることを指す。大陸や亜大陸の定義が任意であるため、超大陸の定義も任意である。.

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核 (天体)

核(かく)は、天体の中心部分の構造。中心核(ちゅうしんかく)文部省『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。とも。惑星・衛星・恒星などの核はコア (core) とも言う(彗星・活動銀河の核は英語ではnucleusであるため、コアとは言わない)。.

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楯状地

楯状地(たてじょうち 、じゅんじょうち。盾状地やたて状地とも。shield)とは、一般的に、構造地質学的に安定している、先カンブリア時代の結晶質火成岩と高度変成岩が露出する広い地域を指す。 楯状地を構成する岩石は5億7千万年以上前に形成され、時には20億-35億年前のものもある。先カンブリア時代後の地殻変動の影響をほとんど受けず、楯状地の縁辺やプレート境界で見られる地質活動と比べて、造山運動、断層運動や、他の構造運動が非常に少ない、比較的平らな地域である。 "Shield"という英単語は、1901年にエドアルト・ジュースが出版した『Das Antlitz der Erde』(地球の顔)の"schild"というドイツ語の単語を、H.B.C.ソラスが英語に翻訳したものである。 楯状地は、先カンブリア時代の基盤岩 (en:basement rocks) が地表に広範囲に露出した大陸地殻 (continental crust) の一部で、普通トーナライト組成を示す花崗岩や花崗閃緑岩起源の片麻岩からなる広大な地域であり、火山性堆積物や緑色岩の岩石帯から成る堆積岩帯に囲まれる。これらの岩石は緑色片岩 (en:Greenschist)、角閃岩とグラニュライト の変成相を示す。 楯状地は通常、大陸の中核をなし、カンブリア紀の褶曲した岩石によって縁取られている。地質学的に安定していたため、多くは長い間の浸食作用により現在までに準平原となり平坦化されている。しかし、一般に楯を伏せたようにきわめてなだらかな凸面であることが多い。周辺には浸食堆積物で表面が覆われたプラットフォーム(かつて「卓状地」と呼ばれた)が囲んでいる。 卓状地の下の楯状地は正確には結晶質基盤岩と呼ばれるが、水平に近い堆積層で覆われる。いずれにしても大陸地殻の安定陸塊であるクラトンを構成する一部である。そして楯状地の外側には激しい構造運動あるいはプレート運動を示すゾーンがある。これらの地域では数億年前から続く一連の複雑な造山運動が記録されている。.

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沈み込み帯

沈み込み帯(しずみこみたい、)とは、地球上の2つのプレートが出会って、下にあるほうのプレートがすべってマントルに1年で数cm沈み込む場所のことである。この沈み込みによって海溝やトラフが作られる。.

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沈降

沈降(ちんこう).

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泥(どろ、)とは、一般的には、水と混じった液状の土のことを指す。.

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惑星

惑星(わくせい、πλανήτης、planeta、planet)とは、恒星の周りを回る天体のうち、比較的低質量のものをいう。正確には、褐色矮星の理論的下限質量(木星質量の十数倍程度)よりも質量の低いものを指す。ただし太陽の周りを回る天体については、これに加えて後述の定義を満たすものだけが惑星である。英語 planet の語源はギリシア語のプラネテス(さまよう者、放浪者などの意。IPA: /planítis/ )。 宇宙のスケールから見れば惑星が全体に影響を与える事はほとんど無く、宇宙形成論からすれば考慮の必要はほとんど無い。だが、天体の中では非常に多種多様で複雑なものである。そのため、天文学だけでなく地質学・化学・生物学などの学問分野では重要な対象となっている別冊日経サイエンス167、p.106-117、系外惑星が語る惑星系の起源、Douglas N. C.Lin。.

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海嶺

海嶺(かいれい、ridge)には、以下の2つの用法がある。.

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海底火山

ナー観測による南極ブランスフィールド海峡の海底火山の立体図 海底から噴出するマグマ。縞模様が見える。 1963年、スルツェイ島の噴火。海底噴火により新島を形成した。 スルツェイ式噴火: 1 水蒸気の雲; 2 火山灰(Cupressoid ash); 3 クレーター; 4 水; 5 溶岩と火山灰の層; 6 地層; 7 火道管; 8 マグマ溜り; 9 岩脈 枕状溶岩 海底火山(かいていかざん、)は、海底に存在する火山。.

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日本列島

日本列島(狭義)の地形図ユーラシア大陸東の沿岸沖に位置し、4つの比較的大きな島と、その周辺の3700程の島々で構成されている大辞林第3販 項目「日本列島」。日本海、オホーツク海、太平洋、東シナ海に囲まれている。NASA's Blue Marble project'' ''(*)'' 左端はカムチャツカ半島 日本列島(にほんれっとう、にっぽんれっとう、Japanese archipelago)は、ユーラシア大陸東端の沿岸沖、東アジアに位置、また太平洋北西の沿海部に位置する弧状列島の一つである。範囲にはいくつかの説があるが、いずれもほぼ全域が日本の領土となっている。日本列島は列島の名前であり、国家や領土とは独立した概念であるが、日本においては日本の領土を意味する語としても混同して使用されている。日本の領土としての日本列島については日本の地理を参照。 列島は広いところで300km程度の幅があり、長さは3500km程ある。陸地面積の75%に及ぶ範囲が山地、山麓で、平地に乏しい。大部分は温暖湿潤気候に属し、梅雨や台風、また季節風の影響による豪雪の影響などにより侵食が激しい。 周囲は日本海、オホーツク海、太平洋、フィリピン海に囲まれている。列島の太平洋側には千島・カムチャツカ海溝、日本海溝、伊豆・小笠原海溝、南海トラフなどの深い海溝があり、全体が地殻変動、造山活動が盛んな活動地域となっている。また、地球上に確認されている火山の10%程度が日本列島内にあると言われている。 地質学的には、ユーラシアプレートの東端および北アメリカプレートの南西端に位置する。これら2つの大陸プレートの下に太平洋プレートとフィリピン海プレートの2つの海洋プレートが沈み込む運動によって、大陸から切り離された弧状列島になったと考えられている。 始新世(5,600万年前 - 3,400万年前)頃からその原型が形成され、中新世(2,300万年前 - 530万年前)に日本海が形成されてユーラシア大陸と分離した。.

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