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回帰線

索引 回帰線

回帰線(かいきせん、tropic)は、赤道傾斜角(地球では23度26分)の緯線である。至線(しせん)ともいう。恒星を周回する天体(惑星や衛星など)に対し定義できるが、以下では地球の回帰線について述べる。 太陽が地表を照らす角度(太陽高度、仰角)は季節と時刻によって変化する。いちばん角度が大きくなる正午ごろの場合(このときの太陽の角度を南中高度という)、春分と秋分の日には赤道上で鉛直に照らす。また北半球の夏至には北緯23度26分で、北半球の冬至には南緯23度26分で太陽が鉛直に照らす。この緯度が最も高緯度で太陽が天頂に来る地域であり前者を北回帰線、後者を南回帰線、あわせて回帰線と呼ぶ。 英語などヨーロッパの言語で回帰線を意味する言葉(例:tropic)は、ギリシャ語で「帰る」(turn)という意味のtroposに由来している。「回帰線」という名称はその意訳である。 回帰線を天球に投影した赤緯線、つまり天の回帰線はかつては天球図にも描かれていたが、現代の星図には記入されない。 回帰線の緯度は地球の赤道傾斜角の変化に伴い約4万1000年周期で22.1度から24.5度の間を変化し、章動により約18.6年周期で9秒の振幅で変化する。これらは年あたり秒オーダーの変化を引き起こす。そのため秒の位まで正確に表す意義は少ないが、2005年年央値(2005.5年)においては23度26分18秒である。適当な桁で四捨五入し23度26分、23.4度などとすることが多い。なお、基準年である2000.0年(元期)における緯度は、84 381.406秒、即ち23度26分21.406秒(標準不確かさは0.001秒)である。 南北2つの回帰線にはさまれた地域は太陽からの放射(輻射熱)を良く受けるため年間を通して気温が高く、熱帯となっている。 回帰線付近の地域は亜熱帯高圧帯の影響により1年中乾燥し、砂漠気候となりやすい状況にある。雨量は約10mm。これは、赤道付近で起こった上昇気流が上空で乾燥しこの付近に下降してくるために起こる。年に1度太陽が真上に来ることが、亜熱帯高圧帯となっている原因ではない。.

40 関係: 南回帰線夏至天体天球天頂太陽太陽直下点太陽放射子午線季節不確かさ (測定)亜熱帯高圧帯北半球北回帰線エラトステネスギリシア語冬至元期砂漠気候秋分章動緯度緯線熱帯衛星角度赤道赤道傾斜角鉛直英語恒星極圏極点正中歳差惑星星図春分時刻2005年

南回帰線

上の青線が北回帰線、中央の水色の線が赤道、下の青線が南回帰線。(ヴィンケル図法のため、緯線・経線ともにゆがみがある) 南回帰線(みなみかいきせん、Tropic of Capricorn、Trópico de Capricornio、Trópico de Capricórnio)は、惑星や衛星の南半球に位置する回帰線である。本項では地球の南回帰線について述べる。 南緯23度26分22秒に位置しているが、地球の軌道系の変化に伴って毎年微妙な誤差がある。 英語などヨーロッパの言語の多くで南回帰線のことをCapricornと呼ぶが、これは、西洋占星術の磨羯宮(黄経270°~300°)が冬至点から始まることによる。.

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夏至

夏至(げし、summer solstice)は、二十四節気の第10。北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い。南半球では、北半球の夏至の日に最も昼の時間が短くなる(#天文も参照)。日本における旧暦5月内に発生する。 現在広まっている定気法では太陽黄経が90度のときで6月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間を夏至とし、それを含む日を夏至日(げしび)と呼ぶ。恒気法では冬至から1/2年(約182.62日)後で6月22日ごろ。 期間としての意味もあり、この日から次の節気の小暑前日までである。 西洋占星術では、夏至を巨蟹宮(かに座)の始まりとする。.

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天体

天体(てんたい、、)とは、宇宙空間にある物体のことである。宇宙に存在する岩石、ガス、塵などの様々な物質が、重力的に束縛されて凝縮状態になっているものを指す呼称として用いられる。.

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天球

天球(てんきゅう、celestial sphere)とは、惑星や恒星がその上に張り付き運動すると考えられた、地球を中心として取り巻く球体のこと。また、位置天文学において地球から見える天体の方向を表すために無限遠の距離にある仮想の球面上の点も天球と呼ぶ。.

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天頂

天頂と天底と地平線の関係を表した図。地球上に立つ観測者が誇張されたサイズで描かれており、上方がその観測者にとっての天頂 (zenith) に当たる。下方は天底 (nadir) で、地平線 (horizon) は定義の異なるものが複数存在する。 天頂(てんちょう、zenith)とは、天文学の概念で、天球上において観測者の真上に当たる点を指す。正確には、地平座標で高度が+90度の極をなす点である。 地上から天頂方向は、観測地点の垂直方向、すなわち重力方向である鉛直線方向である。また、天球上で天頂の正反対にある点は天底 (nadir) と呼ぶ。 天頂はその定義により、必ずその観測地での子午線が通る点になっている。.

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太陽

太陽(たいよう、Sun、Sol)は、銀河系(天の川銀河)の恒星の一つである。人類が住む地球を含む太陽系の物理的中心尾崎、第2章太陽と太陽系、pp. 9–10であり、太陽系の全質量の99.86%を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与えるニュートン (別2009)、2章 太陽と地球、そして月、pp. 30–31 太陽とは何か。 太陽は属している銀河系の中ではありふれた主系列星の一つで、スペクトル型はG2V(金色)である。推測年齢は約46億年で、中心部に存在する水素の50%程度を熱核融合で使用し、主系列星として存在できる期間の半分を経過しているものと考えられている尾崎、第2章太陽と太陽系、2.1太陽 2.1.1太陽の概観 pp. 10–11。 また、太陽が太陽系の中心の恒星であることから、任意の惑星系の中心の恒星を比喩的に「太陽」と呼ぶことがある。.

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太陽直下点

太陽直下点(たいようちょっかてん、)とは太陽系の惑星上で太陽が天頂に来る場所をいい、太陽はその場所の平面に対して直角に照っている。また太陽系近くに来るあらゆる物体でも同様にそのような場所をいう。.

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太陽放射

太陽放射(たいようほうしゃ)とは、太陽が出す放射エネルギーのこと。日射とも呼ばれる。特に電磁波の放射を指すことが多い。太陽放射のスペクトルから、太陽の黒体放射温度は約5800 Kと見積もられる。太陽放射の約半分は電磁スペクトルでいう可視光線であり、残り半分は赤外線や紫外線が占める。光とも呼ばれるこれら3つの電磁波が太陽放射の大部分を占めるため、太陽放射により放出される電磁波のことを太陽光とも言う。 太陽放射は主に、日射計や日照計で観測・測定される。.

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子午線

リニッジ天文台のかつての本初子午線(グリニッジ子午線)。現在の本初子午線は、この位置から、東へ、角度で5.301秒、距離にして102.478mの位置を通過している。 子午線(しごせん、)とは地球の赤道に直角に交差するように両極を結ぶ大円である。南北線(なんぼくせん)・南北圏(なんぼくけん)とも言う。同一経度の地点を結ぶ経線(けいせん、circles of longitude)と一致する。 子午線に対して直交するのが卯酉線(ぼうゆうせん)で、東西圏とも言う。これに対して同一緯度の地点を結ぶのが緯線である。.

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季節

季節(きせつ、、 、)は、特定の天候、昼夜の長短(日照時間)などによって示される、一年の中の時期((温帯では)春・夏・秋・冬の4つの時期)で、太陽に対する地球の位置に起因するもの。暦などでは天文学的な指標によって季節を区分し、天気予報や地理学などにおいては気象条件によって区分することが多い。両者は互いに関係しあう。.

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不確かさ (測定)

不確かさ(ふたしかさ、)とは、計測値のばらつきの程度を数値で定量的に表した尺度である。不確かさは通常、0 以上の非負の有効数字で表現され、不確かさの絶対値が大きいほど、測定結果として予想されるばらつきの程度も大きい。測定に不確かさを添付する場合には、それぞれの測定量または測定器などに、その測定の不確かさが添付される。「不確かさ」のかわりに、「相対不確かさ」という、不確かさを測定した値で割った量が用いられる場合もある。すべての測定は、不確かさの対象となる。.

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亜熱帯高圧帯

亜熱帯高圧帯(あねったいこうあつたい、英語:Horse Latitudes、Subtropical High)とは、緯度20–30度付近の地域に形成され、年間を通じて存在する高気圧。亜熱帯高気圧(あねったいこうきあつ)、中緯度高圧帯(ちゅういどこうあつたい)とも呼ばれる。 日本の夏の気候に大きく影響する北太平洋高気圧もそのひとつである。北大西洋におけるアゾレス高気圧、南大西洋におけるセントヘレナ高気圧、南インド洋におけるマスカリン高気圧、南太平洋における南太平洋高気圧も、それぞれ亜熱帯高気圧である。 亜熱帯高圧帯は、赤道上で生じた上昇気流により大気上層に上昇した空気がコリオリの力の影響で緯度30度付近で溜まり下降気流となって形成される(ハドレー循環)。下降気流は高温で乾燥するため、亜熱帯高圧帯のもとには砂漠が形成される。代表例が、サハラ砂漠である。 季節とともに太陽の照らす地域が移動すると亜熱帯高圧帯も南北に移動し、これによって夏にのみ亜熱帯高圧帯にかかる地域は地中海性気候となる。逆に冬にのみ亜熱帯高圧帯にかかる地域は、雨季と乾季がはっきりしたサバナ気候やステップ気候となる。砂漠気候の多くは年中、亜熱帯高圧帯に支配されている。ただし、全ての砂漠が、亜熱帯高圧帯によって形成されているのではない。ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの雨陰砂漠は、湿った空気が山脈にさえぎられることが原因となっている。これらの砂漠は亜熱帯高圧帯に入らないので、仮に山脈がないとすると、砂漠になっていなかったと考えられる。.

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北半球

北半球(黄色に塗られた範囲) 北半球 円周が赤道に相当する 北半球(きたはんきゅう)とは、天体を赤道で二分したとき、北側に相当する部分を指す。以下、特に断らない限り地球の北半球について述べる。 大陸のうちユーラシア大陸・北アメリカ大陸のほか、アフリカ大陸の1/2以上、南アメリカ大陸の約1/7が北半球に含まれる。六大州としてはアジア・ヨーロッパ・北アメリカの全域が北半球に位置する。海洋の分布では、太平洋・大西洋・インド洋の一部、および北極海・地中海・メキシコ湾・東シナ海などの付属海を含む。.

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北回帰線

上の青線が北回帰線、中央の水色の線が赤道、下の青線が南回帰線。(ヴィンケル図法のため、緯線・経線ともにゆがみがある) 北回帰線(きたかいきせん、英: Tropic of Cancer)は、惑星や衛星の北半球に位置する回帰線である。本項では地球の北回帰線について述べる。.

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エラトステネス

ラトステネス エラトステネス(, Eratosthenes, 紀元前275年 - 紀元前194年)は、ヘレニズム時代のエジプトで活躍したギリシャ人の学者であり、アレクサンドリア図書館を含む研究機関であるムセイオンの館長を務めた。業績は文献学、地理学を始めヘレニズム時代の学問の多岐に渡るが、特に数学と天文学の分野で後世に残る大きな業績を残した。 地球の大きさを初めて測定した人物として、また素数の判定法であるエラトステネスの篩(ふるい)を発明したことで知られる。その業績から「第2のプラトン」とも呼ばれた。また「β」(ベータ)ともあだ名されている。その由来は、「世界で2番目に物事をよく知っている人」という意味である。ここでは1番の人は「α」(アルファ)と呼ばれることになる。.

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ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

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冬至

冬至(とうじ、winter solstice)は、二十四節気の第22。北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い。十一月中(旧暦11月内)。 現在広まっている定気法では太陽黄経が270度のときで12月22日ごろ。恒気法は節気を冬至からの経過日数で定義するが、基点となる冬至は定気と同じ定義である。定気と恒気で一致する唯一の節気である。暦ではそれが起こる日を冬至とするが、天文学においては、太陽黄経が270度となる瞬間を「冬至」と定義している。この場合、冬至の瞬間を含む日を冬至日(とうじび)と呼ぶ。 期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小寒前日までである。 西洋占星術では、冬至を磨羯宮(やぎ座)の始まりとする。.

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元期

元期(げんき、)とは、時間的な起点をいう語であり、主として天体観測や測量において用いられる。「元期2000.0」と言った場合は、西暦2000年1月1日の世界時0時を年数、日数、時間の起点として用いるということである。例えば、暦表時の定義においては、T(ユリウス世紀)の起点を1900年1月0日12時としている。この1900年1月0日12時が、暦表時の元期である。また、ユリウス日の元期は、ユリウス暦紀元前4713年1月1日の正午(世界時)である。.

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砂漠気候

漠気候(さばくきこう)とはケッペンの気候区分における気候区のひとつで、乾燥帯に属する。記号はBWh,BWk。BWのWはドイツ語のWüste(砂漠)に由来する。 アリソフの気候区分では気候帯3-1.熱帯大陸性季節風気候と3-3.海洋性高気圧の東縁気候に対応する。.

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秋分

秋分(しゅうぶん、autumnal equinox)は、二十四節気の第16番目の節気。昼と夜の長さがほぼ等しいが厳密には昼が若干長い。現行暦8月内、旧暦8月内。 現在広く採用される定気法では、太陽が秋分点を通過した瞬間の太陽黄経が180度になったときで、9月23日ごろである。暦で該当する日が秋分日(しゅうぶんび)で、天文学ではその瞬間を指す。恒気法では冬至から3/4年経過した約273.93日後で、9月21日ごろである。期間としては、秋分日から次の節気の寒露前日までである。 西洋占星術では、秋分を天秤宮(てんびん座)の始まりとする。.

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章動

地球の自転(R)、歳差(P)、章動(N)の概念図 章動(しょうどう、)とは、物体の回転運動において、歳差運動をする回転軸の動きの短周期で微小な成分をさす。.

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緯度

緯度(いど、Latitude, Breite)とは、経緯度(=経度・緯度。すなわち天体表面上の位置を示す座標)の一つである。以下特に断らない限り、地球の緯度について述べる。余緯度とは緯度の余角。.

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緯線

緯線(いせん、circles of latitude)とは天体表面上の同一緯度の地点を結んだ仮想的な線である。平行圏 (parallels) とも称する。緯線は全ての子午線と交点で直交するが、ある一つの子午線に着目した際、当該子午線の交点から離れるに従い、当該子午線の接ベクトルと緯線の接ベクトルとのなす角は直角から異なっていく。この点で、線上の任意の接ベクトルが特定の子午線上の任意の接ベクトルと直交する卯酉線(ぼうゆうせん)すなわち東西圏とは異なる概念であり、注意を要する。 「緯」は織物の横糸の意味で、経緯線を織物に見立てたものである。 地図に表したとき、円筒図法では緯線は赤道に平行な直線となり、円錐図法では赤道と同心の円弧となる。 いくつかの緯線には特別の名称がつけられている。数値は地球のものである。.

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熱帯

熱帯(ねったい)とは、地球上で緯度が低く年中温暖な地域のことである。緯度による定義、気候区分による定義が存在する。 緯度による定義では、赤道を中心に北回帰線(北緯23度26分22秒)と南回帰線(南緯23度26分22秒)に挟まれた帯状の地域を意味する。英語で熱帯を意味するtropicsは、回帰線(tropic)から生まれた言葉である。 気候区分による定義は気象学者によって複数存在する。以下では気候区分による定義、それもケッペンの気候区分における定義に基づいた内容を紹介する。ケッペンの気候区分における記号はAで、最も低緯度に位置することを示す。 アリソフの気候区分では、1936年に発表された「地理的気候帯」の中に熱帯があり、赤道気候(E)・赤道モンスーン気候(E.M.)・貿易風気候(Pass.)の3つに区分される矢澤(1989):352ページ。さらに貿易風気候は海洋性(Pass.

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衛星

主要な衛星の大きさ比較 衛星(えいせい、natural satellite)は、惑星や準惑星・小惑星の周りを公転する天然の天体。ただし、惑星の環などを構成する氷や岩石などの小天体は、普通は衛星とは呼ばれない。.

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角度

角度(かくど、measure of angle, angle)とは、角(かく、angle)の大きさを表す量・測度のことである。なお、一般の角の大きさは、単位の角の大きさの実数倍で表しうる。角およびその角度を表す記号としては ∠ がある。これは角記号(かくきごう、angle symbol)と呼ばれる。 単に角という場合、多くは平面上の図形に対して定義された平面角(へいめんかく、plane angle)を指し、さらに狭義にはある点から伸びる2つの半直線(はんちょくせん、ray)によりできる図形を指す。平面角の角度は、同じ端点を持つ2つの半直線の間の隔たりを表す量といえる。2つの半直線が共有する端点は角の頂点(かくのちょうてん、vertex of angle)と呼ばれ、頂点を挟む半直線は角の辺(かくのへん、side of angle)と呼ばれる。また、直線以外の曲線や面などの図形がなす角の角度も、何らかの2つの直線のなす角の角度として定義される。より広義には、角は線や面が2つ交わって、その交点や交線の周りにできる図形を指す。線や面が2つ交わって角を作ることを角をなすという。ここでいう面は通常の2次元の面に限らず、一般には超平面である。 角が現れる基本的な図形としては、たとえば三角形や四角形のような多角形(たかくけい、polygon)がある。特に三角形は平面図形における最も基本的な図形であり、すべての多角形は三角形の組み合わせによって表現することができる。また、他にも単純な性質を多く持っているため、様々な場面で応用される。有名なものは余弦定理(よげんていり、law of cosines)や、三角形の辺の比を通じて定義される三角関数(さんかくかんすう、trigonometric function)などがある。余弦定理と三角関数は、三角形の角と辺の間に成り立つ関係を示したもので、これらの関係を利用して、三角形の辺の長さからある角の大きさを求めたり、大きさが既知の角から辺の長さや長さの比を求めることができる。このことはしばしば三角形の合同条件(さんかっけいのごうどうじょうけん、congruence condition of triangles)としても言及される。 物理学など自然科学においては、量の次元が重要な役割を果たす。例えば、辺の長さや弧の長さは物理量として「長さ」の次元を持っているが、国際量体系において、角度は辺の長さの比などを通じて定義される無次元量であるとしている。角度が無次元であることは、直ちに角度が単位を持たないことを意味しない。例えば角度を表す単位としてはラジアン(らじあん、radian)や度(ど、degree)が有名である。ラジアンと度の換算は以下の式によって示される。 また、ラジアンで表された数値は単位なしの数として扱うことができる。 角度に関連する物理学の概念として、位相(いそう、phase)がある。位相は波のような周期的な運動を記述するパラメーターであり、その幾何学的な表現が角度に対応している。位相も角度と同様にラジアンが単位に用いられる。 立体的な角として立体角(りったいかく、solid angle)も定義されているが、これは上記の定義には当てはまらない。その大きさは単に立体角と呼ばれることが多く、角度と呼ばれることはほとんどない。 以下、本項目においては平面角を扱う。.

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赤道

赤道(せきどう、、、)は、自転する天体の重心を通り、天体の自転軸に垂直な平面が天体表面を切断する、理論上の線。緯度の基準の一つであり、緯度0度を示す。緯線の中で唯一の大円である。赤道より北を北半球、南を南半球という。また、天文学では赤道がつくる面(赤道面)と天球が交わってできる円のことを赤道(天の赤道)と呼ぶ。天の赤道は恒星や惑星の天球上の位置(赤緯、赤経)を決める基準となる。 以下、特に断らないかぎり地球の赤道について述べる。.

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赤道傾斜角

赤道傾斜角(せきどうけいしゃかく、axial tilt、obliquity)とは、惑星や衛星など、自転しつつ公転運動する天体の軌道面と赤道面のなす角である。自転軸と公転軸のなす角に等しいため、自転軸傾斜角とも言う。この角は、自転と公転の軸のずれを表す。 似た語として軌道傾斜角があるが、軌道傾斜角は天体の軌道面の傾きを表す別の量である。.

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鉛直

鉛直(えんちょく、英語:vertical)とは、重り(錘)を糸で吊り下げたときの糸が示す方向、すなわち、重力の方向。水平面に対して垂直の方向。 鉛直線(えんちょくせん、vertical line、plumb line)とはその方向の直線のこと。 鉛直線は、重力の等ポテンシャル面(ジオイド)の法線となる。 鉛直線は、水準器を使って水平面を得ることにより、間接的に求めることもできる。.

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英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

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恒星

恒星 恒星(こうせい)は、自ら光を発し、その質量がもたらす重力による収縮に反する圧力を内部に持ち支える、ガス体の天体の総称である。人類が住む地球から一番近い恒星は、太陽系唯一の恒星である太陽である。.

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極圏

極圏(きょくけん、Polar region)とは、赤道傾斜角の余角(地球では66°33′)より高緯度の地域である。極圏の限界線となる緯線を極線(きょくせん)という。両極周辺に1つずつあり北の極圏を北極圏、南の極圏を南極圏という。 太陽が北回帰線の天頂に来る北半球における夏至(6月)の前後期間は北極圏では一日中太陽が沈まない、いわゆる白夜となり南極圏では一日中太陽が昇らない、いわゆる極夜となる。同様に南半球における夏至(12月)の前後期間は6月とは逆に南極圏が白夜、北極圏が極夜となる。 Category:北極 Category:南極 Category:地域 Category:極地.

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極点

数学において、ある実ベクトル空間内の凸集合 S の頂点、端点あるいは極点(きょくてん、)とは、S の任意の二点を結ぶ開線分に含まれない点のことを言う。直観的に言えば、極点は S の頂点 (vertex) と見做すことのできるような点である。.

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正中

正中(せいちゅう、)とは、ある天体が日周運動によって、観測地点における子午線、すなわち、天球上の天の北極・天頂・天の南極を通る大円を通過することである。 特に、太陽がちょうど真南にくることを「南中」という。 天球上をほとんど運動しない天体は、1日の間に2回正中する、つまり、子午線を天の北極と天の南極で2つに分けたそれぞれの半円を1回ずつ通過する。ただし赤緯が高くない場合、そのうち片方は地平線下である。 天頂を含む側の半円を通過する時を極上正中、天頂を含まない側の半円を通過する時を極下正中という。天の北極付近では共に地平線上、天の南極付近では共に地平線下だが、基本的に、極上正中のみが地平線上となる。単に「正中」と言ったときには、極上正中を指していることが多い。 また、真南を含む半円を通過する時を南中、真北を含む半円を通過する時を北中という。基本的に、南中は南、北中は北で起こるが、天の北極付近では共に北、天の南極付近では共に南で起こる。北半球では、極上正中が南中、極下正中が北中である。南半球では理論上はその逆になるはずだが、南中・北中という用語が日本独自のものなので、話題となることは少ない。 天体が南中したときの高度(地平線からの角度)を南中高度という。天体の赤緯と、観測点の緯度を足せば得られる。ただし足して90°を越えた場合は、その補角(180°から引いた結果)をとる。.

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歳差

歳差(さいさ、precession)または歳差運動(さいさうんどう)とは、自転している物体の回転軸が、円をえがくように振れる現象である。歳差運動の別称として首振り運動、みそすり運動、すりこぎ運動などの表現が用いられる場合がある。.

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惑星

惑星(わくせい、πλανήτης、planeta、planet)とは、恒星の周りを回る天体のうち、比較的低質量のものをいう。正確には、褐色矮星の理論的下限質量(木星質量の十数倍程度)よりも質量の低いものを指す。ただし太陽の周りを回る天体については、これに加えて後述の定義を満たすものだけが惑星である。英語 planet の語源はギリシア語のプラネテス(さまよう者、放浪者などの意。IPA: /planítis/ )。 宇宙のスケールから見れば惑星が全体に影響を与える事はほとんど無く、宇宙形成論からすれば考慮の必要はほとんど無い。だが、天体の中では非常に多種多様で複雑なものである。そのため、天文学だけでなく地質学・化学・生物学などの学問分野では重要な対象となっている別冊日経サイエンス167、p.106-117、系外惑星が語る惑星系の起源、Douglas N. C.Lin。.

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星図

星図(せいず、Star chart)は、天球上での恒星・星団・星雲など星座の位置や視等級と名称を平面で表した図で、いわば全天の地図である。恒星図のこと。.

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春分

春分(しゅんぶん、vernal equinox)は、二十四節気の第4。よく昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなるとされるが、実際には昼の方が14分ほど長い(日本の場合。後述。)。二月中(旧暦2月内)。 現在広まっている定気法では、太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が0度となったときで、天文学ではその瞬間であるが、暦ではその瞬間が属する日であり、これを春分日(しゅんぶんび)と呼ぶ。したがって、いずれの日が春分日になるかはその国・地域の時差によって1日の違いが出る。日本では3月20日または3月21日になることが多い。  恒気法では冬至から1/4年(約91.31日)後で3月23日ごろ。 期間としての意味もあり、この日から、次の節気の清明前日までである。 西洋占星術では春分を白羊宮(おひつじ座)の始まりとする。.

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時刻

thumb 時刻 (じこく)とは、時間の流れにおけるある一点、連続する時間の中のある瞬間、または時間の区分のこと。ある時点や時間の区分や現在を、他の時点や時間の区分と区別する表現である。この記事は主に、日常生活で用いる時刻を扱う。.

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2005年

この項目では、国際的な視点に基づいた2005年について記載する。.

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