ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

古典楽器

索引 古典楽器

古典楽器(こてんがっき)は、比較的古い時代に使われた楽器の総称である。地域や音楽のジャンルによって定義や呼び名は異なる。.

16 関係: 古楽器尺八三味線地域バロック音楽ルネサンス音楽和楽器ジャンル琵琶篳篥音楽楽器日本伝統芸能

古楽器

古楽器の演奏、アシジの下教会の礼拝堂にあるシモーネ・マルティーニのフレスコ画 古楽器(こがっき)は、その使用が現代に至る演奏史上で廃れた楽器、あるいは改良や変更を受ける以前の古い様式の楽器を指す。英語では、original instruments (オリジナル楽器)もしくは period instruments (ピリオド楽器、時代楽器)などと呼ばれる。これに対して、20世紀ごろから標準的に用いられている様式の楽器を「モダン楽器」と呼ぶことがある。ヴァイオリン、フルート、トランペットなどの楽器は、現在に至るまで様々な改良を加えながら使い続けられてきたため、同名のモダン楽器と古楽器では、しばしばその音質や奏法に差がみられる。 古い時代に製作され、そのままの形で保存・伝承された楽器(オリジナル楽器)を演奏に用いることもあるが、それらの楽器をモデルとして、新しく製作した楽器を用いることも多い。また、ヴァイオリン属の楽器やヴィオローネなどでは19世紀以降に改造された楽器を、元の形に復元して使うこともある。 古楽器の研究・復元は19世紀末ころから始まり、特に1970年代ころから古楽器を用いた演奏とともに盛んとなった。古楽器を用いることによって、古い音楽の作曲当時の音響を再現できるだけでなく、モダン楽器では無理が生じるアーティキュレーションなどをより自然に演奏できる。現在ではバロック時代以前の音楽の演奏には作曲年代に応じた古楽器を用いることが一般的であり、古典派以降の音楽についても、史的考証に基づいて演奏に古楽器を用いることが少なくない。.

新しい!!: 古典楽器と古楽器 · 続きを見る »

尺八

尺八の前面(左)と背面(右) 尺八(しゃくはち)は日本の木管楽器の一種である。リードのないエアリード楽器に分類される。中国の唐を起源とし、日本に伝来したが、その後空白期間を経て、鎌倉時代から江戸時代頃に現在の形の祖形が成立した。 名称は、標準の管長が一尺八寸(約54.5cm)であることに由来する 。語源に関する有力な説は、『旧唐書』列伝の「呂才伝」の記事によるもので、7世紀はじめの唐の楽人である呂才が、筒音を十二律にあわせた縦笛を作った際、中国の標準音の黄鐘(日本の十二律では壱越:西洋音階のD)の音を出すものが一尺八寸であったためと伝えられている 。演奏者のあいだでは単に竹とも呼ばれる。英語ではあるいは、とも呼ばれる。 真竹の根元を使い、7個の竹の節を含むようにして作るものが一般的である。上部の歌口に息を吹きつけて音を出す。一般的に手孔は前面に4つ、背面に1つある。 尺八に似た楽器として、西洋のフルートや南米のケーナがある。これらは、フィップル(ブロック)を持たないエアリード楽器である。.

新しい!!: 古典楽器と尺八 · 続きを見る »

三味線

三味線(しゃみせん)は、日本の有棹弦楽器。もっぱら弾(はじ)いて演奏される撥弦楽器である。四角状の扁平な木製の胴の両面に猫や犬の皮を張り、胴を貫通して伸びる棹に張られた弦を、通常、銀杏形の撥(ばち)で弾き演奏する。.

新しい!!: 古典楽器と三味線 · 続きを見る »

地域

地域(ちいき)とは、地形が似通っている、同じ性質をもっているなどの理由からひとまとめにされる土地のこと。マルチスケールの概念である。.

新しい!!: 古典楽器と地域 · 続きを見る »

バロック音楽

バロック音楽(バロックおんがく)は、ヨーロッパにおける17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽の総称である。この時代はルネサンス音楽と古典派音楽の間に位置する。絶対王政の時代とほぼ重なる。.

新しい!!: 古典楽器とバロック音楽 · 続きを見る »

ルネサンス音楽

ルネサンス音楽は、ヨーロッパにおいて、15世紀から16世紀のルネサンス期に作られた音楽の総称である。中世西洋音楽とバロック音楽の中間に位置し、その中心をなすのは、ポリフォニーによる声楽、とくに、宗教曲である。中世・ルネサンス音楽をまとめて、初期音楽 early musicということがある。.

新しい!!: 古典楽器とルネサンス音楽 · 続きを見る »

和楽器

和楽器(わがっき)とは、日本で、古来から使われている伝統的な楽器のことである。邦楽器とも呼ぶ。 大陸文化の影響を受ける以前から伝承される日本固有の楽器としては、和琴(わごん)があげられ、神楽笛(かぐらぶえ)や笏拍子(しゃくびょうし)も日本固有のものと見なされる。そのほかの和楽器はほとんどが、大陸から渡来した楽器を基としているが、日本の文化のなかでそのかたちを変え、独自に進化を遂げていった。「雅楽の琵琶」 (楽琵琶) のように、大陸では既に失われてしまった楽器もある。 アイヌ音楽の楽器であるムックリやトンコリ、沖縄音楽の楽器三線、南九州地方のゴッタンもこの項の解説に含む。.

新しい!!: 古典楽器と和楽器 · 続きを見る »

ジャンル

ャンル(genre)とは、芸術表現群をある一つの側面から客観的に分類したものをいう。分類の基準として用いられるのは作品であることが多いが、その内実は多様である。また、「女流文学」のように作品ではなく作者の特徴を基準としたものもある。体系として広く共有された形では存在しないため、使う人によって「SF映画」などのジャンル名の判断基準が異なっていたり、複数のジャンル間で重複があったりすることもしばしばである。 より狭義には、文学などでは、テーマやスタイルにまつわる作品の特性を基準として作品を分類するカテゴリーを特にジャンルと呼ぶ。この意味では作品の出資者の国籍、作者の性別や国籍などといった基準による分類カテゴリー「女流文学」「ラテンアメリカ文学」などはジャンルではないということになる。 「戦争映画」「西部劇」なども、カテゴリー名としては題材や舞台についての限定を与えるだけで、主題、スタイルについては必ずしも特定しない。 但し、「ハリウッド映画」が名称上は単に映画の製作会社の本拠地を限定しているだけのものでありながらも、実質的には主題やスタイル上の特徴(ハッピー・エンディングであること、実験的な手法を避ける傾向にあること、娯楽性を重視すること、作品が「映画」であることを強調せずある種「自然な」感じのする映像表現を多用すること、など)を含意しているカテゴリーもあるため、特定の分類用語をとりあげてそれがジャンル名であるか否かを決めようとすると困難にぶつかる場合もある。 比較的長い期間、人々に用いられているジャンルがある一方、(例えば少なくとも古代ギリシア時代にまで遡ることのできる「悲劇」)時代の変化を捉えるべく新しいジャンル名が提案され、普及することもある。 映画については、あるジャンルに固定できる映画は多くはない。公開時(放送、リリース時)のセールスの仕方に従っているのが通例である。.

新しい!!: 古典楽器とジャンル · 続きを見る »

(きん、こと)とは、日本の伝統楽器。日本で「こと」と呼ばれる楽器は、(1)琴(きん)、(2)箏(そう)、(3)和琴 (わごん)、(4) 一絃琴 (須磨琴)、(5) 二絃琴 (八雲琴) がある。 (1)琴(きん)と(2)箏(そう)は混同されることがあるが、両者の違いは、(1)琴は弦を押さえる場所で音程を決める(和琴は柱を使う)。(2)箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節する。いずれも、指にはめた爪(ピック)または指(あるいは手の爪)で弦を弾いて音を出す。.

新しい!!: 古典楽器と琴 · 続きを見る »

琵琶

琵琶(びわ、, 特に日本のものは )は、東アジアの有棹(リュート属)弦楽器の一つ。弓を使わず、もっぱら弦をはじいて音を出す撥弦楽器である。古代において四弦系(曲頚琵琶)と五弦系(直頚琵琶)があり、後者は伝承が廃絶し使われなくなったが、前者は後に中国及び日本においていくつもの種類が生じて発展し、多くは現代も演奏されている。ヴェトナムにはおそらく明代に伝播した四弦十数柱のものが伝承され、ダン・ティ・バと呼ばれる。なお、広義には阮咸(げんかん)や月琴などのリュート属弦楽器も琵琶に含めることもある。 四弦系(曲頚)琵琶は、西アジアのウード、ヨーロッパのリュートと共通の起源を持ち、形もよく似ている。すなわち卵を縦に半分に割ったような形の共鳴胴に棹を付け、糸倉(ヘッド)がほぼ直角に後ろに曲がった形である。五弦系(直頚)琵琶はインド起源とされ、糸倉は曲がらず真っすぐに伸びている。正倉院に唯一の現物である「螺鈿紫檀五絃琵琶」(らでんしたんごげんのびわ、図参照)が保存されている。.

新しい!!: 古典楽器と琵琶 · 続きを見る »

笙(しょう)とは、雅楽などで使う管楽器の1つ。フリーリード類に属する。同様の楽器が東アジア各地に見られる。中国名・ション (Sheng)。.

新しい!!: 古典楽器と笙 · 続きを見る »

箏(そう)は、日本の伝統楽器。十三本の糸を有するが、十七絃箏など種々の多絃箏がある。箏は一面、二面(いちめん、にめん)と数える。弦楽器のツィター属に分類される。 一般的に、「箏(こと)」と呼ばれ、「琴(きん)」の字を当てることもあるが、「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く弦を押さえる場所で音程を決める。ただし、箏の柱(箏の駒)は「琴柱」とするのが一般的で(商品名も琴柱)、箏の台は琴台(きんだい)と必ず琴の字を使う。 箏 総象牙巻繰り甲の箏(金子誠次作).

新しい!!: 古典楽器と箏 · 続きを見る »

篳篥

篳篥(ひちりき)は、雅楽や、雅楽の流れを汲む近代に作られた神楽などで使う管楽器の1つ。吹き物。「大篳篥」と「小篳篥」の2種があり、一般には篳篥といえば「小篳篥」を指す。.

新しい!!: 古典楽器と篳篥 · 続きを見る »

音楽

音楽(おんがく、music)の定義には、「音による芸術」といったものから「音による時間の表現」といったものまで、様々なものがある。 音楽は、ある音を選好し、ある音を選好しない、という人間の性質に依存する。 音楽には以下の3つの要件がある。.

新しい!!: 古典楽器と音楽 · 続きを見る »

楽器

楽器(がっき、musical instrument)とは一般的には「音楽の素材としての音を発するための道具の総称下中直也(編) 『音楽大事典』 全6巻、平凡社、1981年」「音楽に使用される音を出す器具『音楽中辞典』 音楽之友社、1979年」とされる。.

新しい!!: 古典楽器と楽器 · 続きを見る »

日本伝統芸能

日本伝統芸能(にほんでんとうげいのう)は、日本に古くからあった芸術と技能の汎称。特定階級または大衆の教養や娯楽、儀式や祭事などを催す際に付随して行動化されたもの、または行事化したものを特定の形式に系統化して伝承または廃絶された、有形無形のものを言う。詩歌・音楽・舞踊・絵画・工芸・芸道などがある。.

新しい!!: 古典楽器と日本伝統芸能 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »