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公平な観察者

索引 公平な観察者

公平な観察者(こうへいなかんさつしゃ)とは、アダム・スミスによる人間観の概念である。これは人間が自己を客観的に見るために自らの胸中に持つ、利害関心を持たない人間である。これによって人間というのは自らを観察者と公平な観察者に分割し、物事を是認か否認かの裁決を下すようになるということである。人間というのは多くの人間と生活を共にしていることから、自分の感情や行為が多くの人間に是認されれば嬉しいもので否定されれば辛いとのこと。ゆえに人間というのは、自分自身が様々な人間の感情や行為を判断し、そして自らが様々な人間に自らの感情や行動を是認あるいは否定され、こうして公平な観察者の判断のあり方を学ぶようになるということである。そうして人間というのは、自分の感情や行為に対して公平な観察者ならばどのような判断を下すかを想像して、公平な観察者が是認するであろうものに合わせるようになるということである。.

8 関係: 人間判断力アダム・スミス生活行為自己概念感情

人間

人間(にんげん、英: human beingジーニアス和英辞典「人間」)とは、以下の概念を指す。.

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判断力

判断力(はんだんりょく)とは、物事について個人的な判断をなすことのできる能力のことである。それは、可能性、能力の問題でもあるといわれる。そこから、判断力の有無についての議論も生じてくる。 イマヌエル・カントの『判断力批判』がこの分野の古典としてよく知られている。カントの判断力は、Urteilskraftと標記し、これは純粋理性や実践理性に対置して用いられ、主に趣味的な判断をなすことのできる能力と理解されていた。つまり、判断力とはカントでは、正しい認識の能力ではなく、真偽を見抜く純粋理性と、何をなすべきか、ことの善悪を見抜く実践理性との間に橋を架けるような能力として考えられていたのである。 犯罪などで、この能力が劣っている人間は罰せられない、といったことが言われるが、哲学の分野でのこの用語の用法とはかならずしも整合していない。.

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アダム・スミス

アダム・スミス(Adam Smith、1723年6月5日 - 1790年7月17日)は、イギリスの哲学者、倫理学者、経済学者である。スコットランド生まれ。主著に倫理学書『道徳感情論』(1759年)と経済学書『国富論』(1776年)がある。.

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生活

生活(せいかつ)とは、広辞苑(第五版)によれば「生存して活動すること、生きながらえること」「世の中で暮らしてゆくこと」である。.

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行為

行為(こうい)とは、人が意志(意思)に基づいてすること。.

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自己

自己(じこ、)とは心理学において自分によって経験または意識される自分自身をいう。.

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概念

概念(がいねん、哲学では仏: notion、独: Begriffというが、日常的に仏: concept、独: Konzeptという。コンセプトは前記フランス語から由来している)は、命題の要素となる項(Terminus)が表すものであり、言い換えれば、それが言語で表現された場合に名辞(Terminus)となるものが概念である。 事象に対して、抽象化・ 普遍化してとらえた、思考の基礎となる基本的な形態として、脳の機能によってとらえたもの。.

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感情

感情(かんじょう)とは、ヒトなどの動物がものごとやヒトなどに対して抱く気持ちのこと。喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などがある(感情の一覧)。.

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