125 関係: A20/TNFAIP3、原発性胆汁性胆管炎、うつ病、半透膜、口内炎、双生児、吐き気、多形滲出性紅斑、多発性硬化症、大阪大学、大阪大学微生物病研究所、女性ホルモン、好中球、不眠症、中国語、中枢神経系、世界保健機関、一塩基多型、乳酸脱水素酵素、強皮症、後遺症、心タンポナーデ、心内膜炎、心筋炎、ミオパチー、ミコフェノール酸モフェチル、マクロファージ、ネフローゼ症候群、メトトレキサート、メタアナリシス、ラテン語、リンパ球、リツキシマブ、リウマチ学、レイノー病、ヘルペスウイルス、プレドニゾロン、ヒトゲノム、ヒト白血球型抗原、ヒドロキシクロロキン、ヒストン、ビリルビン、フェルティ症候群、ニューモシスチス肺炎、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン、ベーチェット病、喫煙、アポトーシス、アフェレーシス、アザチオプリン、...、ウイルス、エプスタイン・バール・ウイルス、エストロゲン、ギラン・バレー症候群、クオリティ・オブ・ライフ、コンピュータ断層撮影、シェーグレン症候群、シクロホスファミド、シクロスポリン、ステロイド系抗炎症薬、タンパク尿、タクロリムス、サイトメガロウイルス、円板状エリテマトーデス、内分泌器、免疫グロブリンG、光線過敏、B細胞、C反応性蛋白、皮膚筋炎、紫外線、紅斑、結核、統合失調症、痙攣、特定疾患、特異度、特発性血小板減少性紫斑病、白内障、白血球、遺伝子マーカー、遺伝的連鎖、非ステロイド性抗炎症薬、血小板、補体、視神経、髄膜炎、貧血、超音波検査、胸膜炎、赤血球、赤血球沈降速度、関節リウマチ、薬剤誘発性ループス、間質性肺炎、間質性膀胱炎、肝臓、肺血栓塞栓症、肺高血圧、脳梗塞、脂肪肝、膠原病、膜性増殖性糸球体腎炎、膜性腎症、膵炎、自己免疫疾患、自己免疫性溶血性貧血、自己抗体、腎不全、造血幹細胞移植、虚血性心疾患、PT、抗リン脂質抗体症候群、抗ds-DNA抗体、抗核抗体、抑うつ、染色体、核磁気共鳴画像法、汎血球減少、活性化部分トロンボプラスチン時間、混合性結合組織病、溶血性貧血、流産、浮腫、感度。 インデックスを展開 (75 もっと) »
A20/TNFAIP3
A20タンパク質のうちN末端側(OTUドメインを含む)の立体構造。 A20またはTNFAIP3(英:tumor necrosis factor alpha-induced protein 3)とは、A20(TNFAIP3)遺伝子にコードされるタンパク質である。NF-κBによるシグナルを強力に抑制する。近年、A20(TNFAIP3)が慢性炎症を背景とした悪性リンパ腫の発症に関わっているとされ注目されている。 この項目ではタンパク質をA20、遺伝子をA20(イタリック体)として区別する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとA20/TNFAIP3 · 続きを見る »
原発性胆汁性胆管炎
原発性胆汁性胆管炎(げんぱつせいたんじゅうせいたんかんえん、PBC:Primary biliary Cholangitis)とは、胆汁うったい(うっ滞)型の肝硬変を呈する疾患。旧来「原発性胆汁性肝硬変」と呼ばれていた。特定疾患治療研究事業対象疾患の一つ。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと原発性胆汁性胆管炎 · 続きを見る »
うつ病
うつ病(うつびょう、鬱病、欝病、Clinical Depression)は、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である。 『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版 (DSM-5) には、うつ病の診断名と大うつ病性障害(だいうつびょうせいしょうがい、Major depressive disorder)が併記されており、この記事では主にこれらについて取り上げる。これは1日のほとんどや、ほぼ毎日、2、3週間は抑うつであり、さらに著しい機能の障害を引き起こすほど重症である場合である。1 - 2年続く死別の反応、経済破綻、重い病気への反応は理解可能な正常な反応である場合がある。 有病者数は世界で3.5億人ほどで一般的であり、世界の障害調整生命年(DALY)において第3位(4.3%)に位置づけられる。しかし多くの国にて治療につながっておらず、先進国であろうと適切にうつ病と診断されていない事が多く、その一方ではうつ病と誤診されたために間違った抗うつ薬投与がなされている。WHOはうつ病の未治療率を56.3%と推定し(2004年)、mhGAPプログラムにて診療ガイドラインおよびクリニカルパスを公開している。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとうつ病 · 続きを見る »
半透膜
人工透析中の半透膜の図。赤は血液、青は透析した液体、黄色は膜 半透膜(はんとうまく、semipermeable membrane)とは一定の大きさ以下の分子またはイオンのみを透過させる膜である。半透膜を透過しない溶質と透過性を示す溶媒の系で、半透膜を介して2つの濃度の溶液を接すると、隔てて浸透圧が発生し溶媒のみが透過する。この現象を浸透と呼ぶ。理想的な半透膜の場合、浸透圧は溶液のモル濃度に比例し、この原理を用いて高分子などの分子量を測定することが可能である。 実際に用いられる膜は、古典的にはフェロシアン化銅の沈殿膜、コロジオン膜、あるいは膀胱膜などが用いられたが、今日では再生セルロース(セロファン)、アセチルセルロース、ポリアクリロニトリル、テフロン,ポリエステル系ポリマーアロイあるいはポリスルホンの多孔質膜が用いられる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと半透膜 · 続きを見る »
口内炎
口内炎(こうないえん、Oral ulcer)とは、口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称である。症候の一つ。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと口内炎 · 続きを見る »
双生児
ウィリアム・ブーグロー 双生児(そうせいじ)は同じ母親の胎内で同時期に発育して生まれた2人の子供である。いわゆる双子(ふたご)のことであり、多胎児の一種である。多胎児の中では一番多い。 受胎時の受精卵の数により、一卵性双生児(いちらんせいそうせいじ)と二卵性双生児(にらんせいそうせいじ)に大別される。 出産の時には数分程度の時間差で産まれることが多いが、中には数時間から数十日の間隔で生まれる場合もある(双子が一度の分娩で生まれるとは限らない)ので、誕生日・誕生年が異なってしまう兄弟姉妹もいる。 また日本では、かつて後から生まれた方を兄または姉、先に生まれた方を弟または妹として扱う慣習があったが、戸籍法上は生まれた順に記載する事となっている。 双子は多くの哺乳類(猫や羊、フェレットなど)で一般的に観察される出生形態の一つであり、例えば牛の双子発生率は1%から4%程度ある。ただし一般に犬猫の一腹の仔は双子等とは呼ばれず、単に兄弟として扱われる。双子受胎時の困難さを克服できる、あるいは管理することが出来ればより高利益を確保できるため、双子率を上昇させる研究も行なわれている。ただし、類人猿(ヒト上科)の多胎妊娠および多胎出産は非常に珍しい。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと双生児 · 続きを見る »
吐き気
吐き気(はきけ)とは、腹部上部に不快感を覚え、嘔吐したくなる症状を促す感覚である。嘔気(おうき)、悪心(おしん)ともいう。むかつきもこれに近い症状である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと吐き気 · 続きを見る »
多形滲出性紅斑
多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん、英 erytheme exudativum multiforme)とは、赤くなる皮疹のひとつ。真皮の浅い部分での血管拡張があり、充血して赤くみえる「紅斑」がみられる。血管周囲にフィブリンを代表とする炎症性蛋白の「滲出」があり、斑の硬化がある。環状紅斑、丘疹、水疱形成など形状はさまざまである。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと多形滲出性紅斑 · 続きを見る »
多発性硬化症
多発性硬化症(たはつせいこうかしょう、multiple sclerosis; MS)とは中枢性脱髄疾患の一つで、神経のミエリン鞘が破壊され脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多様な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患で、日本では特定疾患に認定されている指定難病である。 病名は、神経を包む組織(ミエリン鞘)が破壊されて生じる硬化が多数の領域で発生することに由来している メルクマニュアル家庭版。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと多発性硬化症 · 続きを見る »
大阪大学
文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと大阪大学 · 続きを見る »
大阪大学微生物病研究所
大阪大学 微生物病研究所(びせいぶつびょうけんきゅうじょ、Research Institute for Microbial Diseases, Osaka University、略称:微研かRIMD)は、大阪大学の附置研究所(共同利用・共同研究拠点)。1934年に設立された。古くから微生物病の研究を行っている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと大阪大学微生物病研究所 · 続きを見る »
女性ホルモン
女性ホルモン(じょせいホルモン、female hormones)とは、性ホルモンのうち女性の性腺に大きく関与しているホルモンである。 雌性ホルモン(しせいホルモン)ともいう。 卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(ゲスターゲン)の2種類があり、うち女性らしい体つきなどへの影響が大きいエストロゲンを特に指して女性ホルモンと呼ぶ場合もある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと女性ホルモン · 続きを見る »
好中球
好中球(こうちゅうきゅう、neutrophil、neutrophile)は、白血球の一種である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと好中球 · 続きを見る »
不眠症
不眠症(ふみんしょう、英:Insomnia, Hyposomnia)とは、必要に応じて入眠や眠り続けることができない睡眠障害である。それが持続し、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている場合に精神障害となる。 不眠症は、入眠や睡眠持続が難しかったり、睡眠の質が悪いといったことが続いているという特徴を持つ、いくつかの医学的な兆候と症状を伴う医学的また精神医学的な障害であると考えられている。不眠症では一般的に起床中の機能障害が続いている。不眠症はどの年齢でも起きるが、女性と高齢者ではより一般的であり、特に顕著なのは高齢者である。日本では60歳以上では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいる。 不眠症は、原発性と二次性、あるいは併存の不眠症に分類される。原発性不眠症とは、医学的、精神医学的また環境的な原因がない睡眠障害である。医学的、心理学的な原因を特定したり除外することが重要であり、二次性不眠症とは、身体疾患、精神障害、薬物の使用等によるものである。薬物誘発性不眠症の原因として最も多いのはカフェインであり、娯楽薬や処方薬も原因となりうる。 DSM-5とICSD-3では不眠症を原発性と二次性で分類するのをやめた。不眠症状が生じた原因の内容を問わず臨床症状から不眠症を診断する。不眠と精神疾患とが併存する場合、治療はその双方を標的にする必要がある。このため不眠症に並存疾患がある場合、2つの状態の因果関係を明らかにする必要はない。 睡眠の問題を抱える人にしばしば睡眠薬が用いられ、たまに使用されれば役立つが、定期的に長期的に用いた場合、薬物依存症や乱用につながることがあり。英国国民保健サービスにおいては睡眠薬の処方は最終手段であり、かつ数日-数週間の限定でなければならないとしている。豪州ガイドラインでは最大4週間である。日本ガイドラインでは、睡眠薬は現在の主流であり成人の20人に1人が服用しているが、ベンゾジアゼピン系のリスクベネフィット比の悪さと、エビデンスが乏しいまま抗精神病薬が適応外使用されている現状を危惧している。一部の不眠症患者では睡眠薬の長期服用する治療選択肢も許容されるが、「しかしながら難治性・治療抵抗性であることは無期限、無制限の処⽅を正当化するものではない」とし、可能な限り断薬を目指すべきであるとしている。認知行動療法には、医薬品と同様の有効性があり、また医薬品と異なり持続的な効果が判明している。しかし日本では、不眠症に対する認知行動療法は保険適応外となっている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと不眠症 · 続きを見る »
中国語
記載なし。
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと中国語 · 続きを見る »
中枢神経系
中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい、Central nervous system)とは、神経系の中で多数の神経細胞が集まって大きなまとまりになっている領域である。逆に、全身に分散している部分は末梢神経系という。脊椎動物では脳と脊髄が中枢神経となる。脊髄は背側の体腔に位置し、脳は頭蓋腔の中にある。どちらも髄膜に覆われている。また脳は頭蓋骨、脊髄は脊椎骨にも守られている。 中枢神経系の模式図。1:脳、2:中枢神経系、3:脊.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと中枢神経系 · 続きを見る »
世界保健機関
世界保健機関(せかいほけんきかん、World Health Organization, WHO、Organisation mondiale de la santé, OMS)は、人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国際連合機関)である。略称は英語式(WHO)と仏語式(OMS)で異なる。日本をはじめ多くの国では英語略称のWHO(ダブリュー・エイチ・オー)が多用される。(以下「WHO」と表記する。読みについては後述) 1948年設立。本部はスイス・ジュネーヴ。設立日である4月7日は、世界保健デーになっている。 WHOでは「健康」を「身体的、精神的、社会的に完全な良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」(WHO憲章前文)と定義しており、非常に広範な目標を掲げている。 そのために、病気の撲滅のための研究、適正な医療・医薬品の普及だけでなく、基本的人間要請 (basic human needs, BHN) の達成や健康的なライフスタイルの推進にも力を入れている。また組織の肥大化と共に企業との癒着構造が問題として指摘されている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと世界保健機関 · 続きを見る »
一塩基多型
ある生物種集団のゲノム塩基配列中に一塩基が変異した多様性が見られ、その変異が集団内で1%以上の頻度で見られる時、これを一塩基多型(いちえんき・たけい、SNP: Single Nucleotide Polymorphism)と呼ぶ。従って、対立遺伝子頻度がこれより低いときに使用するのは基本的に誤りで、そのような物は突然変異と呼ばれる(参照:多型)。ある一つの塩基が別の塩基に置換されて起きるため、一つのSNPには置換前と置換後の二種類の対立遺伝子しか見つからないことが多い。が、まれに3から4個の対立遺伝子があるSNPもある。複数形でSNPs(スニップスと発音)と呼ばれることもある。SNPの起源は中立進化説がいうように、種の分化後にランダムに発生したものだと考えられている。 SNPはSingle Nucleotide Poplymorphismの略とされているが、実際にこの用語が使用される場面では1塩基に限らず、2塩基から十数塩基程度の短い置換、挿入、欠失を含むデータを指している場合も多い。また、1%以上の頻度のものをSNPと呼ぶというルールも目安であり、現在では1%を閾値とする場合が多いが、5%が目安とされる場合もある。無作為抽出のサンプル数が少ない場合には、サンプリングをやりなおすと前回は1%以上であったSNPが1%以下になってしまうということもあり、厳密に1%という定義に意味があるわけではなく、commonに観察されることが期待される短い変異、程度の意味で使われることが多い。 ヒトの染色体にはおよそ30億の塩基対があるが、その配列は個人間(相同染色体間)で異なっている。その量は1000塩基に1つ程度である。SNP をDNAマーカーとして利用すると遺伝的背景を調べることができる他、原因遺伝子のわかっている遺伝病については、将来的な危険率も診断することができる。また、SNP を利用した連鎖解析や関連解析によって疾患関連遺伝子の特定が行えると期待されている。 検出法としては古くは制限酵素断片長多型法(RFLP法)が用いられたが、操作が煩雑で長時間を要する上、SNP部位近辺の塩基配列によっては解析不可能な場合が多いなど、臨床検査の現場で使用するには問題の多いことが指摘されてきた。そこで近年では、より簡便で汎用性のある手法としてInvader法、TaqMan PCR法、一塩基伸長法、Pyrosequencing法、Exonuclease Cycling Assay法など種々の方法が開発されている。 アルコールに対する強さなどの遺伝的な要因は、主にアルデヒドデヒドロゲナーゼ遺伝子(ALDH2)の SNP に依存することが知られている。臨床での応用が期待される遺伝子のSNPも近年多く見出されており、多くの薬剤代謝に関与する酵素チトクロームP450(CYP)のファミリーや抗結核薬イソニアジドの代謝に関与するN-acetyltransferase 2 (NAT-2)、経口抗凝固剤ワーファリンの効果の強さに大きく影響するCYP2C9とVKORC1などがそれである。これらの遺伝子にその酵素活性を低下させるようなSNPがあると、薬剤の血中濃度が長時間に渡って高く保たれた結果、効果が強く発現したり、有毒な中間代謝産物が蓄積されたりすることがある。また、薬剤がうまく働くことのできないようなSNPがあると、投薬量を増やすなどの処置が必要となる。そこで、投薬前にこのような遺伝子のSNPを検査し、その遺伝子の型から判断して適切な薬剤の投薬量を決定するなどして、副作用を回避し、効率的な治療効果を得ようとする医療、すなわち、遺伝情報による患者個々の体質に応じたより適切な医療は「テーラーメイド医療」、「オーダメイド医療」、あるいは「個別化医療」と呼ばれており、これによって患者が無用の副作用によって苦しむことが減り、また、無用な副作用への対処や不適切な投薬を減らすことによって医療費削減への効果も期待できる。このように、SNPを利用した診断の実用化と普及が大いに期待されている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと一塩基多型 · 続きを見る »
乳酸脱水素酵素
乳酸脱水素酵素(にゅうさんだっすいそこうそ、lactate dehydrogenase; LDH)は、ほぼ全ての生物に存在する酵素である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと乳酸脱水素酵素 · 続きを見る »
強皮症
強皮症(Scleroderma)は、全身の皮膚が硬くなる他、内臓にも病変を発症する原因不明の慢性疾患である。古典的五大膠原病のひとつ。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと強皮症 · 続きを見る »
後遺症
後遺症(こういしょう)とは、病気・怪我など急性期症状が治癒した後も、機能障害などの症状や傷痕が残ること。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと後遺症 · 続きを見る »
心タンポナーデ
心タンポナーデ(しんタンポナーデ、仏: tamponnade péricardique、英: cardiac tamponade、独: Perikardtamponade)とは、心臓と心臓を覆う心外膜の間に液体が大量に貯留することによって心臓の拍動が阻害された状態である。容易に心不全に移行して死に至るため、早期の解除が必須である。 特に外傷や大動脈解離の上行大動脈型等の大血管損傷が原因の場合、急速に死に至る可能性が高く、早期の診断と手術が必須であり、また手術に至った場合も救命率はきわめて低い。 上記以外の原因の場合は、心嚢穿刺にて排液を行えば症状は急速に消失する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと心タンポナーデ · 続きを見る »
心内膜炎
心内膜炎(しんないまくえん、)は心臓壁の内膜である心内膜の炎症。通常は(固有弁・人工弁を問わず)心臓弁が発症部位になるが、他に心室中隔、、心内膜の表面、心臓内デバイスで発生することもある。心内膜炎は、血小板、フィブリン、微生物のミクロコロニー、および少量の炎症細胞からなる塊の異常増殖 (vegetation) という典型的病変で特徴づけられる。急性の感染性心内膜炎の場合、異常増殖の中心に肉芽腫を持つ場合があり、それは繊維化あるいは石灰化している場合がある。 心内膜炎の分類には様々なパターンがある。最も単純なのが原因論によるもので、炎症の原因が微生物であるか否かによって「感染性」と「非感染性」に分ける方法である。いずれにせよ心内膜炎の診断は、臨床像、心エコーなどの検査、原因となる細菌の存在を確かめるための血液培養に基づいて行われる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと心内膜炎 · 続きを見る »
心筋炎
心筋炎(しんきんえん、myocarditis)は、感染症、中毒あるいは原因不明の心筋の炎症性変化。無症状のものから発熱、頻脈、呼吸困難などの臨床症状を示すものまである。特に急性心筋炎(acute myocarditis)は、特異的所見に乏しい上に急性の転帰をたどることから、臨床上重要である。大動脈解離やクモ膜下出血、急性喉頭蓋炎などとともに診断に苦慮する疾患のひとつとされている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと心筋炎 · 続きを見る »
ミオパチー
ミオパチー(ミオパシー、Myopathy)とは、「Myo-(筋肉)」と「-pathy(病、苦痛)」からなる単語であり、一般的には筋肉の疾患の総称を指し、非常に多くの病気を含んでいる。筋疾患の症状の大半は、筋肉(骨格筋)が萎縮することによっておこる筋力の低下である。筋肉が萎縮する原因には大まかに2つあるが、1つは筋肉自体に問題がある場合であり、もう1つは筋肉を動かす神経に問題がある場合である。前者を筋原性疾患(ミオパチー、Myopathies)といい、後者を神経原性疾患(ニューロパチー、Neuropathies)という。ミオパチーの中では筋ジストロフィー (Muscular Dystrophy)が非常に有名であり、ニューロパチーでは筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis、ALS)がよく知られている。いずれも極度の筋力低下を伴う重篤な難病である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとミオパチー · 続きを見る »
ミコフェノール酸モフェチル
ミコフェノール酸モフェチル(Mycophenolate mofetil)とは、(E)-6-(1,3-ジヒドロ-4-ヒドロキシ-6-メトキシ-7-メチル-3-オキソ-5-イソベンゾフラニル)-4-メチルヘキセン酸 2-(4-モルフォリニル)エチルエステルのことである。免疫抑制剤のプロドラッグ。代謝拮抗薬に分類される薬剤でもあり、細胞において核酸の材料の1つであるプリン塩基の(生体内でプリン塩基を新たに作り出すこと)を阻害する。片仮名表記ではマイコフェノール酸モフェチルなどと書かれることもある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとミコフェノール酸モフェチル · 続きを見る »
マクロファージ
マクロファージ(Macrophage, MΦ)は白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性の食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす。とくに、外傷や炎症の際に活発である。また抗原提示細胞でもある。免疫系の一部を担い、免疫機能の中心的役割を担っている。 名称は、ミクロファージ(小食細胞)に対する対語(マクロ⇔ミクロ)として命名されたが、ミクロファージは後に様々な機能を持つリンパ球などとして再分類されたため、こちらのみその名称として残った。大食細胞、大食胞、組織球ともいう。 貪食細胞は、狭義にはマクロファージを意味するが、広義には食細胞を意味する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとマクロファージ · 続きを見る »
ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群(ネフローゼしょうこうぐん、)は、高度の蛋白尿により低蛋白血症を来す腎臓疾患群の総称である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとネフローゼ症候群 · 続きを見る »
メトトレキサート
メトトレキサート(Methotrexate)は、葉酸代謝拮抗機序をもち免疫抑制剤に分類される薬剤である。抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)、抗リウマチ薬、妊娠中絶薬などとして使用される。商品名は、抗がん剤としては、メソトレキセート (販売: ファイザー)、抗リウマチ薬としては、リウマトレックス(同左)など。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとメトトレキサート · 続きを見る »
メタアナリシス
メタアナリシス(meta-analysis)とは、複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのための手法や統計解析のことである。メタ分析、メタ解析とも言う。ランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシスは、根拠に基づく医療において、最も質の高い根拠とされる。 メタアナリシスという言葉は、情報の収集から吟味解析までのシステマティック・レビューと同様に用いられることがある。厳密に区別する場合、メタアナリシスはデータ解析の部分を指す。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとメタアナリシス · 続きを見る »
ラテン語
ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとラテン語 · 続きを見る »
リンパ球
リンパ球(リンパきゅう、lymphocyte)は、脊椎動物の免疫系における白血球のサブタイプの一つである。リンパ球にはナチュラルキラー細胞(NK細胞。細胞性、細胞傷害性において機能する)、T細胞(細胞性、細胞傷害性)、B細胞(液性、抗体による適応免疫)がある。これらはリンパ中で見られる主要な細胞種であり、そこからリンパ球と呼ばれる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとリンパ球 · 続きを見る »
リツキシマブ
リツキシマブ(Rituximab)は、抗ヒトCD20ヒト・マウスキメラ抗体からなるモノクローナル抗体であり、その製剤は分子標的治療薬のひとつとして抗がん剤・免疫抑制剤などとして使用されている。製剤としてのリツキシマブが注射剤であり、日本はリツキサン(Rituxan)の商品名で全薬工業および中外製薬から発売されている。 リツキシマブは2011年には金額ベースにおいて世界でベストセラーの抗がん剤となっている。この背景には各国での治療適応疾患の拡大のほか、薬剤価格が高価であることがあり、日本でも1瓶(500mg/50mL)あたりの薬価(保険適用前)が約21万円(2008年薬価改正時点)に設定されている。2015年の全世界売上高は全医薬品で5位、抗がん剤では1位であった。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとリツキシマブ · 続きを見る »
リウマチ学
リウマチ学(リウマチがく、rheumatology)は、関節痛などを主な症状とする膠原病・リウマチ関連疾患を主に研究診療する、内科学から発展していった医学の一分野である。整形外科学と連携して治療にあたる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとリウマチ学 · 続きを見る »
レイノー病
レイノー病(レイノーびょう、Raynaud's disease)あるいはレイノー症候群(Raynaud syndrome、RS)とは、レイノー現象を主徴とする症候群である。原因の明らかでない原発性のものと膠原病に合併する二次性のものと区別される。 寒冷時や冷水につかったときに四肢末梢部、とくに両手指が対称的に痛み、しびれ感とともに蒼白、あるいはチアノーゼなどの虚血症状をきたす場合で、若年女子に多発する。原因は明らかでない。1862年に状態を記述したフランスの医師モーリス・レイノー(:fr:Maurice Raynaud (médecin))に因む。 強皮症、混合性結合組織病、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、多発性筋炎、皮膚筋炎の患者でもレイノー現象が認められる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとレイノー病 · 続きを見る »
ヘルペスウイルス
ヘルペスウイルスは2本鎖DNAをゲノムとするDNAウイルスのうち、T数16のカプシドがエンベロープに包まれ直径200nm程度の球状粒子を形作るものの総称。ウイルスの分類上はヘルペスウイルス目(ヘルペスウイルスもく、Herpesvirales)をあてる。単にヘルペスと呼ぶこともあるが、これは本来このウイルスが引き起こす疱疹のことである。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとヘルペスウイルス · 続きを見る »
プレドニゾロン
プレドニゾロン(prednisolone)は、コルチゾールから作製された合成副腎皮質ホルモン製剤副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)に関する研究は、1950年度ノーベル生理学・医学賞を受賞しているであり、1955年(昭和30年)に塩野義製薬とアメリカのシェリング社が技術援助契約を締結する事で日本国内に初めて導入されたステロイド系抗炎症薬である。ステロイドは、抗炎症作用や免疫抑制作用などの薬理作用を有しており、様々な疾患の治療に幅広く用いられている。つまり、臨床各科において最も重要な薬剤の一つである。ちなみに、日本の診療ガイドラインや治療指針あるいは手引きを調べてみると、ステロイドが治療薬の一つとして記載されているガイドラインなどは70余りに上っている。商品名プレドニンなど。 炎症の原因に関係なく炎症反応を抑制し、炎症のすべての過程において有効である。非常に広範な疾患を抑えることができるので数え切れないほど多くの疾患に適用になり、ほとんどの診療科で使われる。また炎症抑制作用だけでなくリンパ球を破壊するので異常リンパ球が増える疾患である急性リンパ性白血病や悪性リンパ腫では欠かすことができず、リンパ球が関係するなど自己免疫疾患、アレルギー性疾患、移植片拒絶反応の治療でも用いられる。 他にプレドニゾロンが使用される疾患は急性炎症、慢性炎症、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、ショック、痛風、メニエール病、突発性難聴、急性白血病、ネフローゼ症候群、移植片拒絶反応など枚挙にいとまがないほどである。しかし副作用も多彩で、免疫機能低下およびそれによる感染症、副腎皮質機能不全、クッシング症候群、胃潰瘍、神経症状、精神症状、骨粗鬆症、白内障、Naおよび体液貯留(むくみ)、食欲増進、脂肪の異常沈着、ムーンフェイス(脂肪が付いて顔が丸くなる)、傷の治りが悪い、いらいら感、不眠その他枚挙に暇がない程である。 数え切れないほどの多数の疾患に非常に良く効くことと多彩な副作用は表裏一体でもある。 長期間プレドニゾロンを使用した場合、急に止めるとさまざまな離脱症状があるため、時間をかけて徐々に減薬していかないとならない(短期的な使用ならば、いきなり断薬した方が良い)。 ドーピングテストにおいては禁止薬物の一つに指定される物質である。 WHO必須医薬品モデル・リストに収載されている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとプレドニゾロン · 続きを見る »
ヒトゲノム
ヒトゲノムは、その名の通りヒト (Homo sapiens) のゲノム、すなわち、遺伝情報の1セットである。ヒトゲノムは核ゲノムとミトコンドリアゲノムから成る。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとヒトゲノム · 続きを見る »
ヒト白血球型抗原
ヒト白血球型抗原(ヒトはっけっきゅうがたこうげん、Human Leukocyte Antigen; HLA)とはヒトの主要組織適合遺伝子複合体のことである。白血球の血液型と言えるものであり、一般的に血液型というとA,O,AB,B型といった赤血球の型を指すが、HLA型は白血球の型を示している。ただし、白血球以外にもHLAは存在するため、現在ではヒト白血球型抗原の名称で呼ばれることはほとんどなく、HLAと略して呼ばれる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとヒト白血球型抗原 · 続きを見る »
ヒドロキシクロロキン
ヒドロキシクロロキン(Hydroxychloroquine)は抗マラリア剤かつ全身性・皮膚エリテマトーデス治療薬である。海外では関節リウマチの炎症の軽減にも用いられる(参照)。商品名プラケニル。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとヒドロキシクロロキン · 続きを見る »
ヒストン
ヒストン(histone)は、真核生物のクロマチン(染色体)を構成する主要なタンパク質である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとヒストン · 続きを見る »
ビリルビン
ビリルビン(英: Bilirubin)は、(以前はヘマトイジン(hematoidin、類血素)とも言われた)黄色のヘムの通常の分解代謝物である。ヘムはヘモグロビンの構成物であり、赤血球の主要構成物の一つである。ビリルビンは、胆汁または尿から排出され、異常な濃度上昇は何らかの疾病を指し示している。ビリルビンは、痣の黄色の原因物質であり、黄疸により黄色く変色が起こる原因物質である。 ビリルビンは、ゴクラクチョウカ科の数種の植物からも発見されている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとビリルビン · 続きを見る »
フェルティ症候群
フェルティ症候群(Felty's Syndrome)は関節リウマチ、脾腫、白血球減少を三徴候とする疾患のこと病気がみえるVol.6 メディックメディア社発行 ISBN 978-4-89632-309-2。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとフェルティ症候群 · 続きを見る »
ニューモシスチス肺炎
ニューモシスチス肺炎(ニューモシスチスはいえん、Pneumocystis pneumonia、PCP)は、酵母様真菌であるニューモシスチス・イロベチイ (Pneumocystis jirovecii) によって引き起こされる肺炎である。正常な免疫能力を持つ場合発症することは希であり、化学療法やステロイド剤長期内服、後天性免疫不全症候群(AIDS)などによる免疫低下時に発症する、日和見感染症の一つである。以前はプネウモキスチス・カリニ(ニューモシスチス・カリニ Pneumocystis carinii)による肺炎とされ、「カリニ肺炎」と呼ばれた。しかし、ラットから見つかったニューモシスチス・カリニ(「カリニ」は病原体発見に貢献したにちなむ)と、ヒトで肺炎をおこすニューモシスチスは異なる種類であることが判明し、ヒトに病原性をもつニューモシスチスは、1952年にニューモシスチスが肺炎を起こすことを報告したチェコの寄生虫学者への献名である Pneumocystis jirovecii に命名し直され、これによる肺炎はニューモシスチス肺炎に名称変更された。なお略号はニューモシスチス・カリニ肺炎の時の略号のまま、PCPを用いる(Pneumocystis cariniii pneumoniaの略からPneumocystis pneumoniaの略となった)。 またニューモシスチス・イロベチイは以前原虫に分類されていたが、遺伝子解析の結果、真菌の一種(子嚢菌門タフリナ菌亜門)であると判明した。なお、現在でもニューモシスチスの体外での人為的増殖は実現しておらず、研究においてはラットに感染させることが必要である。治療をしないと致死的な疾患である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとニューモシスチス肺炎 · 続きを見る »
ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン
『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』(英語:The New England Journal of Medicine、略称:N Engl J Med または NEJM)は、マサチューセッツ内科外科学会によって発行される、英語で書かれた査読制の医学雑誌である。継続して発行されている医学雑誌のうちでは世界で最も長い歴史を誇り、また世界で最も広く読まれ、最もよく引用され、最も影響を与えている一般的な医学系定期刊行物となっている 。日本版は1997年より南江堂から発行されている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン · 続きを見る »
ベーチェット病
ベーチェット病(ベーチェットびょう、)は再発・寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患で、自己免疫疾患の一つ。古典的な膠原病には含まれないものの、膠原病類縁疾患と呼ばれる。近年、その本体は血管炎であると考えられている。発病年齢は男女とも10代後半〜40歳に多く、30歳前半にピークを示す。なおページェット病(パジェット病/Paget disease)は別の病気である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとベーチェット病 · 続きを見る »
喫煙
喫煙 喫煙(きつえん)は、タバコの葉を乾燥・発酵などの工程を経て加工した嗜好品に火をつけて、くすぶるように燃焼させ、その(不可視な)燃焼ガスと、煙を吸引する行為である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと喫煙 · 続きを見る »
アポトーシス
アポトーシス、アポプトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。ネクローシス(necrosis)の対義語として使われる事が多い。 Apoptosis の語源はギリシャ語の“”, apoptosis アポプトーシス:「apo-(離れて)」と「ptosis(下降)」に由来し、「(枯れ葉などが木から)落ちる」という意味である。英語ではと発音されるが、この語が最初に提唱された論文では2番目のpを黙字としている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとアポトーシス · 続きを見る »
アフェレーシス
アフェレーシス(apheresis)はギリシア語の「分離」を意味する言葉であり、血液から目的の成分を分離し「抽出する」または「排出する」の二つの側面からなる。前者は「血小板のみ」「血漿のみ」を抽出する成分献血、および末梢血中に出現した造血幹細胞を分離・抽出する末梢血幹細胞採取が該当し、後者はいわゆる透析を始めとする血液浄化療法であり、血漿交換(plasma exchange、PE)、二重濾過法(double filtration plasmapheresis、DFPP)、血漿吸着療法(plasma adsorption、PA)、直接血液灌流法(direct hemoperfusion、DHP)、白血球除去療法などが知られている。後者のアフェレーシスの基本治療は血漿交換であり、置換液を減らす目的で二重濾過法、血漿吸着療法などが開発された経緯がある。適応としては、血管内の液性因子が病態に関与している疾患であること、その液性因子が血漿交換により除去されること、アフェレーシスにより臨床的に改善することが証明されていることなどの条件を満たす必要があり、保険適応で制限されている。これは血液製剤が非常に高価であることに起因する。 PE、DFPP、PAの3つのアフェレーシスではPA、DFPP、PEの順に除去物質の特異性は低くなる。病因関連物質が特定されている疾患で保険適応があればDFPPやPAを、病因関連物質が特定されていない場合や凝固因子などの補充が必要な場合はPEが選択される。欧米では自己免疫性神経疾患の治療にPEが選択されることが多いが、日本ではDFPPやPAの報告が多い。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとアフェレーシス · 続きを見る »
アザチオプリン
アザチオプリン(Azathioprine)とは免疫抑制薬の一つである。アザチオプリンはプロドラッグであり、グルタチオンなどと反応して、メルカプトプリンを生成する。メルカプトプリンはプリンヌクレオチドの合成を阻害するため、結果としてDNA合成を抑制する。 日本での製品名はイムラン(グラクソ・スミスクライン)、アザニン(田辺三菱製薬)。 1962年バローズ・ウェルカム研究所にてジョージ・ヒッチングスとガートルード・エリオンにより開発された。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとアザチオプリン · 続きを見る »
ウイルス
ウイルス()は、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞をもたないので、非生物とされることもある。 ヒト免疫不全ウイルスの模式図.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとウイルス · 続きを見る »
エプスタイン・バール・ウイルス
プスタイン・バール・ウイルス(エプスタイン・バーウイルスとも、Epstein-Barr virus、EBウイルス)とは、ヘルペスウイルス科に属するウイルスの一種。学名はヒトヘルペスウイルス4型(Human herpesvirus 4、HHV-4)と変更されたが、今なお旧称が広く用いられている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとエプスタイン・バール・ウイルス · 続きを見る »
エストロゲン
トロゲン(Estrogen, Oestrogen, Estrogene)は、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類からなり、ステロイドホルモンの一種。一般にエストロジェン、卵胞ホルモン、または女性ホルモンとも呼ばれる。 エストロゲン(Estrogen)の語源は、ギリシャ語の“estrus(発情)”と、接尾語の“-gen(生じる)”から成り立っており、エストロゲンの分泌がピークになると発情すると言われたことに由来する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとエストロゲン · 続きを見る »
ギラン・バレー症候群
ラン・バレー症候群(ギラン・バレーしょうこうぐん、Guillain-Barré syndrome)は、急性・多発性の根神経炎の一つで、主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入らなくなる病気である。重症の場合、の呼吸不全を来し、この場合には一時的に気管切開や人工呼吸器を要するが、予後はそれほど悪くない。日本では厚生労働省の治療研究(難治性疾患克服研究事業)の対象となっているが、医療給付(難病医療費助成制度)の対象ではない。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとギラン・バレー症候群 · 続きを見る »
クオリティ・オブ・ライフ
リティ・オブ・ライフ(quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。 またQOLには国家の発展、個人の人権・自由が保障されている度合い、居住の快適さとの関連性も指摘される。 したがってクオリティ・オブ・ライフは、個人の収入や財産を基に算出される生活水準(standard of living)とは分けて考えられるべきものである。 クオリティ・オブ・ライフと対比される概念として、クオリティ・オブ・デス(quality of death、QOD、死の質)がある。 なお以下においては「医療上におけるクオリティ・オブ・ライフ」について述べる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとクオリティ・オブ・ライフ · 続きを見る »
コンピュータ断層撮影
ンピュータ断層撮影(コンピュータだんそうさつえい、、略称:)は、放射線などを利用して物体を走査しコンピュータを用いて処理することで、物体の内部画像を構成する技術、あるいはそれを行うための機器。 「断層撮影」の名前のとおり、本来は物体の(輪切りなどの)断面画像を得る技術であるが、これらの検査技術は単に断面画像として用いられるのみでなく、画像処理技術向上によって任意断面画像再構成 (Multi-planar Reconstruction, MPR) や曲面を平面に投影するCurved-MPR (またはCurved-planar Reconstruction)、最大値投影像(Maximum Intensity Projection, MIP)、サーフェスレンダリングやボリュームレンダリングなどの3次元グラフィックスとして表示されることも多くなり、画像診断技術の向上に寄与している。 広義の「CT」には、放射性同位体を投与して体内から放射されるガンマ線を元に断層像を得るポジトロン断層法PET)や単一光子放射断層撮影(SPECT)、また体外からX線を照射するものの180度未満のX線管球と同期する検出器の回転、または平行移動によって限られた範囲の断層像を得るX線トモシンセシスなどが「CT」の一種として挙げられる。しかし、一般的に「CT」と言った場合、ほぼ常に最初に実用化されたX線を利用した180度以上のX線管球と検出器の回転によって断層像を得るCTのことを指すようになっている。また、単に「CT」と言った場合には、円錐状ビームを用いるコーンビームCTではなく、扇状ビームを用いるファンビームCTを指す。後述する、1990年台以降発展した多列検出器CTは厳密に言えば、頭足方向に幅を持った角錐状ビームを用いるコーンビームCTであるが、実用上はファンビームCTとして扱う。 本項では主に、被験体の外からX線の扇状ビームを、連続的に回転しながら螺旋状に、もしくは回転しながら断続的に照射することにより被験体の断層像を得る事を目的とした、CT機器およびその検査について記述する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとコンピュータ断層撮影 · 続きを見る »
シェーグレン症候群
ェーグレン症候群(Sjögren's syndrome)とは、涙腺の涙分泌や、唾液腺の唾液分泌などが障害される自己免疫疾患の一種。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとシェーグレン症候群 · 続きを見る »
シクロホスファミド
ホスファミド(Cyclophosphamide, 略称: CPA)は、アルキル化剤に分類される抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)、免疫抑制剤である。製造販売元は塩野義製薬で、商品名はエンドキサン (Endoxan)。 初の抗がん剤ナイトロジェンマスタードの誘導体としてドイツ(現・バクスター社)で開発され、同じく日本で開発されたナイトロジェンマスタード誘導体・ナイトロミンに代わって広く用いられることになった。プロドラッグであり、肝臓で代謝され、活性を持つようになる。 水やエタノールに可溶のアルキル化剤で、DNA合成を阻害する。また、抗体産生中のBリンパ球の増殖を妨げるので、免疫抑制作用があり、臓器移植時の拒絶反応を抑える免疫抑制剤として使われるほか、膠原病(全身性エリテマトーデス、血管炎症候群、多発血管炎性肉芽腫症など)の治療の際のエンドキサンパルス療法等で使用する事もある。 世界保健機関の下部組織によるIARC発がん性リスク一覧のグループ1に属する。ヒトに対する発癌性の十分な証拠がある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとシクロホスファミド · 続きを見る »
シクロスポリン
ポリン(Ciclosporin(INN・)またはサイクロスポリン(Cyclosporine(USAN)、Cyclosporin(旧BAN))とは、真菌が産生する環状ポリペプチド抗生物質の一つである。D-アミノ酸を1つ含む11のアミノ酸からなる。商品はサンディミュン、ネオーラルなど。WHO必須医薬品モデル・リストに収載されている。世界保健機関の下部組織によるIARC発がん性リスク一覧のグループ1に属する。ヒトに対する発癌性の十分な証拠がある。 1969年にノルウェーの土壌に含まれていたTolypocladium inflatum から発見された。 Tリンパ球によるインターロイキン-2,4,5,13やインターフェロン-γなどのサイトカイン転写を特異的かつ可逆的に抑制し、ひいてはサイトカイン産生と遊離を抑制する。これはカルシニューリンによる細胞内情報伝達阻害による。臓器移植による拒絶反応の抑制や自己免疫疾患の治療に使用される。 副作用として、腎機能障害(腎毒性と呼ばれ、特にクレアチニン値上昇)、高血圧、多毛、歯肉増殖症などがある。 2008年10月、アトピー性皮膚炎の治療薬にシクロスポリンが追加承認された。点眼薬として春季カタルの治療薬として用いられる。獣医学領域では犬の乾性角結膜炎の治療にも使用される。腎毒性があり、副作用として神経症状を示すことがある。臓器移植された患者が出産する例もあり、シクロホスファミドやメトトレキサート等に比べ、生殖細胞への影響が少ない。 シクロホスファミドのようなアルキル化剤やメトトレキサートのような葉酸代謝拮抗剤のようなDNAへの傷害性は少ないため、催奇形性は軽減されている。 サンディミュンは疎水性(トウモロコシ油に溶解)であるため、消化液の中では大きな油滴となり、吸収には胆汁酸による乳化が必要であるので、食事の内容やタイミング、胆汁酸分泌量による影響から、吸収にはバラツキがあった。ネオーラルはoil in water (o/w) 型マイクロエマルジョンとなるよう界面活性剤などを配合したものであり、吸収が安定するような製剤技術を用いた製品である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとシクロスポリン · 続きを見る »
ステロイド系抗炎症薬
テロイド系抗炎症薬(ステロイドけいこうえんしょうやく、SAIDs:Steroidal Anti-Inflammatory Drugs、セイズ)とは、医薬品である。医療現場ではステロイドと略されることが多い。主な成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が含まれており、抗炎症作用や免疫抑制作用などを期待して用いられる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとステロイド系抗炎症薬 · 続きを見る »
タンパク尿
タンパク尿(たんぱくにょう、proteinuria)は、タンパク質を高濃度に含んだ尿であり、病的なものと生理的なものがある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとタンパク尿 · 続きを見る »
タクロリムス
記載なし。
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとタクロリムス · 続きを見る »
サイトメガロウイルス
イトメガロウイルス(Cytomegalovirus, CMV)は、宿主細胞の核内に光学顕微鏡下で観察可能な「フクロウの目(owl eye)」様の特徴的な封入体を形成することを特徴とするヘルペスウイルスの総称である。ウイルスの分類上はサイトメガロウイルス属とし、この場合ヒトを含む霊長類を宿主とするものに限るが、総称としては近縁で齧歯類を宿主とするマウスサイトメガロウイルス(MCMV, ムロメガロウイルス属, Muromegalovirus)も含める。ヒトに感染するのはヒトサイトメガロウイルス(HCMV, Human herpesvirus 5, HHV-5)で、これはヒト以外の動物には感染しない。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとサイトメガロウイルス · 続きを見る »
円板状エリテマトーデス
円板状エリテマトーデス(えんばんじょうエリテマトーデス、円板状紅斑性狼瘡、英: discoid lupus erythematosus:DLE)または慢性円板状エリテマトーデスとは、日光露出部である頭部、顔面、四肢などに好発する原因不明の皮膚疾患であり類円形ないし不整形の鱗屑を伴う紅斑(円板状疹、ディスコイド疹)を特徴とする。全身性エリテマトーデス(SLE)と異なり皮膚症状のみ出現する皮膚限局性エリテマトーデス(CLE)の1つであり全身の臓器障害は見られないが、一部SLEへ移行する場合がある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと円板状エリテマトーデス · 続きを見る »
内分泌器
内分泌器(ないぶんぴつき、endocrine organ)とは、多細胞生物、特に動物において、ホルモンを分泌する器官のこと。ホルモンを分泌する腺なので、内分泌腺(ないぶんぴつせん、endocrine gland)ともいう。それらをまとめて、内分泌器系または内分泌系、液体調整系生化学辞典第2版、p.946-947 【内分泌系】(endocrine system)とも呼ぶ。内分泌器の共通の特徴として、ホルモンを分泌する細胞が存在すること、分泌したホルモンは血液中に溶け出して全身を回るため、器官内に血管(毛細血管)が発達していること、またホルモンの分泌量をそのときの体にあわせた量に調節するため、その器官そのものも別のホルモンの作用を受けること、などがある。内分泌器の機能的な性質から、内分泌器は体内で特にくっついて存在する傾向はなく、お互いに血管以外では接続されていないのは、他の器官系とは異なる。内分泌器を含む内分泌系を扱う学問を内分泌学という生化学辞典第2版、p.947 【内分泌学】.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと内分泌器 · 続きを見る »
免疫グロブリンG
免疫グロブリンG(めんえきグロブリンG、Immunoglobulin G、IgG)は単量体型の免疫グロブリンで、2つの重鎖γと2つの軽鎖からなっている。それぞれの複合体は2つずつの抗原結合部位を持っている。免疫グロブリンの中では最も数の多いものである。ヒトの血清の免疫グロブリンの75%を占め、体中の血液、組織液に存在する。 鳥類のIgGはしばしばIgYと呼ばれ、血清と卵黄の中に見られる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと免疫グロブリンG · 続きを見る »
光線過敏
光線過敏(こうせんかびん)とは、光線の照射によって被照射部に丘疹、紅斑、水疱、膨疹などの皮膚症状を呈したり、光線が関節炎、気管支炎の原因となる疾患。光線過敏症とも呼ばれる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと光線過敏 · 続きを見る »
B細胞
B細胞(ビーさいぼう、B cell、B lymphocyte)はリンパ球の一種である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとB細胞 · 続きを見る »
C反応性蛋白
C反応性蛋白(-はんのうせいたんぱく、C-reactive protein)は、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れるタンパク質。肺炎球菌のC多糖体と結合するためこの名がある。CRPと略称される。C反応性蛋白は細菌の凝集に関与し、補体の古典的経路を活性化する作用を有する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとC反応性蛋白 · 続きを見る »
皮膚筋炎
膚筋炎(ひふきんえん、Dermatomyositis; DM)は自己免疫疾患の一種である。慢性疾患であり、膠原病の1つとして分類されている。横紋筋が冒される特発性炎症性筋疾患の一つであり、他には多発筋炎(PM)がある。両者は皮膚症状の有無によって区別されるが、そもそも基本的に疾患が異なるとする考えもある。他の膠原病においてもしばしば本症と同様の筋炎の臨床および病理所見が伴うことがある。なお、略称のDMは糖尿病と共通しており、また糖尿病のほうが有名であるため、うかつに略称で話すと勘違いされる可能性がある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと皮膚筋炎 · 続きを見る »
紫外線
紫外線(しがいせん、ultraviolet)とは、波長が10 - 400 nm、即ち可視光線より短く軟X線より長い不可視光線の電磁波である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと紫外線 · 続きを見る »
紅斑
紅斑()とは毛細血管拡張などが原因で皮膚表面に発赤を伴った状態をいう。同部を圧迫すると消失する。皮膚温度の上昇はないが、より深部の動脈の拡張の合併があれば皮膚温は上昇する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと紅斑 · 続きを見る »
結核
結核(けっかく、Tuberculosis)とは、マイコバクテリウム属の細菌、主に結核菌 (Mycobacterium tuberculosis) により引き起こされる感染症Kumar, Vinay; Abbas, Abul K.; Fausto, Nelson; & Mitchell, Richard N. (2007).
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと結核 · 続きを見る »
統合失調症
統合失調症(とうごうしっちょうしょう)またはスキゾフレニア(Schizophrenie、Schizophrénie、Schizophrenia、SZ)とは、思考、知覚、感情、言語、自己の感覚、および行動における他者との歪みによって特徴付けられる症状を持つ精神障害の一つ。一般的には幻聴、幻覚、異常行動などを伴うが、罹患者によって症状のスペクトラムも多様である。エミール・クレペリン、オイゲン・ブロイラー、クルト・シュナイダーが共通して挙げている当該疾患の特徴的で頻発の症状は「思考途絶(連合障害)」と「思考化声(自生思考)」である。日本では2002年(平成14年)まで、精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼ばれていた。 統合失調症は、精神病理学あるいは臨床単位上の精神障害の診断・統計カテゴリーの一つである。この疾患群は、自閉症状と連合障害(認知障害)を基礎疾患とする複数の脳代謝疾患群と考えられている。各症状が同根の神経生物学的基礎を有するか否かは、現在のところ全く不明である。発症のメカニズムや根本的な原因は解明されておらず、また、単一の疾患ではない可能性が指摘されており、症候群である可能性がある。様々な仮説が提唱されているものの、未だに決定的な定説の確立を見ない。 有病者数は世界で2,100万人(男性1,200万人、女性900万人)ほどで、患者は一般人口より死亡率が2.0 - 2.5倍ほど高い。成人の年間有病率は0.1 - 7.5%、生涯有病率は0.1 - 1.8%と世界保健機関は報告している。世界の障害調整生命年()のうち約1%を占める。日本では71万3千人の患者がいると推計されている。 精神疾患としては深刻なもの(Severe mental disorder)に位置づけられるが、治療可能な病気でありながら、患者の大部分(2人に1人)は受診につながっていない。この疾患の担当診療科は精神科であり、精神科医が診療に当たる。世界保健機関は、低中所得国を対象とした改善計画 を開始し、クリニカルパスおよび診療ガイドラインを作成し公開している。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと統合失調症 · 続きを見る »
痙攣
痙攣(けいれん、convulsion)とは、不随意に筋肉が激しく収縮することによって起こる発作。痙攣のパターンは多種多様であるが、大きく全身性の場合と体の一部分である場合とに分けることができる。 痙攣を新規に発症した場合には、医療機関を受診することが重要である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと痙攣 · 続きを見る »
特定疾患
特定疾患(とくていしっかん)とは、日本において 厚生労働省が実施する難治性疾患克服研究事業の臨床調査研究分野の対象に指定された疾患(2012年現在、130疾患)である。都道府県が実施する特定疾患治療研究事業の対象疾患(2009年10月1日現在、56疾患)は、国の指定する疾患については特定疾患から選ばれており、当事業の対象疾患をさして特定疾患ということもある。 現在は、2014年(平成26年)に、難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)が成立し、特定疾患から指定難病に移行している。2018年現在、131疾患、約150万人。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと特定疾患 · 続きを見る »
特異度
特異度(とくいど)とは、臨床検査の性格を決める指標の1つで、ある検査について「陰性のものを正しく陰性と判定する確率」として定義される値である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと特異度 · 続きを見る »
特発性血小板減少性紫斑病
特発性血小板減少性紫斑病(とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう、、ITP)は、何らかの要因によって、血小板の減少を呈する一群を指す。 特定疾患として認定された、厚生労働省の指定難病医療費等助成対象疾病である。 膠原病、再生不良性貧血、薬剤等の血小板減少を来たす原因が除外されて診断される。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと特発性血小板減少性紫斑病 · 続きを見る »
白内障
白内障(はくないしょう、cataract)は、目の疾患の一つ。 水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる。以前は「」と呼ばれていた。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと白内障 · 続きを見る »
白血球
走査型電子顕微鏡写真。左から赤血球、血小板、白血球(リンパ球)色は画像処理でつけたもので、実際の色ではない 白血球(はっけっきゅう、あるいは)は、広義には生体防御に関わる免疫担当細胞を指す。しかしながら、血液に含まれる細胞成分や、骨髄系前駆細胞から分化する免疫担当細胞(好中球をはじめとした顆粒球、単球、樹状細胞などを含み、リンパ球を含まない)、さらには狭義には好中球を単独で表すこともある例えば白血球増加症は実質的には好中球増加症である。ため、文脈により何を指すか全く異なる場合があることに留意する必要がある。一般にはリンパ球、顆粒球、単球の総称とされるため、本項は主に血液に含まれ、一般的な検査で検出される細胞成分の一つという定義に基づいている。この細胞成分は外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなど異物の排除と腫瘍細胞・役目を終えた細胞の排除などを役割とする造血幹細胞由来の細胞である。 血液検査などではWBCと表されることが多い。 大きさは6から30µm(マクロファージはそれ以上)。数は、男女差はなく、正常血液1 µLあたり、3500から9500個程度である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと白血球 · 続きを見る »
遺伝子マーカー
遺伝子マーカー(いでんしマーカー)とは、生物個体の遺伝的性質(遺伝型)、もしくは系統(個人の特定、親子・親族関係、血統あるいは品種など)の目印となる、つまりある性質をもつ個体に特有の、DNA配列をいう。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと遺伝子マーカー · 続きを見る »
遺伝的連鎖
遺伝的連鎖(いでんてきれんさ、英: genetic linkage)または連関(れんかん)とは、特定の対立遺伝子の組合せ(ハプロタイプ)が、メンデルの独立の法則に従わずに親から子へ一緒に遺伝する遺伝学的現象をいう。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと遺伝的連鎖 · 続きを見る »
非ステロイド性抗炎症薬
非ステロイド性抗炎症薬(ひステロイドせいこうえんしょうやく、Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugアメリカ英語発音: ナ(ー)ンスティロイドォー・アンタイインフラ(ー)マトゥリ・ドゥラグ; NSAID エヌ・エス・エイ・アイ・ディー エヌセ(ッ)ドゥ、 エヌセイドゥ)、または、NSAIDs(エヌセッズ、エヌセイズ)(非ステロイド消炎物質)とは、抗炎症作用(Anti-inflammatory)、鎮痛作用(Pain reliever)、解熱作用(Antipyretic)を有する薬剤の総称。 単語「非ステロイド」とは、グルココルチコイドでないことを意味する。グルココルチコイドは抗炎症薬の主要なグループを構成するが、1950年代にはグルココルチコイドに由来する医原病と思われる症例が多数報告されるようになった(詳細については「ステロイド系抗炎症薬の副作用」参照)。このため、1960年代に開発された新しい抗炎症薬群がグルココルチコイド系ではないことを知らせることが重要とされ、「NSAID」という概念が一般化されるに至った経緯がある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと非ステロイド性抗炎症薬 · 続きを見る »
血小板
500倍の顕微鏡画像。血小板は赤血球の間に見える小さい青い粒。 左から赤血球、血小板、白血球 血小板(けっしょうばん、platelet または thrombocyte)は、血液に含まれる細胞成分の一種である。血栓の形成に中心的な役割を果たし、血管壁が損傷した時に集合してその傷口をふさぎ(血小板凝集)浅野茂隆・池田康夫・内山卓ほか監修『三輪血液病学 第3版』文光堂、2006年、383頁、止血する作用を持つ。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと血小板 · 続きを見る »
補体
補体系が活性化されると膜侵襲複合体(MAC)により侵入病原体(細菌)は穴をあけられる。 補体(英:Complement)とは、生体が病原体を排除する際に抗体および貪食細胞を補助する免疫システム (補体系) を構成するタンパク質である。補体系は自然免疫に属しており、獲得免疫系のように変化することない。 補体系の役割は大きく言って.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと補体 · 続きを見る »
視神経
人間の目の断面図 視神経の経路 視神経(ししんけい、optic nerve)は12対ある脳神経の1つであり、第II脳神経とも呼ばれ、視覚を司る。前頭部に位置しており、嗅神経とともに脳幹から分岐しておらず、間脳に由来する中枢神経系の一部と見なされているが、歴史的に末梢神経に含めて考えられている。 視神経は主に網膜から第一次視覚中枢まで伸びる神経線維からなる。網膜の神経節細胞から起こり、そこから伸びる軸索は視中枢に情報を伝達する、間脳の視床の一部である外側膝状体と、中脳にある上丘まで続く。 視神経は視神経管を通り眼窩から抜け出す。その後、後内側に走り、視交差を作り、半交差を行う。 外側膝状体から視放線の神経線維は後頭葉の視中枢へと向かう。 より詳細には、反対側上部の視界からの情報を伝える視神経はマイヤーループを横断し、後頭葉において鳥距溝の下にある舌状回で終端に達する。一方反対側下部の視界からの情報を伝える視神経はより上で終端に達する。 視神経は約100万の神経線維を持つ。この数は網膜にある約1億3000万の受容体に比べ少なく、これは暗に、情報が視神経を通り脳へと行くまでに網膜内で十分な前処理が行われていることを示している。 網膜表面で、視神経が目から出るところは、光受容体が無いため、盲点となる。 視神経の損傷は、一般に瞳孔異常や視野狭窄、失明を引き起こす。視野狭窄では、どの視神経のどの部位に損傷を受けたかにより、見えなくなる部位が異なる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと視神経 · 続きを見る »
髄膜炎
膜炎(ずいまくえん)とは、髄膜(脳および脊髄を覆う保護膜)に炎症が生じた状態である。脳膜炎、脳脊髄膜炎ともいう。炎症はウイルスや細菌をはじめとする微生物感染に起因し、薬品が原因となることもある。髄膜炎は炎症部位と脳や脊髄との近接度合いによっては生命の危険があるため、救急疾患に分類される。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと髄膜炎 · 続きを見る »
貧血
貧血(ひんけつ)とは血液が薄くなった状態である。医学的には、血液(末梢血)中のヘモグロビン(Hb)濃度、赤血球数、赤血球容積率(Ht)が減少し基準値未満になった状態として定義されるが浅野『三輪血液病学』p952、一般にはヘモグロビン濃度が基準値を下回った場合に貧血とされる小川『内科学書』 p64。 医療業界では、アネミー、アネミ、アニーミア(Anemia)ということもある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと貧血 · 続きを見る »
超音波検査
超音波検査(ちょうおんぱけんさ、ultrasonography, US echo)は、超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法。 主に医療分野で広く利用され、近年、金属材料などを対象として、レーザーを用いて超音波を励起・計測するレーザー超音波計測が行われている。本稿では、主に医療用超音波検査について記述する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと超音波検査 · 続きを見る »
胸膜炎
胸膜炎(きょうまくえん)とは、肺の外部を覆う胸膜(壁側胸膜=肋膜・肺胸膜)に炎症が起こる疾患である。かつては肋膜炎(ろくまくえん)とも呼ばれていた。胸膜炎はそれ自体で発症することは少なく、ほとんどは癌・結核・肺炎などの後に発症することが多い。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと胸膜炎 · 続きを見る »
赤血球
各血球、左から赤血球、血小板、白血球(白血球の中で種類としては小型リンパ球)色は実際の色ではなく画像処理によるもの 赤血球(せっけっきゅう、 あるいは)は血液細胞の1種であり、酸素を運ぶ役割を持つ。 本項目では特にことわりのない限り、ヒトの赤血球について解説する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと赤血球 · 続きを見る »
赤血球沈降速度
赤血球沈降速度(赤沈、血沈、erythrocyte sedimentation rate; ESR、Blutsenkungsgeschwindigkeit; BSG)は、赤血球が試薬内を沈んでいく速度。及び、速度を測る試験。 結核をはじめ、種々の疾患の診断に用いられる。 正常値は、一時間値が、男性で10mm以下、女性で15mm以下。二時間値が、男性25mm以下、女性で40mm以下。 赤血球沈降速度が正常値を超える原因には、赤血球やアルブミンの減少、ガンマグロブリンやフィブリノゲンの増加などがある。 DICの際にはフィブリノーゲンが減少するため、炎症を反映しない。 この試験は1897年にポーランド人の医師Edmund Biernackiによって発明された。 1918年にスウェーデンの科学者ファレウス (Fahraeus) も同様の発表を行った。ファレウスは第一人者でないことを認めているが、赤血球沈降速度試験の発明者として広く知られている。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと赤血球沈降速度 · 続きを見る »
関節リウマチ
関節リウマチ(かんせつリウマチ、rheumatoid arthritis:RA)とは、自己の免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛、関節の変形が生じる代表的な膠原病の1つで、炎症性自己免疫疾患である。 四肢のみならず、脊椎、血管、心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身臓器にも病変が及ぶこともある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと関節リウマチ · 続きを見る »
薬剤誘発性ループス
薬剤誘発性ループス(やくざいゆうはつせいるーぷす、Drug-induced lupus erythematosus; 略称: DIL, DILE)とは、薬剤の副作用より全身性エリテマトーデス(SLE)に類似した紅斑性狼瘡(, LE)を呈する疾患のこと病気がみえるVol.6 メディックメディア社発行 ISBN 978-4-89632-309-2。SLE症例の10%以上が薬剤誘発性であると推定されている。薬剤誘発性エリテマトーデスとも呼ばれることがある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと薬剤誘発性ループス · 続きを見る »
間質性肺炎
間質性肺炎(かんしつせいはいえん、interstitial pneumonia (IP))は肺の間質組織の線維化が起こる疾患の総称である。進行して炎症組織が線維化したものは肺線維症(はいせんいしょう)と呼ばれる。間質性肺炎のうち特発性間質性肺炎(後述)は日本の特定疾患で、その予後は臨床診断によって様々ではあるが、特に特発性肺線維症(IPF)及び急性間質性肺炎(AIP)については難治性である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと間質性肺炎 · 続きを見る »
間質性膀胱炎
間質性膀胱炎(かんしつせいぼうこうえん)は、血行障害や自己免疫障害による、膀胱機能障害の病気である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと間質性膀胱炎 · 続きを見る »
肝臓
肝臓(かんぞう、ἧπαρ (hepar)、iecur、Leber、Liver)は、哺乳類・鳥類・齧歯類・両生類・爬虫類・魚類等の脊椎動物に存在する臓器の一つ。 ヒトの場合は腹部の右上に位置する内臓である。ヒトにおいては最大の内臓であり、体内維持に必須の機能も多く、特に生体の内部環境の維持に大きな役割を果たしている。 本稿では主にヒトについて記載する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと肝臓 · 続きを見る »
肺血栓塞栓症
肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう、Pulmonary thromboembolism; PTE)は身体の血流によって体内らか運ばれてきた血栓が栓子となって肺動脈が閉塞すること(塞栓)である。血栓以外の物質が栓子となった場合も含めて、肺塞栓症(Pulmonary embolism; PE)という。。肺塞栓症の症状は息切れ、特に吸うときの呼吸による胸の痛み、吐血である。肺血栓塞栓症の場合は脚部の血栓も同時に診られることがありその症状は脚の赤み、熱、腫れ、痛みである。肺塞栓症の医学的徴候には血液中の酸素レベルの低下、頻呼吸、心拍数の上昇、時には軽度の発熱があるTintinalli, Judith E. (2010). 。重症の場合、失神、異常な低血圧、突然死をひきおこすことがあるGoldhaber SZ (2005). 。 肺塞栓症のほとんどは脚にあった血栓が肺に移動することによっておこる肺血栓塞栓症である。血栓のリスクは、がん、長期安静、喫煙、脳梗塞、特定の遺伝子状態、妊娠、肥満、数タイプの手術後によって増加する。肺塞栓症の稀なケースには空気塞栓、脂肪塞栓、羊水塞栓が要因の場合がある。診断は徴候と症状と試験結果との組み合わせでだされる。リスクの低い場合は血液検査として知られる Dダイマー によって診断され、結果が陰性の場合、肺血栓塞栓症でないと診断される。そうでない場合は、CT肺血管造影、肺換気/血流スキャン、または脚の超音波によって診断される。深部静脈血栓症(Deep vein thrombosis; DVT)と肺血栓塞栓症をまとめて静脈血栓塞栓症という。 肺血栓塞栓症の予防は手術後の早期の運動、着席中の下肢の運動、数タイプの手術後の血液希釈剤の使用である。通常の治療は血液希釈剤のヘパリンやワルファリンが使われ、それらは6か月またはそれ以上の服用が勧められる。重症の場合は血栓溶解の組織プラスミノゲン活性化因子(tPA)などの薬物療法、また必要であれば肺血栓手術などの手術療法がある。血液希釈剤が適切ない場合、下大静脈フィルター が使用されることがある。 肺血栓塞栓症はヨーロッパでは年間約43万人に影響している。アメリカ合衆国では年間30万から60万のケースが診られRahimtoola A, Bergin JD (February 2005). 、うち5万Rahimtoola A, Bergin JD (February 2005). から20万人が死亡しているKumar V, Abbas AK, Fausto N, Mitchell RN (2010). 。男性と女性どちらも同じ割合で診られる症状である。年齢が上がると発症率も上がる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと肺血栓塞栓症 · 続きを見る »
肺高血圧
肺高血圧(はいこうけつあつ、PH:Pulmonary Hypertension)は、何らかの原因により慢性的に肺動脈圧が上昇する病態の総称で難治性の循環器疾患・呼吸器疾患の1つである。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと肺高血圧 · 続きを見る »
脳梗塞
脳梗塞(のうこうそく、stroke)、または脳軟化症(のうなんかしょう)「脳軟化症」の名の由来は、脳細胞は壊死すると溶けてしまうこと(「融解壊死」)から。とは、脳を栄養する動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になることをいう。また、それによる諸症状も脳梗塞と呼ばれることがある。なかでも、症状が激烈で(片麻痺、意識障害、失語など)突然に発症したものは、他の原因によるものも含め、一般に脳卒中と呼ばれる。それに対して、ゆっくりと進行して認知症(脳血管性認知症)などの形をとるものもある。 日本における患者数は約150万人で、毎年約50万人が発症するとされ、日本人の死亡原因の中で高い順位にある高頻度な疾患である。また、後遺症を残して介護が必要となることが多く、寝たきりの原因の約3割、患者の治療費は日本の年間医療費の1割を占めており、福祉の面でも大きな課題を伴う疾患である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと脳梗塞 · 続きを見る »
脂肪肝
脂肪肝(しぼうかん、fatty liver)とは、肝臓に中性脂肪が蓄積し脂肪空胞が形成された状態を指す。 正常な肝臓に於いても湿重量で 5%程度の脂肪を持っているが、30%以上の脂質(主に中性脂肪)が過剰に蓄積している状態である斎藤征夫、柳生聖子、服部泰子 ほか、 日本衛生学雑誌 Vol.44 (1989-1990) No.5 P.953-961, 。ボディマス指数(BMI) 30 以上の人はほとんどが脂肪肝との報告もある宮本敬子、小野正文、西原利治、 日本消化器病学会雑誌 Vol.110 (2013) No.9 p.1597-1601, 。希に疲労や腹部の軽い不快感を感じることがあるが特徴的な自覚症状は無く、非肥満者でも生じ肝障害の単なる合併症として捉えられていたため、医師の関心が低く臨床的に軽視され臨床研究や対策が不十分と指摘されている。 ガチョウや鴨の肝臓を強制肥育によって肥大化させた高級食材「フォアグラ」や、稀にニワトリの雌鶏に見られる「白肝」も実は脂肪肝である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと脂肪肝 · 続きを見る »
膠原病
膠原病(こうげんびょう、connective tissue disease)とは、全身の複数の臓器に炎症が起こり、臓器の機能障害をもたらす一連の疾患群の総称。この名称は1942年にアメリカの病理学者ポール・クレンペラーが提唱した名称である。クレンペラーは全身性エリテマトーデス、全身性硬化症の研究から、病態の主座は結合組織と血管にあると考え、collagen-vascular disease と命名した。これが膠原病と翻訳された。類似疾患概念に、自己免疫疾患、リウマチ性疾患、結合組織疾患があるが、膠原病はこの3つが重なった位置にあるとされる。 原因としては、血液中にある抗体が細胞核などと反応をして免疫複合体を形成しつつ、『(A)組織に沈着したり、(B)組織を攻撃する』ことで発病すると考えられ、死亡に至る場合もある。 典型的な症状として発熱・皮疹・倦怠感・関節痛・関節炎・筋肉痛・内臓病変・レイノー現象などがあげられ、女性に多いのも特徴である。遺伝的要因と環境要因が発症に関与するとされる。慢性に経過し、寛解と再燃を繰り返しながら進行することがある。多くの場合に自己免疫疾患としての機序が関与していると考えられており、完全な病態の解明は、未だ成されていない。 現代での治療の主体は副腎皮質ステロイドを中心とする免疫抑制剤である。近年ではTNFα阻害薬を中心とする生物学的製剤の導入によって治療概念が大きく変化し、寛解導入率が飛躍的に向上している。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと膠原病 · 続きを見る »
膜性増殖性糸球体腎炎
膜性増殖性糸球体腎炎(まくせいぞうしょくせいしきゅうたいじんえん、)は、原発性の慢性糸球体腎炎(CGN)のひとつ。小児から若年者に多く、30歳以前の症例が大半である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと膜性増殖性糸球体腎炎 · 続きを見る »
膜性腎症
膜性腎症(まくせいじんしょう、Membranous nephropathy:MN、Membranous glomerulonephropathy:MGN)とは、成人のネフローゼ症候群の原因として代表的な慢性糸球体腎炎。膜性糸球体腎炎とも呼ばれる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと膜性腎症 · 続きを見る »
膵炎
膵炎(すいえん、Pancreatitis)とは、何らかの要因により膵臓が炎症を起こした状態の総称。炎症の原因は、ウイルス感染症、胆石、アルコール摂取、薬の副作用、消化酵素などである。急な発症の急性膵炎と徐々に膵臓の機能不全に陥る慢性膵炎がある。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと膵炎 · 続きを見る »
自己免疫疾患
自己免疫疾患(じこめんえきしっかん、英:Autoimmune disease)とは、異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を起こす、免疫寛容の破綻による疾患の総称。 自己免疫疾患は、全身にわたり影響が及ぶ全身性自己免疫疾患と、特定の臓器だけが影響を受ける臓器特異的疾患の2種類に分けることができる。関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)に代表される膠原病は、全身性自己免疫疾患である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと自己免疫疾患 · 続きを見る »
自己免疫性溶血性貧血
狭義の自己免疫性溶血性貧血(じこめんえきせいひんけつ、autoimmune hemolytic anemia; AIHA)とは、温式抗体に属する自己抗体により赤血球が感作され、溶血をきたす疾患である。広義には寒冷凝集素が関与する寒冷凝集素症やドナース・ランドスタイナー抗体(Donath-Landsteiner antibody)に伴う発作性寒冷ヘモグロビン尿症などの比較的稀な病態も含めることもある。さらに各種薬剤に起因する薬剤起因性免疫性溶血性貧血を合わせて免疫介在性溶血性貧血と称することもある。 本項では特にことわりのない限り、ヒトにおける狭義の自己免疫性溶血性貧血について解説する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと自己免疫性溶血性貧血 · 続きを見る »
自己抗体
自己抗体(じここうたい、英Autoantibody)とは、自己の細胞ないし組織に対して産生される抗体のこと。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと自己抗体 · 続きを見る »
腎不全
腎不全(じんふぜん、renal failure)は、腎臓機能が正常時の30%を下回り、それに伴い体内において異常を呈している状態、または症候。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと腎不全 · 続きを見る »
造血幹細胞移植
造血幹細胞移植(ぞうけつかんさいぼういしょく、hematopoietic stem cell transplantation)とは、正常な血液を作ることが困難となる疾患(白血病、再生不良性貧血など)の患者に対して、提供者(ドナー)の造血幹細胞を移植して正常な血液を作ることができるようにする治療である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと造血幹細胞移植 · 続きを見る »
虚血性心疾患
虚血性心疾患 (きょけつせいしんしっかん, IHD: Ischemic Heart Disease)とは、冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称である。 狭心症や心筋梗塞がこの分類に含まれる。これらは冠動脈疾患と同義であるが、冠動脈自体に病変が無い疾患、例えば脳血管疾患による急激なストレスから来るたこつぼ心筋症や中枢性肺水腫などは特に本症に含まれる。 アメリカ合衆国では1950年代から心臓病患者の増加が問題となっていたが、朝鮮戦争で死亡したアメリカ人兵士を解剖した医師が冠動脈に動脈硬化症を発見したことから、虚血性心疾患と動脈硬化症との関連が明らかとなった。 症状に応じて、薬物治療・冠動脈バイパス術(CABG)・経皮的冠動脈形成術(PCI、PTCA)が行われる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと虚血性心疾患 · 続きを見る »
PT
PT.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスとPT · 続きを見る »
抗リン脂質抗体症候群
抗リン脂質抗体症候群(こうりんししつこうたいしょうこうぐん、Anti-phospholipid antibody syndrome; APS)は自己免疫疾患のひとつ。自己抗体ができることによって、全身の血液が固まりやすくなり、動脈塞栓・静脈塞栓を繰り返す疾患である。特に習慣性流産や若年者に発症する脳梗塞の原因として重要である。特定疾患のひとつであるが、これだけでは公費対象ではない。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと抗リン脂質抗体症候群 · 続きを見る »
抗ds-DNA抗体
抗ds-DNA抗体(こうダブルストランド-ディーエヌエーこうたい)は、2本鎖DNAに対する自己抗体。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと抗ds-DNA抗体 · 続きを見る »
抗核抗体
抗核抗体(こうかくこうたい、Anti-nuclear antibody; ANA)とは、自己の細胞中にある細胞核を構成する成分を抗原とする自己抗体の総称である。膠原病が疑われた場合のスクリーニング検査として利用される。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと抗核抗体 · 続きを見る »
抑うつ
抑うつ(抑鬱、抑欝、よくうつ、depression)とは、気分が落ち込んで活動を嫌っている状況であり、そのため思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状況のこと。抑うつというだけでは原因不明の症状である。うつ状態とは、状態像であり、抑うつの症状が精神状態の中心となっていることを意味する。 死別や経済破綻、災害や重篤な病気などへの反応は、理解可能な正常な悲観反応である。抑うつの原因が全て精神障害であるとは限らない。認知症の初期症状や、甲状腺機能低下症あるいは亢進症など他の医学的疾患も抑うつの原因となりえる。抑うつは人生の出来事の一つに対する通常の反応としても起こり、ごく一部の医学的な症候についてが医学的治療や薬物療法の対象となる。うつ病として扱われるのは、ほぼ毎日、2、3週間は抑うつであり、さらに著しい機能の障害を引き起こすほど重症である場合である。 また、うつ病という1つの診断がついたので他は考慮しないというような短絡的な診断は行われがちである。他の精神障害も原因となりえ、誤診も報告されている。安易な投薬も行われがちであるが、WHOならびに日英のうつ病の診療ガイドラインは、軽症のうつ病に抗うつ薬の使用を推奨していない。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと抑うつ · 続きを見る »
染色体
染色体(せんしょくたい)は遺伝情報の発現と伝達を担う生体物質である。塩基性の色素でよく染色されることから、1888年にヴィルヘルム・フォン・ヴァルデヤー(Heinrich Wilhelm Gottfried von Waldeyer-Hartz)によって Chromosome と名付けられた。Chromo- はギリシャ語 (chroma) 「色のついた」に、-some は同じく (soma) 「体」に由来する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと染色体 · 続きを見る »
核磁気共鳴画像法
頭部のMRI(T1)画像 頭の頂部から下へ向けて連続撮影し、動画化したもの 核磁気共鳴画像法(かくじききょうめいがぞうほう、, MRI)とは、核磁気共鳴(, NMR)現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法である。磁気共鳴映像法とも。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと核磁気共鳴画像法 · 続きを見る »
汎血球減少
汎血球減少(はんけっきゅうげんしょう、pancytopenia)は、血液中の赤血球・白血球・血小板の全ての血中細胞成分が全体的に減少する症候。 貧血は赤血球系細胞の特異的な減少を示すが、貧血等の様に特定の細胞成分が減少することとは対照的に、汎血球減少は末梢血中の赤血球系細胞・白血球系細胞・血小板系細胞の内の複数の系統が同時に減少することをいう。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと汎血球減少 · 続きを見る »
活性化部分トロンボプラスチン時間
活性化部分トロンボプラスチン時間(かっせいか・ぶぶん・トロンボプラスチン・じかん)とは、血液凝固能検査のひとつ。APTT(activated partial thromboplastin time)とも略される。内因系及び共通系の凝固異常を判定する検査として用いられる。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと活性化部分トロンボプラスチン時間 · 続きを見る »
混合性結合組織病
混合性結合組織病(こんごうせいけつごうそしきびょう、mixed connective tissue disease; MCTD)は膠原病の一種。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと混合性結合組織病 · 続きを見る »
溶血性貧血
溶血性貧血(ようけつせいひんけつ、hemolytic anemia)とは、赤血球が破壊されることによって起こる貧血。赤血球が破壊されることを溶血と言い、本症は溶血で起こる貧血なので溶血性貧血と言う。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと溶血性貧血 · 続きを見る »
流産
流産(りゅうざん、spontaneous abortion, miscarriage)は、妊娠の継続が停止することを指す。 ここでは自然妊娠中絶という意味の流産について記述する。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと流産 · 続きを見る »
浮腫
浮腫(ふしゅ)とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候。浮腫み(むくみ)ともいう。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと浮腫 · 続きを見る »
感度
感度(かんど)とは統計的な概念の一つ。分野によって定義が異なっているが、概ね「ある対象に与えた刺激とそれに対する応答の関係」に関わる指標である。.
新しい!!: 全身性エリテマトーデスと感度 · 続きを見る »
ここにリダイレクトされます:
ループス・エリテマトーデス、ループスエリテマトーデス、ループス腸炎、ループス腎炎、エリテマトーデス、全身性紅斑性狼瘡、狼瘡。