6 関係: 側面音、子音、無声歯茎側面摩擦音、調音、調音部位、有声歯茎側面摩擦音。
側面音
側面音(そくめんおん、lateral)とは、子音を調音する際、舌の中央部分(側面を除く一部分)を上顎に密着させて口腔内の声道の中央部分の空気の流れを塞いだまま、舌の脇(片側または両側)を開放して起こす音。側音(そくおん)とも呼ばれる。 通過する空気の摩擦音を生ぜずに声を共鳴させる音を側面接近音(そくめんせっきんおん)と呼ぶ。一般的に単に側面音または側音と言う場合は側面接近音のみを指すことが多い。側面接近音は多くの場合有声音であるが、ビルマ語やチベット語のように無声の側面接近音を音素として持つ言語も存在する。 側面接近音にくらべて舌の脇の開きが小さい場合、空気が通る際に摩擦音が生じる。これを側面摩擦音(そくめんまさつおん)と呼ぶ。 無声の側面摩擦音と無声の側面接近音はしばしば区別されずに記述されるが、音声学的に両者を区別することは可能である。フーパ語ではこの両方が現れる。 短く調音した側面音を側面はじき音ということがある。.
子音
子音(しいん、consonant)は、音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にまたは部分的に、かつ瞬間的に閉鎖して発音する。無声音と有声音とがある。息の通り道を狭くすることによる摩擦音もある。 母音の対立概念であり、英語の consonant から C と略して表されることがある。 この記事では、音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。ただし、音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。 なお、以下で用いる「音(おと)」という記述は、「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。.
無声歯茎側面摩擦音
無声歯茎側面摩擦音(むせい・しけい・そくめん・まさつおん)とは子音の種類の一つ。舌端と歯茎で舌の中央に閉鎖を作り、舌の脇の隙間から空気を通すことによって生じる摩擦の音。国際音声字母では と書く。.
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調音
調音(ちょうおん、articulation)は、言語音を発音するため、舌や唇などの調音器官を動かし声道の形を変えることによって、気流に影響を与え、さまざまな種類の音声(子音および母音)を作り出すことをいう。調音の仕組みを調音機構という。気流および発声の仕組みと並んで言語音の主要な構成要素の一つである。.
調音部位
調音部位(ちょうおんぶい、place of articulation)または調音位置(ちょうおんいち)とは、子音の調音に際して声道内で空気の流れを妨げる場所のことを言う。調音器官のうち固定されて動きの少ない上あごの部分を中心として名称が付けられる。ただし、「そり舌音」だけは舌の形によって分類される。 従来、調音点(ちょうおんてん、point of articulation)と呼ばれていたが、ある程度面積をもっているので、最近では調音部位、調音位置、調音の位置などが使われる。.
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有声歯茎側面摩擦音
有声歯茎側面摩擦音(ゆうせい・しけい・そくめん・まさつおん)とは子音の種類の一つ。舌端と歯茎で舌の中央に閉鎖を作り、舌の両脇に隙間から空気を通すことによって生じる摩擦の音。国際音声記号ではと記述される。.
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