165 関係: 原子物理学、原子核、原康夫、てんま、さそり座X-1、半導体、半導体レーザー、十倉好紀、反ニュートリノ、反陽子、場の量子論、堀内昶、大貫惇睦、大栗博司、外村彰、学術賞、宇宙マイクロ波背景放射、小山勝二、小嶋泉、小川修三、小田稔、小柴昌俊、小林誠 (物理学者)、山口嘉夫、山内泰二、山本喜久、山本明 (物理学者)、岩崎洋一、崎田文二、川崎恭治、川上則雄、巨大共鳴、中家剛、中井直正、中畑雅行、中西襄、中間子、中野貴志、中村修二、中性子、中性子星、丹羽公雄、丹生潔、希土類元素、三宅三郎、三田一郎、九後汰一郎、久保亮五、井上允、仁科芳雄、...、伊達宗行、伊藤早苗、弦理論、強い相互作用、強磁性、佐藤哲也 (物理学者)、佐藤勝彦 (物理学者)、佐藤文隆、北村英男、ミューニュートリノ、ハイパー核、バリオン数、ルテニウム、レーザー、レプトン、ボース=アインシュタイン凝縮、トポロジカル絶縁体、トップクォーク、ヘリウム、プラズマ、ヒッグス粒子、フェルミ粒子、ニュートリノ、ニュートリノ振動、ニホニウム、ホール効果、和達三樹、イッテルビウム、ウプシロン中間子、カオス理論、ガンマ線、ケイ素、ゲル、ゲージ理論、コヒーレンス (曖昧さ回避)、シーソー機構、スペクトル、ソリトン、タウニュートリノ、サブミリ波、冨松彰、前野悦輝、国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡、CP対称性の破れ、現代物理学、福井崇時、秋光純、笠真生、素粒子、細野秀雄、真木和美、生出勝宣、田島俊樹、田中靖郎、田中豊一、牧二郎、物理学、益川敏英、相転移、菅原寛孝、顕彰、飯島澄男、西島和彦 (物理学者)、西川哲治、西川公一郎、西森秀稔、香取秀俊、高崎史彦、高柳匡、魔法数、財団法人、超大質量ブラックホール、超伝導、超新星、近藤淳、鈴木厚人、鈴木洋一郎、蔡兆申、野本憲一、重い電子系、量子ホール効果、量子もつれ、量子色力学、金子邦彦、長谷川彰、電子ニュートリノ、電子線ホログラフィ、連星、MOS、R過程、RIビーム、折戸周治、柳田勉、林忠四郎、松本敏雄、板谷謹悟、杉本大一郎、核磁気モーメント、核磁気共鳴、格子ゲージ理論、梁成吉、梶田隆章、森田浩介、森永晴彦、森本雅樹、樽茶清悟、江口徹、江崎玲於奈、有馬朗人、戸塚洋二、海部宣男、浅井祥仁、早野龍五、放射光、1955年。 インデックスを展開 (115 もっと) »
原子物理学
原子物理学(げんしぶつりがく、 小野周・一松信・竹内啓監訳、『英和物理・数学用語辞典』、森北出版、1989年、項目「atomic physics」より。ISBN 4-627-15070-9)は、原子を対象とする物理学である 服部武志、『旺文社物理事典』、旺文社、2010年、項目「原子物理学」より。ISBN 978-4-01-075144-2 C7342。.
新しい!!: 仁科記念賞と原子物理学 · 続きを見る »
原子核
原子核(げんしかく、atomic nucleus)は、単に核(かく、nucleus)ともいい、電子と共に原子を構成している。原子の中心に位置する核子の塊であり、正の電荷を帯びている。核子は、基本的には陽子と中性子から成っているが、通常の水素原子(軽水素)のみ、陽子1個だけである。陽子と中性子の個数、すなわち質量数によって原子核の種類(核種)が決まる。 原子核の質量を半経験的に説明する、ヴァイツゼッカー=ベーテの質量公式(原子核質量公式、他により改良された公式が存在する)がある。.
原康夫
原 康夫(はら やすお、1934年3月30日 - )は日本の理論物理学者、理学博士。筑波大学名誉教授。専門は素粒子理論、科学教育。.
てんま
8号科学衛星てんま (ASTRO-B) は旧文部省宇宙科学研究所が開発した、日本で二番目のX線天文衛星である。1983年2月20日に、鹿児島県内之浦町にある鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた。名前はペガソスの和訳である「天馬」に由来する。なお、英語表記は"Tenma"である。.
さそり座X-1
さそり座 X-1 は、さそり座の方向、地球からの距離9000光年のところに位置するX線源である。低質量X線連星である。 太陽系外で初めて発見されたX線源であり、太陽についで強いX線を放射している天体である。X線強度は日々変動しており、実視等級12 - 13等の変光星さそり座V818星に付随している。.
新しい!!: 仁科記念賞とさそり座X-1 · 続きを見る »
半導体
半導体(はんどうたい、semiconductor)とは、電気伝導性の良い金属などの導体(良導体)と電気抵抗率の大きい絶縁体の中間的な抵抗率をもつ物質を言う(抵抗率だけで半導体を論じるとそれは抵抗器と同じ特性しか持ち合わせない)。代表的なものとしては元素半導体のケイ素(Si)などがある。 電子工学で使用されるICのような半導体素子はこの半導体の性質を利用している。 良導体(通常の金属)、半導体、絶縁体におけるバンドギャップ(禁制帯幅)の模式図。ある種の半導体では比較的容易に電子が伝導帯へと遷移することで電気伝導性を持つ伝導電子が生じる。金属ではエネルギーバンド内に空き準位があり、価電子がすぐ上の空き準位に移って伝導電子となるため、常に電気伝導性を示す。.
半導体レーザー
レーザーダイオード本体。非常に小さい。 赤色レーザーダイオードの発振 半導体レーザー 半導体レーザー(はんどうたいレーザー、semiconductor laser)は、半導体の再結合発光を利用したレーザーである。 同じものを指すのに、ダイオードレーザー (diode laser) や、レーザーダイオードという名称も良く用いられLDと表記されることも多い。半導体の構成元素によって発振する中心周波数、つまりレーザー光の色が決まる。常温で動作するものの他に、共振器構造や出力電力によっては冷却が必要なものもある。.
新しい!!: 仁科記念賞と半導体レーザー · 続きを見る »
十倉好紀
十倉 好紀(とくら よしのり、1954年3月1日 - )は、日本の物理学者。東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授・理化学研究所 創発物性科学研究センター(CEMS)センター長。 専門は物性物理学である。電子型高温超伝導体の発見、酸化物巨大磁気抵抗(CMR)効果の発見と機構解明、マルチフェロイックスの巨大電気磁気効果の発見、磁気スキルミオンの観測と物性解明など多数の顕著な業績を挙げている。 同僚の樽茶清悟とは大学時代の同級生である。実兄の十倉雅和は住友化学代表取締役社長。兵庫県西脇市高田井町出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と十倉好紀 · 続きを見る »
反ニュートリノ
反ニュートリノ(Antineutrino)は、ベータ崩壊の際に生成する中性の粒子で、ニュートリノに対する反粒子である。1930年にヴォルフガング・パウリによって理論的に予測され、1956年にフレデリック・ライネスとクライド・カワンによって最初に検出された。中性子が陽子に崩壊するベータ崩壊の過程で放出される。スピンは1/2で、レプトンファミリーの1つである。これまでに観測された反ニュートリノは全て右回りのヘリシティーを持つ。反ニュートリノは重力相互作用と弱い相互作用によってのみ、他の物質と反応するため、実験的に検出することは大変困難である。ニュートリノ振動の実験により、反ニュートリノは質量を持つことが示唆されたが、ベータ崩壊の実験により、その質量はかなり小さいことが分かっている。 反ニュートリノもニュートリノも中性であるため、これらは実は同一の粒子の可能性もある。このような性質を持つ粒子はマヨラナ粒子と呼ばれる。ニュートリノが真のマヨラナ粒子だった場合、ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊が許容される。いくつかの実験結果により、この過程の存在が示唆されている。 核不拡散の観点から、反ニュートリノを原子炉のモニターに利用する可能性の研究も行われている。.
新しい!!: 仁科記念賞と反ニュートリノ · 続きを見る »
反陽子
反陽子(はんようし)とは、陽子(プロトン)と質量とスピンが全く同じで、逆の電荷、すなわち−1の電荷を持つ反粒子である。 反陽子は1955年にセグレとチェンバレンによってカリフォルニア大学バークレー校の加速器ベバトロンを使った実験で最初に発見された。.
場の量子論
場の量子論(ばのりょうしろん、英:Quantum Field Theory)は、量子化された場(素粒子物理ではこれが素粒子そのものに対応する)の性質を扱う理論である。.
新しい!!: 仁科記念賞と場の量子論 · 続きを見る »
堀内昶
堀内 昶(ほりうち ひさし、1943年1月1日 - )は、日本の男性物理学者である。2006年(平成18年)まで京都大学大学院理学研究科教授を務めた。現・京都大学名誉教授。.
大貫惇睦
大貫 惇睦(おおぬき よしちか、1947年9月1日 - )は、日本の物理学者。大阪大学名誉教授。21世紀COEプログラム「究極と統合の新しい基礎科学」拠点リーダー。理学博士(東京大学、1976年)。 専門は物性物理学で、特に重い電子系の物性を実験的に研究している。最大の業績として、絶対零度でも磁気秩序を起こさないCeCu6という物質を発見したことがある。 通常、磁性を持つ不純物が含まれる金属物質は、近藤効果により低温で電気抵抗が増していく。これに対しCeCu6は、逆に絶対零度の極低温で電気抵抗が減少するというユニークな特性を持つ。この特性から、CeCu6は重い電子系の典型物質とされ、重い電子系の超伝導や磁性の性質を調べる上で貴重な研究材料となった。.
新しい!!: 仁科記念賞と大貫惇睦 · 続きを見る »
大栗博司
大栗 博司(おおぐり ひろし、1962年- )は、日本の物理学者。理学博士(東京大学、1989年)。専門は素粒子論。 カリフォルニア工科大学フレッド・カブリ冠教授、所長。東京大学数物連携宇宙研究機構の主任研究員、アスペン物理学センターの所長でもある。 大栗は、場の量子論や超弦理論の深い数学的構造を発見し、これらの理論を素粒子物理学や宇宙物理学・宇宙論の基礎的問題に応用するための新しい理論的手法を開発している。特にトポロジカルな弦理論を発展させ、これによってブラックホールの量子力学的性質を解明した。また、2次元の共形場の理論、カラビ-ヤウ多様体上のDブレーン、AdS/CFT対応、超対称性を持つ場の量子論の性質と超弦理論との関係などについても基礎的な貢献をしている。 米国の大学で教鞭をとっているが、日本からこれまでに10名程度の大学院生やポストドクトラル・フェローを受け入れ指導をし、その後が大学教官や研究者として活動している。.
新しい!!: 仁科記念賞と大栗博司 · 続きを見る »
外村彰
外村 彰(とのむら あきら、1942年4月25日 - 2012年5月2日)は、日本の物理学者。元沖縄科学技術大学院大学教授、学習院大学理学博士、名古屋大学工学博士。日本学士院賞恩賜賞受賞。文化功労者。日本学士院会員。米国科学アカデミー外国人会員。日本学術会議議員。.
学術賞
学術賞(がくじゅつしょう)は、研究者に与えられる賞。文学者に与えられる文学賞に比較すると数は少ないと言われるが,実際はそうではなく,昨今は学会主宰の多くの学術賞がある。ただし,後述するように,一般に知られているものは少ない。 新聞社、出版社、文化財団など財政基盤が固い団体が主宰するものと、大学や学会が主宰するものに分かれる。新聞社など主宰の場合は賞金額も比較的多く(といっても学協会主宰のものとさほど開きがあるものではない)、ジャーナリズムでも比較的よく取りあげられる。学会主宰の場合は賞金額は少なく、受賞が新聞などでまったく取りあげられないことも多い。しかしどちらの場合も、人文科学、社会科学の研究者の評価にとっては大きな存在である。.
宇宙マイクロ波背景放射
cmあたりの波数。横軸の5近辺の波長1.9mm、160.2Ghzにピークがあることが読み取れる WMAPによる宇宙マイクロ波背景放射の温度ゆらぎ。 宇宙マイクロ波背景放射(うちゅうマイクロははいけいほうしゃ、cosmic microwave background; CMB)とは、天球上の全方向からほぼ等方的に観測されるマイクロ波である。そのスペクトルは2.725Kの黒体放射に極めてよく一致している。 単に宇宙背景放射 (cosmic background radiation; CBR)、マイクロ波背景放射 (microwave background radiation; MBR) 等とも言う。黒体放射温度から3K背景放射、3K放射とも言う。宇宙マイクロ波背景輻射、宇宙背景輻射などとも言う(輻射は放射の同義語)。.
新しい!!: 仁科記念賞と宇宙マイクロ波背景放射 · 続きを見る »
小山勝二
小山 勝二(こやま かつじ、1945年4月27日 - )は、日本の宇宙物理学者。天文学者。京都大学名誉教授、同大学特任教授。21世紀COEプログラム「物理学の多様性と普遍性の探求拠点」拠点リーダー。理学博士(京都大学、1976年)。愛知県西尾市出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と小山勝二 · 続きを見る »
小嶋泉
小嶋 泉(おじま いずみ、1949年 - )は、日本の数学者。数理物理学者。 京都大学医学部を卒業し、医師免許を持つ異色の数学者。専門は数理物理学で、特にゲージ理論の代数的構造の研究で業績を残し、博士号を取得した年に九後太一(元・京都大学基礎物理学研究所所長)とともに仁科記念賞を受賞した。.
小川修三
小川 修三(おがわ しゅうぞう 1924年5月8日 - 2005年1月9日)は、日本の昭和時代に活動した素粒子物理学者。 山口県出身。1947年に名古屋帝国大学(現 名古屋大学)の理学部で物理学科を卒業後、同年12月に同大学の幅助手となり、2年後には助手となる。 1955年4月に広島大学の講師となり、同年名古屋大学 理学博士。 「相互作用の普遍性に関する研究」。 1958年助教授、1965年に教授となる。1976年7月名古屋大学教授となる。1985年から1988年まで理学部長を勤め、1988年には名誉教授となった。 主業績 その他の業績 高エネルギー物理学研究所(現 高エネルギー加速器研究機構)の運営協議委員であった。 2005年1月9日に心筋梗塞のため名古屋市の自宅で死去した。.
新しい!!: 仁科記念賞と小川修三 · 続きを見る »
小田稔
小田 稔(おだ みのる、1923年2月24日 - 2001年3月1日)は、日本の天文学者、宇宙物理学者。東京大学名誉教授。.
小柴昌俊
小柴 昌俊(こしば まさとし、1926年(大正15年)9月19日 - )は、日本の物理学者・天文学者。1987年、自らが設計を指導・監督したカミオカンデによって史上初めて自然に発生したニュートリノの観測に成功したことにより、2002年にノーベル物理学賞を受賞した。日本学士院会員。 学位は、ロチェスター大学Ph.D.、東京大学理学博士。称号は日本学術会議栄誉会員、東京大学特別栄誉教授・東京大学名誉教授、明治大学名誉博士、東京都名誉都民、杉並区名誉区民、横須賀市名誉市民、杉並区立桃井第五小学校名誉校長。勲等は勲一等旭日大綬章、文化勲章受章。.
新しい!!: 仁科記念賞と小柴昌俊 · 続きを見る »
小林誠 (物理学者)
イタリア国立核物理学研究所所長ニコラ・カビボ(左)と 小林誠 小林 誠(こばやし まこと、1944年4月7日 - )は、日本の理論物理学者。素粒子理論を専門分野とし、小林の名が付けられた「CKM行列 (Cabibbo-Kobayashi-Maskawa matrix)」や「小林・益川理論」で知られる。ノーベル物理学賞、日本学士院賞受賞。文化功労者、文化勲章受章者。名古屋大学の特別教授および素粒子宇宙起源研究機構諮問委員会座長、高エネルギー加速器研究機構の特別栄誉教授、独立行政法人日本学術振興会の理事および学術システム研究センター所長、財団法人国際高等研究所のフェローを務める。.
新しい!!: 仁科記念賞と小林誠 (物理学者) · 続きを見る »
山口嘉夫
山口 嘉夫(やまぐち よしお、1926年1月29日 - 2016年8月12日)は、日本の理論物理学者。 .
新しい!!: 仁科記念賞と山口嘉夫 · 続きを見る »
山内泰二
山内泰二(やまのうち たいじ、1933年 - )は、日本の物理学者。.
新しい!!: 仁科記念賞と山内泰二 · 続きを見る »
山本喜久
山本 喜久(やまもと よしひさ)は、日本の工学者である。 1973年(昭和48年)東京工業大学工学部電気工学科卒業。1978年(昭和53年)東京大学大学院工学系研究科博士課程にて工学博士を取得。日本電信電話公社(現NTT)を経て、1992年(平成4年)よりスタンフォード大学教授、2003年(平成15年)より国立情報学研究所教授。 2005年に紫綬褒章受章。.
新しい!!: 仁科記念賞と山本喜久 · 続きを見る »
山本明 (物理学者)
山本 明(やまもと あきら、1949年9月18日『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.437 - )は、日本の物理学者。高エネルギー加速器研究機構名誉教授、超伝導低温工学センター長。.
新しい!!: 仁科記念賞と山本明 (物理学者) · 続きを見る »
岩崎洋一
岩崎 洋一(いわさき よういち、1941年9月12日 - )は日本の物理学者。専門は素粒子物理学。専用並列計算機、CP-PACSの開発を主導した。 東京都出身。1964年に東京大学理学部物理学科を卒業し、1969年に同大学博士課程を修了。理学博士(東京大学、1969年)。ニューヨーク市立大学研究員を経て1975年より筑波大学に奉職し、1998年から同副学長、2004年から同学長を務める。2010年より高エネルギー加速器研究機構監事を務める。 1994年には「格子量子色力学の大規模数値シミュレーションによる研究」によって宇川彰・大川正典・福来正孝とともに仁科記念賞(仁科記念財団)を受賞。2017年4月、瑞宝重光章を受章。 文部科学省「科学技術・学術審議会人材委員会」や「政策評価に関する有識者会議」で委員を、筑波研究学園都市交流協議会では会長を務めた。.
新しい!!: 仁科記念賞と岩崎洋一 · 続きを見る »
崎田文二
崎田 文二(さきた ぶんじ、1930年 - 2002年8月31日)は、日本の物理学者。専門は素粒子物理学。富山県東礪波郡井波町(現在の南砺市) 出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と崎田文二 · 続きを見る »
川崎恭治
川崎 恭治(かわさき きょうじ、1930年8月4日 - )は日本の物理学者。専門は化学物理学、統計力学。.
新しい!!: 仁科記念賞と川崎恭治 · 続きを見る »
川上則雄
川上 則雄(かわかみ のりお、1958年1月21日 - )は、日本の物理学者。京都大学教授。工学博士(大阪大学、1986年)。岡山県美星町生まれ。 専門は凝縮系物性理論。特に、フェルミ液体論を適用できない低次元電子系の理論。 素粒子物理学者の梁成吉と共に、従来の朝永・ラッティンジャー模型では扱えなかった強相関1次元電子系に共形場理論を導入し、1次元電子系における臨界現象を普遍的に記述することに成功した。他に近藤効果を記述するアンダーソン模型の厳密解の発見など。.
新しい!!: 仁科記念賞と川上則雄 · 続きを見る »
巨大共鳴
巨大共鳴(きょだいきょうめい, Giant Resonance)とは多体量子系のとしての原子核が起こす高いエネルギーの集団励起状態。そのような振動の励起としての巨視的解釈では、もっとも著しい巨大共鳴は原子核ですべての陽子がすべての中性子に対して集団振動を起こすとしている。 1947年にG.
新しい!!: 仁科記念賞と巨大共鳴 · 続きを見る »
中家剛
中家剛(なかやつよし、1967年11月 - )は、高エネルギー物理学を専門とする物理学者。京都大学教授。.
中井直正
中井 直正(なかい なおまさ、1954年5月31日 - )は、日本の天文学者。筑波大学数理物質系物理学域教授。専門は、電波天文学。.
新しい!!: 仁科記念賞と中井直正 · 続きを見る »
中畑雅行
中畑 雅行(なかはた まさゆき、1959年9月27日 - )は、日本の天体物理学者。専門はニュートリノ天文学。東京大学宇宙線研究所教授。 カミオカンデにより太陽ニュートリノを観測し、「太陽ニュートリノ問題」を確認した。そして、スーパーカミオカンデによりそれがニュートリノ振動によることを示した。.
新しい!!: 仁科記念賞と中畑雅行 · 続きを見る »
中西襄
中西 襄(なかにし のぼる、1932年 - )は、日本の物理学者。1955年に京都大学理学部物理学科卒業。京都大学理学博士。プリンストン高等研究所、ブルックヘブン国立研究所研究員を経て、京都大学数理解析研究所教授、現在は京都大学名誉教授。 専門は場の量子論。「場の量子論における散乱振幅の諸性質の分析」により1973年度仁科記念賞を受賞。「QEDの中西-Lautrup 形式と不定計量の場の理論の研究」で2010年度素粒子メダル受賞。 主に数学者の在籍する数理解析研究所の教授であったことからもわかるように一貫して数学的な立場から物理学を研究してきた。超弦理論に対して批判的なことで知られており、「彼ら(超弦理論の研究者)はあまりにも多くのことを仮定し、あまりにも少ない結果しか出さないのである」(素粒子論研究2000年9月号)と皮肉っている。 文字研究家の中西亮は兄、婦人運動家の中西豊子はいとこ、文筆家の中西秀彦は甥。.
中間子
中間子 (英:meson) とは、一つのクォークと一つの反クォークから構成される亜原子粒子である。素粒子物理学の標準模型では、ハドロンの一種である。別称としてメゾンまたはメソンが、旧称としてメソトロン、メゾトロンまたは湯川粒子がある。.
中野貴志
中野 貴志(なかの たかし、1961年12月19日 - )は日本の物理学者。大阪大学教授。大阪大学核物理研究センター長。理学博士(京都大学、1991年)。大阪市出身。2003年7月大型放射光施設SPring-8で合計五つのクォークと反クォークから構成されている重粒子ペンタクォークの存在を確認した。.
新しい!!: 仁科記念賞と中野貴志 · 続きを見る »
中村修二
中村 修二(Shuji NAKAMURA、なかむら しゅうじ、1954年(昭和29年)5月22日 - )は、日本出身のアメリカ人技術者、電子工学者。博士(工学)(徳島大学、1994年)。日亜化学工業在籍時に、世界に先駆けて実用に供するレベルの高輝度青色発光ダイオードを発明・開発。赤崎勇・天野浩と2014年にノーベル物理学賞を受賞した。日亜化学との訴訟でも注目を集めた。2000年よりカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)教授。世界初となる無極性青紫半導体レーザーを実現し、大学発ベンチャー「SORAA」も立ち上げた。また、科学技術振興機構のERATO中村不均一結晶プロジェクトの研究統括として、東京理科大学の窒化物半導体による光触媒デバイスの開発にも貢献した。.
新しい!!: 仁科記念賞と中村修二 · 続きを見る »
中性子
中性子(ちゅうせいし、neutron)とは、原子核を構成する粒子のうち、無電荷の粒子の事で、バリオンの1種である。原子核反応式などにおいては記号 n で表される。質量数は原子質量単位で約 、平均寿命は約15分でβ崩壊を起こし陽子となる。原子核は、陽子と中性子と言う2種類の粒子によって構成されている為、この2つを総称して核子と呼ぶ陽子1個で出来ている 1H と陽子3個で出来ている 3Li の2つを例外として、2015年現在の時点で発見報告のある原子の内、最も重い 294Og までの全ての"既知の"原子核は陽子と中性子の2種類の核子から構成されている。。.
中性子星
'''中性子星''' 右上方向にジェットを放出するほ座のベラ・パルサー。中性子星自体は内部に存在し、ガスに遮蔽されて見えない 中性子星(ちゅうせいしせい、)とは、質量の大きな恒星が進化した最晩年の天体の一種である。.
新しい!!: 仁科記念賞と中性子星 · 続きを見る »
丹羽公雄
丹羽 公雄(にわ きみお、1946年5月21日 - )は、日本の物理学者、天文学者。専門は素粒子物理学。名古屋大学名誉教授。 丹生潔の下で宇宙線の反応を記録した「原子核乾板」からチャームクォークを観測し、小林・益川理論のきっかけを与えた(1971年)。さらに、原子核乾板中の粒子の軌跡を自動で読み取る原子核乾板全自動走査機を開発(1975年)。これによって初めてタウニュートリノ反応の結果つくられたタウ粒子を直接観測することが可能になり(1998年)、タウニュートリノの存在が証明された(2000年)。.
新しい!!: 仁科記念賞と丹羽公雄 · 続きを見る »
丹生潔
丹生 潔(にう きよし、1925年8月2日 - 2017年1月30日)は、日本の物理学者。名古屋大学名誉教授。専門は素粒子物理学。世界で最初の、第4のクォークである「チャームクォーク」の発見者。東京出身。従四位。 1971年から名古屋大理学部教授を務め、原子核乾板の実験装置で得られた宇宙線の素粒子反応の中から、特異な様式で崩壊する新粒子を発見。同年の物理学会で、それを「X粒子」と名付けて報告した。この粒子は、広島大学の小川修三(後に名古屋大学)らによって、4つめのクォーク(当時の表現では「第4の粒子」)であると主張されたが、当時においては広く認められるまでには至らなかった。 しかしこのことが、小林誠や益川敏英に4つめのクォークの存在を確信させ、両者が小林・益川理論(クォーク6個の理論)を生み出す契機となった。小林誠は、ノーベル物理学賞の受賞記念演説において、丹生の業績を紹介している。 なお、第4のクォークである「チャームクォーク」は、丹生の発見後にアメリカの科学者ら(サミュエル・ティンとバートン・リヒター)により加速器の実験で再発見、実証され(1974年)、彼らはその功績によって、1976年にノーベル物理学賞を受賞した。 2017年1月30日、骨髄異形成症候群のため死去、91歳。.
希土類元素
希土類元素(きどるいげんそ、)又はレアアースは、31鉱種あるレアメタルの中の1鉱種で、スカンジウム Sc、イットリウム Yの2元素と、ランタン La からルテチウム Lu までの15元素(ランタノイド)の計17元素の総称である(元素記号の左下は原子番号)。周期表の位置では、第3族のうちアクチノイドを除く第4周期から第6周期までの元素を包含する。なお、希土類・希土と略しており、かつて稀土類・稀土とも書き、それらは英語名の直訳であり、比較的希な鉱物から得られた酸化物から分離されたことに由来している。.
新しい!!: 仁科記念賞と希土類元素 · 続きを見る »
三宅三郎
三宅 三郎(みやけ さぶろう、1924年1月3日 - )は日本の宇宙物理学者。大阪市立大学教授、東京大学教授、東京大学宇宙線研究所所長、宇宙線観測所初代専任所長、神奈川大学教授・学長。神岡鉱山の坑道で核子崩壊の跡を検出する実験、宇宙線ミュー粒子およびニュートリノの研究。特に、インドの金鉱において世界で初めて大気ニュートリノを観測した業績、1981年にKamiokande計画等の四つの計画代表として予算確保に尽力した事で知られる。旧姓は渡辺。.
新しい!!: 仁科記念賞と三宅三郎 · 続きを見る »
三田一郎
三田 一郎(さんだ いちろう、Anthony I. Sanda、1944年3月4日 - )は、日本の物理学者、神奈川大学工学部物理学教室教授、名古屋大学理学部名誉教授。専門は素粒子物理学。.
新しい!!: 仁科記念賞と三田一郎 · 続きを見る »
九後汰一郎
九後 汰一郎(くご たいちろう、1949年3月-)は、日本の理論物理学者。京都大学名誉教授。京都大学基礎物理学研究所第8代、10代所長。専門は素粒子論。理学博士(京都大学 1976年)。京都市出身。本名は九後 太一(くご たいち)。研究者としては汰一郎を使用。.
新しい!!: 仁科記念賞と九後汰一郎 · 続きを見る »
久保亮五
久保 亮五(くぼ りょうご、1920年2月15日 - 1995年3月31日)は、日本の物理学者。東京大学、京都大学、慶應義塾大学で教授、パリ大学、シカゴ大学、ペンシルベニア大学、ニューヨーク州立大学で客員教授を務めた。 統計物理学、物性物理学の分野で国際的に知られた。 特に線形応答理論の構築に貢献し、彼の提案した理論は「久保理論」の名でも呼ばれている。 1997年に生前の業績を記念して井上科学振興財団が久保亮五記念賞を創設した。.
新しい!!: 仁科記念賞と久保亮五 · 続きを見る »
井上允
井上 允(いのうえ まこと、1947年2月 - )は、日本の天文学者。理学博士(名古屋大学)。専門は、電波天文学で、国立天文台名誉教授。台湾 中央研究院 天文及天文物理研究所 特聘研究員。島根県出身。 国立天文台野辺山宇宙電波観測所の建設に参画し、活動銀河中心部の観測、研究に従事。 電波望遠鏡(VLBI:超長基線干渉計)による水メーザー源の観測で、巨大ブラックホールが存在する確証を、初めて得た業績で、中井直正、三好真とともに仁科記念賞を受賞(1996年)。 その後も、より高分解能の観測を実現するため、地上施設の他に人工衛星も使う超長基線干渉計、スペースVLBI(VSOP計画、VSOP2計画)を推進した。.
仁科芳雄
仁科 芳雄(にしな よしお、1890年(明治23年)12月6日 - 1951年(昭和26年)1月10日)は、日本の物理学者である。岡山県浅口郡里庄町浜中の出身。日本に量子力学の拠点を作ることに尽くし、宇宙線関係、加速器関係の研究で業績をあげた。日本の現代物理学の父である。 死去から4年後の1955年、原子物理学とその応用分野の振興を目的として仁科記念財団が設立された。この財団では毎年、原子物理学とその応用に関して著しい業績を上げた研究者に仁科記念賞を授与している。 ニールス・ボーアのもとで身に着けたその自由な学風は、朝永振一郎のひきいた東京文理科大学グループ(南部陽一郎、西島和彦ら)、および、坂田昌一の名大グループ(小林誠、益川敏英、坂田モデルにU(3)群を導入した大貫義郎ら)に伝えられ、素粒子論や物性などを日本に根付かせ世界レベルの研究が多く出た点でも名高い。.
新しい!!: 仁科記念賞と仁科芳雄 · 続きを見る »
伊達宗行
伊達 宗行(だて むねゆき、1929年11月1日 - )は、日本の物理学者、大阪大学名誉教授。 宮城県仙台市出身。宮城県仙台第二高等学校、1952年東北大学理学部卒業、1955年同大学院理学研究科物理専攻中退。1961年「塩化コバルトの反強磁性共鳴吸收」で阪大理学博士。東北大学金属材料研究所、1959年大阪大学理学部助教授、教授、学部長、1993年定年退官、名誉教授。1993年日本物理学会会長、日本原子力研究所先端基礎研究センター長。 伊達氏庶流大條氏本家(明治時代に伊達に復姓)の第20代当主。.
新しい!!: 仁科記念賞と伊達宗行 · 続きを見る »
伊藤早苗
伊藤 早苗(いとう さなえ、1952年2月13日 - )は、日本の物理学者、女性。九州大学応用力学研究所教授。理学博士。 1979年、東京大学大学院理学系研究科(物理学専攻)博士課程修了。広島大学助手・講師・助教授、名古屋大学客員助教授、核融合科学研究所助教授などを経て1992年より現職。 夫・伊藤公孝と共に、トロイダルプラズマ表面からの熱と粒子の損失が突如減りプラズマのエネルギーが上昇する現象(LH遷移)に対する理論的説明を提案したことで知られる。.
新しい!!: 仁科記念賞と伊藤早苗 · 続きを見る »
弦理論
弦理論(げんりろん、string theory)は、粒子を0次元の点ではなく1次元の弦として扱う理論、仮説のこと。ひも理論、ストリング理論とも呼ばれる。.
強い相互作用
強い相互作用(つよいそうごさよう、Strong interaction)は、基本相互作用の一つである。ハドロン間の相互作用や、原子核内の各核子同士を結合している力(核力)を指し、標準模型においては量子色力学によって記述される。強い力、強い核力とも。その名の通り電磁相互作用に比べて約137倍の強さがある。 強い相互作用の理解は、歴史的には湯川秀樹による、パイ中間子の交換によって核子に働く核力の説明に始まるが、1970年代前半の量子色力学の成立によって、ゲージ理論として完成した。.
新しい!!: 仁科記念賞と強い相互作用 · 続きを見る »
強磁性
強磁性 (きょうじせい、ferromagnetism) とは、隣り合うスピンが同一の方向を向いて整列し、全体として大きな磁気モーメントを持つ物質の磁性を指す。そのため、物質は外部磁場が無くても自発磁化を持つことが出来る。 室温で強磁性を示す単体の物質は少なく、鉄、コバルト、ニッケル、ガドリニウム(18℃以下)である。 単に強磁性と言うとフェリ磁性を含めることもあるが、日本語ではフェリ磁性を含まない狭義の強磁性をフェロ磁性と呼んで区別することがある。なおフェロ (ferro) は鉄を意味する。.
佐藤哲也 (物理学者)
佐藤 哲也(さとう てつや、1939年 - )は、日本の理論物理学者。核融合・プラズマを専門分野とする。京都大学工学部を卒業。兵庫県立大学シミュレーション学研究科研究科長を務める。地球シミュレータセンターのセンター長を務めた。.
新しい!!: 仁科記念賞と佐藤哲也 (物理学者) · 続きを見る »
佐藤勝彦 (物理学者)
佐藤 勝彦(さとう かつひこ、1945年8月30日 - )は、日本の宇宙物理学者。専門は、宇宙論。インフレーション宇宙論の提唱者として知られる。東京大学名誉教授、大学共同利用機関法人自然科学研究機構長、明星大学理工学部客員教授。日本学士院会員。 香川県坂出市出身。香川大学教育学部附属坂出中学校、香川県立丸亀高等学校を卒業後京都大学理学部に入学し、物理学科及び大学院理学研究科物理学第2専攻天体核物理学研究室で林忠四郎に師事した。.
新しい!!: 仁科記念賞と佐藤勝彦 (物理学者) · 続きを見る »
佐藤文隆
佐藤 文隆(さとう ふみたか、1938年3月23日 - )は、日本の宇宙物理学者・理論物理学者。京都大学名誉教授。専門は宇宙論・相対性理論。.
新しい!!: 仁科記念賞と佐藤文隆 · 続きを見る »
北村英男
北村 英男(きたむら ひでお、1947年 - )は、日本の物理学者。理学博士(京都大学、1977年)。理化学研究所グループリーダー。京都府京都市生まれの大阪市出身。 放射光光源の世界的権威で、ネオジム磁石を使用した各種のアンジュレータ(undulator)を開発した。なかでも真空内に永久磁石を設置する真空封止アンジュレータは、SPring-8をはじめ、世界中の放射光施設で採用されている。.
新しい!!: 仁科記念賞と北村英男 · 続きを見る »
ミューニュートリノ
ミューニュートリノ(muon neutrino)は、素粒子標準模型における第二世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第二世代の荷電レプトンであるミュー粒子と対をなすため、ミューニュートリノと名付けられた。 1940年代初頭に何人かの研究者によって理論的に予測され、1962年にレオン・レーダーマン、メルヴィン・シュワーツ、ジャック・シュタインバーガーらによって検出された。ニュートリノとしては、2番目に発見された。この発見によって彼らに1988年のノーベル物理学賞が授与された。.
新しい!!: 仁科記念賞とミューニュートリノ · 続きを見る »
ハイパー核
ハイパー核(ハイパーかく、Hypernucleus)とはストレンジネスを持つバリオンであるハイペロンを含んだ原子核の総称である。 通常の原子核は核子(中性子と陽子)の結合状態と考えられている。核子は、6種類のクォークのうち、アップクォークとダウンクォークという2種計3個のクォークだけから構成されているバリオン(重粒子)である。これに対して、ストレンジクォークを含んでいるバリオンをハイペロン(重核子)といい、ハイペロンを含む原子核の事をハイパー核という。この様に、素粒子物理学では、接頭語句ハイパー(hyper-)はストレンジクォークを含む粒子全般に使われる。というのも、ストレンジはアップやダウンに比べて、遥かに静止質量が大きいクォークだからである。なお、チャームクォークを含むバリオンはスーペロン、それを含む原子核をスーパー核という。 これらハイペロンは、アイソスピンとsクォークの数で分類され、以下の種類が存在する。 そして、これら(Λ,Σ,Ξ,Ω)は陽子p、中性子nとあわせてバリオン八重項を成している。また、核子と違ってハイペロンの寿命は全てns以下という短寿命である。従って、ハイパー核は不安定な原子核であり、安定した状態では存在出来ない(ただし、中性子星の内部に安定状態での存在が期待されている)。 ハイペロンの中で最初に発見されたΛは、1953年に宇宙線に曝したエマルションに写っていた事象(event)から質量欠損を求める事で発見された。その後、宇宙線を利用した様々なハイパー核研究が行われたが、宇宙線は制御出来ない高エネルギー粒子であるので、現在はそのほとんどが加速器を使って行われている。 この様なハイパー核を研究する事で主に以下の情報を得る事が出来る。 (a)、YN相互作用 (b)、核構造 (a)、YN相互作用とはハイペロン-核子間に働く強い相互作用(強い力)の事である。この強い相互作用は未だ完全には解明されていない相互作用であり、NN(核子-核子間)相互作用は既に良く調べられている。それに対してYN相互作用はハイペロンの種類によってその力の大きさは異なり、更には斥力になるものもあると予想されている。従って、様々なYN相互作用を調べる事は強い相互作用の解明に非常に大きな役割を果たすものと期待されている。 (b)、核構造は液滴模型や殻模型など様々なモデルが提唱されて来た。それは非常に高密度な物質である原子核の内部を調べる事が非常に困難であったからである。それに対して、核子と異なる量子数を持つハイペロンはパウリの排他律を受けないので、核深部に束縛する事が出来る。従って、ハイペロンが核内のどこに束縛されたのかを調べる事は核構造を明らかにする上で非常に強力な手法である(これはハイペロンが核子とは異物であるからこそ出来る事である)。 この様なハイパー核研究はハイパー核分光 (Hypernuclear spectroscopy)と呼ばれる。これは、生成されたハイパー核のエネルギー準位を調べることを分光学になぞらえた物である。現在主に行われているハイパー核分光の実験は、.
新しい!!: 仁科記念賞とハイパー核 · 続きを見る »
バリオン数
バリオン数(バリオンすう)NBは、粒子の性質を表す量子数の一つである。.
新しい!!: 仁科記念賞とバリオン数 · 続きを見る »
ルテニウム
ルテニウム(ruthenium)は原子番号44の元素。元素記号は Ru。漢字では釕(かねへんに了)と表記される。白金族元素の1つ。貴金属にも分類される。銀白色の硬くて脆い金属(遷移金属)で、比重は12.43、融点は2500 、沸点は4100 (融点、沸点とも異なる実験値あり)。常温、常圧で安定な結晶構造は、六方最密充填構造 (HCP)。酸化力のある酸に溶ける。王水とはゆっくり反応。希少金属である。.
新しい!!: 仁科記念賞とルテニウム · 続きを見る »
レーザー
レーザー(赤色、緑色、青色) クラシックコンサートの演出で用いられた緑色レーザー He-Ne レーザー レーザー(laser)とは、光を増幅して放射するレーザー装置を指す。レーザとも呼ばれる。レーザー光は指向性や収束性に優れており、また、発生する電磁波の波長を一定に保つことができる。レーザーの名は、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(輻射の誘導放出による光増幅)の頭字語(アクロニム)から名付けられた。 レーザーの発明により非線形光学という学問が生まれた。 レーザー光は可視光領域の電磁波であるとは限らない。紫外線やX線などのより短い波長、また赤外線のようなより長い波長のレーザー光を発生させる装置もある。ミリ波より波長の長い電磁波のものはメーザーと呼ぶ。.
新しい!!: 仁科記念賞とレーザー · 続きを見る »
レプトン
レプトン(λεπτο).
新しい!!: 仁科記念賞とレプトン · 続きを見る »
ボース=アインシュタイン凝縮
ボース=アインシュタイン凝縮(ボース=アインシュタインぎょうしゅく、Bose-Einstein condensation英語では、凝縮する過程を condensation、凝縮した状態を condensate と言い分ける場合もある。)、または略してBECとは、ある転移温度以下で巨視的な数のボース粒子が最低エネルギー状態に落ち込む相転移現象 上田 (1998) E.A. Cornel ''et al.'' (1999) F. Dalfavo ''et al.'' (1999) W. Kettelrle ''et al.'' (1999)。量子力学的なボース粒子の満たす統計性であるボース=アインシュタイン統計の性質から導かれる。BECの存在はアルベルト・アインシュタインの1925年の論文の中で予言されたA. Pais (2005), chapter.23 。粒子間の相互作用による他の相転移現象とは異なり、純粋に量子統計性から引き起こされる相転移であり、アインシュタインは「引力なしの凝縮」と呼んだ。粒子間相互作用が無視できる理想ボース気体に近い中性原子気体のBECは、アインシュタインの予言から70年経った1995年に実現された。1995年にコロラド大学の研究グループはルビジウム87(87Rb)、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループはナトリウム23(23Na)の希薄な中性アルカリ原子気体でのBECを実現させた。中性アルカリ原子気体でBECが起こる数マイクロKから数百ナノKという極低温状態の実現には、レーザー冷却などの冷却技術やなどの捕獲技術の確立が不可欠であった (free access) (free access)。2001年のノーベル物理学賞は、これらのBEC実現の実験的成果に対し、授与された。.
新しい!!: 仁科記念賞とボース=アインシュタイン凝縮 · 続きを見る »
トポロジカル絶縁体
Category:物性物理学.
新しい!!: 仁科記念賞とトポロジカル絶縁体 · 続きを見る »
トップクォーク
トップクォーク(top quark、記号:t)は、素粒子標準模型における第三世代のクォークである。.
新しい!!: 仁科記念賞とトップクォーク · 続きを見る »
ヘリウム
ヘリウム (新ラテン語: helium, helium )は、原子番号 2、原子量 4.00260、元素記号 He の元素である。 無色、無臭、無味、無毒(酸欠を除く)で最も軽い希ガス元素である。すべての元素の中で最も沸点が低く、加圧下でしか固体にならない。ヘリウムは不活性の単原子ガスとして存在する。また、存在量は水素に次いで宇宙で2番目に多い。ヘリウムは地球の大気の 0.0005 % を占め、鉱物やミネラルウォーターの中にも溶け込んでいる。天然ガスと共に豊富に産出し、気球や小型飛行船のとして用いられたり、液体ヘリウムを超伝導用の低温素材としたり、大深度へ潜る際の呼吸ガスとして用いられている。.
新しい!!: 仁科記念賞とヘリウム · 続きを見る »
プラズマ
プラズマ(英: plasma)は固体・液体・気体に続く物質の第4の状態R.
新しい!!: 仁科記念賞とプラズマ · 続きを見る »
ヒッグス粒子
ヒッグス粒子(ヒッグスりゅうし、 ヒッグス・ボソン)とは、1964年にピーター・ヒッグスが提唱したヒッグス機構において要請される素粒子である。 ヒッグス自身は「so-called Higgs boson(いわゆる ヒッグス粒子と呼ばれているもの)」と呼んでおり、他にも様々な呼称がある。 本記事では便宜上ヒッグス機構・ヒッグス粒子の双方について説明する。質量の合理的な説明のために、ヒッグス機構という理論体系が提唱されており、その理論内で「ヒッグス場」や「ヒッグス粒子」が言及されているという関係になっているためである。.
新しい!!: 仁科記念賞とヒッグス粒子 · 続きを見る »
フェルミ粒子
フェルミ粒子(フェルミりゅうし)は、フェルミオン(Fermion)とも呼ばれるスピン角運動量の大きさが\hbarの半整数 (1/2, 3/2, 5/2, …) 倍の量子力学的粒子であり、その代表は電子である。その名前は、イタリア=アメリカの物理学者エンリコ・フェルミ (Enrico Fermi) に由来する。.
新しい!!: 仁科記念賞とフェルミ粒子 · 続きを見る »
ニュートリノ
ニュートリノ()は、素粒子のうちの中性レプトンの名称。中性微子とも書く。電子ニュートリノ・ミューニュートリノ・タウニュートリノの3種類もしくはそれぞれの反粒子をあわせた6種類あると考えられている。ヴォルフガング・パウリが中性子のβ崩壊でエネルギー保存則と角運動量保存則が成り立つように、その存在仮説を提唱した。「ニュートリノ」の名はβ崩壊の研究を進めたエンリコ・フェルミが名づけた。フレデリック・ライネスらの実験により、その存在が証明された。.
新しい!!: 仁科記念賞とニュートリノ · 続きを見る »
ニュートリノ振動
ニュートリノ振動(ニュートリノしんどう、 )は、生成時に決定されたニュートリノのフレーバー(電子、ミューオン、タウ粒子のいずれか)が、後に別のフレーバーとして観測される素粒子物理学での現象。その存在確率はニュートリノが伝搬していく過程で周期的に変化(すなわち振動)する。これはニュートリノが質量を持つことにより起きるとされ、素粒子物理学の標準模型では説明できない。.
新しい!!: 仁科記念賞とニュートリノ振動 · 続きを見る »
ニホニウム
ニホニウム()は、原子番号113の元素。元素記号は Nh。2016年(平成28年)11月に正式名称が決定するまでは、暫定的に IUPAC の系統的命名法に則りウンウントリウムununtrium, Uutと呼ばれていた。 周期表で第13族元素に属し、タリウムの下に位置するため「エカタリウム」と呼ばれることもある。超ウラン元素では比較的長寿命とされ、278Nhの平均寿命は2ミリ秒であることがわかっている。.
新しい!!: 仁科記念賞とニホニウム · 続きを見る »
ホール効果
ホール効果(ホールこうか、Hall effect)とは、電流の流れているものに対し、電流に垂直に磁場をかけると、電流と磁場の両方に直交する方向に起電力が現れる現象。主に半導体素子で応用される。1879年、米国の物理学者エドウィン・ホール(Edwin Herbert Hall, 1855-1938)によって発見されたことから、このように呼ばれる。.
新しい!!: 仁科記念賞とホール効果 · 続きを見る »
和達三樹
和達 三樹(わだち みき、1945年2月10日 - 2011年9月15日)は、日本の物理学者。東京大学名誉教授。東京理科大学教授。専門は数理物理学、物性基礎論、統計力学。Ph.D.(ニューヨーク州立大学、1970年)。東京都出身。父は和達清夫。.
新しい!!: 仁科記念賞と和達三樹 · 続きを見る »
イッテルビウム
イッテルビウム (ytterbium) は原子番号70の元素。元素記号は Yb。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。.
新しい!!: 仁科記念賞とイッテルビウム · 続きを見る »
ウプシロン中間子
ウプシロン中間子(-ちゅうかんし、Υ中間子)とは、ボトムクォーク(\mathrm)と反ボトムクォーク(\mathrm)からなる中間子であるボトモニウム(\mathrm)の1系列である。 なお、ラテン文字のYとの混同を避けるために、それと解るフォントや表記(「 ϒ 」など)を使用する。.
新しい!!: 仁科記念賞とウプシロン中間子 · 続きを見る »
カオス理論
論(カオスりろん、、、)は、力学系の一部に見られる、数的誤差により予測できないとされている複雑な様子を示す現象を扱う理論である。カオス力学ともいう。 ここで言う予測できないとは、決してランダムということではない。その振る舞いは決定論的法則に従うものの、積分法による解が得られないため、その未来(および過去)の振る舞いを知るには数値解析を用いざるを得ない。しかし、初期値鋭敏性ゆえに、ある時点における無限の精度の情報が必要であるうえ、(コンピューターでは無限桁を扱えないため必然的に発生する)数値解析の過程での誤差によっても、得られる値と真の値とのずれが増幅される。そのため予測が事実上不可能という意味である。.
新しい!!: 仁科記念賞とカオス理論 · 続きを見る »
ガンマ線
ンマ線(ガンマせん、γ線、gamma ray)は、放射線の一種。その実体は、波長がおよそ 10 pm よりも短い電磁波である。 ガンマ線.
新しい!!: 仁科記念賞とガンマ線 · 続きを見る »
ケイ素
イ素(ケイそ、珪素、硅素、silicon、silicium)は、原子番号 14 の元素である。元素記号は Si。原子量は 28.1。「珪素」「硅素」「シリコン」とも表記・呼称される。地球の主要な構成元素のひとつ。半導体部品は非常に重要な用途である。 地殻中に大量に存在するため鉱物の構成要素として重要であり、ケイ酸塩鉱物として大きなグループを形成している。これには Si-O-Si 結合の多様性を反映したさまざまな鉱物が含まれている。しかしながら生物とのかかわりは薄く、知られているのは、放散虫・珪藻・シダ植物・イネ科植物などにおいて二酸化ケイ素のかたちでの骨格への利用に留まる。栄養素としての必要性はあまりわかっていない。炭素とケイ素との化学的な類似から、SF などではケイ素を主要な構成物質とするケイ素生物が想定されることがある。 バンドギャップが常温付近で利用するために適当な大きさであること、ホウ素やリンなどの不純物を微量添加させることにより、p型半導体、n型半導体のいずれにもなることなどから、電子工学上重要な元素である。半導体部品として利用するためには高純度である必要があり、このため精製技術が盛んに研究されてきた。現在、ケイ素は99.9999999999999 % (15N) まで純度を高められる。また、Si(111) 基板はAFMやSTMの標準試料としてよく用いられる。.
ゲル
ル()またはジェル()は、分散系の一種で、ゾルのような液体分散媒のコロイドだが、分散質のネットワークにより高い粘性を持ち流動性を失い、系全体としては固体状になったもの。 広義には固体分散媒のコロイドであるソリッドゾルを含むが、ここでは狭義のゲルを扱う。.
ゲージ理論
ージ理論(ゲージりろん、gauge theory)とは、連続的な局所変換の下でラグランジアンが不変となるような系を扱う場の理論である。.
新しい!!: 仁科記念賞とゲージ理論 · 続きを見る »
コヒーレンス (曖昧さ回避)
ヒーレン.
新しい!!: 仁科記念賞とコヒーレンス (曖昧さ回避) · 続きを見る »
シーソー機構
素粒子の大統一理論で、特にニュートリノ質量とニュートリノ振動において、シーソー機構とは、ニュートリノの質量の相対的な大きさを理解するための一般的な理論モデルとして用いられる。観察されるニュートリノの質量は電子ボルト eV オーダーで、クオークや荷電レプトンはその何百万倍も重い。 モデルにはいくつかのタイプがあり、それぞれ標準模型を拡張したものである。最も単純なタイプ1のバージョンは、弱電相互作用を起こさないような2つ以上の右巻きのニュートリノ場を仮定し-->、非常に大きな質量スケールがあるとの仮定のもとに標準模型を拡張したものである。この理論では、大統一理論によるスケールで確認できる程度にまで質量スケールを拡張できる。.
新しい!!: 仁科記念賞とシーソー機構 · 続きを見る »
スペクトル
ペクトル()とは、複雑な情報や信号をその成分に分解し、成分ごとの大小に従って配列したもののことである。2次元以上で図示されることが多く、その図自体のことをスペクトルと呼ぶこともある。 様々な領域で用いられる用語で、様々な意味を持つ。現代的な意味のスペクトルは、分光スペクトルか、それから派生した意味のものが多い。.
新しい!!: 仁科記念賞とスペクトル · 続きを見る »
ソリトン
リトン波の再現例 ソリトン()は、おおまかにいって非線形方程式に従う孤立波で、次の条件を満たす安定したパルス状の波動のことである。.
新しい!!: 仁科記念賞とソリトン · 続きを見る »
タウニュートリノ
タウニュートリノ (tauon neutrino) は、素粒子標準模型における第三世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第三世代の荷電レプトンであるタウ粒子と対をなすため、タウニュートリノと名付けられた。 1974年から1977年にマーチン・パールらSLAC国立加速器研究所、ローレンス・バークレー国立研究所による一連の研究でタウ粒子が発見されるとすぐにその存在が理論的に予測され、2000年7月にDONUTによって初めて検出された 。ニュートリノとしては、3番目に発見された。.
新しい!!: 仁科記念賞とタウニュートリノ · 続きを見る »
サブミリ波
ブミリ波は波長が0.1mm~1mmの電磁波でマイクロ波の一部であり、テラヘルツ波の3THz未満の帯域にも含まれる。 電波法施行規則ではデシミリメートル波である。.
新しい!!: 仁科記念賞とサブミリ波 · 続きを見る »
冨松彰
冨松 彰(とみまつ あきら、1947年12月6日 - )は、日本の宇宙物理学者。専門は、宇宙論、重力理論。 大阪府出身。広島大学理学部助教授を経て名古屋大学理学部重力理論研究室の教授となった。.
前野悦輝
前野 悦輝(まえの よしてる、1957年2月20日 - )は、日本の物理学者。京都大学教授。専門は固体物理学。Ph.D.(カリフォルニア大学、1984年)。京都府京都市出身。実家は和菓子屋。.
新しい!!: 仁科記念賞と前野悦輝 · 続きを見る »
国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡
大型光学赤外線望遠鏡、愛称すばる望遠鏡(すばるぼうえんきょう、Subaru Telescope)は、アメリカ・ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(標高4,205m)にある日本の国立天文台の大型光学赤外線望遠鏡である。.
新しい!!: 仁科記念賞と国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡 · 続きを見る »
CP対称性の破れ
CP対称性の破れとは、物理学、特に素粒子物理学において、CP対称性に従わない事象のことである。 CP対称性の破れは1964年に中性K中間子の崩壊の観測から発見され、ジェイムズ・クローニンとヴァル・フィッチはその功績により1980年にノーベル物理学賞を受賞した。現在も、理論物理及び実験物理で積極的な研究が行なわれている分野の一つとなっている。 現在の宇宙では、物質が反物質よりもはるかに多い。 宇宙の歴史の中でこの非対称性を生成するためにはCP対称性の破れが必要条件であり、 サハロフの三条件のひとつとして知られている。.
新しい!!: 仁科記念賞とCP対称性の破れ · 続きを見る »
現代物理学
代物理学(げんだいぶつりがく)は、おおむね20世紀以降の物理学のこと。相対性理論および量子力学以後の物理学を指す。.
新しい!!: 仁科記念賞と現代物理学 · 続きを見る »
福井崇時
福井 崇時(ふくい しゅうじ、1923年(大正12年)8月19日 - 2018年 5月4日)は、日本の物理学者。名古屋大学名誉教授。1957年、高エネルギー荷電粒子の飛跡を観測する「放電箱」(ディスチャージチェンバー、後のスパークチェンバー)を開発、1961年仁科記念賞、1962年朝日賞(文化賞部門)を、いずれも宮本重徳とともに受賞。1985年紫綬褒章、1993年勲三等旭日中綬章、2001年イタリア共和国功労賞コメンダトーレ三等騎士勲章。著書に『身近な物理の世界』(1991年)、『粒子物理計測学入門』(1992年)がある。.
新しい!!: 仁科記念賞と福井崇時 · 続きを見る »
秋光純
秋光純(あきみつ じゅん、1939年 - )は、日本の物理学者。学位は理学博士(東京大学・1970年)。青山学院大学理工学部名誉教授。岡山大学特任教授。2001年紫綬褒章、2014年瑞宝中綬章を受章日本経済新聞2014年4月29日朝刊「瑞宝中綬章 青山学院大学教授・秋光純氏(74) 」。.
笠真生
真生(りゅう しんせい)は、日本出身の物理学者。シカゴ大学准教授。専門は物性物理学。 高柳匡とともにAdS/CFT対応におけるエンタングルメントエントロピーに関するを提唱。.
素粒子
物理学において素粒子(そりゅうし、elementary particle)とは、物質を構成する最小の単位のことである。基本粒子とほぼ同義語である。.
細野秀雄
細野 秀雄(ほその ひでお、1953年9月7日 - )は日本の材料科学者。東京工業大学応用セラミックス研究所教授。主な研究分野は無機材料科学・ナノポーラス機能材料超電導物質、無機光・電子材料、磁気共鳴、透明酸化物半導体など。 セメントにおける高い電気伝導の金属状態の発見などで知られる。「超電導物質」の論文は科学雑誌「サイエンス」で「ブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、論文引用数でも世界一を記録した。2013年にトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞しており、ノーベル物理学賞受賞有力者の一人に挙げられている。埼玉県川越市出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と細野秀雄 · 続きを見る »
真木和美
真木 和美(まき かずみ、1936年1月27日 - 2008年9月10日)は、日本の物理学者。専門は超伝導・超流動の理論。ジョン・バーディーン賞受賞。超伝導分野の専門語「Maki-Tompson項」や「Makiパラメター」に名前を残している。音楽や絵画に親しみ、自らバイオリンを弾き、オペラを歌ったりした。.
新しい!!: 仁科記念賞と真木和美 · 続きを見る »
生出勝宣
生出 勝宣(おいで かつのぶ、1952年 - )は、日本の物理学者、高エネルギー加速器研究機構教授。粒子加速器科学専攻。日本加速器学会第5期会長。理学博士。東京都出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と生出勝宣 · 続きを見る »
田島俊樹
島 俊樹(たじま としき、1948年1月18日 - )は、日本の物理学者。 愛知県出身。東京大学理学部卒業、カリフォルニア大学アーバイン校理学部物理学科博士課程修了。.
新しい!!: 仁科記念賞と田島俊樹 · 続きを見る »
田中靖郎
中 靖郎(たなか やすお、1931年3月18日 - 2018年1月18日)は日本の宇宙物理学者。日本学士院会員。東京大学名誉教授。宇宙科学研究所名誉教授。X線天文学の分野で国際的な評価をうけている。.
新しい!!: 仁科記念賞と田中靖郎 · 続きを見る »
田中豊一
中 豊一(たなか とよいち、1946年1月4日 - 2000年5月20日)は、日本の物理学者。マサチューセッツ工科大学物理学科教授を務めた。ゲル研究の第一人者として世界的に知られた。.
新しい!!: 仁科記念賞と田中豊一 · 続きを見る »
牧二郎
牧 二郎(まき じろう、1929年1月10日 - 2005年5月31日)は日本の理論物理学者。京都大学名誉教授。東京都出身。 東京文理科大学(現筑波大学)を卒業、名古屋大学理学部助教授から京都大学基礎物理学研究所教授。のちに湯川秀樹の後を継いで所長。素粒子物理学を研究し、坂田昌一・中川昌美とともにニュートリノ振動を理論的に予測する(ポンテコルボ・牧・中川・坂田行列(PMNS行列))などこの分野において顕著な業績をあげた。日本物理学会会長などを務める。 1960年 名古屋大学 理学博士 論文の題は「素粒子の複合模型について」。 1977年仁科記念賞受賞。.
物理学
物理学(ぶつりがく, )は、自然科学の一分野である。自然界に見られる現象には、人間の恣意的な解釈に依らない普遍的な法則があると考え、自然界の現象とその性質を、物質とその間に働く相互作用によって理解すること(力学的理解)、および物質をより基本的な要素に還元して理解すること(原子論的理解)を目的とする。化学、生物学、地学などほかの自然科学に比べ数学との親和性が非常に強い。 古代ギリシアの自然学 にその源があり, という言葉も、元々は自然についての一般的な知識の追求を意味しており、天体現象から生物現象までを含む幅広い概念だった。現在の物理現象のみを追求する として自然哲学から独立した意味を持つようになったのは19世紀からである。 物理学の古典的な研究分野は、物体の運動、光と色彩、音響、電気と磁気、熱、波動、天体の諸現象(物理現象)である。.
益川敏英
川 敏英(ますかわ としひで、1940年2月7日 - )は、日本の理論物理学者。専門は素粒子理論。名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長・特別教授、京都大学名誉教授、京都産業大学益川塾教授・塾頭。愛知県名古屋市出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と益川敏英 · 続きを見る »
相転移
転移(そうてんい、英語:phase transition)とは、ある系の相(phase)が別の相へ変わることを指す。しばしば相変態(そうへんたい、英語:phase transformation)とも呼ばれる。熱力学または統計力学において、相はある特徴を持った系の安定な状態の集合として定義される。一般には物質の三態(固体・固相、液体・液相、気体・気相)の相互変化として理解されるが、同相の物質中の物性変化(結晶構造や密度、磁性など)や基底状態の変化に対しても用いられる。相転移に現れる現象も単に「相転移」と呼ぶことがある。.
菅原寛孝
菅原 寛孝(すがわら ひろたか、1938年3月15日 - )は、日本の物理学者(素粒子物理学)。勲等は瑞宝中綬章。学位は理学博士(東京大学・1966年)。大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、沖縄科学技術大学院大学学長特別顧問。 カリフォルニア大学研究員、シカゴ大学研究員、東京教育大学理学部助手、東京大学原子核研究所助教授、高エネルギー物理学研究所物理研究系教授、高エネルギー物理学研究所物理研究部第一研究系教授、高エネルギー物理学研究所所長、高エネルギー加速器研究機構機構長(初代)、ハワイ大学教授、国立大学法人総合研究大学院大学理事(経営・運用担当)などを歴任した。.
新しい!!: 仁科記念賞と菅原寛孝 · 続きを見る »
顕彰
顕彰(けんしょう)とは、個人の著名でない功績や善行などをたたえて広く世間に知らしめることをいう。類似する概念に表彰、褒彰などがある。.
飯島澄男
飯島 澄男(いいじま すみお、1939年5月2日 - )は、日本の物理学者および化学者。埼玉県越谷市出身。 文化功労者、恩賜賞・日本学士院賞受賞者、文化勲章受章者。日本学士院会員。名古屋大学高等研究院アカデミー会員、名古屋大学特別招聘教授。名城大学終身教授。 カーボンナノチューブの発見(1991年)と電子顕微鏡による構造決定の仕事で、世界的に有名になった。金の原子がアメーバのように動く金超微粒子の“構造ゆらぎ”現象を発見(1984年)。 ノーベル化学賞・物理学賞の有力候補とも見られている。 名城大学終身教授、NEC特別主席研究員をはじめ多数の職を現職で兼任する。.
新しい!!: 仁科記念賞と飯島澄男 · 続きを見る »
西島和彦 (物理学者)
西島 和彦(にしじま かずひこ、1926年10月4日 - 2009年2月15日)は、日本の物理学者。東京大学名誉教授。京都大学名誉教授。茨城県土浦市生まれ。 素粒子の新しい規則性となる「西島・ゲルマンの法則」(Gell-Mann–Nishijima formula)を発見する。生前、1960年と1961年、1964年、1966年にノーベル物理学賞の候補に挙がっていたものの、受賞を逸している。.
新しい!!: 仁科記念賞と西島和彦 (物理学者) · 続きを見る »
西川哲治
西川 哲治(にしかわ てつじ、1926年7月7日 - 2010年12月15日)は日本の物理学者。東京大学名誉教授、東京理科大学学長。東京出身。父は結晶学者の西川正治。.
新しい!!: 仁科記念賞と西川哲治 · 続きを見る »
西川公一郎
西川 公一郎(にしかわ こういちろう、1949年 - )は、日本の物理学者。1971年に京都大学理学部物理学科卒業。ノースウェスタン大学Ph.D.。シカゴ大学、ニューヨーク州立大学、東京大学、高エネルギー加速器研究機構、京都大学教授を経て、現在は高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所所長。 専門は素粒子物理学。中性K中間子におけるCP非保存の実験、スーパーカミオカンデを用いた大気ニュートリノ振動実験といった実験に参加してきた。その後、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構に設置された加速器からニュートリノを放射してスーパーカミオカンデで測定するK2K実験(つくば-神岡間長基線ニュートリノ振動実験)を提案し、実験代表者としてこのプロジェクトを主導した。その結果、ニュートリノの種類が飛行中に変化している証拠が確認され、従来の理論では質量ゼロとされていたニュートリノが質量を持つことが確実になった。その後、茨城県那珂郡東海村に建設された大強度陽子加速器を用いた次世代ニュートリノ振動実験(T2K実験)の実現を推進した。.
新しい!!: 仁科記念賞と西川公一郎 · 続きを見る »
西森秀稔
西森 秀稔(にしもり ひでとし、1954年-)は、日本の物理学者。東京工業大学教授。専門は理論物理学、数理物理学、統計物理学。量子アニーリングの提唱者。.
新しい!!: 仁科記念賞と西森秀稔 · 続きを見る »
香取秀俊
香取 秀俊(かとり ひでとし、1964年9月27日 - )は、日本の工学者。東京大学大学院物理工学専攻教授、理化学研究所招聘主任研究員/チームリーダー(兼任)。東京都北区出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と香取秀俊 · 続きを見る »
高崎史彦
史彦(たかさき ふみひこ、1943年11月11日 - )は、日本の物理学者(高エネルギー物理学)。学位は理学博士(東京大学・1971年)。大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。本名の「」はいわゆる「はしごだか」であり、「」はいわゆる「たつさき」であるが、双方ともJIS X 0208に収録されていないため、高崎 史彦(たかさき ふみひこ)と表記されることも多い。 東京大学理学部助手、東京大学理学部附属高エネルギー物理学実験施設助手、高エネルギー物理学研究所トリスタン計画推進部衝突ビーム測定器研究系教授、高エネルギー物理学研究所物理研究部物理第二研究系教授、高エネルギー物理学研究所物理研究部物理第一研究系研究主幹、素粒子原子核研究所物理第一研究系教授、素粒子原子核研究所所長(第3代)、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構理事などを歴任した。.
新しい!!: 仁科記念賞と高崎史彦 · 続きを見る »
高柳匡
柳匡(たかやなぎ ただし、1975年 -)は、日本の物理学者。京都大学基礎物理学研究所教授。専門は素粒子物理学。 笠真生とともにAdS/CFT対応におけるエンタングルメントエントロピーに関するを提唱。.
魔法数
法数(まほうすう)とは、原子核が特に安定となる陽子と中性子の個数のことをいう。陽子数または中性子数が魔法数である核種を魔法核と呼ぶ。 核構造のシェルモデルでは、殻(シェル)が「閉じている」状態(閉殻)は安定性が高く、崩壊や核分裂が起きにくくなる。計算上特定の値が該当し、魔法数となる。陽子と中性子はよく似ているので同じ値となる。 現在、広く承認されている魔法数は 2, 8, 20, 28, 50, 82, 126 の7つで、原子番号がこれらにあたる元素は、周辺の元素に比べて多くの安定同位体を持っている。中性子数がこれに該当する同中性子体についても同様で、例えば核種の一覧を見ると、縦の20と横の20には安定同位体が並んでいるのがわかる。 一部の中性子過剰核では、8, 20, 28は消えて、別の魔法数である 6, 16, 32, 34 が現れる事が研究によって示されている。この領域のことを反転の島(Island of inversion)と呼ぶ。(50、82は維持される)。また、最近の研究から、中性子過剰な炭素同位体の陽子数6が魔法数である事が明らかになった。 魔法数は1949年にマリア・ゲッパート=メイヤーとヨハネス・ハンス・イェンゼンによって理論的な説明が成され、ノーベル賞授与対象となった。.
財団法人
財団法人(ざいだんほうじん)とは、法人格を付与された財団のことであり、ある特定の個人や企業などの法人から拠出された財産(基本財産)で設立され、これによる運用益である金利などを主要な事業原資として運営する法人である。 2008年11月までは公益目的が主たる財団法人のみであったが、公益法人制度改革に伴い、2008年12月より公益目的でなくとも一般財団法人を設立できるようになった。また、以前の財団法人(特例民法法人)も所管機関での手続きを経て一般財団法人へ移行できるようになった。.
新しい!!: 仁科記念賞と財団法人 · 続きを見る »
超大質量ブラックホール
超大質量ブラックホール(ちょうだいしつりょうブラックホール、Supermassive black hole)は、太陽の105倍から1010倍程度の質量を持つブラックホールのことである。全てではないが、銀河系(天の川銀河)を含むほとんどの銀河の中心には、超大質量ブラックホールが存在すると考えられている。 超大質量ブラックホールには、比較的質量の小さいものと比べて際立った特徴がある。.
新しい!!: 仁科記念賞と超大質量ブラックホール · 続きを見る »
超伝導
超伝導(ちょうでんどう、superconductivity)とは、特定の金属や化合物などの物質を非常に低い温度へ冷却したときに、電気抵抗が急激にゼロになる現象。「超電導」と表記されることもある。1911年、オランダの物理学者ヘイケ・カメルリング・オンネスにより発見された。この現象と同時に、マイスナー効果により外部からの磁力線が遮断されることから、電気抵抗の測定によらなくとも、超伝導状態が判別できる。この現象が現れるときの温度は超伝導転移温度と呼ばれ、この温度を室温程度に上昇させること(室温超伝導)は、現代物理学の重要な研究目標の一つ。.
超新星
プラーの超新星 (SN 1604) の超新星残骸。スピッツァー宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡およびチャンドラX線天文台による画像の合成画像。 超新星(ちょうしんせい、)は、大質量の恒星が、その一生を終えるときに起こす大規模な爆発現象である。.
近藤淳
近藤 淳(こんどう じゅん、1930年2月6日 - )は、日本の男性物理学者。東京府出身。東邦大学名誉教授、産業技術総合研究所特別顧問。.
鈴木厚人
鈴木 厚人(すずき あつと、1946年10月3日 - )は、日本の物理学者である。岩手県立大学学長。新潟県出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と鈴木厚人 · 続きを見る »
鈴木洋一郎
鈴木 洋一郎(すずき よういちろう、1952年 - )は、日本の物理学者。専門は素粒子物理学。ニュートリノ天文学。東京大学教授。数物連携宇宙研究機構拠点構想責任者。 スーパーカミオカンデを用いた大気ニュートリノの振動実験において、ミューニュートリノがタウニュートリノに変化する様子を統計的に確認した。また、太陽ニュートリノ(電子ニュートリノ)が振動していることを確認した。。.
新しい!!: 仁科記念賞と鈴木洋一郎 · 続きを見る »
蔡兆申
蔡 兆申(ツァイ・ヅァオシェン、1952年2月8日 - )は台湾出身の日本で活躍する物理学者。 超伝導体のジョセフソン効果の量子コヒーレント状態を用いたデバイス、単一電子素子の研究開発に携わる。その研究は量子コンピュータを実現させる上で鍵となる量子ビット制御の可能性を示した。 NECグリーンイノベーション研究所主席研究員、独立行政法人理化学研究所巨視的量子コヒーレンス研究チーム・チームリーダーを経て、現在は東京理科大学理学部・教授、理化学研究所創発物性科学研究センター超伝導量子シミュレーション研究チーム・チームリーダーを兼務。2000年よりアメリカ物理学会のフェロー。.
野本憲一
野本 憲一(のもと けんいち、1946年12月1日 - )は、日本の天文学者。専門は、恒星進化論、とりわけ超新星の理論及び中性子星の進化、宇宙化学、とりわけ銀河の化学的力学的進化と宇宙の元素の起源。 東京大学特任教授、カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授・主任研究員。 2014年、長年の業績を認められカブリ数物連携宇宙研究機構の「宇宙のダークサイド(浜松ホトニクス)寄付研究部門」の「浜松プロフェッサー」に着任する。 理学博士。東京都出身。妻はサイエンスライターの野本陽代。.
新しい!!: 仁科記念賞と野本憲一 · 続きを見る »
重い電子系
重い電子系(おもいでんしけい、Heavy fermion)は、ランタノイドやアクチノイドの化合物において、金属的な電気伝導を示すにもかかわらず、電気伝導を担う電子の有効質量が、自由電子の質量の数百倍~千倍も「重く」なっていると考えられる一連の物質群のことである。 電子は周りの電子や磁場との相互作用により動きにくくなり、見かけ上の重さ(有効質量)が重くなる。すなわち有効質量の増大は電子間斥力の効果(電子相関)に由来するものであり、数百倍~千倍もの大きい有効質量は、ランタノイドイオンやアクチノイドイオンの持つ局在性の高いf電子間の強い斥力に起因するものと考えられている。このため、重い電子系は強相関電子系の重要な研究対象の一つとして、現在も盛んに研究されている。 有効質量が大きいこと自体も重要な研究対象であるが、それに加えて、重い電子系物質群の多様な物性が興味を惹いている。有効質量が大きいということは、電子については、遍歴性よりも局在性が強くなっていることを示している。電子の局在性が強まると、電子の持つスピンの自由度が顕れて来て、系は磁性を示すようになる。実際、重い電子系の中には、低温で磁気秩序を示すものがある。多くは反強磁性秩序であるが、強磁性秩序やその他の磁気秩序を示すものもある。重い電子系状態からこれらの磁気秩序状態への変化や、各々の状態の関係などが研究されている。また、電子間斥力が非常に強いにもかかわらず、クーパー対が形成されて超伝導を示す物質もあり、そのクーパー対の形成機構の解明も続けられている。重い電子系は高温超電導体に必要な特殊な磁場を作ることで知られている。他にも、低温で半導体的・絶縁体的な電気伝導を示す物質群もあり、重い電子系の中でも、特に、近藤半導体または近藤絶縁体、近藤半金属と呼ばれている。その例としてはCeRhSb, CeRhAs, CePtSn, CeNiSn, YbB12, SmB6, Ce3Bi4Pt3などがあげられる。.
新しい!!: 仁科記念賞と重い電子系 · 続きを見る »
量子ホール効果
量子ホール効果(りょうしホールこうか、quantum hall effect)は、半導体‐絶縁体界面や半導体のヘテロ接合などで実現される、2次元電子系に対し強い磁場(強磁場)を印加すると、電子の軌道運動が量子化され、エネルギー準位が離散的な値に縮退し、ランダウ準位が形成される現象を指す。ランダウ準位の状態密度は実際の試料では不純物の影響によってある程度の広がりを持つ。この時、フェルミ準位の下の電子は、波動関数が空間的に局在するようになる。これをアンダーソン局在という。 そして絶対温度がゼロ度(.
新しい!!: 仁科記念賞と量子ホール効果 · 続きを見る »
量子もつれ
量子もつれ(りょうしもつれ、quantum entanglement)とは、一般的に を漠然と指す用語として用いられる。しかし、量子情報理論においてはより限定的に、 を表す用語として用いられる。 (2)は(1)のある側面を緻密化したものであるが、捨象された部分も少なくない。例えば典型的な非局所効果であるベルの不等式の破れなどは(2)の枠組みにはなじまない。 どちらの意味においても、 複合系の状態がそれを構成する個々の部分系の量子状態の積として表せないときにのみ、量子もつれは存在する(逆は必ずしも真ではない)。このときの複合系の状態をエンタングル状態という。量子もつれは、量子絡み合い(りょうしからみあい)、量子エンタングルメントまたは単にエンタングルメントともよばれる。.
新しい!!: 仁科記念賞と量子もつれ · 続きを見る »
量子色力学
量子色力学(りょうしいろりきがく、、略称: QCD)とは、素粒子物理学において、SU(3)ゲージ対称性に基づき、強い相互作用を記述する場の量子論である。.
新しい!!: 仁科記念賞と量子色力学 · 続きを見る »
金子邦彦
金子邦彦(かねこ くにひこ、1956年 - )は、日本の物理・生物学者、東京大学教授。専門は非線形・複雑系の物理、理論生物学。.
新しい!!: 仁科記念賞と金子邦彦 · 続きを見る »
長谷川彰
長谷川 彰(はせがわ あきら、1937年5月 - )は、日本の物理学者。前国立大学法人新潟大学学長。現新潟工科大学学長。専門は重い電子系のバンド計算。.
新しい!!: 仁科記念賞と長谷川彰 · 続きを見る »
電子ニュートリノ
電子ニュートリノ(electron neutrino)は、素粒子標準模型における第一世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第一世代の荷電レプトンである電子と対をなすため、電子ニュートリノと名付けられた。 ベータ崩壊の過程で運動量とエネルギーが喪失するという現象から、1930年にヴォルフガング・パウリによって予測され、1956年にフレデリック・ライネスとクライド・カワンによって最初に検出された 。.
新しい!!: 仁科記念賞と電子ニュートリノ · 続きを見る »
電子線ホログラフィ
電子線ホログラフィ(でんしせんホログラフィ)とは、電子線の干渉を利用したホログラフィ。.
新しい!!: 仁科記念賞と電子線ホログラフィ · 続きを見る »
連星
連星(れんせい、)とは2つの恒星が両者の重心の周りを軌道運動している天体である。双子星(ふたごぼし)とも呼ばれる。連星は、地球から遠距離にあると、一つの恒星と思われ、その後に連星である事が判明する場合もある。この2世紀間の観測で、肉眼で見える恒星の半数以上が連星である可能性が示唆されている。通常は明るい方の星を主星、暗い方を伴星と呼ぶ。また、3つ以上の星が互いに重力的に束縛されて軌道運動している系もあり、そのような場合にはn連星またはn重連星などと呼ばれる。 また、二重星という言葉も連星を示す場合が多い。しかし、実際には、複数の恒星が地球から見て、同じ方向に位置しており、「見かけ上、連星のように見える」場合を表す。それぞれの恒星の、地球からの距離は全く異なり、物理的にも何の関連性も無い。二重星は、距離が異なるので、光度の差から、年周視差や視線速度を正確に求める事が出来る。しかし、中にはアルビレオのように、二重星か真の連星かが分かっていないものもある。.
MOS
MOS.
R過程
r過程(アールかてい, r-process)は恒星核が重力崩壊する超新星爆発時に起きると考えられている元素合成(超新星元素合成)における、中性子を多くもつ鉄より重い元素のほぼ半分を合成する過程のこと。これは迅速かつ連続的に中性子をニッケル56のような核種に取り込むことによって起きる。そのためこの過程はr (Rapid) 過程と呼ばれる。重元素を合成するほかの過程にはs過程があり、これは漸近巨星分枝星 (赤色巨星への進化段階) でゆっくり (Slow) した中性子捕獲によって元素合成を行う。この2つの過程が鉄より重い元素の元素合成過程の大半を占める。r過程はs過程に比べ未解明の部分が多い。.
RIビーム
RIビーム(あーるあいびーむ)とは、不安定な放射性同位体である不安定核のビーム。不安定核は、粒子加速器で加速した重イオン粒子を標的原子核にぶつけて壊す核破砕反応によって作り、これを選別して使う。.
新しい!!: 仁科記念賞とRIビーム · 続きを見る »
折戸周治
折戸 周治(おりと しゅうじ、1941年 - 2000年11月14日) は日本の物理学者。東京大学教授、東京大学素粒子物理国際研究センター長を歴任。.
新しい!!: 仁科記念賞と折戸周治 · 続きを見る »
柳田勉
柳田勉(やなぎだ つとむ、1949年(昭和24年)2月9日 - )は日本の物理学者。広島大学理学博士。専門は素粒子物理学で、1979年にシーソー機構を、1986年に福来正孝とレプトジェネシスを提唱し、西宮湯川記念賞、仁科記念賞、フンボルト賞、戸塚洋二賞を受賞。東北大学理学部助教授、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授、同大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授を歴任した。.
林忠四郎
林 忠四郎(はやし ちゅうしろう、1920年(大正9年)7月25日 - 2010年(平成22年)2月28日)は、日本の宇宙物理学者2010年3月1日 アストロアーツ、産経ニュース,、2010.3.1 12:16、京都新聞, 2010年03月01日 12時43分、稲盛財団ニュース, No.71.
新しい!!: 仁科記念賞と林忠四郎 · 続きを見る »
松本敏雄
松本 敏雄(まつもと としお、1941年 - )は、日本の天文学者。宇宙航空研究開発機構名誉教授。.
新しい!!: 仁科記念賞と松本敏雄 · 続きを見る »
板谷謹悟
板谷 謹悟(いたや きんご、1949年4月5日 - )は日本の化学者。東北大学工学部名誉教授・客員教授(多元物質科学研究所河村研究室産学連携研究員)、熊本大学客員教授(非常勤)。専門は電気化学。北海道出身。 電気化学走査トンネル顕微鏡(電気化学STM)を世界で初めて開発するなどの功績により、1996年に「仁科賞」、2001年に「紫綬褒章」などを受賞。.
新しい!!: 仁科記念賞と板谷謹悟 · 続きを見る »
杉本大一郎
杉本 大一郎(すぎもと だいいちろう、1937年3月18日 - )は、日本の天文学者・宇宙物理学者。専門は、恒星進化論。東京大学及び放送大学名誉教授。.
新しい!!: 仁科記念賞と杉本大一郎 · 続きを見る »
核磁気モーメント
核磁気モーメント(かくじきモーメント、Nuclear magnetic moment)は、原子核の磁気モーメントであり、陽子および中性子のスピンから生じる。主に磁気双極子モーメントであり、四極子モーメントは超微細構造において同様に小さなシフトを起こす。 核磁気モーメントは元素の同位体によって異なる。陽子と中性子の数が共に偶数の場合にのみ核磁気モーメントはゼロとなる。.
新しい!!: 仁科記念賞と核磁気モーメント · 続きを見る »
核磁気共鳴
核磁気共鳴(かくじききょうめい、nuclear magnetic resonance、NMR) は外部静磁場に置かれた原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用する現象である。.
新しい!!: 仁科記念賞と核磁気共鳴 · 続きを見る »
格子ゲージ理論
格子ゲージ理論(こうしゲージりろん、lattice gauge theory)は、格子上に離散化された時空におけるゲージ理論である。 低エネルギー領域での量子色力学はその強結合性のために摂動論的取り扱いができないが、この困難を打開するために生まれたのが格子ゲージ理論である。1974年、クォークの閉じ込めを記述するためにケネス・ウィルソンによって初めて提唱された。1980年にはマイケル・クロイツがモンテカルロ法を用いて格子ゲージ理論による数値計算に成功し、以後、”強い相互作用の第一原理計算”として有効活用されている。 格子上で場の理論を扱う場合は格子場の理論、格子上の場の理論、格子上で量子色力学を扱う場合は格子QCD、格子量子色力学などと呼ばれる。.
新しい!!: 仁科記念賞と格子ゲージ理論 · 続きを見る »
梁成吉
梁 成吉(やん そんきる、1953年11月20日 - 2001年7月27日)は日本の物理学者。専門は素粒子物理学。韓国籍。「共形場理論に基づく1次元電子系の研究」で1995年に仁科記念賞、1997年に大韓民国学術院賞を受賞した。.
梶田隆章
梶田 隆章(かじた たかあき、1959年3月9日 -)は、日本の物理学者、天文学者である。埼玉県東松山市出身。東京大学卓越教授、同大特別栄誉教授、東京大学宇宙線研究所長・教授、兼同研究所附属宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員、埼玉大学フェロー、東京理科大学理工学部物理学科非常勤講師。専門はニュートリノ研究。理学博士。ニュートリノ振動の発見により、2015年にアーサー・B・マクドナルドと共にノーベル物理学賞を受賞した。2017年度より朝日賞選考委員を務めている。.
新しい!!: 仁科記念賞と梶田隆章 · 続きを見る »
森田浩介
森田 浩介(もりた こうすけ、1957年1月23日 - )は、日本の物理学者(実験核物理学)。学位は博士(理学)(九州大学・1993年)。九州大学大学院理学研究院教授、国立研究開発法人理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素研究グループディレクター。 また、これまでに独立行政法人理化学研究所サイクロトロン研究室先任研究員、独立行政法人理化学研究所仁科センター森田超重元素研究室准主任研究員などを歴任している。.
新しい!!: 仁科記念賞と森田浩介 · 続きを見る »
森永晴彦
森永 晴彦(もりなが はるひこ、1922年 - 2018年5月2日)は、日本の原子核物理学者である。.
新しい!!: 仁科記念賞と森永晴彦 · 続きを見る »
森本雅樹
森本 雅樹(もりもと まさき、1932年5月14日 - 2010年11月16日)は、日本の天文学者。専門は、電波天文学。数学者・森本清吾、森本治枝の次男。実業家・教育家の深沢利重の孫。弟は西洋史学者の森本芳樹。.
新しい!!: 仁科記念賞と森本雅樹 · 続きを見る »
樽茶清悟
樽茶 清悟(たるちゃ せいご、1953年9月20日 - )は、日本の物理学者。東京大学工学系研究科物理工学専攻教授。量子ドットなどの研究を行っている。同じ物理工学専攻教授の十倉好紀とは大学時代の同級生である。愛媛県松山市出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と樽茶清悟 · 続きを見る »
江口徹
江口 徹(えぐち とおる、1948年2月 - )は、日本の素粒子物理学研究者で、京都大学基礎物理学研究所元所長である。茨城県土浦市生まれ。2009年、「数理物理学的な手法による素粒子論の研究」により恩賜賞・日本学士院賞を受賞。.
江崎玲於奈
江崎 玲於奈(えさき れおな、「崎」は清音、1925年(大正14年)3月12日 - )は、日本の物理学者である。国外においてはレオ・エサキ()の名で知られる。1973年(昭和48年)に日本人としては4人目となるノーベル賞(ノーベル物理学賞)を受賞した。文化勲章受章者、勲一等旭日大綬章受章者。.
新しい!!: 仁科記念賞と江崎玲於奈 · 続きを見る »
有馬朗人
有馬 朗人(ありま あきと、1930年9月13日 - )は、日本の物理学者(原子核物理学)、俳人、政治家。勲等は旭日大綬章。学位は理学博士(東京大学・1958年)。東京大学名誉教授、財団法人日本科学技術振興財団会長、科学技術館館長、武蔵学園学園長、公立大学法人静岡文化芸術大学理事長(初代)。文化勲章受章者。 国立大学協会会長(第14代)、東京大学総長(第24代)、理化学研究所理事長(第7代)、参議院議員、文部大臣(第125代)、科学技術庁長官(第58代)などを歴任した。.
新しい!!: 仁科記念賞と有馬朗人 · 続きを見る »
戸塚洋二
戸塚 洋二 (とつか ようじ、1942年3月6日 - 2008年7月10日) は日本の物理学者。東京大学特別栄誉教授。静岡県富士市出身。富士市名誉市民(第1号)。.
新しい!!: 仁科記念賞と戸塚洋二 · 続きを見る »
海部宣男
海部 宣男(かいふ のりお、1943年9月21日 - )は、日本の天文学者。国立天文台名誉教授(東京大学博士(理学博士1973年))。専門は電波天文学、赤外線天文学。特に星間物質、星と惑星の形成に関する研究。国際天文学連合(IAU)会長。1998年に日本学士院賞を受賞した。.
新しい!!: 仁科記念賞と海部宣男 · 続きを見る »
浅井祥仁
浅井 祥仁(あさい しょうじ、1967年5月3日 - )は、日本の物理学者。東京大学教授。石川県能美市(旧寺井町)出身。.
新しい!!: 仁科記念賞と浅井祥仁 · 続きを見る »
早野龍五
早野 龍五(はやの りゅうご、1952年1月3日 - )は、日本の物理学者、原子物理学者。専門はエキゾチック原子研究。東京大学名誉教授。2017年4月より株式会社ほぼ日のサイエンスフェロー。.
新しい!!: 仁科記念賞と早野龍五 · 続きを見る »
放射光
放射光(ほうしゃこう、Synchrotron Radiation)は、シンクロトロン放射による電磁波である。「光」とあるが、実際は、人工のものでは赤外線からX線、天然のものでは電波からγ線の範囲のものがあり、特に可視光に限定して呼ぶことは少ない。また、電磁波が放射される現象は他にも多くあるが、シンクロトロン放射による電磁波に限り放射光と呼ぶ。 シンクロトロン放射は、高エネルギーの電子等の荷電粒子が磁場中でローレンツ力により曲がるとき、電磁波を放射する現象である。「シンクロトロン(同期式円形加速器)」と名が付いているが成因を問わずこう呼ぶ。放射光と呼ぶのは人工のものであることが多い。.
1955年
記載なし。
新しい!!: 仁科記念賞と1955年 · 続きを見る »
ここにリダイレクトされます:
仁科賞。