14 関係: 定、三十七道品、五力、仏教、信、修行、サティ (仏教)、精進、菅沼晃、解脱、般若、機根、正覚、慧。
定
定(じょう)、サマーディ(巴, )は、仏教用語で、心をひとつの対象に集中し心の散乱がないという精神の作用や、そのようにすることや、定まっているその状態を指す。また、一般に心を散乱させないようにする修行、及びそれによってもたらされた特殊な精神状態をも総称して定という。samādhiの音写が三昧(さんまい)であり、三摩地とも書かれた。定すなわち三昧は、仏教の三学である戒・定・慧の一つであって、仏教の実践道の大綱である。また、八正道の一つには正定が挙げられており、五根には定根が、五力には定力が挙げられている。。定はの一つでもある。定に反して心が散り乱れて動く状態を散といい、定散(じょうさん)と呼ばれる。.
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三十七道品
三十七道品(さんじゅうしちどうほん)とは、パーリ語経典長部の大般涅槃経 (上座部)、漢訳の中阿含経などに説かれた 中華佛學學報第011期 (p049-072): (民國87年),臺北:中華佛學研究所。、仏教において悟りに至るための三十七の修行法のこと。道品とは修行項目のことで、菩提分法(ぼだいぶんぽう、bodhipakkhiyā dhammā, ボーディパッキヤー・ダンマー)、三十七品、三十七分法、三十七菩提分法、三十七覚分ともいう。 四念住・四正断・四神足・五根・五力・七覚支・八正道の七科に分かれる。漢訳の中阿含経から見られるが、該当するパーリ語長部には三十七の数は出現せず、解釈は一様ではなくコトバンクに収録された事典・辞典類の概説も様々である。.
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五力
五力(ごりき、pañca balāni, パンチャ・バラーニ)とは、仏教における修行内容の1つ。修行者を悟り・解脱に至らしめる5種の力。「三十七道品」の中の1つ。.
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仏教
仏教寺院 仏教(ぶっきょう、旧字体:佛敎、サンスクリット:बौद्धधर्मः 、Buddhism)は、インドの釈迦(ゴータマ・シッダッタ、もしくはガウタマ・シッダールタ、ゴータマ・シッダールタ)を開祖とする宗教である。キリスト教・イスラム教と並んで、日本では出版点数の多い宗教の一つに数えられる。仏陀(仏、目覚めた人)の説いた教えである。 その教義は、苦しみの輪廻から解脱することを目指している。原因と結果の理解に基づいており、諸々の現象が縁起するとされる。 仏教は仏、その教えである法、その実践者である僧からなる三宝を中心に組織されている。実践における戒定慧の三学は、戒律、心を集中する禅定、ものごとの縁起を観察する智慧であり、後ろ二つは併せて止観とも呼ばれる仏教の瞑想法である。実践にて重要となる能力は六波羅蜜や八正道のように、いくつかの方法でまとめらている。 紀元前450年ごろに、インドで開始された仏教は、今では初期仏教として研究されている。釈迦は、他の苦行などの実践者の主張であるアートマン(真我)の存在を否定して無我とした。釈迦の死後数百年で部派仏教が生まれ、大きく大衆部と上座部とに、さらに細かく分かれたが、今なお大きな勢力として続いているのは南伝した上座部仏教であり、初期の教えを模範としている。紀元前の終わりごろには北伝し日本にも伝わることになる大乗仏教が開始され、教義や団体は多彩に発展しており、禅の瞑想法の様々、チベットや日本の真言宗に残る密教、一方で浄土信仰のような信仰形態の変化など多様である。『日本書紀』によれば仏教が伝来したのは飛鳥時代552年(欽明天皇13年)である(日本の仏教)。.
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信
信(しん)は、一般的には真実で偽りのないこと小川「信」(2004)。信用。信仰。宗教・倫理の分野においてさまざまに用いられる。.
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修行
修行(しゅぎょう、異音:すぎょう)は、仏教における精神の鍛錬に関する用語の一つ。 財産・名誉・性欲といった人間的な欲望(相対的幸福)から解放され、生きていること自体に満足感を得られる状態(絶対的幸福)を追求することを指す。 この仏教用語を元に、古代インド宗教における同質の行為や、他の宗教における精神鍛錬にも、固有の用語が無い場合にはこの語が用いられる(例:イスラーム修行)。 また一般的には、世俗的な習練、習い修めを表す語である「修業」と混同されて呼ばれることも少なくない(詳しくは後述する)。.
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サティ (仏教)
パーリ語でサティ(sati、smṛti:スムリティ)とは、特定の物事を心に(常に)留めておくことである。日本語では念(ねん)や、気づき、英語ではマインドフルネス(mindfulness)などと表現する。漢訳で念。仏教の実践において正念(しょうねん、sammā-sati)とは、八正道(はっしょうどう)の一つとして重視される。正しい念は、三十七道品のなかの四念住(しねんじゅう)などにおける念とあるように、基本概念の一つである。対象に執着あるい嫌悪などの価値判断を加えることなく、中立的な立場で注意を払うことを意味し、仏教における瞑想の基礎的な技術の一つであり、念を深めると心が固定され、何事にも惑わされない定(じょう)の状態に至るとされる。.
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精進
精進(しょうじん)は、vīryaの意訳語。撥音を無表記して「しょうじ」ともいう。 漢訳仏典では毘梨耶、毘離耶(びりや)と音写して「勤」「精勤(しょうごん)」などとも訳す。神道では精進を「そうじ」と読んで物忌と同意に用いる。.
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菅沼晃
菅沼 晃(すがぬま あきら、1934年4月5日-2016年4月7日)は、日本の仏教学者。.
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解脱
解脱(げだつ、vimokṣa、vimukti、mukti、mokṣa、vimutti、mokkha、vimokha, vimokkha)とは、.
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般若
仏教用語の般若(はんにゃ)とは、(パンニャー)、(プラジュニャー)に由来し、全ての事物や道理を明らかに見抜く深い智慧のこと。 菩薩が悟りに達するために修める六波羅蜜のうち、般若波羅蜜は他の五波羅蜜を成り立たせる根拠として最も重要な位置を占める。.
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機根
機根(きこん)とは、仏の教えを聞いて修行しえる能力のこと。また仏の教えを理解する度量・器のことで、さらには衆生の各人の性格をいう。一般にいう根性は、この機根に由来する言葉である。.
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正覚
正覚(しょうがく)とは、仏教用語で、さとり、仏のさとり、正しいさとりのこと。また、宇宙の大真理をさとること中村元 『広説佛教語大辞典』中巻 東京書籍、2001年6月、838頁。。真理をさとった人、仏、如来をも意味する。.
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慧
慧(え、prajñā)は、仏教用語で下記の2つの意味がある。.
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