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不顕性感染

索引 不顕性感染

不顕性感染(ふけんせいかんせん、inapparent infection)とは感染が成立していながら臨床的に確認しうる症状を示さない感染様式のことを示す。不顕性感染と顕性感染は連続的であり、病原体により不顕性感染の方が一般的であり、発症に至ることの方が稀であるものも少なくない。不顕性感染を示す個体は臨床症状を示さないため、感染源として気付かないうちに病原体を他個体に拡げてしまうおそれがある。このような個体をキャリアと呼ぶ。一般に宿主と微生物との関係が長期間におよぶほど病原性は弱くなる傾向がある。これは宿主側の免疫などの防御機能や微生物側の生存戦略が関係している。不顕性感染の臨床上の応用では弱毒生ワクチンがあり、これは人為的に不顕性感染を成立させることにより、免疫を成立させる方法である。.

6 関係: ワクチンスーパー・スプレッダー無症候性キャリア日和見感染感染感染源

ワクチン

ワクチン(Vakzin、vaccine)は、感染症の予防に用いる医薬品。病原体から作られた無毒化あるいは弱毒カ化された抗原を投与することで、体内に病原体に対する抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得する。 18世紀末、一度罹患したら再び罹患しない事実からエドワード・ジェンナーが天然痘のワクチンを発見し、その後にルイ・パスツールがこれを弱毒化した。弱毒生ワクチン、あるいは生ワクチンと呼ばれる。これに対して、不活化ワクチンは抗原のみを培養したもので、複数回の摂取が必要となったりする。.

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スーパー・スプレッダー

ーパー・スプレッダー(super-spreader)は、感染症を引き起こす病原体に感染したホストのうち、通常考えられる以上の二次感染例を引き起こす者を指す。スーパー・スプレッダーは、自分以外の多くの人へ感染を拡大させることから、感染症コントロール・感染症疫学上での大きな懸念材料となる。またスーパー・スプレッダーによる多数の感染例を、「スーパー・スプレッディング」と呼ぶこともある。 スーパー・スプレッダーの存在はパレートの法則(80:20の法則)に従うとされ、この場合20%の感染者が他80%への感染に関与していることになるが、スーパー・スプレッダーの関与割合はこれより高いことも低いこともある。ある感染症でスーパー・スプレッディング現象が発生している場合、をしても、往々にして多くの感染者は二次感染をほとんど起こしていない。 スーパー・スプレッディング現象は、の低下、院内感染の発生、病原体側の病原性の強さ、、誤診、飛沫感染、免疫抑制、また他の病原体との重感染など、複数の因子が重なって発生するとされる。 この現象は、2002年から2003年に発生した重症急性呼吸器症候群 (SARS) の流行時に大きく注目されたが、不顕性感染のまま腸チフスを拡散させ続けたメアリー・マローン(「チフスのメアリー」)など、古くからもその例はいくつか存在する。.

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無症候性キャリア

腸チフスのメアリー 無症候性キャリア(むしょうこうせいキャリア、無症候キャリア)とは、病原体による感染が起こっていながら、明瞭な症状が顕れないまま、他の宿主(ヒトや動物など)にその感染症を伝染させる可能性のある宿主のこと。特に細菌による感染の場合は、無症候性保菌者、健康保菌者と呼ばれることもある。.

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日和見感染

日和見感染(ひよりみかんせん、opportunistic infection)は、健康な動物では感染症を起こさないような病原体(弱毒微生物・非病原微生物・平素無害菌などと呼ばれる)が原因で発症する感染症である。.

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感染

感染(かんせん、infection)とは、生物の体内もしくは表面に、より体積の小さい微生物等の病原体が寄生し、増殖するようになる事。また、侵入等のその過程。 それによっておこる疾患を感染症という。 単細胞生物もウイルスによる感染を受ける。また、寄生虫の体長は宿主を超える事もある。.

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感染源

感染源(かんせんげん、source of infection)は、生物、非生物を問わず病原体を保有し、直接宿主への伝播を可能とする媒体。多くの場合でレゼルボアと一致する。.

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