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一日摂取許容量

索引 一日摂取許容量

一日摂取許容量(いちにちせっしゅきょようりょう、Acceptable Daily Intake、ADI)とは、食品に用いられたある特定の物質について、生涯にわたり毎日摂取し続けても影響が出ないと考えられる一日あたりの量を、体重1kgあたりで示した値をいう。単位はmg/kg/day。日本語名称としては一日許容摂取量とも許容一日摂取量とも言う。 具体的な算出方法は、動物実験によって悪影響が見られなかった最大の量(無有害作用量、NOAEL)を安全係数で割って求める。安全係数としては、一般にマウスやラットなど実験動物とヒトとの種の違いを考慮して10倍をとり、さらに個人差を考慮して10倍を乗じた100倍を用いる。 「許容量」ではあるが、これが限界で少しでも超えると直ちに悪影響が出るというものではなく、くだけた表現をするなら「いくら何でもこれくらいなら問題ないだろう」として許容すると定めた量を意味する。「ここまでは悪影響がない、これを超えると悪影響が出る」という量ではなく、それはむしろ上記のNOAELに相当する。しかしヒトでNOAELを求めるような実験はできないため、事故による偶然のデータなどがある物質を除き、ヒトについてこの種の値は一般に不明である。 同様の概念で、意図的に加えるのではない汚染物質などの場合に用いるものは、TDI(Tolerable Daily Intake)「耐容一日摂取量」という。.

6 関係: 安全率動物実験無有害作用量耐容一日摂取量残留農薬残留農薬等に関するポジティブリスト制度

安全率

安全率(あんぜんりつ)とは、あるシステムが破壊または正常に作動しなくなる最小の負荷と、予測されるシステムへの最大の負荷との比(前者/後者)のことである。構造的な強度のほか、トルク、電圧、曝露量、薬品摂取などさまざまな負荷に対し使われる。安全率のことを安全係数(あんぜんけいすう)とも言う。文部科学省は学術用語として安全率を採用している。英語では safety factor または factor of safety で、SF、FoS、FS などと略す。.

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動物実験

動物実験(どうぶつじっけん)とは、広くは動物を使う実験一般を指すが、普通はヒトに対して危険が生じる可能性のある化学物質や機器を、ヒトに適用する前にまず動物に対してこれを用いて実験することを意味する。.

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無有害作用量

無有害作用量(むゆうがいさようりょう)または無毒性量(むどくせいりょう)()とは暴露群と適切な対照と比較したとき、量的あるいは質的な悪影響(例えば形態学的、機能的能力、成長、寿命の変化)が生物学的あるいは統計学的に有意差を持たないと認められる実験や観察により得られた生体の暴露量を意味する。類似の概念で無影響量()というものもあり、「影響がないわけでないが悪影響ではない」という意味で区別する場合もある。 毒性学では特に悪影響が認められない物質(化学物質など)や因子(放射線など)の最大の濃度や量であり、それを越えると悪影響が生じる濃度や量を意味する.

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耐容一日摂取量

耐容一日摂取量(たいよういちにちせっしゅりょう)とは、ヒトがある物質を生涯にわたって継続的に摂取した際に、健康に悪影響を及ぼすおそれがないと推定される1日当たりの摂取量のこと。TDI(Tolerable Daily Intake)と略される。1日および体重1kg当たりの化学物質の質量で表される。 動物実験等で求められた無有害作用量(NOAEL)を不確実係数積(UFs)で割ってヒトへの無毒性量に変換したものである。無毒性量のデータが存在しない場合には、代わりに(LOAEL)を用いて不確実係数積にその補正を織り込んで計算することも行なわれる。 耐容一日摂取量は、ダイオキシンや重金属、トリハロメタンといった、摂取することが本来意図されていない、大気や土壌、飲用水、食品などにコンタミネーションしている物質に対して用いることが多い。 同じ計算方法で求められる数値に一日摂取許容量(ADI)がある。.

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残留農薬

残留農薬(ざんりゅうのうやく)とは、食物に残った農薬のこと。.

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残留農薬等に関するポジティブリスト制度

残留農薬等に関するポジティブリスト制度(ざんりゅうのうやくとうにかんするポジティブリストせいど)とは、2003年の食品衛生法改正により、現在設定されている農薬、飼料添加物及び動物用医薬品(以下、「農薬等」と記す)の残留基準を見直し、基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止する制度。.

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