4 関係: 図書館、総合目録、Online Computer Library Center、書誌学。
図書館
図書館(としょかん、library、Bibliothek、bibliothèque)とは、図書、雑誌、視聴覚資料、点字資料、録音資料等のメディアや情報資料を収集、保管し、利用者への提供等を行う施設もしくは機関である。 基礎的な蓄積型文化施設の一種であり、博物館が実物資料を中心に扱い、公文書館が非定型的文書資料を中心に扱うのに対して、図書館は 出版物を中心に 比較的定型性の高い資料を蓄積するものである。 「図書館」は、明治中期に英語のlibraryから訳された訳語(和製漢語)である。「図書館」は、地図(図版)の「図」、書籍の「書」を取って、図書とし、図書を保存する建物という意味であった。.
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総合目録
総合目録(そうごうもくろく、union catalog)とは、複数の図書館の蔵書目録を統合した図書目録のことで、これにより複数の所蔵機関から所蔵資料を一括して検索(横断検索)することができる。 図書館はその所蔵資料の管理のため大量の書誌データを扱うが、そのデータベースの構築を、ネットワークに参加する複数の図書館で共同で行うものをオンライン共同分担目録という。新刊など参加館のいずれでも所蔵していなかった資料は、最初にそれを受け入れる参加館が新しく書誌データを作成・登録し、それ以降、他の参加館はそのデータを自館のデータベースに複製するだけで利用できる(コピーカタロギング)。書誌データのほか各参加館の所蔵データもそれに登録することで同時に総合目録データベースも構築される。さらに、総合目録を活用することで、図書館間相互貸借・文献複写(ILL)をオンラインのシステム上で実現することができる。 共同分担目録・総合目録などの各種情報サービスを提供する組織を書誌ユーティリティといい、「WorldCat」で知られる世界初にして世界最大の書誌ユーティリティOCLC(米国)のほか、米国のRLG(RLIN)、フランスのABES、ドイツのBSZ、BVB、KOBV、HEBISなど、国レベル・地域レベルで世界各地に存在する。日本には大学図書館のための総合目録データベース「NACSIS-CAT」を提供(一般向けには「CiNii Books」や「Webcat Plus」として公開)している国立情報学研究所(NII)がある。.
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Online Computer Library Center
Online Computer Library Center, Inc. (OCLC) は世界で最も大規模な書誌ユーティリティ。「非営利で会員制のコンピュータライブラリサービスと研究組織であり、世界中の情報へのアクセスを促進し、情報コストを下げること」を目的としている。1967年、Ohio College Library Center として設立され、1981年に名称を変更した。 創設時の名称からも分かる通り、当初はオハイオ州の54の大学図書館間ネットワークとして設立されたが、1977年にオハイオ州以外の図書館も利用できるようになり、アメリカ国内のみならず、世界各地から参加する館が現れ、2010年現在、世界中の171の国と地域にある7万以上の図書館がOCLCに参加し、サービスを利用して図書館の資料を探し、取得し、カタログ化し、貸し出し、保護している。創設者は Fred Kilgour で、本拠地はアメリカ合衆国オハイオ州ダブリンにある。 2002年、OCLCは世界最大の電子コンテンツプロバイダ NetLibrary を買収した。OCLCの100%子会社 OCLC PICA はオランダのライデンに本社があり、図書館自動化システム/サービスを提供する企業だったが、2007年末にOCLCに吸収された。2006年6月、Research Libraries Group (RLG) がOCLCに吸収合併された。2008年1月11日、OCLCは図書館で広く使われているソフトウェア EZproxy の買収を発表した。.
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書誌学
書誌学(しょしがく、ドイツ語: Bibliografie、英語:bibliography)とは、書籍を対象とし、その形態・材料・用途・内容・成立の変遷等の事柄を科学的・実証的に研究する学問のことである。狭義では、個別の書籍を正確に記述した書誌に関する学問を指す。.
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