ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

ロー・ファンタジー

索引 ロー・ファンタジー

ー・ファンタジー (Low Fantasy) は、ファンタジーのジャンルの1つで、概念的にある程度明確な「ハイ・ファンタジー」の対概念として使用される。ただし幾分かの例外は存在する。 英語圏では元々、コミカルなファンタジー(コミック・ファンタジー)を示すための造語であった。 ロー・ファンタジーという言葉が何を指すかはかなり曖昧であり、どの作品がこのジャンルに属するのかについて、一般的な合意はない。この語を定義するために様々な試みが行われたが、いずれも支配的な位置を得ることはできなかった。つまり、「ロー・ファンタジー」とは、ファンタジーのサブジャンルに属する色々な作品を示すために使用される、一種の包括用語であるというのがより正確であろう。 それでも最大公約数的な定義を述べると、現実世界を主な舞台とする話、魔術や超自然的な要素が相対的に少ないファンタジー文学を指すのに使われることが多い。 スウェーデンのFantasy Book Clubが発行する月別セールスカタログとニュースレターに掲載された定義によれば、『ロー・ファンタジーは、我々の「現実の世界」に空想的な要素(例えば魔法やモンスター)が配置されるが、ハイ・ファンタジーにおいてそれらは、我々の世界と若干の類似点を有するか、あるいはまったく独自な世界に配置されるところに違いがある』とされている。 ロー・ファンタジーのサブジャンルもしくは関連ジャンルとしてエブリデイ・マジックがある。エブリデイ・マジックは、その名の示すとおり「日常における魔法」というシチュエーションに主眼を置いたものであり、作品の傾向によっては必ずしもファンタジーに当てはまらないものも多い。 また作品としてハイ・ファンタジーの一部であっても、ロー・ファンタジーに分類されるものもある。一例を挙げるとするならば、G・R・R・マーティンの『氷と炎の歌』シリーズの場合、ドラゴンや魔法が登場する架空の世界の物語であるが、中世イギリスや薔薇戦争をモチーフにした架空戦記であり、両側面を備えた作品であると言える。.

17 関係: だれも知らない小さな国はてしない物語佐藤さとるミヒャエル・エンデネシャン・サーガハイ・ファンタジーメアリー・ポピンズラルフ・イーザウパメラ・トラバースヒュー・ロフティングファンタジードリトル先生シリーズイーディス・ネズビットエブリデイ・マジックジョージ・R・R・マーティン盗まれた記憶の博物館氷と炎の歌

だれも知らない小さな国

だれも知らない小さな国(だれもしらないちいさなくに)は、1959年(昭和34年)に自費出版後、同年講談社から出版されたファンタジー小説。佐藤さとる(佐藤暁)著。 1959年度毎日出版文化賞、1960年度児童文学者協会児童文学新人賞、また国際アンデルセン国内賞を受賞している。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとだれも知らない小さな国 · 続きを見る »

はてしない物語

『はてしない物語』(はてしないものがたり、)は、ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる、児童向けファンタジー小説である。1979年刊。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとはてしない物語 · 続きを見る »

佐藤さとる

佐藤 さとる(さとう さとる、1928年2月13日 - 2017年2月9日)は、日本の童話作家。本名の佐藤暁(さとうさとる)日外アソシエーツ現代人物情報名義による作品もある。既婚。日本文芸家協会会員日外アソシエーツ現代人物情報。.

新しい!!: ロー・ファンタジーと佐藤さとる · 続きを見る »

ミヒャエル・エンデ

ミヒャエル・エンデ(Michael Ende, 1929年11月12日 - 1995年8月28日)は、ドイツの児童文学作家。父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ。日本と関わりが深く、1989年に『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚している。また、日本の黒姫童話館にはエンデに関わる多くの資料が収集されている。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとミヒャエル・エンデ · 続きを見る »

ネシャン・サーガ

『ネシャン・サーガ』 (Neschan-Trilogie) は、ドイツの作家ラルフ・イーザウが書いたファンタジー小説。全3巻。 キリスト教の観念を底辺とし、現実世界(われわれが住む地球)と、父なる神イェーヴォーの子、悪神メレヒ=アレスが作った世界「ネシャン(涙の地)」とで起こる物語が同時進行する。 日本版はあすなろ書房より発行、訳者は酒寄進一。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとネシャン・サーガ · 続きを見る »

ハイ・ファンタジー

ハイ・ファンタジー (High Fantasy)は、ファンタジーのサブジャンルの1つ。対立する概念としてロー・ファンタジーがある。 ハイ・ファンタジーの用語はロイド・アリグザンダーが1971年に発表したエッセイ『High Fantasy and Heroic Romance』で初めて用いられた。 ハイ・ファンタジーとは、現実の世界ではなく、架空の世界のファンタジーとして定義される。その架空の世界は(架空世界内では)一貫しているが、現実の世界とは異なる「法則」で成り立っている。逆にロー・ファンタジーは、現実の世界に魔法の要素が含まれていたり、架空の世界であっても(現実の世界として)合理的で親しみのある世界に魔法の要素が含まれている。 ウィリアム・モリスは架空の中世的世界を舞台にした数多くのロマンス作品を執筆したが、『』は最初のハイ・ファンタジーの例と見做されている。また、J・R・R・トールキンの『指輪物語』は代表的なハイ・ファンタジーと見做されている。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとハイ・ファンタジー · 続きを見る »

メアリー・ポピンズ

『メアリー・ポピンズ』()は、オーストラリア出身のイギリスの作家パメラ・L・トラヴァースによる、児童文学シリーズであり、その主人公の名でもある。 1934年から1988年にかけ刊行された、エブリデイ・マジック(またはファンタジー)の古典の1つ。1964年のディズニーによるミュージカル映画『メリー・ポピンズ』でも知られる。原作者のトラヴァースは、長年、ディズニーからの映画化の申し込みを断っており、映画化される場合も、様々な条件をつけた。その映画化の過程は『ウォルト・ディズニーの約束』としてさらに映画化された。 2004年にミュージカルとして舞台化され、イギリスで開幕。以後20か国以上の国で上演されている。 日本語訳は主に「メアリー・ポピンズ」だが、多数の訳書が出ている第1作では「メアリ・ポピンズ」「メリー・ポピンズ」の訳もある。また、『メアリー・ポピンズ』は第1作の原題でもある(日本語では主に『風にのってきたメアリー・ポピンズ』として知られる)。 原書イラストはメアリー・シェパード。 1977年5月、BBCラジオ4のラジオ番組「Desert Island Discs」のゲストとして出演していたトラヴァースは、「メアリー・ポピンズ」という名前は彼女が姉妹のために考案した幼年時代の話に由来し、キャラクターは大叔母のヘレン・ムアヘッドにインスピレーションされた可能性があると語った。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとメアリー・ポピンズ · 続きを見る »

ラルフ・イーザウ

ラルフ・イーザウ(Ralf Isau, 1956年11月1日 - )は、ドイツのファンタジー作家、ミステリー作家。 1956年にドイツのベルリンで生まれる。元はコンピュータ会社のシステムエンジニアだったが、1993年に作品をミヒャエル・エンデに見せて気に入られたのがきっかけとなり作家デビューした。1997年に『盗まれた記憶の博物館』でドイツの児童文学賞で最も権威があるとされるを受賞した。現在、"詩人の街"シュトゥットガルト郊外在住。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとラルフ・イーザウ · 続きを見る »

パメラ・トラバース

パメラ・トラバース、1924年ごろ パメラ・トラバース(Pamela Lyndon Travers、P.L.Travers、1899年8月9日 - 1996年4月23日)は、筆名の「P.L.トラバース」で知られるイギリスの児童文学作家、元女優。本名はヘレン・リンドン・ゴフ (Helen Lyndon Goff)。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとパメラ・トラバース · 続きを見る »

ヒュー・ロフティング

ヒュー・ジョン・ロフティング(Hugh John Lofting, 1886年1月14日 - 1947年9月26日)は、20世紀前半にアメリカ合衆国(米国)で活動したイギリス出身の児童文学及び絵本作家。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとヒュー・ロフティング · 続きを見る »

ファンタジー

ョン・ウィリアム・ウォーターハウス『人魚』(1900) ファンタジー(fantasy )とは、超自然的、幻想的、空想的な事象を、プロットの主要な要素、あるいは主題や設定に用いるフィクション作品のジャンルである。元は小説等の文学のジャンルであったが、現在はゲームや映画など他のフィクション作品を分類する際にも用いられる。 このジャンルの作品の多くは、超常現象を含む架空の世界を舞台としている。文芸としての「ファンタジー」は幻想文学と呼ばれるジャンルのサブジャンルでもある。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとファンタジー · 続きを見る »

ドリトル先生シリーズ

『ドリトル先生アフリカゆき』初版本(1920年)の内扉(ロフティング画) ドリトル先生(ドリトルせんせい、)シリーズは、20世紀前半にアメリカ合衆国で活動したイギリス出身の小説家、ヒュー・ロフティングによる児童文学作品のシリーズ。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとドリトル先生シリーズ · 続きを見る »

イーディス・ネズビット

イーディス・ネズビット イーディス・ネズビット(Edith Nesbit, 1858年8月15日 - 1924年5月4日)は、イギリスの小説家、詩人。E・ネズビットの名義で多くの児童文学を書いた。共著書も合わせると60冊以上の本を刊行し、いくつかは後に映像化もなされた。彼女は政治活動家でもあり、フェビアン協会の初期のメンバーの一人であった。結婚後の本名はイーディス・ブランド(Bland)。日本語表記は、名がエディスとも、姓はネスビットともされる。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとイーディス・ネズビット · 続きを見る »

エブリデイ・マジック

ブリデイ・マジック(everyday magic)は、物語の類型のひとつで、日常に不思議が混じる形態の話。通常はファンタジーのジャンルの1つであるロー・ファンタジーに分類される。ただしその汎用性の高さから、そもそもファンタジーの一部に含まれるかどうかについて議論のある分類である。なお、この言葉は日用品を使ったマジックという意味で使われることもある。 『砂の妖精』(1902年発表)などで知られるイーディス・ネズビットが、「エブリデイ・マジック」というジャンルを確立させた元祖とされる。用語として成立したのは早くても1970年代末期、おそらくは1980年代中盤以降と推測される。2008年の時点で英語圏でも(少なくともアメリカ合衆国では)用語としてもジャンル分けとしても認知度が高い言葉ではなく、定着している単語とは言いがたい。日本でも事情は同様である。しかし近年では、徐々に認知度が高まりつつはあるようである。 作品傾向としては低年齢向けの内容のものが多い。日本では藤子不二雄の漫画作品が代表例である。ただし藤子不二雄作品は、系譜としては、ファンタジーではなくSF系のショートショートや伝統的な落語からの流れを組んでおり、また作品の相当部分が用語としての成立以前に執筆された作品であるため、エブリデイ・マジックに分類するのはあくまでも後付けの分類である。 日本においては、このジャンルに分類するのに適当な作品は多かったものの、逆にそれを示す言葉自体が存在せず、それぞれの作品が適当な呼び方(異生物が迷い込んだ「ご町内物」など)をされてきた経緯がある。ジャンル名としてはいわゆる日常モノ、日常系(SFやファンタジーの有無問わず)として内包されることも多い。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとエブリデイ・マジック · 続きを見る »

ジョージ・R・R・マーティン

ョージ・レイモンド・リチャード・マーティン(George Raymond Richard Martin、1948年9月20日 - )は アメリカ合衆国のSF作家、ファンタジー作家、編集者、テレビプロデューサー、脚本家。ニュージャージー州ベイヨン生まれ。ノースウェスタン大学卒業。SF作家としてはジョン・ヴァーリイやマイクル・ビショップ、ヴォンダ・マッキンタイアらと同じく70年代に気を吐いた「レイバー・デイ・グループ」の一員に数えられる。 ジョージ・R・R・マーティンと表記されることが多い。.

新しい!!: ロー・ファンタジーとジョージ・R・R・マーティン · 続きを見る »

盗まれた記憶の博物館

『盗まれた記憶の博物館』(ぬすまれたきおくのはくぶつかん、独: Das Museum der gestohlenen Erinnerungen)は、ドイツの作家ラルフ・イーザウが1997年に書いたファンタジー。日本語訳は酒寄進一。上下2巻構成になっている。.

新しい!!: ロー・ファンタジーと盗まれた記憶の博物館 · 続きを見る »

氷と炎の歌

『氷と炎の歌』(こおりとほのおのうた、A Song of Ice and Fire)は、アメリカ合衆国の作家であり脚本家であるジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ。HBOにて『ゲーム・オブ・スローンズ』としてドラマ化もされている。.

新しい!!: ロー・ファンタジーと氷と炎の歌 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

ローファンタジー

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »