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ローカパーラ

索引 ローカパーラ

ヤマ、インドラ ローカパーラ()は、インド神話の神である。.

47 関係: 十二天帝釈天仏教伊舎那天地天マハーバーラタマルト神群マヌ法典チャンドラルドラヴァルナ (神)ヴァーユヴァス神群ヴィシュヴァカルマンヴィシュヌヴェーダブラフマーブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッドブリハスパティプラジャーパティプリティヴィーアーディティヤ神群アグニアシュヴィン双神アスラアタルヴァ・ヴェーダインドラインド神話ウパニシャッドクベーラシヴァスーリヤソーマサヴィトリ四天王火天神の一覧羅刹天焔摩天風天閻魔梵天毘沙門天水天月天日天

十二天

十二天(じゅうにてん)は、仏教の護法善神である「天部」の諸尊12種の総称である。密教では四天王とともに重視されている。十二天のうち、特に八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る諸尊を八方天あるいは護世八方天といい、更に天地を護る諸尊を加えて十天ともいう児玉義隆『印と梵字ご利益・功徳事典』学研パブリッシングpp256、2009、ISBN 9784054041875。.

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帝釈天

帝釈天(たいしゃくてん)は、仏教の守護神である天部の一つ。天主帝釈・天帝・天皇ともいう。バラモン教・ヒンドゥー教・ゾロアスター教の武神(天帝)でヒッタイト条文にも見られるインドラ(इंद्र、इन्द्र)と同一の神。妻は阿修羅の娘であるシャチー(舎脂)。梵天と一対の像として表されることが多く、両者で「梵釈」ともいう。朝鮮の檀君神話では釋提桓因(しゃくだいかんいん)とも記載される。釋は字(あざな)、提桓因は天主のこと。 別名三十二天とも呼称される。また、仏教では東南西北のそれぞれに、持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)が仕えることから四天王天と呼ばれることがある。.

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仏教

仏教寺院 仏教(ぶっきょう、旧字体:佛敎、サンスクリット:बौद्धधर्मः 、Buddhism)は、インドの釈迦(ゴータマ・シッダッタ、もしくはガウタマ・シッダールタ、ゴータマ・シッダールタ)を開祖とする宗教である。キリスト教・イスラム教と並んで、日本では出版点数の多い宗教の一つに数えられる。仏陀(仏、目覚めた人)の説いた教えである。 その教義は、苦しみの輪廻から解脱することを目指している。原因と結果の理解に基づいており、諸々の現象が縁起するとされる。 仏教は仏、その教えである法、その実践者である僧からなる三宝を中心に組織されている。実践における戒定慧の三学は、戒律、心を集中する禅定、ものごとの縁起を観察する智慧であり、後ろ二つは併せて止観とも呼ばれる仏教の瞑想法である。実践にて重要となる能力は六波羅蜜や八正道のように、いくつかの方法でまとめらている。 紀元前450年ごろに、インドで開始された仏教は、今では初期仏教として研究されている。釈迦は、他の苦行などの実践者の主張であるアートマン(真我)の存在を否定して無我とした。釈迦の死後数百年で部派仏教が生まれ、大きく大衆部と上座部とに、さらに細かく分かれたが、今なお大きな勢力として続いているのは南伝した上座部仏教であり、初期の教えを模範としている。紀元前の終わりごろには北伝し日本にも伝わることになる大乗仏教が開始され、教義や団体は多彩に発展しており、禅の瞑想法の様々、チベットや日本の真言宗に残る密教、一方で浄土信仰のような信仰形態の変化など多様である。『日本書紀』によれば仏教が伝来したのは飛鳥時代552年(欽明天皇13年)である(日本の仏教)。.

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伊舎那天

伊舎那天(『図像抄』) 伊舎那天(いざなてん、いしゃなてん、Skt:ईशान īśāna)は仏教の天部における天神の名である。欲界第六天(他化自在天)の主。.

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地天

right 地天(じてん、ぢてん、skt:Prithvi、音写:鉢羅体吠など)は、仏教、特に密教における天部の一人で、十二天・二十八部衆の一つ。元はバラモン教の女神プリティヴィーであったが、後に仏教に取り入れられた。 大地を神格化したもので、地神、また一説に堅牢地神と同一視することもある。古くは、大地の堅牢さ・万物を生育させる恵みをあらわす神として信仰され、これが仏教に取り入れられたものである。 多くは男神とされているが、「阿婆縛抄」ならびに古代インドでは女神であった。釈尊が菩提樹下で悟りを開く時、地下より湧出し、その証明を与えたともされている。形象としては、経典などにより異なるが腕は2本で持物は一定せず、后を伴うものがある。.

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マハーバーラタ

マハーバーラタの作者とされるヴィヤーサ 『マハーバーラタ』(महाभारतम् Mahābhārata)は、古代インドの宗教的、哲学的、神話的叙事詩。ヒンドゥー教の聖典のうちでも重視されるものの1つで、グプタ朝の頃に成立したと見なされている。「マハーバーラタ」は、「バラタ族の物語」という意味であるが、もとは単に「バーラタ」であった。「マハー(偉大な)」がついたのは、神が、4つのヴェーダとバーラタを秤にかけたところ、秤はバーラタの方に傾いたためである。 『ラーマーヤナ』とともにインド二大叙事詩と称され、インド神話を構成する重要な文献の一つある。また、世界3大叙事詩の一つともされる(他の二つは『イーリアス』『オデュッセイア』)。.

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マルト神群

Sambor_Prei_Kukから発見されたマルト神群の石彫(7世紀前半)。パリ、ギメ東洋美術館所蔵。 マルト神群(マルトしんぐん、मरुत,, Marutas)は、インド神話に登場する暴風雨を神格化した神々の1群である『インド神話伝説辞典』, p. 314.

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マヌ法典

大洪水のさなか、マヌと7人の賢者の乗る船がマツヤ(ヴィシュヌの化身)によって守られている場面(1965年) 『マヌ法典』(マヌほうてん、サンスクリット語: मनुस्मृति)は、紀元前2世紀から紀元後2世紀にかけて成立したと考えられている法典(ダルマ・シャーストラ)。世界の創造主ブラフマーの息子にして世界の父、人類の始祖たるマヌが述べたものとされている。バラモンの特権的身分を強調しており、バラモン中心の四種姓(カースト制度)の維持に貢献した。.

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チャンドラ

チャンドラ (चंद्र Chandra).

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ルドラ

ルドラ ルドラ (रुढ्र) は、インド神話に登場する暴風神である『神の文化史事典』 576頁。『インド神話伝説辞典』 352頁。(ルドラ)。その名は「泣く、吠える」を意味する語根 rud に由来し、「咆哮を上げる者」「叫ぶ者」を意味する。 『リグ・ヴェーダ』では3篇の独立讃歌、一部がソーマに割かれている讃歌1篇、またソーマと共有する讃歌1篇がある。.

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ヴァルナ (神)

マカラに乗ったヴァルナ ヴァルナ(वरुण )は、古代インドの神であり、ミトラとならぶ最高神でもある。ミトラとともに太古のアスラ族、アーディティヤ神群を代表した神である菅沼編 1985, p. 71.

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ヴァーユ

ヴァーユ ヴァーユ( 、ワーユとも)はインド神話における風の神蔡丈夫 『インド曼陀羅大陸』 『神の文化史事典』 100頁。。その名は「風」の意。アニラ(Anila、「風」の意)、マルト(Marut、「風」の意)、ガンダヴァハ(Gandhavaha、「香を運ぶ者」の意)、パヴァナ、プラーナとも呼ばれる。.

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ヴァス神群

ヴァス神群(Vasu)は、インド神話において自然現象を神格化した8柱の神々の総称である。 水(アーパス)、北極星(ドルヴァ)、月(ソーマ)、大地(ダラ)、風(アニラ)、火(アナラ)、暁(プラバーサ)、光(プラティユーシャ)の8神とされるが、諸説ある。聖仙の上を飛ぶ非礼を犯した罪を償う為、ガンガーと人間の間に生まれた子供達として転生した事も。 『ラーマーヤナ』によるとカシュヤパ仙との子供に数えられている。 『マハーバーラタ』の英雄ビーシュマはヴァスの結集によって生まれたとも、ヴァスの中のディヤウスの生まれ変わりとも言われる。.

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ヴィシュヴァカルマン

ヴィシュヴァカルマン(viśvakarman, विश्वकर्मा)は、インド神話においてあらゆるものを設計したといわれる神。その意味はサンスクリット語で「全てをなすもの」「全知であるもの」である。仏典では毘首羯摩天・自在天王・工巧天・巧妙天などと漢訳されている。ヴィシュヴァカルマとも呼ばれる。 彼の娘サンジュニャーは太陽神スーリャ(あるいはヴィヴァスヴァット)の妻。 『リグ・ヴェーダ』では、あらゆる方角に眼、顔、手、足を持ち、天地を創造した唯一にして万能の神と述べられているが、後の文献ではもっぱら工匠神として活躍する。彼は太陽神スーリャ(ヴィヴァスヴァットとも)の光を削り取って神々の武器を作り出したとされる。また『ラーマーヤナ』では羅刹族の居城であるランカー島の都市の建設はヴィシュヴァカルマンの仕事であり、その壮麗さが繰り返し述べられ、クベーラ神に与えられ、後に羅刹王ラーヴァナの手に落ちた天を翔る戦車プシュパカ・ラタや、聖仙アガステャから英雄ラーマに授けられた黄金弓ブラフマダッタもヴィシュヴァカルマンの作とされる。またティローッタマーはヴィシュヴァカルマンが創造した特別な天女という。 しばしば同様の性格を持つトヴァシュトリ神と混同される場合がある。 現在でも物造りや技術、機械の神様として、インドの各工場で祀られている。.

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ヴィシュヌ

ヴィシュヌ(विष्णु Viṣṇu)はヒンドゥー教の神である。ブラフマー、シヴァとともにトリムルティの1柱を成す重要な神格でありDavid White (2006), Kiss of the Yogini, University of Chicago Press, ISBN 978-0226894843, pages 4, 29、特に ヴィシュヌ派では最高神として信仰を集める, (1996), p. 17.

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ヴェーダ

ヴェーダ(वेद、Veda)とは、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された一連の宗教文書の総称。「ヴェーダ」は「知識」の意である。 バラモン教の聖典で、バラモン教を起源として後世成立したいわゆるヴェーダの宗教群にも多大な影響を与えている。長い時間をかけて口述や議論を受けて来たものが後世になって書き留められ、記録されたものである。 「ヴェーダ詠唱の伝統」は、ユネスコ無形文化遺産保護条約の発効以前の2003年に「傑作の宣言」がなされ、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に掲載され、無形文化遺産に登録されることが事実上確定していたが、2009年9月の第1回登録で正式に登録された。.

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ブラフマー

ブラフマー(梵、ब्रह्मा )はヒンドゥー教の神の1柱、創造神でありトリムルティ(最高神の3つの様相)の1つに数えられる。4つの顔を持ち、それぞれの顔は四方を向いているとされるBruce Sullivan (1999), Seer of the Fifth Veda: Kr̥ṣṇa Dvaipāyana Vyāsa in the Mahābhārata, Motilal Banarsidass, ISBN 978-8120816763, pages 85-86。ブラフマーは(Svayambhū 自ら産まれる者)や、バーギーシャ(Vāgīśa、言葉の王)という名でも知られ、4つの口のそれぞれから4つのヴェーダを紡いだとされている。ブラフマーは時にリグ・ヴェーダに語られる創造神であるプラジャーパティと同一視され()、またや宇宙の卵であるとの関連が指摘されることもある。ブラフマーはヴェーダ後の時代になってやプラーナ文献の神話の中で存在感を増した。叙事詩の中で彼はプルシャの性格を引き継いでいるとされることもある。ヴィシュヌ、シヴァとともにトリムルティの一角を担うが、古代の文献ではブラフマーの含まれない3柱を最高神の3人組に数えているDavid White (2006), Kiss of the Yogini, University of Chicago Press, ISBN 978-0226894843, pages 4, 29。 ブラフマーはしばしば宇宙と様々な生物の創造主であると語られる。しかし一方で、いくつかのプラーナではヴィシュヌの臍から生える蓮から生まれたとされている。他にもシヴァから、あるいはシヴァの様相の1つから生まれたとするプラーナもあればStella Kramrisch (1994), The Presence of Siva, Princeton University Press, ISBN 978-0691019307, pages 205-206、最高神の1柱であると語られる場合もあるCharles Coulter and Patricia Turner (2000), Encyclopedia of Ancient Deities, Routledge, ISBN 978-0786403172, page 258, Quote: "When Brahma is acknowledged as the supreme god, it was said that Kama sprang from his heart."。不二一元論ではブラフマーはしばしば、他のすべての神々とともに(形のあるブラフマン)あるいは(形のないブラフマン)であるとみなされるJan Gonda (1969),, Anthropos, Bd 63/64, H 1/2, pages 212-226David Leeming (2009), Creation Myths of the World, 2nd Edition, ISBN 978-1598841749, page 146;David Leeming (2005), The Oxford Companion to World Mythology, Oxford University Press, ISBN 978-0195156690, page 54, Quote: "Especially in the Vedanta Hindu philosophy, Brahman is the Absolute.

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ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド

『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』(बृहदारण्यकोपनिषत् bṛhadāraṇyaka-upaniṣad)は、ウパニシャッドの1つ。『白ヤジュル・ヴェーダ』に含まれる文献のひとつで、古ウパニシャッドの中では初期の「古散文ウパニシャッド」に分類され、『チャーンドーギヤ・ウパニシャッド』と並び、最初期・最古層のウパニシャッドとされる。 思想家ヤージュニャヴァルキヤの思想などを含む。.

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ブリハスパティ

ブリハスパティ(बृहस्पति )は、インド神話の神で、本来は祈祷の神格化されたものであり、また創造神ともされた。後に神々の師とされ、また木星と結びつけられた。.

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プラジャーパティ

プラジャーパティの創造行為を描写しようとする試み、1850年代の銅版画 プラジャーパティ(サンスクリット語: prajāpati)は、インド神話に登場する宇宙万物の創造神たち。一般的には、『プラーナ文献』などに記載されているように、ブラフマー神が生み出した10人の聖仙たちを指して、「プラジャーパティ」と呼ばれる10人の創造神の呼び名である。他にも、7人説、8人説、10人説、16人説などがある。 「造物主」、「生類の主」という意味で、『ヴェーダ』に記述もあり、インドラ、サヴィトリ、ソーマ、ヒラニヤガルバなど創造神を指している。『ブラーフマナ』では、ブラフマー神を指す。.

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プリティヴィー

プリティヴィー(インドネシアの像) プリティヴィー()は、インド神話の古き地母神。「広き者」という意味。 プリトヴィー()とも発音される。 ディヤウスの妻とされ、インドラやアグニを産み出したといわれる。 プリティヴィーマーター(、母なる大地)はディヤウシュ・ピトリ(、父なる天空)との対比で言及され、『リグ・ヴェーダ』においては両数形でディヤーヴァープリティヴィー と呼ばれる一対の天地両神とされる。 『リグ・ヴェーダ』ではディヤウスとともに天地両神として6篇の独立讃歌を持つが、単体としては1篇3詩篇の独立讃歌にとどまる。それによれば、プリティヴィーは堅固で、山岳を担い、樹木を保ち、道路に富み、大地に活気をもたらすとされる。 また『ヴィシュヌ・プラーナ』によると、農耕のなかった時代に、という王が初めて大地を開墾し、豊穣をもたらしたので、大地の女神はプリトゥにちなんでプリティヴィーと呼ばれるようになったと伝えられている。 後に仏教に取り入れられ、地天(ぢてん、じてん)とされる。 国王プリトが牛に化けたプリティヴィーを追う場面.

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アーディティヤ神群

アーディティヤ (Ādityas, आदित्य) は、古代インド神話における神々の集団の1つ。アーディティヤ神群と呼ばれる。女神の息子たちとされ、ヴァルナ、ミトラを首領とする。.

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アグニ

アグニ神。18世紀細密画より アグニ(अग्नि )は、インド神話の火神。.

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アシュヴィン双神

アシュヴィン双神および彼らと瓜二つになったチヤヴァナの3人の中から夫チヤヴァナを言い当てるスカニヤー アシュヴィン双神(アシュヴィンそうしん、Aśvinau、अश्विन)は、インド神話における医術の神で、美しい、うりふたつの双子の神とされる。名は「馬(aśva)を持つ者(御者)」の意で沖田 2013, p. 33.

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アスラ

アスラ(असुर asura)とは、インド神話・バラモン教・ヒンドゥー教における神族または魔族の総称。 本来、『リグ・ヴェーダ』に見られるように、古代インドにおいてアスラは悪役的な要素はあまりなく、デーヴァ神族の王インドラに敵対することもある天空神・司法神ヴァルナとその眷属を指していたが、その暗黒的・呪術的な側面が次第に強調されるようになり、時代が下った古代インドではアスラを魔族として扱うようになった。「アスラはア(a=非)・スラ(sura=生)である」という俗語源説も、この転回を支持するものだった。 インド神話がバラモン教からヒンドゥー教へと発展し、シヴァ・ヴィシュヌが新しく主神となると、アスラはヴァルナの眷属であるという設定はなくなり、神々の敵対者、主にダーナヴァ族・ダイティヤ族の総称としてアスラの呼称は使われるようになった(カシュヤパ仙の憎しみから生まれたヴリトラや、シヴァの破壊衝動から生まれたジャランダーラなどもアスラとして扱われているため、必ずしもこの限りではない)。彼らはデーヴァ(神々)のようにアムリタを飲んではいないため、不死・不滅の存在ではないが、自らに想像を絶する厳しい苦行を課すことによって神々をも超越する力を獲得し、幾度となくデーヴァ(神々)から世界の主権を奪うことに成功している。 アスラが仏教に取り込まれてそれが中国に伝わると、漢字を当てて「阿修羅」と表記されるようになった。また、中国において「阿」の文字が名の接頭辞(日本でいう「○○ちゃん」、また1文字の女性名(:Category:日本語の女性名参照)に添えられる「お」に該当する)と同じ表現であることからか、「修羅」とも呼ばれる。.

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アタルヴァ・ヴェーダ

『アタルヴァ・ヴェーダ』(अथर्ववेदः Atharva-Veda)は、4つあるヴェーダ本集のひとつで、主にバラモン教の呪術的な儀式典礼が記されたものである。.

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インドラ

インドラ。アイラーヴァタに乗っている ミャンマー、タヂャーミン寺院のインドラ(サッカ) インドラ(Indra、इंद्र、इन्द्र)はバラモン教、ヒンドゥー教の神の名称である。省略しない名称は「サンスクリット語:シャクロー・デーヴァナーン・インドラハ、パーリ語:サッコー・デーヴァナン・インドー」で「強力な神々の中の帝王」を意味する(シャクラ・デーヴァナーン・インドラハ)とする文献も。「」は、男性名詞「(男神)」の複数形・属格。は、(王、征服者)の単数形・主格。「(シャクロ―)」は形容詞「(強力な、有能な)」の変化形。インドラの修飾語であるが、固有名詞とする説もある。その場合は「神々の帝王であるシャクラ」となる。。「シャクラ()」や「サッカ()」とも呼ばれる。 デーヴァ神族に属する雷霆神、天候神、軍神、英雄神である。ディヤウスとプリティヴィーの息子。 特に『リグ・ヴェーダ』においては、最も中心的な神であり、ヴァルナ、ヴァーユ、ミトラなどとともにアーディティヤ神群の一柱とされる。また、『ラーマーヤナ』には天空の神として登場する。 漢訳では、因陀羅・釋提桓因・帝釈天・天帝釈・天主帝釈・天帝・天皇などと書かれ、特に仏教における帝釈天の名で知られている。 株式会社日立ソリューションズ・ビジネス 『世界大百科事典 第2版』 Kotobank、2014。楠戸義昭 『戦国名将・智将・梟将の至言』 学習研究社、2009。楠戸義昭 『戦国武将名言録』 PHP研究所、2006。。-->.

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インド神話

ヒンドゥー教の最高神の一柱、シヴァの石像 インド神話(インドしんわ)は、インドに伝わる神話であり、特にバラモン教、ヒンドゥー教、仏教に伝わるものを指す。成立時期や伝承者の層などによって様々な神話があるが、概ねヴェーダ神話がバラモン教に、叙事詩・プラーナ神話がヒンドゥー教に属し、ブラーフマナ・ウパニシャッド神話がその両者を繋ぐものと考えられている。 以下、ヴェーダ神話とブラーフマナ・ウパニシャッド神話、叙事詩・プラーナ神話の3つに大別して概説する。.

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ウパニシャッド

ウパニシャッド(उपनिषद्)は、サンスクリットで書かれたヴェーダの関連書物。一般には奥義書と訳される。.

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クベーラ

杯を持つクベーラ像 砂岩製 10世紀 北インド(サンアントニオ美術館) クベーラ()は、インド神話の富と財宝の神(デーヴァ)。ヴァイシュラヴァナ()ともいい、これは「ヴィシュラヴァの子」を意味する。その名の通りの子で、の孫。ナラクーバラ、マニグリーヴァの父。ヤクシャ族の王とされ、ラークシャサ族の王であるラーヴァナとは異母兄弟に当たる。.

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シヴァ

ヴァ(; サンスクリット: 、「吉祥者」の意)はヒンドゥー教のである。現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人であり、特にシヴァ派では最高神に位置付けられている。 トリムルティ(ヒンドゥーの理論の1つ)ではシヴァは「破壊/再生」を司る様相であり、ブラフマー、ヴィシュヌとともに3柱の重要な神の中の1人として扱われているZimmer (1972) p. 124.

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スーリヤ

コナーラク寺院のスーリヤ スーリヤ()は、インド神話に伝わる太陽神。天空神ディヤウスの息子とも、女神の息子たちアーディティヤ神群の一柱にして闘神インドラの兄弟ともされる。また、原初の巨人プルシャの目から生まれたとも言われる。妻にサンジュニヤーがいる。 一般的に、金髪に3つの目、そして4本の腕を持つ姿で現される。7頭の馬が引く戦車に乗り、天を翔るという。インドラと並ぶ実力を持つ。 太陽神故に全身から高熱を発しており、生まれた時に母親に放り出されたとされる。 仏教では日天とされる。 Category:インド神話の神 Category:太陽神.

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ソーマ

ーマ()は、ヴェーダなどのインド神話に登場する神々の飲料。なんらかの植物の液汁と考えられるが、植物学上の同定は困難である。また、その植物を神格化したインドの神でもある。ゾロアスター教の神酒ハオマと同起源。 飲み物のソーマは、ヴェーダの祭祀で用いられる一種の興奮飲料であり、原料の植物を指すこともある。ゾロアスター教でも同じ飲料(ハオマ)を用いることから、起源は古い。神々はこれを飲用して英気を養い、詩人は天啓を得るために使った。高揚感や幻覚作用を伴うが酒ではない。ソーマは神々と人間に栄養と活力を与え、寿命を延ばし、霊感をもたらす霊薬という。『リグ・ヴェーダ』第9巻全体がソーマ讃歌であり、その重要性が知られる。 ヒンドゥー教では月が神々の酒盃と見なされたためにソーマは月の神とも考えられ、ナヴァグラハの1柱である光と月の神チャンドラと同一視される。.

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サヴィトリ

ヴィトリ(सवितृ, )は、インド神話における太陽神の1つである。「鼓舞者」、「激励者」、「刺激者」などの意で、太陽が陽光によって万物を刺激、鼓舞し、活動を促す1側面を神格化したもの。そのためバラモン階級の人間が最も神聖視し、毎朝唱える讃歌ガーヤトリーはサーヴィトリーとも呼ばれる。 『リグ・ヴェーダ』では10篇ないし11篇の讃歌を持ち、スーリヤのほか、ヴァルナやアリヤマン、バガといった神々と結びつけられている。サヴィトリは黄金の眼と、黄金の両腕を持ち、黄金の車に乗る。サヴィトリは生物、無生物を問わず万物を刺激し、それによって宇宙を維持するが、1日の終わりには人々に眠りをもたらす。 神話ではサヴィトリは、バガ、プーシャンとともに身体毀損の伝承を持つ。彼はダクシャの祭祀か、あるいは別の重要な祭祀の場で両腕を失ってしまう。『マハーバーラタ』などでは彼の腕を切り落とすのはシヴァ(ルドラ)神であるが、『カウシータキ・ブラーフマナ』(4・13)では神々が行ったある重要な祭祀のおり、神聖な供物(プラーシトラ)をサヴィトリに捧げると、供物はサヴィトリの両腕を切断し、続いてバガの両眼をつぶし、プーシャンの歯を全て吹き飛ばしたとされる。神話学者ジョルジュ・デュメジルはこの神話におけるサヴィトリ、バガを、隻眼、隻腕の神と比較している。 サヴィトリは後世、アーディティヤ神群の1つとされるようになった。.

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四天王

四天王(してんのう)は、仏教の世界観における須弥山の中腹にある四天王天の四方に住んで、仏教を守護する四つの神(東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天)のこと。四大王(しだいおう)ともいう。.

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火天

火天(江戸時代、英一蝶・画) 火天(かてん)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。火を神格化したもので、インドにおけるアグニが仏教に取り入れられたものとされる。 形象は一定しないが、足が3本または2本、腕が4本または2本のものなどがあるが、仙人の姿をしており、火天后及び仙人・天女を眷族とする。 両界曼荼羅や十二天の一人として描かれることがほとんどであるが、火は古くから信仰の対象とされ、特に密教では重要視されたようである。.

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(かみ)は、信仰の対象として尊崇・畏怖  されるもの。 一般的には「古代ギリシア語:Θεός テオス、ラテン語:deus、Deus デウス、英:god、God」にあたる外来語の訳語として用いられるが、これらの意味と日本語における「神」は厳密には意味が異なるとされる。詳細は下記を参照。また、英語において、多神教の神々はGodではなく、頭文字を小文字にしてgod、複数形:gods、もしくはdeity、複数形:deitiesと区別する。.

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神の一覧

の一覧(かみのいちらん)では、各神話の神を列記する。;凡例:日本語名(英語名).

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羅刹天

羅刹天。仏像図彙 (1783年)より。 羅刹天(らせつてん、Skt:Rākṣasaの音写)は、仏教の天部の一つ十二天に属する西南の護法善神。羅刹(らせつ)とも言う。.

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焔摩天

摩天(えんまてん)または閻摩天・閻魔天は、インド神話のヤーマ(Yama)が仏教に取り入れられ、天部となったものである。運命、死、冥界を司る。密教においては各方位を守護する八方天、十二天の一尊となり、南方焔摩天とも呼ばれる。 ここでは主に、密教の曼荼羅における焔摩天について述べる。.

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風天

十二天像風天図(江戸時代、英一蝶・画) 風天(ふうてん、Skt:Vayu)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。風を神格化したもので、インドのヴァーユが仏教に取り入れられたものである。 形象は、腕は2本で甲冑を着て片手に旗のついた槍を持ち、風天后・童子を眷属とするものがある。 両界曼荼羅や十二天の一尊として描かれるほかは、単独で信仰されることはあまり見られない。.

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閻魔

閻魔(ヤマ)を描いたチベットの仏画(17-18世紀ごろ) 閻魔(えんま)は仏教、ヒンドゥー教などでの地獄、冥界の主山北篤監修 『東洋神名事典』 。冥界の王として死者の生前の罪を裁く神関根俊一 『仏尊の事典』 。日本の仏教においては地蔵菩薩の化身とみなされ同一視されている久保田悠羅、F.E.A.R. 『密教曼荼羅』 。閻王ともいう。.

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梵天

帝釈天(左)と梵天(右) 梵天像 梵天(ぼんてん)は、仏教の守護神である天部の一柱。古代インドの神ブラフマーが仏教に取り入れられたもので、十二天に含まれる。梵はbrahmanの音写。 ブラフマーは、古代インドにおいて万物実存の根源とされた「ブラフマン」を神格化したものである。ヒンドゥー教では創造神ブラフマーはヴィシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊神)と共に三大神の1人に数えられた。 帝釈天と一対として祀られることが多く、両者を併せて「梵釈」と称することもある。.

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毘沙門天

多聞天像(東大寺金堂) 毘沙門天(びしゃもんてん、梵名: ヴァイシュラヴァナ、वैश्रवण, 、Vessavaṇa)は、仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、四天王では多聞天として表わされる。また四天王としてだけでなく、中央アジア、中国など日本以外の広い地域でも、独尊として信仰の対象となっており、様々な呼び方がある。種子はベイ(वै, )。.

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水天

水天(部分・1127年) 水天(すいてん)とは、仏教における天部の一人で、須弥山の西に住んでいるとされる。十二天の一である。.

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月天

月天(がつてん、がってん、Skt:Candra、音写:戦達羅、戦捺羅、旃陀羅など)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。元はバラモン教の神であったが、後に仏教に取り入れられた。 正しくは月天子で、月天はその略称。月宮天子、名明天子、宝吉祥との異名もある。月やその光明を神格化した神で、勢至菩薩の変化身ともされる。四大王天に属し、月輪を主領して四天下を照らし、また多くの天女を侍(はべ)らし、五欲の楽を尽くし、その寿命は500歳といわれる。 形象は、一定しないが3羽から7羽のガチョウの背に乗り、持物は蓮華や半月幢を持つものがあり、后として月天后を伴うものがある。両界曼荼羅や十二天の一人として描かれることがほとんどであり、単独で祀られることはほとんどないようである。.

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日天

日天(にちてん、にってん、、音写:蘇利耶、修利、修野など、また、音写: 阿弥怛とも)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。.

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