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ロガエスの書

索引 ロガエスの書

の書(ロガエスのしょ、Liber Loagaeth)は、16世紀末にエノク語で書かれた未解読の文書。ジョン・ディー博士著。別名、「エノク書」と呼ばれるが、旧約聖書の偽典の一つである『エノク書』とは別物。 本書はエリザベス朝の学者ジョン・ディーが行った天使との交霊実験の産物とされるエノク語文献のひとつである。霊視者としてジョン・ディーの助手を務めたエドワード・ケリーによって書きとめられた。49×49の升目の多数の文字表で構成されている。大英図書館スローン文庫の手稿3189番がこれに当たる。 ジョージ・ヘイ編『魔道書ネクロノミコン』は、ジョン・ディーによって英訳版が作られたとラヴクラフトの小説の中で記されている架空の書物「ネクロノミコン」と、実在のジョン・ディー文書である「ロガエスの書」とを結びつけている。同書には、「ロガエスの書」を基にコンピュータの専門家デイヴィッド・ラングフォードが解読し、魔術研究家ロバート・ターナーが再構成したと銘打たれた「ネクロノミコン断章」が収録されている。.

15 関係: 偽典大英図書館天使ネクロノミコンネクロノミコン断章ハワード・フィリップス・ラヴクラフトヴォイニッチ手稿エノク語エノク書エリザベス朝エドワード・ケリージョン・ディー未解読文字旧約聖書16世紀

偽典

偽典(ぎてん、Pseudepigrapha)とは、旧約聖書の正典・外典に含まれないユダヤ教・キリスト教の文書である。旧約偽典とも呼ばれる。ψευδεπιγραφία(偽りの著者名)に由来する。.

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大英図書館

大英図書館(だいえいとしょかん、、略称: )は、イギリスの国立図書館である。英国図書館とも訳されるの例にあるように、国立国会図書館では主にこちらの名称が用いられている。。世界最大級の1億5000万点以上もの資料を所蔵する、世界で最も重要な研究図書館であり、世界的な図書館の一つである。ロンドンのに本館、ウェスト・ヨークシャーのに分館が置かれている。古今東西のあらゆる言語の書籍を収集しているほか、雑誌、新聞、パンフレット、録音、特許、データベース、地図、切手、版画、絵画、その他多くの資料を保存している。その2500万冊以上の網羅的なコレクションを数で上回るのは、今やワシントンD.C.のアメリカ議会図書館のみであるオンライン版のブリタニカ百科事典のから確認できる。。このコレクションに含まれる作品には、紀元前1600年頃の時代にまで遡るものもある。大英博物館図書館といくつかの他の国立図書館との合併により1973年に設立された大英図書館は、文化・メディア・スポーツ省に従属し、法定納本制度の下で、イギリスおよびアイルランドで出版されたすべての図書を1部ずつ受け取り、イギリスの全国書誌を作成する。.

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天使

歌を歌う天使達。ウィリアム・アドルフ・ブグロー (1881)。 セラフィム。ヴィクトル・ヴァスネツォフ (1885-1896頃の作品)。 天使(てんし)は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や伝承に登場する神の使いである。以下、しばしばアブラハムの宗教と呼ばれ、比較宗教論の宗教分類で並置されるこの3宗教の天使について叙述する。.

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ネクロノミコン

ネクロノミコン (Necronomicon) は、怪奇作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの一連の作品に登場する架空の書物である。ラヴクラフトが創造したクトゥルフ神話の中で重要なアイテムとして登場し、クトゥルフ神話を書き継いだ他の作家たちも自作の中に登場させ、この書物の遍歴を追加している。.

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ネクロノミコン断章

ネクロノミコン断章(ネクロノミコン だんしょう)は、ラヴクラフトの創造した架空の魔道書『ネクロノミコン』が実在したら、というコンセプトをもとにジョージ・ヘイによって編集された一種の洒落本である。日本では、学習研究社より翻訳されたものが、ハードカバー新書版「魔道書ネクロノミコン」の一項目として収録されている。 ネクロノミコン断章は一種の遊び心で出されたものだが、ロバート・ターナーのような本職のオカルティストや、オカルト関連の論評を数多く手がけるコリン・ウィルソンらの手が加わったため、徹底的な歴史考証や隠秘学的検証が加えられ、本格的な儀式の手順や神秘的な呪具の紹介など、ほぼ現存する魔道書に匹敵する体裁にまで整えられた。.

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ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft、1890年8月20日 - 1937年3月15日)は、アメリカ合衆国の小説家、詩人。.

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ヴォイニッチ手稿

ヴォイニッチ手稿のページ ヴォイニッチ手稿(ヴォイニッチしゅこう、ヴォイニッチ写本、ヴォイニック写本とも、Voynich Manuscript)とは、1912年にイタリアで発見された古文書(写本)。未解読の文字が記され、多数の奇妙な絵が描かれていることが特徴である。.

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エノク語

ノク語(エノクご)あるいはエノキアン(Enochian)は、16世紀後半ジョン・ディーと霊視者エドワード・ケリーの日誌に記録されている天使の言語とされるものである。彼らはそれは天使により啓示されたものだと主張していたが、現代の一部の魔術研究者は人工言語と見なしている。 この言語を「エノク語」というのは現代の慣例によるもので、ディー自身の著述には見えない。彼はこの言語を「天使語」、「天上の言葉」、「天使の言語」、「神-キリストの最初の言語」、「神聖言語」と呼んでいた。彼はこの言語に使われるアルファベットを「アダムの」(Adamical) と呼ぶときもあったが、それは(ディーの天使によれば)エデンの園でアダムが全ての物に名前をつけるときに用いられたからである。ディーはなおかつ(彼とケリー以前は)父祖エノクがこの言語を知っていた最後の人間だったとした。そのため、後世の研究者たちはこの言語およびディーの魔術理論全体を「エノク的」(Enochian) と呼称するようになった。.

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エノク書

『エノク書』(エノクしょ ゲエズ語(古代エチオピア語):መጽሐፈ ሄኖ, )または『第一エノク書』は、紀元前1~2世紀頃成立と推定されるエチオピア正教会における旧約聖書の1つ。エノクの啓示という形をとる黙示である。多くの文書の集成であり、天界や地獄、最後の審判、ノアの大洪水についての予言などが語られており、天使、堕天使、悪魔の記述が多い。 『第一エノク書』は元々アラム語か、またはヘブル語で書かれていたらしい。アラム語の断片が死海写本の中に見出される。現在エチオピア語訳が現存しているが、19世紀にエジプトにおいて、ギリシア語でかかれた『エノク書』の断片が発掘された。しかし、スラブ語訳・エチオピア語訳共に、原本の通りに訳されたわけではなく、様々な記述が加えられている。 書かれた当初は広く読まれたらしく、教父達の評価も高かった。初期のキリスト教の一部やエチオピア正教では『エノク書』は聖書の一部とされる。 他では偽典とされるが、七大天使などでエノク書にしか現れない天使名が使われており、キリスト教初期には広く知られていた。 『ユダの手紙』1章14-15節は『エノク書』60章8節と1章9節を引用している。しかし、『エノク書』節1章8-10節は『申命記』33章2-3節のミドラーシュだと認識されている。.

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エリザベス朝

リザベス1世 エリザベス朝(エリザベスちょう、Elizabethan era)は、イングランド王国のテューダー朝のうち、特にエリザベス1世の治世期間(1558年 - 1603年)を指す時代区分である。しばしばイングランドの黄金期と呼ばれる。 対外的にはスペインの無敵艦隊を破るなど国威を示し、内政的にはプロテスタントとカトリックの対立を終息させ、国力を充実させた。これにより、芸術、文芸も栄え、イギリス・ルネサンスの最盛期となった。また、イギリス・ルネサンス演劇も賑わいを見せ、とりわけウィリアム・シェイクスピアによる従来の様式を打ち破った演劇は話題となった。 文学の分野で「エリザベス朝」という言葉が使用される場合、その後のジェームズ1世(1603年 - 1625年)およびチャールズ1世(1625年 - 1649年)の在位期間を含めることが多い。エリザベス1世の頃にはウィリアム・シェイクスピアが現れ、現在に残る戯曲の多くを残した。シェイクスピアはソネットなどにも大きな足跡を残した。クリストファー・マーロウなどによっても多くの詩文が残され、英文学の大きな財産となっている。 なお、テューダー朝の頃の建造物などは「テューダー様式」と呼ばれる。.

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エドワード・ケリー

ドワード・ケリー(Edward Kelley、またはエドワード・タルボット、1555年8月11日 - 1597年11月1日)は、水晶球透視者(霊媒とも称される)としてジョン・ディーの魔術的な研究に協力した人物であり、ある時期までディーの弟子ないし使用人であった。ディーはケリーが水晶球の中に精霊ないし天使のヴィジョンを見ることができると信じていたが、ディー自身は精霊の姿を直接見ることはできなかった。ケリーは金属変成の秘密を握っていると公言するようになり、ボヘミアで錬金術師として貴族たちに取り入ったが、パトロンとなったルドルフ2世によって投獄され、おそらく獄中に死したと言われる。 ケリーは死後すぐに伝説にまみれた人物となった。その派手な生涯のゆえにケリーは錬金術師=ペテン師という民間伝承的イメージの源泉となり、英語圏の歴史家の間でもケリーはディーをたぶらかした詐欺師であったという根強い説がある。また、ディーは水晶球に現れる霊が神の使いであると確信し、天使との交信に熱中していたが、ケリー自身は初期の頃からそれは悪霊ではないかと疑っており、交霊実験に対する両者の温度差は大きかった。ケリーが交霊をやめたいと度々言い出したのは金づるのディーに見放されないための脅しだとの解釈があるが、むしろディーが一方的にケリーに依存していたという見方も否めず、単純にケリーが詐欺師であるとは決めつけられないという指摘もある稲生平太郎「水晶の中の幻影」『定本 何かが空を飛んでいる』 国書刊行会、2013年。。.

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ジョン・ディー

ョン・ディー(、1527年7月13日 - 1608年または1609年)は、イギリス・ロンドン生まれの錬金術師、占星術師、数学者。.

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未解読文字

未解読文字(みかいどくもじ)とは、未だ解読されていない文字体系のことである。.

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旧約聖書

旧約聖書(きゅうやくせいしょ)は、ユダヤ教の聖典であるタナハを元に書かれたキリスト教の正典である。また、イスラム教においてもその一部(モーセ五書、詩篇)が啓典とされている。「旧約聖書」という呼称は旧約の成就としての『新約聖書』を持つキリスト教の立場からのもので、ユダヤ教ではこれが唯一の「聖書」である。そのためユダヤ教では旧約聖書とは呼ばれず、単に聖書と呼ばれる。『旧約聖書』は原則としてヘブライ語で記載され、一部にアラム語で記載されている。.

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16世紀

16世紀(じゅうろくせいき)は、西暦1501年から西暦1600年までの100年間を指す世紀。 盛期ルネサンス。歴代ローマ教皇の庇護によりイタリア・ルネサンスの中心はローマに移動した。画像はこの時代に再建がなされたローマのサン・ピエトロ大聖堂の内部。 カール5世。スペイン王を兼ねイタリア各地やネーデルラントも支配したが周辺諸国との戦いにも明け暮れた。画像はティツィアーノによる騎馬像(プラド美術館蔵)。 「太陽の沈まない帝国」。カール5世の息子フェリペ2世の時代にスペインは目覚ましい発展を遂げ貿易網は地球全体に及んだ。画像はフェリペ2世によって建てられたエル・エスコリアル修道院。ここには王宮も併設されておりフェリペ2世はここで執務を行った。.

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