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ライマメ

索引 ライマメ

ライマメ(Lima bean、学名:Phaseolus lunatus)はインゲンマメ属の植物。アオイマメ、リママメ、リマビーン、バタービーンともいう。名称は本種がペルーのリマから海外に輸出されていたことにちなむ。 原産は熱帯アメリカだが、中央アメリカ(メキシコ、グアテマラ)で栽培され発達したシエヴァタイプ(Sieva)と呼ばれる小粒の品種群と、南アメリカ(ペルー)で栽培され発達したリマタイプ(Lima)と呼ばれる大粒の品種群とに分けられる。 種子は白餡の原料など食用となるが、ファセオルナチン(リナマリン)という青酸配糖体を含むため、調理にあたってはよく茹でこぼす必要がある。若どりした柔らかな種子も食用とされる『日本の野菜』pp.89-91。主にアメリカ合衆国南部、ラテンアメリカ、南ヨーロッパで食用とされる。 山形県には蔓性の品種が栽培されている。 京都大学教授の高林純示らの研究によると、ライマメは葉がナミハダニの食害を受けると、ナミハダニの天敵であるチリカブリダニを誘引する香気物質のβ-オシメンとジメチルノナトリエンを放散する。食害にあった個体だけでなく、近くにあり直接被害を受けていないライマメも香気物質を感知して、チリカブリダニの誘引の準備を始める。このように、香気物質を介して植物同士でコミュニケーションをとっていることが認められる。.

24 関係: 南ヨーロッパ南アメリカ小学館中央アメリカ京都大学ペルーマメ科マメ目チリカブリダニハダニメキシコラテンアメリカリナマリンアメリカ合衆国南部インゲンマメ属オシメングアテマラシアン化水素真正双子葉類白餡被子植物高林純示配糖体植物

南ヨーロッパ

中東 南ヨーロッパ 南ヨーロッパ(みなみヨーロッパ、Europa del Sur、Europa meridional、Europa meridionale)は、ヨーロッパ地域の南部を指す。南欧ともいう。西洋でも特に歴史が古く、主にラテン語系の言語を母語とする民族が住んでいる地中海沿岸の地域である。.

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南アメリカ

南アメリカ(みなみアメリカ、América del Sur、América do Sul、Zuid-Amerika、Amérique du Sud)は、南アメリカ大陸とその周辺の島嶼・海域を含む地域の総称で、六大州の一つ。南米(なんべい)ともいう。ラテンアメリカに含まれる。西半球、南半球に位置し、西は太平洋に、東と北は大西洋に面している。北アメリカとカリブ海が北西に横たわっている。 南アメリカは1507年、アメリカ州が東インドではなくヨーロッパ人にとっての新大陸であると指摘した最初のヨーロッパ人ヴァルトゼーミュラー、リングマンによって、ヴェスプッチの名から付けられた。 面積は17,780,000 km²であり、地球の陸地面積の約12%を占める。人口は、2016年10月現在で4億23千万人と見積もられている。南アメリカは六大州の中でアジア、アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカに続いて5番目に人口が多い。.

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小学館

株式会社小学館(しょうがくかん)は、東京都千代田区にある日本の総合出版社。系列会社グループの通称「一ツ橋グループ」の中核的存在である。.

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中央アメリカ

紫:グアテマラ 緑:ベリーズ 茶:エルサルバドル 青:ホンジュラス 黄:ニカラグア 赤:コスタリカ 桃:パナマ 中央アメリカ(América central.、Central America.)は、中米(ちゅうべい)ともいい、アメリカ州を、北・中・南に分類した場合の北アメリカと南アメリカをつなぐ地峡部でグアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマの7か国からなる地域である。地理的にはメキシコのテワンテペック地峡からパナマ地峡までである 。この場合はメキシコの南部諸州が中央アメリカへ含まれ、パナマの南部が中央アメリカに含まれないことになる。 域内7ヶ国の総人口は約4千2百万人(2009年推定)で総面積は52.4万平方キロメートル(日本の約1.4倍)である。 アメリカ州を南北に2分した場合は中央アメリカは北アメリカに含まれる。 上記の範囲を拡大し、中央アメリカにメキシコおよびカリブ海諸国を含めた中央アメリカ州(または中部アメリカ 、Middle America)という定義もある。これにはさらにコロンビア、ベネズエラを含める場合もある。.

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京都大学

記載なし。

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ペルー

ペルー共和国(ペルーきょうわこく、、、)、通称ペルーは、南アメリカ西部に位置する共和制国家である。北にコロンビア、北西にエクアドル、東にブラジル、南東にボリビア、南にチリと国境を接し、西は太平洋に面する。首都はリマ。 紀元前から多くの古代文明が栄えており、16世紀までは当時の世界で最大級の帝国だったインカ帝国(タワンティン・スウユ)の中心地だった。その後スペインに征服された植民地時代にペルー副王領の中心地となり、独立後は大統領制の共和国となっている。.

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マメ科

マメ科(まめか、 )は、被子植物に含まれる分類群の1つで、いわゆるマメの仲間を含む。 マメ科・ネムノキ科・ジャケツイバラ科に3分する説もあったが、ジャケツイバラ科が他の2科を内包する側系統であり、系統的には否定された。.

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マメ目

マメ目 (Fabales) は、被子植物の目の一つ。タイプ科としてマメ科を含む。.

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チリカブリダニ

チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)は、カブリダニの一種である。農業分野で生物農薬として使用される。.

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ハダニ

ハダニとは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目ケダニ亜目ハダニ上科に属する動物の総称である。食植性であり、農業上の重要な害虫を含む。網を産生し、産雄単為生殖を行うもの一般的である。.

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メキシコ

メキシコ合衆国(メキシコがっしゅうこく、)、通称メキシコは、北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家。北にアメリカ合衆国と南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面する。首都はメキシコシティ。メキシコの総人口は約1億3千万人(2016年時点)で、スペイン語圏においては最も人口の多い国で、GDPは中南米2位である。しかし、人口の40%が貧困層である。.

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ラテンアメリカ

ラテンアメリカ(Latinoamérica, América Latina, Latinoamerica, América Latina, Latin America, Amérique latine)は、アングロアメリカに対する概念で、アメリカ大陸の北半球中緯度から南半球にかけて存在する独立国及び非独立地域を指す総称である。 ここでの「ラテン」という接頭語は「イベリア(系)の」という意味であり、これらの地を支配していた旧宗主国が、ほぼスペインとポルトガルであったことに由来している。 多くの地域がスペイン語、ポルトガル語、フランス語などのラテン系言語を公用語として用いており、社会文化もそれに沿ったものであったことから名付けられた。。--> 右図に見るようにラテンアメリカは北アメリカ大陸のメキシコをふくみ、南米大陸のガイアナ・スリナム・フランス領ギアナをふくまない。ラテンアメリカは中南米と呼称される場合もあるが、図に合う正確な表現ではない大貫1987、p.473。.

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リナマリン

リナマリン(linamarin)は、キャッサバ、ライマメ、アマといった植物の葉および根に含まれている青酸配糖体の一つである。のグルコース配糖体である。ヒトの腸において酵素および腸内細菌にさらされると、リナマリンおよびメチル化類縁体のは有毒なシアン化水素に分解される。ゆえに、リナマリンを多量に含む植物の食品としての利用には、しっかりとした下ごしらえと無毒化処理が必要である。摂取・吸収されたリナマリンは速やかに尿として排出され、配糖体それ自身は急性毒性を示さない。リナマリン低含有のキャッサバの消費は低地熱帯地方で幅広く見られる。多量のリナマリンを含む十分に処理されていないキャッサバから作られた食品の摂取は、食毒性、特にアフリカ人にコンゾとして知られている上位運動ニューロンの病気と関連している。コンゾは初めにTrolliによって、後にハンス・ロスリングによって主導された研究ネットワークを通じて詳述された。しかしながら、毒性はリナマリンの分解産物であるアセトンシアノヒドリンの摂取によって引き起こされると信じられている。リナマリンの食事からの摂取は耐糖能異常および糖尿病発生のリスクファクターであるとも報告されているが、実験動物を用いた研究ではこの効果を再現できておらず、主な効果は糖尿病それ自身の誘導よりも現状の悪化であることが指摘されている。 リナマリンからのシアン化物の発生は大抵酵素的であり、リナマリンがキャッサバ植物体の細胞壁に通常蓄積されている酵素であるにさらされた時に起こる。酵素によって生成されたシアン化物は揮発性であるため、除去される。このような酵素反応を引き起こす調製法は、キャッサバの無毒化処理の伝統的な手法である。食材は長時間の、茹でる、あるいは発酵によってキャッサバから作られる。キャッサバ植物から作られる食品としては、ガリ(あぶったキャッサバ塊茎)、かゆに似たフフ、キャッサバ生地アグベリマ(発酵食品)、キャッサバ粉がある。 最近の研究によって、RNA干渉(RNAi)によってリナマリン産生を安定的に抑制された遺伝子組み換えキャッサバ植物が開発されている。.

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アメリカ合衆国南部

アメリカ合衆国南部(アメリカがっしゅうこくなんぶ、Southern United States)、またはアメリカ南部 (American South)、単に南部 (the South) とも呼ばれる地域は、アメリカ合衆国南東部に所在する一定の地域を指す。連邦に対する州独自の権限を強く求める立場、奴隷制度、南北戦争の名残りなど、地域にはユニークな文化的・歴史的な遺産が残っていることもあって、独自の習慣・文学・料理・音楽(カントリー・ミュージック、ジャズ、ブルーグラス、ロックンロール、ブルースなど)が発達している。.

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インゲンマメ属

インゲンマメ属 はマメ亜科に属する属の一つ。新大陸に固有の属で、特にメキシコに種数が多い。 先コロンブス期に最低でも4種が栽培化されており、その内最も有名なものがインゲンマメで、現在では全世界の熱帯から温帯で栽培されている。他の種としてライマメ、ベニバナインゲンなどがある。 かつてこの属には他にも多くの有名な種が属していたが、現在ではササゲ属を始めとした他の属に移されている。例えばリョクトウの学名はかつてPhaseolus aureus だったが、現在ではササゲ属に移されVigna radiata となっている。同様に1753年に発見された(スネイルフラワー)もかつてはインゲンマメ属とされており、1970年にはササゲ属に、その後独立した単型属に移されている。現在、インゲンマメ属に新大陸以外に自然分布する種は含まれていない。 コウモリガ科の ・ ・ 、キタクロヤガ 、タイリクウスイロヨトウ などの鱗翅目昆虫の幼虫の食草となっている。.

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オシメン

メン (Ocimene) は、様々な植物や果物の中で見られるモノテルペンである。いくつかの異性体が存在し、α-オシメンと、2つのβ-オシメンは、二重結合の位置が異なる。α-オシメンの系統名は、3,7-ジメチル-1,3,7-オクタトリエン、β-オシメンの系統名は、3,7-ジメチル-1,3,6-オクタトリエンである。β-オシメンには、中央の二重結合に対して2つの立体異性体を持つ。天然では、これらが混ざった形で見られる。混合物も純粋なものも、心地よい香りのする油状の物質であり、香水に用いられる。関連する非環式テルペンのミルセンのように、オシメンも空気中で不安定である。また、他のテルペンと同様に、オシメンは水にほとんど溶けないが、一般の有機溶媒には溶ける。.

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グアテマラ

アテマラ共和国(グアテマラきょうわこく、)、通称グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家である。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面する。首都はグアテマラ市。 先コロンブス期にはマヤ文明が栄え、現在も国民の過半数はマヤ系のインディヘナであり、メキシコを除いた中央アメリカで最も人口の多い国である。経済的にはエルサルバドルと共に中央アメリカの中位グループに属するが、1960年から1996年まで続いたグアテマラ内戦により治安や政治においてグアテマラ社会は未だに不安定な状態にある。.

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シアン化水素

アン化水素 (Hydrogen Cyanide) はメタンニトリル、ホルモニトリル、ギ酸ニトリルとも呼ばれる猛毒の物質である。 相で区別する場合、気体のシアン化水素は青酸ガスといい、液体は液化青酸という。水溶液は弱酸性を示し、シアン化水素酸と呼ばれる。気体、液体、水溶液のいずれについても、慣習的に青酸(せいさん)と呼ばれる。この語は紺青に由来する。シアン酸は異なる物質である。 ドイツ語のシアン(、)はジシアンに詳しい。.

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真正双子葉類

真正双子葉類(しんせいそうしようるい、英語:eudicots、eudicotyledons)は、被子植物のクレード(単系統群)のひとつで、従来の「双子葉類」(側系統群とされる)の中で、単子葉類(単系統群)と姉妹群をなすグループである。すなわち、従来の双子葉類の中から、単子葉類が分岐する前に分岐した古いグループを除いたもの。分子系統解析に基づくAPG植物分類体系で分類階級のないクレードとして名称がつけられている。 DoyleとHotton(1991年)により提唱された。単子葉類が原始的な双子葉類から進化したとの推測は古くからあったが、Doyleらは花粉の構造などの形質に基づき、被子植物から従来の双子葉類の一部と単子葉類とを除いたものが単系統群としてまとまると考えた(Doyleらによればこの一部の双子葉類には主要なグループとしてモクレン類が含まれる)。 別名として三溝粒類(さんこうりゅうるい Tricolpates)とも呼ばれるが、これは花粉の発芽溝または発芽孔が基本的に3個ある (tricolpate) という意味である(二次的に数が変わったものもある)。原始的双子葉類と単子葉類はこれが基本的には1個(単溝粒)であり、この形質は裸子植物とも共通で、共有原始形質と考えられる。1990年代には分子系統学の立場からも、この考えが支持されるようになった。 なお真正双子葉類以外の双子葉類(真正双子葉類・単子葉類を除いた被子植物)を「原始的双子葉類 (paleodicots)」と称することがあるが、これは単系統群ではなく、古い考え方(下記)とも紛らわしいのであまり使われない。 真正双子葉類のうちで初期に分化したやや原始的な諸群(ステムグループ)には、キンポウゲ目、ハス科、ヤマグルマ科などの原始的な形質状態、例えば花で多数の心皮が離生してらせん状に配置する(ストロビロイド説で原始的とされる)ものや、道管のないものなどがある。古くはこれらを「原始的双子葉類」のシキミ科、モクレン科などとまとめて「多心皮類」と呼んでいた(クロンキスト体系のモクレン亜綱もこれに近い分類)。これは現代的に見れば多系統群ということになる。 このやや原始的な諸群を除いたクレードをcore eudicotsと呼び、日本語ではコア真正双子葉類、中核真正双子葉類、あるいは基幹真正双子葉類という。これらは基本的には「双子葉類らしい」形態(花弁とがく片が分化した花など)を持っており(それからさらに進化して無花被になったものなどもある)、種数的にも真正双子葉類の大多数を占める。 さらにコア真正双子葉類の主要な群は、バラ類とキク類の2つに分かれる。.

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白餡

白餡(しろあん)とは、白いんげん豆または白アズキを茹でたものを潰して、砂糖または蜜で甘い味をつけた白色の漉し餡のこと。お菓子の材料で、おもに饅頭や焼き菓子の中身などに使われる。.

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被子植物

被子植物(ひししょくぶつ、Angiospermae、Magnoliophyta、Angiosperm)とは、植物の分類の主要な1グループ名。種子植物(顕花植物)のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。裸子植物と対をなす分類群である。「被子植物門」、「被子植物類」。.

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高林純示

林 純示(たかばやし じゅんじ、1956年10月1日 - )は日本の農学博士『虫と草木のネットワーク』著者紹介欄で、京都大学生態学研究センター教授。化学生態学の研究を専門としている。.

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配糖体

配糖体(はいとうたい)あるいはグリコシド は、糖がグリコシド結合により様々な原子団と結合した化合物の総称である。配糖体の元となる糖をグリコンと呼び、残りの原子団に水素を結合させたものをアグリコンと呼ぶ。広義には、グリコシド結合における酸素原子が窒素(窒素配糖体)や硫黄(チオグリコシド)など他の原子によって置換された構造の化合物をも含む。.

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植物

植物(しょくぶつ、plantae)とは、生物区分のひとつ。以下に見るように多義的である。.

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