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ラグ・ヴァンシャ

索引 ラグ・ヴァンシャ

ラグ・ヴァンシャ(Raguvamsa)は、インドの詩人、劇作家であるカーリダーサの作品の一つである叙事詩。「ラグ王家の系譜」の意。 全19章。英雄ラーマを中心とするイクシュヴァーク王家の事績と後裔の歴史について物語る。6篇のマハーカービヤ(美文体叙事詩)の中でも特に優れたものとして筆頭に名が挙げられる。第4章のラグがインドを征服する物語、第11章の若かりしラーマの偉業、第12章の羅刹王ラーヴァナを倒すまでの放浪の物語、第13章のラーマが妃シーターとともに過ごした土地を思い出させる場面などが有名。.

12 関係: 劇作家叙事詩ラーマラーマーヤナラーヴァナインドインド文学イクシュヴァークカーリダーサシーター羅刹天詩人

劇作家

劇作家(playwright, dramatist)は、演劇の上演のために書かれる戯曲の作者。戯曲家と呼ばれることもある。日本においては演出家を兼ねている者が多い。現在までその作品が残っている最も古い劇作家としては、紀元前5世紀頃のアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデスなどの古代ギリシアにおける悲劇作家達が挙げられる。その作品である戯曲は、通常は俳優によって観客の前で演劇として上演するために執筆される。戯曲の中には、上演を目的とせず読まれることを目的に書かれたレーゼドラマや、戯曲の形式をとってはいるが上演は意図していない作品もある。 「プレイライト」という発音になる英語の playwright は、「play(プレイ.

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叙事詩

多くの演劇の題材に用いられるアジアの代表的叙事詩『ラーマーヤナ』(インドネシア、サヌール海岸) 叙事詩(じょじし、epic)とは、物事、出来事を記述する形の韻文であり、ある程度の長さを持つものである。一般的には民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす。 口承文芸として、吟遊詩人や語り部などが伝え、その民族の古い時代には次世代の教養の根幹を成したり、教育の主要部分となることも多かった。後世に書き残され、歴史資料に保存されることになったものが多い。.

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ラーマ

伝説の戦士『ラーマ』 ラーマ(デーヴァナーガリー:राम Rāma)は、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』の主人公。イクシュヴァーク王朝に生まれた薔薇色の瞳を持つ英雄で、インドの理想君主像であり、ダルマを体現したとされる。シーターを妃とした。 神話上、特にヴァイシュナヴァ派では、ヴィシュヌのアヴァターラ(化身)であるとされる。神の化身としてのラーマへの信仰は篤く、マハトマ・ガンディーは死の際に「ヘー・ラーム」(神よ)と言った。この「ラーム」とはラーマのことである。 王と妃カウサリヤーとの間に生まれ、異母兄弟にバラタ、ラクシュマナ、シャトルグナがいる。『ラーマーヤナ』によると、彼ら4兄弟はいずれもラークシャサ(羅刹)の王ラーヴァナを倒すために生まれたヴィシュヌ神の4分身であるという。大聖ヴィシュヴァーミトラの導きによって、ミティラーの王ジャナカを尋ね、そこで王の娘シーターと出会い、結婚する。しかしバラタ王子の母カイケーイー妃によって、14年の間アヨーディヤを追放された。ダンダカの森でラーヴァナによってシーターを略奪され、これをきっかけにラークシャサ族との間に大戦争が勃発する。.

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ラーマーヤナ

『ラーマーヤナ』(Rāmāyana、サンスクリット:रामायण, Ramayana)は、古代インドの大長編叙事詩。ヒンドゥー教の聖典の一つであり、『マハーバーラタ』と並ぶインド2大叙事詩の一つである。サンスクリットで書かれ、全7巻、総行数は聖書にも並ぶ48,000行に及ぶ。成立は紀元3世紀頃で、詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話と古代英雄コーサラ国のラーマ王子の伝説を編纂したものとされる。 この叙事詩は、ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王ラーヴァナに挑む姿を描いている。ラーマーヤナの意味は「ラーマ王行状記」。 現代でも、ラーマーヤナは、絵画、彫刻、建築、音楽、舞踏、演劇、映画など多くの分野で、インドのみならず、当時同じサンスクリット圏であり古くからインド文化を取り入れてきた東南アジア一円に深く浸透し影響力を持っており、王権を強調するその内容は、支配階級のみならず、民衆の間でも広く親しまれている。 なお、編纂された紀元3世紀当時のクシャトリヤ勢力の台頭を反映し、この叙事詩で活躍する人物は全てクシャトリヤである。また、ラーマーヤナの核心部分は第2巻から第6巻とされ、その成立は紀元前4-5世紀頃で、第1巻と第7巻よりも古い。.

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ラーヴァナ

ラーヴァナ(रावण、)は、インドにおける魔王の1人。叙事詩『ラーマーヤナ』に登場するラークシャサ(羅刹)の王で、ランカー島(セイロン島)を本拠地としてラークシャサ族を治める。10の頭、20の腕と銅色の目、月のように輝く歯と山のような巨体を持つ。ヴィシュヴェーシュヴァラとラークシャサ族のスマーリンの娘カイカシーとの息子。クンバカルナ、ヴィビーシャナ、シュールパナカーと兄弟。アスラ族の1つダーナヴァの王であるマヤの娘マンドーダリーを妃とし、インドラジット(メーガナーダ)をもうけた。また、富と財宝の神クベーラ神とは異母兄弟にあたる。 ラーヴァナはかつて傲慢さゆえにランカー島を追われたラークシャサ族の再興を期して、千年のあいだ苦行に励いだ。それは10ある頭を1つずつ切り落として火にくべるという荒行で、最後の1つを切ろうとしたとき、ブラフマー神に認められ、「神仏に負けない」という絶大な特権を得た。またシヴァの住むカイラス山を揺らして罰せられたラーヴァナは、シヴァに許された際チャンドラハース(月の刃)という剣を貰う。そして、当時ランカーを治めていたクベーラ神と戦って、空を飛翔する戦車プシュパカ・ラタを奪取し、たがいの父であるヴィシュヴェーシュヴァラの仲裁によって、クヴェーラ神はカイラス山に退き、ラーヴァナはランカーを得た。 その後ラーヴァナは征服戦争に乗り出す。カールタヴィーリヤ・アルジュナとの戦いでは大敗したが、キシュキンダーでは猿王ヴァーリンと同盟を結び、アヨーディヤーを荒廃させ、冥府に攻め入ってヤマ神の軍勢と戦う。また神々に対しても戦いを挑み、息子メーガナーダはインドラ神に勝利する。これらの戦いによってラーヴァナは、多くの王や聖仙、半神たちから人妻や娘を奪ってランカーに連れ去った。 こうした行為によって、神々はヴィシュヌ神に助けを仰ぎ、ヴィシュヌ神はアヨーディヤーの王子ラーマとして転生し、ラーヴァナを討つことを約束したという。後にラーマによって同族が殺されたことに怒り、ダンダカの森でラーマの妃シーターを奪うが、これをきっかけに猿軍を率いるラーマとのあいだに大戦争が勃発する。.

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インド

インドは、南アジアに位置し、インド洋の大半とインド亜大陸を領有する連邦共和制国家である。ヒンディー語の正式名称भारत गणराज्य(ラテン文字転写: Bhārat Gaṇarājya、バーラト・ガナラージヤ、Republic of India)を日本語訳したインド共和国とも呼ばれる。 西から時計回りにパキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、モルディブ、インドネシアに接しており、アラビア海とベンガル湾の二つの海湾に挟まれて、国内にガンジス川が流れている。首都はニューデリー、最大都市はムンバイ。 1947年にイギリスから独立。インダス文明に遡る古い歴史、世界第二位の人口を持つ。国花は蓮、国樹は印度菩提樹、国獣はベンガルトラ、国鳥はインドクジャク、国の遺産動物はインドゾウである。.

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インド文学

インド文学(インドぶんがく)は、現在のインド共和国を中心とする地域の文芸、及びそれらの作品や作家を研究する学問を指す。古典期のサンスクリット語や、現在もっとも話者が多いヒンディー語、ドラヴィダ文化に属しサンスクリットと異なる独自の古典文芸を持つタミル語など多数の言語により作品が生み出されている。広義には、ヴェーダや、ヒンドゥー教の聖典であるプラーナ文献、古代の法典であるダルマ・シャーストラ、仏教のパーリ語経典などの文献も含まれる。.

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イクシュヴァーク

イクシュヴァーク(इक्ष्वाकु )は、インド古代の伝説的なアヨーディヤー王で、日種の祖とされる。パーリ語ではオッカーカ()、漢訳仏典では甘蔗王(かんしょおう)と呼ばれる。.

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カーリダーサ

ーリダーサ()は古代インドの作家。サンスクリット文学において最も偉大な詩人、劇作家と考えられている。 彼の生涯に関する多くは謎に包まれており、作品より推し量る以外にない。彼の活躍した時期をはっきりと特定することはできないが5世紀の人物ではないかと考えられているEncyclopædia Britannica.

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シーター

ーター(सीता Sītā)は、インドの叙事詩の『ラーマーヤナ』のヒロインである。生まれ故郷は ジャナカプール(現ネパール)とされている。 ジャナカ王の娘で、ラーマ王子の妃。しかしダンダカの森で羅刹の王ラーヴァナにさらわれる。ラーマがシーターを取り戻すための戦争が『ラーマーヤナ』の主題となっている。 宮崎駿監督のアニメーション映画『天空の城ラピュタ』のヒロイン、シータのモデルとされる。 File:Sitas_Exile_by_Raja_Ravi_Varma_(1848_-_1906).jpg|シーター(ラヴィ・ヴァルマ画) File:Dhurandhar_Rama_Vivahah.jpg|シーターの結婚式 File:Ram-Sita.jpg|ラーマとシーターの像 File:Ravi_Varma-Ravana_Sita_Jathayu.jpg|ラヴィ・ヴァルマ画 Category:ラーマーヤナの登場人物.

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羅刹天

羅刹天。仏像図彙 (1783年)より。 羅刹天(らせつてん、Skt:Rākṣasaの音写)は、仏教の天部の一つ十二天に属する西南の護法善神。羅刹(らせつ)とも言う。.

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詩人

詩人(しじん)とは、詩を書き、それを発表する者。また、そのことを職業にしている者。 後者でも詩作のみで生活している人はほとんどおらず、多くの場合、評論、随筆、翻訳、小説、音楽、絵画、演劇、漫画、歌の作詞など他の分野の創作活動を並行して行っていたり、あるいは(文学と縁遠い)他の職業を持っている。たとえば高村光太郎は彫刻家としても多数の作品を残しているし、草野心平にはバーや居酒屋の経営をしていた時期がある。アルチュール・ランボーは10代に残した業績によって詩人と呼ばれているが、詩作を止めた後は貿易商などさまざまな仕事に捧げた。 シンガーソングライターが詩人としても高い評価を得、詩集を出すまでに至る例もある。ボブ・ディラン、パティ・スミスなどがその例である。 また、詩人は古くから聴衆を前に自身の詩を朗読するのを常としていたが、その行為を、ポエトリーリーディングという表現形態において現代社会に甦らせた動きが、欧米のみならず、日本においても1990年代の半ば以降見受けられる、フランスのパリのレーベルで自身のポエトリーリーディングのCDを出している詩人であり美術家でありポエトリーリーディングアートパフォーマーである千葉節子等がその代表的な例である。 詩を書く者以外に対しても「詩人」という言葉が使われることがある。新明解国語辞典第六版(三省堂)にもそのような広義の意味が書かれているし、三好達治は『詩を読む人のために』(至文堂、1952年)の中で「誰かもいったように」と前書きした上で「詩を読み詩を愛する者は既に彼が詩人」であると書いている。 歌の歌詞の作者のことは一般に作詞家と呼ばれる。.

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