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ミクーリン AM-38

索引 ミクーリン AM-38

ミクーリンAM-38F ミクーリン AM-38(ロシア語:Микулин АМ-38)とは、第二次世界大戦中にソビエト連邦が開発した航空機用のレシプロエンジンである。イリューシン Il-2対地攻撃機(シュトゥルモヴィーク)で大量に使用され、他にもIl-10などに搭載された。 ドイツのBMW VIを起源にミクーリン設計局が開発を続けていた一連のV型12気筒エンジンの一つで、ミクーリン AM-35が直接の設計のベースとなっている。AM-38Fは低空での性能に重点が置かれ、過給機は一速式に変更された。後継としてAM-42がある。.

18 関係: ミクーリン AM-35ミクーリン AM-42ミクーリン設計局レシプロエンジンロシア語シュトゥルモヴィークスーパーチャージャーソビエト連邦BMW VI第二次世界大戦過給機馬力航空用エンジン航空用エンジンの一覧Il-10 (航空機)Il-2 (航空機)Rpm (単位)V型12気筒

ミクーリン AM-35

ミクーリン AM-35(ロシア語:Микулин АМ-35)は第二次世界大戦期にソビエト連邦で生産された液冷V型12気筒の航空用エンジンである。ソ連初の液冷航空用エンジンAM-34の改良型で、ミクーリン設計局がM-17としてライセンス生産を行っていたドイツのBMW VIが設計の起源となっている。AM-35の生産は1940年に始まり、MiG-1・MiG-3戦闘機・Pe-8爆撃機に搭載された。 Il-2対地攻撃機で使用されたAM-38エンジンは当エンジンの改良型に当たる。.

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ミクーリン AM-42

ミクーリン AM-42(Микулин АМ-42)とは、第二次世界大戦中の1940年代にソビエト連邦のミクーリン設計局で開発された航空機用レシプロエンジンである。同局が手掛けたAM-38Fをベースとして出力を向上させたもので、イリューシン Il-1戦闘機や、Il-8・Il-10 対地攻撃機に搭載された。 エンジンは液冷V型12気筒の構造を持ち、排気量47リットルで2000馬力程度の出力を発揮した。.

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ミクーリン設計局

ミクーリンと彼のスタッフ1932年 ミクーリン設計局(第24設計局、OKB-24)はソビエト連邦(ソ連)の航空機エンジンの設計者であったアレクサンドル・アレクサーンドロヴィチ・ミクーリン(Александр Александрович Микулин)が1943年に開設した設計局である。彼の成果にはソビエト初の液冷式ピストン航空機エンジンであるミクーリン AM-34と、ソビエト初のジェット旅客機であるツポレフ Tu-104に搭載されたミクーリン AM-3ターボジェットエンジンが含まれる。彼の設計した航空機エンジンを搭載した航空機は大祖国戦争(独ソ戦)において大きな戦果を挙げ、彼自身も殊勲を受けた。 1956年にミクーリンが移動すると、代理として働いていたセルゲイ・トゥマーンスキーがゼネラルデザイナー(主任設計者)となり、名称もツマンスキー設計局に改称された。これに伴い、RD-9は名称が変更されている。.

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レシプロエンジン

レシプロエンジン(英語:reciprocating engine)は、往復動機関あるいはピストンエンジン・ピストン機関とも呼ばれる熱機関の一形式である。 燃料の燃焼による熱エネルギーを作動流体の圧力(膨張力)としてまず往復運動に変換し、ついで回転運動の力学的エネルギーとして取り出す原動機である。燃焼エネルギーをそのまま回転運動として取り出すタービンエンジンやロータリーエンジンと対置される概念でもある。 レシプロエンジンは、自動車や船舶、20世紀前半までの航空機、非電化の鉄道で用いられる鉄道車両、といった乗り物の動力源としては最も一般的なもので、他に発電機やポンプなどの定置動力にも用いられる。.

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ロシア語

ア語(ロシアご、русский язык )は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派東スラヴ語群に属する言語。露語とも略される。ロシア連邦の公用語。ロシア連邦の国語表記には、キリル文字を使用する。近縁の言語にウクライナ語とベラルーシ語がある。.

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シュトゥルモヴィーク

ュトゥルモヴィーク(ロシア語:штурмовик;ラテン文字転写:Šturmovik、Shturmovikなど)は、労農赤軍・ソビエト連邦軍・ロシア連邦軍などロシア圏で用いられる軍用機の機種区分の一つ。略号としてはしばしばSh(Š;Шシャー)が用いられる。シュツルモヴィーク、シュトルモヴィク、シュトルモビクといった表記をされる事もあるが、当記事ではシュトゥルモヴィークで統一する。.

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スーパーチャージャー

217x217ピクセル スーパーチャージャー(supercharger)は本来、過給機全般を指すが、機械式過給機を指して「スーパーチャージャー」と呼び、排気タービン式過給機(ターボチャージャー)とは区別されるのが通例となっている。機械式過給器を特に区別する場合はメカニカル・スーパーチャージャーと言われる。.

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ソビエト連邦

ビエト社会主義共和国連邦(ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう、Союз Советских Социалистических Республик)は、1922年から1991年までの間に存在したユーラシア大陸における共和制国家である。複数のソビエト共和国により構成された連邦国家であり、マルクス・レーニン主義を掲げたソビエト連邦共産党による一党制の社会主義国家でもある。首都はモスクワ。 多数ある地方のソビエト共和国の政治および経済の統合は、高度に中央集権化されていた。.

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BMW VI

BMW VI BMW VI は1920年代にドイツのBMWで開発された航空機用液冷式V型12気筒エンジンである。大戦間期のドイツの主要航空エンジンの一つであった。.

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第二次世界大戦

二次世界大戦(だいにじせかいたいせん、Zweiter Weltkrieg、World War II)は、1939年から1945年までの6年間、ドイツ、日本、イタリアの日独伊三国同盟を中心とする枢軸国陣営と、イギリス、ソビエト連邦、アメリカ 、などの連合国陣営との間で戦われた全世界的規模の巨大戦争。1939年9月のドイツ軍によるポーランド侵攻と続くソ連軍による侵攻、そして英仏からドイツへの宣戦布告はいずれもヨーロッパを戦場とした。その後1941年12月の日本とイギリス、アメリカ、オランダとの開戦によって、戦火は文字通り全世界に拡大し、人類史上最大の大戦争となった。.

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過給機

過給機(かきゅうき)とは、内燃機関が吸入する空気の圧力を吸気口の圧力以上に高める補機の総称である。英語では"Supercharger"(スーパーチャージャー)。なお、「スーパーチャージャー」を特に機械式過給機のみを指すものとし、排気タービンを駆動源としたもの(いわゆるターボチャージャー)とは別と扱う場合も多い。圧縮機(コンプレッサー(compressor, kompressor))の一種、ないし、吸気を圧縮して給気することに特化した圧縮機といえる。.

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馬力

力(ばりき)は工率の単位である。今日では、ヤード・ポンド法に基づく英馬力、メートル法に基づく仏馬力を始めとして、馬力の定義はいくつかある。日本の計量法では、仏馬力を特例的に当分の間のみ認めており、 正確に 735.5 ワットと定義している。 国際単位系 (SI) における仕事率、工率の単位はワット (W) であり、馬力は併用単位にもなっていない。.

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航空用エンジン

航空用エンジン (こうくうようエンジン、英語:Aircraft engine)または航空エンジンは、航空機に搭載され、航空機の飛行に必要な推力(推進力)を生み出すエンジンである。補助動力装置やラムエア・タービンなど電源や油圧を確保するエンジンは含まれない。 現在使われている航空機用エンジンは全て内燃機関であるが、研究用又はデモンストレーション用に電動機などを使ったものが存在する(後述)。.

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航空用エンジンの一覧

これは航空用エンジンの一覧である。.

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Il-10 (航空機)

イリューシン Il-10(ロシア語:Ил-10、イール・ヂェースャチ)は、ソビエト連邦のイリューシン設計局が開発した攻撃機である。ソ連を中心に「重シュトゥルモヴィーク(Тяжелый штурмовик)」として使用された。戦闘機なみの空中戦能力を有していたことから、「戦闘攻撃機(Ударный истребитель)」と呼ばれることもある。 NATOは、「ビースト(Beast、「野獣」の意)」というNATOコードネームを用いた。.

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Il-2 (航空機)

イリューシン Il-2(露:Ил-2イール・ドヴァー)は、ソ連のイリューシン設計局が開発した攻撃機。第二次世界大戦において、ソ連軍の主力対地攻撃機として使用された。各形式を合わせての総生産機数は36,163機で、これは軍用機としては史上最多である。乗組員の中では大変人気があり、あるパイロットはこの航空機に捧げる歌を作曲した。 なお、本機を指して「シュトゥルモヴィーク」という名称が用いられることがあるが、これを直訳するならば「襲撃機」であり、ソ連軍(ロシア軍)において「対地攻撃任務を主とする軍用機」を指す軍用航空機の区分である。しばしばIl-2が「シュトゥルモヴィーク」と呼称されるのは、本機がその中で最も有名であることから付いた通称であり、本来は本機を指す固有名称や愛称ではない。.

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Rpm (単位)

rpm(アールピーエム)は、回毎分(英語:revolutions per minute)または回転毎分(英語:rotations per minute)の略で、回転などの周期的現象が1分間に繰り返される回数を示す単位である。回毎分、回転/分 や r/min などとも表記される。 60 rpm.

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V型12気筒

V型12気筒はレシプロエンジン等のシリンダー配列形式の一つで、シリンダーの配置がV字型のエンジンにおいて片バンクに6気筒ずつ合計12持つことから呼ばれる、本項目では専らピストン式内燃機関のそれについて述べる。V12と略されることが多い。.

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