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マビノギオン

索引 マビノギオン

マビノギオン (Mabinogion) は、中世のウェールズ語写本より収集した物語を収録した書物。ウェールズの神話・伝承を今に伝えるマビノギ四枝のほか、アーサー王伝説のバリエーションとなる話も含まれている。19世紀のイギリスの文学者シャーロット・ゲストの英訳によって一般に知られるようになった。.

32 関係: 中世マビノギ四枝ユーウェインルゼルフの白本ヘルゲストの赤本ブリタニア列王史ダヴェドの大公プイスアーサー王イギリスウェールズウェールズ語キルッフクレティアン・ド・トロワシャーロット・ゲストジェフリー・オブ・モンマススィールの娘ブランウェンタリエシン写本物語1000年1060年1100年1170年1190年1200年1350年1382年13世紀1410年1765年19世紀

中世

中世(ちゅうせい、英語:middle ages)は、狭義には西洋史の時代区分の一つで、古代よりも後、近代または近世よりも前の時代を指す。17世紀初頭の西洋では中世の観念が早くも定着していたと見られ、文献上の初見は1610年代にまでさかのぼる。 また、広義には、西洋史における中世の類推から、他地域のある時代を「中世」と呼ぶ。 ただし、あくまでも類推であって、西洋史における中世と同じ年代を指すとは限らないし、「中世」という時代区分を用いない分野のことも多い。 また、西洋では「中世」という用語を専ら西洋史における時代区分として使用する。 例えば英語では日本史における「中世」を通常は「feudal Japan」(封建日本)や「medieval Japan」(中世日本)とする。.

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マビノギ四枝

マビノギ四枝(―しし、英: Four Branches of the Mabinogi, 中期ウェールズ語: Pedeir Keinc y Mabinogi, 現代ウェールズ語: Pedair Cainc y Mabinogi)は、マビノギオンの中でもっとも有名な四つの物語である。「マビノギ」という言葉はもともとこれらの四篇を指すものであり、それぞれの物語はマビノギという一つの作品の「枝」(branch: 分岐・支流という意味もある)と呼ばれる。.

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ユーウェイン

獅子を助けるユーウェイン卿 ユーウェイン卿(Sir Ywain、またはUwain)はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士。発音については、イウェイン、オワイン(Owain)、イーヴァン(Yvain)、イヴァン、(Ewain)などを採用しているものもある。.

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ルゼルフの白本

ルゼルフの白本(―しろほん、ウェールズ語: Llyfr Gwyn Rhydderch)は、 ウェールズにおけるもっとも有名な写本の一つ。Rhydderchのカナ表記には何通りかあり、レゼルッフやリーゼルッハとも書かれる。 書かれたのは14世紀中頃(1350年頃)、ウェールズ初期の散文を収集した物で、その一部分は現在ウェールズ国立図書館に所蔵されている。 この写本は現在2つに分かれており、ペニアルス写本4 (Peniarth MS 4)、ペニアルス写本5 (Peniarth MS 5) として知られる。 ペニアルス写本4にはウェールズの物語が記されており、これは後にシャーロット・ゲストによって『マビノギオン』に収録されている。そして、ペニアルス写本5(こちらが写本の最初の部分である)には、ラテン語からウェールズ語に翻訳された、宗教的な文章が綴られている。.

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ヘルゲストの赤本

ヘルゲストの赤本(ヘルゲストのあかほん、ウェールズ語:Llyfr Coch Hergest)は、中世ウェールズ語写本の1つ。.

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ブリタニア列王史

『ブリタニア列王史』(ブリタニアれつおうし、ブリタニア列王伝、Historia Regum Britanniae)は、1136年頃にジェフリー・オブ・モンマスがラテン語で書いたブリテン(グレートブリテン島)に関する偽史書。ホメーロスの『イーリアス』に登場するトロイア人たちの子孫がブリテン国家を建設するところから、7世紀のアングロ・サクソン人によるブリテン支配までの、2000年間のブリトン人王たちの生涯を年代順に物語っている。「アーサー王物語」など「ブリテンの話材」の核となっている。 歴史書としての独立した価値はない。ガイウス・ユリウス・カエサル率いる共和政ローマ軍によるブリタンニア侵攻などを描いた部分は、その時代の歴史で補強することも可能だが、ジェフリーの記録は甚だ不正確である。しかし、中世文学としての価値はある。レイア(リア王)と3人の娘たちの話のわかっている限りで最古のヴァージョンがこれに含まれ、また、非ウェールズ語圏にアーサー王伝説を紹介した。.

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ダヴェドの大公プイス

『ダヴェドの大公プイス』(現代ウェールズ語: Pwyll Pendefig Dyfed, 中期ウェールズ語: Pwyll Pendeuic Dyuet)は、中世ウェールズ語文学のなかの伝説的物語のひとつで、マビノギ四枝の第一話である。ダヴェド(Dyfed)の大公(prince)であるプイス(Pwyll)とアンヌン(Annwn, 異界)の王であるアラウン(Arawn)とのあいだの友情、プイスとリアンノン(Rhiannon)のあいだの交際と結婚、そしてプレデリ(Pryderi)の誕生と失踪とについて扱っている。この枝はのちの物語で再登場する筋書きの数々、たとえばダヴェドとアンヌンとの同盟やプイスとグワウル(Gwawl)のあいだの確執を導入している。ほかの枝と並んで、この物語は中世の写本であるヘルゲストの赤い本(Red Book of Hergest)およびレゼルフの白い本(White Book of Rhydderch)に見いだされる。 ウィリアム・ジョン・グリフィズ(William John Gruffydd)は、この物語はマポノス(Maponos)と女神マトローナ(Dea Matrona)の物語群の中世的表現の代表であると提唱している。.

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アーサー王

アーサー王(King Arthur)は、5世紀後半から6世紀初めのブリトン人の君主。.

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イギリス

レートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、通称の一例としてイギリス、あるいは英国(えいこく)は、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置するグレートブリテン島・アイルランド島北東部・その他多くの島々から成る同君連合型の主権国家である。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されている。 また、イギリスの擬人化にジョン・ブル、ブリタニアがある。.

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ウェールズ

ウェールズ(Wales、Cymru カムリ)は、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの「国(イギリスのカントリー)」(country)のひとつである。ウェールズはグレートブリテン島の南西に位置し、南にブリストル海峡、東にイングランド、西と北にはアイリッシュ海が存在する。 かつて、石炭を代表とする豊富な地下資源を産出し、イギリスの産業革命を支えた歴史をもつ。.

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ウェールズ語

ウェールズ ウェールズの各地方行政区画におけるウェールズ語話者の割合 ウェールズ語(Welsh, Cymraeg, y Gymraeg (定冠詞つき))は、ウェールズで話されている言語で、ケルト語派ブリソン諸語に属する。.

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キルッフ

ルッフ(Culhwch, キルフッフとも)は、ウェールズの伝説『マビノギオン』に収録されている『キルッフとオルウェン(en)』に登場する騎士。伝説ではアルスル(アーサー王に相当)の従兄弟。名前の「キルッフ」(Culhwch )は「豚走り」、「豚の囲い場」(culは狭い場所、hwchは豚の意味)を意味する。.

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クレティアン・ド・トロワ

レティアン・ド・トロワ クレティアン・ド・トロワ(クレチヤン・ド・トロワ、Chrétien de Troyes)は12世紀後半のフランスの詩人で、騎士道物語(ロマンス)をうたうトルヴェール(吟遊詩人)として評判を博した。彼の生涯に関してはほとんど知られていないが、フランス北部シャンパーニュ地方の首都トロワ(Troyes)の出身と思われる。少なくともシャンパーニュ地方の生まれであることは確実とされる『クレティアン・ド・トロワ『獅子の騎士』 - フランスのアーサー王物語』 菊池淑子 訳、平凡社、1994年11月。ISBN 978-4-582-33317-6、185~187頁ジャン・フラピエ(ドイツ語版)著 『アーサー王物語とクレチヤン・ド・トロワ』 松村剛 訳、朝日出版社、1988年12月。ISBN 978-4-255-88040-2、12~17頁。彼は1160年から1181年までの間、シャンパーニュ伯アンリ1世の夫人でフランス王ルイ7世とアリエノール・ダキテーヌの娘、マリー・ド・シャンパーニュのパトロネージを受けて宮廷に仕えた。 クレティアンのアーサー王をうたった物語詩は、中世ヨーロッパ文学の最良の成果といえる。また、彼の詩がアーサー王物語や聖杯伝説の変容と普及に果たした役割は非常に大きい。.

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シャーロット・ゲスト

ャーロット・ゲストの肖像画 シャーロット・ゲスト(Lady Charlotte Elizabeth Guest、のちにLady Charlotte Schreiber, 1812年5月19日-1895年1月15日)は、イギリスの実業家・翻訳者。ウェールズ文学およびウェールズ語の研究に大きな成果を残した。「マビノギオン」の初めての英訳で有名である。.

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ジェフリー・オブ・モンマス

ェフリー・オブ・モンマス(Geoffrey of Monmouth, ウェールズ語:Gruffudd ap Arthur または Sieffre o Fynwy, 1100年頃 - 1155年頃)は、中世イングランドのキリスト教聖職者、歴史家。アーサー王伝説の語り手の一人として知られる。著作のほとんどは歴史を題材としたロマンチックなフィクションである。.

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スィールの娘ブランウェン

『スィールの娘ブランウェン』(現代ウェールズ語: Branwen ferch Llŷr, 中期ウェールズ語: Branwen uerch Lyr) は、中世ウェールズ語文学のなかの伝説的物語のひとつで、マビノギ四枝の第二話である。この話はスィールの子どもたち、すなわちブリテンの上王ベンディゲイドヴラン (Bendigeidfran, 「祝福されたブラン Brân the Blessed」) およびその弟マナウィダン (Manawydan) と妹ブランウェン (Branwen) に関わっており、ブランウェンとアイルランドの王マソルーフ (Matholwch) との結婚を扱っている。マソルーフがブリテンの姫ブランウェンの待遇を誤ったことで、二つの島のあいだに壊滅的な戦争が起こり、主要な登場人物の大半の死を招き、またベリの息子カスワソン (Caswallon fab Beli) がブリテンの王位に上ることとなる。ほかの枝と並んで、この物語もヘルゲストの赤い本 (Red Book of Hergest) およびレゼルフの白い本 (White Book of Rhydderch) に見いだされる。この直後に第三の枝『スィールの息子マナウィダン』(Manawydan fab Llŷr) が続く。 一説によるとこの物語は部分的に、紀元前3世紀のガリア人のバルカン侵攻に由来し、ブランはガリア人の族長ブレンヌス (Brennus) に同定されるという。ニコライ・トルストイ (Nikolai Tolstoy) は、現行の形の伝説は11世紀のブライアン・ボル (Brian Boru) とモール・セックネール (Máel Sechnaill) との戦いによる影響を受けている可能性があると示唆している。一方ウィル・パーカー (Will Parker) は、この枝は初期のアーサー王関連物語である『アンヌウヴンの略奪』および『キルフーフとオルウェン』とともに、アイルランドの物語『マグ・ムクラマの戦い』(Cath Maige Mucrama) と『ブランの航海』(Immram Brain) とに遠く関連していると提唱している。.

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タリエシン

ルト人のハープ タリエシン(Taliesin 534年頃 - 599年頃)は、カンブリアの詩人。アルフレッド・テニスンの『国王牧歌』およびその後の作品の一部ではTaliessinと綴られる。.

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写本

13世紀ヨーロッパの彩色写本 写本(しゃほん、Manuscript)とは、手書きで複製された本や文書、またはその行為そのものを指して示す用語。時に、原本(オリジナル)である正本(しょうほん・せいほん)と対応させて、それを書き写した書写本であることを強調するために用いられることもある。.

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物語

物語(ものがたり)は、.

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代的な本 本(部分) 本(ほん)は、書籍(しょせき)または書物(しょもつ)とも呼ばれ、木、竹、絹布、紙等の軟質な素材に、文字、記号、図画等を筆写、印刷し、糸、糊等で装丁・製本したもの(銭存訓(1990)p.208)。狭義では、複数枚の紙が一方の端を綴じられた状態になっているもの。この状態で紙の片面をページという。本を読む場合はページをめくる事によって次々と情報を得る事が出来る。つまり、狭義の本には巻物は含まれない。端から順を追ってしかみられない巻物を伸ばして蛇腹に折り、任意のページを開ける体裁としたものを折り本といい、折本の背面(文字の書かれていない側)で綴じたものが狭義の「本」といえる。本文が縦書きなら右綴じ、本文が横書きなら左綴じにする。また、1964年のユネスコ総会で採択された国際的基準は、「本とは、表紙はページ数に入れず、本文が少なくとも49ページ以上から成る、印刷された非定期刊行物」と、定義している。5ページ以上49ページ未満は小冊子として分類している。 内容(コンテンツ)的にはほぼ従来の書籍のようなものでも、紙などに文字を書いたり印刷するのではなく、電磁的または光学的に記録・再生されるものやネットワークで流通させるものは、電子書籍という。.

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1000年

月曜日から始まる。また、10世紀および1千年紀における最後の年でもある。.

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1060年

記載なし。

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1100年

記載なし。

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1170年

記載なし。

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1190年

記載なし。

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1200年

記載なし。

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1350年

記載なし。

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1382年

記載なし。

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13世紀

チンギス・ハーン像。 モンゴル帝国の発展。 モンゴル帝国の最大領域。 13世紀(じゅうさんせいき)は、西暦1201年から西暦1300年までの100年間を指す世紀。.

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1410年

記載なし。

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1765年

記載なし。

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19世紀

19世紀に君臨した大英帝国。 19世紀(じゅうきゅうせいき)は、西暦1801年から西暦1900年までの100年間を指す世紀。.

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