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マイズロス

索引 マイズロス

マイズロス(Maedhros、第一紀? - 太陽の時代587年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の長男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。その長身から、「丈高きマイズロス」(Maedhros the Tall)と呼ばれた。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなし、父の死後は弟たちを率いてモルゴスと対峙した。ベレリアンドにおいては、ニアナイス・アルノイディアドまでマイズロスの辺境国を治めた。 かれの父名は、クウェンヤで「フィンウェ三世」を意味するネルヤフィンウェ(Nelyafinwë)であった。かれの母名は、「よき姿のもの」を意味するマイティモ(Maitimo)であった。かれは端正な顔立ちで有名だったためである。かれはまた友人や家族からは愛情とともに、「銅頭」を意味するルッサンドル(Russandol)と呼ばれた。赤髪の祖父マハタンから、母ネアダネルをとおして暗赤色の髪を受け継いだためである。 ヴァリノールのティリオンからフェアノールが追放された後、かれは父と共にフォルメノスへ行った。モルゴスがフィンウェを殺し、フェアノールの最愛のシルマリルを盗んだ時、マイズロスは、聖なる宝石を奪還する恐ろしき「フェアノールの誓言」を受けた最初の息子であった。 この誓言は、マイズロスとかれの父と兄弟を第一紀においてかれらが追放された後に王国を築いた中つ国に導き、かれらにモルゴスの軍隊への戦争を遂行させ、かれらエルフの同士を争わせ、最終的にかれらの一族へ破滅をもたらした。 フェアノール一家の中では叔父フィンゴルフィン一家、特にその長男であるフィンゴンと仲が良く、ヘルカラクセ海峡ではフィンゴン達を渡海させるべく船の一部をアマン側に戻す事を父に進言し、父が叔父や従兄弟姉妹達を見捨てて船団を焼き払った際にはストライキを起こして放火に参加しない形で反抗した。 フェアノールが殺されたダゴール=ヌイン=ギリアスの直後、マイズロスはモルゴスに捕らえられ、サンゴロドリムの絶壁の正面で右手首を吊るされた。鷲の王ソロンドールの援助を得た彼の従弟フィンゴンは、勇敢な救出によってかれを苦痛から救ったが、手枷から解放するためにマイズロスの手首を切断せねばならなかった。 これに対する感謝と、フェアノールがフィンゴルフィンの一族を置き去りにしたことに対する償いのために、マイズロスは、フィンウェの跡取りとしてのすべての権利を放棄し、フィンゴンの父フィンゴルフィンをノルドールの上級王にしたが、弟達の何人か、とくにケレゴルム、カランシア、クルフィンはこれに賛成しなかった。 かれの兄弟が一族の者と反目するということがあったため、マイズロスは弟達を連れてヒスリムの外へ移動し、その後マイズロスの辺境国として知られるようになるヒムリングの丘の周辺の土地を統治した。ダゴール・アグラレブの勝利の後、かれは一族を集め、モルゴスの砦アングバンドに対して包囲を敷くマイズロスの連合を作って他のエルフの一族を統合した。同盟と包囲は、ニアナイス・アルノイディアドの敗北の後、完全に破壊された。 その後、ルーシエンとベレンがモルゴスから奪還したシルマリルを、2人の息子ドリアス王ディオルが相続したため、ルーシエンとベレンに遺恨を持つ弟・ケレゴルムはドリアス襲撃を進言。マイズロスはこれを容認したが、この戦いでケレゴルム、カランシア、クルフィンの3人の弟はディオルと相打ちになり、シルマリルは王女エルウィングと共にドリアスから逃れ、奪還は失敗に終わる。 なお、このドリアス陥落の際、ディオルの2人の息子達、エルレドとエルリンがケレゴルムの部下に捕らわれて森に捨てられた際、これを知ったマイズロスは2人を救おうと後を追ったが、ついに彼らを発見することはできなかった。 後に、エルウィングがシリオンに亡命していたことを知ったフェアノールの息子たちは、再び誓言に駆り立てられてシリオンを襲撃。しかし、兄弟の末の双子アムロド・アムラスがこの戦いで戦死し、さらにエルウィングがシルマリルを抱いて海に身を投げたためにシルマリル奪還も再び失敗に終わる。この時、マイズロスはエルウィングとエアレンディルの間に生まれたエルロンド・エルロスの幼い双子を捕えたが、弟マグロールと共に2人を養育した。 怒りの戦いのあと、モルゴスが捕らわれ、シルマリルがエオンウェの陣にあることを聞き及ぶと、マイズロスとマグロールはエオンウェに書状を送り、シルマリルの返還を要求した。 エオンウェは、「ファエノールの息子たちの権利は、かれら自身の悪行によって消失した」と返答し、また生きのこった二人にはヴァリノールにおいてヴァラールの裁きを受けるよう伝えた。二人は誓言に倦み疲れていた。マグロールは裁きを受けることを望んだが、マイズロスは自暴自棄に誓言を果たすことを主張した。エオンウェの陣を襲った二人は、残った二つのシルマリルを手に入れた。たちまちエオンウェの兵たちは目覚めて二人を見たが、エオンウェは二人を殺すことを禁じた。マイズロスとマグロールは逃げ延びたが、シルマリルの権利はすでにかれらにはなく、二人の手を焼いた。マグロールは宝玉を海へと投げこみ、マイズロスはシルマリルを抱いて大地の裂け目に身を投じた。 .

34 関係: 中つ国 (トールキン)マハタンノルドールマグロールネアダネルモルゴスルーシエンヴァリノールディオルフィンウェフィンゴルフィンフィンゴンフェアノールフェアノールの息子たちベレン (トールキン)アムラスアムロドアルダの歴史アングバンドエルロンドエルロスエルフ (トールキン)エルウィングエオンウェカランシアクルフィンクウェンヤケレゴルムシルマリルシルマリルの物語サンゴロドリム第一紀 (トールキン)鷲 (トールキン)J・R・R・トールキン

中つ国 (トールキン)

中つ国(なかつくに、)は、J・R・R・トールキンの物語作品における架空の世界で、彼のほとんどの物語が起こったとされている場所である。.

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マハタン

マハタン()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ヴァリノールのエルフ。ノルドールのすぐれた鍛冶であり、フェアノールの義理の父。娘にネアダネル。 ヴァリノールの熟練した鍛冶師であるマハタンは、ヴァラールのアウレからもっとも愛され、アウレンドゥア、(アウレのしもべ)とも呼ばれた。かれは、銅の冠を頭に被り、金属に対する愛情で知られていた。マハタンはフェアノールに金属と石の加工の技を教えた。また、かれの娘のネアダネルはフェアノールの元に嫁ぎ、フェアノールの息子たちを産んだ。 のちにフェアノールはフィンゴルフィンとの不和のため、密かに剣を作り始めた。そのためマハタンはフェアノールにアウレから学んだすべてを授けたことをひどく後悔した。 マハタンには、エルフには珍しく、若い者にはとくに珍しい顎鬚があった。J・R・R・トールキンによると、たいていのエルフはかれらの生命の「第三周期」にのみ顎鬚が生えたというが、マハタンは、「第二周期」の早期にはえた唯一の例外である。この「周期」が実際、何であるのかという説明は不明確である。.

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ノルドール

ノルドール(, 単数形:ノルド、)は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』、『シルマリルの物語』などに登場する、架空の種族。ヴァラールの呼び出しに応え、フィンウェに率いられて旅立った、エルフ(クウェンディ)。 エルダールの第二陣。アヴァリとなったものをのぞき、その全員がアマンへと渡った。多くは黒髪をもつ。ヴァンヤール、ファルマリとともに、カラクウェンディに含まれる。また、ヴァンヤール、テレリとともに、エルダールに含まれる。 ノルドールとはクウェンヤで「博識」を意味する。手の技を愛し、アウレから多くを学んだ。アウレもまたかれらをもっとも愛した。かれらの知識への渇望は激しく、ヴァリノールを広く旅した。 メルコール(モルゴス)は、フィンウェの息子フェアノールが作り出した宝玉シルマリルを奪い、中つ国へと逃げていった。フェアノールとその七人の息子たちは、「なにものであろうと、シルマリルを奪うものは許さない」との誓言(フェアノールの誓言)をし、多くのノルドールを率いてモルゴスを追い、中つ国へと旅立つ。かれらはこの誓いに縛られ、多くの勲しをたて、多くの悲劇を生み出した。 フェアノールとかれの一党は、中つ国への道を急ぐあまりアルクウァロンデのテレリから力ずくで船を奪い、数多く殺した。この同族殺しのため、ヴァラールは中つ国へ向かった全てのノルドールのアマンへの帰還を禁じた。これをマンドスの呪いという。 怒りの戦いのあとマンドスの呪いはとかれ、多くのノルドールはほかのエルダールとともにアマンへと渡っていった。中つ国に留まったエルダールも、指輪戦争でサウロンが滅びると、やはりアマンへと渡っていった。.

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マグロール

マグロール(、第一紀? - ?)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の次男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。その力強く美しい歌声から、「偉大なる伶人マグロール」(Maglor the Mighty Singer)と呼ばれた。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなしたが、母から受け継いだより穏やかな気質のため、誓言によってなされた悪しき所業を悔いることが多かった。ベレリアンドにおいては、ダゴール・ブラゴルラハまでマグロールの山間を治めた。 マグロールの父名はクウェンヤでカナフィンウェ()であった。「カナ」()とは、おそらく「指揮者である・威厳ある」()を意味するクウェンヤ「」からきており、かれの堂々たる声をあらわしたものだろう。かれの母名は「黄金を裂くもの」()を意味する、 マカラウレ()であった。これも彼の声の力強さをほのめかしたものと思われる。「マグロール」はマカラウレのシンダール語訳である。 ノルドール一の伶人としと知られ、その歌声は山海越えて響き渡るほど美しく、竪琴を奏でながらその声を披露した。音楽に関してはノルドールよりもシンダールの方が長けているが、マグロールはノルドとしては別格で、その実力はシンダール一の伶人ドリアスのダイロンに次ぐものとされていた。彼の作品の中で最も著名なのは、自身を含むノルドールの没落を歌った『ノルドランテ』。.

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ネアダネル

ネアダネル()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ヴァリノールのエルフ。 父はノルドールの鍛冶師マハタン。 夫にフェアノール。 息子に、「フェアノールの息子たち」として知られる七人、マイズロス、マグロール、ケレゴルム、カランシア、クルフィン、アムロド、アムラスがいる。 ネアダネルは、強い意志の持ち主であったが、夫のフェアノールほど我意は強くなく、思いやりある人物だった。フェアノールの気持ちが激しくなる時、かの女はかれをいさめた。フェアノールの意志の力はあまりにも強く、妻であるネアダネルのほかに、かれに影響を与えられるものはいなかった。しかしのちのフェアノールの行いのため、かの女の愛は冷えていった。 ネアダネルは著名な彫刻家である。かの女は、人々が本物と思うような極めて真に迫った像を作ったといわれた。 ネアダネルの父マハタンと、彼女の三人の息子マイズロス、アムロド、アムラスは、トールキンによって赤毛(赤みがかった茶色)を備えていたと描写されている。しかしネアダネル自身については、薔薇のような美しい肌と茶色の髪であったという。.

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モルゴス

冥王モルゴス モルゴス(Morgoth)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。.

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ルーシエン

ルーシエン・ティヌーヴィエル()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 イルーヴァタールの子らのうち、もっとも美しいといわれるエルフの乙女。 人間であるベレンとの恋の成就のため、かれとともに冥王モルゴスの居城アングバンドに入り込み、シルマリルをひとつ持ち帰った。 別名のティヌーヴィエル()は、シンダール語で「小夜啼鳥」、「薄暮の娘」を意味する。 父はシンダールの王シンゴル、母はマイアのメリアン。夫はバラヒアの息子ベレン。息子にディオルがいる。 『指輪物語』にも言及があり、「ルシエン・ティヌヴィエル」「ルシアン・ティヌヴィエル」と表記されている。.

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ヴァリノール

ヴァリノール()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』に登場する架空の国である。 クウェンヤで「ヴァラールの国」と言う意味で、中つ国の世界の西の果てアマンの地にあると言われている。 灯火の時代、ヴァラール達は、中つ国にあるアルマレンの島に住んでいた。しかし、メルコールによって、イルルインとオルマルの灯火が破壊され、アルダの地は大きく変動してしまう。その際、アルマレンの島のヴァラールの宮殿も破壊され、ヴァラール達は住まいを失った。 ヴァラールは、その後しばらくして、中つ国を去り、西方の世界の果てアマンの地に赴いた。そこでメルコールに対する防御を堅くし、宮殿を建て彼らの王国を建設した。これがヴァリノールである。 ヌーメノールが破壊された後、ヴァリノールとアマンはアルダから切り離され、人間には行くことが出来なくなった。しかしエルフだけはまっすぐの道を通って行くことができた。.

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ディオル

ディオル・エルヒール(Dior Eluchíl、太陽の時代470年 - 505年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。エル・シンゴルの後を継ぎドリアスの王となった。ルーシエンの死後、宝玉シルマリルを受け継ぐが、フェアノールの息子たちとの戦いで命を落とした。 「エルヒール」とは、シンダール語で「エルウェの末裔」を意味する。 父はベレン。母はルーシエン、妻はケレボルンの姪ニムロス、娘にエルウィング、息子にエルレードとエルリーン。.

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フィンウェ

フィンウェ(、第一紀4550年? - 4995年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの最初の上級王であり、そのためノルダラン()とあだ名されることがあった。 前妻にミーリエル。前妻との息子にフェアノール。 後妻にインディス。後妻との息子にフィンゴルフィンとフィナルフィン。娘にフィンディスとイリメ。.

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フィンゴルフィン

フィンゴルフィン(、第一紀4690年 - 太陽の時代455年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの中つ国への帰還のさい、一族を率いてヘルカラクセを渡った。 異腹兄フェアノールの死後はフィンゴルフィン王家を興し、ベレリアンドにおける全ノルドールの上級王となった。 モルゴスに一騎討ちを挑み敗れるが、冥王にも生涯消えぬ傷を残した。 彼はフィンウェの息子のうちで、最も強く、最も迷いがなく、最も勇敢であったとされる。 ヴァリノールにおけるかれのクウェンヤ名は、「賢いフィンウェ」を意味するフィンウェ・ノロフィンウェ()であった。 フィンゴルフィンはこのクウェンヤ名をシンダール語式に縮めたものである。 父はノルドールの上級王フィンウェ。 母はヴァンヤールの上級王イングウェの親類インディス。 異腹兄にフェアノール。 姉にフィンディス。 妹にイリメ。 弟にフィナルフィン。 妻はアナイレ。 息子にフィンゴン、トゥアゴン。 娘にアレゼル。 後期の文献にのみ登場する息子に、アルゴン。がいる。.

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フィンゴン

フィンゴン(Fingon、二本の木の時代? - 太陽の時代472年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 マイズロスの救出や、グラウルングの撃退で勇名を馳せ、「勇敢なるフィンゴン」(the valiant)と呼ばれた。フィンゴルフィン亡きあとのベレリアンドにおけるノルドールの上級王。 ヴァリノールにおけるかれのクウェンヤ名は、「技ある勇者」を意味する、フィンデカーノ()であった。「フィンゴン」はこのクウェンヤ名をシンダール語化したものである。 父はベレリアンドのノルドールの上級王フィンゴルフィン。母はアナイレ。 弟にトゥアゴン、妹にアレゼル。後期の文献にのみ登場する弟にアルゴンがいる。.

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フェアノール

フェアノール(、第一紀4679年 - 4997年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。ノルドールの上級王フィンウェの長男。もっともすぐれたエルフとされ、比類なき手わざと知性、博識によって知られた。父への愛と、自ら作ったものへの愛ゆえにメルコールの虚言にたぶらかされ、ノルドールを至福の地アマンからモルゴスの待つ中つ国へと進ませた。 父はフィンウェ。母はミーリエル。妻はネアダネル。息子にマイズロス、マグロール、ケレゴルム、カランシア、クルフィン、アムロド、アムラス。異母妹にフィンディスとイリメ。異母弟にフィンゴルフィンとフィナルフィン。.

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フェアノールの息子たち

フェアノールの息子たち(Sons of Fëanor)は、J・R・R・トールキンの作品世界、中つ国に登場する、フェアノールの七人の息子のこと。母はネアダネル。ヴァリノールに生まれたが、父とともにノルドールの叛乱を率いて中つ国へと渡り、父の死後はベレリアンドの北東にある諸王国を統治し、モルゴスと対峙した。 各項目も見よ。.

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ベレン (トールキン)

ベレン(、第一紀)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説『シルマリルの物語』の登場人物。 父はベオル家のバラヒア、母は男勝りのエメルディア。妻はルーシエンで、息子にディオル。 別名のエアハミオン()は「隻手」の意で、巨狼のカルハロスに右手を食いちぎられた事に由来する。彼はまたカムロスト()すなわち「」とも呼ばれる。.

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アムラス

アムラス(、第一紀? - 4997年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の末男。アムロドとは双子。母ネアダネルを通じて赤髪(もしくは赤褐色)を継いだ。ノルドールの上級王フィンウェの孫。父、兄弟とともにフェアノールの誓言をなした。 アムラスの父名はクウェンヤで「最後のフィンウェ」を意味する、テルフィンウェ()であった。母名は「赤頭」を意味するアンバルッサ()を双子の兄弟アムロドと分け合った。父フェアノールが双子は別々の名を持つべしとすると、のちに母ネアダネルはアムラスを、「命運尽きたもの」を意味するウンバルト()と呼んだ。フェアノールはこれを不安に思い、アンバルト()と変えた。とはいえ当の双子はお互いをアンバルッサと呼んだ。.

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アムロド

アムロド(Amrod、第一紀? - 太陽の時代580年頃)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の末男。アムラスとは双子。母ネアダネルを通じて赤髪(もしくは赤褐色)を継いだ。ノルドールの上級王フィンウェの孫。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなした。 アムロドの父名はクウェンヤで「小フィンウェ」を意味する、ピチャフィンウェ(Pityafinwë)であった。母名は「赤頭」を意味するアンバルッサ(Ambarussa)を双子の兄弟アムラスと分け合った。のちにアムラスの母名はアンバルトと変えられたが、双子はお互いをアンバルッサと呼んだ。.

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アルダの歴史

アルダの歴史(アルダのれきし)では、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』および『シルマリルの物語』の作中で用いられる架空の時代区分について述べる。.

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アングバンド

アングバンド(Angband)はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』と『シルマリルの物語』に登場するモルゴスの要塞の名前である。アングバンドとはシンダール語で鉄の牢獄の意(ang 鉄、band 牢獄)。 アングバンドは二本の木の時代に築かれ、ベレリアンドの北方、鉄(くろがね)山脈に位置している。モルゴスはヴァラールの攻撃の可能性に備えてこの要塞を築き、サウロンをその任に置いた。にもかかわらずヴァラールの攻撃は成功し、モルゴス(当時はメルコールと呼ばれた)は捕らえられ、かれのもう一つの要塞ウトゥムノは破壊された。三期の幽囚の後、モルゴスは中つ国に帰還し、アングバンドに居を構えた。かれは第一紀の終わりまでアングバンドに君臨したが、アングバンドは怒りの戦いで破壊された。.

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エルロンド

ルロンド(Elrond、太陽の時代525年 - )は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『ホビットの冒険』、『指輪物語』及び『シルマリルの物語』の登場人物。半エルフのエルロンド(Elrond the Half-elven)と呼ばれる。 父は航海者エアレンディル、母はドリアスの王ディオルの娘エルウィング。双子の兄弟にエルロス。妻は森の奥方ガラドリエルの娘ケレブリーアン。息子に双子のエルラダンとエルロヒア。娘にアルウェンがいる。 裂け谷の領主であるかれは、中つ国の第三紀におけるもっとも力ある者のひとりであり、エルフの三つの指輪の一つである風の指輪ヴィルヤの所有者であった。エルロンドとはエルフ語で「星の館」と言う意味である。.

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エルロス

ルロス(、太陽の時代525年 - 第二紀442年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』、『終わらざりし物語』の登場人物。エルロスという名前はシンダール語で、星の水沫()を意味する。 半エルフのうち唯ひとり人間の運命を選択し、ヌーメノールの初代の王となった。裂け谷の領主エルロンドの双子の兄弟。 第一紀の末にメルコールが滅んだ後、ヴァラールが半エルフたちに不死のエルフの運命か死すべき人の運命かの選択をさせたとき、エルロスは人間の道を選んだ。一方エルロンドはエルフの道を選択した。エルロスはメルコールとの戦いでともに戦った人間たち(エダイン)とともに大海の果てに住むべき土地を与えられ、ヌーメノール王朝を創りその初代の王となった。即位後、かれはタル=ミンヤトゥア(、クウェンヤで「最初の王」の意)と名乗った。これに倣って以降の王もクウェンヤの名を名乗った。かれは死すべき運命の人間となったものの、他の人間たちの何倍もの長い寿命が与えられていた。かれとともにヌーメノールを建国した者たちもまたそうである。かれの子孫は人間の王として第三紀には滅亡したヌーメノールから中つ国に帰還し、アルノール、ゴンドールの両王朝を築いた。 なお、はるか後代にアラゴルン(エレスサール王)がエルロンドの娘であるアルウェンを后に迎えたことで、二つに分かれていた半エルフの家系は再び一つに合わさった。.

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エルフ (トールキン)

ルフ(、 単数形は)は、J・R・R・トールキンの、『ホビットの冒険』、『指輪物語』『シルマリルの物語』に登場する種族。中つ国に住む自由の民のひとつ。 クウェンディ、イルーヴァタールの長子、最初に生まれたものたち、エルダール、などと呼ばれる。.

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エルウィング

白きエルウィング(Elwing the White、太陽の時代500年ごろ - )は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。ドリアスの王ディオルの娘で、ドリアスの滅亡とともに宝玉シルマリルを受け継いだ。宝玉の力で夫エアレンディルとともに惑わしの島々を通り抜け、アマンの地にたどり着いた。半エルフ。 「エルウィング」とは、シンダール語とライクウェンディの言葉から成っており、「星の飛沫」を意味する。 父はドリアスの王ディオル。母はケレボルンの姪ニムロス。 兄にエルレードとエルリーン。 夫は航海者エアレンディル。 息子にエルロンドとエルロス。.

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エオンウェ

ンウェ()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 アルダの長上王マンウェの旗持にして伝令使。星々の女王ヴァルダの侍女イルマレとともにマイアールの最上位にあり、武力においてアルダ中でもっとも優れているとされる。.

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カランシア

ランシア(Caranthir、第一紀? - 太陽の時代505年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の四男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。黒髪のカランシア(Caranthir the Dark)と呼ばれ、兄弟のうちもっとも短気で苛酷な性格であったとされる。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなした。ベレリアンドにおいては、ダゴール・ブラゴルラハまでサルゲリオンを治めた。 カランシアの父名はクウェンヤで「暗きフィンウェ」を意味する、モリフィンウェ(Morifinwë)であった。母名は「赤顔」を意味するカルニスティア(Carnistir)であった。.

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クルフィン

ルフィン(Curufin、第一紀? - 太陽の時代505年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の五男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。息子にケレブリンボール。巧みのクルフィン(Curufin the Crafty)と呼ばれる。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなし、もっとも性急にこれを果たそうとするケレゴルムと、常に行動をともにした。ベレリアンドにおいては、ダゴール・ブラゴルラハまでケレゴルムとともにヒムラドを治めた。 クルフィンの父名はクウェンヤで「技あるフィンウェ」を意味する、クルフィンウェ(Curufinwë)であった。これは本来かれの父フェアノールがフィンウェより与えられた父名であったが、フェアノールはこれを自分にもっとも似ている息子にあたえた。かれの母名は「小さな父」を意味する、アタリンケ(Atarinkë)であった。 クルフィンはつねにその兄ケレゴルムとともに登場する。かれは常にケレゴルムと行動をともにしたが、激越な兄と違い、振舞いが冷静なものとして描かれている。.

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クウェンヤ

ウェンヤ()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした作品の中で、エルフが話す言語の一つである。共通エルダール語と呼ばれる初期の言語から、ヴァリノールに達したエルフ(かれらは、しばしば「上のエルフ」と呼ばれる)の間で発展した言語である。エルフの三王家のうち、ノルドールおよびヴァンヤールは、異なっているが、相互に理解できるクウェンヤの方言を話した。この言語はヴァラールも採用し、かれら固有の言語からいくらかの新しい要素を導入した。第三王家、テレリ、は異なっているが密接に関連づけられた言語であるテレリ語を使った。.

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ケレゴルム

レゴルム(Celegorm、第一紀? - 太陽の時代505年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の三男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。金髪のケレゴルム(Celegorm the Fair)と呼ばれ、弟クルフィンと常に密接な関係であった。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなし、もっとも性急にこれを果たそうとした。ベレリアンドにおいては、ダゴール・ブラゴルラハまでクルフィンとともにヒムラドを治めた。 ケレゴルムの父名はクウェンヤで「強きフィンウェ」を意味する、トゥルカフィンウェ(Turcafinwë)であった。これはかれの意思の強さを示している。「ケレゴルム」はシンダール語でかれの短気を示す「急ぎ立つ人」という意味であるか、あるいはかれの母名ティエルコルモ(Tyelcormo)のシンダール語訳である。.

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シルマリル

ルマリル (Silmaril) は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説『シルマリルの物語』に登場する宝玉である。 『シルマリルの物語』の主要作品「クウェンタ・シルマリルリオン」は、このシルマリルを巡るエルフ・人間と黒き敵モルゴスの間の物語である。.

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シルマリルの物語

『シルマリルの物語』(シルマリルのものがたり、原題:The Silmarillion、シルマリルリオン)は、J・R・R・トールキンの神話物語集。トールキンの死後、息子クリストファー・トールキンによって彼の遺稿がまとめられ、編集を加えられた上で1977年に出版された。 創世から『ホビットの冒険』、『指輪物語』の時代(太陽の時代の第三紀)にいたるまでの中つ国の歴史を扱う。これら2作で断片的に現れる英雄や神々の物語が詳細に記述されており、トールキンの創り出した世界をより深く知ることができる内容となっている。 トールキンの遺稿集としては他に、『終わらざりし物語』、『(The History of Middle-earth)』全12巻などがある。.

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サンゴロドリム

ンゴロドリム(Thangorodrim)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』に登場する火山。.

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第一紀 (トールキン)

一紀(だいいっき、First Age; FA)は、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』及び『シルマリルの物語』の世界に出てくる歴史の時代区分の一つである。『シルマリルの物語』の「クウェンタ・シルマリルリオン」の話の大半はこの第一紀に入る。.

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鷲 (トールキン)

鷲(わし、Eagles)は、J・R・R・トールキンの小説、『シルマリルの物語』、『ホビットの冒険』、『指輪物語』に登場する生物で、ヴァラールの一人マンウェの思いによって創られた高貴で強力な生き物である。映像作品では一切表現されていないが、自由の民の言語を話すこともできる。イスタリのガンダルフとは共にマンウェに仕える者としても共通しており、度々協力をする場面がみられた。 火を噴くことはないがその力は竜に匹敵したと言われ、眼光は冥王モルゴスの生み出す漆黒の闇以外のすべてを射抜くとも言われた。上古の時代の鷲の王ソロンドールは翼幅が約54.86m(180フィート)にも達したといわれ、モルゴスの顔を傷つけ「怒りの戦い」を生き延びるなど類まれなる猛者でもあった。第一紀において顕著な活躍がところどころで見られ、トゥアゴンなどエルフの友としてあり続け、伝聞役やスパイとして機能した。彼らのおかげで、オークなどはゴンドリンに近づけなかった。ソロンドールを始めとする上古の者たちは超絶な大戦「怒りの戦い」の後に不死の国に渡ったとされる。第二紀では、二羽の大鷲たちがヌメノールの監視役として置かれ、ヴァラールへの謀反までその役を続けた。「Three Prayers」の祭りの最中にも、その上空を舞い続けたという。また同時に、メネルタルマの山頂の巡視も務めていたとされ、誰かしら山頂に至るとすぐさま三羽の大鷲たちが現れたという。なお、滅び行くヌメノールの行き着く先と運命、ヌメノールの民の態度を警告するため、ヴァラールが大鷲の形状をした嵐雲を送ったこともあった。 第三紀の折、『ホビットの冒険』では「鳥の王」とその一族が、『指輪物語』の時代では風早彦グワイヒアが鷲達の長、その弟のランドローヴァルと部下のメネルドールなどが隊のメンバーなどとして登場する。グワイヒアは第三紀では最大の個体の一であったにもかかわらず、上古の時代の鷲たちのうち最も小さい者よりもさらに小さかったが、それでもたやすく人を乗せて何リーグも飛べるほどの大きさであった。かれおよびかれの兄弟・仲間達は指輪戦争の折、援軍として駆けつけている。.

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J・R・R・トールキン

ョン・ロナルド・ロウエル・トールキン(、1892年1月3日 - 1973年9月2日)は、英国の文献学者、作家、詩人、イギリス陸軍軍人。『ホビットの冒険』と『指輪物語』の著者として知られている。.

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