ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

ポーラログラフィー

索引 ポーラログラフィー

ポーラログラフィー (polarography) は、電気化学における測定法のひとつ。ボルタンメトリーとして最初に考案された方法で、作用電極として滴下水銀電極を用い、直線的に電極電位を掃引して応答電流を測定する。 ヤロスラフ・ヘイロフスキーらによって考案・発展され、ヘイロフスキーはこの業績によって1959年のノーベル化学賞を受賞した。歴史的に重要な手法であるが、取扱いが面倒な水銀を使用すること、他にすぐれた固体電極や測定法が開発されたことなどにより、今日ではあまり使用されない。.

19 関係: 基質吸着ノーベル化学賞ヤロスラフ・ヘイロフスキーボルタンメトリーフィックの法則アマルガム過電圧電子電位電位窓電極電気化学電流毛細管水銀濃度時間1959年

基質

基質 (きしつ)とは.

新しい!!: ポーラログラフィーと基質 · 続きを見る »

吸着

吸着(きゅうちゃく、adsorption)とは、物体の界面において、濃度が周囲よりも増加する現象のこと。気相/液相、液相/液相、気相/固相、液相/固相の各界面で生じうる。 反対に、吸着していた物質が界面から離れることを脱着または脱離(desorption)と呼ぶ。.

新しい!!: ポーラログラフィーと吸着 · 続きを見る »

ノーベル化学賞

ノーベル化学賞(ノーベルかがくしょう、Nobelpriset i kemi)はノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された6部門のうちの一つ。化学の分野において重要な発見あるいは改良を成し遂げた人物に授与される。 ノーベル化学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神が持ち上げて素顔を眺めている姿(物理学賞と共通)がデザインされている。.

新しい!!: ポーラログラフィーとノーベル化学賞 · 続きを見る »

ヤロスラフ・ヘイロフスキー

ヤロスラフ・ヘイロフスキー(Jaroslav Heyrovský, 1890年12月20日-1967年3月27日)はチェコプラハ出身の分析化学者。ポーラログラフィーの原理を発見したことで知られ、その功績で1959年のノーベル化学賞を受賞した。.

新しい!!: ポーラログラフィーとヤロスラフ・ヘイロフスキー · 続きを見る »

ボルタンメトリー

ボルタンメトリー(voltammetry)とは、電気化学における分析法のうち、測定する系にかける電位を変化させ、それに応答して変化する電流を計測し、それを解析することにより分析を行なう方法の総称である。 多くの化学反応は、電子のやり取りを伴う酸化還元反応であり、電圧を印加して反応を進行させることができる。電位を反応の駆動力とすれば、反応速度は電流値で見ることができる。物質の種類によって反応する電位が異なるので、その電位は反応物質の定性分析に利用できるだけではなく、電流は反応物質の濃度に比例するので定量分析も行える。また電極表面における化学反応の過程の解析などに用いられる。得られる電流-電位曲線のことをボルタモグラムという。.

新しい!!: ポーラログラフィーとボルタンメトリー · 続きを見る »

フィックの法則

フィックの法則(フィックのほうそく、)とは、物質の拡散に関する基本法則である。気体、液体、固体(金属)どの拡散にも適用できる。フィックの法則には、第1法則と第2法則がある。 この法則は、1855年にアドルフ・オイゲン・フィックによって発表された。フィックは拡散現象を、熱伝導に関するフーリエ (1822) の理論と同じように考えることができるとしてこの法則を与えた。.

新しい!!: ポーラログラフィーとフィックの法則 · 続きを見る »

アマルガム

アマルガム(amalgam)は、水銀と他の金属との合金の総称である。 広義では、混合物一般を指す。水銀は他の金属との合金をつくりやすい性質があり、常温で液体になる合金も多い。.

新しい!!: ポーラログラフィーとアマルガム · 続きを見る »

過電圧

過電圧(かでんあつ、overpotential、overvoltage)とは、化学用語の1つで、電気化学反応において、熱力学的に求められる反応の理論電位(平衡電極電位)と、実際に反応が進行するときの電極の電位との差のことである。電気技術では、単に電池内部で生じる電圧降下のことである。 同様の概念として電気化学的分極があるが、過電圧は、電極での反応が1種類の場合、単純電極における電気化学的分極の大きさと言うことができる。 例えば、水と酸素の酸化還元反応(O2 + 4e- + 4H+←→2H2O)は、電極の電位が+1.23V(vs.

新しい!!: ポーラログラフィーと過電圧 · 続きを見る »

電子

電子(でんし、)とは、宇宙を構成するレプトンに分類される素粒子である。素粒子標準模型では、第一世代の荷電レプトンに位置付けられる。電子は電荷−1、スピンのフェルミ粒子である。記号は e で表される。また、ワインバーグ=サラム理論において弱アイソスピンは−、弱超電荷は−である。.

新しい!!: ポーラログラフィーと電子 · 続きを見る »

電位

電位(でんい、electric potential)は電気的なポテンシャルエネルギーに係る概念であり、 電磁気学とその応用分野である電気工学で用いられる。 点P における電位と点Q における電位の差は、P とQ の電位差 と呼ばれる。 電気工学では電位差は電圧 とも呼ばれる。 電位の単位にはV (ボルト)が用いられる。.

新しい!!: ポーラログラフィーと電位 · 続きを見る »

電位窓

電位窓(でんいまど、potential window)とは、ある電気化学系(溶媒・支持塩・電極の組み合わせ)において、有意義な電気化学測定が可能な電位領域のことをいう。自明な場合は窓(まど)と省略して呼ばれることもある。 たとえば、電極として白金を、溶媒として水(中性)を用いた場合、およそ −1 V (vs. NHE) 以下の電位では水自体の還元が進行し、水素が発生して大きなファラデー電流が流れる。したがって、測定対象物質のレドックス電位がこの電位以下の場合、正確な測定を行うことはできない。 同様に、+1 V 以上では水の酸化が進行し、酸素が発生する。したがって、この系においては −1 から +1 V の範囲で電気化学的に活性を示す物質しか測定することはできない。 電位窓は、使用する溶媒・支持塩・電極材に大きく依存する。上記の例であれば、水素過電圧の大きい水銀電極を用いれば、より低電位まで測定を行うことができる。.

新しい!!: ポーラログラフィーと電位窓 · 続きを見る »

電極

電極(でんきょく)とは、受動素子、真空管や半導体素子のような能動素子、電気分解の装置、電池などにおいて、その対象物を働かせる、あるいは電気信号を測定するなどの目的で、電気的に接続する部分のことである。 また、トランジスタのベース、FETのゲートなど、ある電極から別の電極への電荷の移動を制御するための電極もある。.

新しい!!: ポーラログラフィーと電極 · 続きを見る »

電気化学

電気化学(でんきかがく、electrochemistry)は、物質間の電子の授受と、それに付随する諸現象を扱う化学の分野である。物理化学、分析化学、化学工業などとの繋がりが深い。.

新しい!!: ポーラログラフィーと電気化学 · 続きを見る »

電流

電流(でんりゅう、electric current電磁気学に議論を留める限りにおいては、単に と呼ぶことが多い。)は、電子に代表される荷電粒子他の荷電粒子にはイオンがある。また物質中の正孔は粒子的な性格を持つため、荷電粒子と見なすことができる。の移動に伴う電荷の移動(電気伝導)のこと、およびその物理量として、ある面を単位時間に通過する電荷の量のことである。 電線などの金属導体内を流れる電流のように、多くの場合で電流を構成している荷電粒子は電子であるが、電子の流れは電流と逆向きであり、直感に反するものとなっている。電流の向きは正の電荷が流れる向きとして定義されており、負の電荷を帯びる電子の流れる向きは電流の向きと逆になる。これは電子の詳細が知られるようになったのが19世紀の末から20世紀初頭にかけての出来事であり、導電現象の研究は18世紀の末から進んでいたためで、電流の向きの定義を逆転させることに伴う混乱を避けるために現在でも直感に反する定義が使われ続けている。 電流における電荷を担っているのは電子と陽子である。電線などの電気伝導体では電子であり、電解液ではイオン(電子が過不足した粒子)であり、プラズマでは両方である。 国際単位系 (SI) において、電流の大きさを表す単位はアンペアであり、単位記号は A であるアンペアはSI基本単位の1つである。。また、1アンペアの電流で1秒間に運ばれる電荷が1クーロンとなる。SI において電荷の単位を電流と時間の単位によって構成しているのは、電荷より電流の測定の方が容易なためである。電流は電流計を使って測定する。数式中で電流量を表すときは または で表現される。.

新しい!!: ポーラログラフィーと電流 · 続きを見る »

毛細管

毛細管(もうさいかん、capillary、毛管、キャピラリー)とは、物理学や化学などの実験に用いられる「髪の毛のように細い」管のこと。毛管(もうかん)あるいはキャピラリーとも呼ばれる。 実験では、内径が1mmに満たないガラス製のものがよく用いられる。これはガラス管をバーナーなどの炎で熱して柔らかくした後で一気に引き延ばすと、容易に作製することができる。 毛細管の一端を液体に浸すと、重力に逆らって液体が毛細管の内部に浸透していく現象(毛細管現象)が見られる。この現象を利用して微量の液体を採取したり、また採取した後の液体をろ紙などにスポットする(点状にしみ込ませる)ことが可能である。小型の実験動物から採血したり、薄層クロマトグラフィーで測定試料をスポットするときに応用されている。.

新しい!!: ポーラログラフィーと毛細管 · 続きを見る »

水銀

水銀(すいぎん、mercury、hydrargyrum)は原子番号80の元素。元素記号は Hg。汞(みずがね)とも書く。第12族元素に属す。常温、常圧で凝固しない唯一の金属元素で、銀のような白い光沢を放つことからこの名がついている。 硫化物である辰砂 (HgS) 及び単体である自然水銀 (Hg) として主に産出する。.

新しい!!: ポーラログラフィーと水銀 · 続きを見る »

濃度

濃度(のうど)は、従来、「溶液中の溶質の割合を濃度という、いろいろな表し方がある。質量パーセント濃度、モル濃度等」(日本化学会編 第2版標準化学用語辞典)と定義されている。しかし、濃度をより狭く「特に混合物中の物質を対象に、量を全体積で除した商を示すための量の名称に追加する用語」(日本工業規格(JIS))『JISハンドブック 49 化学分析』日本規格協会;2008年と定義している場合がある。 後者に従えば「質量モル濃度」と訳されているMolarityは「濃度」ではない。しかし、MolarityやMolalityにそれぞれ「質量モル濃度」「重量モル濃度」等「~濃度」以外の訳語は見られない。.

新しい!!: ポーラログラフィーと濃度 · 続きを見る »

時間

人類にとって、もともとは太陽や月の動きが時間そのものであった。 アイ・ハヌム(紀元前4世紀~紀元前1世紀の古代都市)で使われていた日時計。人々は日時計の時間で生きていた。 砂時計で砂の流れを利用して時間を計ることも行われるようになった。また砂時計は、現在というものが未来と過去の間にあることを象徴している。くびれた部分(現在)を見つめる。すると時間というのは上(未来)から流れてきて下(過去)へと流れてゆく流れ、と感じられることになる。 時間(じかん)は、出来事や変化を認識するための基礎的な概念である。芸術、哲学、自然科学、心理学などの重要なテーマとなっている。それぞれの分野で異なった定義がなされる。.

新しい!!: ポーラログラフィーと時間 · 続きを見る »

1959年

記載なし。

新しい!!: ポーラログラフィーと1959年 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

ポーラログラムポーラログラフ

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »