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ポリビニルポリピロリドン

索引 ポリビニルポリピロリドン

ポリビニルポリピロリドン(Polyvinylpolypyrrolidone、PVPP)は、架橋の多いポリビニルピロリドンである。 PVPPは、医薬品の錠剤の崩壊剤として用いられる。PVPPは架橋があるため、水を吸収し急速に膨張するにも関わらず水に溶けない。この性質のため、錠剤の崩壊剤として有用となっている。 また、PVPPは、錠剤や懸濁液の形で、下痢を引き起こすリポ多糖を吸収するための薬剤としても用いられる(骨炭、木炭を参照)。 さらに、凝集と濾過を行うことにより、不純物の清澄剤としてワイン醸造等に用いられる。同じ原理でビールのポリフェノールを除去することにより、ビールを澄ませ、泡を安定させる。そのような商品の1つは、Polyclarと呼ばれる。PVPPは、タンパク質中のペプチド結合(特にプロリン残基)に似た結合を形成し、そのためタンパク質と同様にタンニンを沈殿させることができる。 PVPPのE番号はE1202であり、安定剤として用いられる。.

14 関係: 安定剤ペプチド結合ポリビニルピロリドンポリフェノールリポ多糖ワイン醸造プロリンビールタンパク質タンニンE番号骨炭架橋木炭

安定剤

安定剤(あんていざい).

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ペプチド結合

2つのアミノ酸の脱水縮合によって形成するペプチド結合 ペプチド結合(ペプチドけつごう、)とは、アミド結合のうちアミノ酸同士が脱水縮合して形成される結合である。 このようにして生成する物質はペプチドであり、その縮合しているアミノ酸の数が2つ、3つ、4つ、5つ……となるごとにジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、ペンタペプチド……という。多数のアミノ酸が縮合した高分子物質はタンパク質であり、このため、タンパク質をポリペプチドとも呼ぶ。 アミド結合は強固な結合であり、加水分解は強酸性や強アルカリ性の条件でしか起こらない。しかし生体内にはペプチド結合のみを選択的に加水分解する酵素ペプチダーゼ、プロテアーゼが存在し、これらの中には中性に近い生物の体温程度の温度でかなり迅速にペプチド結合を加水分解することができるものもある。.

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ポリビニルピロリドン

ポリビニルピロリドン(Polyvinylpyrrolidone、略称PVP、ポビドンともいう)は、''N''-ビニル-2-ピロリドンの重合した高分子化合物である。CAS登録番号は。多くの合成高分子化合物と異なり水によく溶解するので、この性質を利用して様々な用途に用いられる。.

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ポリフェノール

ポリフェノール(polyphenol)は、たくさんの(ポリ)フェノールという意味で、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基(ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環に結合したヒドロキシ基)を持つ植物成分の総称。 ほとんどの植物に含有され、その数は5,000種以上に及ぶ。光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持つ。.

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リポ多糖

LPSの構造。(上)O抗原、(中)コアオリゴ糖、(下)リピドA。 リポ多糖(リポたとう、Lipopolysaccharide, LPS)は、グラム陰性菌細胞壁外膜の構成成分であり、脂質及び多糖から構成される物質(糖脂質)である。LPSは内毒素(エンドトキシン、Endotoxin)であり、ヒトや動物など他の生物の細胞に作用すると、多彩な生物活性を発現する。LPSの生理作用発現は、宿主細胞の細胞膜表面に存在するToll様受容体 (Toll-like Receptor、TLR) 4 (TLR4) を介して行われる。.

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ワイン醸造

葡萄 ワイン醸造というと、通常、ブドウなどの原料選びから、二度にわたる発酵を経て瓶に詰めるまでの、ワインの製造過程のことを示す。ワイン製造の歴史は、数千年前にまで遡る。ワイン醸造やワインについての科学は、ワイン学と呼ばれており、また、ワインを造る人は、(Winemaker)やヴィントナー(vintner)と呼ばれる。ブドウを栽培する技術・学問を英語でヴィティカルチャー(viticulture)と言うが、ブドウの品種は幅広い。 ワインの醸造法は、大きく2つに分割することができる。それぞれ、通常の製造法(無炭酸)と、(炭酸が入るタイプ)というものがある。赤ワイン、白ワイン、そしてロゼは他の主要なワインの分類である。ほとんどのワインはブドウから製造されているといえども、それは他の植物を材料に造られていてもよい(所謂フルーツワイン)。(ビールやスピリッツなどとは対照的な)他の低アルコール飲料には、水と蜂蜜を発酵させて造る蜂蜜酒や、馬の乳を発酵させた馬乳酒等も含んでいる。.

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プロリン

プロリン (proline) はアミノ酸の一つ。ピロリジン-2-カルボン酸のこと。略号はProまたはP。環状アミノ酸で、タンパク質を構成する。糖原性を持つ。タンパク質を構成するアミノ酸は通常一級アミンであるが、唯一環状の二級アミンである。表皮細胞増殖促進活性、コラーゲン合成促進活性、角質層保湿作用などの生理活性を示す。一度破壊されたコラーゲンを修復する力をもつアミノ酸。体の結合組織、心筋の合成時の主な材料でもある。最近では、アルドール反応の安全かつ効果的な触媒として注目されつつある。.

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ビール

ップに注がれたビール 日本の缶ビール ドイツの瓶ビール ビール(bier)は、アルコール飲料の一種。様々な作り方があるが、主に大麦を発芽させた麦芽(デンプンが酵素(アミラーゼ)で糖化している)を、ビール酵母でアルコール発酵させて作る製法が一般的である。 現在は炭酸の清涼感とホップの苦みを特徴とするラガー、特にピルスナーが主流となっているが、ラガーはビールの歴史の中では比較的新参であり、ラガー以外にもエールなどのさまざまな種類のビールが世界で飲まれている。 日本語の漢字では麦酒(ばくしゅ)と表記される。.

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タンパク質

ミオグロビンの3D構造。αヘリックスをカラー化している。このタンパク質はX線回折によって初めてその構造が解明された。 タンパク質(タンパクしつ、蛋白質、 、 )とは、20種類存在するL-アミノ酸が鎖状に多数連結(重合)してできた高分子化合物であり、生物の重要な構成成分のひとつである生化学辞典第2版、p.810 【タンパク質】。 構成するアミノ酸の数や種類、また結合の順序によって種類が異なり、分子量約4000前後のものから、数千万から億単位になるウイルスタンパク質まで多種類が存在する。連結したアミノ酸の個数が少ない場合にはペプチドと言い、これが直線状に連なったものはポリペプチドと呼ばれる武村(2011)、p.24-33、第一章 たんぱく質の性質、第二節 肉を食べることの意味ことが多いが、名称の使い分けを決める明確なアミノ酸の個数が決まっているわけではないようである。 タンパク質は、炭水化物、脂質とともに三大栄養素と呼ばれ、英語の各々の頭文字を取って「PFC」とも呼ばれる。タンパク質は身体をつくる役割も果たしている『見てわかる!栄養の図解事典』。.

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タンニン

タンニン (tannin) とは植物に由来し、タンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称であり、植物界に普遍的に存在している。多数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ複雑な芳香族化合物で、タンパク質や他の巨大分子と強固に結合し、複合体を形成しているものもある。分子量としては 500程度の低分子化合物から 20,000 に達する巨大な物まである。タンニン酸と称されることもあるが、その名称で特定の化合物(没食子酸誘導体で、タンニン様の性質を持つ)を指すこともあるため注意すること。タンニンという名称は「革を鞣す」という意味の英語である "tan" に由来し、本来の意味としては製革に用いる鞣革性を持つ物質のことを指す言葉であった。 フラバノール骨格を持つ化合物が重合した縮合型タンニンと、没食子酸やエラグ酸などの芳香族化合物とグルコースなどの糖がエステル結合を形成した加水分解性タンニンの二つに分類される。 縮合型タンニンとして知られるプロアントシアニジンは、2–50のフラボノイド単位が炭素-炭素結合を介して重合したもので、加水分解を受けない。 タンニンは特定の性質に対して冠せられる、化合物を分類するための名称である。しかし化学の分野では1990年頃からこのような性質ではなく化学構造で分類した名称を優先することが多くなっており、このためタンニンという名称が用いられる機会は減っている。タンニンの定義に合致するような化学構造上の分類名がないため、より広い範囲にあたるポリフェノール化合物の一部として呼ばれることが増えている。ただし食品化学などの分野では、便宜上これ以降もタンニンという名称が用いられている。.

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E番号

E番号 (E number) は、欧州連合内で使用するために決められている食品添加物に付与される分類番号である(E番号のEはEuropeのEである)。欧州連合では一般的に食品のラベルに記載されている。食品添加物の安全性の評価とその承認は欧州食品安全機関の管轄である。分類方式はコーデックス委員会が定めた国際番号付与体系 (International Numbering System, INS) に従う。INS添加物として認められているもののみが欧州連合でも認可され、INSと同じ番号に接頭辞「E」を付加したE番号が与えられる。 オーストラリアなど、欧州連合以外の地域においても食品添加物表示に用いられる。 初めて承認されたのは着色料のリストで、1962年である。続いて1964年には防腐剤、1970年には抗酸化物質、そして1974年には乳化剤、安定剤、増粘剤およびゲル化剤が追加された。.

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骨炭

炭(こつたん)とは、動物の骨を800℃以上の温度で蒸し焼きにして、完全に有機物を炭化させて作った多孔質の黒い粒状の炭である(独立行政法人 農畜産業振興機構)。成分は、原料などによって異なるが、主にリン酸三カルシウム(またはヒドロキシアパタイト)57 - 80%、炭酸カルシウム6 - 10%、活性炭7 - 10%からなる。用途としては、主にろ過や脱色に利用されている。.

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架橋

化学反応における架橋(かきょう)とは、主に高分子化学においてポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応のことである。 柔らかく弾力性の小さいイソプレンポリマーが硫黄による架橋でタイヤなどに成型できるようになり、さらに架橋を進めることで堅いエボナイトとなるのはその好例である。硫黄による架橋は加硫とよばれている。 また、エポキシ樹脂接着剤の硬化はエピクロロヒドリンによる架橋を利用している。 また、生物の体毛は含硫タンパク質のシステイン同士の架橋によって「コシ」を保っている。パーマ剤はこの架橋を一時的に断ち切ることにより髪を軟化させている。.

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木炭

白炭(備長炭) オガ炭 活性炭 木炭(もくたん)は、木材を蒸し焼きにし炭化させて作る炭である。冬の季語。広辞苑第5.

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