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ポイアース

索引 ポイアース

ポイアース(Ποίας, Poiās)はギリシア神話の人物。長母音を省略してポイアスとも表記する。タウマコスの息子。デーモーナッサを妻とし、息子にピロクテーテースがある。 アポロドーロスはポイアースをアルゴナウタイの一人に数え、ヒュギーヌスはポイアースでなくピロクテーテースをアルゴー船の乗員としている。アルゴー船がクレータ島でタロースに襲われたとき、メーデイアがタロースを騙して倒したとされるが、ポイアースがタロースのかかとを射抜いて殺したという説もある。 ヘーラクレースが最期を迎えるとき、オイテー山で火葬壇を築きいてその上に登り、壇に火を付けるように命じたが、だれもこれに従おうとしなかった。そこへ羊の群を探して通りかかったポイアースが火を付けた。ヘーラクレースはポイアースに弓を与えた。ヒュギーヌスでは、ピロクテーテースがヘーラクレースの火葬壇を築き、ヘーラクレースの弓を譲られたとする。この弓は、後に予言者カルカースによって、トロイア戦争でギリシア勢が勝利する条件とされた。.

21 関係: 岩波文庫中央公論新社メーデイアロバート・グレーヴストロイア戦争ヘーラクレースピロクテーテースアポロドーロスアルゴナウタイアルゴー船カルカースカール・ケレーニイガイウス・ユリウス・ヒュギーヌスギリシア神話クレタ島タロース (ギリシア神話)紀伊國屋書店高杉一郎高橋英夫 (評論家)高津春繁長母音

岩波文庫

岩波文庫(いわなみぶんこ)は、株式会社岩波書店が発行する文庫本レーベル。1927年(昭和2年)7月10日に、ドイツのレクラム文庫を模範とし、書物を安価に流通させ、より多くの人々が手軽に学術的な著作を読めるようになることを目的として創刊された日本初の文庫本のシリーズ。最初の刊行作品は『新訓万葉集』などであった。.

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中央公論新社

株式会社中央公論新社(ちゅうおうこうろんしんしゃ)は、日本の出版社である。読売新聞グループ本社の傘下。略称は中公(ちゅうこう)。 本項では、旧法人の株式会社中央公論社(ちゅうおうこうろんしゃ)についても述べる。.

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メーデイア

メーデイア(Μήδεια, Mēdeia)は、ギリシア神話に登場するコルキス(現在のグルジア西部)の王女である。長母音を省略してメデイアとも表記される。 アポロドーロスによればコルキスの王アイエーテースとオーケアノスの娘エイデュイアの娘で、カルキオペー、アプシュルトスと兄弟。ロドスのアポローニオスによるとアイエーテースとエイデュイアの娘で、カルキオペーと姉妹であり、アプシュルトスは母の異なる兄にあたる。太陽神ヘーリオスの後裔として、魔女キルケーと同じ金色の輝く瞳を持つグスターフ・シュヴァープ 『ギリシア・ローマ神話』第1巻、角信雄/訳。 ヘカテー神殿に仕える巫女でもあり、ヘカテーの魔術に長け、イアーソーン率いるアルゴナウタイの冒険を成功に導いた。元来はギリシアに征服された地方の土着の女神だったと考えられている。.

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ロバート・グレーヴス

バート・グレーヴス(Robert von Ranke Graves, 1895年7月24日 - 1985年12月7日)は、イギリスの詩人、小説家、評論家。グレーヴズ、グレイヴズ表記もある。 父アルフレッドはダブリン生まれのアングロ=アイリッシュ系の詩人で、数学者であると同時にオガム文字の権威でもあった。フォン・ランケは牧師をしていたドイツ系の母方の姓であり、叔父に歴史家のレオポルト・フォン・ランケがいる。.

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トロイア戦争

トロイア戦争(トロイアせんそう、Τρωικός πόλεμος, Trojan War)は、ギリシア神話に記述された、小アジアのトロイアに対して、ミュケーナイを中心とするアカイア人の遠征軍が行った戦争である。 トロイア、あるいはトローアスという呼称は、後の時代にイーリオス一帯の地域につけられたものである。この戦争の記述から、古代ギリシアにおいて、ホメーロスの英雄叙事詩『イーリアス』、『オデュッセイア』のほか、『キュプリア』、『アイティオピス』、『イーリオスの陥落』などから成る一大叙事詩環が派生した。またウェルギリウスはトロイア滅亡後のアイネイアースの遍歴を『アエネーイス』にて描いている。.

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ヘーラクレース

ヘーラクレース (Ηρακλής, Hēraklēs) は、ギリシア神話の英雄。ギリシア神話に登場する多くの半神半人の英雄の中でも最大の存在である。のちにオリュンポスの神に連なったとされる。ペルセウスの子孫であり、ミュケーナイ王家の血を引く。幼名をアルケイデース(Ἀλκείδης, Alkeidēs)といい、祖父の名のままアルカイオス(Ἀλκαῖος, Alkaios)とも呼ばれていた。後述する12の功業を行う際、ティーリュンスに居住するようになった彼をデルポイの巫女が 「ヘーラーの栄光」を意味するヘーラクレースと呼んでからそう名乗るようになった。キュノサルゲス等、古代ギリシア各地で神として祀られ、古代ローマに於いても盛んに信仰された。その象徴は弓矢、棍棒、鎌、獅子の毛皮である。 ローマ神話(ラテン語)名は Hercules (ヘルクーレス)で、星座名のヘルクレス座はここから来ている。 英語名はギリシア神話ではHeracles(ヘラクリーズ)、ローマ神話ではHercules(ハーキュリーズ)。イタリア語名はギリシア神話ではEracle(エーラクレ)、ローマ神話では Ercole(エールコレ)。フランス語名はギリシア神話では Héraclès (エラクレス)、ローマ神話では Hercule (エルキュール)という。なお、欧米ではローマ神話名の方が一般的に用いられている。 日本語では長母音を省略してヘラクレスとも表記される。.

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ピロクテーテース

傷ついたピロクテーテース ピロクテーテース(Φιλοκτήτης, Philoktētēs, Philoctetes)は、ギリシア神話に登場する英雄である。長母音を省略してピロクテテスとも表記される。ポイアースの子。トロイア戦争にはオリゾーン人を率いて7隻の船とともに参加した。トロイア戦争の前にはイアーソーンとアルゴー船探検隊(アルゴナウタイ)の冒険にも参加している。.

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アポロドーロス

アポロドーロス(Apollodoros)は、古代ローマ時代のギリシャの著作家。長母音表記を省略してアポロドロスとも。『ビブリオテーケー』(『ギリシア神話』)の編纂者として知られる。1世紀から2世紀頃の人物と推定されている。 紀元前2世紀後半ごろのアテーナイの文法家にアポロドーロスという人がいて、著作『神々について』、『年代記』の断片が現存している。かつてこのアポロドーロスと、『ビブリオテーケー』の編者は同一人物と見なされていたが、後年の研究によって、別人説が有力となっている。このため、『ビブリオテーケー』の編者は「偽アポロドーロス」とも呼ばれる。 『ビブリオテーケー』の編者については、9世紀にフォティオスが言及しているのが初出で、その後ツェツェース(Tzetzes, およそ1110年 - 1180年)が引用しているが、それ以前の記録は無い。伝承の諸写本ではこのアポロドーロスを「アテーナイ人にして文法家」、フォティオスも「文法家」と呼んでおり、古代後期の頃からこの両者は同一視されていたと見られる。 19世紀に入り、ローベルト(C.Robert)の研究(1873年)によって別人説が打ち出された。すなわち、アテーナイ人の文法家の著書の断片と『ビブリオテーケー』の比較から、文法家の合理主義的神話解釈と『ビブリオテーケー』の古代文学より伝承された神話の無批判的な編纂方針に於ける大きな乖離があることである。また、『ビブリオテーケー』ではカストール(Kastor)が引用されているが、異説はあるにせよ、ストラボンやスーイダースの伝えるところによれば、カストールは紀元前1世紀の歴史家であることから、『ビブリオテーケー』の編者としてのアポロドーロスは、最も早くとも紀元前1世紀より遡ることはないとの見解が有力である。とはいえ、年代を紀元前1世紀以後のいつごろに帰すべきかについては諸説の一致を見ておらず、「1世紀から2世紀ごろ」についても推定の域を出ていない。.

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アルゴナウタイ

ヘヴェリウス星図』 (1690年)よりアルゴ座の星座図—「物言う木」が船首ではなく船尾に描かれている(この図は天球儀の展開図として描かれているため、実際の星空と左右が逆転している) アルゴナウタイ(古典ギリシア語:Ἀργοναύται, Argonautai)は、ギリシア神話の長編叙事詩に登場する英雄たちの総称。イアーソーンに率いられて巨大なアルゴー船で数々の航海をする。 アルゴナウタイは複数形で、「アルゴーの船員」を意味するアルゴナウテース(Ἀργοναύτης, Argonautēs)が単数形である。ラテン語では、アルゴナウタエ(Argonautae)、英語ではアルゴノーツ(Argonauts)。.

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アルゴー船

アルゴー船(アルゴーせん、Argo)は、ギリシア神話に登場する巨大な船の名前である。アルゴ船、アルゴー号とも。 船大工でプリクソスの子アルゴスが建造したので、彼の名から命名された。イオールコスの英雄イアーソーンがコルキスの黄金の羊の毛皮(金羊毛すなわちゴールデン・フリース)を求める冒険のために建造された。アルゴー船の乗組員には、勇士50人が募集され、これに応じてヘーラクレース、双子のカストールとポリュデウケース、オルペウス、リュンケウスなど、ギリシア神話で活躍する英雄たちが乗り込んだとされる。彼らをアルゴナウタイと称する。 アルゴー船はちなみに、アルゴ座という星座がトレミーの48星座にあったが、あまりに巨大な星座だったため、18世紀にフランスの天文学者ラカーユにより、ほ座、とも座、らしんばん座、りゅうこつ座の4つに分割された。.

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カルカース

イーピゲネイアを犠牲にしようとするカルカース。フレスコ画、ナポリ。 カルカース(Κάλχας, )は、ギリシア神話の占い師、予言者である。長母音を省略してカルカスとも表記される。予言者テストールの子でヒュギーヌス、190話。、レウキッペー、テオノエーと兄弟。 カルカースはミュケーナイ、あるいはメガラの人で、トロイア戦争のさいにアガメムノーンに乞われてギリシア軍に従軍し、予言の術でギリシア軍を助けた。.

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カール・ケレーニイ

ール・ケレーニイ(Karl Kerenyi、1897年1月19日 - 1973年4月14日)は、神話学者、宗教史学者。ハンガリー・テメシュヴァール(現ルーマニア・ティミショアラ)に生まれる。ギリシア神話や古代宗教の研究に大きな足跡を残した。.

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ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス

イウス・ユリウス・ヒュギーヌス(Gaius Iulius Hyginus) は、ラテン語の著作家。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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クレタ島

レタ島(Κρήτη / Kriti; Crete)は、ギリシャ共和国南方の地中海に浮かぶ同国最大の島。古代ミノア文明が栄えた土地で、クノッソス宮殿をはじめとする多くの遺跡を持つ。また、温暖な気候や自然景観から地中海の代表的な観光地でもある。 クレタ島は島全体で、ギリシャ共和国の広域自治体であるペリフェリア(地方)を構成する。首府はイラクリオ(イラクリオン)。.

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タロース (ギリシア神話)

タロース(Τάλως, Talōs)、タロス(Τάλος, Talos)、タローン(Τάλων, Talōn)は、ギリシア神話に登場する、クレータ島を守る自動人形あるいは怪物である。.

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紀伊國屋書店

株式会社紀伊國屋書店(きのくにやしょてん、KINOKUNIYA COMPANY, LTD.)は、日本の書店、出版社である。.

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高杉一郎

杉 一郎(たかすぎ いちろう、1908年7月17日 - 2008年1月9日)は、日本の評論家、小説家、翻訳家、エスペランティスト。小川 五郎(おがわ ごろう)が本名で、大学教授としてはこの名前で教えた。.

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高橋英夫 (評論家)

橋 英夫(たかはし ひでお、1930年(昭和5年)4月30日 - )は、日本の文芸評論家、日本芸術院会員。.

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高津春繁

津 春繁(こうづ はるしげ、1908年1月19日 - 1973年5月4日)は、日本の言語学者、比較言語学研究者、古代ギリシア文学研究者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、武蔵大学人文学部教授、人文学部長(初代)を歴任。東京大学名誉教授。.

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長母音

長母音(ちょうぼいん)とは、母音の持続時間が長いものをいう。これと対照的に持続時間が短いものは、短母音(たんぼいん)と呼ばれる。.

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