ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

ブーバ/キキ効果

索引 ブーバ/キキ効果

ブーバ/キキ効果(ぶーばききこうか:Bouba/kiki effect)とは心理学で、言語音と図形の視覚的印象との連想について一般的に見られる関係をいう。心理学者ヴォルフガング・ケーラーが1929年に初めて報告し、命名はV.S.ラマチャンドランによる。.

24 関係: 大脳皮質心理学メタファーヴィラヤヌル・S・ラマチャンドランヴォルフガング・ケーラークオリア唇音円唇母音共感覚図形生得論音象徴非円唇母音視覚角回言語言語音自閉症連想概念メタファー母語文化擬声語1929年

大脳皮質

大脳皮質(だいのうひしつ、Cerebral cortex)は、大脳の表面に広がる、神経細胞の灰白質の薄い層。その厚さは場所によって違うが、1.5~4.0mmほど。大脳基底核と呼ばれる灰白質の周りを覆っている。知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る。神経細胞は規則正しい層構造をなして整然と並んでいる。両生類から見られる古皮質と、哺乳類で出現する新皮質がある。個体発生の初期には古皮質が作られ、後に新皮質が作られる。アルツハイマー病ではβアミロイドの沈着による斑が観察される。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と大脳皮質 · 続きを見る »

心理学

心理学(しんりがく、psychology)とは、心と行動の学問であり、科学的な手法によって研究される。そのアプローチとしては、行動主義のように行動や認知を客観的に観察しようとするものと、一方で、主観的な内面的な経験を理論的な基礎におくものとがある。研究法を質的研究と量的研究とに大別した場合、後者を主に学ぶ大学では、理数系として心理学を位置付けている例がある。 起源は哲学をルーツに置かれるが、近代の心理学としては、ドイツのヴィルヘルム・ヴントが「実験心理学の父」と呼ばれ、アメリカのウィリアム・ジェームズも「心理学の父」と呼ばれることもある。心理学の主な流れは、実験心理学の創設、精神分析学、行動主義心理学、人間性心理学、認知心理学、社会心理学、発達心理学である。また差異心理学は人格や知能、性などを統計的に研究する。 20世紀初頭には、無意識と幼児期の発達に関心を向けた精神分析学、学習理論をもとに行動へと関心を向けた行動主義心理学とが大きな勢力であったが、1950年代には行動主義は批判され認知革命がおこり、21世紀初頭において、認知的な心的過程に関心を向けた認知心理学が支配的な位置を占める。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と心理学 · 続きを見る »

メタファー

メタファー(μεταφορά, metaphorá、metaphorá、Metapher、metaphor)は、隠喩(いんゆ)、暗喩(あんゆ)ともいい、伝統的には修辞技法のひとつとされ、比喩の一種でありながら、比喩であることを明示する形式ではないものを指す。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果とメタファー · 続きを見る »

ヴィラヤヌル・S・ラマチャンドラン

ヴィラヤヌル・S・ラマチャンドラン (Vilayanur S. Ramachandran, 1951年 – )はインド出身のアメリカの神経科医、心理学・神経科学者。 カリフォルニア大学サンディエゴ校の神経科学研究所 (Center for Brain and Cognition) の所長を勤める。 種々の神経疾患を取り扱った一般書『脳のなかの幽霊』の著者として知られる。 インド、タミル・ナードゥ州、チェンナイ (旧マドラス) に生まれる。 チェンナイのスタンリー医科大学 (Stanley Medical College) で医師の資格を取得後、イギリス、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで博士号を取得。 オリバー・サックスを思わせるラマチャンドランの著作では、幻肢、半側空間無視、カプグラ症候群、共感覚など奇妙な脳神経系の現象が取り扱われているが、単なる症例の列挙に留まらず、従来の知見にこだわらない脳機能に対する洞察と、独創的であざやかな実験とが報告されている。 とりわけ自己の身体イメージを操作する「ミラーボックス」と呼ばれる単純な装置の考案は、存在しない手足が激しく痛む幻肢痛の治療に成功し、これは脳血管疾患などによる片麻痺のリハビリテーションにも応用されている。 「ブーバ/キキ効果」の命名者でもある。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果とヴィラヤヌル・S・ラマチャンドラン · 続きを見る »

ヴォルフガング・ケーラー

ヴォルフガング・ケーラー(Wolfgang Köhler, 1887年1月21日 - 1967年6月11日)は、ドイツの心理学者。ゲシュタルト心理学の創始者の一人。エストニアのレヴァル(現タリン)出身のバルト・ドイツ人(ドイツ系エストニア人)。 若いころにドイツに渡り、ベルリン大学で博士号を取得した。類人猿が試行錯誤によらない洞察学習を行うことを発見した。ベルリン大学教授に就任した。その後、非ユダヤ系ながら仲間とともにアメリカ合衆国に渡米し、スワースモア大学教授に就任し、そのまま移住した。 1929年にはブーバ/キキ効果を初めて報告している。 Category:ドイツの心理学者 Category:アメリカ合衆国の心理学者 Category:スワースモア大学の教員 Category:フンボルト大学ベルリンの教員 Category:ドイツ系アメリカ人 Category:バルト・ドイツ人 Category:ロシア帝国のドイツ人 Category:エストリャント県出身の人物 Category:タリン出身の人物 Category:1887年生 Category:1967年没.

新しい!!: ブーバ/キキ効果とヴォルフガング・ケーラー · 続きを見る »

クオリア

波長 630-760 nm が際立っている光が強く網膜に入るとき現れる、赤のクオリアカラーフィルターなどのスペクトルはこの波長とは、性格が異なり一致しないのが普通である。 クオリア(qualia(複数形)、quale(単数形))とは、心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のことTye, Michael, 「Qualia」、The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Summer 2009 Edition)、Edward N. Zalta編。以下記事冒頭部より引用「Philosophers often use the term ‘qualia’ (singular ‘quale’) to refer to the introspectively accessible, phenomenal aspects of our mental lives.」、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のことをいう。日本語では感覚質(かんかくしつ)と訳される。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果とクオリア · 続きを見る »

唇音

唇音(しんおん)とは、音声学において下唇を用いて調音される単音をいう。以下の2つが含まれる。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と唇音 · 続きを見る »

円唇母音

円唇母音(えんしんぼいん、まるくちぼいん)とは、唇の丸みを伴った母音のことをいう。母音を調音する際の唇の形にはさまざまなものがあるが調音音声学では丸みを帯びるか帯びないかで二分割し、丸みを帯びないものは非円唇母音という。 国際音声字母 (IPA) ではこの円唇か非円唇かとともに、舌の最頂部の前後・高低の位置で基本母音の字母が定められている。なお円唇母音といっても言語によってはより丸みの強い形で実現されるものや、逆に丸みが少なく現れるものがある。そこで IPA では丸みの強いものに の記号、丸みの弱いものには の記号を付けて表記できる。 例えば日本語の場合、共通語を含む東日本方言のウは円唇母音の よりは丸みが少なく、非円唇母音の ほど平らではないので と表記される一方で、西日本方言のウは円唇母音で発音されるので と表記される。唇音の前後や長音の「う」。また、西日本方言でなくとも、唇音の前後や長音の「う」はというよりもに近い音で発音される。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と円唇母音 · 続きを見る »

共感覚

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。 英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。感性間知覚。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と共感覚 · 続きを見る »

図形

図形(ずけい、shape)は、一定の決まりによって定められる様々な形状のことであり、様々な幾何学における基本的な対象である。 ものの視覚認識によって得られる直観的な「かたち」を、まったく感覚によらず明確な定義と公理のみを用いて、演繹的に研究する論理的な学問としての幾何学の一つの典型は、ユークリッドの原論に見られる。ユークリッド幾何学においては、図形は定木とコンパスによって作図され、点、直線と円、また平面や球、あるいはそれらの部分から構成される。 1872年、クラインによって提出されたエルランゲン目録は、それまでの古典的なユークリッド幾何学、非ユークリッド幾何学、射影幾何学などの種々の幾何学に対して、変換という視点を通して統一的に記述することを目的とした。クラインのこの立場からは、図形は運動あるいは変換と呼ばれる操作に関して不変であるような性質によって記述される点集合のことであると言うことができる。 同時期にリーマンは、ガウスによって詳しく研究されていた曲面における曲率などの計量を基礎に、曲面をそれが存在する空間に拠らない一つの幾何学的対象として扱うことに成功し、リーマン幾何学あるいはリーマン多様体の概念の基礎を築いた。この立場において図形は、空間内の点集合という概念ではなく(一般には曲がったり重なったりした)空間そのものを指すと理解できる。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と図形 · 続きを見る »

生得論

心理学における生得論(せいとくろん)または生得主義(せいとくしゅぎ、nativism)は、特定のスキルや能力、学習や行動の傾向などが脳の中に元から備わっているとする考え方である。これと対照的なのが経験主義で、生まれたばかりの脳はタブラ・ラーサであって先天的なコンテンツは無く、環境から全てを学んでいくと考える。人間の一般的な行動や精神がどのようにして形作られていくかは20世紀以降「氏か育ちか」論争として継続されている。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と生得論 · 続きを見る »

音象徴

音象徴(おんしょうちょう)は、音そのものがある特定のイメージを喚起する事象を指す。語音象徴。 言語は恣意的な音声記号の体系であり、音声とその指示物の間には直接的な因果関係がないが、たとえばオノマトペなどはほかの語に比べて恣意性が低く、指示物との因果関係を強く持つ。 また、心理学ではブーバ/キキ効果として言語音と図形の視覚的印象との連想が報告されている。これら音声と指示物との因果関係を音象徴と呼ぶ。この「象徴(symbol)」は恣意的な「記号(sign)」と対立して用いられている概念である。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と音象徴 · 続きを見る »

非円唇母音

非円唇母音(ひえんしんぼいん)とは、唇の丸みを伴わない母音のことをいう。平唇母音(へいしんぼいん)ともいう。母音を調音する際の唇の形にはさまざまなものがあるが調音音声学では丸みを帯びるか帯びないかで二分割し、丸みを帯びたものは円唇母音という。 国際音声字母 (IPA) ではこの円唇か非円唇かとともに、舌の最頂部の前後・高低の位置で基本母音の字母が定められている。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と非円唇母音 · 続きを見る »

視覚

視覚(しかく、)とは、眼を受容器とする感覚のこと。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と視覚 · 続きを見る »

角回

角回(かくかい、angular gyrus)は、大脳の領域のひとつ。頭頂葉の外側面にある脳回。角回は側頭葉の上端付近に位置し、縁上回の後端と接する。縁上回と合わせて下頭頂小葉を構成する。角回の下部と縁上回の下部、そして上側頭回の後部は、あわせて側頭頭頂接合部として扱われる。角回は言語、認知などに関連する多数の処理に関わっているとされている。角回はブロードマンの脳地図における39野にあたる。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と角回 · 続きを見る »

言語

この記事では言語(げんご)、特に自然言語について述べる。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と言語 · 続きを見る »

言語音

言語音(げんごおん、speech sound)は、いわゆる音のうち言語に用いられるものをいう。物理的な音を「音(おと)」というのに対し、単に「音(おん)」ともいう。音声のなかから咳やくしゃみなどの非言語音を除いたもので、分節的かつ組織的という特徴がある。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と言語音 · 続きを見る »

自閉症

従来からの呼称である自閉症(じへいしょう、Autism)、DSM-IVにおける診断名の自閉性障害(Autistic Disorder)は、社会性の障害や他者とのコミュニケーション能力に障害・困難が生じたり、こだわりが強といった特徴を持ち、多くが精神遅滞を伴う。先天性の要因が大きい。典型的には明白な状態。早期幼児自閉症、小児自閉症、カナー自閉症と呼ばれることもある。 DSM-IVでは広汎性発達障害(PDD)の分類で、単に「自閉症」と称することが多いもので、従来型自閉症とか古典的自閉症と呼ばれる。この分類の中で別の概念を紹介すると、幼少期に発症したものは小児期崩壊性障害とされ、もう少し症状が軽い状態ではアスペルガー症候群が含まれている。 治療法は存在しないが、回復した児童のケースが報告されてはいる。早期の会話・行動介入は、自閉症を持つ児童のセルフケアや社会的・コミュニケーションスキルの助けとなるであろう。自閉症の児童は成人に達したのち、独立して生活することに成功しているケースは多くないが、しかしIQが70以上では一部ではうまくやることができる例も増加する。カナータイプ、典型的自閉症はその多くが要介護で自立できるのはごくわずかである。自閉症における社会的文化が存在し、一部の人々はケアを求めるべきだとしているが、一方で自閉症は個性と受け止めるべきであり障害として治療すべきではないと主張している人々もいる。 世界的には自閉症を持つ人は2,170万人ほど(2013年)。世界において、1000人あたり約1〜2人が自閉症を持っているとされ、また男子には女子の5倍以上多い。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と自閉症 · 続きを見る »

連想

連想(れんそう、聯想)は、人間の心ないし精神の働きのうち、見聞きするなど五感から得た情報や観念から、他の事物や概念を思い浮かべることである。英語ではassociationあるいはassociativeともいう。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と連想 · 続きを見る »

概念メタファー

概念メタファー(がいねんメタファー)とは、認知言語学の用語で、「ある概念領域を別の概念領域を用いて理解する事」と定義される。ジョージ・レイコフとマーク・ジョンソンによる Metaphors We Live By で提唱された。同書では通常メタファー(隠喩)とは考えて来られなかった日常言語が取り上げられ、それらの背後にある概念メタファーが次々にあばかれる。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と概念メタファー · 続きを見る »

母語

母語(ぼご)とは、人間が幼少期から自然に習得する言語。最も得意な言語という意味で第一言語(だいいちげんご)ともいうが、厳密には両者の間にはずれがある。母語を話す人は母語話者という。母国語(ぼこくご)と混同される場合も少なくないが、別の概念である(後述)。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と母語 · 続きを見る »

文化

文化(ぶんか、)にはいくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。人は同時に複数の組織に所属することが可能であり、異なる組織に共通する文化が存在することもある。もっとも文化は、次の意味で使われることも多い。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と文化 · 続きを見る »

擬声語

日本語の擬声語の例。 海外や漫画で使用されるいびきの擬声語の例。 本稿では、一か所にまとめる都合上擬声語(ぎせいご)を擬音語と擬態語の総称として見出しに使っているが、擬声語という日本語の本来の意味は擬音語に同じ、または擬音語のうち人や動物の声を表したもの(広辞苑より)。 日本語では、典型的には副詞であるが、形容動詞(「(お腹が)ぺこぺこだ」)などとしても用いられる。.

新しい!!: ブーバ/キキ効果と擬声語 · 続きを見る »

1929年

記載なし。

新しい!!: ブーバ/キキ効果と1929年 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »