ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

フォスミド

索引 フォスミド

フォスミド(fosmid)はベクターの1種である。原理はコスミドと似ており、ほぼ同等サイズ(40kb前後)の配列をクローニングできるが、Fプラスミドの複製機構を用いることでインサートをより安定に保持できるようになっている。.

4 関係: プラスミドベクター (遺伝子工学)コスミド遺伝的組換え

プラスミド

プラスミド (plasmid) は細胞内で複製され、娘細胞に分配される染色体以外のDNA分子の総称。1952年にジョシュア・レーダーバーグによって提案された。 細菌や酵母の細胞質内に存在し、核様体のDNAとは独立して自律的に複製を行う。一般に環状2本鎖構造をとる。 細菌の接合を起こすもの(Fプラスミドなど)、抗生物質に対する耐性を宿主にもたらすものなどがある。 遺伝子工学分野においては、遺伝子組み換えの際に多く用いられる。様々な人工的な改変がなされた数 kbpのプラスミドが多く作られており、研究用キットとして市販されている(詳細はベクターを参照。) 細菌のみではなく酵母や哺乳類の細胞内で複製・維持されるものもある。 大腸菌を用いた遺伝子クローニングでは、まずプラスミドを取り出し、次いで制限酵素で切断し、切断部位に増幅しようとするDNA断片(プラスミドと同じ制限酵素で切り出したもの)をDNAリガーゼで結合させる。この組み換えプラスミドを大腸菌に導入し、大腸菌の大量培養により組み換えDNAを増幅する。 土壌菌の一種であるアグロバクテリウムがもつTiプラスミドは植物の遺伝子導入において頻繁に利用される。 複製機構が類似しているプラスミド同士は同一宿主菌内では共存できない(不和合性, incompatibility)。.

新しい!!: フォスミドとプラスミド · 続きを見る »

ベクター (遺伝子工学)

ベクター (vector) とは、ラテン語の運び屋 (vehere) に由来し、遺伝子組換え技術に用いられる、組換えDNAを増幅・維持・導入させる核酸分子。 挿入するDNA断片の大きさや挿入の目的によって、それを挿入するために様々な特徴を付加された媒体がベクターとして使い分けられる。また、単なるライブラリーをつくるためのベクターや、ひとまずクローニングするためのベクター、挿入したDNA断片からタンパク質を翻訳させる発現ベクターなどがある。.

新しい!!: フォスミドとベクター (遺伝子工学) · 続きを見る »

コスミド

ミド (Cosmid) とはベクターのひとつである。コスミドベクターは、30kbp-45kbpの大きさのDNA断片を挿入することができる。このベクターは、Cos領域という特殊な配列を有し、この配列をバクテリオファージが認識することで、パッケージングが行われる。 昔のコスミドベクターは、Cos領域が一つしかないものであったが、現在では2つあるものが主流である。このため、パッケージングの効率が大幅に上がり、コスミドベクターは実用的なものになった。 コスミドベクターにDNA断片をライゲーションしたあと、バクテリオファージにパッケージングし、そのファージが感染することで大腸菌を形質転換する。 このベクターは比較的大きなDNA断片を挿入できるので、二次代謝産物生合成遺伝子群などの解析のために使用されることもある。.

新しい!!: フォスミドとコスミド · 続きを見る »

遺伝的組換え

遺伝的組換え(いでんてきくみかえ)は、狭義には、生物自身が遺伝子をコードするDNA鎖を途中で組み変える現象を差す。英語のRecombinationに相当する言葉として用いられる。広義には人工的な遺伝子組み換えも遺伝的組換えと記述される。.

新しい!!: フォスミドと遺伝的組換え · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »