ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

フォスファトドラコ

索引 フォスファトドラコ

フォスファトドラコ Phosphatodraco (「リン酸塩のドラゴン」を意味する。化石が見つかったモロッコからリン鉱石が産出する事に因む)は、モロッコ中部クーリブカ近郊のグランド・ドゥーイ Grand Doui のウーラッドアブドゥーン燐鉱石盆地の白亜紀後期マーストリヒチアンから見つかったアズダルコ科の翼竜の属の一つ。 フォスファトドラコは2000年に発見されたホロタイプ OCP DEK/GE 111に基づく。これは5つの変形・破損した頸椎と部位不明の骨1つから成る。頸椎は第5~第9頸椎であると考えられており、最長のものは第5頸椎で30cmである。その個体は首の長さからするとおよそ5mの翼開長を有していたと推定される。首の付け根付近に伸長した椎骨(そして神経棘も)をもつことはアズダルコ科としては異例であるが、変形した胴椎と解釈されている。 その首はまたアズダルコ科としては最も完全なものの一つとして知られる。翼竜が滅んだK-Pg境界直前の同グループ最後のものであり、北アフリカで見つかった最初のアズダルコ類でもある。模式種フォスファトドラコ・マウリタニクス P. mauritanicus は本属唯一の種である。種小名はマウレタニアに因む。.

18 関係: 学名マーストリヒチアンマウレタニアモロッコリン酸塩リン鉱石ドラゴンアズダルコ科ケツァルコアトルスタイプ (分類学)種 (分類学)翼幅翼竜翼指竜亜目白亜紀頸椎K-Pg境界

学名

学名(がくめい、)は生物学(かつては博物学)的な手続きにもとづき、世界共通で生物の種および分類に付けられる名称。英語では二名法による名称という意味で 、あるいは科学的な名称という意味で という。命名には一定の規則があり、ラテン語として表記される。この規則は、それぞれの生物分野の命名規約により取り決められている。動物には「国際動物命名規約」があり、藻類・菌類と植物には「国際藻類・菌類・植物命名規約」が、細菌には「国際細菌命名規約」がある。日本語独自の和名(標準和名)などと異なり、全世界で通用し、属以下の名を重複使用しない規約により、一つの種に対し有効な学名は一つだけである。ただし、過去に誤って複数回記載されていたり、記載後の分類の変更などによって、複数の学名が存在する場合、どの学名を有効とみなすかは研究者によって見解が異なる場合も多い。 種の学名、すなわち種名は属名+種小名(細菌では属名+種形容語)で構成される。この表し方を二名法という。二名法は「分類学の父」と呼ばれるリンネ(Carl von Linné, ラテン語名 カロルス・リンナエウス Carolus Linnaeus, 1702 - 1778)によって体系化された。.

新しい!!: フォスファトドラコと学名 · 続きを見る »

属.

新しい!!: フォスファトドラコと属 · 続きを見る »

マーストリヒチアン

米国(モンタナ州、ほか)。画像はモンタナ州のもの。 マーストリヒチアン(英語名:Maastrichtian)は、国際層序委員会(ICS)によって定められた地質学用語である、地質時代名の一つ。 白亜紀で最後の期。中生代の最末期でもある。約7,210万年前(誤差20万年前後)から約6,600万年前までの、およそ600万年の間続いた。 日本語では「マストリヒシアン」「マーストリヒティアン」「マーストリヒチアン」「マーストリヒト期」など、多数の別称がある。 英語では「マストリクシャン」のように発音する。.

新しい!!: フォスファトドラコとマーストリヒチアン · 続きを見る »

マウレタニア

マウレタニアは古代の北アフリカの地中海沿岸に独立したベルベル人のマウリ部族の王国。西アルジェリア、北モロッコ、ジブラルタルを含む広大な地域を支配。その後はローマ帝国の支配下に入って、王国の歴史は閉じることとなる。この国に因み、ムーア人の呼称が生まれ、ムーア人が支配するモーリタニアはマウレタニアの後継を称して国号が付けられたが、ムーア人支配層以外には民族的な繋がりがなく、地理的には何の関係もない。マウリ人はギリシャ語の黒 mauros に由来すると示唆されている。 初期の記録にはフェニキアやカルタゴの植民地リクサス、ヴォルビリス、モガドール、シェラとの関連が記されている。.

新しい!!: フォスファトドラコとマウレタニア · 続きを見る »

モロッコ

モロッコ王国(モロッコおうこく、المملكة المغربية、ベルベル語: ⵜⴰⴳⵍⴷⵉⵜ ⵏ ⵎⵓⵔⴰⴽⵓⵛ)、通称モロッコは、北アフリカ北西部のマグリブに位置する立憲君主制国家。東にアルジェリアと、南に西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国)と、北にスペインの飛地(セウタとメリリャ)に接し、西は大西洋に、北は地中海に面している。首都はラバト。 南に接する西サハラはスペインが放棄後、モロッコと現地住民による(亡命)政府であるサハラ・アラブ民主共和国が領有権を主張している。モロッコは西サハラの約7割を実効支配しているが、国際的には認められていない。実効支配下を含めた面積は約599,500km2(うち、西サハラ部分が189,500km2)、人口は33,848,242人(2014年国勢調査)。 地中海世界とアラブ世界の一員であり、地中海連合とアラブ連盟とアラブ・マグリブ連合に加盟している。モロッコはサハラ・アラブ民主共和国を自国の一部であるとの立場から独立国家として承認しておらず、1984年にサハラ・アラブ民主共和国のアフリカ統一機構(2002年にアフリカ連合へ発展)加盟に反対して同機構を脱退、アフリカ大陸唯一のアフリカ連合(AU)非加盟国になっていたが、2017年1月31日に再加入した。.

新しい!!: フォスファトドラコとモロッコ · 続きを見る »

リン酸塩

リン酸塩(リンさんえん、)は、1個のリンと4個の酸素から構成される多原子イオンまたは基から形成される物質である。リン酸イオンは−3価の電荷を持ち、PO43−と書き表される。食品添加物としても使用される。 有機化学においては、リン酸のアルキル誘導体は有機リン酸化合物と呼称される。 リン酸塩は通常、元素のリンを含み、種々のリン酸鉱物(リン鉱)として見出される。一方、単体のリンやホスフィンなど低酸化状態のリン化合物は自然界では見ることができない(稀に隕石中に、ホスフィン類が見出される)。.

新しい!!: フォスファトドラコとリン酸塩 · 続きを見る »

リン鉱石

リン鉱石(リンこうせき、phosphate ore、phosphorite、phosphate rock、rock phosphate)は、工業原料として利用可能なリンを採取できる、リン酸塩鉱物を主成分とした鉱石である。.

新しい!!: フォスファトドラコとリン鉱石 · 続きを見る »

ドラゴン

ドラゴン(dragon、dragon、Drache、дракон、オランダ語: draak)は、ヨーロッパの文化で共有されている伝承や神話における伝説上の生物である。その姿はトカゲあるいはヘビに似ている。想像上の動物であるが、かつては実在の生きものとされていた。 漢語・日本語の竜と英語の は翻訳上の対応関係にあり、竜/ドラゴンのモチーフは世界各地の文化に共通しているという考え方もあるが、西欧世界のそれは、竜という語が本来的に指し示す東アジアの竜/ドラゴンとは明確に異なった特徴を有する。本項目では主に西洋のドラゴン、および関連する蛇の怪物や蛇の精霊を扱う。 英語では、小さい竜や竜の子はドラゴネット という。ドラゴンメイド(dragon-maid)は半竜半人の乙女の怪物で、メリュジーヌに似ている。.

新しい!!: フォスファトドラコとドラゴン · 続きを見る »

アズダルコ科

アズダルコ科 Azhdarchidae (ペルシャ語でドラゴンのようなモンスターを指す″اژدر"(Azhdar)に因む) は白亜紀後期に生息していた翼竜類の分類群の一つ。白亜紀前期の地層からも明らかにアズダルコ科のものである脊椎が報告されているDyke, G., Benton, M., Posmosanu, E. and Naish, D. (2010).

新しい!!: フォスファトドラコとアズダルコ科 · 続きを見る »

ケツァルコアトルス

ツァルコアトルス()は、中生代の終わり、白亜紀末の大量絶滅期の直前の時代を生きていた翼竜の1属である。翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)中のアズダルコ上科アズダルコ科に分類される。 約8400万年前(中生代白亜紀後期カンパニア階)から約6550万年前(同・末期マーストリヒト階)にかけての約1850万年間、海進時代の北アメリカ大陸に生息していた。 現在知られる限りで史上最大級の翼竜であり、同時に、史上最大級の飛翔動物である(かつては「史上最大“級”」ではなく「史上最大」とされていた。今日(2008年時点)もなおそのように紹介されることが多い)。.

新しい!!: フォスファトドラコとケツァルコアトルス · 続きを見る »

タイプ (分類学)

タイプ (type) という語は、生物の分類学においては以下の意味で用いられる。.

新しい!!: フォスファトドラコとタイプ (分類学) · 続きを見る »

種 (分類学)

(しゅ)とは、生物分類上の基本単位である。2004年現在、命名済みの種だけで200万種あり、実際はその数倍から十数倍以上の種の存在が推定される。新しい種が形成される現象、メカニズムを種分化という。 ラテン語の species より、単数の場合は省略形 sp.

新しい!!: フォスファトドラコと種 (分類学) · 続きを見る »

翼幅

A と B の間隔が翼幅(エアバスA320) 翼幅(よくふく、wingspan, span)は、固定翼航空機左端と右端との距離のこと。例えばボーイング777はおよそ60 mの翼幅を持つ。 翼長(よくちょう)ともいう。また「翼幅」は日常語では「よくはば」と読まれる場合もある。英語のままスパンあるいはウィングスパンと呼ばれることもある。 鳥類学では「翼幅」という用語は用いず、翼開長または翼開張(wing span)という。また鳥類学で、翼長(よくちょう)(wing length)は、翼角(手首の関節)から最長の初列風切の先端までの長さを指すので注意が必要である。.

新しい!!: フォスファトドラコと翼幅 · 続きを見る »

翼竜

翼竜 (よくりゅう、Pterosaur, Winged lizard, pterodactyl) は、中生代に生息していた爬虫類の一目、翼竜目に属する動物の総称。初めて空を飛んだ脊椎動物である。.

新しい!!: フォスファトドラコと翼竜 · 続きを見る »

翼指竜亜目

翼指竜亜目(よくしりゅう あもく、学名: Pterodactyloidea)は、翼竜目の2大グループの一つ。 和名では「プテロダクティルス亜目」「翼手竜亜目」とも言う。 中生代ジュラ紀後期から白亜紀末までを世界中に分布する代表的な飛翔動物として繁栄していた。.

新しい!!: フォスファトドラコと翼指竜亜目 · 続きを見る »

白亜紀

白亜紀(はくあき、白堊紀、Cretaceous period)とは、地球の地質時代の一つで、約1億4500万年前から6600万年前を指す。この時代は、ジュラ紀に続く時代であり中生代の終わりの時代でもある。次の時代は、新生代古第三紀の暁新世である。 「白堊」の「堊(アク; アと読むのは慣習)」の字は粘土質な土、すなわち石灰岩を意味し、石灰岩の地層から設定された地質年代のため白堊紀の名がついた。また「白亜」の「亜」は、「堊」の同音の漢字による書きかえである。.

新しい!!: フォスファトドラコと白亜紀 · 続きを見る »

頸椎

椎(けいつい、cervical spine)は、椎骨の一部で、頭を支えるための骨である。 ナマケモノなど一部の例外を除き、人間やキリンを含むほとんどの哺乳類の頸椎は七つの骨で構成されている。脊椎の中でも最も可動性が高く上下左右など様々な方向へ動かすことができる。 第一頸椎から第七頸椎まで上から順にC1、C2、...、C7と略されることが多い。 第一頸椎(C1)、第二頸椎(C2)は他の五つと比べ特徴的な形態をしており、それぞれ環椎(Atlas)、軸椎(Axis)とも呼ばれる。第三頸椎(C3)から第七頸椎(C7)までは似た形をしているが下にある椎体ほど大きく森ら, p.29、特に第七頸椎は長く大きな棘突起を持ち、体表から容易に観察したり触れることができるため隆椎とも呼ばれる。 頸椎の中で最も運動が起こりやすいのは第一頸椎と第二頸椎の間であり、これを環軸関節と呼ぶ。.

新しい!!: フォスファトドラコと頸椎 · 続きを見る »

K-Pg境界

K-Pg境界(ケイ・ピージーきょうかい、Cretaceous-Paleogene boundary)とは地質年代区分の用語で、約6550万年前の中生代と新生代の境目に相当する。顕生代において5回発生した大量絶滅のうちの最後の事件これら5回の大絶滅はビッグファイブとも呼ばれる。。恐竜を代表とする大型爬虫類やアンモナイトが絶滅したことで有名であるが、海洋のプランクトンや植物類にも多数の絶滅種があった。種のレベルで最大約75%の生物が絶滅した。また個体の数では99%以上が死滅した。 K-Pg境界では、後述するように、メキシコのユカタン半島付近に直径約10kmの巨大隕石(チクシュルーブ衝突体)が落下したことが知られている。この隕石落下が、大量絶滅の引き金になったとされる。.

新しい!!: フォスファトドラコとK-Pg境界 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »