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フェイルオーバー

索引 フェイルオーバー

フェイルオーバー(Failover)は、現用系コンピュータサーバ/システム/ネットワークで異常事態が発生したとき、自動的に冗長な待機系コンピュータサーバ/システム/ネットワークに切り換える機能を意味する。これに対して、何らかの異常を察知して、人間が手動で切り替えを行うことをスイッチオーバーという。 システム設計において、高い可用性と信頼性が要求される場合、フェイルオーバー機能を組み込むのが一般的である。場合によっては、自動的なフェイルオーバーが好ましくないこともあり、その場合は必ず人間が介在してフェイルオーバーを行う。この場合、人間は単に承認を与えるだけで、フェイルオーバー処理自体は自動的に行われる。 ハードウェアとしてのファイアウォールのフェイルオーバーは、特に「ステートフルフェイルオーバー」と言う。 フェイルバック(Failback)または切り戻しとは、逆に、フェイルオーバーによって切り換えられたサーバ/システム/ネットワークを障害発生前の元の状態に戻す処理を意味する。.

14 関係: 可用性安全工学密結合クラスター信頼性ファイアウォールフォールトトレラントシステム切り戻しコンピュータコンピュータネットワークシステムスイッチオーバーサーバ冗長化Linux-HA

可用性

可用性(かようせい、英:Availability; アベイラビリティ)は、システムが継続して稼働できる能力のこと。 可用性に信頼性・保守性を含めたものをRAS、更に保全性・安全性を含めたものをRASISという。.

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安全工学

安全工学(あんぜんこうがく、英語:safety engineering)とは、工業、医学、社会生活等において、システムや教育、工具や機械装置類等による事故や災害を起こりにくいようにする、安全性を追求・改善する工学の一分野である。.

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密結合クラスター

密結合型クラスター(みつけつごうがた-)とは、クラスターに参加するノード間で各種資源と情報を共有し、1台のサーバのように動作するクラスターのこと。密結合クラスターでは、多くの場合、幾つかのサービスを提供する計算資源/処理環境を、1台のコンピュータに模して提供するため、クラスターに参加する個々のノードの障害によるサービスの中断を防ぐことが可能となる。 その代表的な例として、高可用クラスターがある。高可用クラスターを構成するノードは、多くの場合、共有リソースとしてのストレージや共有メモリ領域を持ち、実際にサービスを提供する稼動系ノードと、それをバックアップするための待機系ノードが存在する。現在の主流の形態としては、稼動ノードがN台存在し、それをバックアップする待機ノードが1台という形態(N+1構成と呼ぶ)を持つ構成が取られる事が多い。 高可用クラスターの弱点として、本来、サービス提供を行なうノードがM個存在すべき処、M+1以上のサービスノードが稼動してしまい、仮想的に割り当てられるIPアドレスの競合や、想定外の資源の奪い合いが発生し、クラスター全体や、そのクラスターを利用するシステム全体が停止してしまう事象が発生しうる点にある。 この状態をスプリットブレインシンドローム(SBS)と呼び、高可用クラスターにおける忌避すべき状態である。 多くの高可用クラスターパッケージでは、このSBSを避けるため、クォーラムディスク(ロックディスク)やSCSIロック(SCSIリサーブ/フェンシングなどの呼称が存在する)によるノードのサバイバルスキーマ/ロジックを持ち、サービスの継続提供を意識した制御を行っている。 商用UNIX/Linux上の高可用クラスターによるDBクラスター等では、ノード間での情報共有にシェアード(共有)ディスクを利用し、DBファイルの引継ぎなどの情報の継続性を図る。さらにこのシェアードディスクへのアクセスパスを複数持ち(ストレージマルチパス)、あるパスの障害時には健常なパスへ自動で切り替えるなど、サービスのサバイバリティ向上を目指した施策が多く取り入れられている。 また、ノード間の監視には監視パケット専用のLAN(ハートビートLAN)を複数もち、ハートビートと呼ばれる独自監視用パケットを飛ばし合う事で互いの動作を監視しあう方式を取るものが主流である。 商用UNIX/Linuxの高可用クラスターパッケージの代表例としてAIXのHACMP、HP-UXのMC/ServiceGuard、SolarisのSunClusterが、複数の環境に対応するVxClusterServerが存在する。またLinuxでは、LifeKeeper(サイオステクノロジー)、CLUSTERPRO(NEC)などがある。Windows向けとしては「Windows Server Failover Cluster」がある。オープンソースソフトウェアとしてはLinuxで動くPacemaker/Heartbeat/Corosync などが存在する。.

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信頼性

信頼性(しんらいせい、 reliability)は、JIS-Z8115:2000『信頼性用語 (Glossary of Terms Used in Reliablity)』 において、「アイテムが与えられた条件で規定の期間中、要求された機能を果たすことができる性質」と定義される。「一定の条件下で、安定して期待される役割を果たすことのできる能力」と定義されることもある。 同様に信頼度についても定義されており、そちらは「アイテムが与えられた期間与えられた条件下で機能を発揮する確率」とある。 JISにおいては定量的な「信頼度」と定性的な「信頼性」という二つの用語を使い分けされているが、NASAの定義 (SSP 30000 S.9) では、 Reliability: A characteristic of a system or an element thereof expressed as a probability that it will perform its required function under condition at designated times for specified operating periods.

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ファイアウォール

ファイアウォールとは防火壁のことだが、コンピュータネットワーク関連では、ネットワークの結節点となる場所に設けて、コンピュータセキュリティ上の理由、あるいはその他の理由により「通過させてはいけない通信」を阻止するシステムを指す。通過させてはいけない通信を火にたとえている。ルーターにその機能を実装したものは、そのルーターを指して言うこともあるし、そういったアプライアンス商品などもある。近年ではネットワークの終端にあたる個々のコンピュータでも自分自身の防御のために、外部と接続するネットワークプロトコルスタック中に、望まない通信を防ぐ(たとえばTCPの接続要求など)フィルタなどを持っているものも多く、それらを指して言うこともある(たとえばWindowsには「Windows ファイアウォール」、macOSには「アプリケーションファイアウォール」がある)。 外部からの攻撃に対する防御だけではなく、内側から外部への望まない通信を制御する目的も含め運用されていることもある。利便性の制限となってしまっている場合もあるが、標的型攻撃などで既に内部にトロイの木馬などが入り込んでしまっている場合などに、その活動を防ぐ効果を期待しての運用である場合もある。 以下では、OSI参照モデルに従ったレイヤによって分類しつつ説明する。.

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フォールトトレラントシステム

フォールトトレラントシステム(Fault tolerant system)は、その構成部品の一部が故障しても正常に処理を続行するシステムである。本項目はフォールトトレラントシステムの特定の実装方法に関して記述する。一般的な理論についてはフォールトトレラント設計を参照されたい。.

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切り戻し

切り戻し(きりもどし)は、生け花や、生花を扱う業種で、切花が長持ちするようにする処理方法の一つ。.

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コンピュータ

ンピュータ(Computer)とは、自動計算機、とくに計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。実際の対象は文字の置き換えなど数値計算に限らず、情報処理やコンピューティングと呼ばれる幅広い分野で応用される。現代ではプログラム内蔵方式のディジタルコンピュータを指す場合が多く、特にパーソナルコンピュータやメインフレーム、スーパーコンピュータなどを含めた汎用的なシステムを指すことが多いが、ディジタルコンピュータは特定の機能を実現するために機械や装置等に組み込まれる組み込みシステムとしても広く用いられる。電卓・機械式計算機・アナログ計算機については各項を参照。.

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コンピュータネットワーク

ンピュータネットワーク(computer network)は、複数のコンピュータを接続する技術。または、接続されたシステム全体。コンピュータシステムにおける「通信インフラ」自体、あるいは通信インフラによって実現される接続や通信の総体が(コンピュータ)ネットワークである、とも言える。.

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システム

テム(system)は、相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体。一般性の高い概念であるため、文脈に応じて系、体系、制度、方式、機構、組織といった多種の言葉に該当する。系 (自然科学) の記事も参照。 それ自身がシステムでありながら同時に他のシステムの一部でもあるようなものをサブシステムという。.

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スイッチオーバー

イッチオーバー(英: Switchover)とは、あるコンピュータ・サーバ/システム/ネットワークから冗長あるいは待機のサーバ/システム/ネットワークへと、手動で切り替えることを指す。通常、何らかの異常が発生したときに行う。フェイルオーバーとは異なり、人手による介入が発生する。 障害発生時以外にも、パッチをインストールする場合、新しいバージョンにアップデートする場合などの保守作業時に行われる。また、システムが複雑すぎて自動的なフェイルオーバーが不可能な場合にも行われる。.

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サーバ

ウィキメディア財団のサーバ サーバあるいはサーバー(server)は、サービスを提供するコンピュータである。コンピュータ分野のクライアントサーバモデルでは、クライアントからの要求に対して情報や処理結果を提供する機能を果たす側のコンピュータやソフトウェアを指す。本稿ではこの意味で記載する。 サーバにはファイルサーバ、メールサーバ、Webサーバなど多数の用途や種類がある。更にサーバ用のコンピュータ機器(ハードウェア)などもサーバと呼ぶ場合がある。.

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冗長化

冗長化(じょうちょうか)とは、システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、障害発生後でもシステム全体の機能を維持し続けられるように、予備装置を平常時からバックアップとして配置し運用しておくこと。冗長化によって得られる安全性は冗長性と呼ばれ、英語ではredundancyと呼ぶ。 常に実用稼動が可能な状態を保ち、使用しているシステムに障害が生じたときに瞬時に切り替えることが可能な仕組みを持つ。障害によってシステムが本来の機能を失うと、人命や財産が失われたり、企業活動が大きな打撃を受けるような場合には、冗長性設計が必須となっている。.

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Linux-HA

Linux-HAロゴ Linux-HA (High-Availability Linux) は、Linux、FreeBSD、OpenBSD に高可用ソリューション(高可用クラスター)を提供するプロジェクトであり、これらプラットフォームでの信頼性、可用性、保守性 (RAS) を促進することを目的としている。 プロジェクトの主な成果は Heartbeat というソフトウェアで、GPLライセンスの高可用クラスター用クラスタ管理プログラムである。主な特徴・機能は以下の通り。.

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