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フィンロド

索引 フィンロド

フィンロド・フェラグンド(Finrod Felagund、第一紀? - 太陽の時代468年)は、J・R・R・トールキンの、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの中つ国への帰還のとき、フィナルフィンの子供たちの一党を率いてヘルカラクセを渡った。 ベレリアンドにおいては洞窟宮ナルゴスロンドを築き、王として周囲を広く支配した。 人間と深くかかわり、「信義篤きフィンロド」、「人間の友」と呼ばれた。 「フィンロド」はかれのテレリ語名フィンダラート(Findaráto)がシンダール語化したもので、おおよその意味は「フィンウェの強き末裔」である。翻訳されていない母名も含めると、フィンダラート・インゴルド(Findaráto Ingoldo)となる。「フィンダラート」のノルドールのクウェンヤ形はアルタフィンデ(Artafinde)である。 「フェラグンド」はかれの居城ナルゴスロンドの築城をたすけたドワーフがかれにあたえたエペッセで、「洞窟を切り拓くもの」を意味するドワーフ語「フェラク=グンドゥ」のシンダール語化したものである。『シルマリルの物語』では、「洞窟宮の王」とも訳されている。 かれはまたベオルとその民に、かれらの言葉で「智慧」を意味するノーム(Nóm)とも呼ばれた。ほかの敬称に「ナルゴスロンドの王」(King/Lord of Nargothrond)、「人間の友」(Friend-of-Men)がある。 父はノルドールの上級王フィンウェの三男フィナルフィン。 母はファルマリの上級王オルウェの娘エアルウェン。 弟にアングロド、アイグノール。妹にガラドリエル。 フィンロドはシリオンの山道にミナス・ティリスを築いた。かれはナルゴスロンドの王だった。 東ベレリアンドのサルゲリオンを旅していたかれは、人間と出会った最初のノルドールになった。フィンロドはかれらのもとに長く留まり、人間の言葉を学び、人間にはシンダール語を教えた。人間が近くに住むことを望まない、オッシリアンドの緑のエルフが、フィンロドに人間を去らせるように乞うと、かれは人間たちをエストラドへ導いた。 フィンロドはアングバンドの包囲の続くあいだ、たびたびアンドレスを訪れ、人間とエルフに関するさまざまな事柄について意見を交わした。ふたりの会話は書き留められ、のちに「Athrabeth Finrod ah Andreth」として知られるようになった。 ベオル家のバラヒアは、ダゴール・ブラゴラッハでフィンロドの命を救い、のちにバラヒアの指輪として知られる指輪をフィンロドからあたえられた。のちにバラヒアの息子ベレンがモルゴスからシルマリルを奪うためフィンロドの助力を願うと、フィンロドはベレンの父バラヒアへの誓言のためこれを受け入れ、かれの一族に助力を求めた。ケレゴルムとクルフィンはこれを聞くと、「フェアノールの誓言」のことを語り、フィンロドの一族を恐れさせた。そのためフィンロドはナルゴスロンドの民から見放され、わずか十人の供のものを連れて、ベレンとともに出発した。かれらはトル=イン=ガウアホスで捕らわれた。フィンロドは力競いの歌でサウロンと戦ったがついに敗れた。サウロンはかれらの使命と正体を知るためにかれらを投獄した。サウロンはかれらを一人ずつ巨狼に喰らわせたが、だれもかれらの正体を話さなかった。十人が死に絶え、巨狼がベレンを殺しに来ると、フィンロドは力をふるって縛めをとき、素手で巨狼を殺したが、自らも致命傷を負って死んだ。 『シルマリルの物語』によると、フィンロドはヴァリノールで復活をゆるされ、父フィナルフィンと再会した。 フィンロドは中つ国では結婚しなかった。かれはヴァンヤールのアマリエを愛していたが、かの女はヴァリノールを去ることを拒んだためである。レイシアンの歌によると、復活したフィンロドはかの女とともに住んでいる。.

29 関係: 中つ国 (トールキン)人間 (トールキン)ナルゴスロンドノルドールモルゴスヴァリノールヴァンヤールテレリフィナルフィンフィンウェドワーフ (トールキン)ベレン (トールキン)アルダの歴史アンドレスアングバンドの包囲アングロドアイグノールエアルウェンオルウェガラドリエルクルフィンクウェンヤケレゴルムシルマリルシルマリルの物語シンダール語サウロン第一紀 (トールキン)J・R・R・トールキン

中つ国 (トールキン)

中つ国(なかつくに、)は、J・R・R・トールキンの物語作品における架空の世界で、彼のほとんどの物語が起こったとされている場所である。.

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人間 (トールキン)

人間(Man)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『ホビットの冒険』、『指輪物語』、『シルマリルの物語』などに登場する種族。 いくつかの変種も存在するが、おおむね現実の人間(ヒト)と同じ生物である。 魔法使いは人間の姿をしているが、人間ではない。 エルフやドワーフも人間と似ているが、別の種族である。 エルフはクウェンヤで「第二の民」を意味するアタニ(Atani)と呼んだ。イルーヴァタールの子らのうち、エルフが先に目覚め、人間はあとから目覚めたからである。 エルフたちは様々な理由から、人間を多くの名前で呼んだ。.

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ナルゴスロンド

ナルゴスロンド(Nargothrond)とは、J・R・R・トールキンの創作した架空の世界「中つ国」に登場する架空の都市である。 第一紀のはじめ(100年頃)、東ベレリアンドのナログ川のほとりに建造された。城砦と都を兼ねた広大な地下都市。フィンロドがウルモの忠告を受け、ドリアスのメネグロス(千洞宮)を模してつくった。このことによってかれはドワーフたちから「フェラグンド」(フェラ.

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ノルドール

ノルドール(, 単数形:ノルド、)は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』、『シルマリルの物語』などに登場する、架空の種族。ヴァラールの呼び出しに応え、フィンウェに率いられて旅立った、エルフ(クウェンディ)。 エルダールの第二陣。アヴァリとなったものをのぞき、その全員がアマンへと渡った。多くは黒髪をもつ。ヴァンヤール、ファルマリとともに、カラクウェンディに含まれる。また、ヴァンヤール、テレリとともに、エルダールに含まれる。 ノルドールとはクウェンヤで「博識」を意味する。手の技を愛し、アウレから多くを学んだ。アウレもまたかれらをもっとも愛した。かれらの知識への渇望は激しく、ヴァリノールを広く旅した。 メルコール(モルゴス)は、フィンウェの息子フェアノールが作り出した宝玉シルマリルを奪い、中つ国へと逃げていった。フェアノールとその七人の息子たちは、「なにものであろうと、シルマリルを奪うものは許さない」との誓言(フェアノールの誓言)をし、多くのノルドールを率いてモルゴスを追い、中つ国へと旅立つ。かれらはこの誓いに縛られ、多くの勲しをたて、多くの悲劇を生み出した。 フェアノールとかれの一党は、中つ国への道を急ぐあまりアルクウァロンデのテレリから力ずくで船を奪い、数多く殺した。この同族殺しのため、ヴァラールは中つ国へ向かった全てのノルドールのアマンへの帰還を禁じた。これをマンドスの呪いという。 怒りの戦いのあとマンドスの呪いはとかれ、多くのノルドールはほかのエルダールとともにアマンへと渡っていった。中つ国に留まったエルダールも、指輪戦争でサウロンが滅びると、やはりアマンへと渡っていった。.

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モルゴス

冥王モルゴス モルゴス(Morgoth)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。.

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ヴァリノール

ヴァリノール()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』に登場する架空の国である。 クウェンヤで「ヴァラールの国」と言う意味で、中つ国の世界の西の果てアマンの地にあると言われている。 灯火の時代、ヴァラール達は、中つ国にあるアルマレンの島に住んでいた。しかし、メルコールによって、イルルインとオルマルの灯火が破壊され、アルダの地は大きく変動してしまう。その際、アルマレンの島のヴァラールの宮殿も破壊され、ヴァラール達は住まいを失った。 ヴァラールは、その後しばらくして、中つ国を去り、西方の世界の果てアマンの地に赴いた。そこでメルコールに対する防御を堅くし、宮殿を建て彼らの王国を建設した。これがヴァリノールである。 ヌーメノールが破壊された後、ヴァリノールとアマンはアルダから切り離され、人間には行くことが出来なくなった。しかしエルフだけはまっすぐの道を通って行くことができた。.

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ヴァンヤール

ヴァンヤール は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』、『中つ国の歴史』に登場する架空の種族。 ヴァラールの呼び出しに応え、イングウェに率いられて旅立った、金髪のエルフ(クウェンディ)の一族。 アマンへと渡った上のエルフのなかでも、もっとも上位にある。.

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テレリ

テレリ (Teleri) は、J・R・R・トールキンの『ホビットの冒険』、『指輪物語』、『シルマリルの物語』などに登場する、架空の種族。 ヴァラールの呼び出しに応え、エルウェとオルウェに率いられてクウィヴィエーネン(目覚めの湖)から旅立った、銀髪のエルフ(クウェンディ)。エルダールの第三陣。エルダールのうちでもっとも歩みが遅く、先行するヴァンヤール、ノルドールによってテレリ(最後に来る者)と名付けられた。かれら自身の呼び名は、「歌い手」すなわちリンダール(Lindar)である。 西方への旅の途中、分裂を繰り返し、以下の様に多くの支族に分かれた。.

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フィナルフィン

フィナルフィン()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの中つ国への帰還のさい、兄フィンゴルフィンとともに異腹兄フェアノールに従ったが、ヴァラールによる忠告を聞き入れて、かれに従う民とともにヴァリノールへと引き返した。 かれはアマンにおけるノルドールの上級王となった。 ヴァリノールにおけるかれのクウェンヤ名は、「高貴なフェンウェ」を意味するフィンウェ・アラトフィンウェ()であった。 フィナルフィンはこのクウェンヤ名をシンダール語式に縮めたものである。 父はノルドールの上級王フィンウェ。 母はヴァンヤールの上級王イングウェの親類インディス。 異腹兄にフェアノール。 姉にフィンディスとイリメ。 兄にフィンゴルフィン。 妻はアマンにおけるテレリの上級王オルウェの娘エアルウェン。 息子にフィンロド・フェラグンド、アングロド、アイグノール。 娘にガラドリエル。 ---- フィナルフィンは、早期の原稿では「フィンロド」と呼ばれており、そのため初版の『指輪物語』では「フィンロド」として登場したが、これはのちの版では訂正された。 またかれの息子フィンロドも、早期の原稿では「イングロール」と呼ばれていた。「イングロール」から「フィンロド」への変更は、完全には訂正されなかった。 このため、『指輪物語』に登場する、「フィンロド王家のギルドール・イングロリオン」の存在は、トールキンの残した大きな謎となった。.

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フィンウェ

フィンウェ(、第一紀4550年? - 4995年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの最初の上級王であり、そのためノルダラン()とあだ名されることがあった。 前妻にミーリエル。前妻との息子にフェアノール。 後妻にインディス。後妻との息子にフィンゴルフィンとフィナルフィン。娘にフィンディスとイリメ。.

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ドワーフ (トールキン)

J・R・R・トールキンの架空世界である中つ国においてドワーフ(、複数形: )は背の低い頑健な種族であり、女性も含め全員がひげを生やしている事が特徴である。他種族に対して植物や動物を含めてあまり親密とは言えず、ホビットに対してはまだ友好的な場合が多いが、エルフに対しては昔から不信感を抱いていることが見られる(一部除く)。典型的なドワーフは鍛冶や石工を職業としており、かれらが作り出す作品の中にはエルフの作品よりも優れたものもある。また礼儀も有り誠実ではあるが、多種族とは不和になることさえある。.

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ベレン (トールキン)

ベレン(、第一紀)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説『シルマリルの物語』の登場人物。 父はベオル家のバラヒア、母は男勝りのエメルディア。妻はルーシエンで、息子にディオル。 別名のエアハミオン()は「隻手」の意で、巨狼のカルハロスに右手を食いちぎられた事に由来する。彼はまたカムロスト()すなわち「」とも呼ばれる。.

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アルダの歴史

アルダの歴史(アルダのれきし)では、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』および『シルマリルの物語』の作中で用いられる架空の時代区分について述べる。.

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アンドレス

アンドレス(、第一紀361年 - 455年?)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説『中つ国の歴史』の登場人物。ドルソニオンの北東を占める、ラドロス地方の初代領主にしてベオル家の長ボロミアの娘。バラヒアの父ブレゴールの姉、もしくは妹。.

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アングバンドの包囲

アングバンドの包囲(アングバンドのほうい)とは、J・R・R・トールキンの作品の歴史における架空の出来事。太陽の第一紀75年-455年(380年間)。ダゴール・アグラレブの勝利により、アングバンドは包囲され、ダゴール・ブラゴルラハまでの380年間は束の間の平和な時代となった。皮肉にもこの平和な期間の間にモルゴスはとてつもない勢いで軍備増強を進め、後の破壊と虐殺につながる。 Category:中つ国の出来事.

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アングロド

アングロド(Angrod、第一紀? - 太陽の時代455年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。ノルドールの中つ国への帰還のとき、フィンロドの一党の一人としてヘルカラクセを渡った。ベレリアンドにおいては弟アイグノールとともにドルソニオンの北辺を守備した。かれについての記述は多くないが、「誠実で分別がある」人物とされている。 「アングロド」はクウェンヤ名アンガラート()をシンダール語化したものである。 父はノルドールの上級王フィンウェの息子フィナルフィン。母はアマンのテレリの上級王の娘エアルウェン。兄にフィンロド、弟はアイグノール、妹はガラドリエル。息子はオロドレス。妻エルダローテ()はノルドール。名前のシンダール語形は、エゼルロス()。.

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アイグノール

アイグノール(Aegnor、第一紀? - 太陽の時代455年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。ノルドールの中つ国への帰還のとき、フィンロドの一党の一人としてヘルカラクセを渡った。ベレリアンドにおいては兄アングロドとともにドルソニオンの北辺を守備した。ベオル家のアンドレスと愛し合ったが、結ばれることはなかった。 「アイグノール」は母名で「激しい焔」(Sharp-flame)を意味するクウェンヤ名、アイカナール(Aikanár)もしくはアイカナーロ(Aikanáro)をシンダール語化したものである。かれの性格を表現した名前だろう。かれの父名は「気高い」(High Noble)を意味するアムバラト(Ambarato)であった。 父はノルドールの上級王フィンウェの息子フィナルフィン。母はアマンのテレリの上級王オルウェの娘エアルウェン。兄にフィンロドとアングロド、妹にガラドリエル。.

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エアルウェン

アルウェン(、第一紀? - )は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 アルクウァロンデの白鳥乙女と呼ばれた。 父はファルマリの王オルウェ。夫はノルドールの王子フィナルフィン。息子にフィンロド、アングロド、アイグノール。娘にガラドリエルがある。「エアルウェン」は、「海の乙女」("Eär"=「海」、"Wen"=「乙女」)の意。.

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オルウェ

ルウェ()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 アマンにおけるテレリであるファルマリの王にして、シンダールの王エルウェの弟である。ケレボルンの出生地をドリアスとする構想では、もう一人の兄弟エルモがあるとされる。 エルウェとオルウェは、共に後にテレリと呼ばれるエルフの第三氏族の王であり、ともにかれらの民をクイヴィエーネンから西方へ率いた。しかしながら、ベレリアンドで長くとどまっている間、エルウェは行方不明になった。何年かの捜索の末、オルウェは待つことをやめ、ヴァラールのウルモに連れられて、テレリ族の大半をヴァリノールへ導いた。 オルウェは、テレリ族が建造し発達させた多くの都市があるトル・エレッセア島の君主になった。数世紀後、かれらが最終的にエルダマールへついた時、オルウェはアルクウァロンデの王になった。かれの娘エアルウェンは、フィンウェの息子であり、後にヴァリノールにおけるノルドール族の上級王になったフィナルフィンと結婚した。それゆえ、かれらの子供たちは、中つ国へ帰還したとき、エルウェすなわちエル・シンゴルに親類であることを主張できたのである。また、オルウェにはエアルウェンの他に息子が数人いたようであるが、かれらの名前は未詳である。.

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ガラドリエル

ラドリエルの鏡」 ガラドリエル(、 第一紀4862年 - )は、J・R・R・トールキンの小説、、『指輪物語』、『シルマリルの物語』の登場人物。夫ケレボルンとともにロスローリエンを治め、森の奥方と呼ばれる。中つ国において最も力のあるエルフである。 星の光の時代と呼ばれる、人間発祥より前の時代に、至福の地ヴァリノールにて生まれる。 彼女の父名はクウェンヤで「高貴な女」を意味するアルタニス 、母名は「男勝りの乙女」を意味するネアウェン ()である。 上古の時代エルフの母は子供の未来を見通す力が有り、それに則した名付けをする慣習があった。そして母の予見通り、かの女は身の丈優れ心身共に強靭な女性となった。 なお「ガラドリエル」はテレリのクウェンヤで、「輝きの花冠をかぶる乙女」を意味するアラターリエル をシンダール語にしたもので、そう呼んだのは夫ケレボルンであった。以来かの女は父名や母名ではなくこちらを用いるようになり、中つ国ではこの名で知られるようになる。この世の生きとし生けるものの中で最も美しいとされるかの女は非常に聡明でもあり、中つ国で最も尊敬されてきた。 しかしローリエンの外に住まう上古の歴史を記憶にとどめていない者の間で、かの女の名前はシンダール語の単語ガラズ(、"木"の意)と混同されガラズリエル()となった。 父はノルドールの上級王フィンウェの三男フィナルフィン。母はアマンにおけるテレリの上級王オルウェの娘エアルウェン。兄に、フィンロド・フェラグンド、アングロド、アイグノール。 夫はテレリのケレボルン。娘にケレブリーアン。.

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クルフィン

ルフィン(Curufin、第一紀? - 太陽の時代505年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の五男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。息子にケレブリンボール。巧みのクルフィン(Curufin the Crafty)と呼ばれる。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなし、もっとも性急にこれを果たそうとするケレゴルムと、常に行動をともにした。ベレリアンドにおいては、ダゴール・ブラゴルラハまでケレゴルムとともにヒムラドを治めた。 クルフィンの父名はクウェンヤで「技あるフィンウェ」を意味する、クルフィンウェ(Curufinwë)であった。これは本来かれの父フェアノールがフィンウェより与えられた父名であったが、フェアノールはこれを自分にもっとも似ている息子にあたえた。かれの母名は「小さな父」を意味する、アタリンケ(Atarinkë)であった。 クルフィンはつねにその兄ケレゴルムとともに登場する。かれは常にケレゴルムと行動をともにしたが、激越な兄と違い、振舞いが冷静なものとして描かれている。.

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クウェンヤ

ウェンヤ()は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした作品の中で、エルフが話す言語の一つである。共通エルダール語と呼ばれる初期の言語から、ヴァリノールに達したエルフ(かれらは、しばしば「上のエルフ」と呼ばれる)の間で発展した言語である。エルフの三王家のうち、ノルドールおよびヴァンヤールは、異なっているが、相互に理解できるクウェンヤの方言を話した。この言語はヴァラールも採用し、かれら固有の言語からいくらかの新しい要素を導入した。第三王家、テレリ、は異なっているが密接に関連づけられた言語であるテレリ語を使った。.

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ケレゴルム

レゴルム(Celegorm、第一紀? - 太陽の時代505年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の三男。母はネアダネル。ノルドールの上級王フィンウェの孫。金髪のケレゴルム(Celegorm the Fair)と呼ばれ、弟クルフィンと常に密接な関係であった。父、兄弟とともに「フェアノールの誓言」をなし、もっとも性急にこれを果たそうとした。ベレリアンドにおいては、ダゴール・ブラゴルラハまでクルフィンとともにヒムラドを治めた。 ケレゴルムの父名はクウェンヤで「強きフィンウェ」を意味する、トゥルカフィンウェ(Turcafinwë)であった。これはかれの意思の強さを示している。「ケレゴルム」はシンダール語でかれの短気を示す「急ぎ立つ人」という意味であるか、あるいはかれの母名ティエルコルモ(Tyelcormo)のシンダール語訳である。.

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シルマリル

ルマリル (Silmaril) は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説『シルマリルの物語』に登場する宝玉である。 『シルマリルの物語』の主要作品「クウェンタ・シルマリルリオン」は、このシルマリルを巡るエルフ・人間と黒き敵モルゴスの間の物語である。.

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シルマリルの物語

『シルマリルの物語』(シルマリルのものがたり、原題:The Silmarillion、シルマリルリオン)は、J・R・R・トールキンの神話物語集。トールキンの死後、息子クリストファー・トールキンによって彼の遺稿がまとめられ、編集を加えられた上で1977年に出版された。 創世から『ホビットの冒険』、『指輪物語』の時代(太陽の時代の第三紀)にいたるまでの中つ国の歴史を扱う。これら2作で断片的に現れる英雄や神々の物語が詳細に記述されており、トールキンの創り出した世界をより深く知ることができる内容となっている。 トールキンの遺稿集としては他に、『終わらざりし物語』、『(The History of Middle-earth)』全12巻などがある。.

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シンダール語

ンダール語あるいはシンダリン()はJ・R・R・トールキンが開発した人工言語である。トールキンの神話では、かつて最も使われたエルフの言語だった。また、エルフの「大いなる旅」の後に残されたテレリであるシンダール(エゼル)の言語だった。共通テレリ語と呼ばれる初期の言語から派生した。ノルドールが中つ国に戻った時、生来のクウェンヤの方が美しいと考えたが、シンダール語を採用した。没落の前、ヌーメノールのほとんどの人間もまたこの言葉を使った。それについての知識はヌーメノールの亡国の民の王国ゴンドールの特に学識者の間で維持された。 もとは、ノルドール(エルフの第二の氏族)の言葉にしようと考えていたが(そのため、語源学的に名前もノルドール語(Noldorin)だった)、トールキンはその後シンダールの言語であると決定した。このために、古い資料ではノルドール語(Noldorin)と呼ばれている。ノルドール語をシンダール語にした時、さらに、それはもとは無関係なイルコール語(Ilkorin)のいくつかの特徴を採用した。トールキンは、いくらかウェールズ語に基づいてノルドール語/シンダール語の文法および音を作り、確かに、シンダール語にはケルト語を特徴づける音変異が多く見られる。 大概においてシンダール語の複数形は母音交替によって作られ、i-ウムラウトによって特徴づけられる。これはノルドール語ではprestanneth(母音変化)と呼ばれる。名詞の複数形は、英語のman/menやgoose/geeseのように母音を変化させて形成される。この母音変化は複数形標識の-īに起因する。これは一種の母音調和により他の母音を高舌・前舌にするものだが、後に語尾の-īは消失した。 シンダール語には複雑な一連の音変異がある。変異した単語の前に(冠詞あるいは前置詞のような)緊密に関連する言葉があると、変異した単語の最初の子音を変更する。しばしば、前置詞も変わる。さらに、変異が他の多くの場所(わずかな例をしめすと、合成語(mellyn「友達」からelvellyn)や、あるいは直接目的語の中で現れる)で生じる。 さらに、シンダール語動詞は全く複雑である。それぞれi-語幹およびa-語幹と呼ばれる強動詞と弱動詞がある。ちょうど英語の(またドイツ語)強動詞と弱動詞のように、強動詞は弱動詞より「不規則」である。シンダール語にはまったく多くの不規則動詞がある。 シンダール語は、トールキンが十分に開発して本当に大きな文章を書ける二つの言語のうちの一つである(もう一つはクウェンヤ)。 第一紀に、シンダール語にはいくつかの方言があった。.

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サウロン

ウロン(Sauron、アイヌアの創造の時 - 第三紀3019年3月25日)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説『ホビットの冒険』『指輪物語』『シルマリルの物語』の登場人物。.

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第一紀 (トールキン)

一紀(だいいっき、First Age; FA)は、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』及び『シルマリルの物語』の世界に出てくる歴史の時代区分の一つである。『シルマリルの物語』の「クウェンタ・シルマリルリオン」の話の大半はこの第一紀に入る。.

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J・R・R・トールキン

ョン・ロナルド・ロウエル・トールキン(、1892年1月3日 - 1973年9月2日)は、英国の文献学者、作家、詩人、イギリス陸軍軍人。『ホビットの冒険』と『指輪物語』の著者として知られている。.

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フィンロド・フェラグンド

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