ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

バラ目

索引 バラ目

バラ目 は双子葉植物の目のひとつである。 バラ科を中心とする目だが、形態的特徴による旧分類(新エングラー体系、クロンキスト体系)と分子系統学に基づくAPG植物分類体系とで内容が全く異なり、「バラ科を含む」という共通点以外は同名異物に近い。従来分類の「バラ目」は多系統群と考えられる。.

48 関係: APG体系双子葉植物同名多系統群マメモドキ科マメ科マメ目マンサク科ネウラダ科バラバラ亜綱バラ科バラ類バルベヤ科ユキノシタ科トベラ科ブナ目ブルニア科ビブリス科フクロユキノシタニレ科ベンケイソウ科分子系統学アルセウオスミア科アニソフィレア科アジサイ科アサ科イラクサ科イラクサ目ウリ目クロンキスト体系クロッソソマ科クロウメモドキ科クワ科グミ科コルメリア科スリアナ科スグリ科スズカケノキ科系統樹真正双子葉類目 (分類学)被子植物離弁花類植物木の一覧新エングラー体系

APG体系

APG体系(エーピジーたいけい)は、1998年に公表された被子植物の新しい分類体系である。 APGすなわち被子植物系統グループ とは、この分類を実行する植物学者の団体である。この分類は特に命名されておらず、「APG体系」や「APG分類体系」などと呼ばれる。 旧い分類法の新エングラー体系やクロンキスト体系がマクロ形態的な仮説を根拠に演繹的に分類体系を作り上げたのに対して、ミクロなゲノム解析から実証的に分類体系を構築するものであり、根本的に異なる分類手法である。.

新しい!!: バラ目とAPG体系 · 続きを見る »

双子葉植物

双子葉植物(そうしようしょくぶつ)、双子葉植物綱(そうしようしょくぶつこう)とは、2枚の初期葉もしくは子葉をもつ植物のことである。.

新しい!!: バラ目と双子葉植物 · 続きを見る »

同名

生物の分類における同名(どうめい、homonym)は、異なるタクソンに対して使用されている同じ名前を指す。 具体的には、別の生物が同じ学名を持っているとき、それらの学名は同名関係にあり、その学名自身は同名であるとされる。命名規約の旧訳ではホモニム、異物同名とも言った。 通常は先取権の原則により、先に名付けられた同名(古参同名・先行同名)が有効になり、後からつけられた同名(新参同名・後行同名)が無効となる。 同名の成立過程には2通りある。;一次同名(primary homonym):成立時に既に同じ属の種・亜種としておなじ名前をつけられてしまった同名。本来ならば命名時からすでに片方は不適格名である。;二次同名(secondary homonym):成立時には別の属に対して名付けられたため、同じ種小名・亜種小名でも問題はなかったが、その後それらの属がまとめられて同じ属とされてしまったために発生した同名。.

新しい!!: バラ目と同名 · 続きを見る »

多系統群

恒温動物」(哺乳類と鳥類からなる青い部分)は多系統的である 多系統群(たけいとうぐん)とは、生物の分類群のうち、異なる複数の進化的系統からなるものをいう。系統樹でいえば、複数の枝をまとめて1つの群としたものである。例としては、「原生動物」などがある。 それに対し、単一の系統全体(系統樹の1つの枝全体)からなる分類群を単系統群という。 進化論が出されて以後、多系統群は自然分類でないとして排除される傾向にある。かつては単系統群とされた群がそうでないと考えられるようになった場合、分類体系の見直しが行われるのが常である。それらが側系統であった場合、その分類群は認められ続ける可能性があるが、多系統と判断された場合、それらを別の群として分けるのが普通である。.

新しい!!: バラ目と多系統群 · 続きを見る »

マメモドキ科

マメモドキ科(Connaraceae)は双子葉植物の科。世界の熱帯に16属350種ほどが分布する。日本には自生しない。タイプ属であるコウトウマメモドキ属Connarus(中国南部・台湾などに分布する)の和名からコウトウマメモドキ科ともいう。 木本で、つる性のものが多い。葉は羽状複葉、花は両性。雌蕊は1、または5個前後が離生するが1個だけが成熟する種類が多い。果実は名の通りマメ科に似た袋果で1または2個の種子を含む。現在はマメ科に特に類縁はないとされている。 クロンキスト体系ではバラ目に入れたが、APG分類体系ではカタバミ目に入れている。.

新しい!!: バラ目とマメモドキ科 · 続きを見る »

マメ科

マメ科(まめか、 )は、被子植物に含まれる分類群の1つで、いわゆるマメの仲間を含む。 マメ科・ネムノキ科・ジャケツイバラ科に3分する説もあったが、ジャケツイバラ科が他の2科を内包する側系統であり、系統的には否定された。.

新しい!!: バラ目とマメ科 · 続きを見る »

マメ目

マメ目 (Fabales) は、被子植物の目の一つ。タイプ科としてマメ科を含む。.

新しい!!: バラ目とマメ目 · 続きを見る »

マンサク科

マンサク科(満作科、まんさくか、Hamamelidaceae)は、双子葉植物の科である。クロンキスト分類体系ではマンサク目に分類されていたが、APG植物分類体系ではユキノシタ目に統合され、フウ属とその近縁の属はフウ科に分離された。世界の亜熱帯から暖帯にかけて、27属80-90種が分布しており、日本にもトサミズキ、マンサクなどの自生種があり、また、庭木として古くから栽培されている。低木または小高木で、葉は単葉で托葉があり、螺旋状に生じる。花は総状花序または穂状花序で、花弁は4枚または5枚だが、退化しているものもある。.

新しい!!: バラ目とマンサク科 · 続きを見る »

ネウラダ科

ネウラダ科(学名:Neuradaceae Kostel.)は、3属10種含まれる被子植物の科である。本科に属する属(Grielum、Neurada、Neuradopsis)は、バラ目に属していたが、アオイ目に変更された。本科のさらなる研究が必要とされる。.

新しい!!: バラ目とネウラダ科 · 続きを見る »

バラ

バラ(薔薇)は、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。ここでは、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。 バラ属の成形は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘を持つものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ(ただし、園芸種では大部分が八重咲きである)。北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生しない。.

新しい!!: バラ目とバラ · 続きを見る »

バラ亜綱

バラ亜綱 は、バラ科を含む被子植物の亜綱のひとつ。クロンキスト体系などで使われる。 新エングラーやAPG植物分類体系には存在しない。.

新しい!!: バラ目とバラ亜綱 · 続きを見る »

バラ科

バラ科 はバラ目に属する植物の科の一つ。およそ90属2500種を含む。.

新しい!!: バラ目とバラ科 · 続きを見る »

バラ類

バラ類、バラ群あるいはバラ目群 (rosids) は顕花植物のクレードの一つである。およそ16-20目140科、70,000 種が含まれ、被子植物の1/4以上の種を含む大きなクレードである。 化石記録は白亜紀に遡る。分子時計からはアプチアン世-アルビアン世(およそ1億2500万年前から9960万年前)に出現したと推定されている。.

新しい!!: バラ目とバラ類 · 続きを見る »

バルベヤ科

バルベヤ科 (Barbeyaceae) は双子葉植物の科で、アラビア半島南部とアフリカ東部の紅海沿岸部のみに分布する高木 Barbeya oleoides ただ1種からなる。属名は採集者であるWilliam Barbeyに由来する。発見当初はイラクサ科とされたが、その後ニレ科に移され、最終的に独立の単型科とされた。APG植物分類体系では、他の旧イラクサ目の植物とともに、バラ目の中に置かれている。 サウジアラビアの自生地では、乾燥させた根を小麦粉と混合し、家畜の消化促進剤として用いていた。.

新しい!!: バラ目とバルベヤ科 · 続きを見る »

ユキノシタ科

ユキノシタ科(ユキノシタか、Saxifragaceae)は、双子葉植物に属する科である。ユキノシタやクモマグサ、ヒマラヤユキノシタ、ネコノメソウ、チダケサシ(アスチルベ)などの草本を含む。 新エングラー体系ではアジサイ、ウツギ、スグリなど(主に木本)を含めていたが、クロンキスト体系ではこれらをアジサイ科、スグリ科として分けている。さらにAPG IIIでは、ウメバチソウをニシキギ科、タコノアシをタコノアシ科に分離している。 花は両性花で放射相称または左右相称、花弁は4または5枚で雄蕊はその2倍ある。温帯から寒帯(高山にも多い)に分布し、観賞用に(または山草として)栽培されるものもある。.

新しい!!: バラ目とユキノシタ科 · 続きを見る »

トベラ科

トベラ科(Pittosporaceae)は双子葉植物の科のひとつ。9ないし11属、200種ほどからなり、木本とつる植物を含む。 トベラ科は新エングラー体系とクロンキスト体系では花の形態からバラ科やユキノシタ科に近いバラ目としていたが、APG植物分類体系ではセリ目とされている。.

新しい!!: バラ目とトベラ科 · 続きを見る »

ブナ目

ブナ目(ブナもく、学名:)は、双子葉植物の目の1つ。.

新しい!!: バラ目とブナ目 · 続きを見る »

ブルニア科

ブルニア科(学名: Bruniaceae)は、南アフリカ共和国の岬の地域に自生する低木の植物である。主にケープ州(現 西ケープ州、東ケープ州、北ケープ州、北西州)に限られてきたが、クワズール・ナタール州にも少数の種類が生育している。 APG IIでは、シソ目に配置されたが、2008 年の研究で、ブルニア科は、コルメリア科と姉妹群であるとされ、では、その両科をブルニア目に配置することを提案している。.

新しい!!: バラ目とブルニア科 · 続きを見る »

ビブリス科

ビブリス科(Byblidaceae)は双子葉植物に属する食虫植物の科のひとつ。.

新しい!!: バラ目とビブリス科 · 続きを見る »

フクロユキノシタ

フクロユキノシタ (Cephalotus follicularis) は食虫植物の1種で、フクロユキノシタ科に所属する唯一の種である。別名セファロタス。.

新しい!!: バラ目とフクロユキノシタ · 続きを見る »

ニレ科

ニレ科(ニレか、Ulmaceae)は双子葉植物の科で、すべて木本。ケヤキ、ニレなど約6属35種を含み、多くは高木で、材木として利用されるものも多い。世界の熱帯から温帯にかけて分布するが、特に北半球温帯に多い。葉は単葉で互生し、基部が左右非対称なのが特徴。托葉があるが早く脱落する。花は小型で目立たず、両性または単性(雌雄同株)、子房上位。放射相称で、花被片はふつう4-5枚あり、雄蕊は同数または2倍、雌蕊は2本に分かれる。果実は翼果・堅果。.

新しい!!: バラ目とニレ科 · 続きを見る »

ベンケイソウ科

ベンケイソウ科(ベンケイソウか、Crassulaceae)とは、被子植物の科のひとつである。およそ33属1400種を含む。.

新しい!!: バラ目とベンケイソウ科 · 続きを見る »

分子系統学

分子系統学(ぶんしけいとうがく、英語:molecular phylogenetics)とは、系統学のサブジャンルのひとつであり、生物のもつタンパク質のアミノ酸配列や遺伝子の塩基配列を用いて系統解析を行い、生物が進化してきた道筋(系統)を理解しようとする学問である。 従来の系統学は形態、発生、化学・生化学的性質といった表現型の比較に基づいていたのに対し、分子系統学はそれらの根本にある遺伝子型に基づく方法であり、より直接的に生物の進化を推定できると期待される。計算機や理論の発達に加え、20世紀末に遺伝子解析が容易になったことから大いに発展し、進化生物学の重要な柱となっている。.

新しい!!: バラ目と分子系統学 · 続きを見る »

アルセウオスミア科

アルセウオスミア科(学名: Alseuosmiaceae)は、オーストラリア、ニューカレドニア、ニュージーランドで見られるキク目の被子植物である。 アルセウオスミア科は、低木であり、葉は、茎に対し螺旋状あるいは渦巻き状に位置する。花は単独あるいは、総状花序束状に花をつける。いくつかの種は香りがよい花を咲かせる。花冠は、壷状あるいは漏斗状で、4 -7裂片である。雄しべは、4 - 7本あり、2つに裂片した1本の雌しべがある。 果実は多肉質の漿果であるWatson, L. and M. J. Dallwitz.

新しい!!: バラ目とアルセウオスミア科 · 続きを見る »

アニソフィレア科

アニソフィレア科(Anisophylleaceae)は双子葉植物の科で、東南アジア、南インド、アフリカ、南米の一部の熱帯雨林に分布する4属34種ほどの木本からなる。日本には産しない。葉は単葉、全縁で互生する。花は小型で、放射相称で3-5数性、子房下位で、属により単性または両性。総状または円錐花序をなす。果実は核果または翼果。 形態の類似からヒルギ科に近いとされたこともある。クロンキスト体系ではバラ目に分類していた。APG植物分類体系ではウリ目としている。.

新しい!!: バラ目とアニソフィレア科 · 続きを見る »

アジサイ科

アジサイ科(アジサイか、学名:)は、双子葉植物の科の1つ。 新エングラー体系では、ユキノシタ科に含められていたが、クロンキスト体系ではスグリ科とともに別科としている。さらに分子系統学的にはユキノシタ科と縁遠いことが明らかになり、APG植物分類体系ではミズキ目に入れられている。.

新しい!!: バラ目とアジサイ科 · 続きを見る »

アサ科

アサ科(アサか、麻科、)はバラ目に属する植物の科の一つ。 共有派生形質としては、目立たない単性花、花被片に対生する雄蕊、托葉の存在、花被片に沿って伸びる花糸などが挙げられる。.

新しい!!: バラ目とアサ科 · 続きを見る »

イラクサ科

花式図 イラクサ科 は、多くは草本で、一部に木本になるものを含む、被子植物の一群である。花が地味なのが特徴で、多くは単性、すなわち雄蘂か雌蘂のみを含む(花式図参照)。多くは風媒花で、地味な花を穂状につける。 世界中におよそ54属2600種があり、日本には12属約40種が産する。イラクサ属、イラノキ属などは葉や茎に毒を含んだ刺毛を有し、人や動物が触れると刺さって痛みや蕁麻疹を起こさせることで知られる。.

新しい!!: バラ目とイラクサ科 · 続きを見る »

イラクサ目

イラクサ目 (Urticales) は双子葉植物の目の一つでイラクサ科をタイプ科とするもの。花は小型で、花被は花弁がなくがくのみある。単性花、風媒花のものが多い。.

新しい!!: バラ目とイラクサ目 · 続きを見る »

ウリ目

ウリ目 (Cucurbitales) は被子植物の目のひとつで、ウリ科をタイプ科とするもの。分類体系によって含まれる科は異なる。.

新しい!!: バラ目とウリ目 · 続きを見る »

クロンキスト体系

ンキスト体系(クロンキストたいけい、)は、1980年代にアーサー・クロンキスト が提唱した、被子植物の分類体系である。1990年代にAPG体系が登場するまでは最新の分類体系だったが、21世紀の現在では旧分類である「植物の進化を扱う学問分野においては、EnglerやCronquistの体系はもはや時代遅れのものでしかない」。.

新しい!!: バラ目とクロンキスト体系 · 続きを見る »

クロッソソマ科

クロッソソマ科(Crossosomataceae)は双子葉植物の科で、アメリカ合衆国南西部からメキシコにかけての乾燥地に落葉低木10種ほどが分布し、Apacheria、Crossosoma、Glossopetalonの3属に分類される。花は単生で、4または5数性、雄蕊は多数あり、1-5心皮が離生する。果実は袋果。クロンキスト体系ではバラ目に分類されていたが、APG植物分類体系ではミツバウツギ科、キブシ科(従来はそれぞれ別系統とされていた)とともにクロッソソマ目に入れられている。 Category:被子植物の科 Category:バラ目 Category:クロッソソマ目.

新しい!!: バラ目とクロッソソマ科 · 続きを見る »

クロウメモドキ科

ウメモドキ科(Rhamnaceae)はバラ目に属する双子葉植物の科の一つ。木本で、つる性のものも多い。約50属、870-900種を含み、よく知られるものではナツメがある。世界的に分布するが特に熱帯・亜熱帯に多い。 葉は単葉で托葉があり、托葉や枝に由来するとげをもつ属が多い。花は放射相称で、がく、花弁および雄蕊は5個(一部は4個)ある。花弁は緑色、黄色、白色などで小さく目立たないものが多いが、Ceanothus 属(セアノサス、アメリカ原産でカリフォルニアライラックとも呼ばれる)などは淡紅色や青色の花が密集して総状花序をなし、観賞用に栽培される。子房上位(一部下位)で胚珠は2-3個。果実は核果が多いが、翼状の堅果で風で飛ぶもの(ハマナツメ属など)もある。果実の核などの化石が始新世から多く見つかっている。 経済的に重要なものとしては果物・生薬として栽培されるナツメがある。そのほかケンポナシ(果柄が太くなる)やクマヤナギ(果実)なども食用にできるが栽培はほとんどされない。 セアノサス属は根粒にフランキア属の放線菌が共生して窒素固定を行う。 ケンポナシ(実の柄の部分が食べられる) セアノサス''Ceanothus cuneatus''.

新しい!!: バラ目とクロウメモドキ科 · 続きを見る »

クワ科

ワ科 (Moraceae) はバラ目に属する被子植物の科の一つ。約40属、1000種以上(半分以上がイチジク属)あり、特に熱帯と亜熱帯に多い。木本または一部草本で、よく知られる種ではクワ、イチジク、熱帯果樹のパンノキ、パラミツ(ジャックフルーツ)、観葉植物にされるインドゴムノキやガジュマルなどがある。花は小さい単性花で、穂状花序または頭状花序を作り、果実は集合果となるものが多い。特にイチジク属は特徴的な壷状の花序(隠頭花序)を作り、全体が1個の果実のように見える。.

新しい!!: バラ目とクワ科 · 続きを見る »

グミ科

ミ科 (Elaeagnaceae) は被子植物の科。温帯(主に北半球)から熱帯に分布する木本、3属50種ほどからなる。 花には花弁はなく、がくが合着して筒状になり、先が4つに裂ける。おしべはがくの内側に4または8本つく。子房上位だが、がくの基部が果実の外側を覆ったまま残る。果実は核果様で、グミ属などの実は食用になる。葉などの表面には星状毛がある。根には放線菌フランキア属が共生し窒素固定を行う。 形態的特徴から、古くはジンチョウゲ科(新エングラー体系)あるいはヤマモガシ科(クロンキスト体系)に類縁があるとされたが、分子系統学研究からバラ目に属すことが明らかになった(APG植物分類体系)。.

新しい!!: バラ目とグミ科 · 続きを見る »

コルメリア科

ルメリア科(学名: Columelliaceae)は南アメリカのアンデス山脈に自生する樹木である。 APG II分類ではシソ目に配置されたが、2008年の研究では、ブルニア科と姉妹群であることが示唆され、では、その両科をブルニア目に配置することを提案している。2009年に発表された最新版であるAPG IIIでは、コルメリア科は、ブルニア目の配下に置かれている。.

新しい!!: バラ目とコルメリア科 · 続きを見る »

スリアナ科

リアナ科 (Surianaceae) は双子葉植物の5属8種ほどの木本からなる小さい科で、世界の熱帯・亜熱帯の主に沿海地域に分布する。花にはがく片・花弁が各5枚、雄蕊が5または10本あり、雌蕊は1ないし5個の心皮が離生する。ただしStylobasium属は花弁がなく鱗片状のがくのみがあり、Stylobaceae科として独立させることもある。 この科は従来、分類上の位置が明確でなく、ニガキ科などに近縁とされたこともあったが、クロンキスト体系ではバラ目に入れていた。APG分類体系ではマメ目に含めている。.

新しい!!: バラ目とスリアナ科 · 続きを見る »

スグリ科

リ科(Grossulariaceae)は双子葉植物の科で、果物として利用されるスグリ属(Ribes)を含む。APG IIIではスグリ属のみ、150種ほど。.

新しい!!: バラ目とスグリ科 · 続きを見る »

スズカケノキ科

記載なし。

新しい!!: バラ目とスズカケノキ科 · 続きを見る »

系統樹

全生物を対象にした系統樹。青が真正細菌、赤が真核生物、緑が古細菌、真ん中付近が共通祖先 ヘッケルの系統樹 系統樹(けいとうじゅ)とは、生物の進化やその分かれた道筋を枝分かれした図として示したものである。樹木の枝分かれのように描かれることがあるので、こう呼ばれる。.

新しい!!: バラ目と系統樹 · 続きを見る »

真正双子葉類

真正双子葉類(しんせいそうしようるい、英語:eudicots、eudicotyledons)は、被子植物のクレード(単系統群)のひとつで、従来の「双子葉類」(側系統群とされる)の中で、単子葉類(単系統群)と姉妹群をなすグループである。すなわち、従来の双子葉類の中から、単子葉類が分岐する前に分岐した古いグループを除いたもの。分子系統解析に基づくAPG植物分類体系で分類階級のないクレードとして名称がつけられている。 DoyleとHotton(1991年)により提唱された。単子葉類が原始的な双子葉類から進化したとの推測は古くからあったが、Doyleらは花粉の構造などの形質に基づき、被子植物から従来の双子葉類の一部と単子葉類とを除いたものが単系統群としてまとまると考えた(Doyleらによればこの一部の双子葉類には主要なグループとしてモクレン類が含まれる)。 別名として三溝粒類(さんこうりゅうるい Tricolpates)とも呼ばれるが、これは花粉の発芽溝または発芽孔が基本的に3個ある (tricolpate) という意味である(二次的に数が変わったものもある)。原始的双子葉類と単子葉類はこれが基本的には1個(単溝粒)であり、この形質は裸子植物とも共通で、共有原始形質と考えられる。1990年代には分子系統学の立場からも、この考えが支持されるようになった。 なお真正双子葉類以外の双子葉類(真正双子葉類・単子葉類を除いた被子植物)を「原始的双子葉類 (paleodicots)」と称することがあるが、これは単系統群ではなく、古い考え方(下記)とも紛らわしいのであまり使われない。 真正双子葉類のうちで初期に分化したやや原始的な諸群(ステムグループ)には、キンポウゲ目、ハス科、ヤマグルマ科などの原始的な形質状態、例えば花で多数の心皮が離生してらせん状に配置する(ストロビロイド説で原始的とされる)ものや、道管のないものなどがある。古くはこれらを「原始的双子葉類」のシキミ科、モクレン科などとまとめて「多心皮類」と呼んでいた(クロンキスト体系のモクレン亜綱もこれに近い分類)。これは現代的に見れば多系統群ということになる。 このやや原始的な諸群を除いたクレードをcore eudicotsと呼び、日本語ではコア真正双子葉類、中核真正双子葉類、あるいは基幹真正双子葉類という。これらは基本的には「双子葉類らしい」形態(花弁とがく片が分化した花など)を持っており(それからさらに進化して無花被になったものなどもある)、種数的にも真正双子葉類の大多数を占める。 さらにコア真正双子葉類の主要な群は、バラ類とキク類の2つに分かれる。.

新しい!!: バラ目と真正双子葉類 · 続きを見る »

目 (分類学)

(もく、order、ordo)は、生物分類学のリンネ式階級分類における基本的階級のひとつ、および、その階級に属するタクソンのことである。 目は、綱の下・科の上に位置する。さらに、目の上に上目(じょうもく、英: superorder、羅: supraordo)をおく場合もある。目の下に亜目(あもく、英: suborder、羅: subordo)、亜目の下に下目(かもく、英: infraorder、羅: infraordo)、下目の下に小目(しょうもく、英: parvorder、羅: parvordo)を置くことがある。.

新しい!!: バラ目と目 (分類学) · 続きを見る »

桜の花 いろいろな花 花(はな、華とも書く。花卉-かき=漢字制限のため、「花き」と書かれることが多い)とは植物が成長してつけるもので、多くは綺麗な花びらに飾られる。花が枯れると果実ができて、種子ができる。多くのものが観賞用に用いられる。生物学的には種子植物の生殖器官である。また、植物の代表的器官として、「植物(種)」そのものの代名詞的に使われることも多い。なお、植物の花を生花(せいか)、紙や布・金属などで作られた花を造花(ぞうか)という。.

新しい!!: バラ目と花 · 続きを見る »

被子植物

被子植物(ひししょくぶつ、Angiospermae、Magnoliophyta、Angiosperm)とは、植物の分類の主要な1グループ名。種子植物(顕花植物)のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。裸子植物と対をなす分類群である。「被子植物門」、「被子植物類」。.

新しい!!: バラ目と被子植物 · 続きを見る »

離弁花類

離弁花類(りべんかるい)とは双子葉植物を2つに分けた分類群の1つで、主に花弁(花びら)が合着していない(離生する)もののグループ。花弁がないものや、花被(花弁・がく)がないものも含む。もう1つのグループは合弁花類である。 新エングラー体系にて古生花被植物亜綱(こせいかひしょくぶつあこう)として分類単位で扱う。 一般に離弁花は合弁花より進化の遅れた形態とされ、離弁花類は合弁花類以外の様々な系統をまとめた人為的な分類群と考えられてきた。 なお本亜綱は古い分類区分で、より新しい分類では採用されていないものの、直感的にわかりやすいために植物図鑑や学校教育などで現在でも使用されている。.

新しい!!: バラ目と離弁花類 · 続きを見る »

植物

植物(しょくぶつ、plantae)とは、生物区分のひとつ。以下に見るように多義的である。.

新しい!!: バラ目と植物 · 続きを見る »

木の一覧

木の一覧(きのいちらん)は木を分類して列挙した一覧である。.

新しい!!: バラ目と木の一覧 · 続きを見る »

新エングラー体系

新エングラー体系(しんエングラーたいけい、英語: 又は )は、アドルフ・エングラーが提唱したエングラー体系をもとに、1953年及び1964年にハンス・メルヒオール (Hans Melchior) らが提唱した植物の分類体系である清水建美「科の並べ方」『週刊朝日百科 植物の世界 創刊号別冊付録 植物用語集+植物分類表』朝日新聞社編、1994年4月17日、3頁。。.

新しい!!: バラ目と新エングラー体系 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »