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トローアス

索引 トローアス

トローアスの地図 トローアス(トロアス、ギリシャ語:Τρωάς, Troas)またはトローアド(トロアド、ギリシャ語:Τρωάδα, Troad)は、アナトリア半島の北西部、現在のトルコ、チャナッカレ県に属するビガ半島の歴史的名称。北西はダーダネルス海峡と、西はエーゲ海とそれぞれ接し、アナトリア半島の他の地域とはカズ・ダー(イダ山)を形成する山塊で隔てられていた。トローアスにはスカマンドロス川(現Karamenderes川)、シモエイス川という2つの主となる川が流れ、トロイア遺跡のある地域で合流していた。他にトローアスには、グレニコス、ケブレン、カレソス、レソス、ロディオス、ヘプタポロス、アイセポスという7つの川があり、先の2つを合わせたすべての川はそこに棲む河神の名前でもあった。.

31 関係: 山塊使徒言行録チャナッカレ県ルカルカによる福音書レーソスローマ帝国トルコパウロヒッタイトテマ制テモテへの手紙二ダーダネルス海峡アナトリア半島アッタロス朝アシア属州イリオスエミール・フォラーエーゲ海オスマン帝国カズ山ギリシア語コリントの信徒への手紙二シモエイススイススカマンドロス共和政ローマ東ローマ帝国楔形文字新約聖書1983年

山塊

北海道の大雪山。火山群からなる巨大な山塊である。 山塊(さんかい、massif)は、山稜が脈状や線状の配列にならず、ひとまとまりの集まりとして把握される一群の山岳のことである。また、山脈から離れて塊状になった山地のこと。独立山(どくりつさん)とも呼ばれる。 その標高が比較的低い場合、独立丘陵(どくりつきゅうりょう)、独立丘(どくりつきゅう、どくりつおか)とも呼ばれる。.

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使徒言行録

『使徒言行録』(しとげんこうろく、Πράξεις τῶν Ἀποστόλων、Acta Apostolorum)は、新約聖書中の一書。 新約聖書の中で、伝統的に四つの福音書のあとにおかれる。『使徒言行録』は新共同訳聖書などで用いられる呼称で、他にも多くの日本語名がある。.

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チャナッカレ県

チャナッカレ県(トルコ語:Çanakkale il)はトルコ北西部、マルマラ地方の県。ヨーロッパ側をテキルダー、エディルネと、アジア側をバスケスィル県と接している。 イスタンブール同様にアジアとヨーロッパのそれぞれに県域を持ち、その海峡もきわめて短い。このため、アジア・ヨーロッパ交通の要所になっている。ヨーロッパの部分はゲリボル半島(ガリポリ)からなり、アジアの部分は歴史上トローアスと呼ばれた地域である。これらはダーダネルス海峡に隔てられている。この海峡は毎日カーフェリーが行きかっている。 この県はギョクチェアダ島、ボズジャアダ島の2島も含んでいる。ギョクチェアダ島はトルコ最大の島である。 この地で特に有名なのはギリシャ神話のトロイの神殿の遺跡である。これはトルコの世界遺産にも登録されており、トロイの木馬のモニュメントも建っている。 第一次世界大戦のガリポリの戦いではこの県のヨーロッパ側、ゲリボル半島に英国を初め連合軍が上陸した物の、ムスタファ・ケマル大佐率いる部隊の反抗にあい上陸を断念した。この半島は歴史国立公園として残され、この戦いで散っていった兵士たちの為に記念碑と墓地が残されている。.

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ルカ

ルカ(Λουκᾶς, Lukas, ギリシア語発音でルカス, 福音記者ルカ)は新約聖書の『ルカによる福音書』及び『使徒行伝』の著者とされる人物。聖人の概念を持つ全ての教派で、聖人として崇敬されている。カトリック教会での記念日は10月18日、正教会での記憶日は4月22日(5月3日)である。西方世界では医者及び画家の守護聖人とされる。日本語表記では、「路加」とも書かれる。.

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ルカによる福音書

『ルカによる福音書』(ルカによるふくいんしょ、Κατά Λουκάν Ευαγγέλιον Kata Loukan Euangelion、Evangelium Secundum Lucam)は、新約聖書中の一書で、イエス・キリストの言行を描く四つの福音書のひとつ。『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』、『ルカによる福音書』(以下『ルカ福音書』)の三つは共通部分が多いことから共観福音書とよばれる。 福音書中には一切著者についての言及はないが、それぞれの冒頭部分の献辞などから『使徒言行録』と同じ著者によって執筆されたことは古代から認められており、現代の学者たちのほとんどが本福音書と使徒言行録は著者による二巻の作品が新約聖書の成立過程でイエスの生涯を記す福音書と、イエス後の教会の発展史という観点から分離して配列されることになった可能性が高いと考えている。(このため、『ルカ福音書』と『使徒言行録』をあわせて「ルカ文書」と称することもある。)伝承では『ルカ福音書』の著者はパウロの弟子の医師であるルカとされてきた。その名は『フィレモンへの手紙』等に見られる。.

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レーソス

レーソス(Ῥῆσος, Rhēsos, Rhesus)は、ギリシア神話の人物で、トラーキアの王である。長母音を省略してレソスとも表記される。 エーイオネウスの子で、従弟にヒッポコオーンがいたとも『イーリアス』10巻。、トラーキアの河神ストリューモーンとムーサイの1人エウテルペー、あるいはカリオペーの子、テルプシコラー、クレイオーの子ともいわれ、エウリーピデースの悲劇『レーソス』では母親は単にムーサとされている。一説によると、レーソスはトラーキアのヘブロス河(現在のマリツァ川)下流域のアイニオス人の王とされ、河神ヘブロスが父であるともいわれる。またレーソスはアルガントーネーを妻にしたといわれるパルテニオス、36(『ミューズ 舞踏と神話』p.117)。。 トロイア戦争のさい、レーソスはトラーキア勢を率いてトロイアの救援に向かったが、トロイアに到着したその夜にディオメーデースによって討たれた。.

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ローマ帝国

ーマ帝国(ローマていこく、Imperium Romanum)は、古代ローマがイタリア半島に誕生した都市国家から、地中海にまたがる領域国家へと発展した段階以降を表す言葉である。従って厳密には古代ローマの体制が共和制だった頃を含んでいる。最盛期には地中海沿岸全域に加え、ブリタンニア、ダキア、メソポタミアなど広大な領域を版図とした。シルクロードの西の起点であり、古代中国の文献では大秦の名で登場する。 帝国という訳語があてられている事から、狭義にはオクタウィアヌスがアウグストゥスの尊称を与えられた紀元前27年からの古代ローマを指す場合もある。しかし、本来の表現からすればこの場合は帝政ローマ、またはローマ帝政期とした方が正確である。.

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トルコ

トルコ共和国(トルコきょうわこく、Türkiye Cumhuriyeti)、通称トルコは、西アジアのアナトリア半島(小アジア)と東ヨーロッパのバルカン半島東端の東トラキア地方を領有する、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる共和国。首都はアナトリア中央部のアンカラ。 北は黒海、南は地中海に面し、西でブルガリア、ギリシャと、東でジョージア(グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアと接する。.

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パウロ

ャン・フーケによる絵、中央にパウロ パウロ(Παῦλοςラテン文字表記: ? - 65年?)は、初期キリスト教の使徒であり、新約聖書の著者の一人。はじめはイエスの信徒を迫害していたが、回心してキリスト教徒となり、キリスト教発展の基礎を作った。ユダヤ名でサウロ (שָׁאוּל、) とも呼ばれる。古代ローマの属州キリキアの州都タルソス(今のトルコ中南部メルスィン県のタルスス)生まれのユダヤ人。.

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ヒッタイト

ヒッタイト(英:Hittites)は、インド・ヨーロッパ語族のヒッタイト語を話し、紀元前15世紀頃アナトリア半島に王国を築いた民族、またはこの民族が建国したヒッタイト帝国(王国とも)を指す。なお、民族としてのヒッタイトは、ヒッタイト人と表記されることもある。 他の民族が青銅器しか作れなかった時代に、高度な製鉄技術によりメソポタミアを征服した。最初の鉄器文化を築いたとされる。 首都ハットゥシャ(現在のトルコのボアズキョイ遺跡)の発掘が進められている。.

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テマ制

テマ制(テマせい ギリシア語:θέματα、Themata)とは、東ローマ帝国中期の地方行政制度。日本語では軍管区制とも呼ばれる。なお、「テマ」という言葉は元々ギリシャ語で「軍団」を表す言葉であるため、ここで述べるテマ制が開始される前から存在するが、この記事とは異なった意味で使用されていることに注意する必要がある。また、中世ギリシャ語では「セマ」となる。.

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テモテへの手紙二

『テモテへの手紙二』(テモテへのてがみ に)は新約聖書中の一書で、牧会書簡と呼ばれるものの一つ。伝統的に使徒パウロの手によるものとされてきた。 聖書学者尾山令仁は、これがAD67年頃パウロによってエフェソス(エフェソ、エペソ)で書かれたと考えている。.

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ダーダネルス海峡

ダーダネルス海峡の地図 ダーダネルス海峡(ダーダネルスかいきょう、Dardanelles)、もしくは、チャナッカレ海峡(チャナッカレかいきょう、Çanakkale Boğazı)は、地中海につながるエーゲ海と黒海につながるマルマラ海を結ぶ狭隘な海峡。ボスポラス海峡とともにヨーロッパとアジアの境界をなす。日本では、英語名のダーダネルス海峡がよく知られている。古くはヘレスポントス(ヘレースポントス、Έλλης πόντος)とも呼ばれていた。.

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アナトリア半島

アナトリア半島(アナトリアはんとう、Ανατολία, Anatolia / Aνατολή, Anatolē、Anadolu)は、アジア大陸最西部で西アジアの一部をなす地域である。現在はトルコ共和国のアジア部分をなす。日本語ではアナトリア半島と呼ばれる事が多いが、英語圏では「半島」をつけない、単なるアナトリアであり、地形ではなく人文地理的な地域を表す言葉である。小アジア(Μικρά Ασία, Mikra Asia, Asia Minor)とも言う。.

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アッタロス朝

アッタロス朝(、)とは、アナトリア西部に紀元前282年から紀元前133年まで存在した王国である。ヘレニズム国家の一つで、ペルガモン王国やアッタロス朝ペルガモンとも称される。.

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アシア属州

アシア属州(ラテン語:Asia, provincia Romana)は、古代ローマ時代のアナトリア半島西部に存在した属州。区分は元老院属州。古くはフリギアと呼ばれ、ギリシア神話やホメロスのイリアスにもその名が散見する、早くより文明化した地域である。 その後フリギアはアッタロス朝ペルガモン王国の支配下に入ったが、紀元前133年に共和政ローマがそのペルガモンを支配下におくと、ローマはフリギアをアシアとガラティアの2属州に分割した。ただしアシア属州はその発足当時から古名のフリギアで呼ばれることの方が多かった。 3世紀の軍人皇帝時代あたりを盛衰の分岐点として、以後のローマはゴート族の侵入やパルミラ王国の圧迫などで混乱を極めた。ディオクレティアヌス帝はアシア属州を7つの州に分割したが、そのうちエフェソスやサルディスなど古くから歴史と伝統を持つ都市部の州が発展した一方で、未開の内陸部に位置する州は衰退することとなった。 395年にローマ帝国が東西に分裂すると、アシア属州は東方属州として東ローマ帝国の一部となる。イスラム勢力と国境を接するシリア属州やエジプト属州が失われた後も、地中海に面したアシア属州の一部は15世紀にオスマン帝国に併呑されるまでビザンツ帝国の属州として存続した。 Category:古代ローマの属州 Category:東ローマ帝国 Category:古代アナトリア.

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イリオス

イリオス(古代ギリシア語イオニア方言形:イーリオス)は、ギリシア神話に登場する都市。イリオン(イオニア方言形:イーリオン)、トロイア(アッティカ方言形:トロイア、イオニア方言形:トロイエー、ドーリス方言形:トローイア)、トロイ(英語:Troy)、トロイアー(古典ラテン語:トロイヤ)などとも呼ばれる。現在のトルコ北西部、ダーダネルス海峡以南(同海峡の東側、アジア側、トルコ語ではトゥルヴァ)にあったとされる。遺跡の入り口には、有名な「トロイの木馬」の複製が建てられている。 一般に、ハインリヒ・シュリーマンによって発掘された遺跡がイリオスに比定されている。神話ではかなりの規模を持った都市国家であるが、現在発掘によって確認される遺跡は城塞以上のものではない。ギリシア神話においては、アガメムノーンを頭とするアカイア軍に滅ぼされたとされ、そのあらましはホメロスの『イーリアス』をはじめとする叙事詩環に描かれている。 トロイの古代遺跡については、イリオス遺跡を参照のこと。.

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エミール・フォラー

エミール・フォラー(Emil Orcitirix Gustav Forrer、1894年 – 1986年)は、スイスのアッシリア学者でヒッタイト学者。 Category:スイスの言語学者 Category:1894年生 Category:1986年没.

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エーゲ海

ーゲ海(エーゲかい、Aegean Sea)は、地中海の一部を構成する海域。地中海の東北部にあたり、西と北をバルカン半島(ギリシャ共和国)、東をアナトリア半島(トルコ共和国)に囲まれた入り江状の海である。 古くは固有名詞で「多島海」(the Archipelago)と呼ばれたこともある、代表的な多島海であり、多くの島々(エーゲ海諸島)が所在する。.

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オスマン帝国

マン帝国(オスマンていこく、)は、テュルク系(後のトルコ人)のオスマン家出身の君主(皇帝)を戴く多民族帝国。英語圏ではオットマン帝国 (Ottoman Empire) と表記される。15世紀には東ローマ帝国を滅ぼしてその首都であったコンスタンティノポリスを征服、この都市を自らの首都とした(オスマン帝国の首都となったこの都市は、やがてイスタンブールと通称されるようになる)。17世紀の最大版図は、東西はアゼルバイジャンからモロッコに至り、南北はイエメンからウクライナ、ハンガリー、チェコスロバキアに至る広大な領域に及んだ。.

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カズ山

山(Kaz Dağı、発音:kɑzdɑɰɯ)またはイダ山(İda Dağı)は、トルコ北西部、トロイア遺跡の南東、エドレミット湾の北海岸に位置する山。古代ギリシアでは、「イーデー山(イデ山、古アテナイ方言:Ἴδη, Idê)」あるいは「イーダ山(イダ山、ドーリア方言:Ἴδα, Ida)」という名で知られていた。トルコ語をそのままカタカナ化したカズ・ダー表記も使われることがある。.

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ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

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コリントの信徒への手紙二

『コリントの信徒への手紙二』は新約聖書に収められた書簡の一つ。使徒パウロと協力者テモテからコリント(コリントス)の教会の共同体へと宛てられた手紙である。『コリント人への第二の手紙』ともいわれる。先立って書かれた第一の書簡が『コリントの信徒への手紙一』である。『ニコリ』という略称が用いられることもある。.

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シモエイス

モエイス(Σιμόεις,, Simois)は、ギリシア神話の神である。オーケアノスとテーテュースの子で、トローアス地方を流れるスカマンドロス河の支流シモエイス河の河神である。娘にアステュオケー、ヒエロムネーメーがおり、アステュオケーはトロイア王エリクトニオスの妻となってトロースを生み、ヒエロムネーメーはアッサラコスの妻となってカピュスを生んだ。トロイア戦争では、ヘーラーが戦車を駆ってスカマンドロス河とシモエイス河の合流地点にやって来て、戦車から神馬たちを放したとき、シモエイスは神馬たちが食べるためにアムブロシアーを生え出させた。またスカマンドロスが大水を起してアキレウスを襲ったときに助力した。.

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スイス

イス連邦(スイスれんぽう)、通称スイスは中央ヨーロッパにある連邦共和制国家。永世中立国であるが、欧州自由貿易連合に加盟しているほかバチカン市国の衛兵はスイス傭兵が務めている。歴史によって、西欧に分類されることもある。 ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれた内陸に位置し、国内には多くの国際機関の本部が置かれている。首都はベルンで、主要都市にチューリッヒ、バーゼル、ジュネーヴ、ローザンヌなど。.

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スカマンドロス

マンドロス(Σκάμανδρος, Skamandoros)は、ギリシア神話の神である。オーケアノスとテーテュースの子で、小アジアのトローアス地方を流れるスカマンドロス河(現在のカラメンデレス川, en)の河神である。ホメーロスによれば神々はクサントスと呼び、人間はスカマンドロスと呼ぶとされ、トロイアの人々はスカマンドロスを深く信仰したという。 スカマンドロスはニュムペーのイーダイアーとの間にテウクロスと、娘カリロエー、ストリューモー、グラウキアがいた。テウクロスはダルダノス以前にトローアス地方を支配したとされ、カリロエーはその子孫であるトロイア王トロースの妻、またストリューモーもトロイア王ラーオメドーンの妻となった。 トロイア戦争ではアキレウスがスカマンドロス河でトロイア軍を殺戮したとき、スカマンドロスは怒ってパイオニアの武将アステロパイオスに勇気を与え、アキレウスを討たせようとしたが、逆にアキレウスはアステロパイオスを討ち、さらにパイオニア勢を殺戮した。このためスカマンドロスは人の姿となって現れ、河が死体であふれていることを非難し、河の外で戦うよう言った。しかしアキレウスは聞かなかったので、大水を起してアキレウスを押し流そうとし、トロイアの兵に対しては水で覆って保護した。アキレウスは水の勢いに耐えられず神々に助けを求め、アテーナーとポセイドーンがアキレウスを励ました。これによってアキレウスは河から抜け出して平野に向かったが、この大水で平野は水浸しになり、死体が浮き漂ったという。アキレウスに逃げられそうになったスカマンドロスはシモエイスに助力を求めたが、ヘーラーはヘーパイストスに命じて激しい大火を起させた。これによって平野の水は乾き、死体が燃え、さらに河の水が煮えたぎったので、スカマンドロスはたまらず降参したという。.

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共和政ローマ

共和政ローマ(きょうわせいローマ)は、紀元前509年の王政打倒から、紀元前27年の帝政の開始までの期間の古代ローマを指す。 この時期のローマは、イタリア中部の都市国家から、地中海世界の全域を支配する巨大国家にまで飛躍的に成長した。帝政成立以後ではなく地中海にまたがる領域国家へと発展して以降を「ローマ帝国」と呼ぶ場合もある。また、1798年に樹立されたローマ共和国 (18世紀)、1849年に樹立されたローマ共和国 (19世紀)と区別するために「古代ローマ共和国」と呼ばれることもある。.

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東ローマ帝国

東ローマ帝国(ひがしローマていこく)またはビザンツ帝国、ビザンティン帝国は、東西に分割統治されて以降のローマ帝国の東側の領域、国家である。ローマ帝国の東西分割統治は4世紀以降断続的に存在したが、一般的には最終的な分割統治が始まった395年以降の東の皇帝の統治領域を指す。西ローマ帝国の滅亡後の一時期は旧西ローマ領を含む地中海の広範な地域を支配したものの、8世紀以降はバルカン半島、アナトリア半島を中心とした国家となった。首都はコンスタンティノポリス(現在のトルコ共和国の都市であるイスタンブール)であった。 西暦476年に西ローマ帝国がゲルマン人の傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされた際、形式上は最後の西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥスが当時の東ローマ皇帝ゼノンに帝位を返上して東西の帝国が「再統一」された(オドアケルは帝国の西半分の統治権を代理するという体裁をとった)ため、当時の国民は自らを古代のローマ帝国と一体のものと考えていた。また、ある程度の時代が下ると民族的・文化的にはギリシャ化が進んでいったことから、同時代の西欧からは「ギリシア帝国」とも呼ばれた。.

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楔形文字

楔形文字(くさびがたもじ、せっけいもじ)とは、世界四大文明の一つであるメソポタミア文明で使用されていた古代文字である。 筆記には水で練った粘土板に、葦を削ったペンが使われた。最古の出土品は紀元前3400年にまで遡ることができる。文字としては人類史上最も古いものの一つであり、古さでは紀元前3200年前後から使われていた古代エジプトの象形文字に匹敵する。.

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新約聖書

『新約聖書』(しんやくせいしょ、ギリシア語: Καινή Διαθήκη, ラテン語: Novum Testamentum)は、紀元1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書で、『旧約聖書』とならぶキリスト教の正典。また、イスラム教でもイエス(イーサー)を預言者の一人として認めることから、その一部(福音書)が啓典とされている。『新約聖書』には27の書が含まれるが、それらはイエス・キリストの生涯と言葉(福音と呼ばれる)、初代教会の歴史(『使徒言行録』)、初代教会の指導者たちによって書かれた書簡からなっており『ヨハネの黙示録』が最後におかれている。現代で言うところのアンソロジーにあたる。「旧約聖書」「新約聖書」は、新旧の別による「旧いから無視してよい・誤っている、新しいから正しい」といった錯誤を避けるため、旧約聖書を『ヘブライ語聖書』、新約聖書を『ギリシア語聖書』と呼ぶこともある。内容的にはキリストが生まれる前までを旧約聖書、キリスト生誕後を新約聖書がまとめている。.

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1983年

この項目では、国際的な視点に基づいた1983年について記載する。.

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