5 関係: ダシャクマーラチャリタ、インド、インド文学、田中於菟弥、東洋文庫 (平凡社)。
ダシャクマーラチャリタ
ダシャクマーラチャリタ(サンスクリット語: दशकुमारचरित)は、インドの古典サンスクリット文学の伝奇小説。日本では『十王子物語』という題名で知られる。作者はダンディンで、7世紀に書かれたとされる。 3編14章の構成をとる。最初の5章は序編または前編と呼ばれ、次の8章には編名がなく未完になっている。中断された8章を完結させたものを後編と呼ぶが、ダンディンが書いた部分は後編8章のみとされている。物語の構想は、現存しないグナーディヤの大説話集『ブリハット・カター』から採られたという説があり、ソーマデーヴァの『カター・サリット・サーガラ』の内容と共通点が多い。また、仏教説話集ジャータカと同類の逸話が収録されており、枠物語の展開も見られる。 内容は十人の貴公子の冒険物語であり、マガダ国のラージャバーハナ王子を中心に展開される。古代中期インドの社会が描かれており、さまざまな階層の登場人物、当時盛んだった都市国家の商業、人生の三願「徳(ダルマ)・財(アルタ)・愛(カーマ)」などが題材とされている。.
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インド
インドは、南アジアに位置し、インド洋の大半とインド亜大陸を領有する連邦共和制国家である。ヒンディー語の正式名称भारत गणराज्य(ラテン文字転写: Bhārat Gaṇarājya、バーラト・ガナラージヤ、Republic of India)を日本語訳したインド共和国とも呼ばれる。 西から時計回りにパキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、モルディブ、インドネシアに接しており、アラビア海とベンガル湾の二つの海湾に挟まれて、国内にガンジス川が流れている。首都はニューデリー、最大都市はムンバイ。 1947年にイギリスから独立。インダス文明に遡る古い歴史、世界第二位の人口を持つ。国花は蓮、国樹は印度菩提樹、国獣はベンガルトラ、国鳥はインドクジャク、国の遺産動物はインドゾウである。.
インド文学
インド文学(インドぶんがく)は、現在のインド共和国を中心とする地域の文芸、及びそれらの作品や作家を研究する学問を指す。古典期のサンスクリット語や、現在もっとも話者が多いヒンディー語、ドラヴィダ文化に属しサンスクリットと異なる独自の古典文芸を持つタミル語など多数の言語により作品が生み出されている。広義には、ヴェーダや、ヒンドゥー教の聖典であるプラーナ文献、古代の法典であるダルマ・シャーストラ、仏教のパーリ語経典などの文献も含まれる。.
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田中於菟弥
中 於菟弥(田中 於兎弥(彌)、たなか おとや、1903年9月24日 - 1989年7月12日)は、インド学・インド文学者。 東京生まれ。府立一中などを経て、東京帝國大学文学部梵文學科卒業。辻直四郎の門下生の一人で中央大学教授などを務めた。古代から中世インド文学、インド神話に関する著書多数。また河田烈の娘婿で、河田の蔵相時代の秘書官を務めた。.
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東洋文庫 (平凡社)
東洋文庫(とうようぶんこ; The Eastern Library)、別称で平凡社東洋文庫(へいぼんしゃとうようぶんこ)は、平凡社が刊行する叢書シリーズ。1963年に創刊。2013年秋の創刊50周年を機にファンクラブ「東洋文庫読者倶楽部」を発足している。.
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