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ダイズサポニン

索引 ダイズサポニン

ダイズサポニン(大豆サポニン)は、オレアナン型アグリコンに1ないし2つの糖鎖を保持するトリテルペン配糖体(トリテルペノイドサポニン)である。.

17 関係: 子葉乳化剤トリテルペノイドサポニントリテルペンダイズアグリコンオレアナンサポニンBioscience, Biotechnology, and Biochemistry糖尿病糖鎖血糖値食品添加物胚軸配糖体苦味抗酸化物質

子葉

子から発芽したブナの対生する子葉(下)と本葉(上) 子葉(しよう)とは、種子植物で種子の中の胚にすでにできている、個体として最初の葉である。形は成体の葉とは大きく異なることが多い。双子葉類では2枚あるため、俗に双葉(ふたば、二葉)という。.

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乳化剤

乳化剤(にゅうかざい、Emulsifier)は、乳化や起泡・消泡などの目的で使用される薬剤の総称。界面活性剤と概ね同義であるが、食品用として使用されるものでは界面活性剤と表記されることは稀である。本項では主に食品用乳化剤について扱う。食品用途以外の乳化剤については、界面活性剤を参照されたい。.

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トリテルペノイドサポニン

トリテルペノイドサポニン(triterpenoid saponin)は、サポニン化合物に分類されるトリテルペン類である。トリテルペン類は4つあるいは5つの環を持つ炭素数30の化合物の一群で、複数の酸素原子により修飾されている。トリテルペン類は、細胞質のメバロン酸経路によって作られる炭素数5のイソプレンユニットが炭素30の化合物へとつながり作られる。コレステロールはトリテルペンの一つの例である。フィトステロールおよびもまたトリテルペンである。トリテルペン類は、特定の構造に応じて約20のグループに分類される。ほ乳類において全てのテルペノイド化合物は生物活性を有しているが、オタネニンジン (Panax ginseng) やエゾウコギ (Eleutherococcus senticosus) といった植物から発見されたトリテルペン類はアダプトゲン作用を示すことが知られている。アダプトゲン作用を示す植物のほとんどのトリテルペノイド化合物は、トリテルペンユニットに様々な糖分子が付加したサポニン配糖体として発見される。これらの糖は腸内バクテリアによって容易に切断され、アグリコン(つまりトリテルペン)の形で吸収される Robyn Klein Masters Thesis Paper, May 2004, Montana State University, Dept Plant Sciences & Plant Pathology: Phylogenetic and phytochemical characteristics of plant species with adaptogenic properties。アグリコンになることによって、これらの分子は細胞膜に挿入し、組成を変え、膜流動性に影響し、多くのリガンドおよび補因子によるシグナル伝達に影響を与える可能性がある。サポニン配糖体は泡立ちによって水の表面張力を低下させ、脂質を分解する。通常、トリテルペンサポニン類は初めて発見された植物の属名に接尾辞 -sideを付けて命名される(例: ginsenoside、astragaloside)。Ginsenoside類やeleutheroside類といった一部はさらに接尾辞 a, a1, b2 などが付く。これは薄層クロマトグラフィーにおけるサポニンのスポットの相対位置(上から下へ)を示している。.

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トリテルペン

トリテルペン(Triterpene)は、6つのイソプレンから構成され、C30H48の分子式を持つテルペンの一種である。 ルパン、オレアナン、ウルサンは、5つの環を持つトリテルペンのグループである。5つの環を持つ有名なトリテルペンは、ボスウェリン酸である。 動物や植物に由来するトリテルペンには、以下のようなものがある。.

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ダイズ

大豆の花 大豆(学名 )は、マメ科の一年草。完熟種子は主に搾油の原料となり、脱脂後の絞り粕(大豆粕)は飼料として利用されている。食用にもなり特に東アジアでは様々な利用形態が発達している。未成熟の種子を枝豆と呼ぶ。.

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アグリコン

アグリコン (Aglycone) は、配糖体のグリコシル基が水素原子に置換された後に残る非糖部分である。 例えば、強心配糖体のアグリコンは、ステロイド分子である。 フィトケミカルの一部は、配糖体とアグリコンの形で見られる。.

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オレアナン

レアナン (Oleanane) は、天然に存在するトリテルペンである。様々な顕花植物に含まれる幅広い化合物の骨格を形成し、これらはオレアナントリテルペンと総称される。 いくつかのオレアナントリテルペンは害虫を抑制する作用を持つ。オレアナンは顕花植物を他の植物から区別する指標と考えられ、その進化の研究に用いられているが、化石記録は未だ少ない。 これらの化合物は、既知の最も古い顕花植物化石の2倍も古いでも見られる。このグループは顕花植物に近縁だと考えられ、顕花植物から2億5000万年以上前に分岐したものである。 オレアナンは現生のシダ類でも見られるが、被子植物で見られる生化学経路とは異なる合成経路によって生成されると考えられている(収斂進化)。.

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サポニン

ポニン (saponin) は、サポゲニンと糖から構成される配糖体の総称である。サボンソウをはじめとするさまざまな植物で見られ、一部の棘皮動物(ヒトデ、ナマコ)の体内にも含まれる。白色の無定形粉末で、両親媒性を持つため、水に混ぜると溶解し、振り混ぜると石鹸のように泡が立つなどの界面活性作用を示す。.

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Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry

Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry(バイオサイエンス, バイオテクノロジー, アンド バイオケミストリー)は、日本農芸化学会が発行する査読付き学術雑誌である。1924年に、Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan(日本農芸化学会紀要)として創刊され、1961年にAgricultural and Biological Chemistryと改称された 1992年に現在の雑誌名になった。 。.

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糖尿病

糖尿病(とうにょうびょう、diabetes mellitus、DM)は、血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)値が一定の基準を超えている状態をさす疾患である。東洋医学では消渇と呼ばれる。なお、腎臓での再吸収障害のため尿糖の出る腎性糖尿は別の疾患である。 糖尿病は高血糖そのものによる症状を起こすこともあるほか、長期にわたると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さのため血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていき、糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症などに繋がる。 糖尿病患者の90%は2型であり、これは予防可能な病気である。2型糖尿病の予防や軽減には、健康的な食事、適度な運動、適切な体重管理、禁煙が有効である。 世界における有病率は9%であり3億4,700万人、世界のDALYの19位を占め(1.3%)、2012年は150万人が糖尿病により死亡した。糖尿病による死者の8割は中低所得国であり、さらにWHOは2030年には世界第7位の死因となると推定している。.

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糖鎖

糖脂質の一種であるガングリオシドGQ1b 糖鎖(とうさ、glycan)とは、各種の糖がグリコシド結合によってつながりあった一群の化合物を指す。結合した糖の数は2つから数万まで様々であり、10個程度までのものをオリゴ糖とも呼ぶ。多数のα-グルコース分子が直線上に結合したアミロースやセルロースは最も単純な糖鎖といえる。 糖鎖は糖同士だけでなく、タンパク質や脂質その他の低分子とも結合して多様な分子を作り出す。これら糖タンパク質、糖脂質は生体内で重要な生理作用を担う。.

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血糖値

血糖値(けっとうち、blood sugar concentration / blood glucose level)とは、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度である。健常なヒトの場合、空腹時血糖値はおおよそ80-100mg/dL程度であり、食後は若干高い値を示す。 ヒトの血糖値は、血糖値を下げるインスリン、血糖値をあげるグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンといったホルモンにより、非常に狭い範囲の正常値に保たれている。体内におけるグルコースはエネルギー源として重要である反面、高濃度のグルコースは糖化反応を引き起こし微小血管に障害を与え生体に有害であるため、インスリンなどによりその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれている。.

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食品添加物

PAGENAME 食品添加物(しょくひん てんかぶつ、英語 food additives)は、食品製造の際に添加する物質のこと。広義には食品包装に使われる樹脂などを、間接食品添加物として扱う場合がある。 主な用途.

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胚軸

Scouler's willow (''Salix scouleriana'') 種子の略図 胚軸(はいじく、hypocotyl、"hypocotyledonous stem"〔子葉より下〕の短縮形)は、発芽した苗の茎であり、子葉 (cotyledon) の下、幼根 (radicle) の上に位置している。.

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配糖体

配糖体(はいとうたい)あるいはグリコシド は、糖がグリコシド結合により様々な原子団と結合した化合物の総称である。配糖体の元となる糖をグリコンと呼び、残りの原子団に水素を結合させたものをアグリコンと呼ぶ。広義には、グリコシド結合における酸素原子が窒素(窒素配糖体)や硫黄(チオグリコシド)など他の原子によって置換された構造の化合物をも含む。.

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苦味

アドリアーン・ブラウエル『苦い薬』シュテーデル美術館収蔵 苦味(にがみ)は五基本味の一つの味覚である。.

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抗酸化物質

抗酸化剤の1つ、グルタチオンの空間充填モデル。黄色球は酸化還元活性、すなわち抗酸化作用を有する硫黄原子。そのほか、赤色、青色、白色、黒色球はそれぞれ酸素、窒素、水素、炭素原子。 抗酸化物質(こうさんかぶっしつ、antioxidant)とは、抗酸化剤とも呼ばれ、生体内、食品、日用品、工業原料において酸素が関与する有害な反応を減弱もしくは除去する物質の総称である。特に生物化学あるいは栄養学において、狭義には脂質の過酸化反応を抑制する物質を指し、広義にはさらに生体の酸化ストレスあるいは食品の変質の原因となる活性酸素種(酸素フリーラジカル、ヒドロキシルラジカル、スーパーオキシドアニオン、過酸化水素など)を捕捉することによって無害化する反応に寄与する物質を含む。この反応において、抗酸化物質自体は酸化されるため、抗酸化物質であるチオール、アスコルビン酸またはポリフェノール類は、しばしば還元剤として作用する。 抗酸化物質には、生体由来の物質もあれば、食品あるいは工業原料の添加物として合成されたものもある。抗酸化物質の利用範囲は酸素化反応の防止にとどまらず、ラジカル反応の停止や酸化還元反応一般にも利用されるため、別の用途名を持つ物も少なくない。本稿においては、好気性生物の生体内における抗酸化物質の説明を中心に、医療あるいは食品添加物としての抗酸化剤を説明する。もっぱら工業原料に使われる酸化防止剤などについては関連項目の記事を併せて参照。.

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