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ソウル方言

索引 ソウル方言

ウル方言(ソウルほうげん)、ソウルマル()は、大韓民国ソウル特別市を中心とする地域で話される朝鮮語の方言。大韓民国における標準語(ピョジュノ、)の土台となっており、朝鮮民主主義人民共和国の標準語である文化語もソウル方言を事実上の土台としている。釜山方言などに比べ、抑揚が少なく平坦な発音をすることが特徴。 韓国では方言よりも「ソウルマル」を尊重する意識が強いため、非ソウル出身者が多い在日韓国人との意思疎通に少し障害を来すことが指摘されている。 ソウルマルは韓国標準語の土台ではあるが、両者は全く同じではない。特に街角の話し言葉としてのそれは、標準語と微細だがはっきりした違いがある。例として、母音の長短の区別意識が薄い、 と の区別意識が低い、文末の が、 がに近い発音になる場合があることなどが挙げられる。簡約すれば、韓国標準語は教養ある人間が使う保守的なソウルマルと考えればよい。東京方言と標準日本語、北京語と普通話との関係と同じである。 朝鮮民主主義人民共和国における標準語である文化語は、名目上は平壌方言に基づくと規程されているが、実際には大韓民国の標準語と同様にソウル方言を基礎としており、平壌方言に由来する要素は皆無ではないもののかなり限定的である。現在の朝鮮語の南北差異は、主には南北分断後の両国の社会体制・言語政策の違いに由来するものである。.

13 関係: 大韓民国在日朝鮮語北京語ソウル特別市共通語東南方言 (朝鮮語)東京方言標準語 (大韓民国)朝鮮語朝鮮民主主義人民共和国方言文化語 (朝鮮語)普通話

大韓民国

大韓民国(だいかんみんこく、대한민국、漢字: 大韓民國)、通称韓国(かんこく)は、朝鮮半島(韓半島)南部を実効支配する東アジアの共和制国家であり、戦後の冷戦で誕生した分断国家。 憲法上は鴨緑江、豆満江以南の「朝鮮半島及び付属島嶼」全域を領土とするが、現在、北緯38度付近の軍事境界線以北は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の統治下にあり施政権は及んでいない。朝鮮戦争で争った北朝鮮とは1953年に休戦したが、その後も断続的に軍事的対立や小規模な衝突が発生している。 政治面は1980年代半ばまで独裁体制が取られていたが、1987年の民主化宣言によって成立し、現在まで続いている第六共和国憲法に基づく体制は民主主義政体と評価される。 経済面は1960年代前半まで世界最貧国グループにあったため朝鮮戦争で荒廃した韓国は、当時1人あたりの国民所得が日本の5分の1に満たず世界の最貧国に数えられていた。一方、北朝鮮は経済の5カ年計画(*)に成功し、1人あたりの国民所得が韓国の2倍を超えていた。NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像 -世界の中で- 第1回「信頼回復への道」2015年6月19日放送。(*)北朝鮮はソ連型の計画経済を導入した。当時の韓国の一人あたりの国民所得は、日本の五分の一に満たない82ドルで、朝鮮戦争の荒廃から立ち直っておらず、世界の最貧国のひとつだった。NHK さかのぼり日本史「戦後“経済外交”の軌跡」第三回 経済援助 積み残された課題 2012年4月17日放送、キャスター 石澤典夫、解説 学習院大学教授 井上寿一。、独自に資金や技術を調達できなかった岩田勝雄,, 立命館大学コラム「あすへの話題」2006年7月(第44回).

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在日朝鮮語

在日朝鮮語(ざいにちちょうせんご、재일조선어)または在日韓国語(ざいにちかんこくご、재일한국어)とは、在日韓国・朝鮮人によって話される、朝鮮語の変種のことを指す。後述するように話者による変異がある。.

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北京語

北京語(ペキンご)は、中国の北京で話される中国語の方言。中華民国では北平語などと呼ばれたこともある。北方方言に属する。 普通話、国語、華語などと呼ばれる現代標準中国語は北京の発音を基本としており、これを俗に北京語と呼ぶ場合もあるが、方言としての北京語とは完全に同じではない。普通話は文言(漢文)の語彙語法を取り込んだ教養ある知識人の北京語(官話)を基準にしており、北京の街角で話される日常語とは違いがある。日本語の標準語(共通語)と東京方言(山の手言葉、江戸弁)のような関係にあると考えるとわかりやすいであろう。.

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ソウル特別市

ウル特別市(ソウルとくべつし、、漢字: 서울特別市 、英語:Seoul)、通称ソウルは、大韓民国の首都。かつての朝鮮王朝の首都「漢城府」である。日本統治時代の朝鮮では漢ではなく京を使い「京城府」と呼ばれた。.

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共通語

共通語(きょうつうご)とは、ある地域や集団間で共通に用いられる言語をいう。.

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東南方言 (朝鮮語)

朝鮮語の方言区画図(小倉進平)。薄いピンク色の領域が東南方言の使用地域である。 東南方言(とうなんほうげん、동남 방언)は、朝鮮半島の東南部で用いられている朝鮮語の方言である。使用地域は慶尚道地域(現在の慶尚南道・慶尚北道・釜山広域市・大邱広域市・蔚山広域市)とほぼ一致し、嶺南方言(れいなんほうげん、영남 방언)や慶尚道方言(けいしょうどうほうげん、경상도 방언)とも呼ばれる。.

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東京方言

東京方言または東京弁、東京語とは、東京で話される日本語の方言である。定義は諸説あるが、主なものは次の通り。.

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標準語 (大韓民国)

大韓民国の標準語 (ひょうじゅんご、표준어) は、「教養ある人々があまねく使う現代ソウル語で定める」言葉である(標準語規定第1部第1項)。国立国語院が管理している。現行の規定は1988年1月9日文教部告示第88-2号で告示された。.

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朝鮮語

朝鮮語(ちょうせんご)または韓国語(かんこくご)は、主に朝鮮民族が使う言語で、朝鮮半島の大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および中華人民共和国吉林省延辺朝鮮族自治州・長白朝鮮族自治県の公用語。 韓国での政府呼称は「韓国語」、北朝鮮での政府呼称は「朝鮮語」である。日本において「韓国語」は、専ら韓国の言語を指す呼称として用いられ、南北を区別しない呼称としては、言語学・音韻論など学術的にも、標準表記として「朝鮮語」が用いられるので、ここでは言語名を全て朝鮮語に統一して記述する。.

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朝鮮民主主義人民共和国

朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく、)、通称北朝鮮(きたちょうせん)は、東アジアの朝鮮半島北部を実効支配する、最高指導者による事実上独裁体制を取る社会主義共和国。冷戦下で誕生した分断国家である。ただし大韓民国は朝鮮半島全域の領有権を主張しているほか、後述の通り日本も国家として承認していない。 軍事境界線(38度線)を挟み分断した片割れの大韓民国(韓国)と、豆満江を挟んで中華人民共和国及びロシア連邦と、鴨緑江を挟んで中国と接している。首都は平壌で、人口は約2515万人とされる。行政区画は平壌直轄市、開城工業地区、金剛山観光地区、新義州特別行政区、羅先特別市、羅先経済特区、南浦特級(特別)市と八つの道に分かれる。.

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方言

方言(ほうげん)は、ある言語が地域によって別々な発達をし、音韻・文法・語彙(ごい)などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれた、と見なされたときの、それぞれの地域の言語体系のこと。ある地域での(他の地域とは異なった面をもつ)言語体系のこと。地域方言とも言い、普通、「方言」と言うと地域方言を指す。一方、同一地域内にあっても、社会階層や民族の違いなどによって言語体系が違う場合は社会方言と言う。.

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文化語 (朝鮮語)

文化語(ぶんかご、문화어)は、朝鮮民主主義人民共和国(以下、「北朝鮮」)の標準語である。 『조선말대사전(朝鮮語大辞典)』(2017年)では,「平壌語を基礎として築かれた規範的な言葉。偉大なる首領金日成同志と偉大なる指導者金正日同志,敬愛する最高指導者金正恩同志の革命的文風を手本として民族語のあらゆる優秀な要素を集大成した素晴らしい言葉」とされる。また、『朝鮮語規範集』(2010年)中の「文化語発音法」の総則によれば、「朝鮮語発音法は,革命の首都・平壌を中心地とし、平壌語を土台として成り立った文化語の発音に基づく」とされる。 このように,北朝鮮での定義によれば文化語は,西北方言に属す平壌語を土台としていることになる。しかしながら、査定した朝鮮語標準語集からつながる文化語制定の歴史的経緯や,文化語の態様などを考えれば、文化語は純粋な平壌方言に基づくものではなく、ソウル方言を中心とした中部方言を土台として、それに平壌方言的な要素や語彙整理の成果などを若干加えて形作られたものであると考えられる。.

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普通話

普通話(ふつうわ/プゥトンホア)は、中華人民共和国において公用語として定められた中国語のことをいう。中国語の「普通」も日本語の「普通」と同じく「普(あまね)く通る」「広く通用する」「一般」を意味する語である。 北京語音を標準音とし、北方話を基礎方言とし、典型的な現代白話文の著作を文法規範とする。現代の普通話は中国の公用語とされる。1950年代から1960年代にかけて共産党と人民政府により、普通話の名称と簡体字、ピンインの採用などその内容を法律として定められ、各民族も普通話を学ぶことが推奨されている。中国語圏外の外国語教育における「中国語」は、一般的に普通話を指す。 中華民国(台湾)の公用語である国語とは基本的に同一の言語とされるが、正書法(繁体字、注音符号)や規範的な発音・語彙に一部差異がある(#台湾の中国語参照)。.

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