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スターバト・マーテル

索引 スターバト・マーテル

ターバト・マーテル(Stabat Mater、「悲しみの聖母」「聖母哀傷」)は、13世紀に生まれたカトリック教会の聖歌の1つである。ヤーコポーネ・ダ・トーディ (Jacopone da Todi) の作とされる。題名は、最初の1行(Stabat mater dolorosa、悲しみの聖母は立ちぬ)を省略したものである。 中世の詩の中でも極めて心を打つものの1つであり、わが子イエス・キリストが磔刑となった際、母マリアが受けた悲しみを思う内容となっている。 中世以来、西洋音楽の多くの作曲家がこの詩に曲を付けている。中でもジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ、アントニオ・ヴィヴァルディ、ジョヴァンニ・バティスタ・ペルゴレージ、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン、ジョアキーノ・ロッシーニ、アントニン・ドヴォルザーク、カロル・シマノフスキ、フランシス・プーラン、アルヴォ・ペルト、クシシュトフ・ペンデレツキなどのものが著名である。『聖歌四編』に含まれたスターバト・マーテルの旋律はジュゼッペ・ヴェルディの最晩年の作品である。.

22 関係: 中世メロディラテン語トロキーフランツ・ヨーゼフ・ハイドンフランシス・プーランクアルヴォ・ペルトアントニン・ドヴォルザークアントニオ・ヴィヴァルディイエス・キリストカロル・シマノフスキカトリック教会クシシュトフ・ペンデレツキジュゼッペ・ヴェルディジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージジョヴァンニ・ダ・パレストリーナジョアキーノ・ロッシーニ聖歌聖歌四篇聖母マリア悲しみの聖母13世紀

中世

中世(ちゅうせい、英語:middle ages)は、狭義には西洋史の時代区分の一つで、古代よりも後、近代または近世よりも前の時代を指す。17世紀初頭の西洋では中世の観念が早くも定着していたと見られ、文献上の初見は1610年代にまでさかのぼる。 また、広義には、西洋史における中世の類推から、他地域のある時代を「中世」と呼ぶ。 ただし、あくまでも類推であって、西洋史における中世と同じ年代を指すとは限らないし、「中世」という時代区分を用いない分野のことも多い。 また、西洋では「中世」という用語を専ら西洋史における時代区分として使用する。 例えば英語では日本史における「中世」を通常は「feudal Japan」(封建日本)や「medieval Japan」(中世日本)とする。.

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メロディ

メロディ(Melody)は、ある高さと長さを持ついくつかの楽音が前後に連続して、それがリズムに従って、連続的に進行する(演奏される)ことによって、何らかの音楽的内容をもつもの。したがって、一連の音の高さの比率が同じならば, 最初の1音の高さが違っても、同一のメロディーとなる。和訳は旋律。節(ふし)のこと。 特に西洋音楽において、このメロディはハーモニー(和声)、リズム(律動)と共に、音楽の三要素のひとつとされる。 旋律理論では、最初に現れた音をもとにして、反復または緊張という役割をもつ音が続き、解決をする音で終了すると考える。さらに、数秒または数小節の短いメロディ(楽句、フレーズ)を一つの単位としてとらえ、長いメロディを構成する各単位に反復、緊張、解決という役割を与えることができる。 一般的にメロディは音階や旋法といった音組織の上に成り立つ。特に西欧の古典音楽(ルネサンス後期の調性が確立した以降の音楽で、シェーンベルクのような調性を持たない音楽以前のもの)においては、音階の選択は調性が強く意識されており、和音進行が重要な意味を持つ。その意味において、より緊張や解決という役割はハーモニーの考え方からよく理解できる、また反復とはリズムそのものである。それぞれは重なり合い明確に区別することはできない。 人は大量の音が含まれる音楽でも、印象的な音のつながりを直感的に認識しメロディとして楽しむことができる。 多くの西洋系音楽は、中心となるメロディを印象付けるように意図的に作曲されている。直感的に認識しがたいことを意図した楽曲もある。.

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ラテン語

ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.

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トロキー

トロキー(trochee or choree, choreus)は英語詩などに使われる韻脚。アクセントの強い音節の後にアクセントの弱い音節が続く。強弱格、揚抑格と訳される。古典詩(古代ギリシャ語詩や古代ラテン語詩)ではトロカイオス(ギリシャ語:τροχαῖος, trochaíos)と呼ばれ、母音の長い音節の後に母音の短い音節が続き、長短格と訳される。.

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フランツ・ヨーゼフ・ハイドン

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732年3月31日 ニーダーエスターライヒ州 - 1809年5月31日 ウィーン、但し遺体はアイゼンシュタット)は、古典派を代表するオーストリアの作曲家。また、弟ミヒャエル・ハイドンも作曲家として名を残している。 数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父、弦楽四重奏曲の父と呼ばれている。 弦楽四重奏曲第77番第2楽章にも用いられた皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツ国歌(ドイツの歌)に用いられている。.

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フランシス・プーランク

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(プランク)(Francis Jean Marcel Poulenc,1899年1月7日-1963年1月30日)は、フランスの作曲家。フランス6人組の一人。声楽、室内音楽、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽、オーケストラ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲している。その作風から、1950年7月のパリのプレス紙において評論家のクロード・ロスタンから「ガキ大将と聖職者が同居している」と評された。.

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アルヴォ・ペルト

アルヴォ・ペルト(Arvo Pärt, 1935年9月11日 - )はエストニア生まれの作曲家である。しばしばミニマリスムの楽派に属する一人とされる。.

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アントニン・ドヴォルザーク

アントニーン・レオポルト・ドヴォルザーク(チェコ語:Antonín Leopold Dvořák 、1841年9月8日 - 1904年5月1日)は後期ロマン派におけるチェコの作曲家。チェコ国民楽派を代表する作曲家である。チェコ語の発音により近い「ドヴォルジャーク」「ドヴォジャーク」という表記も用いられている(表記についてはドヴォジャークを参照)。 ブラームスに才能を見いだされ、『スラヴ舞曲集』で一躍人気作曲家となった。スメタナとともにボヘミア楽派と呼ばれる。その後、アメリカに渡り、音楽院院長として音楽教育に貢献する傍ら、ネイティブ・アメリカンの音楽や黒人霊歌を吸収し、自身の作品に反映させている。 代表作に、弦楽セレナード、管楽セレナード、ピアノ五重奏曲第2番、交響曲第7番、交響曲第8番、交響曲第9番『新世界より』、スラヴ舞曲集、この分野の代表作でもあるチェロ協奏曲、『アメリカ』の愛称で知られる弦楽四重奏曲第12番などがある。.

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アントニオ・ヴィヴァルディ

アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi, 1678年3月4日 - 1741年7月28日)は、ヴェネツィア出身のバロック後期の作曲家で、ヴァイオリニスト。カトリック教会の司祭。.

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イエス・キリスト

イエス・キリスト(紀元前6年から紀元前4年頃 - 紀元後30年頃、Ίησοῦς Χριστός、יְהוֹשֻׁעַ/יֵשׁוּעַ הַמָּשִׁיחַ, )は、ギリシア語で「キリストであるイエス」、または「イエスはキリストである」という意味である。すなわち、キリスト教においてはナザレのイエスをイエス・キリストと呼んでいるが、この呼称自体にイエスがキリストであるとの信仰内容が示されているX.

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カロル・シマノフスキ

ル・マチエイ・シマノフスキ(Karol Maciej Szymanowski, 1882年10月6日 - 1937年3月29日)は、ポーランドの作曲家。激動する時代に合わすかのようにその作風を何度か変えながら4つの交響曲、2つのヴァイオリン協奏曲、2つの弦楽四重奏曲、2つのオペラ、ピアノ曲や歌曲を残した。.

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カトリック教会

トリック教会(カトリックきょうかい、)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。.

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クシシュトフ・ペンデレツキ

ュトフ(またはクリシュトフ)・エウゲニウシュ・ペンデレツキ(Krzysztof Eugeniusz Penderecki 1933年11月23日 - )は、ポーランドの作曲家、指揮者。クラクフ生まれのカトリック教徒。ポーランド楽派の主要作曲家の1人である。.

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ジュゼッペ・ヴェルディ

ュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi、1813年10月10日 - 1901年1月27日)は、19世紀を代表するイタリアのロマン派音楽の作曲家であり、主にオペラを制作した。 代表作は『ナブッコ』、『リゴレット』、『椿姫』、『アイーダ』などがある。彼の作品は世界中のオペラハウスで演じられ、またジャンルを超えた展開を見せつつ大衆文化に広く根付いている。ヴェルディの活動はイタリア・オペラに変革をもたらし、現代に至る最も重要な人物と評される石戸ら (1998)、pp.2-3、イントロダクション。1962年から1981年まで、1000リレ(リラの複数形)紙幣に肖像が採用されていた。.

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ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ

ョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi, 1710年1月4日 - 1736年3月17日)は、イタリアのナポリ楽派オペラ作曲家。ペルゴレーシとも呼ばれる。モーツァルトやロッシーニらに続くオペラ・ブッファの基礎を築き、甘美な旋律にあふれたオペラを作曲した。短い生涯であったのにも拘らず、古典派音楽の様式を最も早く示した人物として音楽史に名を遺している。.

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ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ

ョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina, 1525年?-1594年2月2日)は、イタリア・ルネサンス後期の音楽家である。一般に「パレストリーナ」と呼ばれるが、ジョヴァンニが名、ピエルルイージが姓。パレストリーナは後述のように生地である。カトリックの宗教曲を多く残し「教会音楽の父」ともいわれる。.

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ジョアキーノ・ロッシーニ

ッシーニの肖像画 ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ(Gioachino Antonio Rossini, 1792年2月29日 - 1868年11月13日)は、イタリアの作曲家。美食家としても知られる。作品の中でも『ウィリアム・テル』序曲が非常に有名。.

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聖歌

聖歌(せいか)は、キリスト教において用いられる宗教歌を幅広く指す語である。教派ごとにその指す内容は若干異なるが、下記のように「賛美歌」などに比べて広義の意味合いをもつ事が多い。.

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聖歌四篇

聖歌四篇または聖歌四編(せいかしへん、Quattro Pezzi Sacri)は、聖句に基づくジュゼッペ・ヴェルディの混声合唱曲集。異なる年代に別々に成立した楽曲の寄せ集めではあるが、しばしばまとめて上演されている。以下の4曲から成る。.

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聖母マリア

聖母マリア(せいぼマリア、מִרְיָם,, ܡܪܝܡ,, Μαρία, )は、イエス・キリスト(ナザレのイエス)の母、ナザレのヨセフの妻。ヨアキムとアンナの娘とされている。 「聖母(せいぼ)」はカトリック教会、聖公会で最も一般的な称号である。おとめマリア、処女マリア、神の母マリアとも。 正教会の一員である日本ハリストス正教会では生神女マリヤ(しょうしんじょマリヤ)の表現が多用される。 この記事ではキリスト教におけるマリアのみについて取り上げる。.

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悲しみの聖母

悲しみの聖母 (かなしみのせいぼ:ラテン語:Beata Maria Virgo Perdolens) は、マリアの人生における悲しみに関連した称号・信心であり、嘆きの聖母・悲しみの御母・慈愛の聖母・七つの悲しみの聖母・七つの嘆きの聖母などといった称号で呼ばれることもある。また、カトリック教会におけるマリア美術(en:Marian art)の主題でもある。 「マリアの七つの悲しみ」は、カトリック教会の信心業の中でも普及しているものである。カトリック教会における共通した宗教画として、聖母マリアが、悲しみにくれて涙を流し、7つの矢に心臓を貫かれ、しばしば流血している姿が描かれる。 この信心業における祈祷文も、聖母の悲しみを瞑想することから成り立っており、これはルカ福音書に書かれているシメオンの予言を基にした聖母の七つの悲しみを詳しく述べるところから始まる。この「悲しみの聖母」における信心で一般的なものは、「七つの悲しみのロザリオ」(en:Rosary of the Seven Sorrows)や、「聖母の七つの悲しみのチャプレット」、そして最近では「聖母マリアの悲しみと汚れなきみ心」(en:Sorrowful and Immaculate Heart of Mary)がある。「悲しみの聖母」の祝日は、9月15日である。なお、「悲しみの金曜日」の祝日(en:Friday of Sorrows)にもいくつかのカトリックを信仰する国々において、「悲しみの聖母」への信心を行うこともある。.

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13世紀

チンギス・ハーン像。 モンゴル帝国の発展。 モンゴル帝国の最大領域。 13世紀(じゅうさんせいき)は、西暦1201年から西暦1300年までの100年間を指す世紀。.

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