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ジヨードチロシン

索引 ジヨードチロシン

ヨードチロシン(Diiodotyrosine)は、甲状腺ホルモンの前駆体で、モノヨードチロシンのフェノール環のもう1つのメタ位にヨウ素が配位した物質である。 ジヨードチロシンはヨウ化物ペルオキシダーゼの働きを調節する。また甲状腺のコロイド中でモノヨードチロシンと結合し、トリヨードサイロニンを形成する。2分子のジヨードチロシンが結合するとサイロキシンができる。.

10 関係: モノヨードチロシンヨウ化物ペルオキシダーゼヨウ素トリヨードサイロニンフェノールジヨードチロシントランスアミナーゼサイロキシン前駆体甲状腺甲状腺ホルモン

モノヨードチロシン

モノヨードチロシン(Monoiodotyrosine)は、甲状腺ホルモンの前駆体で、チロシンのフェノール環のメタ位にヨウ素が配位した物質である。2分子が結合して3,3'-ジヨードサイロニンを形成する。また甲状腺のコロイド中ではさらに1分子がジヨードチロシンに結合してトリヨードサイロニンとなる。 "MIT"と略される。.

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ヨウ化物ペルオキシダーゼ

ヨウ化物ペルオキシダーゼ(ヨウかぶつペルオキシダーゼ、iodide peroxidase)は、チロシン代謝酵素の一つで、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。 反応式の通り、この酵素の基質はヨウ化物とH2O2とH+、生成物はI2とH2Oである。補因子としてヘムを用いる。 組織名はiodide:hydrogen-peroxide oxidoreductaseで、別名にiodotyrosine deiodase、iodinase、iodoperoxidase (heme type)、thyroid peroxidase、iodide peroxidase-tyrosine iodinase、iodotyrosine deiodinase、monoiodotyrosine deiodinase、thyroperoxidase、tyrosine iodinase、TPOがある。.

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ヨウ素

ヨウ素(ヨウそ、沃素、iodine)は、原子番号 53、原子量 126.9 の元素である。元素記号は I。あるいは分子式が I2 と表される二原子分子であるヨウ素の単体の呼称。 ハロゲン元素の一つ。ヨード(沃度)ともいう。分子量は253.8。融点は113.6 ℃で、常温、常圧では固体であるが、昇華性がある。固体の結晶系は紫黒色の斜方晶系で、反応性は塩素、臭素より小さい。水にはあまり溶けないが、ヨウ化カリウム水溶液にはよく溶ける。これは下式のように、ヨウ化物イオンとの反応が起こることによる。 単体のヨウ素は、毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている。.

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トリヨードサイロニン

トリヨードサイロニン(Triiodothyronine, TIT)は甲状腺ホルモンの一種である。T3とも言われる。 甲状腺刺激ホルモン(TSH)はサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニンの生産を促す。視床下部では、T4はT3に変換され、TSHは主にT3によって阻害される(負のフィードバック)。甲状腺はT3よりもT4を多く生産するため、血漿中でのT4の濃度はT3の濃度より40倍も高くなる。体内を循環するT3の大部分はこうしてT4の5位の炭素が脱ヨード化されたものである。 トリヨードサイロニンの構造はサイロキシンと類似しているが、1分子あたりヨウ素原子が1つだけ少ない。さらに、T3は活性が強く少量しか生産されない。 T3は最も強力な甲状腺ホルモンで、体温、成長、心拍数などを含めた体内のほぼ全ての過程に関与している。.

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フェノール

フェノール (phenol、benzenol) は、水彩絵具のような特有の薬品臭を持つ有機化合物である。芳香族化合物のひとつで、常温では白色の結晶。示性式は C6H5OHで、ベンゼンの水素原子の一つがヒドロキシル基に置換した構造を持つ。和名は石炭酸(せきたんさん)。 広義には、芳香環の水素原子をヒドロキシ基で置換した化合物全般を指す。これらについてはフェノール類を参照のこと。.

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ジヨードチロシントランスアミナーゼ

ヨードチロシントランスアミナーゼ(Diiodotyrosine transaminase)は、次の化学反応を触媒する酵素である。 即ち、この酵素の2つの基質は3,5-ジヨード-L-チロシンと2-オキソグルタル酸であり、4-ヒドロキシ-3,5-ジヨードフェニルピルビン酸とL-グルタミン酸の2つの反応物が生成する。 この酵素はトランスフェラーゼのファミリーに属し、特に含窒素基を転移するトランスアミナーゼである。この酵素の組織名は、3,5-ジヨード-L-チロシン:2-オキソグルタル酸アミノトランスフェラーゼ、ハロゲン化チロシンアミノトランスフェラーゼ、ハロゲン化チロシントランスアミナーゼである。補因子としてピリドキサールリン酸を必要とする。.

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サイロキシン

イロキシンまたはチロキシン (Thyroxine) は甲状腺の濾胞から分泌される甲状腺ホルモンの一種であり、同じく甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニンの前駆体ともなる修飾アミノ酸で、T4と略記される。 サイロキシンは、その99.95%がサイロキシン結合タンパク質やアルブミンなどのタンパク質と結合した状態で血液中を運ばれる。血中での寿命はおよそ1週間である。 またサイロキシンは代謝量の制御に関わり、成長に影響を与えていることが示されている。 D型の異性体はデキストロサイロキシンと呼ばれ、脂質の改質に用いられている。.

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前駆体

化学における 前駆体(ぜんくたい)とは、ある化学物質について、その物質が生成する前の段階の物質のことを指す。有機合成化学や生化学で用いられる用語であり前駆物質、プリカーサー (precursor) とも呼ばれる。.

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甲状腺

腺(こうじょうせん、Thyroid gland)とは、頚部前面に位置する内分泌器官。甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン、サイロキシン、カルシトニンなど)を分泌する。.

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甲状腺ホルモン

腺ホルモン (サイロイドホルモン、Thyroid hormone) とは、甲状腺から分泌され、一般に全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる働きをもつ、アミノ酸誘導体のホルモンのこと。.

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