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シヴァ派

索引 シヴァ派

ヴァ派(シャイヴァ, Śaiva)は、ヒンドゥー教における有力な宗派の1つ。 2世紀のクシャーナ朝時代には、既に大きな勢力となっていた - コトバンク/世界大百科事典。 シヴァ神を最高神として崇拝する。シヴァ神には、「イーシュヴァラ」(自在天、主宰神/最高神)、「マヘーシュヴァラ」(大自在天)等の伝統的な絶対者概念が異名として取り込まれており、シヴァ派によるその「一者」概念の普及・探求は、ヨーガ学派や不二一元論などの哲学的発達にも寄与した。 サティー、パールヴァティー、ドゥルガー等のシヴァ神の妃も併せて崇拝され、またリンガと呼ばれる男性器(と女性器の交合)像をかたどった神体が用いられるのも特徴の1つ。 シヴァ派は仏典でも、「自在天(イーシュヴァラ)・大自在天(マヘーシュヴァラ)を崇拝し、体中に灰を塗りたくる外道」「人間の髑髏を連ねて首飾りにする外道」等として言及されている。.

15 関係: 大自在天不二一元論世界大百科事典仏典ヨーガ学派パールヴァティーヒンドゥー教ヒンドゥー教の宗派ドゥルガーカシミールクシャーナ朝コトバンクシヴァタミル人サティー (インド神話)

大自在天

大自在天『図像抄』「尊像三目八臂騎白牛」とある 大自在天(だいじざいてん、梵:महेश्वर、Maheśvara、マヘーシュヴァラ、音写:摩醯首羅、まけいしゅら)とも言う。もともとはヒンドゥー教におけるシヴァ神である。仏教では自在天外道の主神とされる。なお大聖歓喜自在天・他化自在天と名称が似ているため多く混同されるが、別の天部である(後述)。妻は烏摩妃(パールヴァティー)。.

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不二一元論

不二一元論(ふにいちげんろん、advaitavāda, アドヴァイタヴァーダ)とは、ヒンドゥー教ヴェーダーンタ学派において、8世紀のシャンカラによって唱えられた学説。これはヴェーダンタ学派における最有力の学説となり、この学説に則る哲学や学派をアドヴァイタ・ヴェーダーンタ(advaita vedanta)と呼ぶ。.

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世界大百科事典

世界大百科事典(せかいだいひゃっかじてん)は、平凡社が出版する百科事典のひとつ。最新版は2007年9月に発売された『改訂新版 世界大百科事典』であり、全35巻、総項約24,900、総項目数約9万、索引項目数約49万である。最新版の編集長は、加藤周一。.

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仏典

仏典(ぶってん)とは、仏教典籍の略称で、仏教の聖典の総称である。『律蔵』『経蔵』『論蔵』という分類形態から三蔵とも呼ばれる。.

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ヨーガ学派

ヨーガ学派(ヨーガがくは、योगदर्शनम् Yoga-darśana)は、インド哲学の学派で、ヨーガの実践により心身を統一し、解脱を目指す学派である。六派哲学の1つに数えられる。『ヨーガ・スートラ』を教典としている南直哉『賭ける仏教』 春秋社、2011年7月、254頁。。 サーンキヤ学派の兄弟学派といわれるが、最高神を認める点が異なる。.

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パールヴァティー

パールヴァティー(पार्वती Pārvatī)は、ヒンドゥー教の女神の一柱で、その名は「山の娘」を意味する。シヴァ神の神妃。ヒマラヤ山脈の山神ヒマヴァットの娘で、ガンジス川の女神であるガンガーの姉に当たる。軍神スカンダや、学問の神ガネーシャの母。シヴァの最初の妻サティーの転生とされ、穏やかで心優しい、美しい女神といわれる。金色の肌を持つ。ウマー(umā)、ガウリー(gaurī)、チャンディー(caṅḍī)、アンビカー(ambikā)など別名が多い。 彼女の肌は金色ではなく元々は黒色だったが、それをシヴァに非難された事を恥じた彼女が森にこもって苦行を始めた為、それを哀れんだブラフマーが彼女の肌を金色に変えた。なお、この時の彼女の黒い肌がカーリーになったとする説もある。 後にドゥルガーやカーリーとも同一視され、パールヴァティーの変身した姿、あるいは一側面とされた。タントラ教においては、シヴァのシャクティであるとされ、シヴァとともにアルダーナリシュヴァラを形成する。 仏教名(漢訳名)は烏摩妃または波羅和底錦織亮介 『天部の仏像事典』 東京美術、1983年、204,213頁。。現図胎蔵界曼荼羅図の最外院の南西に、左手に三鈷戟を持ち牛に乗った姿で夫の大自在天(シヴァ)とともに描かれる。大自在天が乗るのは白牛で烏摩妃が乗るのは赤羊ともいわれる。また、密教では大自在天と共に降三世明王に踏みつけられている。.

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ヒンドゥー教

ヒンドゥー教(ヒンドゥーきょう、Hinduism、हिन्दू धर्म、सनातनधर्मः)、慣用表記でヒンズー教、ヒンヅー教、ヒンド教、ヒンドゥ教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教、またはインド的伝統を指す。西欧で作られた用語である。 英語のHinduは、まずイスラム教徒との対比において用いられるのが現在では一般的で、イスラム教徒以外で小宗派を除いた、インドで5億人を超えるような多数派であるインド的な複数の有神教宗派の教徒の総称である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。 同じくヒンドゥー教と訳される英語のHinduismは、最も広い意味・用法ではインドにあり、また、かつてあったもの一切が含まれていて、インドの歴史では先史文明のインダス文明まで遡るものであるが、一般的には、アーリア民族のインド定住以後、現代まで連続するインド的伝統を指す。西洋では、このうち仏教以前に存在した宗教をバラモン教()、特にヴェーダ時代の宗教思想をヴェーダの宗教()と呼んだ。。 ヒンドゥー教の狭い意味での用法は、仏教興隆以後発達して有力になったもので、とくに中世・近世以後の大衆宗教運動としてのシヴァ教徒・ヴィシュヌ教徒などの有神的民衆宗教を意識しての呼び方であることが多い川崎信定 『インドの思想』 放送大学教育振興会、1997年。.

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ヒンドゥー教の宗派

ヒンドゥー教の宗派には、主に以下の4つがある。.

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ドゥルガー

ドゥルガー ドゥルガー()は、ヒンドゥー教の女神である。その名は「近づき難い者」を意味する。デーヴァ神族の要請によってアスラ神族と戦った。シヴァ神の神妃とされ、パールヴァティーと同一視された。.

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カシミール

ミールあるいはカシュミール(کٔشِیر / कॅशीर, Kashmir, کشمیر)は、インド北部とパキスタン北東部の国境付近にひろがる山岳地域である。標高8000m級のカラコルム山脈があり、パキスタンとの国境には世界第2の高峰K2がそびえる。.

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クシャーナ朝

ャーナ朝(クシャーナちょう、Kushan、貴霜)は、中央アジアから北インドにかけて、1世紀から3世紀頃まで栄えたイラン系の王朝である。日本語表記は一定せず、クシャナ朝、クシャーン朝、クシャン朝、クシャン帝国とも呼ばれる。.

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コトバンク

kotobank(コトバンク)は朝日新聞社が主体となってとりまとめたインターネット百科事典。新聞社が提供するウェブサイトの特色として報道記事中の用語解説を強化し、朝日新聞サイト掲載記事にリンクする朝日新聞「新用語解説サイト「kotobank」(コトバンク)を4月23日に開設 - asahi.com提供サービス」2009年4月22日 。 2009年4月23日の正式発足時は、同社と講談社、小学館、朝日新聞出版の各社が提供するものを核とした44辞書・事典の計43万項目を網羅する。VOYAGE GROUPがサイト構築と運営を担当し、オーバーチュアの検索エンジンとインターネット広告システムを利用、検索連動型広告(キーワード広告)を収益源とする。 2011年3月より朝日新聞とジェネシックスがiPhone向け電子辞書プラットフォームアプリ「kotobank for iPhone」の配信を開始ECナビ「」2011年3月29日。.

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シヴァ

ヴァ(; サンスクリット: 、「吉祥者」の意)はヒンドゥー教のである。現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人であり、特にシヴァ派では最高神に位置付けられている。 トリムルティ(ヒンドゥーの理論の1つ)ではシヴァは「破壊/再生」を司る様相であり、ブラフマー、ヴィシュヌとともに3柱の重要な神の中の1人として扱われているZimmer (1972) p. 124.

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タミル人

植民地時代(1945年ごろ)におけるタミル人バラモンの夫妻、チェンナイ Thillai Nataraja Temple, Chidambaram。タミルの王達は芸術のパトロンとなり、多くの寺院を建てた タミル人(英語:Tamil、タミル語:தமிழர்)は、主に南インドのタミル・ナードゥ州やスリランカの北部・東部に住み、タミル語を話すドラヴィダ系民族。.

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サティー (インド神話)

ティー (Sati) は、インド神話に登場する女性。プラジャーパティの1人ダクシャ仙の娘で、ブラフマー神の孫。シヴァ神の最初の妃。.

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