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共働

索引 共働

共働(きょうどう、συνεργία, Синергия, Synergy)とは、正教会における救いについての概念の一つであり、"συνεργία"の訳語。正教会は救いを、神の恩寵と、人の自由意志の共働であると捉えるカリストス・ウェア p19 -p21 2003。 正教会における「共働」は、堕落の結果自由意志が人間から失われているという理解を基本とする西方教会における原罪理解、プロテスタントにおける全的堕落説、カルヴァン主義における予定説とは、前提からして異なっている。 ギリシャ語語彙"συνεργία"(古典ギリシア語再建:シュネルギア、現代ギリシア語転写:シネルギア)はキリスト教が伝えられる前の古典ギリシア語でも使われていた語彙であり、共同作業、協力関係などを表す。ロシア語転写からシネルギヤとも表記される。シネルギイと表記されることもある。 西方教会におけるフィリップ・メランヒトン(1497年 – 1560年)等によるもの(Synergismus, Synergism)は「神人協力説」(しんじんきょうりょくせつ)などと訳されるが、正教会の共働と、西方の神人協力説との間で、歴史的に直接の関係は無い。正教会では古代・中世・近現代に至るまで、共働にかかる概念理解の伝統が継承されている。 本項では正教会における共働について詳述する。.

71 関係: 原罪半ペラギウス主義古代ギリシア語司祭受胎告知夫婦宮本久雄府主教予定説修道院ペラギウスペラギウス主義ナジアンゾスのグレゴリオスモスクワ総主教ルーテル教会ルカによる福音書ローマの信徒への手紙ロシア語ロシア正教会プロテスタントパウロフレスコフィリップ・メランヒトンドシセオス2世 (エルサレム総主教)ニュッサのグレゴリオスベネディクトゥスアンドレイ・ルブリョフアウグスティヌスイコンウラジーミル・ロースキイエルサレムのキュリロスエイレナイオスエジプトのマカリオスエストニアカリストス (ウェア)カルヴァン主義カーリエ博物館カトリック教会キリストキリスト教ギリシア語コリントの信徒への手紙一再建全的堕落克肖者創世記勁草書房生神女生神女福音祭聖マクシモス...聖公会表信者西方教会高橋保行講談社学術文庫自由意志致命者長司祭恩寵 (キリスト教)正教会日本ハリストス正教会旧約聖書教文館1497年14世紀1560年1641年1707年1903年1958年19世紀 インデックスを展開 (21 もっと) »

原罪

原罪(げんざい、original sinゴンサレス、鈴木, p87 - p88, 2010, peccatum originaleカトリック大辞典 II, p172 昭和42年)は、キリスト教内の西方教会において最も一般的な理解では、アダムとイヴから受け継がれた罪のこと。東方教会においては原罪の概念は存在しない。.

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半ペラギウス主義

半ペラギウス主義(はんペラギウスしゅぎ、Semipelagianism)は、キリスト教神学の歴史上に現われた教説のひとつ。.

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古代ギリシア語

古代ギリシア語(こだいギリシアご、Ἑλληνική、現代ギリシア語:Αρχαία ελληνική γλώσσα)は、ギリシア語の歴史上の一時期を指す言葉。古代ギリシアの、アルカイック期(紀元前8世紀 - 前6世紀)、古典期(前6世紀 - 前4世紀)、ヘレニズム期(前4世紀 - 後6世紀)の3つの時代に跨がっており、様々な方言が存在し、古典ギリシア語もその一つである。.

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司祭

司祭(しさい)とは、キリスト教における位階の一つ。東方諸教会、正教会、カトリック教会、聖公会に存在する。 プロテスタントには、万人祭司の教理により司祭がおらず、指導者として牧師がいる。.

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受胎告知

受胎告知(じゅたいこくち)とは、キリスト教の聖典である新約聖書に書かれているエピソードの1つ。聖告(せいこく)、処女聖マリアのお告げ、生神女福音(しょうしんじょふくいん)とも言う。一般に、処女マリアに天使のガブリエルが降り、マリアが聖霊によってキリストを妊娠したことを告げ、またマリアがそれを受け入れることを告げる出来事である。 マリア崇敬の思想を背景として、キリスト教文化圏の芸術作品の中で繰り返し用いられるモチーフでもある。 これを記念する祭日は東方に始まり、中世に西方につたわった。現在もカトリック教会などでは3月25日、東方教会では4月7日を祭日としている。カトリック教会では「お告げの祭日」と呼ぶ。正教会では「生神女福音祭」とし、十二大祭のひとつである。.

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夫婦

夫婦(ふうふ、めおと、みょうと)とは、適法の婚姻をした男性と女性。妻夫(めお)、夫妻(ふさい)とも言う。男性を夫と呼び、女性を妻と呼ぶ。.

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宮本久雄

宮本 久雄(みやもと ひさお、1945年2月23日-)は、日本の神学者、哲学者、東京大学名誉教授、上智大学教授を経て東京純心大学教授。カトリック教会司祭ドミニコ会修道士。.

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府主教

ンボスキニオン(チョトキ)と呼ばれる、正教会での数珠状の祈りの用具。リヤサを着用している。 府主教(ふしゅきょう、Μητροπολίτης, Митрополит, metropolitan)はキリスト教のうちで正教会の主教品の位階の一つで、日本正教会の訳語。カトリック教会の管区大司教、あるいは首都大司教に相当する。 正教会の場合、主教の上位聖職者として、総主教、府主教、大主教がある。各地域の正教会毎に序列が異なる。.

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予定説

予定説(よていせつ)は、聖書からジャン・カルヴァンによって提唱されたキリスト教の神学思想。カルヴァンによれば、神の救済にあずかる者と滅びに至る者が予め決められているとする(二重予定説)。神学的にはより広い聖定論に含まれ、その中の個人の救済に関わる事柄を指す。全的堕落と共にカルヴァン主義の根幹を成す。 予定説を支持する立場からは、予定説は聖書の教えであり正統教理とされるが、全キリスト教諸教派が予定説を認めている訳ではなく、予定説を認める教派の方がむしろ少数派である(後述)。.

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修道院

イスラエルにあるカトリック教会のトラピスト修道院 シナイ山にある正教会の聖カタリナ修道院 カラー写真。 パドゥーラ修道院(イタリア、カトリック教会) グレゴール・ヨハン・メンデル。修道士であると共に、遺伝学の研究も行った 修道院(しゅうどういん、Abbey)は、キリスト教において修道士がイエス・キリストの精神に倣って祈りと労働のうちに共同生活(修道生活)をするための施設。 男子修道院と女子修道院とがあり、いずれにおいても修道士・修道女は独身を守る。いくつかの修道院の集まった修道院群のことを、大修道院と呼ぶ。修道院を有する教派としては、東方諸教会、正教会、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会がある。ルーテル教会を除き、プロテスタントには極めて僅かな例外を除いて修道院は無い。 カトリック教会には修道会の制度がある。このうち観想修道会の会員は原則的に修道院の敷地内を出ずに生活するため、修道院が修道士たちが自由に行き来することが可能な唯一の場所になる。トラピスト会のような観想修道会に所属する会員(修道士)は、基本的には自分の意思で修道院から出ることは出来ない。 帝国代表者会議主要決議の第35条は、各領主に修道院を自由に処分する権限を与えた。有力なプロイセン王国・バーデン王国・ヴュルテンベルク王国・バイエルン王国において、修道院はどんどん解体されていった。バイエルン選帝侯領の修道院は身分制議会に議席を持ち、また選帝侯領の32%を保有していた。このころの修道院は科学研究機関をかねており、解散により保有していた学術的収集品が資産として処分されてしまった。.

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ペラギウス

17世紀に描かれたペラギウスの肖像 ペラギウス(Pelagius, 354年 - 420年/440年)は、初期キリスト教時代にペラギウス主義と呼ばれる教義を広く展開したが、後に異端とされた。.

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ペラギウス主義

ペラギウス主義とは、5世紀にキリスト教神学の歴史上に現われた教説で、広く支持者を持ったが、正統のキリスト教から異端とされた。 ローマの修道士ペラギウス(350?-425年?)が提唱したことからこの名が付く。実際に、この教説を広めたのは、弟子ケレスティウスである。 ペラギウスに関してはほとんどの事が分かってはいない。修道士であったとしばしば言及されるが、本当にそうだったかも定かではない。アウグスティヌスによれば、彼はブリタンニアあるいはカレドニアの出自でローマに長い間住んでいたと言う。彼はその禁欲苦行の過激さと演説の雄弁さですでにローマの属州ではよく知られており、彼の教説の本質が明るみに出るまでキリスト教の重鎮、アウグスティヌスでさえも、彼を行動が聖人のように清らかな人と捉えていた。.

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ナジアンゾスのグレゴリオス

ナジアンゾスのグレゴリオス(329年 - 389年1月25日)は、ギリシア教父のひとり、4世紀の東ローマ帝国のキリスト教神学者、聖職者である。正教会・カトリック教会で聖人。日本ハリストス正教会では神学者グリゴリイと呼ばれる。日本のカトリック教会ではナジアンズの聖グレゴリオあるいは聖グレゴリオ(ナジアンズ)司教教会博士といった表記が用いられる。.

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モスクワ総主教

モスクワ総主教公邸の一室。歴代モスクワ総主教の肖像が掛けられている。ここでは多くの総主教達がクーコリを被った姿で描かれている。 モスクワ総主教(モスクワそうしゅきょう)は、ロシアの独立した正教会であるロシア正教会の長たる総主教。正式の称号はモスクワおよび全ロシアの総主教である。現在のモスクワ総主教はキリル1世である(2009年2月1日より)。.

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ルーテル教会

ルーテル教会(ルーテルきょうかい、, )は、マルティン・ルターによりドイツに始まる、キリスト教の教派または教団。ルター派(ルターは)とも呼ばれる。プロテスタントの一つであり、全世界に推定8260万人の信徒が存在する。発祥の地ドイツを始め、北欧諸国では国民の大半がルター派であり、そこから移民が渡った先のアメリカ合衆国、カナダ、ブラジル等の南アメリカ各国でも信徒数が多い。 パッヘルベル、J.S.バッハ、テレマン、メンデルスゾーンなど著名な音楽家が多く所属し、作曲家や音楽家に縁がある教会としても知られる。.

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ルカによる福音書

『ルカによる福音書』(ルカによるふくいんしょ、Κατά Λουκάν Ευαγγέλιον Kata Loukan Euangelion、Evangelium Secundum Lucam)は、新約聖書中の一書で、イエス・キリストの言行を描く四つの福音書のひとつ。『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』、『ルカによる福音書』(以下『ルカ福音書』)の三つは共通部分が多いことから共観福音書とよばれる。 福音書中には一切著者についての言及はないが、それぞれの冒頭部分の献辞などから『使徒言行録』と同じ著者によって執筆されたことは古代から認められており、現代の学者たちのほとんどが本福音書と使徒言行録は著者による二巻の作品が新約聖書の成立過程でイエスの生涯を記す福音書と、イエス後の教会の発展史という観点から分離して配列されることになった可能性が高いと考えている。(このため、『ルカ福音書』と『使徒言行録』をあわせて「ルカ文書」と称することもある。)伝承では『ルカ福音書』の著者はパウロの弟子の医師であるルカとされてきた。その名は『フィレモンへの手紙』等に見られる。.

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ローマの信徒への手紙

『ローマの信徒への手紙』は『新約聖書』中の一書で、使徒パウロの手によるとされる書簡。『ローマ人への手紙』や『ローマ書』(『ロマ書』)などとも呼ばれる。本書はパウロ本人によって書かれたものであるとみなされている七つの手紙の一つである。 19世紀ドイツのテュービンゲン学派を代表する学者でパウロ書簡の多くを本人のものでないと考えていたフェルディナント・クリスティアン・バウアさえパウロのものと認めていた。.

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ロシア語

ア語(ロシアご、русский язык )は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派東スラヴ語群に属する言語。露語とも略される。ロシア連邦の公用語。ロシア連邦の国語表記には、キリル文字を使用する。近縁の言語にウクライナ語とベラルーシ語がある。.

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ロシア正教会

ア正教会(ロシアせいきょうかい、Русская Православная Церковь、Russian Orthodox Church)は、正教会に属するキリスト教の教会であり、数多くある独立正教会の一つである。 正教会は一カ国に一つの教会組織を具えることが原則だが(ロシア正教会以外の例としてはギリシャ正教会、グルジア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、日本正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉している訳ではなく、同じ信仰を有している。 教派名は「正教」「正教会」であり、「ロシア正教」「ロシア正教会」は主にロシア連邦・近隣地域を管轄する一教会組織名である。 本項では日本正教会による訳語を断りなく用いる場合がある。 17世紀の奉神礼改革に反対し古い奉事方法を守ったために主流派ロシア正教会から追放された古儀式派は、自らこそが正統なロシア正教会だとしている。.

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プロテスタント

プロテスタント(Protestantism、Protestant)は、宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離し、特に(広義の)福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指す。日本ではカトリック教会(旧教)に対し、「新教」(しんきょう)ともいう。.

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パウロ

ャン・フーケによる絵、中央にパウロ パウロ(Παῦλοςラテン文字表記: ? - 65年?)は、初期キリスト教の使徒であり、新約聖書の著者の一人。はじめはイエスの信徒を迫害していたが、回心してキリスト教徒となり、キリスト教発展の基礎を作った。ユダヤ名でサウロ (שָׁאוּל、) とも呼ばれる。古代ローマの属州キリキアの州都タルソス(今のトルコ中南部メルスィン県のタルスス)生まれのユダヤ人。.

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フレスコ

フレスコ(fresco、affresco)は絵画技法のひとつ。この技法で描かれた壁画をフレスコまたはフレスコ画と呼ぶ。西洋の壁画などに使われる。.

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フィリップ・メランヒトン

フィリップ・メランヒトン(Philipp Melanchthon, 出生名:Philipp Schwartzerd, 1497年2月16日 – 1560年4月19日 )は、ドイツの人文主義者、キリスト教神学者。ルター派。 ルターの宗教改革において、ルターの思想の体系化に尽力『キリスト教大事典』1054頁 - 1055頁、教文館、昭和48年 改訂新版第2版。プロテスタント正統の基礎を築いたという面でカルヴァンと並び称される 。.

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ドシセオス2世 (エルサレム総主教)

ドシセオス2世(Δοσίθεος Β΄ Ιεροσολύμων, 1641年5月31日 - 1707年2月8日)は、正教会(ギリシャ正教)のエルサレム総主教(在位:1669年 - 1707年)であり神学者。「ドシセオス」は現代ギリシャ語読みであり、古典ギリシャ語再建音からドシテオス、日本正教会では教会スラヴ語再建音からドシフェイとも転写される。姓はノタラス(Νοταράς)。 西欧において宗教改革が起こったことによる、17世紀における正教に対するカトリック教会およびプロテスタントからの影響に対して反対する立場に立った事で知られる高橋 p.116 (1980)。キリロス・ルカリスによるカルヴァン主義的な信仰告白に対抗するエルサレム公会を召集した。.

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ニュッサのグレゴリオス

ニュッサのグレゴリオス(335年頃 - 394年以降)は、4世紀のキリスト教神学者、聖職者である。正教会・非カルケドン派・カトリック教会・聖公会・ルーテル教会で聖人。372年よりニュッサの主教を務めたためこのように呼ぶ。日本正教会での表記はニッサの主教聖グリゴリイ『正教会暦 2009年』日本ハリストス正教会教団。カッパドキア三教父のひとり。ギリシアでとくに尊崇され、「神父のなかの神父」との異名がある。 カッパドキア州カイサレアのキリスト教家庭に生まれた。兄にカイサリアのバシレイオス、姉にマクリナ(ともに聖人)がいる。ナジアンゾスのグレゴリオスとは友人であった。司祭となったグレゴリオスを妻テオズワ(フェオズワ)はよく補佐し、慈善活動に努め、女輔祭と呼ばれた。妻の死後、グレゴリオスはニュッサの主教に選出された。 第1回コンスタンティノポリス公会議(第二全地公会)でアリウス派を反駁した。この反駁を通じ三位一体論の確立に貢献した。また神の無限性(三位格の個の無限な交互浸透)についての神学を確立した。 書簡、マクリナ伝(姉マクリナの伝記)、雅歌講話などの著作が残っている。 正教会での記憶日はユリウス暦1月10日(グレゴリオ暦の1月23日に相当)。.

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ベネディクトゥス

ベネディクトゥス(Benedictus)は、ラテン語で「祝福があるように」の意味。.

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アンドレイ・ルブリョフ

アンドレイ・ルブリョフ(ロシア語:Андре́й Рублёвアンドリェーイ・ルブリョーフ;ラテン文字表記の例:Andrei Rublev、1360年頃 - 1430年)はロシアの修道士、15世紀ロシア、モスクワ派(ルブリョフ派)における最も重要な聖像画家(イコン画家)のひとりである。正教会では聖人とされ、記憶日は二つある(ユリウス暦:7月4日・1月29日、グレゴリオ暦換算:7月17日・2月11日)。 師にフェオファン・グレクが居る。 1405年頃修道士となりアンドレイの名を用いるようになった彼の作品のうち、もっとも重要なものは、創世記17章に材を取った『至聖三者』(聖三位一体)のイコンである(114cm×112cm、板、テンペラ)。アブラハムの許を3人の天使が訪れたという旧約の記述は、古くから正教会では「旧約における至聖三者の顕現の一つ」として捉えられ、アブラハムとサラによってもてなされる3人の天使の情景はイコンにも描かれてきたのであるが、3人の天使の情景のみが取り出されて描かれているのがこのイコンの新しい特徴である。 この作品はもともと知人である修道士の瞑想のために書かれたものであったが、後に(1511年頃?)ロシア正教会は教会会議でルブリョフの図像を、三位一体の唯一正当な聖像として認めるようになった。正教会に属さないカトリックでもルブリョフの『至聖三者』を用いることがある。 『至聖三者』は1904年ごろ再発見、修復された。 彼の様式に倣った聖像画家の一派をルブリョフ派と呼ぶ。 彼を題材とした映画『アンドレイ・ルブリョフ』(1967年、監督:アンドレイ・タルコフスキー)は1969年カンヌ国際映画祭の国際批評家賞を受賞している。.

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アウグスティヌス

マニ教を批判したアウグスティヌスの書簡。 ラテラノ大聖堂に描かれたアウグスティヌス アウレリウス・アウグスティヌス(Aurelius Augustinus、354年11月13日 - 430年8月28日)あるいはアウグウティノは、古代キリスト教の神学者、哲学者、説教者。ラテン教父とよばれる一群の神学者たちの一人。キリスト教がローマ帝国によって公認され国教とされた時期を中心に活躍し、正統信仰の確立に貢献した教父であり、古代キリスト教世界のラテン語圏において多大な影響力をもつ理論家。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会・非カルケドン派で聖人。母モニカも聖人である。日本ハリストス正教会では福アウグスティンと呼ばれる。 なお、イングランドの初代カンタベリー大司教も同名のアウグスティヌスであるため、本項のアウグスティヌスはこれと区別してヒッポのアウグスティヌスと呼ばれる。.

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イコン

イコン(εικών, Икона, Icon, Ikon)とは、イエス・キリスト(イイスス・ハリストス)、聖人、天使、聖書における重要出来事やたとえ話、教会史上の出来事を画いた画像(多くは平面)である。"εικών"をイコンと読むのは中世から現代までのギリシャ語による(ειは中世・現代ギリシャ語では「イ」と読む)。古典ギリシャ語再建音ではエイコーン。正教会では聖像とも呼ぶ。.

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ウラジーミル・ロースキイ

ウラジーミル・ニコラエヴィチ・ロースキイ(Влади́мир Никола́евич Ло́сский、Władimir Nikołajewicz Łosski、Vladimír Losskij、1903年5月26日1958年2月7日)は、影響力のある正教会の神学者。1903年誕生。1922年にロシアから亡命。2年後パリに落ち着き、1958年に永眠するまでそこで暮らした。パリの聖ディオニシイ神学院(St. Denys Institute)で首席学部長を務め、教義学を講じた。ロースキイはその著書『東方キリスト教の神秘思想』(The Mystical Theology of the Eastern Church、正教用語で訳せば『東方教会の機密神学』)でよく知られている。 パーヴェル・エフドキーモフとほぼ同世代の亡命ロシア人であり、フランス語で著述した事も共通している。.

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エルサレムのキュリロス

ルサレムのキュリロスのイコン(14世紀頃、作者不詳) エルサレムの聖キュリロス(313年頃 – 386年、Κύριλλος Α΄ Ἱεροσολύμων, Cyril of Jerusalem)は、4世紀の傑出した神学者の一人。エルサレム主教(在位:350年 – 386年)。正教会、カトリック教会、聖公会で聖人として崇敬される。ギリシャ教父(聖師父)に数えられ、カトリック教会では教会博士に数えられている。 「キュリロス」は現代ギリシャ語からはキリロスと転写出来る。日本正教会では教会スラヴ語再建音からイェルサリムの聖キリル等と表記される。日本のカトリック教会ではエルサレムの聖チリロ、聖チリロ(エルサレム)司教教会博士などと表記される。記憶日は3月18日"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p151, ISBN 9780631232032(ユリウス暦を使用する各正教会においては3月31日に相当)。.

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エイレナイオス

聖エイレナイオス エイレナイオス(Ειρηναίος, 130年頃 - 202年)は、古代のキリスト教の理論家(教父)、司祭である。リヨンのエイレナイオスとも呼ばれる。ラテン語ではイレナエウス(Irenaeus)といい、その奪格形(Irenaeo)の教会式発音に基づいて日本のカトリック教会ではリヨンの聖イレネオや聖イレネオ司教殉教者などと呼ぶ。日本ハリストス正教会ではリオンの聖致命者イリネイと呼ぶ。 正教会・カトリック教会・聖公会・ルーテル教会で聖人である。カトリック教会での記念日は6月28日。正教会での記憶日は8月23日(ユリウス暦使用教会ではグレゴリオ暦9月5日に相当)。 エイレナイオスは小アジアのスミルナに生まれ育った、おそらくギリシア人であろう。若いころ、ポリュカルポスの教えを受け、経緯不明ながらガリアに赴いた。ルグドゥヌム(現在のリヨン)で司祭として働いている時、モンタノス派の問題について検討するため、リヨンからローマへ派遣された。リヨンに戻ると、殉教した司教フォティヌスの後継者として司教に選ばれた。 復活祭をいつ祝うかが地域によって違っていたことから始まった復活祭論争では、ローマのウィクトル1世の強硬姿勢については他の司教達と批判する一方で、小アジアの教会に対しては復活祭を日曜日に祝うよう説得。こうした調停の役割を果たしたことはのちにエウセビオスに賞賛された。 最初期のキリスト教理論家のひとりであり、ルグドゥヌムの迫害に際して、キリスト教を擁護する著述を残した。.

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エジプトのマカリオス

プトのマカリオス(300年頃 - 391年頃)は、正教会、非カルケドン派、カトリック教会で崇敬される聖人。正教会ではエギペトの聖大マカリイとも表記される。 パコミオス、アレクサンドリアのマカリオス、ポントスのエヴァグリオス、聖大アルセニオスといった聖人達とともに、隠遁修道の形を最初期に極めた聖人として並び称される。4世紀のエジプトの砂漠は、エルサレムへの巡礼の際に立ち寄られる聖地との位置づけも得るほどに、隠遁修道の中心地となっていた。.

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エストニア

トニアが外交使節を派遣している諸国の一覧図。 エストニア共和国(エストニアきょうわこく、)、通称エストニア()は、北ヨーロッパの共和制国家。EUそしてNATOの加盟国、通貨はユーロ、人口は134万人。首都はタリンである。.

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カリストス (ウェア)

リストス・ウェア府主教(2008年2月26日撮影) ディオクレイア府主教カリストス(Kallistos Ware, 俗名ティモシー・ウェア Timothy Ware、1934年生まれ)はコンスタンディヌーポリ全地総主教庁の管掌下にある府主教である。ディオクレイア府主教の称号を持つが、これは名義的なものであって実際にディオクレイアを管轄している訳では無く、英国に在住している。 1966年から2001年の間、彼はオックスフォード大学において正教会研究の講師をつとめ、正教信仰に関係する膨大な書籍・論文を著している。1985年には来日講演を行った。.

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カルヴァン主義

ルヴァン主義(カルヴァンしゅぎ、Calvinism)とは、すべての上にある神の主権を強調する神学体系、およびクリスチャン生活の実践である。 宗教改革の思想家ジャン・カルヴァンにちなんでカルヴァン主義と名づけられている。このプロテスタントのキリスト教は、改革派の伝統、改革派信仰、改革派神学と呼ばれる。 改革派の伝統は、マルチン・ブツァー、ハインリヒ・ブリンガー、フルドリッヒ・ツヴィングリなどの神学者によって進展し、また、トマス・クランマーら英語圏の宗教改革者にも影響を与えた。 それでも、ジャン・カルヴァンの大きな影響と信仰告白、教会の議論における役割のため、これは17世紀から、一般にカルヴァン主義として知られている。 今日、この語はカルヴァンが初期の指導者であった改革派教会の教理と実践を意味する。またこの神学体系は予定説と全的堕落の教理により、最もよく知られている。 日本語では「カルビン主義」表記で知られる。.

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カーリエ博物館

ーリエ博物館外観 カーリエ博物館(Kariye Müzesi)は、イスタンブール旧市街の北西、テオドシウスの城壁と幹線道路が交わるエディルネ門の近くにある博物館である。建物自体は、東ローマ帝国の時代であった11世紀に正教会修道院の付属教会堂として建設されたもので、14世紀まで間欠的に増改築が繰り返された。オスマン帝国の時代になるとモスクに改装され、名称もカーリエ・ジャーミーと改められたが、トルコ共和国によってその美術的価値が認められ、無宗教の博物館となった。 正教会の教会堂としては、同じイスタンブールにあるアヤソフィアなどと比べると、小規模で雑な印象の建築であるが、14世紀に作成され、しばしばビザンティン美術の最高傑作と評価されるモザイクとフレスコ画が残されており、イスタンブールでも有名な観光スポットである。イスタンブール歴史地域として世界遺産にも登録されている。.

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カトリック教会

トリック教会(カトリックきょうかい、)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。.

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キリスト

リストは、ヘブライ語のメシア(מָשִׁיחַ)のギリシア語訳 Χριστος (Khristos クリストス、フリストス)からの、日本語における片仮名表記。基督、クリスト、クライスト、ハリストスとも表記される。 本項ではキリスト教における語彙「キリスト」の語義・意義について述べる。.

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キリスト教

リスト教で最も頻繁に用いられるラテン十字 アギア・ソフィア大聖堂にある『全能者ハリストス』と呼ばれるタイプのモザイクイコン。 キリスト教(キリストきょう、基督教、Χριστιανισμός、Religio Christiana、Christianity)は、ナザレのイエスをキリスト(救い主)として信じる宗教「キリスト教」『宗教学辞典』東京大学出版会、1973年、146頁。「キリスト教」『大辞泉』増補・新装版、小学館、1998年11月20日、第一版、714頁。 小学館、コトバンク。。イエス・キリストが、神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。その多く(正教会正教会からの出典:・東方諸教会東方諸教会からの出典:・カトリック教会カトリック教会からの出典:・聖公会聖公会からの出典:・プロテスタントルーテル教会からの出典:改革派教会からの出典:バプテストからの出典:メソジストからの参照:フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p103 - p105, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353など)は「父なる神」「御父」(おんちち、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)。と「その子キリスト」「御子」(みこ、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)・「子なる神」。と「聖霊」を唯一の神(三位一体・至聖三者)として信仰する。 世界における信者数は20億人を超えており、すべての宗教の中で最も多い。.

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ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

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コリントの信徒への手紙一

『コリントの信徒への手紙一』は『新約聖書』に収められた書簡の一つ。使徒パウロと協力者ソステネからコリントの教会の共同体へと宛てられた手紙である。『コリント人への第一の手紙』ともいわれる。続けて書かれた第二の書簡『コリントの信徒への手紙二』もある。『一コリ』という略称が用いられることもある。.

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再建

再建(さいけん).

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全的堕落

全的堕落(ぜんてきだらく、Total Depravity)は、すべての人間が罪によって全的に堕落しているという聖書の教理の前提であり、プロテスタント、特にカルヴァン主義神学の根幹となる教理である。カルヴァン主義の5特質TULIPの一つ。宗教改革者とプロテスタント正統主義において、教父アウグスティヌスによる原罪論が神学的に発展、展開、構築され、教理的、神学的に提示された。この教えは、ルーテル神学、改革派神学(カルヴァン主義)、ウエスレアン・アルミニアン神学など、プロテスタントにおける各神学的立場を横断して受け入れられている。ただしルーテル教会、カルヴァン主義と、ウェスレアン・アルミニアン神学の間には若干の違いがある。 ローマ・カトリックにおいては、アウグスティヌスの原罪論は採るものの、全的堕落説は採られず、アウグスティヌスの論を全的堕落の根拠とすることについて否定している (CATHOLIC ENCYCLOPEDIA)。 正教会では、アウグスティヌスを全否定はしないものの、アウグスティヌスの自由意志に係る論そのものを受け入れず、全的堕落という考え方は全く採られない。.

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克肖者

克肖者(こくしょうしゃ)とは正教会で聖人に付される称号。日本正教会による訳語。正教会において最も一般的な聖人の称号であり、亜使徒、致命者、廉施者、登塔者、佯狂者なども含めた正教会の聖人の総称としても用いられるが、修道士であった聖人に用いられる事が多い。女性の聖人に「克肖」の称号が用いられる場合には克肖女(こくしょうじょ)と呼ばれる。 英語の"Venerable"はカトリック教会では尊者に相当するが、正教会の克肖者とカトリック教会の尊者とでは全く意味合いが異なる。.

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創世記

光と闇の分離 『創世記』(そうせいき、ヘブライ語:、ギリシア語:Γένεσις、)は、古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教、キリスト教の聖典で、イスラム教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書であり、正典の一つである。写本が現存しており、モーセが著述したとされている。いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている。 『創世記』はヘブライ語では冒頭の言葉を取って(ベレシート)と呼ばれているおり、これは「はじめに」を意味する。また、ギリシア語の七十人訳では、2章4節からとってΓένεσις(ゲネシス)と呼ばれており、「起源、誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である。.

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勁草書房

株式会社 勁草書房(けいそうしょぼう)は、東京都文京区水道に本社を置く出版社。.

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生神女

生神女(しょうしんじょ、Θεοτόκος, 教会スラヴ語・ロシア語・ブルガリア語: Богородица, Theotokos)とは、「神を生みし女」を意味する、正教会におけるイエスの母マリアに対する敬称。一般に言われる聖母マリアの事であるが、日本正教会では聖母という表現は用いられず専ら「生神女」「生神女マリヤ」「生神女マリア」との表現が用いられ、生神女マリアを単に聖母マリアという語に限定してしまうのは誤りであるとされる。正教会では生神女マリヤを神の母・第一の聖人として位置付けている。.

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生神女福音祭

イコン:生神女福音祭のイコン。オフリドのもの。 生神女福音祭(しょうしんじょふくいんさい)は、生神女マリヤを天使ガウリイル(ガブリエル)が訪れイエス・キリスト(日本ハリストス正教会ではイイスス・ハリストス)の母となることを告げ、マリヤがそれに応じたことを記念する正教会の祭日である。復活大祭に次いで重要視される12の祭:十二大祭のひとつである。グレゴリオ暦では現在4月7日に行われる。カトリック教会の受胎告知に相当する。.

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聖マクシモス

聖マクシモス(580年頃 - 662年8月13日、Μάξιμος ο Ομολογητής, Maximus Confessor, Maximus the Confessor)は、キリスト教の神学者であり修道士。正教会・カトリック教会・聖公会・ルーテル教会で聖人。マクシムス、マクシム、マキシモス、マキシムとも転写される。 ギリシア教父の一人に数えられる。 各言語のΟμολογητής・Confessorの部分は、日本正教会では表信者、日本のカトリック教会では証聖者と訳される。正教会では克肖表信者聖マクシムとも呼ばれ『諸聖略伝 二月』7 - 12頁、日本ハリストス正教会府主教庁 (平成元年5月22日発行)カトリック教会では証聖者マクシモスと呼ばれる。 学問研究者によっては教派色をさけるため、告白者マクシモスと訳されることもある。 単意論への反駁で知られる。.

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聖公会

聖公会(せいこうかい、Anglicanism, Anglican Church)は、イングランド国教会 (Church of England) の系統に属するキリスト教の教派。「聖公会」とは聖なる公同の教会(holy catholic church)という意味であり、1887年から日本で、その後中国でも用いられるようになった名称である。 聖公会は自らを、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間として位置づけ、そのことから「中道(Via Media)」の教会であると自認している(系統概略図も参照)。 世界各地にある聖公会の諸教会の世界的連合を、アングリカン・コミュニオン (Anglican Communion)という。アングリカン・コミュニオンはイングランド国教会を母体とし、カンタベリー大主教の指導的地位を認めるが、裁治権はカンタベリー大主教にはない。聖公会の教会組織は、国家ごとに独立して自治を行う形態をとっている。.

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表信者

表信者(ひょうしんしゃ、Ομολογητής, Исповедник, Confessor)とは正教会で聖人に付される称号。日本正教会による訳語。信仰を告白・表明したことによって苦難を受けた者のうち、死に至らなかった者に付される称号である。これに対し、致命者は信仰によって死に至ったものに与えられる称号である。カトリック教会では証聖者に相当する。 正教会では、軟禁状態下で永眠するなど直接に殺害されなかった聖人にも致命者の称号が与えられる事例もあり、表信者と致命者の間でその死に至る過程において厳密な区分けがなされている訳では無い。 代表的な表信者には、単意論に対して反駁したことで東ローマ帝国の皇帝から弾圧を受け、説教と著述が出来ないように舌を切られ右手を切断された、表信者克肖者聖マクシム(580年 – 662年)などがいる。.

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西方教会

西方教会(せいほうきょうかい、Western Christianity) は、西ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派(ローマ・カトリック教会、聖公会、プロテスタント、アナバプテストなど)の総称。ローマ・カトリック教会のみを指す場合もある。東方教会の対語。 ただし、東方典礼カトリック教会は完全にローマ・カトリック教会の一員であるが、基本的に東方教会に分類される(まれに西方教会に分類されることもある)。.

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高橋保行

イオアン高橋保行(たかはし やすゆき、イオアンは聖名:1948年 - )は、正教会の長司祭、神学者、歴史家。 東京都生まれ。1972年、聖ウラジミール神学大学院卒業。1974年、東京復活大聖堂司祭に叙聖される。1993年から東京女子大学講師として教鞭をとった。また日本ハリストス正教会の聖職者養成機関である東京正教神学院でも講師を務めた。後にアメリカ合衆国に渡り、2008年6月現在アメリカ正教会で司祭職を務めている。.

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講談社学術文庫

講談社学術文庫(こうだんしゃがくじゅつぶんこ)は、講談社刊の文庫判・学術書レーベル、1976年(昭和51年)に発足。シンボルマークは、古代エジプトで知識や学問の象徴とされていた「トキ」(アフリカクロトキ)の姿をした神トートである。 単行判・選書新書の(改訂・改題も含む)再刊、古典新訳のみならず、文庫書き下ろしでの出版も多い。約40年間で2000冊代を刊行、重版多数の書目がある一方で、初版のみで品切絶版となった書目も多い。 2011年(平成23年)より、電子書籍版を購入できるiOS用のアプリケーション「選書メチエ&学術文庫」をApp Storeを配信している。.

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自由意志

自由意志(じゆういし、free will、freier Wille、libre arbitre、liberum arbitrium)とは、他から束縛されず自らの責任において決定する意思。言い換えれば、行為者の自由な意志のこと。.

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致命者

聖致命女解繋者アナスタシヤ(正教会のイコン) 致命者(ちめいしゃ、μάρτυς, Му́ченик, Martyr)とは、正教会で聖人に付されて記憶に用いられる称号。女性の場合は致命女(ちめいじょ)。信仰の立証者として全生命を代償に与えた者(致命した者)をいう。これに対し、信仰の立証者として苦難を受けた者のうち、死には至らなかった聖人には表信者の称号が付されて記憶される。 但し、致命者に限らず正教会の聖人の称号には厳密な区分けは無いこともあり、直接に殺害されなくとも(例えば監禁・軟禁・抑圧状態下で死を迎えるケースなどで)、致命者として記憶される聖人もいる(モスクワの総主教聖ティーホンなど)。 他教派・他宗教でいう殉教者に該当するが、日本正教会ではこの語は用いない。 「大致命者」(だいちめいしゃ)の称号で記憶される聖人もいる。また、「聖大致命者廉施者パンテレイモン」の名で記憶される聖パンテレイモンのように、称号が幾つか重ねられる場合も少なく無い。 正教会ではステファノが初致命者首輔祭聖ステファンとして記憶される。.

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長司祭

長司祭(ちょうしさい)とは正教会における司祭の職位。功労に応じて主教から司祭に与えられる栄誉としての称号。主教から権限を分与されて機密執行に携わるという面で通常の司祭と異ならないが、功労に応じて特別な祭服・帽子(パーリツァ・カミラフカ・稀にミトラなど)が与えられてこれを着用する。通例、妻帯司祭(在俗司祭)に与えられる称号であり、修道司祭には与えられない(掌院・典院も参照)。 司祭から長司祭に挙げられる場合、「叙聖」ではなく「昇叙」(しょうじょ)の語彙が用いられる。.

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恩寵 (キリスト教)

本項目では、キリスト教における恩寵(おんちょう、χάρις, Gratia, the divine grace, Благодать)、すなわち神の人間に対する働きかけ出典・引用元:『キリスト教大事典』(54頁・188頁・189頁、昭和48年、教文館)、神の人類に対する慈愛を意味する出典・引用元A.リチャードソン編、J.ボウデン編、古屋 安雄監修、佐柳 文男訳 『キリスト教神学事典』(35頁・36頁・75頁・76頁、1995年、教文館)ISBN 4-7642-4029-7概念につき扱う。恩恵、聖寵、神の恵み、恵みとも表記される。 キリスト教の伝統においては、生の変革をも意味することとなっていった。.

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正教会

Σημειώσεις από τις παραδόσεις τού καθηγητού Ι. Δ. Ζηζιούλαより)。 正教会(せいきょうかい、Ορθόδοξη Εκκλησία、Православие、Orthodox Church)は、ギリシャ正教もしくは東方正教会(とうほうせいきょうかい、Eastern Orthodox Church)とも呼ばれる、キリスト教の教会(教派)の一つ。 日本語の「正教」、英語名の"Orthodox"(オーソドックス)は、「正しい讃美」「正しい教え」を意味するギリシャ語のオルソドクシア "ορθοδοξία" に由来する。正教会は使徒継承を自認し、自身の歴史を1世紀の初代教会にさかのぼるとしている『正教会の手引き』8頁 - 11頁。 なお「東方教会」(とうほうきょうかい)が正教会を指している場合もある。 例外はあるものの、正教会の組織は国名もしくは地域名を冠した組織を各地に形成するのが基本である。コンスタンディヌーポリ総主教庁、アレクサンドリア総主教庁、アンティオキア総主教庁、エルサレム総主教庁、ロシア正教会、セルビア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、グルジア正教会、ギリシャ正教会、日本正教会などは個別の組織名であって教会全体の名ではない。いずれの地域別の教会組織も、正教として同じ信仰を有している。教会全体の名はあくまで正教会であり、「ロシア正教に改宗」「ルーマニア正教に改宗」といった表現は誤りである。 なお、アルメニア使徒教会、シリア正教会、コプト正教会、エチオピア正教会なども同じく「正教会」を名乗りその正統性を自覚しているが、上に述べたギリシャ正教とも呼ばれる正教会とは別の系統に属する。英語ではこれらの教会は"Oriental Orthodox Church"とも呼ばれる。詳細は非カルケドン派正教会を参照。.

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日本ハリストス正教会

函館ハリストス正教会復活聖堂 聖マトフェイ聖堂 日本ハリストス正教会(にほんハリストスせいきょうかい)は、キリスト教の教会。自治独立が認められている正教会所属教会のひとつである。ハリストスは「キリスト」の意(こうした独自の表記・翻訳については後述する)。英語表記は"Orthodox Church in Japan"である(略号はOCJ)。 通称・略称として日本正教会とも呼ばれる。1970年以前、自治正教会となっていなかったころにも、日本の正教会は日本人正教徒およびロシア人正教徒から「日本正教会」と呼ばれていた。 正教会は一カ国に一つの教会組織を置くことが原則だが(日本正教会以外の例としてはギリシャ正教会、ロシア正教会、ルーマニア正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉しているわけでは無く、同じ信仰を有している。 19世紀後半(明治時代)に、ロシア正教会の修道司祭聖ニコライ(のち初代日本大主教)によって正教の教えがもたらされ、これがその後の日本ハリストス正教会の設立につながった。聖ニコライによって建立されたニコライ堂(東京復活大聖堂)、函館の復活聖堂、豊橋の聖使徒福音記者マトフェイ聖堂は、国の重要文化財。 本項では日本ハリストス正教会で用いられている用語を断りなく用いることがある。.

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旧約聖書

旧約聖書(きゅうやくせいしょ)は、ユダヤ教の聖典であるタナハを元に書かれたキリスト教の正典である。また、イスラム教においてもその一部(モーセ五書、詩篇)が啓典とされている。「旧約聖書」という呼称は旧約の成就としての『新約聖書』を持つキリスト教の立場からのもので、ユダヤ教ではこれが唯一の「聖書」である。そのためユダヤ教では旧約聖書とは呼ばれず、単に聖書と呼ばれる。『旧約聖書』は原則としてヘブライ語で記載され、一部にアラム語で記載されている。.

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教文館

株式会社教文館(きょうぶんかん、Kyobunkwan Inc., Christian Literature Society of Japan)とは、東京都中央区銀座四丁目に所在する出版社、書店。.

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1497年

記載なし。

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14世紀

ナスル朝。イベリア半島最後のイスラム王朝であるこの王朝はすでに半島南端を占めるだけの小国となっていたが文化や芸術は最後の輝きを見せていた。画像はイスラム特有のアラベスクに彩られたアルハンブラ宮殿の「二姉妹の間」。 Gilles Le Muisitの年代記』の挿絵)。 エドワード3世率いるイングランド軍にフランス軍が大敗を喫した。画像はこの戦いを描いたジャン・フロワサールの『年代記』写本の挿絵。 ユダヤ人迫害。中世末期の不穏な情勢の中でスケープゴートとして標的にされたのがユダヤ人であった。画像は15世紀にまとめられた『ニュルンベルク年代記』の木版挿絵で、1338年に起きたバイエルン地方のデッゲンドルフでの「聖餅󠄀冒瀆」の罪により、生きながら火炙りにされたユダヤ人たちが描かれている。 カルマル同盟。デンマーク摂政(事実上の女王)マルグレーテ1世がデンマーク・ノルウェー・スウェーデンの三国を統合した。画像はロスキレ大聖堂に安置されたマルグレーテの石棺。 七選帝侯。神聖ローマ帝国では諸侯の分権化が強く選帝侯を味方につけることで帝権は維持された。やがてこの選出方法は金印勅書で法制化されることになる。 原初同盟は14世紀にはハプスブルク家との戦いに勝利し自立への道を踏み固めていった。画像は1315年のモルガルテンの戦いを描いたもの。 アヴィニョン教皇宮殿の正面入り口。 ダンテとベアトリーチェ。ダンテは地獄・煉獄・天国をまわる壮大な『神曲』を書いた詩人。画像は19世紀のヘンリー・ホリデーによるもの(ウォーカー・アート・ギャラリー蔵)。 シエナ。この街は黒死病の被害の影響が大きかったため景観が変化せず中世都市の面影を強く残した街となっている。画像はアンブロージョ・ロレンツェッティによるシエナのプブリコ宮殿(現シエナ市役所)九頭の間の壁画「善政の効果」。 セルビア人の帝国。ネマニッチ朝のステファン・ウロシュ4世ドゥシャンは東ローマ帝国を抑えバルカン最強の国家を樹立した。画像はウロシュ4世により創建されたコソボのデチャニ修道院にあるネマニッチ一族の系譜を描いたフレスコ画。 Codex Mendoza」。 後醍醐天皇。鎌倉幕府を亡ぼし建武の新政を行ったが、政権崩壊後には逃れて吉野に南朝を立てた。画像は清浄光寺所蔵の肖像画。 足利義満。室町幕府3代将軍で南北朝の統一を行い、将軍位を息子義持に譲ってからも法体で実際の政治を握っていた。画像は鹿苑寺所蔵の肖像画。 西アフリカのマリ王国の王マンサ・ムーサ。イスラム教徒としてメッカに巡礼に向かう旅路で黄金を惜しみなく使った逸話で知られる。 Baptistère de Saint Louis」。フランス歴代国王が実際に用いた洗礼盤だが、聖王ルイの時代より正確には半世紀ほど後のもので、マムルーク朝時代のエジプトまたはシリアで作られたイスラム工芸を代表する名品。現在はルーヴル美術館が所蔵している。 歴史家ラシードゥッディーン。その当時の知られていた世界の歴史を『集史』としてまとめ上げた。画像は彼が仕えたイル・ハン国の君主ガザンとオルジェイトゥの兄弟を描いた『集史』の挿絵。 草原の英雄ティムール。モンゴル帝国の分裂後の中央アジア・西アジアはティムールによって統一された。画像は1370年のバルフ包囲戦を描いたホーンダミール『清浄園』の16世紀の写本の挿絵。 ハンピ)のヴィルーパークシャ寺院。 チベット仏教の改革者ツォンカパ。綱紀粛正に努め左道密教を退けて現在のダライラマに連なるゲルク派(黄帽派)を大成した。 青花の誕生。元朝後期に西アジア産のコバルト顔料を用いて白磁に紋様を描く青花(染付)の技法が開発された。画像はこの世紀に造られた「青花魚藻文壺(ブルックリン美術館蔵)」。 明の洪武帝朱元璋。モンゴル人の元朝を北方に追いやり、漢民族の王朝を復興した。画像は洪武帝の肖像画(台北国立故宮博物院蔵)。 14世紀(じゅうよんせいき)は、西暦1301年から西暦1400年までの100年間を指す世紀。.

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1560年

記載なし。

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1641年

記載なし。

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1707年

記載なし。

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1903年

記載なし。

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1958年

記載なし。

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19世紀

19世紀に君臨した大英帝国。 19世紀(じゅうきゅうせいき)は、西暦1801年から西暦1900年までの100年間を指す世紀。.

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