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シカンディン

索引 シカンディン

リパと戦うシカンディン(右上)。 シカンディン(、、インドネシア語: Srikandi)は、ヒンドゥー教の叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物。彼はもともとはパンチャーラ国の王ドルパダの娘、シカンディニーとして生を受けている。シカンディンは父ドルパダ、弟ドリシュタデュムナとともにでパーンダヴァの側についた。息子はクシャトラデーヴァ(Kshatradeva)。.

21 関係: 叙事詩夜叉不淫マハーバーラタチャクラヴァルティー・ラージャゴーパーラーチャーリーハスヴィチトラヴィーリヤヴィヤーサパンチャーラ国パーンダヴァヒンドゥー教ビーシュマドリシュタデュムナドルパダアシュヴァッターマンインドネシア語クルクシェートラグルシヴァスカンダサティヤヴァティー

叙事詩

多くの演劇の題材に用いられるアジアの代表的叙事詩『ラーマーヤナ』(インドネシア、サヌール海岸) 叙事詩(じょじし、epic)とは、物事、出来事を記述する形の韻文であり、ある程度の長さを持つものである。一般的には民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす。 口承文芸として、吟遊詩人や語り部などが伝え、その民族の古い時代には次世代の教養の根幹を成したり、教育の主要部分となることも多かった。後世に書き残され、歴史資料に保存されることになったものが多い。.

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夜叉

ヤクシャ像 シュンガ朝 ギメ東洋美術館 夜叉(やしゃ、、の音写、訳:暴悪・捷疾鬼・威徳)は、古代インド神話に登場する鬼神。薬叉(やくしゃ)とも称する。のちに仏教に取り入れられ護法善神の一尊となった。.

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不淫

不婬(ふいん、celibacy、caelibatus)とは自発的に独身でいること、または性的に禁欲すること、またはその両者であり、多くの場合宗教的な理由による 。これはしばしば宗教内における公的な立場や献身と関係する。狭義においては celibacy という語は、宗教上の誓いや、放棄、および信念に基づく独身者のみに用いられるが 、広義には単に性的な禁欲を意味するものとされる。.

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マハーバーラタ

マハーバーラタの作者とされるヴィヤーサ 『マハーバーラタ』(महाभारतम् Mahābhārata)は、古代インドの宗教的、哲学的、神話的叙事詩。ヒンドゥー教の聖典のうちでも重視されるものの1つで、グプタ朝の頃に成立したと見なされている。「マハーバーラタ」は、「バラタ族の物語」という意味であるが、もとは単に「バーラタ」であった。「マハー(偉大な)」がついたのは、神が、4つのヴェーダとバーラタを秤にかけたところ、秤はバーラタの方に傾いたためである。 『ラーマーヤナ』とともにインド二大叙事詩と称され、インド神話を構成する重要な文献の一つある。また、世界3大叙事詩の一つともされる(他の二つは『イーリアス』『オデュッセイア』)。.

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チャクラヴァルティー・ラージャゴーパーラーチャーリー

チャクラヴァルティー・ラージャゴーパーラーチャーリー(ヒンディー語:चक्रवर्ती राजगोपालाचारी 1878年12月10日 - 1972年12月25日)は、インドの政治家・弁護士。最後のインド連邦総督(在位:1948年6月21日 - 1950年1月26日)でもある。.

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ハス

ハス(蓮、学名:Nelumbo nucifera)は、インド原産のハス科多年性水生植物。 地下茎は「蓮根」(れんこん、はすね)といい、野菜名として通用する。.

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ヴィチトラヴィーリヤ

ヴィチトラヴィーリヤ(Vicitravīrya, विचित्रवीर्य)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物。クル王シャーンタヌと妃サティヤヴァティーの子で、チトラーンガダの弟。アシュヴィン双神のように美しく、全ての女性を魅了したとされる。 兄王チトラーンガダがガンダルヴァ王の戦いで死んだとき、ヴィチトラヴィーリヤはまだ少年だったが、ビーシュマに守られて成長した。そして成人したとき、ビーシュマがカーシー国から奪ってきた2人の王女、と引き会わされた。2人の王女はヴィチトラヴィーリヤの美しさをみて良い男性であると納得し、ヴィチトラヴィーリヤも2人の王女の虜となった。こうしてヴィチトラヴィーリヤは2人と結婚し、カウラヴァの父とパーンダヴァの父パーンドゥを残した。 ういちとらういりや.

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ヴィヤーサ

ヴィヤーサ(Vyāsa, デーヴァナーガリー表記:व्यास)は、インド神話の伝説的なリシ(聖仙)。「編者」の意。パラーシャラ仙とサティヤヴァティーの子。クル王ヴィチトラヴィーリヤの2人の寡婦のうちとの間に、との間にパーンドゥを、またアムビカーの侍女との間に賢者ヴィドゥラをもうけた。 ヴィヤーサの本名ドヴァイパーヤナ(島で生まれた者)とは、サティヤヴァティーがヤムナー川の中にある島で彼を生んだことから名づけられた。叙事詩『マハーバーラタ』の著者とされ、またヴェーダやプラーナの編者ともいわれる。『バーガヴァタ・プラーナ』ではヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)の1つに数えられている。 ヴィヤーサは、一つのヴェーダを四つに配分(ヴィヤス)したためヴィヤーサと呼ばれる。.

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パンチャーラ国

ル国に隣接するパンチャーラ国 パンチャーラ国(サンスクリット語 पञ्चाल Pancala)は、古代インドの十六大国のうちのひとつで、ガンジス川上流とヤムナー川流域付近のヒンドスタン平原に位置し、紀元前6世紀頃には存在していた。.

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パーンダヴァ

パーンダヴァとドラウパディー パーンダヴァ(Pandava, पाण्‍डव)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』に主役として語られている5人の兄弟。パーンドゥの子ら、という意味。ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァを指す。いずれも武術に秀で、絶世の美女ドラウパディーを共通の妻とする。 形式的にはパーンドゥの子供とされるが、実際は王妃たちが神々との間に生んだ子供である。というのは、パーンドゥは呪いのために女性に近づくことができなかったため、王妃たちは特別な手段で子を産まねばならなかったのである。最初の3人を第1王妃クンティーが正義と法の神ダルマ、風神ヴァーユ、雷神インドラとの間に生み、後の2人を第2王妃が医術の神アシュヴィン双神との間に生んだ。クンティーは、パーンドゥとの結婚以前、太陽神スーリヤとの間にカルナを生んでいたので、パーンダヴァとカルナは実は異父兄弟である。 パーンドゥの死後、5兄弟は父の兄弟である盲目王のもとで彼の子・ドゥルヨーダナをはじめとするカウラヴァらとともに武芸に励む。しかしドラウパディーの花婿選びなどをきっかけとしてパーンダヴァとカウラヴァとの因縁が語られる。5兄弟を怨んだドゥルヨーダナの策略によってすべての財産を奪われたパーンダヴァは12年間王国を追放され、後に王国の回復を求めてカウラヴァと敵対する。この対立が『マハーバーラタ』の中心的主題となっている。 なお、これらパーンダヴァを中心とする『マハーバーラタ』の主要な登場人物は、『リグ・ヴェーダ』にさえみられないインド・イラン語派最古の神学体系を反映していることが、スウェーデンのスティグ・ヴィカンデルや、フランスのジョルジュ・デュメジルらによって確認されている。 Category:インド神話 Category:マハーバーラタ.

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ヒンドゥー教

ヒンドゥー教(ヒンドゥーきょう、Hinduism、हिन्दू धर्म、सनातनधर्मः)、慣用表記でヒンズー教、ヒンヅー教、ヒンド教、ヒンドゥ教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教、またはインド的伝統を指す。西欧で作られた用語である。 英語のHinduは、まずイスラム教徒との対比において用いられるのが現在では一般的で、イスラム教徒以外で小宗派を除いた、インドで5億人を超えるような多数派であるインド的な複数の有神教宗派の教徒の総称である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。 同じくヒンドゥー教と訳される英語のHinduismは、最も広い意味・用法ではインドにあり、また、かつてあったもの一切が含まれていて、インドの歴史では先史文明のインダス文明まで遡るものであるが、一般的には、アーリア民族のインド定住以後、現代まで連続するインド的伝統を指す。西洋では、このうち仏教以前に存在した宗教をバラモン教()、特にヴェーダ時代の宗教思想をヴェーダの宗教()と呼んだ。。 ヒンドゥー教の狭い意味での用法は、仏教興隆以後発達して有力になったもので、とくに中世・近世以後の大衆宗教運動としてのシヴァ教徒・ヴィシュヌ教徒などの有神的民衆宗教を意識しての呼び方であることが多い川崎信定 『インドの思想』 放送大学教育振興会、1997年。.

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ビーシュマ

ビーシュマ(भीष्‍म, )は、叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物である。クル族の王シャーンタヌの8番目の息子。クル族の王に仕えることを誓っている彼は望むだけの間生きることができた。 パーンダヴァ、カウラヴァ両方にとっての大叔父であるビーシュマは比類なき射手であり、戦士でもある。師である聖仙パラシュラーマと戦い勝利している。今際の際にユディシュティラにヴィシュヌ・サハスラナーマを授けている。サンクリティのゴートラに属している。.

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ドリシュタデュムナ

ドリシュタデュムナ(Sanskrit: धृष्टद्युम्न、dhṛṣṭadyumna、大胆な、あるいは堂々としたという意味)は叙事詩マハーバーラタの登場人物である。ドルパダの息子でドラウパディー、シカンディンの兄。ドラウパダ(Draupada)としても知られる。クルクシェートラの戦いではパーンダヴァ軍の司令官を務めた。ドローナが瞑想しているときに、ドリシュタデュムナはクル族の王子たちの師である彼を殺した。ドローナの息子アシュヴァッターマンは戦争18日目の夜にドリシュタデュムナを殺した。.

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ドルパダ

ドルパダ(英: 、堅牢に据え付けられた、或いは柱の意)はインドの叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物。ヤジナセナ(Yajnasena)としても知られる。ダクシナ・パンチャーラ国の王である。首都はとして知られる。父は。.

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アシュヴァッターマン

ャワ島のワヤン・クリによるアシュヴァッターマン アシュヴァッターマン (Aśvatthāman:梵: अश्वत्थामन्)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物。導師(グル)ドローナの息子で、バラモンの聖仙バラドゥヴァージャの孫である。父ドローナは、シヴァ神のような勇猛な息子が生まれることを願って、長年の間苦行を行い、シヴァ神に祈祷をした。その結果、アシュヴァッターマンはシヴァの半化身として生まれた(残りはヤマと貪欲と怒り)。アシュヴァッターマンは7人のチランジーヴィー(不死者)の内の1人であり、クルクシェートラの戦いから生還し、今もなお生き続けている唯一の人物である。アシュヴァッターマンの額には生まれつき、宝石が埋め込まれており、これによって彼は、人間より下等な生物全てを支配することができた。この宝石は、アシュヴァッターマンを妖怪、悪魔、毒虫、蛇等の生物から守った。ドローナは、息子のアシュヴァッターマンを深く愛していた。クルクシェートラの戦いで息子が死んだという噂を聞き、ドローナは失意の底に落ちた。この隙を突かれ、ドローナはドリシュタデュムナに殺されることになった。アシュヴァッターマンはマハラティ として、カウラヴァに味方し、パーンダヴァと戦った。 アシュヴァッターマンは、聖仙パラシュラーマ、聖仙ヴィヤーサと並ぶ最高位の聖仙であるとされている。 また、次代のヴィヤーサになり、7番目のマヌヴァントラ、29番目のマハーユガにヴェーダを再編するとも言われている。 マハーバーラタでは彼の身体的特徴として、非常に背が高く、色黒で、瞳は暗く、額に宝石が埋め込まれていることが挙げられている。 ビーシュマ、ドローナ、クリパ、カルナ、アルジュナと同様、武器の知識と扱いに最も長けている戦士の1人である。 弓術書ダヌルヴェーダ、アートマンについての指南書であるブラーマヴィディヤーをパラシュラーマ、ドゥルヴァサ、ヴィヤーサ、ビーシュマ、クリパ、ドローナから学んだ。アシュヴァッターマンはあらゆる学問を極め、64のカラス(武術)と18のヴィディヤー(学問)を修めている。.

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インドネシア語

インドネシア語(Bahasa Indonesia)は、インドネシア共和国の国語。この地域の交易語(リングワ・フランカ)であったマレー語のリアウ州の一方言を、国家の共通語としたもの。マレーシア語と非常に似ており、互いに通じ合うばかりでなく、現在では正書法もマレーシア語(のラテン文字表記)と共通である。また、タガログ語(フィリピン語)とも類似点が数多く見られる。形態論上では日本語と同じく膠着語に分類される。オーストロネシア語族マレー・ポリネシア語派に属する。.

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クルクシェートラ

ルクシェートラ()はインド、ハリヤーナー州の都市、またはこの付近一帯を指す地域の名前である。「聖なる地」を意味する「ダルマクシェートラ」としても知られる。プラーナ文献にはバラタ族のクル王がクルクシェートラという名前の由来となっていることが語られている。クル王はインドの叙事詩、マハーバーラタで語られるカウラヴァとパーンダヴァの先祖にあたる。この叙事詩で語られるカウラヴァとパーンダヴァの戦いが行われた場所がクルクシェートラであり、アルジュナの抱える葛藤を観取したクリシュナがバガヴァッド・ギーターを説いた地でもある。ゆえにヒンドゥー教徒にとってクルクシェートラは重要な意味を持っている。 神話に語られるクルクシェートラは都市ではなく地域であり、歴史的にはがこの地域の中心都市であった。クルクシェートラという都市は比較的新しい街なので注意が必要である。.

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グル

ル(Guru, गुरु)は、サンスクリット語で「指導者」「教師」「尊敬すべき人物」などを意味する単語。「導師」「尊師」などとも訳される。グールーとも発音する。巨匠、師匠、熟練者なども意味する語。「重いもの」「闇から光へ導くもの」「木星」などの意味もある。ヨガの修行を達成するためには、グルは死ぬ最期の時まで必要不可欠なものだとされている。 狭義にはヒンドゥー系のバクティ・ヨーガ等の指導者を言う。そこから、欧米でニューエイジ系カルト団体指導者もまたグルを名乗った。日本でも、さらにオウム真理教が事件を起こしたことから、。 バクティ・ヨーガにおけるグルは、弟子にとって神の化身ともいえる存在であり、信仰の対象である。グルは自身の霊力を愛という形で弟子に注ぎ、弟子はグルに意識を集中させることにより自己の霊性を向上させる。師弟の信頼により支えられたこの関係において、弟子はグルの指示・指令を実践することによりグルの期待に応えるのである。 転じて米国メディアなどでは、ある種のカリスマ性を持って健康法などを指導する人物を「グールー」という。これはヒッピー文化を通して広まった用法とされる。.

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シヴァ

ヴァ(; サンスクリット: 、「吉祥者」の意)はヒンドゥー教のである。現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人であり、特にシヴァ派では最高神に位置付けられている。 トリムルティ(ヒンドゥーの理論の1つ)ではシヴァは「破壊/再生」を司る様相であり、ブラフマー、ヴィシュヌとともに3柱の重要な神の中の1人として扱われているZimmer (1972) p. 124.

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スカンダ

ンダとその妻たち スカンダ()はヒンドゥー教の軍神である。 最高神シヴァの次男。父はシヴァ、母はデーヴァセーナ(パールヴァティ)もしくはガンガー(パールヴァティの妹)で、代理父がアグニ、代理母がスヴァーハー。軍神インドラに替わって新たな神軍の最高指揮官となる。 仏教にも伝わって韋駄天(異名クマーラからは鳩摩羅天)となった。.

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サティヤヴァティー

魚臭の王女、サティヤヴァティー。ラヴィ・ヴァルマ画 サティヤヴァティー(Styavatī, सत्यवती)は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する女性。アプサラスのアドリカーとチェーディ国の王ヴァス(ウパリチャラ)の娘、マツヤ王と兄弟。パラーシャラ仙との間にヴィヤーサ仙を、クル王シャーンタヌとの間にチトラーンガダ、ヴィチトラヴィーリヤを生んだ。幼少時を漁師たちに育てられ、魚臭の王女として知られる。『マハーバーラタ』の中心的な2大勢力であるパーンダヴァとカウラヴァの祖であり、その誕生において重要な役割を果たした。 『マハーバーラタ』によると、アドリカーはブラフマー神の呪いによって魚の姿となり、ヤムナー河の水中にいたが、そこにヴァス王の精液が落ち、それを飲み込んで身ごもった。後に漁師がこれを捕えて腹を開くと、胃に2人の男女の赤子がいたという。驚いた漁師はこのことをヴァス王に知らせた。王は男子を養子としたが、女の子は魚の臭いがしたため漁師に与えた。漁師が育てると、彼女は美しく成長した。これがサティヤヴァティーであるという。しかしその生まれゆえに彼女の体からは魚の臭いが消えなかった。 後にサティヤヴァティーは巡礼の途中であったパラーシャラ仙に愛された。サティヤヴァティーは2つの条件を提示して彼と結婚した。その条件とは、処女が失われないこと、身体から漂う魚の臭いを最高の芳香に変えること、の2つである。パラーシャラ仙が快くその望みを叶えた。この奇跡にサティヤヴァティーは喜び、パラーシャラ仙と交合すると、すぐにヴィヤーサが生れた。この人物は『マハーバーラタ』の著者と伝えられている。ヴィヤーサは苦行に励み、サティヤヴァティーの望むときにいつでも現れると約束して、母のもとを去った。ところでサティヤヴァティーの芳香は有名になり、ガンダヴァティー(芳香を持つ女)と呼ばれるようになった。またその芳香は1由旬(ヨージャナ)離れたところからも嗅ぐことができたため、ヨージャナーガンダーとも呼ばれた。 他方、クル王シャーンタヌはビーシュマを生んだ妃(実はガンジス河の女神ガンガー)が王宮を去った後、サティヤヴァティーを見初めて妃にしたいと考えた。しかし漁師たちが彼女の産んだ子供を次期クル王とすることを要求してきたのである。王は戸惑ったが、ビーシュマが父のために自ら王位を辞退し、さらに生涯独身を誓ったので、サティヤヴァティーを妃とすることができた。2人の間には2人の王子が誕生した。しかし王の死後、2人の王子は後継者を残すことなく世を去ったので、困ったサティヤヴァティーは、まずビーシュマに、王子ヴィチトラヴィーリヤの2人の寡婦との間に子をもうけてほしいと頼んだ。しかしビーシュマは過去の誓いによってこれを拒否した。次に彼女は前夫の子ヴィヤーサを呼んで同じことを頼んだ。その結果、ヴィヤーサは2人の寡婦にそれぞれ盲目の王子ドリタラーシュトラと蒼白の王子パーンドゥを授けたという。このドリタラーシュトラからカウラヴァが、パーンドゥからパーンダヴァが生まれ、深く憎しみ合うのである。 後にパーンドゥが死んだとき、サティヤヴァティーはヴィヤーサから一族の滅亡を暗示され、世俗を捨てて暮らすよう勧められた。そこでアムビカー、アムバーリカーをともなって森に入り、苦行の末に肉体を捨てて天界に入った。 さていやうあてい.

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