ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

サヒーフ・ムスリム

索引 サヒーフ・ムスリム

ヒーフ・ムスリム(ṣaḥīḥ Muslim、アラビア語: صحيح مسلم)とは、イスラーム教スンナ派で用いられる6つの主要なハディース集成書の一つ。ムスリム・ブン・ハッジャージュ(イマーム・ムスリムともよばれる)によって収集された。『サヒーフ・アル=ブハーリー』に次ぐ2番目の真正集である。.

10 関係: ハディースムスリム・ブン・ハッジャージュヒジュラ暦ニーシャープールアラビア語イスラム教スンナ派サヒーフ・アル=ブハーリー飯森嘉助西暦

ハディース

ハディース(الحديث al-ḥadīth(伝承))は、イスラム教の預言者ムハンマドの言行録。クルアーンがムハンマドへの啓示というかたちで天使を通して神が語った言葉とされるのに対して、ハディースはムハンマド自身が日常生活の中で語った言葉やその行動についての証言をまとめたものである。クルアーンが第一聖典であり、ハディースが第二聖典とされる。ただし、ハディースの一部はクルアーンよりも優先されると考えられるときがある。クルアーンと異なり、一冊の本にまとまっているような類のものではない。伝えられる言行一つ一つがハディースである。 また、ハディースの内容は預言者ムハンマドや教友(サハーバ)たちなどの日常生活や信仰に関わる様々なことについて体験したことを述べられており、礼拝方法から用便の所作、戦争にいたるまでムスリムの信仰生活について広範な規範・遵守すべき慣行(スンナ)を提示している。このためハディースはイスラーム法(シャリーア)上、クルアーンと並ぶ重要な法源として位置付けられている。スンナ派やシーア派、さらにイスラーム法学派ごとに採用されるハディース、およびハディース集成書に違いがある。9世紀頃、アッバース朝ではブハーリーやイブン・ハンバルなど有名なハディース学者、法学者たちによって様々な形式のハディース集成書が多数編纂された。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとハディース · 続きを見る »

ムスリム・ブン・ハッジャージュ

ムスリム・ブン・ハッジャージュ(مسلم بن الحجاج)は、9世紀イランのハディース学者(ムハッディス)。スンナ派ののうち、もっとも権威があるとされる2つの「真正集」のうち1書を著した(『サヒーフ・ムスリム』)。ペルシア人。 特にイランではモスレム・ニーシャープーリー(, )ともいい、信者からはイマーム・ムスリムと呼ばれる。なお、「ムスリム」は名前(イスム)である。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとムスリム・ブン・ハッジャージュ · 続きを見る »

ヒジュラ暦

ヒジュラ太陰暦(ヒジュラたいいんれき、)またはヒジュラ暦(、)は、主にイスラム教社会で使われている暦法。太陰暦なので太陽暦とは毎年11日ほどのズレがあり、それが積み重なるため、暦は季節を反映していない。イスラム暦(イスラムれき、、)とも呼ばれる。紀年法はヒジュラ紀元(ヒジュラきげん)と呼ばれる。ヨーロッパではを略してA.H.と表記する。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとヒジュラ暦 · 続きを見る »

ニーシャープール

ニーシャープール(Nishapur)(نیشابور ネイシャーブール)は、イラン北東部のラザヴィー・ホラーサーン州の都市。人口は270,940人(2005年)。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとニーシャープール · 続きを見る »

アラビア語

アラビア語(アラビアご、اللغة العربية, UNGEGN式:al-lughatu l-ʻarabīyah, アッ.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとアラビア語 · 続きを見る »

イスラム教

イスラム教(イスラムきょう、イスラーム教、イスラーム、和名・漢字圏名:回教)は、唯一絶対の神(アラビア語でアッラー)を信仰し、神が最後の預言者を通じて人々に下した(啓示した)とされるクルアーンの教えを信じ、従う一神教である。 ユダヤ教やチゲリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝猶、いわゆる『偶像崇拝』が神像を用いた礼拝と同義であるのかを巡っては、宗教や個人により大きな開きがあるを徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。アッラーを崇拝するが、アッラーとは、もともとアラビアの多神教の神々の中の一人であったが、ムハンマドがメッカを占領すると、他の多神教の神々の像は全て破壊され、そして作ることや描くことも禁止され、その神だけを崇拝するようになった。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとイスラム教 · 続きを見る »

スンナ派

ンナ派(アラビア語:(أهل السنة (والجماعة 、ラテン文字転写:Ahl as-Sunnah (wa’l-Jamā‘ah))、あるいはスンニ派(日本では報道などでこちらが一般的に知られる)は、イスラム教(イスラーム)の二大宗派のひとつとされる。他のひとつはシーア派である。イスラームの各宗派間では、最大の勢力、多数派を形成する。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとスンナ派 · 続きを見る »

サヒーフ・アル=ブハーリー

ヒーフ・アル=ブハーリー(Sahih al-Bukhari、アラビア語:صحيح البخاري)とは、イスラム教スンニ派で用いられる6つの主要なハディース集の一つ。ハディース学者のブハーリーによって収集された。『サヒーフ・ムスリム』と並び、最も権威あるハディースとされている。この二つのハディースにある伝承は原則的に真正であるとみなされている。 伝統的なハディース学において、ハディースはその信憑性によって、サヒーフ (真正)、ハサン(良好)、ダイーフ(脆弱)などの分類がされる。ブハーリーは生涯に60万のハディースを収集したと伝えられているが、これらのなかから真正(サヒーフ)とみなした2700余りのハディースを厳選し編纂したものである。「真正集」とも訳されている。いわゆる「ハディース」は基本的にイスラームの預言者ムハンマドの言行にまつわる伝承を言い、ムハンマドと彼と面識を持っていた第1世代のムスリム(サハーバ)たちが直面した問題についてムハンマドがどう判断したか、あるいはそれに基づいてサハーバたちがどう行動すべきか意見を発したことなどが述べられており、ムスリム社会における当時の現状の問題における指針となることを意図してとこれらのハディース集を編纂された。ブハーリーの生きたアッバース朝時代初期は、預言者ムハンマドらの時代から2世紀以上経過しており、虚偽のハディースを含め多くの預言者ムハンマドに由来するとされる雑多なハディースが溢れていた。そのため、9-10世紀前後は、実際に預言者ムハンマドの言動に由来する伝承を取捨・選別する必要性が叫ばれるようになっていた時代でもあった。 ブハーリーの時代前後に主要なウラマーたちによって多くのハディース集が編纂されたが、この『サヒーフ・アル=ブハーリー』は、伝承径路(イスナード)などの研究に依って厳選されていることに加え、「信仰の書」や「礼拝の祖書」、「正しい身の処し方」「屠られた動物と獲物」「遺産の割当て」など、テーマごとにハディースがイスナード付きで分類されていて、事項ごとの検索が便利である、という利点を持っていた。同一の形式で編纂された『サヒーフ・ムスリム』と並びいわゆるハディース「六書」の筆頭としてスンニ派では尊重された。初期の批判や検証の対象にはなったが、ヒジュラ暦4世紀頃には全体的に正しいと認められるようになった。 このため、前近代イスラーム世界において、サヒーフ・アル=ブハーリーと、サヒーフ・ムスリムの両書は、イスラームの信仰で神のロゴスとされるクルアーンに次ぐ、事実上の聖典としての地位を与えられた。 しかし近代に入り、非イスラーム諸国における近代的なハディース批判の影響で、イスラーム世界でも、ハディースの真贋に対する再評価が起こっている。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムとサヒーフ・アル=ブハーリー · 続きを見る »

飯森嘉助

飯森 嘉助(いいもり かすけ、1937年3月14日 - 2012年5月27日)は、日本の学者。専門はアラビア語、中東文化。拓殖大学名誉教授。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムと飯森嘉助 · 続きを見る »

西暦

西暦(せいれき)とは、キリスト教でキリスト(救世主)と見なされるイエス・キリストが生まれたとされる年の翌年を元年(紀元)とした紀年法である。ラテン文字表記はヨーロッパ各国で異なるが、日本語や英語圏では、ラテン語の「A.D.」又は「AD」が使われる。A.D.またADとは「アンノドミニ (Anno Domini)」の略であり、「主(イエス・キリスト)の年に」という意味。西暦紀元、キリスト紀元ともいう。 今年は2018年 (JST) である。西ヨーロッパのキリスト教(カトリック教会、および後のプロテスタント)地域から徐々に普及し(後述)、西欧諸国が世界各地で進めた植民活動などによって伝わった結果、現在において世界で最も広く使われている紀年法となっている。 しかし、19世紀以降においては、非キリスト教徒との関係から、ADをCommon Era(略:CE、「共通紀元」の意)へ、同時に紀元前(BC)をBefore Common Era(BCE)に切り替える動きが広まっている。.

新しい!!: サヒーフ・ムスリムと西暦 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »