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ゲルマン祖語

索引 ゲルマン祖語

ルマン祖語(ゲルマンそご、Proto-Germanic)は、インド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語)から分化した言語の一つであり、ゲルマン語派に属する言語、すなわちドイツ語、英語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、アイスランド語などの祖先の言語(祖語)である。文献が全くないので他の言語の知識から復元(再構)して考察されている。.

102 関係: 半狭母音半母音古英語受動態名詞奪格子音完了形対格属格上部ドイツ語与格両唇音両唇軟口蓋音中動態中部ドイツ語中舌母音主語主格希求法人称広母音代名詞低地ドイツ語形容詞後舌母音北ゲルマン語群ノルウェー語バルト・スラヴ語派バルト語派ヤムナ文化ヤストルフ文化ルーン文字ヴェルナーの法則デンマーク語フリジア語フェロー語ドイツドイツ語呼格命令法アイスランド語アオリストイラン語群インド・ヨーロッパ祖語インド・ヨーロッパ語族イタリック語派ウクライナオランダ語グリムの法則...ケルト語派ケントゥム語とサテム語ゲルマン人ゲルマン語派ゴート語スラヴ祖語スラヴ語派ステップスウェーデン語スカンディナヴィアスカンディナヴィア半島スキタイサルマタイ唇音処格具格前舌母音副詞動詞現在時制球状アンフォラ文化破裂音紀元前2世紀紀元前6世紀無声音異音狭母音直説法音素遊牧民過去時制西ゲルマン語群軟口蓋音鼻音能動態英語接続法東ゲルマン語群歯音歯茎音歯擦音法 (文法)未来時制有声音有気音戦斧文化流音方言摩擦音数 (文法)時制 インデックスを展開 (52 もっと) »

半狭母音

半狭母音(はんせまぼいん)とは、狭母音から広母音までを聴覚印象によって4等分したもののうち2番目に狭い(狭母音と半広母音の間)母音を言う。半高母音(はんたかぼいん)ともいう。.

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半母音

半母音(はんぼいん、)とは接近音の一種で、接近音の構えからすぐに別の母音に移行していくとき、最初に瞬間的に発音される接近音の部分を子音と認識していう用語である。持続する部分がなく、常に動く音であることからわたり音()とも呼ばれる。言語によっては、母音に後続する短い接近音を半母音とすることもある(ロシア語のйなど)。定義上、半母音は音節主音にはなり得ない。 接近音をある程度以上に持続して発音すると、もはや半母音ではなく母音として認識される(狭母音)。.

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古英語

古英語(こえいご、古英語:, )または古期英語、アングロ・サクソン語()は、5世紀半ばから12世紀を中心にイングランドで使われた、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属し、現代英語の祖語にあたる言語。 言語学者によっては西ゲルマン語群に分類する。現在のドイツ語の古語に当たる古ドイツ語のうち、古フランク語および古ザクセン語などの「古低ドイツ語」とは近縁にある。辞書などではしばしばOEと略記する。現在は死語と化している。 バイキングによりイングランドに古ノルド語が持ち込まれ、古英語に影響を与えた。他のゲルマン諸語と古ノルド語はまだ相互理解可能であった。古英語は均一の言語ではなく、方言があり、時期によっても異なる。ゲルマン人の一派であるアングル人とサクソン人の言葉が、グレートブリテン島移住に伴い、イングランド(アングル人の地)へ持ち込まれたことに始まる。のちイングランドに来襲したデーン人の言語であるデーン語(古ノルド語の一種)などの要素も、入り込んだ。 古英語に対して、古英語以降16世紀までの英語を中英語、17世紀頃までを初期近代英語それ以降を現代英語と言う。古英語の使われた時期を確定することは困難である。おそらく4世紀半ばにはグレートブリテン島での古英語の使用は始まっていた。古英語と中英語の境として、ウィリアム1世によってノルマン・フランス語の語彙が大幅に流入した1066年のノルマン・コンクエストを採用することが多い。しかしこのことはこの時期以降、古英語が使われなくなったことを意味しない。.

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受動態

受動態(じゅどうたい、passive voiceラテン語:passivum、フランス語:voix passive、ドイツ語:Passiv。)とは、典型的には、能動態とは違って行為者が主語にならずに、行為を受ける対象が主語となる態である亀井他編 1996: 69.

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名詞

名詞(めいし )とは、品詞(語の文法的分類)の一つで、典型的には物体・物質・人物・場所など具体的な対象を指示するのに用いられKoptjevskaja Tamm 2006: 720.

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奪格

奪格(だっかく、ablative case、casus ablativus)は、名詞の格の一つで、主に起点・分離(~から)を示す。従格、離格ともいう。 古典ギリシア語では属格に吸収されたが、ラテン語では処格・具格を吸収して、手段(~によって)等を始とする多彩な用法をもち、さらに絶対奪格 (ablativus absolutus) という独自の用法をも発展させた。ギリシア語に存在しないこの格を、ローマ人は「われらの格」と呼んで誇った。 Category:格.

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子音

子音(しいん、consonant)は、音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にまたは部分的に、かつ瞬間的に閉鎖して発音する。無声音と有声音とがある。息の通り道を狭くすることによる摩擦音もある。 母音の対立概念であり、英語の consonant から C と略して表されることがある。 この記事では、音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。ただし、音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。 なお、以下で用いる「音(おと)」という記述は、「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。.

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完了形

完了形(かんりょうけい)とは、述語で表現される事象が、叙述中で基準となる時点で完了していることを表現する文法的形式。英語の"have+過去分詞"などが代表的である。 本来的には事象を、それが完了した結果あるいは経験などとして表現するもの(完了相:英語Perfect aspect)であるが、実際には2つの事象の時間的関係の表現(注目する事象が基準となる事象より前に終了または完成したことを示す)に使われることが多く、現在・過去・未来等の単純時制と組み合わせた複合時制(いわゆる完了時制)として扱われる。基準時点の時制に応じて現在完了形・過去完了形・未来完了形となる。過去完了は基準時点よりさらに過去の事象を表すので大過去形ということもあり(言語によっては別に前過去などの形式もある)、未来完了形は前未来形と呼ぶこともある。間接話法では主節が基準となり、従属節の時制はそれに従って(時制の一致)表示されるので、過去の時点でそれより過去に言及した内容も大過去形で表現される。 完了形と進行形は意味的に対立するように考えられるが、いずれも基本的には基準時点での状態を表現するものだから、必ずしも対立するわけではない(例:英語の完了進行形、日本語の「ている」)。 なお、事象を一回限りのものとして時間経過に関係なく表現する完結相(英語Perfective aspect)は、完了相と区別されるが、言語によっては明確に区別しないこともある。.

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対格

対格(たいかく、accusative case 、casus accusativus 。略号ACC)は、名詞がもつ格のひとつで、主格対格型言語の場合、他動詞の直接目的語を標識する場合に用いられる。目的格・業格と呼ばれることもある。ドイツ語では4格(der vierte Fall)ということもある。 日本語の場合、「を」が該当する。また、多くの言語において対格は特定の前置詞の目的語としても用いられる。このとき、フランス語では代名詞の強勢形を使用する。現代ギリシャ語の対格は古典語にあった与格の意味も含まれていて、前置詞の後の名詞の多くが対格に変化する。 対格はインド・ヨーロッパ語族の多くの言語(ラテン語、サンスクリット語、ギリシャ語、ドイツ語、ロシア語など)、またセム語族の言語(アラビア語など)に存在する。 フィン語、エストニア語のようなフィン語族の言語では、直接目的語を標識する場合に、対格だけでなく分格(partitive case)も用いられる。形態論では、いずれも対格としての働きを持つが、対格の名詞は動作的意味をもち、一方、分格の名詞は動作的な意味をもたないという相違がある。.

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属格

属格(ぞっかく、genitive case、casus genitivus、родительный падеж)は、名詞・代名詞の格の一つで、主に所有を表す。英語では所有格(posessive)、ドイツ語では2格(der zweite Fall)とも呼ぶ。スラヴ語派については生格(せいかく)と呼ぶが、これは訳語の違いにすぎない。 日本語では主に格助詞「の」で表される(日本語では体言を修飾できる格はこれだけなので連体格とも呼ばれる)が、インド・ヨーロッパ語族の属格は、それだけでなく以下のような幅広い用法がある。;所有:所有およびそれに類する関係を表す。もっとも一般的な機能である。;意味上の主語・目的語:動詞的な意味を持つ名詞を修飾し、意味上の主語・目的語を示す。;部分の属格:全体の一部分であることを示す。;分離の属格:奪格に由来する。;同格の属格:同じものを説明したり言い換えたりする。;副詞的属格:名詞の属格を副詞的に用いる用法。;形容詞的用法:形容詞的な抽象名詞で修飾することで、形容詞と同等のことを表現する。;*A man of importance;*国家的の事(現在は形容動詞で「国家的な事」と言うのが普通だが、明治から昭和戦前期まではこの言い方が普通だった)、緑の洋服、裸の人;否定の属格 英語では、このうち所有は所有格として名詞(-'s)および人称代名詞に格形が残存しており、また意味上の主語も所有格で表す場合があるが、それ以外の属格の用法は前置詞ofに置き換えられた。なお近年は、's および my, your などの所有形は格ではないという説が有力である。例えば the girl next door's cat (隣の少女の猫) では、's は the girl next door という句にかかり、door という語にかかっているのではない。したがって 's を接語と見なす言語学者が増えている。 ドイツ語では、単数男性名詞、単数中性名詞で「-s」を付け女性名詞、複数形では無変化であるが、どちらも冠詞や形容詞が属格に伴う変化を行う。他の名詞を修飾する場合には被修飾語のあとに付けるのが原則であるが、前に付けることもあり、その場合被修飾語の冠詞は省略される。現代語では「von」+三格(与格)で代用するのが普通である。人称代名詞の属格は所有関係には使われない。また、英語の人称代名詞の所有形に当たる働きをするものが別にあり、所有代名詞という。 ロマンス語(フランス語、イタリア語、スペイン語など)では基本的に格変化が消失したため、属格はすべてde/diといった前置詞に置き換えられた。 なお、英語の人称代名詞の所有格に相当する機能は所有形容詞によって表す。.

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上部ドイツ語

上部ドイツ語の地域 上部ドイツ語(じょうぶどいつご、Oberdeutsch、Owerdeitsch、バイエルン語:Obadeitsch)とは、ドイツ語のうち、高地ドイツ語に属し、同系統の中部ドイツ語とともに第二次子音推移を経たドイツ南部の言語群を指す。「南ドイツ語」または「南部ドイツ語」(Süddeutsch)とも呼ばれる。.

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与格

与格(よかく、dative、dativus)は、名詞や代名詞における文法格である。為格とも呼ぶ。ドイツ語、チェコ語の場合、「3格」と呼ばれることもある。 与格は一般に動詞の間接目的を標示する。日本語では主に「に」で表される。他の用法としては俗ラテン語や、やや頻度は落ちるが古典ラテン語に見られたような所有の意味が挙げられる。また、古典ギリシャ語では処格や具格を消失しているので、与格はこれらの機能も担っている。スコットランド・ゲール語では、与格が単純前置詞や定冠詞に続く名詞に用いられる。 与格は初期インド・ヨーロッパ語族には普通に見られ、特にバルト・スラヴ諸語やゲルマン語派では、現在まで用いられ続けている。フィン・ウゴル語派やナバホ語、日本語、アイヌ語のような非インド・ヨーロッパ語族の言語にも与格と似た型が存在する。 与格を用いる言語.

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両唇音

両唇音の発声 両唇音(りょうしんおん、りょうくちびるおん、bilabial)とは、上下両方の唇を使って調音される子音。中国音韻学では双唇音(旧名・重唇音)と呼ぶ。 国際音声記号 (IPA) による両唇音の表記は以下のとおり。 category:子音.

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両唇軟口蓋音

両唇軟口蓋音(りょうしんなんこうがいおん)は、両唇と軟口蓋の二か所で同時に調音することによって生み出される子音。 国際音声記号(IPA)では以下のように記述される。 なお、二次的調音として唇音化した軟口蓋音の、なども「唇軟口蓋音」と呼ばれることがあるが、まったく異なる音である。.

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中動態

中動態(ちゅうどうたい、medium、middle)は、インド・ヨーロッパ語族の態のひとつ。能動態とは人称語尾によって区別される。中動態と受動態は形態の上で区別されないことが多い。中動態がよく残っている言語にサンスクリット、古代ギリシア語、アナトリア語派などがある。 中動相・中間態などとも呼ぶ。サンスクリット文法では反射態(reflexive)と呼ぶことが多い。.

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中部ドイツ語

中部ドイツ語(ちゅうぶどいつご、Mitteldeutsch、Middelduits)とは、ドイツ語のうち、高地ドイツ語に属し、同系統の上部ドイツ語とともに第二次子音推移を経たドイツ中部の言語群を指す。中央ドイツ語とも呼ばれる。.

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中舌母音

中舌母音(なかじたぼいん、ちゅうぜつぼいん)とは、聴覚印象によって前舌母音と後舌母音の中間に位置すると定められた母音。前舌母音は舌の最も盛り上がった部分が最も前にある母音で、後舌母音は最も後ろにある母音である。その中間は物理的な距離ではなく聴覚的な印象で定められている。 舌の位置が最も上あごに近い前舌母音 と後舌母音 の中間に位置づけられる (非円唇)と (円唇)が基本母音に定められている。国際音声字母ではその他に半狭母音、中央母音、半広母音、狭めの広母音にも字母が設けられている。.

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主語

主語(しゅご、subjectum、subject)は、文の構成素、文の成分の1つ。典型的には、英語やフランス語において述語(述語動詞)形を特権的に規定して文を成立させる、主格をなす名詞句または代名詞として観察される。また、他の言語においても、英仏語の主語と構造的に平行な関係にある名詞句や代名詞を「主語」と呼ぶことがある。 もともとは、アリストテレス以来の伝統的な論理学における「述語」(katēgoroumenon) の対概念である hypokeimenon に由来し、それが中世以降のヨーロッパ伝統文法にとりいれられて成立した概念である。その後のデカルト派言語学から生成文法などに至る近現代の言語学にも受け継がれているが、その定義は言語学者間で一致していない。日本では、江戸時代末期から明治にかけて西欧文法の知識を導入したとき、その文法を手本にして国文法の体系化を進める過程で定着した。.

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主格

主格(しゅかく、英語:nominative ラテン語: nominativus、フランス語: nominatif、ドイツ語:Nominativ、Werfall、erster Fall。)は、格のひとつであり、狭義には、対格言語における主語(自動詞文の主語および他動詞文の動作主名詞句)の格をいう。広義には、能格言語の絶対格をも nominative case という場合もある例えば Dixon (1972: 9)。 。 ドイツ語では1格(der erste Fall)、と呼ばれることがある。.

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希求法

希求法(ききゅうほう、けぐほう)または願望法(がんぼうほう)(英語:optative mood)は文法的な法の一つで、話者の意志や希望を示すものである。勧奨法(:en:cohortative mood)に似ており、接続法と密接な関係がある。 日本語で言えば、主語の心情または動作としての希望を表現する「…たい」「…たがる」「…てほしい」などの言い方(日本語文法でいう希望)ではなく、「…たらなあ」「…ように」など、話者の願望自体を述べる言い方に相当する。 希求法を持つ言語の例としては、インドヨーロッパ語族の古代ギリシア語、アルバニア語、アルメニア語、クルド語、古プロシア語、サンスクリット、セルボ・クロアチア語、またグルジア語、トルコ語、ナバホ語などがある。.

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人称

人称(にんしょう、person)とは、文法の用語で、ある発話の話し手(speaker)および聞き手(addressee)という役割とそれ以外を区別するために使われる。grammatical categoryの対訳語「文法範疇」の一種である。話し手という役割をfirst personの対訳語で第一人称(だいいちにんしょう)、聞き手という役割をsecond personの対訳語で第二人称(だいににんしょう)、それ以外をthird personの対訳語で第三人称(だいさんにんしょう)という。一人称、二人称、三人称として広く使われる。正式には、第一人称、第二人称、第三人称である(first第一、second第二、third第三)。第が省かれることにより、一人称、二人称、三人称とは、一人目の呼称、二人目の呼称、三人目の呼称と捉えられる場合があるが、正式用語から分かる通り、第一番目の呼称、第二番目の呼称、第三番目の呼称という意味である。 また動作主がはっきりしない場合、これを不定称ということがある。これは通常、第三人称として扱われる。 第四人称という用語が使われる場合がある。この用語はそれが使用される言語によって、第一人称複数、不定人称、疎遠形、弁別的代名詞(logophoric pronoun)など異なるものを指し示す。.

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広母音

広母音(ひろぼいん)とは、舌と上あごが最も離れて調音される母音のことをいう。あるいはそれに近いものも含める。舌の位置から低母音(ひくぼいん)、また口の開きから開母音(かいぼいん)とも呼ぶ。.

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代名詞

代名詞(だいめいし)とは、名詞または名詞句の代わりに用いられる語である。通常は名詞とは異なる品詞と見なすが、名詞の一種とされることもある。 例えば英語のyou, who, thisなどがそうである。人称代名詞、指示代名詞、疑問代名詞、関係代名詞、再帰代名詞、相互代名詞、不定代名詞、否定代名詞などに分類される。日本語では、自立語で、活用はしない。体言の一つ。 日常語では「代名詞」という言葉は「誰々は怠け者の代名詞だ」のように典型例の意味で用いられるが、本来の代名詞とは関係がない。.

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低地ドイツ語

低地ドイツ語(ていちドイツご、Niederdeutsch、Plattdüütsch、Nederduits)とは、広義のドイツ語のうち、第二次子音推移の影響を受けなかったドイツ北部の言語群を指す。北ドイツ語あるいは北部ドイツ語 (Norddeutsch) と呼ばれることもある。.

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形容詞

形容詞(けいようし )とは、名詞や動詞と並ぶ主要な品詞の一つで、大小・長短・高低・新旧・好悪・善悪・色などの意味を表し、述語になったりコピュラの補語となったりして人や物に何らかの属性があることを述べ、または名詞を修飾して名詞句の指示対象を限定する機能を持つ。.

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後舌母音

後舌母音(あとじたぼいん、こうぜつぼいん)とは、舌の最も高く盛り上がった位置が最も後ろで調音される母音。あるいはその位置に近いものも含む。奥舌母音(おくじたぼいん)ともいう。 国際音声字母では、舌の最高部が最も後ろで最もあごの開いた状態の母音を と定め、そこからそのままあごと唇を閉じていき、最も閉じた状態の までを聴覚印象によって3等分し、 という基本母音を定めた。その4つの母音を第1次基本母音と呼ぶ。 は非円唇母音であり、 は円唇母音である。それに対応する合計4つの非円唇母音・円唇母音は第2次基本母音として定められている。また全くの後舌ではないが後舌よりの円唇広めの狭母音にも字母が設けられている。.

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北ゲルマン語群

北ゲルマン語群(きたゲルマンごぐん)とは、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の一分派。この中でも東西に分かれて発達してきた。北欧語、ノルド語と呼ばれることもある。.

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ノルウェー語

ノルウェー語(ノルウェーご、norsk)は、インド・ヨーロッパ語族 ゲルマン語派 北ゲルマン語群に属する。古ノルド語から分化した言語である。話者の人口は約400万ほど。標準語として、デンマーク語やスウェーデン語と近縁のブークモールと、アイスランド語と同じ西スカンディナヴィア語群に分類されるニーノシュクが存在する。.

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バルト・スラヴ語派

バルト・スラヴ語派(Baltic-Slavic language)とはインド・ヨーロッパ語族のバルト語派とスラヴ語派を含むグループである。バルト語派とスラヴ語派は他の語派には見られない、いくつかの言語学的共有点をもち、最も近い共通の祖語をもつと考えられる。ほとんどのインド・ヨーロッパ語学者はバルト語派とスラヴ語派を同一の枝に位置付けているが、政治的な問題からいくつかの詳細で議論がある。Gray & Atkinson 2003による系統樹では、両者はブートストラップ値100%で姉妹群を成す。 近年の言語学者はバルト・スラヴ語が東バルト語群、西バルト語群、スラブ語派に同時に三分岐したとの見方を示している。 バルト・スラヴ祖語は比較方法によって再構され、インドヨーロッパ祖語からは、明瞭に定義される共有の音韻対応によって分類づけられる。ある一つの革新的な方言が、バルト・スラヴ方言連続体からわかれ、スラヴ祖語となったと考えられる。.

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バルト語派

バルト語派に位置づけられる言語の分布図。緑色がリトアニア語、黄色がラトビア語、紫色がプロシア語、橙色がクロニア語を表す。この分布図は単純化されたものであり、死語となった言語については詳しく描かれていない。 バルト語派(バルトごは、Baltic Languages)とは、インド・ヨーロッパ語族バルト・スラヴ語派の一派で、バルト海東南岸付近に分布する。リトアニア語とラトビア語がバルト語派に属する。死語となった古代プロイセン語(古代プロシア語)もこれに含まれる。 現在使われているインド・ヨーロッパ語の中で古い特徴を最もよく残していると言われる。 スラヴ語派と最も近い関係にある。両者の間に単純に共通基語があったという説を否定、スラヴ共通基語成立以前にバルト語内部に分化が生じ、スラヴ語と西バルト語が近かったとされる仮説がソヴィエト連邦崩壊前後の1991年ごろリトアニアやラトヴィアで盛んに唱えられたが、その後の研究によってこの説は否定されている。.

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ヤムナ文化

ヤムナ文化(ヤムナぶんか、英語:Yamna culture、もしくはヤームナヤ文化、竪穴墓文化、黄土墓文化とも)は、紀元前3600年ごろから紀元前2200年ごろにかけてドナウ川とウラル山脈の間の広大な地域にわたって存在した、銅器時代の文化圏。中心地はウクライナ。.

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ヤストルフ文化

ヤストルフ文化(英語:Jastorf culture)は、紀元前7世紀よりドイツ北部から発し、紀元前1世紀にかけてドイツ中部からスカンディナヴィア南部にまで広まった、鉄器時代初期の文化。 ゲルマン祖語の成立した文化と推定されており、ゲルマン語派の各言語に共通する音声的特徴を形作った初めての言語変化は紀元前5世紀にここで起こったという説が有力である。また、ヤストルフ文化は、ハルシュタット文化やラ・テーヌ文化といったケルト語派の系統と推定される文化と接触しており、このことは、ゲルマン語派におけるケルト語派からの様々な借用語の存在を説明している。 ヤストルフ文化は、ヤストルフ期(前7世紀-前4世紀)、リプドルフ期(前4世紀-前150ごろ)、ゼードルフ期(前150年ごろ-前1世紀)の3つの時期に分けられる。ヤストルフ文化の起源となる中核的な地域はニーダーザクセン州東北部、ホルシュタイン地方、メクレンブルクにまたがる一帯。ヤストルフ文化の要素はその特色を弱めながら北はユトランド半島から南部スウェーデンの一部、南はヴェーザー川とアラー川の流域にまで広がった。 この文化の範囲においては少数の家が立ち並んだ小村が点在しており、村どうしは深い森や沼地といった、自然の障害物で互いに隔てられている。これはこの一帯の一連の青銅器文化から続く伝統的な地域共同体の形態。家々はどれも半地下式の木造で、大きさはさまざまであり、幅5メートルほどで1部屋のみの小さなものもあれば、大家族が住むような幅20メートルほどのいわゆる長屋構造のものもある。 混合農業が主な生業で、地域によって小麦栽培が廃れて大麦栽培に取って代わられている。オーツ麦も広く栽培されているが、食用なのか家畜飼料用なのかは不明。雑穀や亜麻の栽培も主な作物。ライ麦の栽培は定かではない。家畜は牛が主で、その他は豚、羊、ヤギ、犬、馬。狩猟も盛んで、アカシカ、オーロックス、イノシシ、ビーバーを主な獲物としていた。発見されている遺跡の大半は墓地で、 青銅製の装飾品などの副葬品が見られる。埋葬には骨壺を用いるが、火葬した遺骨をそのまま埋葬したものもある。日用品や装飾品、および墓の形式などから判断するに、ヤストルフ文化は基本的に同じ地方の青銅器文化から直接発展したものであり、さらに隣接するハルシュタット文化の影響も強く受けている。のちに南部ではラ・テーヌ文化の影響も受けた。このことはゲルマン語派ともケルト語派ともいわれる系統不明の部族連合で、紀元前後より記録に登場するスエビ族の成立と関わりがあると推測される。スエビ族の当初の版図はだいたいこの地域であった。さらには、東方より進出してきたプシェヴォルスク文化の影響をも受けている。.

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ルーン文字

ルーン文字(ルーンもじ)は、ゲルマン人がゲルマン諸語の表記に用いた古い文字体系であり、音素文字の一種である。成立時期は不明であるが、確認されている最初期のルーン銘文は2世紀あるいは3世紀頃のものである。ラテン文字に取って代わられて使用されなくなったが、スカンディナヴィアでは中世後期まで用いられた。一部の地域ではルーンの知識は初期近代まで民間に残存していた。 「ルーン(rune)」という名称の語源としては、「秘密」を意味するゴート語の runa が挙げられる(cf.

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ヴェルナーの法則

ヴェルナーの法則(ヴェルナーのほうそく、Verners lov、Vernersches Gesetz)またはヴァーナーの法則、フェルナーの法則はゲルマン祖語における音韻推移を示す法則であり、無声摩擦音*f, *θ, *s, *xが強勢のない音節の直後に来る場合有声化して各々*b, *d, *z, *gになることである。デンマーク人学者のカール・ヴァーナー(ヴェルナー)が1875年に発見した。.

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デンマーク語

デンマーク語(デンマークご、dansk, dansk sprog )は、デンマーク本土などで話される言語で、デンマーク民族の母語である。 デンマークの自治領であるフェロー諸島とグリーンランドでは、それぞれ西ノルド語のフェロー語、及びエスキモー語であるグリーンランド語が話されているが、デンマーク語も公用語として一般的に通用する。また、ドイツのシュレースヴィヒ地方にはデンマーク語を母語とする「デンマーク少数民族」が約5万人ほど存在しているほか、アイスランドでも外国語として学ばれていることから同国でもデンマーク語が広く通用する。 デンマーク語の系統としてはインド・ヨーロッパ語族(印欧語族)ゲルマン語派のノルド諸語(北ゲルマン語群)東ノルド語に属する。.

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フリジア語

フーズムの警察署) フリジア語(Frysk、東フリジア語: Fräiske、Fries、Friesisch、Frisian)は、オランダのフリースラント州周辺およびドイツの北海沿岸にまたがるフリースラントで用いられる言語である。インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の西ゲルマン語群アングロ・フリジア語群に属する。フリース語、フリスク語、フリースラント語、フリースランド語 とも呼ばれる。.

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フェロー語

フェロー語(フェローご、føroyskt mál)とは、フェロー諸島の唯一の公用語。使用人口はフェロー諸島内で50,000人弱で、デンマーク本土などにも話者がいる。.

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ドイツ

ドイツ連邦共和国(ドイツれんぽうきょうわこく、Bundesrepublik Deutschland)、通称ドイツ(Deutschland)は、ヨーロッパ中西部に位置する連邦制共和国である。もともと「ドイツ連邦共和国」という国は西欧に分類されているが、東ドイツ(ドイツ民主共和国)の民主化と東西ドイツの統一により、「中欧」または「中西欧」として再び分類されるようになっている。.

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ドイツ語

ドイツ語(ドイツご、独:Deutsch、deutsche Sprache)は、インド・ヨーロッパ語族・ゲルマン語派の西ゲルマン語群に属する言語である。 話者人口は約1億3000万人、そのうち約1億人が第一言語としている。漢字では独逸語と書き、一般に独語あるいは独と略す。ISO 639による言語コードは2字が de、3字が deu である。 現在インターネットの使用人口の全体の約3パーセントがドイツ語であり、英語、中国語、スペイン語、日本語、ポルトガル語に次ぐ第6の言語である。ウェブページ数においては全サイトのうち約6パーセントがドイツ語のページであり、英語に次ぐ第2の言語である。EU圏内では、母語人口は域内最大(ヨーロッパ全土ではロシア語に次いで多い)であり、話者人口は、英語に次いで2番目に多い。 しかし、歴史的にドイツ、オーストリアの拡張政策が主に欧州本土内で行われたこともあり、英語、フランス語、スペイン語のように世界語化はしておらず、基本的に同一民族による母語地域と、これに隣接した旧支配民族の使用地域がほとんどを占めている。上記の事情と、両国の大幅な領土縮小も影響して、欧州では非常に多くの国で母語使用されているのも特徴である。.

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呼格

呼格(こかく、vocative、vocativus)は、名詞・形容詞の格の一つで、呼びかけに使われる。チェコ語では5格と呼ばれる場合がある。 ラテン語の例を以下に示す。.

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命令法

命令法(imperative)は、インド・ヨーロッパ語族などの言語での動詞の活用の一つ。その名の通り、命令・希望形を作る場合に使われる。 英語では動詞の原型がそのまま使われるためになじみがないものであるが、フランス語やドイツ語などその他の言語ではよく使われる。二人称に対する普通の命令法のほか、一人称複数に対する勧誘を表現する形式(英語ではLet's …という言い方を使う)もある。 ただ、スペイン語やポルトガル語では、三人称への命令や、二人称でも否定命令(禁止)は接続法を利用する。 日本語にはこれに当たるものとして命令形がある。他に関東方言などで、連用形に終助詞「な」をつける形、また敬語(丁寧)表現として補助動詞命令形「なさい」、あるいは依頼の「て(下さい)」がある。 禁止表現として否定命令を用いる言語が多いが、独立の禁止法を用いる言語もある(日本語がその例である)。.

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アイスランド語

アイスランド語(アイスランドご)はインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群に属する言語。使用範囲はアイスランドのみで、使用人口は約30万人。 アイスランドを「氷島」と表記することから「氷島語」略して「氷語」や「氷」とも言う。 9世紀にノルウェーから移住したヴァイキングがもたらしたものであり、他の北ゲルマン語(デンマーク語・ノルウェー語・スウェーデン語)の中ではノルウェー語と一番近い。 他の北ゲルマン語が失った3性(他の北ゲルマン語は両性名詞(共性名詞)と中性名詞だけ)や格変化などを保持し、また格変化などの必要性により、英語やフランス語などからの借用語を極力排しているため、古風な色合いを強く残している。.

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アオリスト

アオリスト(Aorist)とは文法上のアスペクトの一種で、ἀόριστος (aóristos)「境界のない、範囲が不確定の」に由来する。狭義にはギリシア語をはじめとするインド・ヨーロッパ語族の時制のひとつである。ただしアオリストという用語はときに他の言語、例えばトルコ語などにおける上記とは無関係の概念を表すのに使われる場合もある。.

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イラン語群

イラン語群(イランごぐん)はインド・ヨーロッパ語族(印欧語族)に属するインド・イラン語派の一分派である。 20世紀末時点でイラン語群を話すイラン系民族の人口は9千万人を超えているとみられる。ある調査では祭祀言語としてのみ存続するアヴェスタ語のほか86の言語を数えているが、このうち十数語は隣接言語と近似し個別の人口集計がない。最大集団はペルシャ語で使用人口は約3,800万人、これにパシュトゥ語(約2,000万人)、クルド語(約1,700万人)、バローチー語(約700万人)が続く。.

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インド・ヨーロッパ祖語

インド・ヨーロッパ祖語(インド・ヨーロッパそご、、)とは、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の諸言語に共通の祖先(祖語)として理論的に構築された仮説上の言語である。印欧祖語(いんおうそご、いんのうそご)ともいう。 この言語の成立から崩壊までの期間は先史時代に当たり、文字が存在せず、全て口伝により子孫へと受け継がれたため、直接の記録が一切残っていない。そのため、派生した言語からの推定により再構が進められている。 クルガン仮説によれば6000年前にロシア南部で、によれば9000年前にアナトリアで話されていた。 ラテン語・ギリシア語・サンスクリットなどの各古典言語をはじめ、英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語などヨーロッパで話されている言語の大部分や、トルコ東部からイラン、インド亜大陸、スリランカにわたるクルド語・ペルシア語・ウルドゥー語・ヒンディー語・シンハラ語などの言語は、いずれもこの印欧祖語から派生して成立したとされる。 崩壊期の印欧祖語は豊富な接尾辞をもつ屈折語であったとされる。これは、印欧語族の諸言語同士の比較再構による推定による。印欧語族の言語は、屈折的語形変化の大部分を失ったものも多いが、英語も含めて依然全て屈折語である。しかし近年の内的再構とその形態素解析により、より古い段階の印欧祖語ではセム祖語のように語幹内の母音交替を伴う屈折が起こっていた可能性が極めて高いことが判明した。.

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インド・ヨーロッパ語族

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパごぞく)は、ヨーロッパから南アジア、北アジア、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オセアニアにかけて話者地域が広がる語族である。印欧語族(いんおうごぞく、いんのうごぞく)と略称される。この語族に属する言語を公用語としている国は100を超える。.

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イタリック語派

イタリック語派(イタリックごは)は、インド・ヨーロッパ語族の一語派。ケントゥム語に属す。オスク・ウンブリア語群とラテン・ファリスク語群とに分類される。紀元前1000年〜500年頃、他の語族・語派の言語とともに古代のイタリア半島で使われた(→古代イタリア地域諸言語)。イタリック語派を用いる古代の部族はイタリック人と呼ばれる。古イタリア文字を使うことが多かった。 ラテン語はイタリック語派のうち最も広く使われた言語であり、ラテン・ファリスク語群に属する。 ローマ帝国の拡大に従いラテン語が広がると他のイタリック語派の言語は死語になった。 現在のイタリア語は俗ラテン語を起源とするロマンス諸語に属する。.

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ウクライナ

ウクライナ(Україна、)は、東ヨーロッパの国。東にロシア連邦、西にハンガリーやポーランド、スロバキア、ルーマニア、モルドバ、北にベラルーシ、南に黒海を挟みトルコが位置している。 16世紀以来「ヨーロッパの穀倉」地帯として知られ、19世紀以後産業の中心地帯として大きく発展している。天然資源に恵まれ、鉄鉱石や石炭など資源立地指向の鉄鋼業を中心として重化学工業が発達している。 キエフ大公国が13世紀にモンゴル帝国に滅ぼされた後は独自の国家を持たず、諸侯はリトアニア大公国やポーランド王国に属していた。17世紀から18世紀の間にはウクライナ・コサックの国家が興亡し、その後ロシア帝国の支配下に入った。第一次世界大戦後に独立を宣言するも、ロシア内戦を赤軍が制したことで、ソビエト連邦内の構成国となった。1991年ソ連崩壊に伴い独立した。 歴史的・文化的には中央・東ヨーロッパの国々との関係が深い。 また本来の「ルーシ」「ロシア」とは、現在のロシア連邦よりもウクライナを指した。.

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オランダ語

ヨーロッパにおける低地フランク語の分布 オランダ語(オランダご、Nederlands )は、インド・ヨーロッパ語族の西ゲルマン語群に属し、オランダおよびベルギー北部を中心に2300万人以上が使っている言語。ベルギー方言はフラマン語と言うことがある。 日本語では現在は主にオランダ語と言うが、江戸時代には蘭語(らんご)とも呼ばれ、今でも蘭(らん)という略称が広く使われている。.

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グリムの法則

リムの法則(グリムのほうそく、、)もしくは第一次子音推移()は、1822年にドイツの文献学者ヤーコプ・グリム(童話で有名な「グリム兄弟」の長兄)が、Deutsche Grammatik (1822) の中で体系化したゲルマン語における子音推移(印欧祖語からゲルマン祖語への分化の過程で起きた音韻変化)の法則である。以前より公用者の間で何となく指摘されており、最初に印欧語(ゲルマン語、ラテン語、ギリシャ語)との系統的な比較を発表したのはラスムス・ラスクであるが、グリムの発表で定着した。印欧語の本格的な比較言語学はこれに始まる。.

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ケルト語派

ルト語派(ケルトごは、アイルランド語: Teangacha Ceilteacha、ウェールズ語: Ieithoedd Celtaidd、ブルトン語: Yezhoù keltiek、スコットランド・ゲール語: Cànanan Ceilteach、コーンウォール語: Yethow Keltek、マン島語: Çhengaghyn Celtiagh)はインド・ヨーロッパ語族の語派の一つ。ケントゥム語に属す。元々ヨーロッパに広く栄えていたケルト人によって話されていたが、ローマ人やゲルマン人に追われ、現在はアイルランド、イギリス、フランスの一部地区に残る少数言語となっている。イタリック語派とはいくつかの共通点があり、また語彙の点でゲルマン語派との一致も見られる。.

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ケントゥム語とサテム語

ントゥム語(ケントゥムご)とサテム語(サテムご)はインド・ヨーロッパ語族(印欧語族)に属する言語の、音変化による分類である。.

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ゲルマン人

1世紀のゲルマニア。スエビ人(おそらくケルト系が主)やヴァンダル人(おそらくスラヴ系が主)など、母語がゲルマン語派の言語かどうかが怪しまれている民族も含まれている。 ゲルマン人(ゲルマンじん、ドイツ語:Germanen)は、現在のドイツ北部・デンマーク・スカンディナヴィア南部地帯に居住していたインド・ヨーロッパ語族 - ゲルマン語派に属する言語を母語とする諸部族・民族百科事典マイペディア、平凡社。。先史時代,歴史時代初めのゲルマン語を話す部族および部族連合を原始ゲルマン人、または古ゲルマン人と呼ぶ日本大百科全書(ニッポニカ)「ゲルマン人」平城照介。原始ゲルマン人は中世初期に再編されゲルマン民族となり、4世紀以降フン人の西進によって、ゲルマン系諸民族は大移動を開始し、ローマ領内の各地に建国して、フランク、ヴァンダル、東ゴート・西ゴート、ランゴバルドなどの新しい部族が形成された。 原始ゲルマン人は現在のデンマーク人、スウェーデン人、ノルウェー人、アイスランド人、アングロ・サクソン人、オランダ人、ドイツ人などの祖先となった。アングロ・サクソン人になったゲルマン人系部族にはアングル人、サクソン人、ジュート人、フリース人がいた岩谷道夫「スエービーとアレマンネン」法政大学キャリアデザイン学部、2004。.

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ゲルマン語派

ルマン語派(ゲルマンごは、英: Germanic languages, 独: Germanische Sprachen, 瑞: Germanska språk)はインド・ヨーロッパ語族のうちの一語派。ドイツ語、オランダ語、英語などが含まれる。共通のゲルマン祖語から分化したとされる。 現代のゲルマン語派の分布.

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ゴート語

ート語(ゴートご、ゴート語、Gothic language:, ラテン字転写:*gutiska razda)とは、ゴート族、特に西ゴート族によって話された、インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派の東ゲルマン語群に属する言語である。 なお、語頭の*(アスタリスク)は、後世に理論的に再建された語を示している。また説明文中、比較参考のための言語名を略している箇所がある。英は英語、独はドイツ語、瑞はスウェーデン語、希はギリシア語、ラはラテン語、諾はノルウェー語である。.

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スラヴ祖語

ラヴ祖語(スラヴそご、Proto-Slavic)はスラヴ語派に属する言語の元になった祖語。印欧祖語から発展した。文献はなく言語の比較によって再構した体系による。.

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スラヴ語派

ラヴ語派(スラヴごは)とは、インド・ヨーロッパ語族バルト・スラヴ語派の一派で、スラヴ系諸民族が話す言語の総称。かつては同民族の祖先スラヴ人に話される「スラヴ祖語」が存在したと想定されるが、スラヴ人の民族大移動の頃(5 - 6世紀)から分化が進み、次第に各語群が独自の特徴を明確にし始め、12世紀には単一言語としての統一は完全に失われた。.

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ステップ

テップ (step, steppe).

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スウェーデン語

ウェーデン語(スウェーデンご、svenska )は、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群東スカンジナビア諸語に属する言語である。主にスウェーデンで使用される。.

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スカンディナヴィア

ンディナヴィア スカンディナヴィア(Scandinavia (スキャンダネイヴィア))は、ヨーロッパ北部のスカンディナヴィア半島周辺の地域。.

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スカンディナヴィア半島

ンディナヴィア半島(Skandinaviska halvön、 Den skandinaviske halvøy、 Skandinavian niemimaa、 ?; Скандинавский полуостров、 Skandinavsky poluostrov)は、北ヨーロッパの半島。この半島はスウェーデンの主要部と、ノルウェーの主要部(ロシアとの国境地帯の小さな海岸地区を例外として)の大半、フィンランドの北西地域、そしてロシアのを含む。スカンジナビア半島、スカンディナビア半島、スカンジナヴィア半島とも表記される。 この半島の名前はスカンディナヴィアから来ており、この用語はデンマーク、ノルウェー、スウェーデンからなる文化圏を指す。この文化の名前はスカニアから来ている。これはデンマークの一部であった時代の半島の南端部の名前であり、現在スウェーデン領であるこの地域はデーン人の祖先の居住地であった。派生語である"Scandinavian"と言う用語はまた、北ゲルマン語群を話すゲルマン人を指し、北ゲルマン語群は古ノルド語から派生した方言連続体であると考えられている。現代のスカンディナヴィアで使用される北ゲルマン語群はデンマーク語、ノルウェー語、そしてスウェーデン語であり、これに加えてフェロー語とアイスランド語が同一の言語グループに属する。しかし、フェロー語とアイスランド語は現代のスカンディナヴィアの諸言語と方言連続体にはなっておらず、相互の理解は不可能である。 スカンディナヴィア半島はバルカン半島、イベリア半島やイタリア半島よりも大きく、ヨーロッパ最大の半島である。氷河期の間、大西洋の海水面が大きく下がり、バルト海、ボスニア湾、そしてフィンランド湾は消失した。そのため、ドイツ、ポーランド、バルト諸国、スカンディナヴィア諸国のような、これらの海を取り巻く現代の国々は地続きになっていた。.

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スキタイ

タイの騎兵 スキタイ(希: Σκύθαι (Skythai), 羅: Scythae)は紀元前8世紀〜紀元前3世紀にかけて、ウクライナを中心に活動していたイラン系遊牧騎馬民族および遊牧国家。スキュタイとも表記する。スキタイの居住地をスキティア(スキュティア)と呼ぶことからスキティア人(スキュティア人)ともいう。「スキタイ」は古代ギリシア人によってこの地域の諸部族をまとめて指す際に使われた呼称でもあり、スキタイが滅んだ後も遊牧騎馬民族の代名詞として「スキタイ」の名は使われ続けた。.

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サルマタイ

ルマタイ(ギリシア語:Sarmatai、ラテン語:Sarmatae、英語:Sarmatians)は、紀元前4世紀から紀元後4世紀にかけて、ウラル南部から黒海北岸にかけて活動したイラン系遊牧民集団。紀元前7世紀末からウラル南部にいたサウロマタイに紀元前4世紀頃東方から移動してきた遊牧民が加わって形成されたとされる。サルマタイはギリシア語であり、ラテン語ではサルマタエとなる。また、彼らのいた黒海北岸地域をその名にちなんでサルマティアと呼ぶため、サルマティア人とも呼ばれる。 紀元前1世紀頃の黒海周辺諸族。.

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唇音

唇音(しんおん)とは、音声学において下唇を用いて調音される単音をいう。以下の2つが含まれる。.

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処格

処格(しょかく、ラテン語 casus locativus, 英語: locative case)とは、名詞・形容詞の格の一つで、場所を示す。 所格、地格、位格、依格、於格などともいう。 サンスクリットにおいては独立の格形を保っているが、古典ギリシア語では与格に、ラテン語ではごく一部の名詞を除いて奪格に吸収された。ラテン語で書かれた書物の扉において、出版地は処格形で示されている。また、スラヴ語では常に前置詞を伴うため、前置格(露:)という。ただし、チェコ語では6格と呼ぶ場合もある。 現代日本語では処格を表す格助詞を、存在・移動に関する動詞(ある、いる、住む、座る、行く、着く、置く、移る、移す、など:処格を必須の項として取るものが多い)に対しては「に/へ」(英語前置詞の「to」に相当)、それ以外の動詞に対しては「で(にて)」(英語前置詞の「at」に相当)と使い分ける。朝鮮語でも類似の使い分け(「에」と「에서」)がある。 ウラル語族の一部(ハンガリー語、フィンランド語等)では、処格に相当するものとして複数の格(内格、出格、入格、接格、向格等) が独立に存在する。.

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具格

具格(ぐかく、instrumental case、casus instrumentalis)は、名詞の格の一つで、道具・手段を表す。スラヴ語派では造格という。チェコ語では7格と呼ぶ場合もある。 サンスクリットにおいては独立の格形を保っているが、古典ギリシア語では与格に、ラテン語では奪格に吸収された。 英語の"throw stones"(石を投げる)に対応する表現は、多くの言語において具格を用いる。英語においては具格をとるわけではないが、他の言語で具格となるような目的語について、手段の目的語または道具目的語と呼ぶこともできる。.

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前舌母音

前舌母音(まえじたぼいん、ぜんぜつぼいん)とは、舌の最も高く盛り上がった位置が最も前で調音される母音。あるいはその位置に近いものも含む。軟母音と呼ばれることもある。 国際音声字母では、舌の最高部が最も前で最も硬口蓋に近い母音を と定め、そこからそのままあごを開いていきもっとも開いた状態である に至るまでを聴覚印象によって3等分し、 という基本母音を定めている。その4つの母音を第1次基本母音といい、それに対する円唇母音の4つを第2次基本母音という。そのほか国際音声字母では と の中間にも という字母が設けられている。また全くの前舌ではないが前舌よりの広めの狭母音にも円唇と非円唇の2つの字母が設けられている。.

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副詞

副詞(ふくし)とは、品詞のひとつ。.

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動詞

動詞(どうし、英: verb)とは、品詞の一つで、主に動作や状態を表し、項として主語や目的語などの名詞句をとる語である。時制がある言語では、一般に動詞が時制を示す。.

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現在時制

在時制(げんざいじせい)とは、言語で現在の行為、現象、状態等を表現する時制。用いられる範囲は言語により異なる。一般には過去時制および未来時制と対立するが、この区別も言語によって大きく異なる。 瞬間的な行為を表す動詞(完結相動詞)については、現実には「現在」はあり得ない(遂行動詞を除く)。このような動詞の現在形は、反復や習慣を表すのが普通である。 また、例えば英語では現在における継続・進行を表すのに現在進行形(現在時制と進行相を組み合わせた形式で現在進行時制とも呼ばれる)を用いる。日本語でも「・・・ている」という現在進行形が用いられ、反復・習慣の表現も含めこれが用いられる(場合により完了・結果も同形式で表す)。しかし世界的には進行形がない言語も多く、これらでは単純な現在形で継続や進行をも表す。 一方、未来を表現するのにも未来時制でなく現在時制を用いる言語も多く、この場合は非過去時制と呼ばれる。例えば日本語でも確定的な未来を表すのには単純な現在形が用いられる。英語やドイツ語では未来形という形式はあるが、助動詞を用いる形式であり、また現在形でも確定的な未来を表現できるので、基本的には非過去時制である。 一部には独立の未来時制がある一方で現在と過去の区別がない言語(例えばケチュア語、ユカギール語)もあり、この場合は非未来時制と呼ばれる。 ロシア語などのスラヴ語には、動詞に継続的なことを示す不完了体(非完結相)と、一回限りまたは瞬間的なことを示す完了体(完結相)との区別がある。このうち完了体には未来形がなく、完了体現在は(現在ではなく)未来のことを表す。 言語によっては、現在からごく近い未来または過去(近接未来・近接過去)にも現在時制を用いた慣用句的な表現を使う。例えば英語では近接未来を、be going to+不定詞、または現在進行形と同じbe+現在分詞で表す。フランス語でも動詞「行く」「来る」を用いた近接未来・近接過去表現がある。 時制のない言語(例えば中国語、インドネシア語など)では副詞句や文脈により時間が表現され、これらのない表現は一般に現在を表すと考えられる。.

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球状アンフォラ文化

球状アンフォラ文化(英語:Globular Amphora culture)は紀元前3400年ごろから紀元前2800年ごろにかけて、西はエルベ川西岸地方、東はドニエプル川中流域まで広がっていた銅器時代文化。インド・ヨーロッパ語族の中央ヨーロッパ、バルカン半島、ギリシャへの進出に関して非常に重要な意味があると考えられている。もこの文化に含まれる。 この範囲は、これより前の新石器時代のヨーロッパにが広がっていた地域とだいたい同じで、球状アンフォラ文化の草創期には両文化が同時に存在していた。 住居の遺跡よりも墓地の遺跡がよく発見されている。ただしポーランドでは住居の遺跡もよく発見されており、ほぼ四角形の基礎を持つ家屋や、丸い基礎を持つ半地下式の小屋といったものが発掘調査されている。家屋は孤立していたり、複数が集まっていたりしており、個々の家族の家屋が点在している場合と、村落となっている場合とがあることが分かる。大半は移動の途中で一時的に建てられた住居で、定住型の住居についてははっきりしたことは分かっていない。彼らはつねに住地を移動していたものとみられる。 主に牧畜を営んでおり、牛、豚、羊、ヤギ、犬、馬などを飼っており、アカシカ、ノウサギ、鳥類、魚類を獲っていたようである。球状アンフォラ文化の草創期は圧倒的に豚を飼っている場合が多く、この前の時代のこのあたりの文化である漏斗状ビーカー文化が圧倒的に牛を飼っている場合が多いのと好対照をなす。ただし球状アンフォラ文化のいくつかの遺跡でも牛が主体の牧畜を行っていることはある。小麦、スペルト小麦、大麦、エンドウマメなどを栽培していた。 この文化は、2つか4つの小さな取手がその絞った首のちかくに付いている、独特の丸い形をした土器(「アンフォラ」と呼ばれる)で知られている。「球状アンフォラ文化」の名称はここから来ている。この土器には様々な模様がついている。墓地からはフリント(石英の一種)製の平らな斧がよく見つかる。土葬を行い、遺体を墓穴に直に埋めるか、あるいは石棺を用いる。遺体は腰と膝を折り曲げて右または左の横向きに寝ており、頭は必ず東を向いている。石棺の蓋には複合弓などの彫刻が施されている場合がある。副葬品には、アンフォラ、その他の土器、フリント製の斧、ナイフ、鏃(やじり)、琥珀(こはく)のビーズのほか、動物の骨製で作ったさまざまな製品などがある。豚の下顎の骨やイノシシの牙も見つかっており、これらの動物を生贄にしたことがうかがわれる。牛一頭分の骨がまるごと見つかることもある。木製の盾と思われるものも発見されている。 球状アンフォラ文化がインド・ヨーロッパ語族の起源や拡大についての議論に登場するのは、この文化の経済が移動型であること、おそらく馬が家畜化されていたこと、特徴的な陶器が作られていること、が主な理由である。この文化の陶器はコーカサス山脈北麓のマイコープ文化や、ドニエプル川中流域のと関連があると推測される。陶器には移動の際に台車あるいは動物の背などに複数まとめて固定して運ぶのに都合の良い工夫が施されている。異論はあるものの、コーカサス山脈地方と北部ヨーロッパ平原地帯との直接的なつながりがあるとも主張されている。特にクルガン仮説においてはこの地域的つながりが強調される。球状アンフォラ文化の埋葬の儀式、とくに寡婦の殉死の習慣が頻繁に見られることは、インド・ヨーロッパ語族との関連を扱ううえで非常に重要である。生贄の牛を埋葬し、琥珀の日輪像を副葬品とするなどの風習は、インド・ヨーロッパ語族にとりわけ特徴的である。 この文化の人々の身体的特徴は東方のステップ地帯のものに似ており、特に、この文化の東部にあたるウクライナ西部、モルドバ、ルーマニア北部の一帯においてはこの特徴が顕著である。しかし馬、生贄の動物の埋葬、斧といった象徴的なものはその前の時代のこの地に存在したやにもある程度見ることができることから、球状アンフォラ文化の起源をこの一帯、特に、この文化の中心部であるポーランドにおける土着の文化の発展拡大にあると考える人々は、球状アンフォラ文化と東方のステップ文化との関連性については疑問を呈している。最新の分析によると、球状アンフォラ文化の起源はこの地の土着の複数の文化や隣接した様々な文化との複合的な関係が考えられ、以前に唱えられていたような、外来であるとか土着であるとかいった単純な排他的発生過程を経ているわけではないようである。(Y-DNAハプログループR1aおよびクルガン文化の担い手の遺伝的特徴の項目を参照。) 球状アンフォラ文化はその地理的広がりから、ゲルマン語派、スラヴ語派、バルト語派、ヘレニック語派(古代ギリシア語)の基層文化と推定される。さらにケルト語派やイタリック語派の各地の社会の政治的支配層はこの文化に由来し、のちの青銅器時代を通じて西欧や南欧の土着の非インド・ヨーロッパ語族の社会(鐘状ビーカー文化の社会など)を次々と支配することによりそれぞれの語派を拡大した、と考えられる。 発掘結果から、球状アンフォラ文化の中心地はポーランド中部と推定される。これは東方文化のヨーロッパ北部への進入経路を考える際、カルパチア山脈、南ブク川、ドニエストル川、ヴィスワ川、オドラ川、エルベ川など、山脈や水系の構造から自然なことと思われる。歴史時代においてもこの経路での東西ヨーロッパ諸文化の往来は非常に盛んであった。さらにポーランド中部や南部においては最も古い時代の縄目紋土器が見つかっていることから、縄目紋土器文化は球状アンフォラ文化の中心部であるポーランドから発生してライン川西岸地方からヴォルガ川中流域までの広大な地域を占めるようになったと考えられる。また、ポルトガル西端部で発生し広まった非インド・ヨーロッパ語族の鐘状ビーカー文化(ベル・ビーカー文化)はインド・ヨーロッパ語族の縄目文土器文化や球状アンフォラ文化の人々と接触し、言語交替が起きてほぼ全体がケルト語派となったと推測される。マリア・ギンブタスはそのクルガン仮説において、球状アンフォラ文化をインド・ヨーロッパ語族の第二の源郷と位置づけている。(第一の源郷ははるか東方、ドニエプル川流域からヴォルガ川流域にかけての、アゾフ海とコーカサス山脈の北側に広がるステップ地帯。).

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破裂音

裂音(はれつおん、plosive)とは、鼻腔と口腔の双方の通気を同時に完全閉鎖するように、喉頭部または声門を閉鎖するか、あるいは口蓋帆を上げて鼻腔内を通る声道を閉鎖した上、口腔内の上下の調音器官を密着させて口腔内の声道も閉鎖することによって、閉鎖位置までの気圧を高め、その閉鎖を開放することによって発生する音(子音)を指す。.

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紀元前2世紀

紀元前2世紀(きげんぜんにせいき)は、西暦による紀元前200年から紀元前101年までの100年間を指す世紀。.

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紀元前6世紀

アケメネス朝ペルシアの栄光。オリエントの再統一を果たすとともに多民族を緩やかに包含した安定した国家システムを構築した。画像はペルセポリスのアパダナ(謁見の間)の階段側面の浮き彫りに刻まれた朝貢使節団。 ゾロアスター教の総合。宗祖ゾロアスターの生没年は現在でも意見の一致を見ていないが、アケメネス朝では王朝成立の頃からこの宗教を国家の支柱としていた。画像はペルセポリスに残るゾロアスター教の象徴でもある聖霊フラワシ(プラヴァシ)の像。 新バビロニアの盛衰。画像はベルリンのペルガモン博物館で復元されたイシュタル門。 デルポイのアポロン神殿。紀元前548年に炎上した後、紀元前530年にアテナイの貴族クレイステネスにより新たに奉献された。巫女(ピュティア)による神託の場所としてギリシア人に重んじられた。 ギリシアの黒絵式陶器。アテナイのエクセキアスなど高度な技術を持つ絵付師が活躍した。画像は「アキレウスとアイアースのアンフォラ」(バチカン美術館蔵)。 楚の伸長。春秋五覇である荘王の時代には、楚は中原にも勢力を拡大し「鼎の軽重を問う」の故事にみられる権勢を誇るようになった。画像は楚の荘王の公子午(子庚)に捧げられた銅鼎(中国国家博物館蔵)。 紀元前6世紀(きげんぜんろくせいき)は、西暦による紀元前600年から紀元前501年までの100年間を指す世紀。.

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無声音

無声音(むせいおん)とは、言語音を調音する際、肺からの呼気が喉頭を通る時に喉頭上部にある声帯を震動させずそのまま通り抜けて出る音。国際音声記号では、 と表記する。 子音のうち、破裂音 p, p̪, t̪, t, ʈ, c, k, q 並びに摩擦音 ɸ, f, θ, s, ʃ, ʂ, ç, x, χ, ħ, h などが無声音である。.

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異音

音(いおん、allophone)とは、音声学で、ある音素がいくつかの異なる音声として現れるときに、その個々の互いに異なる音声を指す。 同一言語の方言間等で、話者は同一音と意識しているが正確には異音として現れている場合、その観念上の同一音のことを類音(diaphone, Diaphoneme)と言う。.

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狭母音

狭母音(せまぼいん)とは子音の摩擦音が生じない境界において舌が上あごに最も近づいて調音される母音のことをいう。あるいはそれに近いものを含む。舌の位置から高母音(たかぼいん)、口の開きから閉母音(へいぼいん)とも呼ぶ。.

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直説法

説法(ちょくせつほう、indicative)は、インド・ヨーロッパ語族に属する言語で用いられる法のひとつで、話者が事実をそのまま語る場合に用いられる動詞の活用をいう。基本的に、条件法や接続法、仮定法や命令法以外の動詞の活用をいう。.

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音素

音素(おんそ、)とは、言語学・音韻論において、客観的には異なる音であるが、ある個別言語のなかで同じと見なされる音の集まり。ロシアの言語学者ボードゥアン・ド・クルトネが初めてその概念を提唱した。 音素は次の特徴を持つ。.

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遊牧民

遊牧民族のサーミ人 遊牧民(ゆうぼくみん)あるいは遊牧民族(ゆうぼくみんぞく)は、人類の生活類型の二大区分である移動型と定住型のうちの移動型の牧畜(遊牧)を生業とする人々や民族を指す。.

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過去時制

過去時制(かこじせい)とは、言語で過去の動作、現象、状態等を表現する時制。時制を持つ言語の多くには過去時制があるが、未来時制と非未来時制しかない言語(例えばケチュア語)もある。 詳細は言語により異なる。特に、現在完了形と過去形を区別しない言語は多い。英語では両者を厳密に区別し、現在完了形には現在時と離れた特定の過去時を指示する副詞句をつけられないが、ドイツ語やフランス語(特に口語)では区別しないことが多い。日本語で過去を表す「た」も、起源は完了であり、「到着したら連絡して下さい」などの用法は純粋に完了を意味している(現実には未来のことである)。 このほか言語によっては、動作・現象の相による区別、伝聞か、話者の現実の経験かといった法に関わる区別(日本語の古語など)、あるいは現在時とのへだたり(近い過去か、遠い過去か)による区別をする。 過去のある時点ですである事態が実現していたということを表す過去完了形は、大過去形ともいう(言語によってはさらに(直)前過去形などを区分することもある)。間接話法では、主節の動詞の時制を基準にし従属節の時制はこれに従って決定される(時制の一致)ので、過去におけるそれより過去についての言及内容は大過去形で表される。また、過去から見た未来を表現するのに特化した過去未来形を持つロマンス諸語のような言語もある。これは現実に反する内容を表わすこともあり、直説法ではなく「条件法現在形」として扱われることもある。.

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西ゲルマン語群

西ゲルマン語群(にしゲルマンごぐん)とは、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派中最大の分派である。英語・ドイツ語・オランダ語・フリジア語・ルクセンブルク語・アフリカーンス語・イディッシュ語などが属する。.

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軟口蓋音

軟口蓋音の発声 軟口蓋音(なんこうがいおん、velar)は、後舌面を軟口蓋に接触ないし接近させ、気流を妨げることによって調音される子音。 国際音声記号(IPA)では、軟口蓋音を以下の記号によって記述する。.

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鼻音

鼻音(びおん、nasal)とは子音の一種であって、口からの通気を完全に閉鎖し、鼻の通気だけを開放して出す音。ただし、口と鼻の両方の通気を同時に可能にする音(鼻音化した口(腔)音、母音も子音もある)は除く。鼻音は、口(腔)音と対立する調音である。.

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能動態

能動態(のうどうたい、active voice)とは、文の態のひとつ。 対応する受動態が存在する場合、能動と受動の対立のうちの無標の態を指す。初期変形文法の枠組みでは、核文に受動変換 (passivization) を適用したものが受動態の文であり、適用せずに表層形に写像したものが能動態の文となる。 日本語文の能動態文では、動詞の語幹に「られ」などが付かない。.

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英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

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接続法

接続法(せつぞくほう、coniunctivus、subjunctive、subjonctif、Konjunktiv、congiuntivo、subjuntivo)は、インド・ヨーロッパ語族に属する言語での法の1つ。勧告・命令・禁止・願望・後悔など、願われたことや考えられたことを述べる法 moodである。対語は直説法 Indicative Mood。 英語ではあまり意識されることはないが、フランス語やドイツ語など英語以外の言語では頻繁に使われる。なお、日本語では英語にあるsubjunctiveと呼ばれる同様の法に仮定法という訳語を当てているが、ここでまとめて取り扱う。 主な使い方としては、.

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東ゲルマン語群

東ゲルマン語群(ひがしゲルマンごぐん)とは、ゲルマン語派のインド・ヨーロッパ語族に含まれる、一連の死語を指す。東ゲルマン語としては、ゴート語のみ文書の存在が知られているが、他にもや、クリミアゴート語が東ゲルマン語に含まれると考えられている。また、クリミアゴート語は18世紀まで存続していたとされている。 やプロコピオス、パウルス・ディアコヌスら、また、言語証拠(ゴート語を参照)や地名、或いは考古学的な痕跡から、東ゲルマン語群を話す、東ゲルマン民族は、およそ紀元前600年から300年ほど前に、スカンディナヴィアから、オーデル川とヴィスワ川とに挟まれた地域に移り住んできたと考えられている。実際、昔から、ポメラニアや北ポーランドに対するスカンディナヴィアの影響は非常に大きく、この地域を北欧青銅器時代の文化に含めることもある (Dabrowski 1989:73)。 考古学的、或いは地名に見られる痕跡からも、ブルグント民族は、デンマークにあるボーンホルム島(古ノルド語で「Borgundarholm」)を起源としていると考えられる。 東ゲルマン民族は、スカンディナヴィアからエルベ川の東方に移住した北ゲルマン民族と関係性がある(ヴァンダル族やブルグント族、ゴート族、ルギ族等)。.

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歯音

歯音の発声 歯音(しおん、dental)は、上前歯の裏又は先と、舌尖又は舌端とで調音される子音。.

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歯茎音

歯茎音(はぐきおん、しけいおん、alveolar consonant)は、上の歯茎に舌端を接触または接近させて調音する子音。.

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歯擦音

歯擦音(しさつおん、)とは、摩擦音の一種で、舌を使って狭めを作ることによって速い気流を生じさせ、その気流を歯の裏などに当てることによって強い噪音を発するものをいう。歯を使う摩擦音であっても上記の定義に合致しない ・ は歯擦音ではない。なお英語のは「シューという噪音を出す音」という意味であり、歯の意味はない。.

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法 (文法)

法(ほう)、またはムード()とは言語学で使われる用語で、文法カテゴリーの一つである。文が表す出来事の現実との関係(事実的 か反事実的か)や意図、聞き手に対する態度などを表す。特に動詞の形態に反映された場合のことを言うが、モダリティ(法性)と同義で語られることもある。断定、疑義、命令、可能・必然 、許可・義務、願望・要求 などにかかわる。 印欧語の「直説法」、「命令法」、「接続法」(仮定法)、「希求法」、「条件法」、「禁止法」などがこれにあたる。 文法用語としての英語(述べ方)は、フランス語の(方式)の訛形であるが、ゲルマン語に起源を持つもう一つのmood(気分)からも意味的な影響を受けている。.

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未来時制

未来時制(みらいじせい)とは、言語で未来の行為、現象、状態等を表現する時制。時制のある言語でも現在時制と未来時制の区別のない言語も多く、その場合には合わせて非過去時制という。逆に未来時制と非未来時制からなる言語もある(ケチュア語など)。 未来は本質的には確定したものではなく、関係する概念として予定、推量、意志・希望、命令・勧誘、当然、当為・義務、可能など(これらは言語学上は法に当たる)がある。言語によってこれらを未来時制で表現したり、表現し分けたり、また別の形式で表現したりする。 過去から見た未来を表現する時制は過去未来時制という。これについては現実と異なる場合もあり、直説法ではなく条件法現在形として扱われることもある。.

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有声音

有声音(ゆうせいおん)とは、言語音を調音する際、肺からの呼気による声帯の周期的な震動(いわゆるこえ)を伴う音をいう。 母音は通常の場合、有声音であり、子音では(破裂音)、(摩擦音)、(鼻音)、(流音)などが有声音である。特に鼻音、流音(あわせて共鳴音)は多くの言語で通常有声であり、対立する無声音が音素として存在しないことが多い。 日本語や英語といった言語は、破裂音・摩擦音における有声音と無声音の差異、例えば有声音であると無声音である、有声音であると無声音であるといった差異で語の意味を区別する。一方、中国語や朝鮮語は、前述の例のような有声音と無声音の違いで意味を弁別せず、代わりに気息音の有無で弁別する言語である。それらの言語の摩擦音の多くは無声である。.

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有気音

有気音(ゆうきおん)または帯気音(たいきおん)は、破裂音、摩擦音および破擦音において、調音器官の開放より少し遅れて母音の声帯振動が始まる子音。閉鎖の開放後に息の流れる音(破擦音の場合は摩擦音)が聞こえる。対義語は無気音。.

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戦斧文化

囲 戦斧 戦斧文化(せんぷぶんか、英語:Battle Axe culture)あるいは縄目文土器文化(英語:Corded Ware culture)または単葬墓文化(英語:Single Grave culture)は、紀元前2900~2400年頃の新石器時代末期から銅器時代を経て青銅器時代初期にかけ、ヨーロッパ北部一帯に広まった一連の考古文化。 特徴的な遺物として石製戦斧があるのでこの名があるが、他の特徴に注目して縄目文土器文化(コーデッドウェア文化:Corded Ware culture)または単葬墓文化(Single Grave culture)という名でも呼ばれる。 インド・ヨーロッパ語族のヨーロッパへの拡がりと関係があると見る考えもある。.

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流音

流音(りゅうおん)は側面音、ふるえ音、はじき音などの内、ラテン文字で l や r で表される子音を総称して言う。国際音声記号で扱われる術語ではないが、伝統的によく使われる。多くは持続音である。広義では鼻音も含まれることがある。 日本語は流音音素としてら行のみが存在するため、日本語話者の耳には流音の調音方法の違いの区別が困難であり、いずれもら行の音に聞こえる。英語の l と r がその代表的なものである。日本語や中国語、朝鮮語など、主に東・東南アジア系言語を母語とする者たちが用いる流音の表記・発音を間違えた英語を Engrish と呼び、さらに流音に限らず文法や発音などを間違えた奇妙な英語全般を揶揄する言葉となった。 日本語のように流音音素の区別が存在しない言語は世界的に見ると、太平洋沿岸からアメリカ大陸に分布している。ユーラシア大陸では大半の言語が二種あるいはそれ以上の流音を持ち、とりわけ印欧系言語はその全てが l と r とを区別している。ただし、流音の区別自体はあるものの、発音の都合上、一部の l が r に変わったポルトガル語なども存在する。また、アルタイ諸語(説によっては日本語と朝鮮語を含める)のように、語頭に流音もしくは r 音が立たない言語もある。.

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方言

方言(ほうげん)は、ある言語が地域によって別々な発達をし、音韻・文法・語彙(ごい)などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれた、と見なされたときの、それぞれの地域の言語体系のこと。ある地域での(他の地域とは異なった面をもつ)言語体系のこと。地域方言とも言い、普通、「方言」と言うと地域方言を指す。一方、同一地域内にあっても、社会階層や民族の違いなどによって言語体系が違う場合は社会方言と言う。.

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摩擦音

摩擦音(まさつおん、fricative)とは、調音方法による子音の分類の一種。調音する際、声道内に狭い隙間をつくり、空気がその狭めを通るときに噪音を発する。調音点の隙間がこれよりも狭いと破裂音になり、これよりも広いと接近音になる。 摩擦音は破裂音と異なり、それだけを持続して発することができる。.

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数 (文法)

言語学における数(すう)とは、語を語形変化させる文法カテゴリーの一つ。多くの言語では単数と複数に分類され、さらにそれ以上に分類する言語もある。指示対象の数量が1であるものを単数、それ以上であるものを複数と呼ぶ。また言語によっては、単数・複数以外に、2をあらわすのに特別な形式をもつものがあり、双数(あるいは両数)と呼ばれる。双数は主に、目・耳・腕・足など、1対になっているものや代名詞に用いる。双数を有する言語の例として、アラビア語、スロベニア語、ソルブ語、ハワイ語などが挙げられる。 0 については、英語やスペイン語などでは複数形を用い、それぞれ 0 hours, 0 horas(0時間)のように言う。また、アイスランド語やリトアニア語などのように20以降では1の位を数の目安とするため、21、31などの場合は意味に関わらず名詞は単数形で用いる言語も存在する(アイスランド語:1/21 maður(1人/21人の男)、2/22 menn(2人/22人の男)など)。.

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態(たい)またはヴォイス (voice) は、伝統的な文法において、動詞の形を変える文法範疇の一つで、動詞の表す行為を行為者の側から見るか、行為の対象の側から見るかに従って区別するものである。ラテン語の能動態と受動態が典型的な例である。 言語学においてどのような現象を態と見なすかについては、一致した見解が無いShibatani 2006.

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時制

時制(じせい)、時称(じしょう)、あるいはテンス(tense)とは、発話の中で規定される言語学的な時間を示す文法範疇である。一般に動詞の標識として現れるが、名詞に時制が現れる言語もある。日本語では、非過去の「ル(厳密には母音の「ウ」)」と過去の「タ」で表される。.

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