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ゲリとフレキ

索引 ゲリとフレキ

リ (Geri/Gere) とフレキ (Freki/Freke) は、北欧神話に登場する神オーディンに付き添う一対の狼である。ゲリ、フレキの名はともに「貪欲なもの」の意味と解釈される。 スノリ・ストゥルルソンが書いた『散文のエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第38章には、ヴァルハラにいる時、オーディンが自分の食物をこの狼たちに与えること、なぜならオーディンには食事の必要がないからで、彼はただワインだけで生きていることが簡潔に述べられている。この神話に関するスノッリの情報源は、『詩のエッダ』の『グリームニルの言葉』第19節とされている。.

15 関係: 古エッダ北欧神話ワインヴァルハラヒュンドラの歌オーディンオッタルオオカミギュルヴィたぶらかしグリームニルの言葉スノッリのエッダスノッリ・ストゥルルソン谷口幸男霜の巨人新潮社

古エッダ

古エッダの写本2冊。流布本ともいえる王の写本(写真上)と、異本の一つフラート島本(下)。 古エッダ(こエッダ、Elder Edda)とは、17世紀に発見された北欧神話について語られた写本。9世紀から13世紀にかけて成立したとされている、古ノルド語で書かれた歌謡集(詩群)である。主に北欧神話や北欧の英雄伝説について語っている。一般に「古エッダ」と呼ばれているものは発見された王の写本をその根底としている。 本来「エッダ」とはスノッリ・ストゥルルソンの『エッダ』(スノッリのエッダ、新エッダ)のことを指していたが、その中で言及されている古い詩の形式や、後に再発見されたそのような形式の詩を指す言葉としても用いられるようになったため、この2つを特に区別するために「古エッダ」と呼ばれるようになった。しかし現在ではエッダよりも後に編纂されたとされている。 『エッダ』が「散文のエッダ」と呼ばれるのに対して、古エッダは「詩のエッダ」「韻文のエッダ」「歌謡エッダ 」(Ljóðaedda, Poetic Edda) と呼ばれることもある。また下記の経緯により「セームンド(セームンドル、サイムンドル)のエッダ」(Sæmundaredda) と呼ばれていたこともある。.

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北欧神話

北欧神話の神々は不死ではないため、最終戦争であるラグナロクまで老いることのないよう、イズンの黄金の林檎を食べなければならない。1890年、J・ペンローズ作 北欧神話(ほくおうしんわ、アイスランド語:Norræn goðafræði、ノルウェー語:Norrøn mytologi、スウェーデン語:Nordisk mytologi、デンマーク語:Nordisk mytologi)は、キリスト教化される前のノース人の信仰に基づく神話。スカンディナビア神話とも呼ばれている。ゲルマン神話の一種で、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランドおよびフェロー諸島に伝わっていたものの総称。普通、フィンランド神話とは別系統のものとされる。 神話は主にキリスト教化以前に存在した現地の宗教と、主にノルウェー人が入植、定住し、北欧神話の文書化された典拠の大多数が収集されるに至ったアイスランドを含むスカンディナヴィア人の伝説と信仰で構成されている。北欧以外のゲルマン人は、早くからキリスト教化されたため、民族独自の神話や思想を示す書物がほとんど残っていない。そのため北欧神話は、年代の古い一般的なゲルマン・ペイガニズムが最も良い状態で保存されており、ゲルマン人の古来の習俗や精神を理解する上で貴重な資料となっている。このゲルマン・ペイガニズムは、アングロ・サクソン神話と極めて密接に関連した内容を含んでいる。なお、ゲルマン神話は初期のインド・ヨーロッパ神話から発展したものである。 北欧神話は北ゲルマン民族によって共有されていた信仰や物語が集約されたもので、神話は詩の形で口承により伝えられ、現存する神話についての知識は主にスノッリ・ストゥルルソンにより書かれた『エッダ』や、キリスト教化中またはその後に書き下ろされた、中世における他の版本に基づいている。北欧神話は基本的に古ノルド語で著わされているが、『デンマーク人の事績』などラテン語で書かれたものもある。 北欧神話の中にはスカンディナヴィアの伝承の一部となり、現在まで生き残ったものもある。その他は近年、ゲルマン・ネオペイガニズムとして再考案・構築されている。ステージでの上演劇や映画同様、神話は現在も様々な文学の着想として残されている。.

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ワイン

ワイン(vin、wine、vino、Wein)とは、主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料である。葡萄酒、ぶどう酒(ぶどうしゅ)とも。通常、単に「ワイン」と呼ばれる場合には他の果汁を主原料とするものは含まない。日本の酒税法では「果実酒」に分類されている。.

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ヴァルハラ

AM738.4°(1680年)に描かれたヴァルハラ。屋根の上の左側がエイクスュルニル、右側がヘイズルーン。大樹レーラズが影を落としている。この絵ではヘイムダルが門を守っている。 ヴァルハラ(ドイツ語:Walhalla)は、北欧神話における主神オーディンの宮殿。古ノルド語ではヴァルホル(Valhöll、戦死者の館)という。.

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ヒュンドラの歌

『ヒュンドラの歌』(ヒュンドラのうた、、)とは、北欧神話を伝える『詩のエッダ』に収録された、古ノルド語で書かれた詩である。.

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オーディン

流離人オーディン。このように絵画などでは一般に、片目が無い、長い髭を持った老人で、つばの広い帽子を被り、グングニルという槍を持った姿で表される。スウェーデンの画家ゲオルク・フォン・ローゼンによる(1886年)。 オーディンは、北欧神話の主神にして戦争と死の神。詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロンでもある。魔術に長け、知識に対し非常に貪欲な神であり、自らの目や命を代償に差し出すこともあった。.

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オッタル

en)が描いたオッタル。 オッタル()は、北欧神話に登場する人間の男性。愛の女神フレイヤのたくさんの愛人の中で最も気に入られているといわれている。父の名はインステイン、母の名はフレーディースという。 彼は『古エッダ』の詩『ヒュンドラの歌』に登場し、繰り返し「愚かなオッタル」と呼びかけられている。 オッタルがアンガンチュールという人物と先祖名の暗唱比べをすることとなり、黄金を賭けたこともあってフレイヤが助力する。フレイヤはオッタルを猪に変えると、共にヒュンドラのいる岩穴に行き、彼女にオッタルの家系を語らせる。しかしヒュンドラは機嫌を損ね、「記憶の麦酒」をオッタルに渡そうとしない。フレイヤが脅迫めいた言葉を口にすると呪いをかけようとする。フレイヤはオッタルのために神々の加護を願う。 なお、『古エッダ』の『レギンの歌』にはオト(Ótr)という名のドワーフが登場する。カワウソに変身していたのをロキが殺してしまい、黄金で賠償するよう遺族に求められる。この「オト」も日本語訳では「オッタル」と表記されることがある。.

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オオカミ

ミ(狼、lupus、wolf)は、ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物。広義には近縁種も含めることがあるが、通常はタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ、Canis lupus)一種を指す。多数の亜種が認められている。同属の近縁種としてアメリカアカオオカミ、コヨーテ、アビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)などがいる。.

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ギュルヴィたぶらかし

『ギュルヴィたぶらかし』(古ノルド語・アイスランド語:Gylfaginning)とは、スノッリの『エッダ』を構成する作品の一つで、『エッダ』の第1部にあたり、約20,000語から成る。 スウェーデンの王ギュルヴィとオーディンの間で交わされる質疑応答の形で、北欧神話における世界の創造から滅亡、再生までの物語がエッダ詩やスカルド詩からの引用とともに語られている。 現在一般によく知られている形の「北欧神話」は、その大部分をこの作品に依拠している。.

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グリームニルの言葉

『グリームニルの言葉』(グリームニルのことば、Grímnismál、Sayings of Grímnir)は、『詩のエッダ』にある神話詩の1編である。『グリームニルの歌』(グリームニルのうた)とも。 作品は写本の『王の写本』および『AM 748 I 4to』の断片に保存されており、10世紀の初め頃にノルウェーまたはアイスランドで成立したと考えられている『エッダ 古代北欧歌謡集』p.291(解説「一 エッダ 4 各篇解説 グリームニルの歌」)。。作品は、ゲイルロズ王に(彼の誤解によって)苦しめられる神オージンの、数多くの異相の1つ「グリームニル」の発言を通じて物語られる。オージンはゲイルロズ王を王自身の剣の刃に倒れさせることで、彼の破滅的な過ちを証明した。 枠物語の形式をとる散文の部分は、おそらくは『グリームニルの言葉』の本来の物語の一部ではなかった。作品は長い散文の部分から始まり、グリームニルの独白までの主だった状況を記述している。そして本文は詩の韻文の54の節から構成されている。詩の最後のわずかな部分はまた散文になり、ゲイルロズの終末の顛末、彼の息子の即位とオージンの失踪を伝える。.

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スノッリのエッダ

ノッリのエッダ(ON. Snorra Edda、略記号: SnE)とは、1220年ごろにアイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンが著した詩の教本である。 若手の詩人たちに北欧神話と詩の技法を教授する目的で書かれた。たいへんよくまとまっている上に、失われたエッダ詩(古エッダ)やスカルド詩も数多く含まれており、この本なくして北欧神話、ひいてはゲルマン神話を現代に復元することはほぼ不可能であると言ってよい。 元々は単なる「エッダ」(Edda) という名前であったが、この作品に引用される歌謡の形式もエッダと呼ばれるようになったため、区別して「スノッリのエッダ」(スノラエッダとも)、あるいは「新エッダ」(Younger Edda) 「散文のエッダ」(Prose Edda) などと呼ばれるようになった。 『エッダ』という題名、および作者がスノッリ・ストゥルルソンであるという事実は、『エッダ』の写本の一つ『ウプサラ写本』の記述に基づいている。.

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スノッリ・ストゥルルソン

ノッリ・ストゥルルソン。1899年に出版された『ヘイムスクリングラ』の挿絵より。 スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson, 1178年あるいは1179年 - 1241年9月23日)は、アイスランドの詩人・政治家・歴史家(著述家)である。ノルウェー王朝の歴史『ヘイムスクリングラ』や『スノッリのエッダ』の著者としても知られている。優れた学者であったが、権勢欲、名誉欲の強い野心家でもあった。.

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谷口幸男

谷口 幸男(たにぐち ゆきお、1929年7月ReaD「谷口幸男」 - )は、日本の文学者、文学研究者、民俗学者、翻訳家。専門はドイツ文学および北欧文学。.

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霜の巨人

の巨人(しものきょじん)は、北欧神話の巨人。超人的な強さをもつ、大自然の精霊の集団の一員である。古ノルド語では(ヨツン、ヨトゥン、ヨートゥン)といわれ、時にはjotun(と発音される)のように英語化される。 霜の巨人は アース神族とヴァン神族とは反する立場にあるといわれている。しかし彼らは頻繁に交流したり、あるいは彼らは結婚さえしたりした。彼らの祖国は、高い山または密林によって人間の世界ミズガルズから隔てられた、古代北欧の宇宙論における9つの世界の1つ、ヨトゥンヘイムである。ニヴルヘイム、ウートガルズ、ヤルンヴィドを含むその他の地名もまた、彼らに関係がある。いくつかの伝説や神話においては、彼らは人間と同様の背丈であると描写されている。 後の北欧の伝承において、「神秘的」を意味する語に由来するトロールと呼ばれた大自然の精霊は、 についてのより古くからの発想様式の多くを受け継いでいた。 また、南ノルウェーの山脈はノルウェー語でヨートゥンハイメン(Jotunheimen)、あるいはヨトゥンヘイム山脈と呼ばれている。.

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新潮社

株式会社新潮社(しんちょうしゃ)は、日本の出版社。.

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