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カリオペー

索引 カリオペー

モン・ヴーエの1634年頃の絵画『ウラニアとカリオペ』のカリオペーを描いた部分。 カリオペー(Καλλιόπη,, 「美声」の意)は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1神。名はカリオペイア(Καλλιόπεια, )とも。日本語ではカリオペ、カッリオペー、カッリオペイアなどとも表記される。 すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネーモシュネーの娘。9神のムーサたちの長女で、クレイオー、エウテルペー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エラトー、ポリュムニアー、ウーラニアーと姉妹。「叙事詩」(叙情詩、エレジー)を司る。表される際の持ち物は、書板と鉄筆であるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。 アポローンもしくはオイアグロスとのあいだにオルペウスとリノスをもうけたほか、レーソス、セイレーンたちの母とする説もある。 弁舌の女神ともされ、ムーサたちの中で最も賢いとされる。アドーニスをめぐるアプロディーテーとペルセポネーとの争いを仲裁するなど、ムーサたちの中で最も活躍の場が多い女神でもある。.

30 関係: 古代ローマ叙事詩女神岩波文庫岩波書店廣川洋一ペルセポネーポリュムニアームネーモシュネームーサメルポメネーレーソスヘーシオドステルプシコラーアポローンアポロドーロスアプロディーテーアドーニスウーラニアーエラトーエウテルペーオルペウスカリオペ (小惑星)ギリシア神話クレイオーセイレーンゼウスタレイア (ムーサ)神統記高津春繁

古代ローマ

古代ローマ(こだいローマ、Roma antiqua)は、イタリア半島中部に位置した多部族からなる都市国家から始まり、領土を拡大して地中海世界の全域を支配する世界帝国までになった国家の総称である。当時の正式な国号は元老院ならびにローマ市民(Senatus Populusque Romanus)であり、共和政成立から使用されて以来滅亡まで体制が変わっても維持された。伝統的には476年のロムルス・アウグストゥルスの退位をもって古代ローマの終焉とするのが一般的であるが、ユスティニアヌス1世によってイタリア本土が再構成される554年までを古代ローマに含める場合もある。ローマ市は、帝国の滅亡後も一都市として存続し、世界帝国ローマの記憶は以後の思想や制度に様々な形で残り、今日まで影響を与えている。.

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叙事詩

多くの演劇の題材に用いられるアジアの代表的叙事詩『ラーマーヤナ』(インドネシア、サヌール海岸) 叙事詩(じょじし、epic)とは、物事、出来事を記述する形の韻文であり、ある程度の長さを持つものである。一般的には民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす。 口承文芸として、吟遊詩人や語り部などが伝え、その民族の古い時代には次世代の教養の根幹を成したり、教育の主要部分となることも多かった。後世に書き残され、歴史資料に保存されることになったものが多い。.

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女神

リシア神話の女神アプロディーテー 女神(めがみ)とは、女性の姿を持つ神のこと。.

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岩波文庫

岩波文庫(いわなみぶんこ)は、株式会社岩波書店が発行する文庫本レーベル。1927年(昭和2年)7月10日に、ドイツのレクラム文庫を模範とし、書物を安価に流通させ、より多くの人々が手軽に学術的な著作を読めるようになることを目的として創刊された日本初の文庫本のシリーズ。最初の刊行作品は『新訓万葉集』などであった。.

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岩波書店

株式会社岩波書店(いわなみしょてん、Iwanami Shoten, Publishers. )は、日本の出版社。.

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廣川洋一

廣川 洋一(ひろかわ よういち、1935年1月19日- )は、日本の哲学者。専攻は西洋哲学。筑波大学名誉教授。 新潟県出身。東京教育大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。東海大学助教授、教授、1988年筑波大学教授、1999年定年退官、名誉教授、龍谷大学教授。2005年退任。古代ギリシア哲学が専門。.

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ペルセポネー

イシス・ペルセポネー像 (イラクリオンにある考古学博物館蔵) ペルセポネー(ΠΕΡΣΕΦΟΝΗ, Περσεφόνη, )は、ギリシア神話に登場する女神で冥界の女王である。 ゼウスとデーメーテールの娘(一説にゼウスとステュクスの娘)で、ハーデース(ローマ神話のプルートーに相当)の妻として傍らに座しているとされる。しばしばコレー(「乙女」の意)とも言及される(地上にいる間はコレーと呼ばれ、冥界に入るとペルセポネーと呼ばれることもある)。 ペルセフォネーとも。日本語では長母音を省略してペルセポネ、ペルセフォネとも呼ぶ。ローマ神話ではプロセルピナと呼ばれ、春をもたらす農耕の女神となっている。.

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ポリュムニアー

ポリュムニアー(Πολυμνία, )あるいはポリュヒュムニアー(Πολυυμνία, )は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してポリュムニア、ポリュヒュムニアとも表記される。 ムーサの1人で、讃歌と雄弁を司る。名前は「多くの歌」を意味する。 ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコレー、ウーラニアー、タレイアと姉妹。 トリプトレモス、エロース、オルペウスの母とされることがある。 たいへんに厳格な女性で、憂いに沈み、瞑想にふける。指を口にあて、長い外套とベールを身に付け、ひじを柱にもたれた姿で描かれる。この女神は、不朽の名声を得る作品を書いた作家に名声を運んでくる。しばしば、幾何学、修辞学、瞑想、農業を司る神とも見なされる。.

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ムネーモシュネー

ムネーモシュネー(Μνημοσύνη, )は、ギリシア神話に登場する記憶を神格化した女神である。日本語では長母音を省略してムネモシュネとも表記される。 ウーラノスとガイアの娘で、ティーターン族の一人であり、オーケアノス、コイオス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ポイベー、テーテュースと兄弟。 またゼウスとの間に9人のムーサ(ミューズ)たち、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーを生んだ。 ヘーシオドスの『神統記』によると、ムネーモシュネーはエレウテールの丘の主で、ピーエリアにおいてゼウスと9日間に渡って添い臥し、人々から苦しみを忘れさせる存在として9人のムーサたちを産んだという。 ムネーモシュネーは名前をつけることを始めたとされ、また学問の道を究めるときにはムネーモシュネーとムーサたちに祈願された。 なお、小惑星番号57番の小惑星帯の小惑星はムネーモシュネーにちなんで命名された。.

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ムーサ

ムーサ(, )またはムサは、ギリシア神話で文芸(; ムーシケー、ムシケ)を司る女神たちである。複数形はムーサイ(, )。英語・フランス語のミューズ (英語・フランス語単数形: 、フランス語複数形) やミューゼス (英語複数形) としても知られる。 ムーサたちはパルナッソス山に住むとされている、またヘリコン山との関係が深い。ムーサたちを主宰するのは芸術の神・アポローンである。しばしば叙事詩の冒頭でムーサたちに対する呼びかけ(インヴォケイション)が行われる。なお『ホメーロス風讃歌』にはムーサたちに捧げる詩がある。.

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メルポメネー

メルポメネー(Μελπομένη, )は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1柱である。その名は「女性歌手」の意。長母音を省略してメルポメネとも表記される。 すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、エウテルペー、エラトー、テルプシコレー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹。絵画などでは有翼の女性として表される事も。 9柱のムーサたちのうち、「悲劇」「挽歌」を司る。楽器リュラーの女神でもあり、表される際の持ち物は、仮面・葡萄の冠・靴などであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。 河神アケローオスとの間にセイレーンたちをもうけた。ただしこれはカリオペーやテルプシコラーとする説もある。また音楽家タミュリスもメルポメネーの子といわれる。.

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レーソス

レーソス(Ῥῆσος, Rhēsos, Rhesus)は、ギリシア神話の人物で、トラーキアの王である。長母音を省略してレソスとも表記される。 エーイオネウスの子で、従弟にヒッポコオーンがいたとも『イーリアス』10巻。、トラーキアの河神ストリューモーンとムーサイの1人エウテルペー、あるいはカリオペーの子、テルプシコラー、クレイオーの子ともいわれ、エウリーピデースの悲劇『レーソス』では母親は単にムーサとされている。一説によると、レーソスはトラーキアのヘブロス河(現在のマリツァ川)下流域のアイニオス人の王とされ、河神ヘブロスが父であるともいわれる。またレーソスはアルガントーネーを妻にしたといわれるパルテニオス、36(『ミューズ 舞踏と神話』p.117)。。 トロイア戦争のさい、レーソスはトラーキア勢を率いてトロイアの救援に向かったが、トロイアに到着したその夜にディオメーデースによって討たれた。.

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ヘーシオドス

ヘーシオドス (Ἡσίοδος, Hēsíodos) は、古代ギリシアの叙事詩人。紀元前700年頃に活動したと推定される。『神統記』や『仕事と日』(仕事と日々)の作者として知られる。 1939年からギリシャで発行されていた旧50ドラクマ紙幣に肖像が使用されていた。.

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テルプシコラー

テルプシコラー(Τερψιχόρα,, Terpsichore, 「踊りの楽しみ」の意)は、ギリシア神話に登場する女神で、文芸を司るムーサたち(ムーサイ)の1柱である。ラテン語ではテルプシコレー。長母音を省略してテルプシコラ、テルプシコレ、またテレプシコーラとも表記される。 すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹。 9柱のムーサたちのうち、「合唱」「舞踊」を司る。表される際の持ち物は、竪琴だが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。 河神アケローオスとの間にセイレーンたちをもうけたとする説があるが、通常はメルポメネーとされる。またリノスやレーソスの母とされることもある。.

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アポローン

アポローン(ΑΠΟΛΛΩΝ, Ἀπόλλων, )は、ギリシア神話に登場する男神。オリュンポス十二神の一柱であり、ゼウスの息子である。詩歌や音楽などの芸能・芸術の神として名高いが、羊飼いの守護神にして光明の神でもあり、イーリアスにおいてはギリシア兵を次々と倒した「遠矢の神」であり、疫病の矢を放ち男を頓死させる神「アポローンの矢に射られる」という表現は男が頓死することを意味した(ホメロス 『イリアス(上)』 松平千秋訳、394頁)。であるとともに病を払う治療神でもあり、神託を授ける予言の神としての側面も持つなど、付与された性格は多岐に亘る。もとは小アジアに起源をもつ神格で、本来は繁茂する植物の精霊神から転じて牧畜を司る神となったという説や、北方の遊牧民に起源を求める説など、アポローンの出自については諸説あり、複数の神格の習合を経て成立したものとも考えられている。古典期のギリシアにおいては理想の青年像と考えられ、また、ヘーリオス(太陽)と同一視されるようにもなった。 推定される原音に近づけてその名をカナ転写すればアポルローンとなるが、日本語のカタカナ表記ではアポローン、または長母音を省略してアポロンとするのが通例である。.

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アポロドーロス

アポロドーロス(Apollodoros)は、古代ローマ時代のギリシャの著作家。長母音表記を省略してアポロドロスとも。『ビブリオテーケー』(『ギリシア神話』)の編纂者として知られる。1世紀から2世紀頃の人物と推定されている。 紀元前2世紀後半ごろのアテーナイの文法家にアポロドーロスという人がいて、著作『神々について』、『年代記』の断片が現存している。かつてこのアポロドーロスと、『ビブリオテーケー』の編者は同一人物と見なされていたが、後年の研究によって、別人説が有力となっている。このため、『ビブリオテーケー』の編者は「偽アポロドーロス」とも呼ばれる。 『ビブリオテーケー』の編者については、9世紀にフォティオスが言及しているのが初出で、その後ツェツェース(Tzetzes, およそ1110年 - 1180年)が引用しているが、それ以前の記録は無い。伝承の諸写本ではこのアポロドーロスを「アテーナイ人にして文法家」、フォティオスも「文法家」と呼んでおり、古代後期の頃からこの両者は同一視されていたと見られる。 19世紀に入り、ローベルト(C.Robert)の研究(1873年)によって別人説が打ち出された。すなわち、アテーナイ人の文法家の著書の断片と『ビブリオテーケー』の比較から、文法家の合理主義的神話解釈と『ビブリオテーケー』の古代文学より伝承された神話の無批判的な編纂方針に於ける大きな乖離があることである。また、『ビブリオテーケー』ではカストール(Kastor)が引用されているが、異説はあるにせよ、ストラボンやスーイダースの伝えるところによれば、カストールは紀元前1世紀の歴史家であることから、『ビブリオテーケー』の編者としてのアポロドーロスは、最も早くとも紀元前1世紀より遡ることはないとの見解が有力である。とはいえ、年代を紀元前1世紀以後のいつごろに帰すべきかについては諸説の一致を見ておらず、「1世紀から2世紀ごろ」についても推定の域を出ていない。.

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アプロディーテー

アプロディーテー(古典ギリシア語:ΑΦΡΟΔΙΤΗ, Ἀφροδίτη, )またはアプロディタ(アイオリス方言:ΑΦΡΟΔΙΤΑ, Ἀφροδιτα, )は、愛と美と性を司るギリシア神話の女神で、オリュンポス十二神の一柱であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』。美において誇り高く、パリスによる三美神の審判で、最高の美神として選ばれている。また、戦の女神としての側面も持つ。日本語では、アプロディテ、アフロディテ、アフロディーテ、アフロダイティ(Aphrodite)などとも表記される。 元来は、古代オリエントや小アジアの豊穣の植物神・植物を司る精霊・地母神であったと考えられるフェリックス・ギラン『ギリシア神話』。アプロディーテーは、生殖と豊穣、すなわち春の女神でもあった。 ホメーロスの『イーリアス』では「黄金のアプロディーテー」や「笑いを喜ぶアプロディーテー」など特有の形容語句を持っている。プラトンの『饗宴』では純粋な愛情を象徴する天上の「アプロディーテー・ウーラニアー(英語版)」と凡俗な肉欲を象徴する大衆の「アプロディーテー・パンデーモス(英語版)」という二種類の神性が存在すると考えられている。.

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アドーニス

ピーテル・パウル・ルーベンスによるヴィーナスとアドーニス アドーニス (Ἄδωνις, ラテン文字表記:Adōnis)は、ギリシア神話に登場する、美と愛の女神アプロディーテーに愛された美少年。フェニキアの王キニュラースとその王女であるミュラーの息子『神の文化史事典』41頁(「アドニス」の項)。。 長母音を省略してアドニスとも表記される『図説ギリシア・ローマ神話文化事典』14頁(「アドニス」の項)。。彼の名は、美しい男性の代名詞としてしばしば用いられる。.

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ウーラニアー

ウーラニアー(Οὐρανία, )は、ギリシア神話に登場する女神である。「天上の女」の意。長母音を省略してウラニアとも表記される。.

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エラトー

ラトー(Ἐρατώ, )は、ギリシア神話に登場する女神、ニュムペーである。長母音を省略してエラトとも表記される。主に、.

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エウテルペー

ウテルペー(Εὐτέρπη, )は、ギリシア神話の女神の1人で、ムーサイの一員である。抒情詩のムーサ。長母音を省略してエウテルペとも表記される。 「喜ばしい女」の意で、ギリシア語の Ευ (ふさわしい)と τέρπ-εω (喜ばす)から。 ゼウスとムネーモシュネーの娘であり、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹。ムーサイひとりひとりに役割が与えられた時に「快を与えるもの」として性格付けられ、後には抒情詩のムーサとされた。アウロスないしはフルートを持って描かれる。 アウロスの発明者だとも言われているが、その点ではマルシュアースの方が有名である。アポロドーロスによると、エウテルペーはストリューモーン河によって身ごもり、男の子レーソスを生んだアポロドーロス、1巻3・4。。レーソスはトラーキア人を統べることとなったが、トローイアでディオメーデースによって殺害された。.

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オルペウス

ルペウス(Ὀρφεύς, Orpheus, Orphée)は、ギリシア神話に登場する吟遊詩人であり、古代に隆盛したであるオルペウス教の始祖とされる。 日本語では、オルフェウス、時にフランス語での発音の影響から、オルフェとも表記される。 冥府のオルペウ.

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カリオペ (小惑星)

リオペ (22 Kalliope) は、太陽系の比較的大きな小惑星のひとつ。火星と木星の間の軌道を公転している。また衛星を持つ小惑星でもある。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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クレイオー

絵画芸術』に描かれたクレイオー。ウィーン、美術史美術館所蔵。 クレイオー(Κλειώ, )、あるいはクリーオー(Κλιώ,, Clio)は、ギリシア神話に登場する女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1人である。その名前は「祝福する女」の意で、祝福する(kλεί-εω)に由来する。 日本語では長母音を省略してクレイオ、クリオとも表記される。 ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、エウテルペー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エラトー、ポリュムニアー、ウーラニアーと姉妹。ムーサたちのうち「英雄詩」と「歴史」を司り、表される際の持ち物は巻物あるいは巻物入れなどであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代もかなり後期になってからである。 アプロディーテーに対して「女神の身であるにもかかわらず、人間アドーニスを恋した」と咎めたため、呪いによりマケドニアのペラ(ピーエリス)王ピーエロスを恋するようになり、その間にヒュアキントスという息子を産んだ。 別な伝説では、婚姻の神ヒュメナイオスの母でもあるという。その名の語源はギリシア語で「物語る」「名声を得る」という意味の κλέω または κλείω に由来する。.

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セイレーン

紀元前330年頃のセイレーン像。アテネ国立考古学博物館所蔵 セイレーン(Σειρήν, Seirēn)は、ギリシア神話に登場する海の怪物である『図説ヨーロッパ怪物文化誌事典』108頁。。複数形はセイレーネス(Σειρῆνες, Seirēnes)。上半身が人間の女性で、下半身は鳥の姿とされるが後世には魚の姿をしているとされた『図説ヨーロッパ怪物文化誌事典』111頁。。海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑されて挙げ句セイレーンに喰い殺された船人たちの骨は、島に山をなしたという。 その名の語源は「紐で縛る」、「干上がる」という意味の Seirazein ではないかという説が有力である。長母音記号省略表記のセイレンでも知られるが、長音記号付き表記も一般的である。 上記のギリシア語はラテン語化されてシーレーン(Siren, 複数形シーレーネス Sirenes)となり、そこから、英語サイレン(Siren)、フランス語シレーヌ(Sirène)、ドイツ語ジレーネ(Sirene)、イタリア語シレーナ(Sirena)、ロシア語シリェーナ(Сирена)といった各国語形へ派生している。英語では「妖婦」という意味にも使われている。.

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ゼウス

ウス(ΖΕΥΣ, Ζεύς, )は、ギリシア神話の主神たる全知全能の存在。全宇宙や天候を支配し、人類と神々双方の秩序を守護する天空神であり、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王でもある。全宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器とし、多神教の中にあっても唯一神的な性格を帯びるほどに絶対的で強大な力を持つ。.

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タレイア (ムーサ)

タレイア(Θάλεια, )は、ギリシア神話の女神である。ムーサの1人で、喜劇をつかさどる。その名前はギリシア語の「開花する」による。 ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、ポリュムニアーと姉妹。 アポローンによってコリュバンテスたちを生んだと見なされた。 タレイアは陽気な雰囲気の若い娘で、木蔦の冠をかぶり、半長靴をはいて、手には喜劇の仮面を持っている。その彫像の中には、ラッパやメガホンを持っているものもあり、古代の喜劇で役者の声を支えるのに用いた楽器とされる。.

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神統記

『神統記』(しんとうき、θεογονία, テオゴニアー、Theogony)は、紀元前700年頃の古代ギリシアの詩人ヘーシオドス作の叙事詩である。ヘクサメトロス(長短短六脚韻)1022行からなる。冒頭の記述からヘーシオドスの処女作とされ、30代前半の作品と推定される。原題の「テオゴニアー」は「神々の誕生系譜」を意味する。 原初の混沌=カオスからの世界の創造、神々の系譜とその三代にわたる政権交代劇を描き、ギリシア神話の宇宙観の原典とされる。 特徴として、ゼウス政権の正統性、無謬性を強調する事(そのためティーターノマキアーやプロメーテウスの説話に若干矛盾が生じている)、女神ヘカテーを強く賛美している事などがある。 作品中には後世の挿入と見られる箇所もあり、965行から後を、元来は別の作品(『女傑伝』)であったと推定する研究者もいる。.

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高津春繁

津 春繁(こうづ はるしげ、1908年1月19日 - 1973年5月4日)は、日本の言語学者、比較言語学研究者、古代ギリシア文学研究者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、武蔵大学人文学部教授、人文学部長(初代)を歴任。東京大学名誉教授。.

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