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カラクムル

索引 カラクムル

ラクムル (Calakmul) は、メキシコ・カンペチェ州にある先古典期後期から古典期にかけて繁栄したマヤ「中部地域」の大都市。 1931年に発見されたその規模は30 km2におよぶうえ、マヤ遺跡では最多の117基もの記念碑が確認されており、ティカルと並ぶ古典期最大級の「都市」である。紋章文字は蛇の頭で表現され、その旧名はオシュテトゥン(3つの石)と呼ばれていたこと、他の遺跡の碑文でも「蛇(カーン)」王朝という強大な国の首都として記述されていたことが、それぞれ判明している。.

20 関係: 古典期世界遺産ナランホナショナルジオグラフィック (雑誌)マヤ文明メキシコラ・コロナテームズ・アンド・ハドソンティカルドス・ピラスベリーズカラコルカレンダー・ラウンドカンペチェ州カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林グアテマラ先古典期紋章文字生物圏保護区長期暦

古典期

古典期(こてんき;Classic Period (Stage,era))は、メソアメリカ考古学上の時代区分のひとつで、西暦300年頃から西暦900年までを指す。 始期は、グアテマラ・ティカル出土のライデン・プレートにある長期暦の日付(紀元320年)や29号石碑に刻まれた8.12.14.8.15.(紀元292年)頃を目安としている。一方、終期はトニナーの記念碑101号に刻まれた長期暦の10.4.0.0.0.(紀元909年)を目安としている。この時期までに古典期マヤの諸都市は放棄された。 ゴードン・ランドルフ・ウィリー(Gordon R.Willey)とフィリップ・フィリプス(Philip Phillips)によって1958年に著されたMethod and Theory in American Archaeologyで、新大陸全体の考古遺跡について編年の枠組みを構築しようと試みた五段階時期区分(石期(Lithic)、古期(Archaic)、形成期、古典期(Classic)、後古典期(Postclassic))の四番目の時期として位置づけられたのが初出である。その後、アンデス文明については、アメリカの人類学者たちやルイスG.ルンブレラスの提唱した編年が用いられるようになったため、現在では主としてメソアメリカのみで使われている編年用語である。 一般的には、テオティワカンの影響の強い前期と、マヤ諸都市国家が争った後期とに分ける。以前はテオティワカンの影響は5世紀から開始すると考えられていたので、わざわざ中期(Middle Classic)を置く考え方もあった。 古典期という名称は、古代ギリシア、ローマの古典古代のイメージでギリシャのようにマヤ諸都市が繁栄した時期というイメージの名称であるため、メソアメリカ全体の時代区分としては問題があると言われている。アンデスと統一するため、前期ホライズン(Early Horizon/メソアメリカ;オルメカ/アンデス;チャビン)、前期中間期(Early Intermediate Period/モンテ・アルバンⅡ期、原古典期、イサパなど/地方発展期.

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世界遺産

世界遺産(せかいいさん、World Heritage Site)は、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リスト(世界遺産一覧表)に登録された、文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、移動が不可能な不動産が対象となっている。なお、慣例的な用法として、その中の文化遺産を世界文化遺産、自然遺産を世界自然遺産と呼ぶことがある。 なお、世界遺産の制度では正式な文書は英語とフランス語で示され、日本語文献では英語が併記されることがしばしばある一方、フランス語が併記されることは普通ないため、以下では参照しやすさを考慮して、などに依拠して、主たる用語には英語を併記しておく。.

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ナランホ

ナランホ(Naranjo)は、グアテマラ、ペテン県の古代マヤ遺跡。ペテン県北東部のベリーズ国境に近い場所にあり、2004年以降ヤシュハ・ナクム・ナランホ国立公園の一部をなしている。.

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ナショナルジオグラフィック (雑誌)

『ナショナル ジオグラフィック』(National Geographic)は、ナショナル・ジオグラフィック・パートナーズ社の雑誌。創刊は1888年で、ナショナル ジオグラフィック協会創設後9カ月後に公式雑誌として刊行された。当初の誌名は National Geographic Magazine。しばらくして表紙の黄色の枠を特徴とするようになった。 月刊誌として年間12冊発行されており、それに加えて付録の地図を発行している。また、時に特別号も発行している。地理学、人類学、自然・環境学、ポピュラーサイエンス、歴史、文化、最新事象、写真などの記事を掲載している。現在の編集長はスーザン・ゴールドバーグ(Susan Goldberg)。 世界中で36カ国語で発行されており、180か国以上で850万人が定期購読している(日経BPマーケティング)。日本語版の発行部数は約8万4千部(日本ABC協会2009年公査部数)であり、読者は首都圏のみで42%を超える。また、読者の平均世帯年収(SA)が高く、日本における高級誌の一角を占めている。 2007年、2008年、2010年の3回、American Society of Magazine Editors (ASME) の(発行部数200万部以上の部で) General Excellence Award を受賞。2010年には報道写真とエッセイの部門で最高ASME賞も受賞している。 非営利団体「ナショナル ジオグラフィック協会」の公式雑誌として発行されていたが、2015年アメリカの21世紀フォックスに売却され、新会社ナショナル・ジオグラフィック・パートナーズの刊行物となった。.

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マヤ文明

マヤ文明(マヤぶんめい)とは、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明である。メソアメリカ文明に数えられる。また、高度に発達したマヤ文字をもつ文明でもあった。.

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メキシコ

メキシコ合衆国(メキシコがっしゅうこく、)、通称メキシコは、北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家。北にアメリカ合衆国と南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面する。首都はメキシコシティ。メキシコの総人口は約1億3千万人(2016年時点)で、スペイン語圏においては最も人口の多い国で、GDPは中南米2位である。しかし、人口の40%が貧困層である。.

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ラ・コロナ

ラ・コロナ(La Corona)はグアテマラ、ペテン県北西部にある古代マヤの遺跡。 1997年にはじめてその存在が知られた。規模は小さいが多数の遺物が残る。.

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テームズ・アンド・ハドソン

テームズ・アンド・ハドソン(Thames & Hudson, しばしば簡潔にT&Hと表現される)は、ヴァルター・ノイラート (Walter Neurath)、エーファ・ノイラート (Eva Neurath) 夫妻によって1949年にイギリスで設立された出版社である。美術系の出版物で知られる。会社の名前は、いずれも大西洋に流れ込むロンドンのテームズ川とニューヨークのハドソン川にちなんで名付けられた。、2匹のイルカのマークで知られ、独立系の家族経営の出版社として続いている。 テームズ・アンド・ハドソンは、ロンドンを本拠にニューヨーク(テームズ・アンド・ハドソンUSA)とパリに別個の本社をもつ。ジャンルとしては、考古学、建築、美術、装飾美術、デザイン、歴史、写真、宗教、精神世界などの出版物に強い。さらに、子ども向けの本も刊行している。ライバル会社としては、タッシェン (Taschen)、アベヴィル出版グループ、ハリー・N・エイブラムス (Harry N. Abrams, Inc.)、リッツオーリ出版 (Rizzoli publications, Inc.) などがあげられる。 テームズ・アンド・ハドソンで著名なのは、「古代の民族(人々)と地域(土地)」(Ancient People and Places) シリーズや「世界の美術」シリーズがあげられる。特に前者は古くから日本でも注目されておりマイケル・コウの『マヤ』初版 (Michael D. Coe 1966 Maya) が1975年に訳され学生社から刊行されている。また第6版も『古代マヤ文明』として2003年に訳されて、創元社から刊行された。ロンドン・ナショナル・ギャラリーのマイケル・リービーによる『絵画略史:ジョットからセザンヌまで』(A Concise History of Painting: From Giotto to Cézanne) は、古典的な権威ある名著で初版は1962年に刊行され、イタリアでの遠近画法の出現から20世紀初頭の近代美術までを扱うヨーロッパ美術史の入門書である。.

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ティカル

ティカルは、グアテマラのペテン低地にあった古典期マヤの大都市である。マヤ文明の政治、経済中心都市として紀元4世紀から9世紀ごろにかけて繁栄を極めた。ティカルの遺跡は1979年に世界遺産の複合遺産に登録された。 ティカルの紋章文字。.

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ドス・ピラス

ドス・ピラス(Dos Pilas)は、グアテマラ、ペテン県のペテシュバトゥン地域にある、古代マヤの遺跡。.

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ベリーズ

ベリーズは、中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。北にメキシコと、西にグアテマラと国境を接し、南東にはホンジュラス湾を挟んでホンジュラスがあり、東はカリブ海に面する。首都はベルモパン。 美しい海と珊瑚礁に恵まれ、「カリブ海の宝石」と呼ばれている。ベリーズ最大の島アンバーグリス・キーをはじめ、海岸線に沿って約450の離島があり、リゾート地として知られる。.

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カラコル

ラコル(Caracol)は、ベリーズ南部カヨ州、マヤ山地、モパン川の上流に位置するマヤ文明の都市国家であった。 その「首都」(現カラコルの遺跡)は、オシュウィツア(Oxhuitza「3つの丘の水」)と呼ばれていた。A.D.330年頃から石碑に王朝の歴史が刻まれていたことが判明している。カラコルは、当初ティカル(Tikal)に従属する国家であって、ヤハゥ.

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カレンダー・ラウンド

レンダー・ラウンド(Calendar Round、rueda calendárica)は、メソアメリカの暦の周期で、260日の祭祀暦と365日の太陽暦の組み合わせをいう。約52年で一周する。 カレンダー・ラウンドの変わり目は先コロンブス期のメソアメリカの文化では重要な意味を持ち、アステカではという祭儀が行われた。.

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カンペチェ州

ンペチェ州 (Estado de Campeche) は、メキシコ南東部の州。長い間ユカタン州の一部であったが、1857年8月7日に離脱し独立した州となった。 州の北東部はユカタン州に接し、東はキンタナ・ロー州、南西部はタバスコ州に接する。南部はグアテマラのペテン県と接する。また西部はメキシコ湾に面する。カンペチェ州の領域は56,798km2(約21,924平方マイル)。 2010年センサスで州の人口は822,001人で、58%がカンペチェ自治体とカルメン自治体に住んでいる。 古典期にティカルと覇権を争った世界遺産にもなっているマヤ文明の大遺跡、カラクムルとプウク式の優美な五層の神殿で知られるエズナー遺跡、マヤ人の風俗習慣、精神生活を生き生きと表現し、新大陸で有数の美術的価値を評価されている土偶で知られるハイナ島は、この州にある。 また、同州のカンペチェ油田(Kab 101、Ixtoc I oil spill)はメキシコ湾岸油田の一翼を担い、その多くは隣国アメリカへと輸出されている。これによって得られた利益は同国の経済発展に貢献している。.

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カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林

ンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林(カンペチェしゅうカラクムルのこだいマヤとしとねったいほごりん)は、メキシコ、カンペチェ州にある同国最大級の自然保護区であるの半分程度と、その地区内に残るカラクムル遺跡群を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。カラクムル遺跡は古典期にティカルと並ぶ強大な勢力を持っていた都市国家の遺跡であり、2002年にそれがまず文化遺産として登録された後、2014年に自然保護区に拡大する形で複合遺産となった。メキシコの世界遺産はカリブ海・ラテンアメリカ地域では突出した保有件数ではあるが、複合遺産の登録は本件が初であった。また、文化遺産が拡大登録されて複合遺産となった最初の事例でもある。.

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グアテマラ

アテマラ共和国(グアテマラきょうわこく、)、通称グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家である。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面する。首都はグアテマラ市。 先コロンブス期にはマヤ文明が栄え、現在も国民の過半数はマヤ系のインディヘナであり、メキシコを除いた中央アメリカで最も人口の多い国である。経済的にはエルサルバドルと共に中央アメリカの中位グループに属するが、1960年から1996年まで続いたグアテマラ内戦により治安や政治においてグアテマラ社会は未だに不安定な状態にある。.

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先古典期

先古典期(せんこてんき、)は、メソアメリカ考古学上の時代区分で、オルメカ文明が繁栄した時代として知られる。その後期に当たる時期にエル・ミラドールやラマナイ、ナクベ、ヤシュナなどに巨大な建造物が築かれていることが判明してきたために、形成期(Formative Period (Stage))という用語に代えて、「古典期に先行する古典期」という意味合いで使われるようになった。 最近では、グアテマラ、ペテン県のサン・バルトロで、古典期同様のマヤ王権がすでに成立していたことを示す壁画が発見されて、マヤ王権の起源を考える上で重大な資料となっている。 アンデス文明や新大陸全体の時代区分では、「形成期」に相当する。概して紀元前2000年頃から紀元後300年の時期を指すが、紀元前後から紀元後300年頃を原古典期(Protoclassic Period (Stage,era))と位置づける研究者もいる。 メソアメリカの先古典期の土器は、オルメカのジャガーなどに関連する独特のシンボルが刻まれる一方で、中期段階(マモム期)になるとマヤ地域では表面にろうのような光沢(waxy)を持つ土器が生産流通した。またエルサルバドルからウスルタン式土器が現れるとそのネガティブ技法ないしレジスト・ペインティングや波線文様を模倣する土器も現れた。.

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紋章文字

ティカルの紋章文字。 紋章文字(もんしょうもじ; Emblem Glyph)は、ハインリヒ・ベルリン(Heinrich Berlin)が1958年にマヤの都市遺跡か地名を表す文字として発見した、一連のマヤ文字を指す。 下に述べた要素で構成される。.

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生物圏保護区

生物圏保護区(せいぶつけんほごく)は、ユネスコの「人間と生物圏計画」(Programme on Man and the Biosphere; MAB計画) に基づいて成立した国際的な指定保護区の名称。生物圏保存地域(せいぶつけんほぞんちいき)とも呼ぶ。また、日本国内ではユネスコエコパークの呼称が用いられている。「生物圏保護区世界ネットワーク」(World Network of Biosphere Reserves) には、2014年6月現在で119か国631保護区が登録されている。.

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長期暦

長期暦(ちょうきれき、Long Count, cuenta larga)とはメソアメリカ文明でおそくとも紀元前1世紀頃から使用されはじめた長期間の時を表現する暦である。マヤ諸都市の石碑に刻まれていたことでひろく知られるようになったためにマヤ暦とされることもあるが、マヤ以外の土地で古くから使われており、マヤ文明に起源するわけではない。.

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カンペチェ州、カラクムルの古代マヤ都市カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市

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