ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

カトリック (概念)

索引 カトリック (概念)

トリック(ギリシア語::katholikos、catholicus、katholiek、Catholic)とは、公同、普遍、普公とも訳される、キリスト教の概念の一つ。教会論の中で、豊富な歴史と、幾つかの意味がある。公同を奉じる主義思想は カトリシズムと呼ばれる。 単に「カトリック」の語彙を以てローマ・カトリック教会を指す用例も多いが、これは略称として誤りではないものの、「カトリック(普遍性)」を自認・自称する教派はローマ教皇を首長とするローマ・カトリック教会だけではない上に、「カトリック」の語彙は教派名にとどまらない概念を指し示す普通名詞・形容詞であるため、文脈によっては普通名詞・形容詞として用いられている場合に注意が必要である。.

56 関係: 宮本久雄宗教改革三位一体使徒信条使徒継承復古カトリック教会メソジストヤコブの手紙ヨハネ書簡ルーテル教会トマス・アクィナスプロテスタントパーヴェル・エフドキーモフフル・コミュニオンフルドリッヒ・ツヴィングリニュッサのグレゴリオスニカイア信条ニカイア・コンスタンティノポリス信条アリスター・マクグラスアレクセイ・ホミャコーフアンティオキアのイグナティオスイエス・キリストウラジーミル・ロースキイエルサレムのキュリロスエフェソの信徒への手紙オーソドックスカトリック教会カトリコスカトリシズムキリスト教キリスト教諸教派の一覧キプリアヌスギリシア語コリントの信徒への手紙一再建公同の教会公同書簡勁草書房神の王国神品 (正教会の聖職)独立カトリック教会聖人聖公会聖霊至聖三者東西教会の分裂東方典礼カトリック教会東方教会機密 (正教会)正教会...新約聖書改革派教会教会教会論教皇教文館 インデックスを展開 (6 もっと) »

宮本久雄

宮本 久雄(みやもと ひさお、1945年2月23日-)は、日本の神学者、哲学者、東京大学名誉教授、上智大学教授を経て東京純心大学教授。カトリック教会司祭ドミニコ会修道士。.

新しい!!: カトリック (概念)と宮本久雄 · 続きを見る »

宗教改革

フスの殉教 宗教改革(しゅうきょうかいかく、Protestant Reformation)とは、16世紀(中世末期)のキリスト教世界における教会体制上の革新運動である。贖宥状に対するルターの批判がきっかけとなり、以前から指摘されていた教皇位の世俗化、聖職者の堕落などへの信徒の不満と結びついて、ローマ・カトリック教会からプロテスタントの分離へと発展した。 ルターによるルター教会、チューリッヒのツヴィングリやジュネーヴのカルヴァンなど各都市による改革派教会、ヘンリー8世によって始まったイギリス国教会などが成立した。また、当時はその他にアナバプテスト(今日メノナイトが現存)など急進派も力を持っていた。.

新しい!!: カトリック (概念)と宗教改革 · 続きを見る »

三位一体

date.

新しい!!: カトリック (概念)と三位一体 · 続きを見る »

使徒信条

使徒信条(しとしんじょう、Symbolum Apostolicum, Apostles' Creed)は、キリスト教のうち、西方教会(カトリック教会、聖公会、プロテスタント)における基本信条のひとつ久松英二『ギリシア正教 東方の智』151頁 講談社選書メチエ (2012/2/10) ISBN 9784062585255。使徒信経(しとしんきょう)とも。ラテン語原文の冒頭の語をとってクレド(Credo) とも呼ばれる。 東方教会(正教会、東方諸教会)は、使徒信条に告白されている内容は否定しないものの、使用はしてはいない。.

新しい!!: カトリック (概念)と使徒信条 · 続きを見る »

使徒継承

使徒継承(しとけいしょう、apostolic succession)は、キリスト教においてイエス・キリストの直弟子である十二使徒に直接に連なりその教えを継承するという信念をいう。使徒継承であることを使徒継承性という。日本語の慣行としては、使徒継承の語自体は主にカトリック教会の用語として使われ、正教会では用いられない。正教会ではたんに「使徒の」ということを好む(例:「使徒の教会」)。カトリック教会でも、使徒継承の語は、通常は「使徒的」(しとてき)と訳されるapostlicus(ラテン語、αποστολική(apostolike)に由来)の訳語として使われることもある。 .

新しい!!: カトリック (概念)と使徒継承 · 続きを見る »

復古カトリック教会

復古カトリック教会(ふっこカトリックきょうかい、Altkatholische Kirche, Old Catholic Church)は、1870年の第1バチカン公会議で決定された教皇不可謬説などに反対し、ローマ・カトリック教会から分離して成立したキリスト教の教派。おもに1870年代に、ローマ・カトリック教会から離れた、ドイツ語圏のカトリック教会から構成された。 オランダ・南ドイツ・スイス・オーストリアなど中欧圏を中心に信者がいるほか、アメリカなどにも教会がある。古カトリック教会とも。また同教会の運動・主張を指す場合、復古カトリック主義とも呼称される。初期の著名な指導者にドイツの神学者ヨハン・イグナツ・フォン・デリンガーがいる『キリスト教大事典 改訂新版』911頁、教文館、昭和52年 改訂新版第四版。.

新しい!!: カトリック (概念)と復古カトリック教会 · 続きを見る »

メソジスト

メソジスト (Methodist) とは、18世紀、英国でジョン・ウェスレーによって興されたキリスト教の信仰覚醒運動の中核をなす主張であるメソジズム (Methodism) に生きた人々、および、その運動から発展したプロテスタント教会・教派に属する人々を指す。日本では美以教会とも言われていた。.

新しい!!: カトリック (概念)とメソジスト · 続きを見る »

ヤコブの手紙

『ヤコブの手紙』(ヤコブのてがみ)は新約聖書中の一書。『ヤコブ書』とも。.

新しい!!: カトリック (概念)とヤコブの手紙 · 続きを見る »

ヨハネ書簡

ヨハネ書簡(ヨハネしょかん)またはヨハネの手紙(ヨハネのてがみ)は、新約聖書の正典のうち、『ヨハネの手紙一』『ヨハネの手紙二』『ヨハネの手紙三』(以下、便宜上「第一書」「第二書」「第三書」)を指す総称。『ヤコブの手紙』や『ユダの手紙』などとともに公同書簡に分類される。また、『ヨハネによる福音書』(以下、ヨハネ福音書)、『ヨハネの黙示録』とともにヨハネ文書と総称されることもある。3書簡の著者は伝承上使徒のヨハネとされるが、高等批評の立場からは、「」などと仮称される思想集団に属する者(たち)によって書かれたと考えられている。.

新しい!!: カトリック (概念)とヨハネ書簡 · 続きを見る »

ルーテル教会

ルーテル教会(ルーテルきょうかい、, )は、マルティン・ルターによりドイツに始まる、キリスト教の教派または教団。ルター派(ルターは)とも呼ばれる。プロテスタントの一つであり、全世界に推定8260万人の信徒が存在する。発祥の地ドイツを始め、北欧諸国では国民の大半がルター派であり、そこから移民が渡った先のアメリカ合衆国、カナダ、ブラジル等の南アメリカ各国でも信徒数が多い。 パッヘルベル、J.S.バッハ、テレマン、メンデルスゾーンなど著名な音楽家が多く所属し、作曲家や音楽家に縁がある教会としても知られる。.

新しい!!: カトリック (概念)とルーテル教会 · 続きを見る »

トマス・アクィナス

トマス・アクィナス(Thomas Aquinas、1225年頃 - 1274年3月7日)は、中世ヨーロッパ、イタリアの神学者、哲学者。シチリア王国出身。ドミニコ会士。『神学大全』で知られるスコラ学の代表的神学者である。カトリック教会と聖公会では聖人、カトリック教会の33人の教会博士のうちの1人。イタリア語表記ではトンマーゾ・ダクイーノ (Tommaso d'Aquino)。.

新しい!!: カトリック (概念)とトマス・アクィナス · 続きを見る »

プロテスタント

プロテスタント(Protestantism、Protestant)は、宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離し、特に(広義の)福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指す。日本ではカトリック教会(旧教)に対し、「新教」(しんきょう)ともいう。.

新しい!!: カトリック (概念)とプロテスタント · 続きを見る »

パーヴェル・エフドキーモフ

パーヴェル・ニコライェヴィチ・エフドキーモフ(1901年8月2日 サンクトペテルブルク - 1970年9月16日 ムードン、Павел Николаевич Евдокимов; ラテン文字転写一例: Pavel Nikolayevich Evdokimov, フランス語・ルーマニア語: Paul Evdokimov)は、ロシアに生まれ、フランスに亡命しフランスで活躍した、正教の神学者であり哲学者。 ウラジーミル・ロースキイとほぼ同じ世代に属し、ロースキイと同様にフランス語で著述する一方で、フランスに帰化することなく、亡命ロシア人という立場に生涯とどまった(後述)パーウェル・エフドキーモフ著/ 古谷功訳『ロシア思想におけるキリスト』(9頁~10頁、オリヴィエ・クレマンによるエフドキーモフの紹介・序文)あかし書房 ISBN 4870138093。.

新しい!!: カトリック (概念)とパーヴェル・エフドキーモフ · 続きを見る »

フル・コミュニオン

フル・コミュニオン(Full communion)はキリスト教の教会論において、相互に同じ教理を分かち合う、共同体同士もしくは共同体と個人との間にある、コミュニオンの関係を表す術語。 カトリック教会と正教会は、それぞれの地域教会にフル・コミュニオンを認めて一つの統一された教会としている。他の西方の諸教派は術語「フル・コミュニオン」を、異なったアイデンティティをもつそれぞれの教会・共同体において実際的にアレンジして用いている。 日本語におけるフル・コミュニオンの類語としては完全相互陪餐などがあるが、ほとんどの教派において完全な(Full)コミュニオン(communion)とは聖餐(陪餐・聖体拝領・領聖)の局面のみに限定されないため、フル・コミュニオンと完全相互陪餐は同義ではない。.

新しい!!: カトリック (概念)とフル・コミュニオン · 続きを見る »

フルドリッヒ・ツヴィングリ

ハンス・アスパーによるフルドリッヒ・ツヴィングリの肖像画(1531年) フルドリッヒ・ツヴィングリ(Huldrych Zwingli、1484年1月1日 - 1531年10月11日)は、スイス最初の宗教改革者。スイス改革派教会の創始者で、チューリッヒに神聖政治を確立しようとした。「聖書のみ」を信仰の基準としたこと、信仰そのものが大事だと説いたこと、万人祭司説を説いたことはマルティン・ルターと変わらなかったが、それ以外の部分においてルターと意見を異にしていた。彼らはマールブルク会談で多くの論点について合意したが、聖餐論で一致することができなかった。カトリック諸州との内戦の中で戦死した。47歳だった。 ルターと並んで宗教改革の初期の立役者の一人だが、ルターと対立したことや、これもルターとは違い志半ばにして戦死したことなどからルターほどの知名度はない人物である。ツヴィングリの残したものは、今日も改革派教会の信仰告白、礼拝、教会などの内に見る事が出来る。他の名として「フルドライヒ」(Huldreych)と表記されたり、ウルリヒ(Ulrich)と表記されることもある。.

新しい!!: カトリック (概念)とフルドリッヒ・ツヴィングリ · 続きを見る »

ニュッサのグレゴリオス

ニュッサのグレゴリオス(335年頃 - 394年以降)は、4世紀のキリスト教神学者、聖職者である。正教会・非カルケドン派・カトリック教会・聖公会・ルーテル教会で聖人。372年よりニュッサの主教を務めたためこのように呼ぶ。日本正教会での表記はニッサの主教聖グリゴリイ『正教会暦 2009年』日本ハリストス正教会教団。カッパドキア三教父のひとり。ギリシアでとくに尊崇され、「神父のなかの神父」との異名がある。 カッパドキア州カイサレアのキリスト教家庭に生まれた。兄にカイサリアのバシレイオス、姉にマクリナ(ともに聖人)がいる。ナジアンゾスのグレゴリオスとは友人であった。司祭となったグレゴリオスを妻テオズワ(フェオズワ)はよく補佐し、慈善活動に努め、女輔祭と呼ばれた。妻の死後、グレゴリオスはニュッサの主教に選出された。 第1回コンスタンティノポリス公会議(第二全地公会)でアリウス派を反駁した。この反駁を通じ三位一体論の確立に貢献した。また神の無限性(三位格の個の無限な交互浸透)についての神学を確立した。 書簡、マクリナ伝(姉マクリナの伝記)、雅歌講話などの著作が残っている。 正教会での記憶日はユリウス暦1月10日(グレゴリオ暦の1月23日に相当)。.

新しい!!: カトリック (概念)とニュッサのグレゴリオス · 続きを見る »

ニカイア信条

ニカイア信条(ニカイアしんじょう)とは、キリスト教の信条の一つ。ニカイア信経(ニカイアしんきょう)または原ニケア信条(げん二ケアしんじょう)とも。アリウス派を排斥した第1ニカイア公会議(325年)において採択された。したがってニカイア信条は、公式の会議によって採択された最初の信条でもある。なお原ニケア信条とは、ニカイア・コンスタンティノポリス信条にニケア信条の名を用いる教派での呼称である。 ニカイア信条の中で父と子は「同質」(ギリシャ語:ホモウーシオス)であるという表現が使われたが、この語の使用は聖書にない言葉がはじめて教義の中にとりいれられたという意味で画期的な出来事であった。参加者の間ではこの「同質」と「相似」(ギリシャ語:ホモイウーシオス)のどちらを使うかということをめぐって激しい議論が戦わされた。結果として「同質」という言葉を好まない司教たちが多かったことがアリウス派論争が長引く要因となってしまった。 この後、第1コンスタンティノポリス公会議(381年)において、ニカイア信条は拡充され、聖霊・教会・死者たちの復活についての教義の詳細が文章化された。これがニカイア・コンスタンティノポリス信条である。.

新しい!!: カトリック (概念)とニカイア信条 · 続きを見る »

ニカイア・コンスタンティノポリス信条

ニカイア・コンスタンチノポリス信条(ニケア・コンスタンティノープル信条)は、キリスト教会の宗教的会議(公会議)である第1回コンスタンティノポリス公会議(381年)で定められた信条(信仰告白)である。第1回ニカイア公会議(325年)で定められたニカイア信条(原ニケア信条)と区別するため、この語を用いる。ただし教会によってはニケア信条の名をもってニカイア・コンスタンティノポリス信条を指すことがある(日本基督教団改革長老教会協議会など)。 日本ハリストス正教会では、これを単に「信経」あるいは「ニケア・コンスタンティノープル信経」と呼ぶ。 今日、この信条を認め礼拝に用いる教派は、カトリック教会・正教会(東西のキリスト教会が1054年に分裂、西が「カトリック教会」、東が「正教会」となる)、カルケドン公会議などでそれ以前に分離した東方諸教会や、聖公会を含む大半のプロテスタント教会である。ただし、東方教会と西方教会は聖霊(聖神)が御父なる神のみから出るか、御子なるキリストからも出るかの解釈が異なる(フィリオクェ問題)ため、すべての教派で同一のものを用いるわけではない。また、教義上問題とされることはないが、ラテン語のもの、さらにこれに準拠して西方教会系の教派で使われる版には、ギリシア語の原文にはない句「神よりの神」が挿入されている。 またカトリックでもほとんどの教会では現地語の翻訳を用いるため、翻訳に教派独自の解釈が反映される場合もある。.

新しい!!: カトリック (概念)とニカイア・コンスタンティノポリス信条 · 続きを見る »

アリスター・マクグラス

アリスター・エドガー・マクグラス(Alister Edgar McGrath、1953年1月23日 - )は、北アイルランド出身の聖公会の執事でキリスト教神学者、哲学博士、名誉神学博士Doctor of Divinity。前オックスフォード大学歴史神学教授。2008年9月からロンドン大学教授。彼は講義と著書で「科学的な神学」(scientific theology)を提唱し、科学的な無神論に反対している。 姓はマグラスとも表記される。2度来日している。.

新しい!!: カトリック (概念)とアリスター・マクグラス · 続きを見る »

アレクセイ・ホミャコーフ

アレクセイ・ステパノヴィチ・ホミャコーフ (Алексей Степанович Хомяков, Aleksey Stepanovich Khomyakov, 1804年5月1日 – 1860年9月23日もしくは9月25日) はスラヴ主義者として知られる、ロシアの詩人・批評家・神学者・哲学者。モスクワを中心に活躍した。.

新しい!!: カトリック (概念)とアレクセイ・ホミャコーフ · 続きを見る »

アンティオキアのイグナティオス

アンティオキアのイグナティオス(35年頃 - 107年?永眠年について、「107年」とするものと、「98年から117年の間」とするものがある。在位年間も諸説ある。)は、アンティオキアの第2代主教(司教)プロテスタントの出典:『キリスト教大事典』74頁、教文館、昭和48年9月30日 改訂新版第二版当時はまだ総主教制は形成されていない。。正教会、非カルケドン派、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人とされる。使徒教父の一人。 正教会では「神品致命者」という称号のほか、「捧神者」(ほうしんしゃ、Θεοφόρος, Богоносец)という称号を付されて呼ばれるΘεοφόρος(古典ギリシア語再建音:テオフォロス、現代ギリシア語転写:セオフォロス)につき、キリスト教大事典では「神を宿すもの」との訳をあてている。。イグナティウスと表記されることもある。.

新しい!!: カトリック (概念)とアンティオキアのイグナティオス · 続きを見る »

イエス・キリスト

イエス・キリスト(紀元前6年から紀元前4年頃 - 紀元後30年頃、Ίησοῦς Χριστός、יְהוֹשֻׁעַ/יֵשׁוּעַ הַמָּשִׁיחַ, )は、ギリシア語で「キリストであるイエス」、または「イエスはキリストである」という意味である。すなわち、キリスト教においてはナザレのイエスをイエス・キリストと呼んでいるが、この呼称自体にイエスがキリストであるとの信仰内容が示されているX.

新しい!!: カトリック (概念)とイエス・キリスト · 続きを見る »

ウラジーミル・ロースキイ

ウラジーミル・ニコラエヴィチ・ロースキイ(Влади́мир Никола́евич Ло́сский、Władimir Nikołajewicz Łosski、Vladimír Losskij、1903年5月26日1958年2月7日)は、影響力のある正教会の神学者。1903年誕生。1922年にロシアから亡命。2年後パリに落ち着き、1958年に永眠するまでそこで暮らした。パリの聖ディオニシイ神学院(St. Denys Institute)で首席学部長を務め、教義学を講じた。ロースキイはその著書『東方キリスト教の神秘思想』(The Mystical Theology of the Eastern Church、正教用語で訳せば『東方教会の機密神学』)でよく知られている。 パーヴェル・エフドキーモフとほぼ同世代の亡命ロシア人であり、フランス語で著述した事も共通している。.

新しい!!: カトリック (概念)とウラジーミル・ロースキイ · 続きを見る »

エルサレムのキュリロス

ルサレムのキュリロスのイコン(14世紀頃、作者不詳) エルサレムの聖キュリロス(313年頃 – 386年、Κύριλλος Α΄ Ἱεροσολύμων, Cyril of Jerusalem)は、4世紀の傑出した神学者の一人。エルサレム主教(在位:350年 – 386年)。正教会、カトリック教会、聖公会で聖人として崇敬される。ギリシャ教父(聖師父)に数えられ、カトリック教会では教会博士に数えられている。 「キュリロス」は現代ギリシャ語からはキリロスと転写出来る。日本正教会では教会スラヴ語再建音からイェルサリムの聖キリル等と表記される。日本のカトリック教会ではエルサレムの聖チリロ、聖チリロ(エルサレム)司教教会博士などと表記される。記憶日は3月18日"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p151, ISBN 9780631232032(ユリウス暦を使用する各正教会においては3月31日に相当)。.

新しい!!: カトリック (概念)とエルサレムのキュリロス · 続きを見る »

エフェソの信徒への手紙

『エフェソの信徒への手紙』(えふぇそのしんとへのてがみ)は新約聖書中の一書。伝承では紀元62年ごろ、ローマで獄中にあった使徒パウロが小アジアのエフェソ(エフェソス)のキリスト者共同体にあてて書いたものであるという。 この伝承が本当なら『コロサイの信徒への手紙』(コロサイ書)や『フィレモンへの手紙』(フィレモン書)と同じ時期に書かれたことになる。現代では文献学の見地から本書簡の著者がパウロであるかどうかは疑問を持たれているが、聖書学者ウィリアム・バークレーはたとえパウロの名を借りたものだとしても『エフェソ書』は「使徒書簡の女王」といえるほどのものだと言っている。日本語では『エペソ人への手紙』、『エペソ人への書』、『エフェソ信徒への手紙』、『エフェソ書』などと表記されることもある。また脚注などでは、とりわけ章節を伴う出典参照において、しばしば「エペソ」「エフェソ」等と略記される。.

新しい!!: カトリック (概念)とエフェソの信徒への手紙 · 続きを見る »

オーソドックス

ーソドックス(Orthodox).

新しい!!: カトリック (概念)とオーソドックス · 続きを見る »

カトリック教会

トリック教会(カトリックきょうかい、)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。.

新しい!!: カトリック (概念)とカトリック教会 · 続きを見る »

カトリコス

トリコス(Καθολικος, Католикос, Catholicos)は、東方教会(正教会、東方諸教会、東方典礼カトリック教会)における主教(司教)の位の一つ。 "Καθολικος"(古典再建音一例: カトリコス、現代ギリシア語転写一例: カソリコス)は、新約聖書時代のギリシア語でも現代ギリシア語でも「一般的な」といった意味をもつ形容詞でもあり、さらには公同の教会に言及する際などにも用いられる語彙であるが、本項では東方教会における職位を扱う。.

新しい!!: カトリック (概念)とカトリコス · 続きを見る »

カトリシズム

トリシズム(Catholicismus、Catholicism)は、本来はキリスト教における普遍的(コモンセンス)・一般的な理念・信仰・礼拝・実践であるカトリック(公同(こうどう)、catholicus、Catholic、katholiek)を奉じる主義・思想のことである。.

新しい!!: カトリック (概念)とカトリシズム · 続きを見る »

キリスト教

リスト教で最も頻繁に用いられるラテン十字 アギア・ソフィア大聖堂にある『全能者ハリストス』と呼ばれるタイプのモザイクイコン。 キリスト教(キリストきょう、基督教、Χριστιανισμός、Religio Christiana、Christianity)は、ナザレのイエスをキリスト(救い主)として信じる宗教「キリスト教」『宗教学辞典』東京大学出版会、1973年、146頁。「キリスト教」『大辞泉』増補・新装版、小学館、1998年11月20日、第一版、714頁。 小学館、コトバンク。。イエス・キリストが、神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。その多く(正教会正教会からの出典:・東方諸教会東方諸教会からの出典:・カトリック教会カトリック教会からの出典:・聖公会聖公会からの出典:・プロテスタントルーテル教会からの出典:改革派教会からの出典:バプテストからの出典:メソジストからの参照:フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p103 - p105, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353など)は「父なる神」「御父」(おんちち、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)。と「その子キリスト」「御子」(みこ、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)・「子なる神」。と「聖霊」を唯一の神(三位一体・至聖三者)として信仰する。 世界における信者数は20億人を超えており、すべての宗教の中で最も多い。.

新しい!!: カトリック (概念)とキリスト教 · 続きを見る »

キリスト教諸教派の一覧

リスト教諸教派の一覧(キリストきょうしょきょうはのいちらん)は、キリスト教の諸教派(宗派)を歴史的教義的に関係するものをまとめて一覧する。また、各教派に所属する個々の教会組織・教団についても掲載する。.

新しい!!: カトリック (概念)とキリスト教諸教派の一覧 · 続きを見る »

キプリアヌス

プリアヌス (Thascius Caecilius Cyprianus, Kyprianόs、Κυπριανός Καρχηδόνος 現代ギリシア語転写: キプリアノス・カルヒドノス、3世紀初頭 - 258年9月14日)は、カルタゴの司教(主教・監督)。初期キリスト教の重要な著述家であり、ラテン教父に数えられる"Matthew 1-13: New Testament 1A (Ancient Christian Commentary on Scripture)" (p301, p308) Intervarsity Pr (2001/09) ISBN 9780830814862。カトリック教会、聖公会、ルーテル教会、正教会、非カルケドン派で聖人として崇敬される。 日本のカトリック教会ではカルタゴの聖チプリアノ、聖チプリアノ司教殉教者といった表記がなされる。日本正教会ではカルファゲンの神品聖致命者キプリアンと表記される。.

新しい!!: カトリック (概念)とキプリアヌス · 続きを見る »

ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

新しい!!: カトリック (概念)とギリシア語 · 続きを見る »

コリントの信徒への手紙一

『コリントの信徒への手紙一』は『新約聖書』に収められた書簡の一つ。使徒パウロと協力者ソステネからコリントの教会の共同体へと宛てられた手紙である。『コリント人への第一の手紙』ともいわれる。続けて書かれた第二の書簡『コリントの信徒への手紙二』もある。『一コリ』という略称が用いられることもある。.

新しい!!: カトリック (概念)とコリントの信徒への手紙一 · 続きを見る »

再建

再建(さいけん).

新しい!!: カトリック (概念)と再建 · 続きを見る »

公同の教会

公同の教会(Καθολική Εκκλησία、Ecclesia Catholica、Catholic Church)とは、キリスト教の概念である。「教会がどこに行っても同じ教会である」という普遍性を表すが、その意味するところについては教派によって様々な解釈の違いがある。自派教会を普遍的な教会とみなして自己言及として用いられる場合や、教派を超えた(エキュメニズム的な)意味合いを見出す解釈まで様々である。.

新しい!!: カトリック (概念)と公同の教会 · 続きを見る »

公同書簡

公同書簡(こうどうしょかん、Catholic Epistles, General Epistles)とは、公会書簡とも訳され、新約聖書中の、.

新しい!!: カトリック (概念)と公同書簡 · 続きを見る »

勁草書房

株式会社 勁草書房(けいそうしょぼう)は、東京都文京区水道に本社を置く出版社。.

新しい!!: カトリック (概念)と勁草書房 · 続きを見る »

神の王国

の王国(かみのおうこく、βασιλεία τοῦ Θεοῦ, kingdom of God)は、1世紀30年ごろパレスチナで活動したユダヤ人宗教家ナザレのイエスの宣教における最重要概念である。この宗教概念はのちにイエスがキリスト教の開祖とされ、キリスト教が世界宗教となるに及んで、宗教、社会、政治などさまざまな分野に影響を与えた。 日本語の訳語としては『口語訳聖書』や『新共同訳聖書』が採用している神の国が広く使われている。岩波書店発行の佐藤研らが日本語訳した『新約聖書』では神の王国と訳されている。.

新しい!!: カトリック (概念)と神の王国 · 続きを見る »

神品 (正教会の聖職)

宝冠を被って奉事に当たっているのが主教である。正教会では祭日ごとに祭服の色を統一して用いるのが一般的であり、このように諸神品が別々の色の祭服を用いるケースはそれほど多くはない。また、祭服をこのように完装するのは写真撮影などの特別な場合を除いて公祈祷の場面に限られている。 神品(しんぴん)とは、神品機密に於いて主教から叙聖された正教会の聖職者。日本正教会による用語である。 神品には大きく分けて主教(主教品)、司祭(司祭品)、輔祭(輔祭品)の三種がある。副輔祭、誦経者は神品に含まれない。輔祭になる前に結婚するのであれば、正教会の輔祭・司祭は妻帯が可能である。.

新しい!!: カトリック (概念)と神品 (正教会の聖職) · 続きを見る »

独立カトリック教会

立カトリック教会(どくりつカトリックきょうかい、)は、カトリックの伝統を保持して「カトリック教会」を自認・自称するが、ローマ教皇座(ローマ・カトリック教会)と相互承認していない教派・教会の総称。 19世紀に第1バチカン公会議の決定に反対してローマ・カトリック教会から分かれた復古カトリック教会をはじめ、そこから分かれたいくつかの教派、また20世紀初頭にアメリカのポーランド系移民により分かれたポーランド・カトリック教会などアメリカで設立された複数の教派などがある。.

新しい!!: カトリック (概念)と独立カトリック教会 · 続きを見る »

聖人

聖人(せいじん[漢音]、しょうにん[呉音])とは、一般的に、徳が高く、人格高潔で、生き方において他の人物の模範となるような人物のことをさす。主に特定の宗教・宗派の中での教祖や高弟、崇拝・崇敬対象となる過去の人物をさすことが多い。一般的な読み方は「聖人」(せいじん)であるが、仏教の場合は「聖人」(しょうにん)と読むことがある。.

新しい!!: カトリック (概念)と聖人 · 続きを見る »

聖公会

聖公会(せいこうかい、Anglicanism, Anglican Church)は、イングランド国教会 (Church of England) の系統に属するキリスト教の教派。「聖公会」とは聖なる公同の教会(holy catholic church)という意味であり、1887年から日本で、その後中国でも用いられるようになった名称である。 聖公会は自らを、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間として位置づけ、そのことから「中道(Via Media)」の教会であると自認している(系統概略図も参照)。 世界各地にある聖公会の諸教会の世界的連合を、アングリカン・コミュニオン (Anglican Communion)という。アングリカン・コミュニオンはイングランド国教会を母体とし、カンタベリー大主教の指導的地位を認めるが、裁治権はカンタベリー大主教にはない。聖公会の教会組織は、国家ごとに独立して自治を行う形態をとっている。.

新しい!!: カトリック (概念)と聖公会 · 続きを見る »

聖霊

聖霊(せいれい、Άγιο Πνεύμα、Spiritus Sanctus、Holy Spirit、日本正教会では聖神゚:せいしん)は、キリスト教において、三位一体の神の位格の一つ神゚は「神」に半濁点の「゜」をつけたもので、唯一神と区別するために付す。。聖霊について論じる神学を聖霊論という。 広く「第三の位格」とも説明される一方で、「第三の」といった数え方をせずに「ペルソナ(位格)の一者」「個位(のひとつ)」「神格(のひとつ)」とだけ説明される場合もある。4世紀に聖霊論を展開した聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、聖霊に限らず、三位一体の各位格に言及する際に、数を伴わせることに批判的である聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、「第一に、第二に、第三に」「一つには…、二つには…、三つには…」といった数え方・言及の仕方を三位一体に適用することに批判的である。彼はその根拠として、マタイによる福音書28章19節を挙げ、そこでイエス・キリストが「父と子と聖霊」を述べる際に数を伴わせていない事を挙げている。。 本項で扱う聖霊に漢字「精霊」を当てるのは誤字(もしくは誤変換)であるΆγιο Πνεύμαは「聖なるプネウマ(霊)」、Holy Spiritも聖なるスピリット(霊)」であって、「精」の字(「精霊」)は教会で使われないのみならず、語義的にも不適切である。。.

新しい!!: カトリック (概念)と聖霊 · 続きを見る »

至聖三者

旧約におけるアブラハムを三天使が訪れた記述を至聖三者の啓示・象徴として捉える伝統が正教会にはあるが、そのもてなしの食卓の情景を描いたイコンを元に三天使のみが描かれたものhttp://www.sutv.zaq.ne.jp/osaka-orthodox/icon/shiseisansha.htm 参照:至聖三者(三位一体)のイコン - http://www.sutv.zaq.ne.jp/osaka-orthodox/index.htm 大阪ハリストス正教会内のページ。至聖三者そのものは描けないのであり、あくまで象徴としてのイコンである。 至聖三者(しせいさんしゃ、Αγία Τριάδα, Пресвятая Троица, Most Holy Trinity)は、キリスト教における三位一体の神を表す正教会用語であり、日本正教会で用いられる訳語。祈祷文においては単に「聖三者」「三者」と訳されるケースも少なくないが、説教・文章・日常生活においては「至聖三者」が用いられる事が殆どである。正教会においては、正教会における定義を元に作られた神学用語を「代用となる語」に置き換える事は望ましくないことであり、至聖三者を三位一体という語に限定するのは誤りであるとされる。 また、日本正教会では"the Father"・"the Son"・"the Holy Spirit"に、「父・子・聖霊」ではなく「父・子・聖神゜(せいしん)」の訳語を用いる。.

新しい!!: カトリック (概念)と至聖三者 · 続きを見る »

東西教会の分裂

東西教会の分裂(とうざいきょうかいのぶんれつ)は、キリスト教教会が、ローマ教皇を首長とするカトリック教会(西方教会)と、東方の正教会とに二分されたことをいう。多くのシスマ(分裂)の中でも史上最大規模だったことから大シスマとも呼ばれる。 分裂の年は、日本においては、ローマ教皇とコンスタンディヌーポリ総主教が相互に破門した1054年とされることが多い。 しかし395年にローマ帝国が東西に分割された後、476年の西ローマ帝国滅亡を経て、東西両教会の交流が薄くなり、数百年の間に教義の解釈の違い(フィリオクェ問題等)、礼拝方式の違い、教会組織のあり方の違い(教皇権に対する考え方の違い、司祭の妻帯可否等)などが増大した - (日本語訳:司祭 ゲオルギイ松島雄一) - (日本語訳:司祭 ゲオルギイ松島雄一)。そうした流れの中に1054年の事件があるのであり、一応、1054年の「相互破門」が日本の世界史教科書等で一般的な目安ではあるが、異論も少なくない。1054年の相互破門自体は東西双方から解消されているが、いまだに東西両教会の「合同」は成立していない - (日本語訳:司祭 ゲオルギイ松島雄一)。 キリスト教諸教派の成立の概略を表す樹形図。更に細かい分類方法と経緯があり、この図はあくまで概略である。.

新しい!!: カトリック (概念)と東西教会の分裂 · 続きを見る »

東方典礼カトリック教会

東方典礼カトリック教会(とうほうてんれいカトリックきょうかい、、、)は、正教会や東方諸教会で用いられる典礼を使いながら、ローマ教皇権を認めてカトリック教会の教義を受け入れ、ローマ・カトリック教会とフル・コミュニオン関係にあるキリスト教の諸教会の総称。.

新しい!!: カトリック (概念)と東方典礼カトリック教会 · 続きを見る »

東方教会

東方教会(とうほうきょうかい、Eastern Christianity)は、中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派(正教会、東方諸教会)の総称。正教会のみを指す場合もある。西方教会の対語。 広義の東方教会には以下の諸教会が含まれる"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p168 - p169, ISBN 9780631232032。;正教会;非カルケドン派;アッシリア東方教会;東方典礼カトリック教会;上記諸教会から異端とされるグループ.

新しい!!: カトリック (概念)と東方教会 · 続きを見る »

機密 (正教会)

正教会における機密(きみつ、μυστήριον, Таинство)とは、「主(イイスス・ハリストス(イエス・キリスト))がすべての信者に恩寵を与えようとして自ら定める、見える状態でもって信者の霊魂に見えない神の恩寵を授けるものマカリイ p.381 - p.382」とされる。 狭義の機密は七件機密など、目に見える形で神の恩寵が授けられるものを指すが、広義の機密概念は、教会そのものを機密と捉える。 狭義の機密は、聖体礼儀等、定められた各種儀礼・形式に沿って執行される。西方教会でのサクラメント(カトリック教会では秘跡、プロテスタント教会では礼典、聖公会では聖奠と呼ばれる)に相当する。.

新しい!!: カトリック (概念)と機密 (正教会) · 続きを見る »

正教会

Σημειώσεις από τις παραδόσεις τού καθηγητού Ι. Δ. Ζηζιούλαより)。 正教会(せいきょうかい、Ορθόδοξη Εκκλησία、Православие、Orthodox Church)は、ギリシャ正教もしくは東方正教会(とうほうせいきょうかい、Eastern Orthodox Church)とも呼ばれる、キリスト教の教会(教派)の一つ。 日本語の「正教」、英語名の"Orthodox"(オーソドックス)は、「正しい讃美」「正しい教え」を意味するギリシャ語のオルソドクシア "ορθοδοξία" に由来する。正教会は使徒継承を自認し、自身の歴史を1世紀の初代教会にさかのぼるとしている『正教会の手引き』8頁 - 11頁。 なお「東方教会」(とうほうきょうかい)が正教会を指している場合もある。 例外はあるものの、正教会の組織は国名もしくは地域名を冠した組織を各地に形成するのが基本である。コンスタンディヌーポリ総主教庁、アレクサンドリア総主教庁、アンティオキア総主教庁、エルサレム総主教庁、ロシア正教会、セルビア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、グルジア正教会、ギリシャ正教会、日本正教会などは個別の組織名であって教会全体の名ではない。いずれの地域別の教会組織も、正教として同じ信仰を有している。教会全体の名はあくまで正教会であり、「ロシア正教に改宗」「ルーマニア正教に改宗」といった表現は誤りである。 なお、アルメニア使徒教会、シリア正教会、コプト正教会、エチオピア正教会なども同じく「正教会」を名乗りその正統性を自覚しているが、上に述べたギリシャ正教とも呼ばれる正教会とは別の系統に属する。英語ではこれらの教会は"Oriental Orthodox Church"とも呼ばれる。詳細は非カルケドン派正教会を参照。.

新しい!!: カトリック (概念)と正教会 · 続きを見る »

新約聖書

『新約聖書』(しんやくせいしょ、ギリシア語: Καινή Διαθήκη, ラテン語: Novum Testamentum)は、紀元1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書で、『旧約聖書』とならぶキリスト教の正典。また、イスラム教でもイエス(イーサー)を預言者の一人として認めることから、その一部(福音書)が啓典とされている。『新約聖書』には27の書が含まれるが、それらはイエス・キリストの生涯と言葉(福音と呼ばれる)、初代教会の歴史(『使徒言行録』)、初代教会の指導者たちによって書かれた書簡からなっており『ヨハネの黙示録』が最後におかれている。現代で言うところのアンソロジーにあたる。「旧約聖書」「新約聖書」は、新旧の別による「旧いから無視してよい・誤っている、新しいから正しい」といった錯誤を避けるため、旧約聖書を『ヘブライ語聖書』、新約聖書を『ギリシア語聖書』と呼ぶこともある。内容的にはキリストが生まれる前までを旧約聖書、キリスト生誕後を新約聖書がまとめている。.

新しい!!: カトリック (概念)と新約聖書 · 続きを見る »

改革派教会

改革派教会 (かいかくはきょうかい、ドイツ語Reformierte Kirche 英語:Reformed churches)はキリスト教プロテスタント教派のうち、フルドリッヒ・ツヴィングリを指導者としてスイスのチューリヒに始まり、ジュネーヴのフランス人ジャン・カルヴァンを中心とした世代に体系づけられたスイス宗教改革の神学と、それに基づく段階的な会議制を特徴とした教会組織を、自覚的に、しかし時には批判的に受け継ぐ教派の総称であり、かつ各個教会の呼称である。カルヴァン主義の教会政治と教理を採用する教会として「カルヴァン派」という通り名が用いられることがあるが、現在の神学と組織の多様性を考えて、総称としては一般的に「改革派教会」という用語が用いられることが多い。一教派として「改革派教会」という場合と区別し、以下に述べる神学的な意味を強調して「改革教会」という日本語を用いることもある。すなわち、「改革(派)教会」とは元来、神の言(ことば)によって改革された(完了形としてのreformed, reformierte)教会という意味であり、後の理解によれば同時に、神の言によって「常に改革される教会」Ecclesia reformata semper reformanda(ラテン語)であるという意味である。後者の自覚は、伝統を受け継ぎながらも時に適って更新される公的な信仰告白の、歴史的世界的な多様性の事実に現れている。これが、一冊のアウグスブルク信仰告白を共通して持つルター派教会やその他の諸教会との区別であると説明されることもある。.

新しい!!: カトリック (概念)と改革派教会 · 続きを見る »

教会

教会(きょうかい).

新しい!!: カトリック (概念)と教会 · 続きを見る »

教会論

教会論(きょうかいろん)とは、教会についての議論である。この「教会(Church、Εκκλησια)」は、イエス・キリストによって贖われた人々の総称であり、また、そのような人々の地域的な交わりを指す。 * Category:キリスト教神学.

新しい!!: カトリック (概念)と教会論 · 続きを見る »

教皇

教皇(きょうこう、Pāpa、Πάπας Pápas、The Pope)は、キリスト教の最高位聖職者の称号。一般的にはカトリック教会のローマ司教にして全世界のカトリック教徒の精神的指導者であるローマ教皇を指す。ヴァティカン市国の首長。教皇の地位は「教皇位」、あるいは「教皇座」と呼ばれる。また、教皇の権威のことを「聖座」、「使徒座」ということもある。現在の教皇はフランシスコ(第266代)。 日本語では「ローマ法王」と表記されることも多いが、日本のカトリック教会の中央団体であるカトリック中央協議会は「ローマ教皇」の表記を推奨している(後述)。またカトリックの内部では「教父」の呼称を用いる場合もある。なお、退位した教皇の称号は名誉教皇(名誉法王とも)という。 本項では主にローマ教皇について記述する。その他の教皇については称号の変遷とその他の「教皇」の節を参照。.

新しい!!: カトリック (概念)と教皇 · 続きを見る »

教文館

株式会社教文館(きょうぶんかん、Kyobunkwan Inc., Christian Literature Society of Japan)とは、東京都中央区銀座四丁目に所在する出版社、書店。.

新しい!!: カトリック (概念)と教文館 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

普遍的教会

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »