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オーストロアジア語族

索引 オーストロアジア語族

ーストロアジア語族(オーストロアジアごぞく、)あるいはアウストロアジア語族は、東南アジアからインド東部・バングラデシュに散在する言語の語族である。南アジア語族と訳されることもあるが、地域名の南アジアとは異なる。このうちベトナム語、クメール語およびモン語は古くから記録があり現在でも多くの話者がいるが、その他は少数民族の言語である。ベトナム語(ベトナム)、クメール語(カンボジア)、サンタリ語(インド・ジャールカンド州)は公用語として用いられている。 伝統的に東南アジアのモン・クメール語派とインドのムンダ語派に分類され、168 の言語(モン・クメール語派 147 とムンダ語派 21)が記録されている。しかしこの語派分類は確証のあるものではなく、モン・クメール語派はまとまりをもたないとする説もある。 長江流域が源郷と考えられており、稲作の拡散とともに東南アジア、インド東部に分布を広げたようである。後に他の言語(シナ・チベット語族、タイ・カダイ語族)が広がって分断されたと考えられているが、それら新しく広がった言語にも影響を残しており、例えばネパール東部のシナ・チベット系言語にはオーストロアジア語族に由来する単語があり、サンスクリットやドラヴィダ語族にもムンダ語派が影響を与えているとされる。.

54 関係: 原郷南アジア少数民族ミャンマーミーソン聖域チャンパ王国ネパールハプログループO1b1 (Y染色体)バナール族バングラデシュムンダ語派ムオン語モン・クメール語派モン語トーアン族ドラヴィダ語族ニコバル人ニコバル諸島ニコバル諸語ホー語ベトナムベトナム語ベト・ムオン語群アイヌ語インドウィクショナリーオラン・アスリオーストリック大語族オーストロネシア語族カンボジアカシ語クメール語シナ・チベット語族ションペン語ジャールカンド州ジョーゼフ・グリーンバーグスワデシュ・リストタイ・カダイ語族サルウィン川サンスクリットサンタル語公用語稲作言語語彙統計学語族長江Y染色体ハプログループ接中辞接頭辞...東南アジア派生文法日本語族 インデックスを展開 (4 もっと) »

原郷

原郷(げんきょう、Urheimat, Homeland)とは言語学において、ある語族の祖語の拡散の始まった場所をさす。いわば語族の故郷、起源地というべき場所のことである。ホームランド、故地、祖地などともいうが、日本語訳が必ずしも定まっている訳でない。 語族は系統樹モデルにより仮説がたてられ、分岐年代、原郷などが想定される。原郷は不確かなことが多いが、言語学的、考古学的、遺伝学的証拠を基に、学際的に解明が試みられる。.

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南アジア

南アジア(みなみアジア)は、アジア南部の地域。インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディブの各国を含む地域。.

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少数民族

少数民族(しょうすうみんぞく)とは、ある民族や国家や地域など何かしらの枠組みが複数の民族集団(ethnic group)によって構成されている場合に、相対的に少数からなる民族集団のことを言う。.

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ミャンマー

ミャンマー連邦共和国(ミャンマーれんぽうきょうわこく、ပြည်ထောင်စု သမ္မတ မြန်မာနိုင်ငံတော်、Myanmar)、通称ミャンマー/ビルマは、東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家。独立した1948年から1989年までの国名はビルマ連邦。ASEAN加盟国、通貨はチャット、人口は 5,142万人(2014年)、首都はネピドー(2006年まではヤンゴン)。 南西はベンガル湾、南はアンダマン海に面する。南東はタイ、東はラオス、北東と北は中国、北西はインド、西はバングラデシュと国境を接する。インド東部とミャンマー南西部はベンガル湾をはさみ相対している。 多民族国家で、人口の6割をビルマ族が占め、ビルマ語が公用語である。他に、カレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、ビルマ族、シャン族、北東部に中国系のコーカン族などの少数民族がおり、独自の言語を持つ民族も多い(言語参照)。.

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ミーソン聖域

ミーソン聖域(ミーソンせいいき、)とは、ベトナム中部クアンナム省にある古代チャンパ王国の聖なる遺跡。1999年、ユネスコの世界遺産(世界文化遺産)に登録された。.

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チャンパ王国

チャンパ王国(、192年 - 1832年)は、ベトナム中部沿海地方(北中部及び南中部を合わせた地域)に存在したオーストロネシア語族を中心とする王国。その主要住民の「古チャム人」は今日のベトナム中部南端に住むチャム族の直接の祖先とされる。中国では唐代まで林邑と呼び、一時環王国と自称したが、宋代以降は占城と呼んだ。.

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ネパール

ネパール連邦民主共和国(ネパールれんぽうみんしゅきょうわこく)、通称ネパールは、南アジアの連邦共和制国家。 東、西、南の三方をインドに、北方を中国チベット自治区に接する西北から東南方向に細長い内陸国である。国土は世界最高地点エベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成る。ヒマラヤ登山の玄関口としての役割を果たしている。面積は約14.7万km。多民族・多言語国家であり、民族とカーストが複雑に関係し合っている。また、宗教もヒンドゥー教(元国教)、仏教、アニミズム等とその習合が混在する。 農業を主たる産業とし、ヒマラヤ観光などの観光業も盛んである。後発開発途上国であると分類されている。世界で唯一矩形(長方形)でない国旗を持つ国である。.

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ハプログループO1b1 (Y染色体)

ハプログループO-F2320 (Y染色体) 2017年8月17日閲覧(ハプログループO-F2320 (Yせんしょくたい))、またはハプログループO-K18 (Y染色体)、系統名称ハプログループO1b1とは、分子人類学で用いられる、人類のY染色体ハプログループの分類のうち、ハプログループO1bのサブクレードの一つで、「F2320」または「K18」のSNPで定義づけられる系統である。現代の日本人や朝鮮民族の男性に多く見られるO1b2-M176との最も近い共通祖先は約28,500年前に、現存の全てのO1b1-F2320の最も近い共通祖先は約22,200年前に生きたと推定されている。.

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バナール族

バナール族の集団生活の家 「rong」 コントゥム省 バナール族(またはバーナー族、バフナル族、Người Ba Na) はベトナムの少数民族。主に中部高原のザライ省とコントゥム省に住むが、一部は海岸沿いである南中部のビンディン省、フーイエン省にも住む。 バナール族の言語はモン・クメール語族に属する。.

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バングラデシュ

バングラデシュ人民共和国(バングラデシュじんみんきょうわこく、গণপ্রজাতন্ত্রী বাংলাদেশ)、通称バングラデシュは、南アジアにあるイスラム教徒主体の国。イギリス連邦加盟国、通貨はタカ、人口1億5,940万人、首都はダッカ。 北と東西の三方はインド、南東部はミャンマーと国境を接する。南はインド洋に面する。西側で隣接するインド西ベンガル州とともにベンガル語圏に属す。 1971年にパキスタンから独立。バングラデシュはベンガル語で「ベンガル人の国」を意味する。都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国で、人口数は世界第7位。 ベンガル湾に注ぐ大河ガンジス川を有する。豊富な水資源から米やジュートの生産に適し、かつて「黄金のベンガル」と称された豊かな地域であったが、インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国に属する。近年は労働力の豊富さ、アジア最低水準の労働コストの低廉さに注目した、多国籍製造業の進出が著しい。.

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ムンダ語派

ーストロアジア語族の分布。黄色が'''ムンダ語''' インド内のムンダ語派の分布 ムンダ語派はインド東部からバングラデシュにかけて900万人ほどのムンダ族の人々が用いている一群の言語である。モン・クメール語派(カンボジア語やベトナム語など)とともにアウストロアジア語族に属すとされている。詳しい起源は不明であるが、この地に在来の言語であろうとされている。 サンタリ語(ジャールカンド州の公用語)とムンダリ語の話者が特に多い。 ムンダ語派はサンスクリットやドラヴィダ語族など他のインドの言語にも影響を与えており、逆に他の言語からも強い影響を受けている。.

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ムオン語

ムオン語(ムオンご)は、ベトナム北部の山間部に住むムオン族の言語。単音節語根の声調言語で、5つの声調がある。ベトナム語に近く、周辺の他の少数民族の言語とともにオーストロアジア語族のベト・ムオン語群とされる。ベトナム語に比べて中国語からの借用語が少ない。.

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モン・クメール語派

ーストロアジア語族の分布 モン・クメール語派はインドシナ半島とその周辺で用いられる一群の言語である。人口の多いものではベトナム語、クメール語、モン語などがあるが、これ以外は少数民族の言語である。この地方に現在多いタイ・カダイ語族やシナ・チベット語族よりも古くから用いられていた語群と考えられ、インドのムンダ語派とともにオーストロアジア語族を構成するとされる。しかしこの語派分類は近年再検討され、モン・クメール語派の範囲を狭めたり(Diffloth 2005)、完全に解体してムンダ語派と一緒にしたり(Peiros 1998)する意見もある。ベトナム語を含むベト・ムオン語群のみ声調言語であるが、これはタイ・カダイ語族や中国語の影響と考えられる。.

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モン語

モン語はオーストロアジア語族のモン・クメール語派に属する言語である。話者はモン族の人々である。.

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トーアン族

トーアン族またはドアン族(-ぞく、德昂族、de'ang zu)は、ミャンマーのシャン州から中国の雲南省にかけて住む民族。ミャンマーではビルマ語名の「パラウン族」と呼ばれる。中国では「パラウン」の音訳で「崩龙族」(beng long zu)と呼称していたが、1985年に「德昂族」と改称された。 アウストロアジア語族のモン・クメール語派に属する言語を話す。人口はミャンマーに約30万人、中国に1.8万人(2000年現在)。 Category:中国の民族 Category:ミャンマーの民族.

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ドラヴィダ語族

ドラヴィダ語族(ドラヴィダごぞく、Dravidian)は、主にドラヴィダ人と総称される人々が使用する言語の語族 (ごぞく) であり、およそ26の言語が含まれる。ドラヴィダ語は、主として南インドとスリランカで話されているが、また、パキスタン、アフガニスタン、ネパール、そして東部及び中央インドの特定の地域、バングラデシュ、ブータンでも話されている。 ドラヴィダ語族の話者人口は 2億人を越える。.

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ニコバル人

ニコバル人(Nicobarese people)とはベンガル湾南部のニコバル諸島の先住民である。オーストロアジア語族モン・クメール語派に属すニコバル語を話す。.

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ニコバル諸島

ニコバル諸島の位置 ニコバル諸島の地図 ニコバル諸島(ニコバルしょとう、Nicobar Islands)は、ベンガル湾に浮かぶ22の島々からなる諸島。北方にあるアンダマン諸島と共に、インドの連邦直轄地域アンダマン・ニコバル諸島を成している。 主な島は北からカール・ニコバル島、カモルタ島、ナンカウリ島、大ニコバル島、小ニコバル島など。 総面積は1,841km2、人口42,026人(2001年)。65%が先住民で、35%がインドやスリランカからの移民である。 1754年から1756年にかけて、デンマーク東インド会社によって植民地化が試みられた。その後は中断と再開をくり返したが、マラリア感染などのため、1848年、植民地化は放棄された。その後1868年にデンマークの領有権をイギリスが購入し、1869年には英領インドの流刑地となった。第二次世界大戦中の1942年から1945年には日本軍が占領した。 2004年12月26日に起こったスマトラ島沖地震で大きな被害を受けた。.

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ニコバル諸語

ニコバル諸語(Nicobarase languages)はオーストロアジア語族に属す言語である。インドのニコバル諸島でニコバル人に話される。ニコバル語派ともいえるが、オーストロアジア語族内での系統的位置づけが明らかでないためニコバル諸語がふさわしい。全体で30,000人の話者がいる。(母語話者は22,100 人)。ニコバル諸語の話者はの多くはを用いる。 ニコバル諸語は大ニコバル島のションペン語に遠縁である 。 ニコバル諸語とオーストロネシア語族の形態的類似はオーストリック大語族仮説を支持する助けとなる。.

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ホー語

ホー語 (Ho、Bihar Ho、Lanka Kol)は、オーストロアジア語族のムンダー語派に属する言語である。話者は主にインドのジャールカンド州、オリッサ州、西ベンガル州に分布する。話者数は2001年の国勢調査では100万人ほどとされるが、UNESCOによれば話者人口は40万であり、危機に瀕する言語のうち「脆弱」に入れている。表記にはデーヴァナーガリー、オリヤー文字、ラテン文字、または固有のワラング・クシティ文字を用いるが、母語を文字で書ける人の割合は1-5%に過ぎない。話者はホー族の人々であり、2001年度の調査でインド人口の0.103%を占める。.

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ベトナム

ベトナム社会主義共和国(ベトナムしゃかいしゅぎきょうわこく、)、通称 ベトナム()は、東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和国。首都はハノイ。ASEAN加盟国、通貨はドン、人口9,250万人(2014年末)。 国土は南北に細長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接する。東は南シナ海に面し、フィリピンと相対する。.

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ベトナム語

'''ベトナム語''' ベトナム語(ベトナムご、)は、ベトナム社会主義共和国の総人口のおよそ 87% を占めるキン族の母語であり、ベトナムの公用語である。キン語や安南語ともいい、ベトナムの少数民族の間でも共通語として話されるほか、中国と台湾など周辺諸国のキン族/京族、アメリカ合衆国、フランスなど在外ベトナム系移民によっても話される。.

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ベト・ムオン語群

ーストロアジア語族の分布 ベト・ムオン語群はインドシナ半島のベトナム、ラオス等で話される一群の言語で、オーストロアジア語族モン・クメール語派に含められるが、独立の語派とすることもある。狭義には、特に近いベトナム語とムオン語だけを指すこともあり、これと区別する意味でベトナム・アンナン語群ともいう。 ベトナム語が最も有力であり、ムオン語(話者は数十万人)の他、クオウ語、チュット語などベトナム北部やその周辺に住む少数民族の言語がある。.

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アイヌ語

アイヌ語(アイヌご、Aynu itak、アイヌ語仮名表記:アイヌ・イタㇰ)は、現在、北海道島や本州島北東地域やロシア極東地域等に居住するアイヌ民族(アイヌ)の言語である。 話者は、アイヌ民族の主たる居住地域である北海道、樺太、千島列島に分布していたが、現在ではアイヌの移住に伴い日本の他の地方(主に首都圏)にも拡散している。言語学では「孤立した言語」である。国際連合教育科学文化機関によって、2009年2月に「極めて深刻」な消滅の危機にあると分類された、危機に瀕する言語である。危険な状況にある日本の8言語のうち唯一最悪の「極めて深刻」に分類された。.

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インド

インドは、南アジアに位置し、インド洋の大半とインド亜大陸を領有する連邦共和制国家である。ヒンディー語の正式名称भारत गणराज्य(ラテン文字転写: Bhārat Gaṇarājya、バーラト・ガナラージヤ、Republic of India)を日本語訳したインド共和国とも呼ばれる。 西から時計回りにパキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、モルディブ、インドネシアに接しており、アラビア海とベンガル湾の二つの海湾に挟まれて、国内にガンジス川が流れている。首都はニューデリー、最大都市はムンバイ。 1947年にイギリスから独立。インダス文明に遡る古い歴史、世界第二位の人口を持つ。国花は蓮、国樹は印度菩提樹、国獣はベンガルトラ、国鳥はインドクジャク、国の遺産動物はインドゾウである。.

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ウィクショナリー

ウィクショナリー(Wiktionary)は、コピーレフトなライセンス・オープンコンテントの辞書兼シソーラス(類語辞典)を作成し、配布することを目的とするウィキメディア財団によるウィキペディアの姉妹プロジェクトである。GNU Free Documentation License (GFDL) およびクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 (CC BY-SA 3.0) のデュアルライセンスで公開される。2002年12月12日に活動を開始した。 「ウィクショナリー」はウィキ (Wiki) と辞書 (dictionary) からの合成語である。ウィキペディアと同じくウィキ (MediaWiki)を使用しており、誰でも編集することが可能である。またインターウィキリンクとよばれるウィキ文法による簡便な記法を用いて、ウィキペディアを始めとするウィキメディアプロジェクトのページから各言語版にリンクすることが可能である(詳細はHelp:ページの編集、Help:言語間リンクなどを参照)。 ウィクショナリーは発足当初は英語ベースの各国語の辞典であり、すべての説明は英語で行われた。初めての英語版以外のウィクショナリーであるフランス語版及びポーランド語版が作成されたのは、英語版の開始から約1年後の2004年3月22日であった。2004年5月1日には、ウィキペディアが存在する各言語の版が作成されて、新たに143言語のウィクショナリーが誕生した。 2018年3月現在、173言語で展開されている。ただし、実際に記事が作成されているのは152言語である。最も項目数が多いのは英語版(約550万 2018年3月現在。以下も同様。)であり、それに次ぐ規模のものとして、マダガスカル語版(約408万)、フランス語版(約325万)、セルビア・クロアチア語版(約91万)、ロシア語版(約89万)、スペイン語版(約85万)、中国語版(約84万)がある。詳細は下表に記されている。.

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オラン・アスリ

ラン・アスリ (Orang Asli) は、マレー半島の先住少数民族の総称である。18の民族からなり、17の民族はマレーシア(約9万人)に、1の民族はインドネシアに主な居住地区を持ち、身分制による階級社会が残存している。約6万年前にアフリカから渡ってきたものと推定されている。オラン・アスリは英語のアボリジニのマレー語訳であり、1966年にマレーシア政府によって公称とされた信田敏宏 綾部恒雄(監)「オラン・アスリ」『ファーストピープルズの現在:東南アジア』 明石書店 2005 ISBN 475032082x pp.292-294.

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オーストリック大語族

ーストリック大語族(Austric languages)は中国南部から東南アジア、インド東部にかけて分布する仮説段階の大語族のひとつ。オーストロアジア語族、オーストロネシア語族、タイ・カダイ語族、モン・ミエン語族が含まれる。シナ・チベット語族を含む場合もある。 関連する語族の仮説としてシナ・オーストロネシア語族、オーストロ・タイ語族などがある。.

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オーストロネシア語族

ーストロネシア語族の拡散。台湾からフィリピンへ、インドネシアへ、太平洋へと拡散した オーストロネシア語族(オーストロネシアごぞく)は台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族である。アウストロネシア語族とも。日本語では南島語族とも訳される。 かつてはマレー・ポリネシア語族と呼ばれていたが、台湾原住民諸語との類縁性が証明された。この台湾原住民の諸語が言語学的にもっとも古い形を保っており、考古学的な証拠と併せて、オーストロネシア語族は台湾からフィリピン、インドネシア、マレー半島と南下し、西暦 5 世紀にインド洋を越えてマダガスカル島に達し、さらに東の太平洋の島々に拡散したとされる。ただしパプア・ニューギニアの大部分(パプア諸語)とオーストラリアの原住民の言語(オーストラリア・アボリジニ諸語)は含まない。.

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カンボジア

ンボジア王国(カンボジアおうこく、ព្រះរាជាណាចក្រកម្ពុជា)、通称カンボジアは、東南アジアのインドシナ半島南部の立憲君主制国家。ASEAN加盟国、通貨はリエル、人口1,513万人、首都はプノンペン。1970年にカンボジア王国が倒れてから勃発したカンボジア内戦を経て、1993年に誕生した。 南はタイランド湾に面し、西はタイ、北はラオス、東はベトナムと国境を接する。国民の90%以上が、クメール語(カンボジア語)を話し、仏教(上座部仏教)を奉ずるクメール人(カンボジア人)である。国歌は素晴らしき王国である。.

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カシ語

語(Khasi)はオーストロアジア語族に属する言語である。話者は主にインドのメーガーラヤ州に居住するカシ族の人々である。カシ語はモン・クメール語派に属し、同じ東部インドで使われ、オーストロアジア語族に属するムンダ語派とは言語学分類的に遠縁である。 話者数はメーガーラヤ州で865,000人である。メーガーラヤ州に州境をもつアッサム州やバングラデシュのインドの国境近くにも話者がいる。.

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クメール語

メール語(クメールごkmភាសាខ្មែរ)は、オーストロアジア語族のモン・クメール語派に属する言語。カンボジア語とも呼ばれる。カンボジアでは、全人口の約9割を占めるクメール人(約1400万人)が用い、カンボジアの国語および公用語となっている。さらに、隣国タイ、ベトナム、ラオスのカンボジアとの国境に近い地域にも母語とする人々(約200万人)が住む。また、アメリカ、フランス、カナダ、オーストラリアなどの第三国に、(約23万人)の話者が定住している。 ISO 639による言語コードは ISO 639-1: km、ISO 639-2: khm。.

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シナ・チベット語族

ナ・チベット語族(シナ・チベットごぞく)は、言語の言語学上の分類単位の一種で、主に中国、東南アジアなどアジアの民族によって話される250余の諸言語のことである。 代表的な言語として、中国語、ビルマ語、チベット語がある。シナ・チベット諸語『講座 言語 第6巻 世界の言語』北村甫編、橋本萬太郎ら共著(大修館書店)『世界の言語と国のハンドブック』下宮忠雄(大学書林)ともいう。.

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ションペン語

ョンペン語(Shompen language)はインド、ニコバル諸島の大ニコバル島でションペン人によって話される言語である。詳細はほとんど知られていない。.

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ジャールカンド州

ャールカンド州(Jharkhand、ヒンディー語:झारखंड、IPA:)は、インドの中部にある州。州都はラーンチー。2011年の人口は3298万8134人で、面積は7万9700km²。2000年にビハール州から分離された。.

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ジョーゼフ・グリーンバーグ

ョーゼフ・ハロルド・グリーンバーグ(Joseph Harold Greenberg, 1915年5月28日 - 2001年5月7日)はアメリカ合衆国の言語学者。分類と類型論とで有名。アメリカのニューヨークのブルックリンで生まれ、スタンフォード大学、コロンビア大学で教鞭を執った。.

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スワデシュ・リスト

ワデシュ・リスト (英語:Swadesh list)とは、「基礎語彙」を集めた様々なリストのうちの一種であり、モリス・スワデシュが1940年代から1950年代にかけて発展させたものである。語彙統計学(言語間の近縁度の量的な見積もり)や、言語年代学(言語の分岐年代の決定)に用いられる。.

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タイ・カダイ語族

タイ・カダイ語族は、東南アジア(タイ、ラオス、ベトナム)から中国南部で話される言語の語族であり、代表的なものとしてタイ語、ラーオ語があり、その他多数の少数民族の言語を含む。 タイ・カダイ諸語(カム・タイ語群とも)をシナ・チベット語族のシナ語派およびチベット・ビルマ語派、ならびにミャオ・ヤオ諸語(ミャオ・ヤオ語族)と合わせて、シナ・チベット諸語と呼ぶこともある『講座 言語 第6巻 世界の言語』北村甫編、橋本萬太郎ら共著(大修館書店)『世界の言語と国のハンドブック』下宮忠雄(大学書林)。 中国南東部で特に多様性があり、この付近が故地と考えられる。タイ・ラオスには歴史時代に入ってから雲南省方面から住民が移住したのであり、それまでこの付近はオーストロアジア語族住民で占められていた。 基本的に単音節的孤立語で声調言語であり、語順はSVO型で、修飾語は被修飾語のあとにつくのが普通である。これらの性質は中国から東南アジア大陸部の広い範囲の言語と共通するが、これは系統的な性質というより、地域特性(言語連合)と考えられる。 ベトナム語も似た性質を持っているが、基本的にはオーストロアジア語族である()と考えられている。.

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サルウィン川

ྱལ་མོ་རྔུལ་ཆུ། 怒江 | other_name_1.

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サンスクリット

Bhujimolという書体を使って書かれており、椰子の葉からできている (貝葉)。 サンスクリット(संस्कृत、saṃskṛta、Sanskrit)は、古代インド・アーリア語に属する言語。インドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語。文学、哲学、学術、宗教などの分野で広く用いられた。ヒンドゥー教、仏教、シーク教、ジャイナ教の礼拝用言語でもあり、現在もその権威は大きく、母語話者は少ないが、現代インドの22の公用語の1つである。 サンスクリットは「完成された・洗練された(言語、雅語)」を意味する。言語であることを示すべく日本ではサンスクリット語とも呼ばれる。 漢字表記の梵語(ぼんご)は、中国や日本でのサンスクリットの異称。日本では近代以前から、般若心経など、サンスクリットの原文を漢字で翻訳したものなどを通して、梵語という言葉は使われてきた。梵語は、サンスクリットの起源を造物神ブラフマン(梵天)とするインドの伝承を基にした言葉である。.

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サンタル語

ンタル語はオーストロアジア語族のムンダ語派に属する言語である。 インド憲法の第8付則言語の一つである。 サンタリ語、サンターリー語とも表記する。 インドのジャールカンド州、アッサム州、ビハール州、オリッサ州、トリプラ州、西ベンガル州に、またバングラデシュ、ネパール、ブータンに話者がいる。.

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公用語

公用語(こうようご)とは、国、州など、ある集団・共同体内の公の場において用いることを公式に規定した言語を指す。その集団が有する公的機関には義務が課され、公的情報を発信する際等には公用語を用いなければならない。「公共言語」というように間違えないよう注意。 ある国において公用語として複数の言語が定められた場合には、その全ての言語を用いて公的情報を国民へ伝えなければならない。従ってこの場合、国家(あるいは集団)の公的機関は、全ての公用語を併記し通訳して伝えることになる。これによって、指定された複数の言語のうちどれか一つの言語だけを理解する国民(や構成員)に対しても不利益を生じさせないという原則が守られる。 一言語集団が大多数を占める国家や圧倒的に強い力を持っている国家の場合、公用語を法律で定めていない場合もある。.

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稲作

タイの田植え。東南アジアの稲作では1ヘクタールに満たない水田でも、田植え、除草、収穫に農業労働者が雇用されることが多い ミャンマーの稲の収穫。 稲作(いなさく)とは、イネ(稲)を栽培することである。主に米を得るため、北緯50°から南緯35°の範囲にある世界各地域で稲作が行われている。現在では、米生産の約90%をアジアが占め、アジア以外では南アメリカのブラジルやコロンビア、アフリカのエジプトやセネガル、マダガスカルでも稲作が行われている。 稲の栽培には水田や畑が利用され、それぞれの環境や需要にあった品種が用られる。水田での栽培は水稲(すいとう)、畑地の栽培は陸稲(りくとう、おかぼ)とよばれる。 収穫後の稲からは、米、米糠(ぬか)、籾殻(もみがら)、藁(わら)がとれる。これらは再利用でき有用な資源でもある。.

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言語

この記事では言語(げんご)、特に自然言語について述べる。.

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語彙統計学

語彙統計学(ごいとうけいがく、lexicostatistics)は、語彙の語根を定量的に比較する比較言語学上の方法。語根の対応度合いによってのみ言語の系統図を作成する考え方である。 なお、言語年代学は「基礎的な語彙は比較的一定した速度で変化する」という仮定のもとに、語彙統計学を適用し、系統を同じくする2つの言語が分岐した年代を見積もる方法である。 アメリカの言語学者モリス・スワデシュによる1950年代の論文によって、語彙統計学が展開された。.

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語族

語族(ごぞく、)とは、比較言語学上、同一の起源(祖語)から派生・発達したと認められる同系統の言語の集まり。語族の下位群を語派、語派の下位群を語群という。 同系統と証明されていない言語群をまとめて呼ぶときは「~諸語」という(例:アルタイ諸語、アメリカ・インディアン諸語、カフカス諸語)。ただし、語族か語派か語群かを問題にしないときも単に「~諸語」と言うことがある。また複数の語族をまとめた大語族も存在するが、仮説段階であり同系と証明されてはいない。したがって、比較言語学において語族とは同系統と証明されている最上位の言語グループと定義される。 語族は民族(共同体)を指すのではなく、言語を系統学的に分類する概念であるが、民族を分類する場合にも言語の分類(語族、語派)が基準にされることが多い。(例:テュルク系民族、ウラル系民族) 語族の祖先として想定される単一の言語を祖語という。.

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長江

長江(ちょうこう、中国語拼音字母: )は、青海省のチベット高原を水源地域とし中国大陸の華中地域を流れ東シナ海へと注ぐ川である。全長は6300kmで、中華人民共和国およびアジアで最長、世界でも第3位。 中国国外では、最下流部の異称である「揚子江」(ようすこう、Yangtze River)の名で良く知られる。古語では江(こう)。音訳する場合は「長」のみを音訳しチャン川 (Chang River) とすることもあるが、「江」が本来の河川名であることから、(他の中国の河川を「片仮名+川」とする場合でも)チャンチアンとすることもある。 青海省のタンラ山脈からチベット高原、四川盆地、三峡を経て湖北省宜昌市に至るまでが長江上流(最上流の通天河、四川西部の金沙江、四川東部の川江)、宜昌から江西省湖口県までが中流(荊江)、湖口から上海市の東シナ海河口までが下流(揚子江)にあたる。 その流域には成都、武漢、重慶などの重要工業都市、上海、南京などの商業都市を含む中国の19の省(市、自治区)があり、全流域の人口は4億5000万にも達している。古くから水上交易の盛んだった華中でも中心的な交通路として利用されてきた。.

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Y染色体ハプログループ

Y染色体ハプログループ(Yせんしょくたいハプログループ)とは、父系で遺伝するY染色体のハプログループ(=ハプロタイプの集団)のことである。言語学上の区分に近いが、外見上の人種区分とは違うパターンが少なからずある。(これは遺伝子の系統と集団の系統が異なる:en:Incomplete lineage sortingによる。).

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接中辞

接中辞(せっちゅうじ、infix)とは、接辞の一種で、語幹の中に割り込むもの。オーストロネシア語族の言語によく見られる。グロス表記では、角括弧(‹xxx›)で表記される。.

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接頭辞

接頭辞(せっとうじ)とは、接辞のうち、語基よりも前に付くもの。接頭語(せっとうご)とも言う。.

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東南アジア

東南アジア(とうなんアジア)は、中国より南、インドより東のアジア地域を指す。インドシナ半島、マレー半島、インドネシア諸島、フィリピン諸島などを含む。主に、大陸部東南アジアと島嶼部東南アジアに分けられる。 '''東南アジア''' 東南アジアの地図 東南アジアの範域.

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派生

派生(はせい)とは、一つの物から新しい物が生まれること。 特に言語学においては、ある語から別の語(意味あるいは品詞を異にする)を生じることをいう。 派生語は、接辞が内容形態素に付加することで構成される。また言語によっては音交替(母音交替・子音交替)や重畳などもある。 同じ語の範囲内で文法的関係が変化することは屈折という。また、2つ以上の内容形態素が結合することを複合といい、複合で出来た語を複合語という。派生語も複合語も、同じ合成語の下位分類である。.

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文法

文法(ぶんぽう、grammar)とは、言語の体系、およびそのモデル、およびそれをもとにした、ある個別言語の話し手が従うべき規範である。この記事ではもっぱら自然言語の文法について扱う。形式言語の文法については形式文法の記事を参照のこと。なお、「文法論(grammar)」という語が指すものと「統語論(syntax、分野等によっては構文論とも)」という語が指すものが同一のものであるとして扱われている場合もあるが、ここでは別とする。.

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日本語族

日本語族(にほんごぞく)とは、日本列島で話され、日本語とその同系の諸言語からなる語族である。ジャポニック語族(Japonic languages)や日琉語族 (にちりゅうごぞく、Japanese-Ryukyuan languages) とも呼ばれる。.

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