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エイレイテュイア

索引 エイレイテュイア

イレイテュイア(Εἰλείθυια, Eileithyia, Ilithyia)は、ギリシア神話の女神である。 神々の王ゼウスとその正妻ヘーラーの間に生まれた娘で、結婚の神でもあるヘーラーの供として出産と産婦の保護を司る。 ただし肉欲はアプロディーテーが、受胎はアルテミスがそれぞれ司っているので、エイレイテュイアが力を及ぼせるのは子供を出産することに限定されている。 その代わりエイレイテュイアが立ち会わない限り産婦は出産できず、ゼウスの子を身ごもったレートーが臨月を迎えた際に、浮気相手を憎んだヘーラーの言付けでエイレイテュイアが行かなかったため、レートーは大変な難産に苦しんだ。その後、他の女神達から贈り物を渡され説得された彼女はイーリスに連れられてレートーの出産に立ち会っている。 アルクメーネーがヘーラクレースを身籠った際もヘーラーの差し金で出産を妨げている。この時彼女は祭壇に座して膝を重ね、腕を組み、指を絡ませるという呪術を行ったためにアルクメーネーは陣痛が始まってから7日間子供が生まれなかった。しかし、アルクメーネーの侍女ガリンティアースが機転を利かせ、アルクメーネーが無事出産したと叫んだので驚いた彼女は手足を解いて産室に駆け込んだ。こうしてアルクメーネーはヘーラクレースとイーピクレースを出産したが、ガリンティアースはエイレイテュイアにイタチ(ギリシア語でガレ)に変えられてしまった。 クノッソスの洞窟からエレウティアと刻まれた粘土板が発見されたことから、エイレイテュイア崇拝の起源はクレータ島と考えられている。.

17 関係: 大修館書店女神ルーキーナレートーヘーラーヘーラクレースアルテミスアルクメーネーアプロディーテーイーリスイーピクレースイタチガランティスギリシア神話クノッソスクレタ島ゼウス

大修館書店

株式会社大修館書店(たいしゅうかんしょてん)は、辞典類・教科書・参考書などを刊行する日本の出版社。.

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女神

リシア神話の女神アプロディーテー 女神(めがみ)とは、女性の姿を持つ神のこと。.

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ルーキーナ

ルーキーナ(Lucina)は、ローマ神話における出産の女神マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店 1988年、585頁。。ギリシア神話のエイレイテュイアと同一視される。 日本語では長母音を省略してルキナとも呼ぶ。 光の中にもたらす女神、即ち誕生の女神としてのユーノーの呼称でもある。.

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レートー

レートー(Λητώ, )は、ギリシア神話に登場する女神である。ローマ神話ではラートーナ(Latona)。日本語では長母音を省略してレトとも表記する。ティーターン神族のコイオスとポイベーの娘で、アステリアーと姉妹である。ポーロスとポイベーの娘という説もあるヒュギーヌス、140話。。ゼウスの子アポローン、アルテミスを生んだ。 レートーは黒衣をまとい、神々のうちで最も柔和な女神といわれる。鶉に変身したゼウスとの間に子アポローンとアルテミスを生んだために、ヘーラーの激しい嫉妬をかったとされる。.

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ヘーラー

ヘレニズム時代の原物を摸したローマのヘーラー像 (ルーヴル美術館蔵) ヘーラー(古希:ΗΡΑ, Ἥρα, Hērā、イオニア方言:ヘーレー)は、ギリシア神話に登場する最高位の女神であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』。。長母音を省略してヘラ、ヘレとも表記される。その名は古典ギリシア語で「貴婦人、女主人」を意味し、結婚と母性、貞節を司るフェリックス・ギラン『ギリシア神話』。。 ヘーラーの沿え名はガメイラ(結婚の)、ズュギア(縁結びの)で、アルカディアのステュムパーロスでは女性の一生涯を表すパイス(乙女)、テレイアー(成人の女性、妻)、ケーラー(寡婦)の三つの名で呼ばれた。ホメーロスによる長編叙事詩『イーリアス』では「白い腕の女神ヘーレー」、「牝牛の眼をした女神ヘーレー」、「黄金の御座のヘーレー」など特有の形容語を持っている。.

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ヘーラクレース

ヘーラクレース (Ηρακλής, Hēraklēs) は、ギリシア神話の英雄。ギリシア神話に登場する多くの半神半人の英雄の中でも最大の存在である。のちにオリュンポスの神に連なったとされる。ペルセウスの子孫であり、ミュケーナイ王家の血を引く。幼名をアルケイデース(Ἀλκείδης, Alkeidēs)といい、祖父の名のままアルカイオス(Ἀλκαῖος, Alkaios)とも呼ばれていた。後述する12の功業を行う際、ティーリュンスに居住するようになった彼をデルポイの巫女が 「ヘーラーの栄光」を意味するヘーラクレースと呼んでからそう名乗るようになった。キュノサルゲス等、古代ギリシア各地で神として祀られ、古代ローマに於いても盛んに信仰された。その象徴は弓矢、棍棒、鎌、獅子の毛皮である。 ローマ神話(ラテン語)名は Hercules (ヘルクーレス)で、星座名のヘルクレス座はここから来ている。 英語名はギリシア神話ではHeracles(ヘラクリーズ)、ローマ神話ではHercules(ハーキュリーズ)。イタリア語名はギリシア神話ではEracle(エーラクレ)、ローマ神話では Ercole(エールコレ)。フランス語名はギリシア神話では Héraclès (エラクレス)、ローマ神話では Hercule (エルキュール)という。なお、欧米ではローマ神話名の方が一般的に用いられている。 日本語では長母音を省略してヘラクレスとも表記される。.

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アルテミス

アルテミス(ΑΡΤΕΜΙΣ, Ἄρτεμις, )は、ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神である。アポローンがヘーリオスと同一視され太陽神とされたように、後にセレーネーと同一視され月の女神とされた。また、闇の女神ヘカテーと同一視され、三通りに姿を変えるものだとも考えられた。 アルテミスはゼウスとデーメーテールあるいはペルセポネーの娘とも、あるいはディオニューソスとイーシスとの間に生まれた娘とも言われているが、ギリシア人に普及した伝承によればゼウスとレートーの娘で、アポローンの双生児とされている。アテーナー、ヘスティアーと同様、処女神である。 オリュンポス十二神の一柱とされるが、本来のヘレーネス(古代ギリシア人)固有の神ではない。その名は古典ギリシア語を語源としていないと考えるのが妥当である。アルテミスは、ギリシアの先住民族の信仰を古代ギリシア人が取り入れたものと、現在の研究では考えられている。.

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アルクメーネー

アルクメーネー(Ἀλκμήνη,, Alkmena)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアルクメネとも表記される。 ミュケーナイ王エーレクトリュオーンとアナクソーの娘で、ストラトバテース、ゴルゴポノス、ピューロノモス、ケライネウス、アムピマコス、リューシノモス、ケイリマコス、アナクトール、アルケラーオスと兄弟。異母兄弟にリキュムニオス。伯父のアムピトリュオーンと結婚し、ヘーラクレース、イーピクレースの母となったアポロドーロス、2巻4・8。。.

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アプロディーテー

アプロディーテー(古典ギリシア語:ΑΦΡΟΔΙΤΗ, Ἀφροδίτη, )またはアプロディタ(アイオリス方言:ΑΦΡΟΔΙΤΑ, Ἀφροδιτα, )は、愛と美と性を司るギリシア神話の女神で、オリュンポス十二神の一柱であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』。美において誇り高く、パリスによる三美神の審判で、最高の美神として選ばれている。また、戦の女神としての側面も持つ。日本語では、アプロディテ、アフロディテ、アフロディーテ、アフロダイティ(Aphrodite)などとも表記される。 元来は、古代オリエントや小アジアの豊穣の植物神・植物を司る精霊・地母神であったと考えられるフェリックス・ギラン『ギリシア神話』。アプロディーテーは、生殖と豊穣、すなわち春の女神でもあった。 ホメーロスの『イーリアス』では「黄金のアプロディーテー」や「笑いを喜ぶアプロディーテー」など特有の形容語句を持っている。プラトンの『饗宴』では純粋な愛情を象徴する天上の「アプロディーテー・ウーラニアー(英語版)」と凡俗な肉欲を象徴する大衆の「アプロディーテー・パンデーモス(英語版)」という二種類の神性が存在すると考えられている。.

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イーリス

イーリス(Ἶρις, Īris)は、ギリシア神話に登場する虹の女神である。英語読みではアイリス となる。日本語では、長母音を省略してイリスとも表記される。 ヘーシオドスの『神統記』によれば、タウマースとオーケアノスの娘エーレクトラーの娘で、ハルピュイアの姉。ヘルメースがゼウスの腹心の部下であるように、イーリスはヘーラーの忠実な部下とされ、しばしば神々の伝令を務める。美術において背中に翼を持った姿で描かれる場合が多い。 イーリスはギリシア語で虹を意味する。英語では虹彩も「」という。また、イーリスの聖花はアヤメ(アイリス)だが、この名もイーリスに由来する。.

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イーピクレース

イーピクレース(Ἰφικλῆς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピクレスとも表記される。 アムピトリュオーンとアルクメーネーの子で、ゼウスの子ヘーラクレースと異父兄弟。アルカトゥースの娘アウトメドゥーサとの間にイオラーオスを、また新たにクレオーンの娘を妻として2人の子をもうけた。しかしクレオーンの娘との間に生まれた子供は気が狂ったヘーラクレースに殺された。一説によるとイオペーという娘がいて、テーセウスの妻になった。 カリュドーンの猪狩りに参加したが、参加したのは子のイオラーオスのほうだともいわれる。.

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イタチ

イタチ(鼬、鼬鼠)とは、ネコ目(食肉目) イヌ亜目 クマ下目 イタチ科 イタチ属 Mustela に含まれる哺乳類の総称である。オコジョ、イイズナ、ミンク、ニホンイタチなどがイタチ属に分類される。ペットとして人気のあるフェレットもイタチ属である。 なお、「イタチ」の語は元来、日本に広く棲息するニホンイタチ Mustela itatsi を特に指す語であり、現在も、形態や生態のよく似た近縁のチョウセンイタチ M. を含みながら、この狭い意味で用いられることが多い。また、広義にはイタチ亜科(あるいはイタチ科)の動物全般を指すこともあるが(イタチ亜科の場合、テンやクズリなどの仲間も含まれる)、ここではイタチ属のイタチ類について記す。.

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ガランティス

ランティス、(Γαλαθίς, )、あるいはガリンティアース(Γαλινθιάς, )は、ギリシア神話の女性である。 テーバイの人プロイトスの娘で、ヘーラクレースの母アルクメーネーに仕えた忠実な侍女オウィディウス『変身物語』9巻。、あるいは友人で、アルクメーネーの出産を助けるために女神をだましたといわれるアントーニーヌス・リーベラーリス、29話。。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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クノッソス

ノッソス (Κνωσός、Knossos、Knossus、Cnossus、Gnossus)は、ギリシアのクレタ島にある青銅時代最大の遺跡。ミノア文明下で、儀式や政治の中心であったと考えられている。宮殿の一辺は160m以上あり、部屋は1200個以上、部分的には4階建ての建造物すらもあったとされる。後のミケーネ文明のものを遥かに凌ぐ規模を持つこの宮殿の最大の特徴は何よりも中央広場で、この広場とそれを囲むようにして重要な施設が配置されている宮殿の構造は、高度な官僚機構と強い王権の存在を示している。また、巨大な倉庫を備えていたのも重要な点で、ここから宮殿が支配領域内の物資を集積して再分配する機能を持っていたと考えられている。.

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クレタ島

レタ島(Κρήτη / Kriti; Crete)は、ギリシャ共和国南方の地中海に浮かぶ同国最大の島。古代ミノア文明が栄えた土地で、クノッソス宮殿をはじめとする多くの遺跡を持つ。また、温暖な気候や自然景観から地中海の代表的な観光地でもある。 クレタ島は島全体で、ギリシャ共和国の広域自治体であるペリフェリア(地方)を構成する。首府はイラクリオ(イラクリオン)。.

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ゼウス

ウス(ΖΕΥΣ, Ζεύς, )は、ギリシア神話の主神たる全知全能の存在。全宇宙や天候を支配し、人類と神々双方の秩序を守護する天空神であり、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王でもある。全宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器とし、多神教の中にあっても唯一神的な性格を帯びるほどに絶対的で強大な力を持つ。.

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