ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

ウィリアム・ティンダル

索引 ウィリアム・ティンダル

ウィリアム・ティンダル(William Tyndale, 1494年あるいは1495年 - 1536年10月6日)は、聖書をギリシャ語・ヘブライ語原典から初めて英語に翻訳した人物。宗教改革への弾圧によりヨーロッパを逃亡しながら聖書翻訳を続けるも、1536年逮捕され、現在のベルギーで焚刑に処された。その後出版された欽定訳聖書は、ティンダル訳聖書に大きく影響されており、それよりもむしろさらに優れた翻訳であると言われる。実際、新約聖書の欽定訳は、8割ほどがティンダル訳のままとされる。 すでにジョン・ウィクリフによって、最初の英語訳聖書が約100年前に出版されていたが、ティンダルはそれをさらに大きく押し進める形で、聖書の書簡の多くの書を英訳した。.

17 関係: 宗教改革ヘブライ語プロジェクト・グーテンベルクテクストゥス・レセプトゥスイングランド国教会ギリシア語ジョン・ウィクリフ田川建三聖書英語英語訳聖書欽定訳聖書文語訳聖書10月6日1494年1495年1536年

宗教改革

フスの殉教 宗教改革(しゅうきょうかいかく、Protestant Reformation)とは、16世紀(中世末期)のキリスト教世界における教会体制上の革新運動である。贖宥状に対するルターの批判がきっかけとなり、以前から指摘されていた教皇位の世俗化、聖職者の堕落などへの信徒の不満と結びついて、ローマ・カトリック教会からプロテスタントの分離へと発展した。 ルターによるルター教会、チューリッヒのツヴィングリやジュネーヴのカルヴァンなど各都市による改革派教会、ヘンリー8世によって始まったイギリス国教会などが成立した。また、当時はその他にアナバプテスト(今日メノナイトが現存)など急進派も力を持っていた。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと宗教改革 · 続きを見る »

ヘブライ語

ヘブライ語(ヘブライご、עברית, Ivrit, Lingua Hebraea)は、アフロ・アジア語族のセム語派に属する北西セム語の一つ。ヘブル語とも呼ばれる。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルとヘブライ語 · 続きを見る »

プロジェクト・グーテンベルク

プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg、略称PG)は、著者の死後一定期間が経過し、(アメリカ著作権法下で)著作権の切れた名作などの全文を電子化して、インターネット上で公開するという計画。1971年創始であり、最も歴史ある電子図書館。印刷の父、ヨハネス・グーテンベルクの名を冠し、人類に対する貢献を目指している。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルとプロジェクト・グーテンベルク · 続きを見る »

テクストゥス・レセプトゥス

テクストゥス・レセプトゥス(Textus Receptus:「受け入れられたテキスト」の意味)は、デジデリウス・エラスムスとオランダの人文学者たちによって校訂され、1516年に印刷されたギリシア語新約聖書本文のこと。共認定本とも呼ばれる。出版された最初のギリシア語新約聖書でもある。 後にウィリアム・ティンダルの英訳聖書、マルティン・ルターのドイツ語訳聖書(ルター聖書)など宗教改革期以降に作られた多くの翻訳聖書の底本として用いられ、正統的な新約ギリシア語本文としての権威を得た。が、近代になると、聖書学者たちはテクストゥス・レセプトゥスのもととなったギリシア語写本は東ローマ帝国からもたらされたビザンティン型に属するもの(小文字写本)で古くても12世紀以前にはさかのぼらないことを明らかにし、より古く、より良質な写本によって原文を確定しようとする本文批評学が確立した。その結果テクストゥス・レセプトゥスは今日では「(もはや)受け入れられないテキスト」となっている。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルとテクストゥス・レセプトゥス · 続きを見る »

イングランド国教会

イングランド国教会(イングランドこっきょうかい、Church of England)は、16世紀のイングランド王国で成立したキリスト教会の名称、かつ世界に広がる聖公会(アングリカン・コミュニオン)のうち最初に成立し、その母体となった教会。イギリス国教会(イギリスこっきょうかい)、英国国教会(えいこくこっきょうかい)、また「国教会」という訳語が不正確であるとしてイングランド教会(イングランドきょうかい)、英国聖公会とも呼ばれる。聖公会(アングリカン・チャーチ)という名称は、アングリカン・コミュニオン全体の日本語訳であると同時に、イングランド国外におけるイングランド国教会の姉妹教会の名称の日本語訳である。 もともとはカトリック教会の一部であったが、16世紀のイングランド王ヘンリー8世からエリザベス1世の時代にかけてローマ教皇庁から離れ、独立した教会となった。プロテスタントに分類されることもあるが、他プロテスタント諸派とは異なり、教義上の問題でなく、政治的問題(ヘンリー8世の離婚問題)が原因となって、カトリック教会から分裂したため、典礼的にはカトリック教会との共通点が多い。イングランド(イギリス)の統治者が教会の首長(、直訳は『信仰の擁護者』)であるということが最大の特徴である。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルとイングランド国教会 · 続きを見る »

ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルとギリシア語 · 続きを見る »

ジョン・ウィクリフ

ョン・ウィクリフ(John Wycliffe, 1320年頃 - 1384年12月31日)は、イングランドのヨークシャーに生まれた、宗教改革の先駆者とされる人物である。 オックスフォード大学の教授であり、聖職者であったウィクリフは、ローマ・カトリックの教義は聖書から離れている、ミサに於いてパンとワインがキリストの本物の肉と血に変じるという説(化体説)は誤りである等、当時イングランドにおいて絶対的権力を持っていたローマ・カトリックを真っ向から批判した。イングランド国王が英語の聖書を持たないのに、ボヘミア出身のアン王妃がチェコ語の聖書を所有していることに矛盾を感じていた彼は、晩年になってから、彼がかつて司祭をしていたラタワースに戻り、聖書を英語に翻訳した。信徒の霊的糧である聖書とそれに基礎を置く説教を重要視し、翻訳した聖書を持った牧者たちを地方に派遣した。ウィクリフの思想はボヘミアのヤン・フス、また100年後の宗教改革にも大きな影響を与えた。 ウィクリフが訳した聖書の序文には、エイブラハム・リンカーンが引用した有名な言葉 があると言われることがあるが、実際にはウィクリフ聖書の序文にこの言葉は確認できない。 審問を受けるウィクリフ ウィクリフの最後の日々の著書の業績は、彼の学識の絶頂とも言えるものである。ウィクリフの最後の著書「反キリスト」は未完となった。 1384年12月28日の幼児虐殺の日の礼拝に出ている時、脳卒中が再発し、年の終わりに死去した。その後、ヨーロッパでフス派が広まった。 ウィクリフは死後30年ほど後、1414年のコンスタンツ公会議で異端と宣告され、遺体は掘り起こされ、著書と共に焼かれることが宣言された。これは、12年後にローマ教皇マルティヌス5世の命により実行された。ウィクリフの墓は暴かれ、遺体は燃やされて川に投じられた。 1401年の反ウィクリフ派法は、ウィクリフの名誉を汚し、ウィクリフに共鳴する者を迫害することを定めた。1408年には、ウィクリフの著書および聖書を英訳して読むことは死に値する異端の罪であるとした。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルとジョン・ウィクリフ · 続きを見る »

田川建三

川 建三(たがわ けんぞう、1935年 - )は、日本の新約聖書学者、著述家。大阪女子大学名誉教授。宗教批判を通じて現代批判を試みた著作でも知られる。「神を信じないクリスチャン」を名乗る。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと田川建三 · 続きを見る »

聖書

聖書(せいしょ)とは、キリスト教、ユダヤ教の教典、正典であり、イスラム教でも教典とされている。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと聖書 · 続きを見る »

英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと英語 · 続きを見る »

英語訳聖書

英語訳聖書(えいごやくせいしょ)は、英語に翻訳された聖書。宗教改革期に現れた欽定訳聖書が長い間権威ある標準訳として用いられ、近代英語の形成と英文学に大きな影響を与えた。19世紀末から20世紀にかけては新たに多くの英語翻訳が現れ、聖書協会の組織力を背景にして他言語への翻訳にも影響を与えている。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと英語訳聖書 · 続きを見る »

欽定訳聖書

欽定訳聖書の初版表紙 欽定訳聖書(きんていやくせいしょ)は、国王の命令によって翻訳された聖書である。複数あるが、単に「欽定訳」と言った場合は、とくに「ジェイムズ王訳」(King James VersionあるいはAuthorized Version)として名高い、1611年刊行の英訳聖書を指す。 イングランド王ジェームズ1世がイングランド国教会の典礼で用いるための聖書の標準訳を求め、王の命令で翻訳されたためにこの名がある。欽定訳は19世紀末に至るまでイングランド国教会で用いられた唯一の公式英訳聖書である。また、日本における文語訳聖書のように、荘厳で格調高い文体から、口語訳の普及した現在も多くの愛読者を保ち続けている。 ヘブライ語およびギリシア語原典から訳したと序文にはあるが、実際にはウィリアム・ティンダルら先行する英語翻訳にかなりの部分で依拠していることが指摘されている。 なお、現在欽定訳聖書として市場に出回っているものの多くは、1769年に綴りなどが修正されたもので、オリジナルではない。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと欽定訳聖書 · 続きを見る »

文語訳聖書

文語訳聖書(ぶんごやくせいしょ)とは、文語体に訳された聖書である。 明治時代、キリスト教諸派の働きにより、さまざまな日本語訳聖書が文語体で編まれ、宣教に用いられた。口語文を唱導する言文一致運動が起こるなど、日本語の書きことばが大きく揺れ動いていた時代ではあったが、第二次世界大戦ののちまで、外国語の和訳には文語文を用いるのが常であった。 特に、次のようなものが知られている。;『舊新約聖書』:単に『文語訳聖書』『文語聖書』とも。日本聖書協会またその前身などが主に発行してきた訳およびその写し。本稿で詳述。;『我主イエズスキリストの新約聖書』(ラゲ訳):カトリック教会で事実上の標準訳として用いていた。;日本正教会訳聖書(ニコライ・中井訳):日本正教会によるもので、西方教会でいう『詩編』すなわち『聖詠經』など旧約聖書として用いるものや、『福音經』『使徒經』その他のいわゆる新約聖書すなわち『我主イイススハリストスの新約』がある。日本のキリスト教会で今日ただひとつ、公式に教派を挙げて奉神礼すなわち西方教会でいう礼拝に用いる訳である。 『我主イエズスキリストの新約聖書』と『我主イイススハリストスの新約』とは、述べる内容は等価といってよいが、言い回しは同一でなく、別の訳である。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと文語訳聖書 · 続きを見る »

10月6日

10月6日(じゅうがつむいか)はグレゴリオ暦で年始から279日目(閏年では280日目)にあたり、年末まであと86日ある。.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと10月6日 · 続きを見る »

1494年

記載なし。

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと1494年 · 続きを見る »

1495年

記載なし。

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと1495年 · 続きを見る »

1536年

ユリウス暦の.

新しい!!: ウィリアム・ティンダルと1536年 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

Tyndale

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »